JPH0772505B2 - 自動変速機の電子制御装置 - Google Patents

自動変速機の電子制御装置

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JPH0772505B2
JPH0772505B2 JP63001058A JP105888A JPH0772505B2 JP H0772505 B2 JPH0772505 B2 JP H0772505B2 JP 63001058 A JP63001058 A JP 63001058A JP 105888 A JP105888 A JP 105888A JP H0772505 B2 JPH0772505 B2 JP H0772505B2
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    • F16H2061/126Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures characterised by the parts or units where malfunctioning was assumed or detected the failing part is the controller
    • F16H2061/1268Electric parts of the controller, e.g. a defect solenoid, wiring or microprocessor

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機の電子制御装置、特に、変速アク
チュエータであるシフトソレノイドが異常な時のフェイ
ルセーフ技術に関する。
(従来の技術) 従来、自動変速機の電子制御装置としては、例えば「日
産サービス周報第578号31型系車の紹介」(昭和62年6
月,日産自動車(株)発行)の第C-42ページに記載され
ているようなものが知られている。
この従来装置は、シフトソレノイドのどちらか一方に異
常が発生すると、他方の正常のシフトソレノイドもOFF
とし、Dレンジ,2レンジでは3速に、1レンジでは2速
に固定させて走行可能とし、両方のシフトソレノイドに
異常が発生すると、機械的な油圧回路とし、同様に3速
や2速に固定するようにしている。
また、上記とは別の従来装置としては、特開昭62-19542
5号公報に記載されているような装置が知られている。
この後者の従来装置は、故障時に制御されるギヤ位置に
応じてエンジン出力を増大させる方向に補正する補正手
段を設けている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の従来装置にあっては、シフトソレ
ノイドが異常の時に、2速,3速の発進が存在する為、1
速発進の時より締結要素の負荷が増大し、これを保証す
るためにコストがかかるオーバスペックとしなければな
らないし、また、変速ショックのチューニングが難し
い。
より詳しく述べると、例えば、1速発進時と3速発進時
とで自動変速機のギヤ変速機構の入力トルクを比べる
と、ギヤ変速機構の出力トルクが同じであるとした場
合、ギヤ変速機構の変速比により入力トルクが決まり、
1速で変速比が4の場合、入力トルクは出力トルクの1/
4になるのに対し、3速で変速比が1の場合、入力トル
クは出力トルクと同じになる。よって、ギヤ変速機構の
締結要素を介して伝達されるトルクは1速発進時に比
べ、3速発進時の方がはるかに大きくなり、締結要素の
負荷が増大する。特に、車速が低く、エンジン負荷の大
きい、いわゆるストール発進時には、トルクコンバータ
によりエンジントルクを2〜3倍に増大したストールト
ルクがギヤ変速機構への入力トルクとして作用するので
締結要素の負荷が増大が著しくなる。
これを保証する、即ち、3速発進での締結要素の負荷レ
ベルを考慮して締結要素に滑りが生じないように締結圧
を高くしておく締結油圧制御を行なった場合、高いライ
ン圧を作り出す油圧制御装置にする必要があり高コスト
の装置となるし、変速制御系が正常の時には締結要素の
負荷に対して締結圧のレベルが高過ぎることで、変速シ
ョックがでない油圧制御やタイミング制御を行なうよう
にチューニングすることが困難となる。
また、後者の従来装置にあっては、シフトソレノイド等
の故障時にはエンジン出力を増大するようにしている
為、発進時には各締結要素に対し過大なトルクが作用
し、締結要素に滑りが生じてしまう恐れがある。
即ち、この従来装置は、例えば、3速発進時には1速発
進時に比べて上記のように入力トルクを高くしなければ
ならず、1速発進時と同様のアクセル踏み込み量にて3
速発進を行なうには、エンジン出力を上げる必要がある
という点に着目したものであり、この装置では、発進性
能は確保されるものの、エンジン出力の増大により締結
要素の負荷がさらに大きくなり、締結要素が滑り、摩擦
熱により耐久性が低下してしまうという問題点を有す
る。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、第1の
目的とするところは、シフトソレノイドの異常判断時に
1速以外の中・高速ギヤ位置に固定する自動変速機の電
子制御装置において、締結要素の負荷増大や変速ショッ
クを保証する必要のないコスト安の装置としながら、シ
フトソレノイドの異常による1速以外のギヤ位置固定発
進時に締結要素が締結容量不足になることを解消し、締
結要素の耐久性に悪影響を及ぼす締結要素の滑りを未然
に防止することにある。
第2の目的とするところは、トルクコンバータのストー
ル状態を含む発進時を検出しながら第1の目的を達成す
ることにある。
第3の目的とするところは、エンジン出力トルクの低下
の必要性を検出しながら第1または第2の目的を達成す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記第1の目的を達成するために、請求項1記載の自動
変速機の電子制御装置では、第1図のクレーム概念図に
示すように、エンジンaに連結されるトルクコンバータ
bと油圧式の締結要素により作動されるギヤ変速機構c
を有する自動変速機dと、エンジン負荷を検出するエン
ジン負荷検出手段eと、車速を検出する車速検出手段f
と、上記両検出手段e,fによるエンジン負荷及び車速の
検出値に基づいて予め定められた変速点に従ってシフト
ソレノイドgに対する作動指令により変速を行なう電子
変速制御手段hとを備えた自動変速機の電子制御装置に
おいて、前記電子変速制御手段hは、前記シフトソレノ
イドgの異常を検出するシフトソレノイド異常検出部i
と、シフトソレノイドgが異常と判断された時、1速以
外の中・高速ギヤ位置に固定するソレノイド異常時制御
部jと、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定での
発進時、エンジン出力低下指令を出すエンジン出力トル
ク制御部kと、を持つ手段であることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するために、請求項2記載の自動
変速機の電子制御装置では、前記エンジン出力トルク制
御部kは、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定状
態で車速が所定値以下の時に発進時であると検出する制
御部である請求項1記載の自動変速機の電子制御装置と
した。
上記第3の目的を達成するために、請求項3記載の自動
変速機の電子制御装置では、前記エンジン出力トルク制
御部kは、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定で
の発進時、エンジン負荷が所定値以上の時にエンジン出
力低下指令を出す制御部である請求項1または請求項2
記載の自動変速機の電子制御装置とした。
上記第3の目的を達成するために、請求項4記載の自動
変速機の電子制御装置では、前記エンジン出力トルク制
御部kは、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定で
の発進時、エンジン回転数が所定値以上の時にエンジン
出力低下指令を出す制御部である請求項1または請求項
2記載の自動変速機の電子制御装置とした。
上記第3の目的を達成するために、請求項5記載の自動
変速機の電子制御装置では、前記エンジン出力トルク制
御部kは、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定で
の発進時、エンジン負荷が所定値以上で、且つ、エンジ
ン回転数が所定値以上の時にエンジン出力低下指令を出
す制御部である請求項1または請求項2記載の自動変速
機の電子制御装置とした。
(作用) 請求項1記載の発明の作用を説明する。
シフトソレノイドgが正常である走行時には、電子変速
制御手段hにおいて、エンジン負荷検出手段e及び車速
検出手段fによるエンジン負荷及び車速の検出値に基づ
いて予め定められた変速点に従ってシフトソレノイドg
に対する作動指令による変速が行なわれる。
シフトソレノイドgが異常となった時には、シフトソレ
ノイド異常検出部iにおいて、シフトソレノイドgの異
常が検出され、ソレノイド異常時制御部jにおいて、シ
フトソレノイドgが異常と判断された時、1速以外の中
・高速ギヤ位置に固定される。
そして、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定での
発進時、エンジン出力トルク制御部kにおいて、エンジ
ン出力低下指令が出力される。
このように、シフトソレノイド異常時のフェイルセーフ
対策をエンジン出力制御により行なうようにしたため、
締結油圧制御により行なう場合に比べて、締結要素の負
荷増大や変速ショックを保証する必要のないコスト安の
装置とすることができる。
また、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定での発
進時には、エンジン出力が低下しているため、シフトソ
レノイドの異常による1速以外のギヤ位置固定発進時、
ギヤ変速機構cへの入力トルクが小さく抑えられ、締結
要素が締結容量不足になることが解消され、締結要素の
耐久性に悪影響を及ぼす締結要素の滑りが未然に防止さ
れる。
請求項2記載の発明の作用を説明する。
請求項2記載の発明では、エンジン出力トルク制御部k
において、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定状
態で車速が所定値以下の時に発進時であると検出され
る。
従って、検出される発進状態には車速がゼロである停車
状態も含まれることになり、トルクコンバータのストー
ル状態(ポンプは回転しタービンが停止している速度比
ゼロの状態で、タービンとポンプのトルク比は最大とな
る)によるストール発進時を含む発進時を検出すること
ができる。
請求項3,4,5記載の発明の作用を説明する。
請求項3記載の発明では、エンジン出力トルク制御部k
において、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定で
の発進時、エンジン負荷が所定値以上の時にエンジン出
力低下指令が出力される。
請求項4記載の発明では、エンジン出力トルク制御部k
において、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定で
の発進時、エンジン回転数が所定値以上の時にエンジン
出力低下指令が出力される。
請求項5記載の発明では、エンジン出力トルク制御部k
において、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定で
の発進時、エンジン負荷が所定値以上で、且つ、エンジ
ン回転数が所定値以上の時にエンジン出力低下指令が出
力される。
このように、エンジン負荷とエンジン回転数の少なくと
も一方が所定値以上の時にエンジン出力低下指令が出力
されるもので、これは、エンジン負荷が小さい時にはも
ともとエンジン出力が小さく、また、エンジン回転数が
低い時には一般にエンジン出力が小さく、このような場
合にはエンジン出力を低下させる必要がないためであ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
第2図は実施例の自動変速機の電子制御装置の全体構成
を示す図で、1は自動変速機、2はエンジン、3は自動
変速機1の変速制御を主に行なうA/Tコントロールユニ
ットである。
前記自動変速機1は、トルクコンバータと油圧式の締結
要素により作動されるギヤ変速機構と締結要素への油圧
をコントロールする油圧コントローラ等で構成され、こ
の油圧コントローラに組み込まれたシフトソレノイドA,
シフトソレノイドBがA/Tコントロールユニット3によ
り作動制御され、ギヤ位置の切替で自動的に変速が行な
われる。
前記A/Tコントロールユニット3には、入力情報をもた
らす手段である、レンジ位置を検出するインヒビタース
イッチ4、スロットル開度THを検出するスロットル開度
センサ5、車速Vを検出する車速センサ6、エンジン回
転数NEを検出するエンジン回転数センサ7等から変速制
御に必要な信号が入力される。
そして、このA/Tコントロールユニット3には、前記シ
フトソレノイドA,シフトソレノイドBが異常か正常かを
判断するソレノイド異常判断部31と、シフトソレノイド
A,シフトソレノイドBが異常である時に所定のギヤ位置
に固定するソレノイド異常時制御部32と、シフトソレノ
イドA,シフトソレノイドBが異常時であって所定の条件
を満足した時にエンジン出力を低下させるエンジン出力
低下制御部33を有している。
一方、前記エンジン2には、フューエルインジェクター
10による燃料噴射制御装置11が設けられていて、フュー
エルインジェクター10には、吸入空気量信号、スロット
ルバルブ位置信号、車速信号、O2センサ信号、クランク
角度信号等が入力されるECCSコントロールユニット12か
らの燃料噴射量制御信号により運転状態や車両状態に応
じて燃料噴射量が制御される。
尚、このECCSコントロールユニット12には、前記エンジ
ン出力低下制御部33からの信号も入力信号の1つとされ
る。
次に、作用を説明する。
まず、A/Tコントロールユニット3でのソレノイド異常
時を中心とした制御処理作動の流れを第3図のフローチ
ャート図により説明する。
(イ)ソレノイド異常判断処理 ステップ100では、A/Tコントロールユニット3からシフ
トソレノイドA,シフトソレノイドBへの指令信号と、シ
フトソレノイドA,シフトソレノイドBの通電状態とが読
み込まれる。
ステップ101では、ステップ100で読み込まれた指令信号
と通電状態との比較により、シフトソレノイドA,シフト
ソレノイドBが正常か異常かが判断される。
この判断は、第5図に示すように、正常時の1速時には
シフトソレノイドA及びシフトソレノイドBは通電状態
で、正常時の2速時にはシフトソレノイドAが非通電状
態でシフトソレノイドBが通電状態というように、各ギ
ヤ位置での通電,非通電状態の一致で正常と判断し、不
一致で異常と判断する手法で行なわれる。
そして、ステップ101でシフトソレノイドA,シフトソレ
ノイドBが正常と判断されたら、ステップ102へ進み、
第4図に示すような所定の変速点特性に基づいて、通常
の自動変速制御が行なわれる。
(ロ)ソレノイド異常時制御処理 ステップ101でシフトソレノイドA,シフトソレノイドB
の一方もしくは両方が異常と判断された場合には、ステ
ップ103へ進み、その時のレンジ位置が読み込まれる。
そして、ステップ104では、Dレンジ,2レンジまたは1
レンジかの判断がなされ、1レンジの場合にはステップ
105へ進みシフトソレノイドA,シフトソレノイドBの両
方をOFFにして2速に固定する(第5図)。また、Dレ
ンジ,2レンジの時には、ステップ106へ進みシフトソレ
ノイドA,シフトソレノイドBの両方をOFFにして3速に
固定する(第5図)。
(ハ)エンジン出力低下制御処理 この実施例では、前記ステップ106により発進時に締結
要素への負荷増大が大きい3速に固定された場合にの
み、即ち、Dレンジ,2レンジでのソレノイド異常時にの
みエンジン出力低下制御を行なう。
ステップ107では、スロットル開度TH,車速V,エンジン回
転数NEが読み込まれる。
ステップ108では、スロットル開度THが設定スロットル
開度THOより大きいかどうかが判断される。
これは、スロットル開度THが小さい領域ではもともとエ
ンジン出力が小さく、エンジン出力を低下させる必要が
ないためである。尚、設定スロットル開度THOは、予め
設定した一定値でも、Dレンジと2レンジとで異なる値
としても良い。
ステップ109では、車速Vが設定車速VOより小さいかど
うかが判断される。
ここで、設定車速V0はごく小さく設定し、これによりス
テップ109では発進状態なのか走行状態を判断するよう
にしている。このように、V≦VOにより発進状態を判断
した場合、車速VがV=0の停車状態も含むことにな
り、トルクコンバータのストール状態においても上記制
御が行なわれるようにするためである。尚、設定車速VO
は、予め設定した一定値でも、Dレンジと2レンジとで
異なる値としても良い。
ステップ110では、エンジン回転数NEが設定エンジン回
転数NEO以上かどうかが判断される。これは、エンジン
回転数NEが低い時には、一般にエンジン出力が小さくエ
ンジン出力低下を要しないことによる。尚、設定エンジ
ン回転数NEOは、予め設定した一定値でも、Dレンジと
2レンジとで異なる値としても良い。
前記ステップ108〜ステップ110のエンジン出力低下条件
を全て満足すると、ステップ111へ進み、エンジン出力
低下制御部33からECCSコントロールユニット12に対しエ
ンンジン出力トルク低下指令が出力される。
以上に述べたような制御作動が行なわれることで、Dレ
ンジや2レンジで、スロットル開度,車速,エンジン回
転数の条件を満足する発進時において、シフトソレノイ
ドA,シフトソレノイドBの少なくとも一方が異常の時に
は、3速位置にギヤ位置が固定されると共に、エンジン
出力を低下させる制御が行なわれることになる。
従って、シフトソレノイド異常時に、締結要素の負荷増
大や変速ショックを保証することのないコスト安の装置
でありながら、発進時に各締結要素への過大トルク作用
が抑制され、締結要素の破損を防止することが出来る。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本
発明に含まれる。
例えば、実施例では、エンジン出力低下条件として、ス
ロットル開度,車速,エンジン回転数の3条件による例
を示したが、各1つの条件や2つを組合わせた条件によ
りエンジン出力を低下させるようにしても良い。
また、エンジン出力低下制御を、燃料噴射制御により行
なう例を示したが、点火時期制御等他の制御により行な
っても良い。
(発明の効果) 請求項1記載の本発明にあっては、シフトソレノイドの
異常判断時に1速以外の中・高速ギヤ位置に固定する自
動変速機の電子制御装置において、電子変速制御手段
は、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定での発進
時、エンジン出力低下指令を出すエンジン出力トルク制
御部を持つ手段としたため、締結要素の負荷増大や変速
ショックを保証する必要のないコスト安の装置としなが
ら、シフトソレノイドの異常による1速以外のギヤ位置
固定発進時に締結要素が締結容量不足になることを解消
し、締結要素の耐久性に悪影響を及ぼす締結要素の滑り
を未然に防止することができるという効果が得られる。
請求項2記載の本発明にあっては、請求項1記載の自動
変速機の電子制御装置において、エンジン出力トルク制
御部は、シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定状態
で車速が所定値以下の時に発進時であると検出する制御
部としたため、トルクコンバータのストール状態を含む
発進時を検出しながら請求項1記載の発明の効果を達成
することができる。
請求項3記載の本発明にあっては、請求項1または請求
項2記載の自動変速機の電子制御装置において、エンジ
ン出力トルク制御部は、シフトソレノイド異常によるギ
ヤ位置固定での発進時、エンジン負荷が所定値以上の時
にエンジン出力低下指令を出す制御部としたため、エン
ジン出力トルクの低下の必要性を検出しながら請求項1
または請求項2記載の発明の効果を達成することができ
る。
請求項4記載の本発明にあっては、請求項1または請求
項2記載の自動変速機の電子制御装置において、エンジ
ン出力トルク制御部は、シフトソレノイド異常によるギ
ヤ位置固定での発進時、エンジン回転数が所定値以上の
時にエンジン出力低下指令を出す制御部としたため、エ
ンジン出力トルクの低下の必要性を検出しながら請求項
1または請求項2記載の発明の効果を達成することがで
きる。
請求項5記載の本発明にあっては、請求項1または請求
項2記載の自動変速機の電子制御装置において、エンジ
ン出力トルク制御部は、シフトソレノイド異常によるギ
ヤ位置固定での発進時、エンジン負荷が所定値以上で、
且つ、エンジン回転数が所定値以上の時にエンジン出力
低下指令を出す制御部としたため、エンジン出力トルク
の低下の必要性を検出しながら請求項1または請求項2
記載の発明の効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動変速機の電子制御装置を示すクレ
ーム概念図、第2図は実施例の自動変速機の電子制御装
置を示す全体図、第3図は実施例の自動変速機の電子制
御装置の自動変速コントロールユニットでの変速制御処
理作動の流れを示すフローチャート図、第4図は自動変
速機の電子制御装置での通常の変速制御での変速点特性
図、第5図は自動変速機の電子制御装置でのソレノイド
の正常時と異常時における通電状態作動図である。 a……エンジン b……トルクコンバータ c……ギヤ変速機構 d……自動変速機 e……エンジン負荷検出手段 f……車速検出手段 g……シフトソレノイド h……電子変速制御手段 i……シフトソレノイド異常検出部 j……ソレノイド異常時制御部 k……エンジン出力トルク制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに連結されるトルクコンバータと
    油圧式の締結要素により作動されるギヤ変速機構を有す
    る自動変速機と、エンジン負荷を検出するエンジン負荷
    検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、上記両検
    出手段によるエンジン負荷及び車速の検出値に基づいて
    予め定められた変速点に従ってシフトソレノイドに対す
    る作動指令により変速を行なう電子変速制御手段とを備
    えた自動変速機の電子制御装置において、 前記電子変速制御手段は、 前記シフトソレノイドの異常を検出するシフトソレノイ
    ド異常検出部と、 シフトソレノイドが異常と判断された時、1速以外の中
    ・高速ギヤ位置に固定するソレノイド異常時制御部と、 シフトソレノイド異常によるギヤ位置固定での発進時、
    エンジン出力低下指令を出すエンジン出力トルク制御部
    と、 を持つ手段であることを特徴とする自動変速機の電子制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記エンジン出力トルク制御部は、シフト
    ソレノイド異常によるギヤ位置固定状態で車速が所定値
    以下の時に発進時であると検出する制御部である請求項
    1記載の自動変速機の電子制御装置。
  3. 【請求項3】前記エンジン出力トルク制御部は、シフト
    ソレノイド異常によるギヤ位置固定での発進時、エンジ
    ン負荷が所定値以上の時にエンジン出力低下指令を出す
    制御部である請求項1または請求項2記載の自動変速機
    の電子制御装置。
  4. 【請求項4】前記エンジン出力トルク制御部は、シフト
    ソレノイド異常によるギヤ位置固定での発進時、エンジ
    ン回転数が所定値以上の時にエンジン出力低下指令を出
    す制御部である請求項1または請求項2記載の自動変速
    機の電子制御装置。
  5. 【請求項5】前記エンジン出力トルク制御部は、シフト
    ソレノイド異常によるギヤ位置固定での発進時、エンジ
    ン負荷が所定値以上で、且つ、エンジン回転数が所定値
    以上の時にエンジン出力低下指令を出す制御部である請
    求項1または請求項2記載の自動変速機の電子制御装
    置。
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