JPH0772504B2 - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH0772504B2
JPH0772504B2 JP61182255A JP18225586A JPH0772504B2 JP H0772504 B2 JPH0772504 B2 JP H0772504B2 JP 61182255 A JP61182255 A JP 61182255A JP 18225586 A JP18225586 A JP 18225586A JP H0772504 B2 JPH0772504 B2 JP H0772504B2
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JP
Japan
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engine
passage
auxiliary air
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branch intake
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JP61182255A
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浩 木ノ下
義昭 中野
郁夫 岡本
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は過給機付エンジンの制御装置に関する。
(従来の技術) エンジンの減速運転時、特に急減速時においては、スロ
ットルバルブが急に閉じられることにより、このスロッ
トルバルブ下流の吸気通路が高負圧になり、この吸気通
路壁面に付着していた燃料が燃焼室に吸引されて一時的
に過濃混合気が生成される。この過濃混合気は排気系に
おいて所謂アフターバーンと呼ばれる爆発燃焼を生じた
り、HC等の有害成分が多量に発生する不具合を招く。
これに対し、エンジンの吸気通路にスロットルバルブを
バイパスする補助エア導入通路を設け、減速運転初期に
スロットルバルブ下流に補助エアを導入し、上記過濃混
合気の生成を防止する技術は一般に知られている(例え
ば、特開昭59-229042号公報参照)。
また、過給機(ターボチャージャ)を備えたエンジンに
おいては、減速運転時にスロットルバルブが閉じられる
と、それまでの慣性力でコンプレッサが高回転を少時継
続することにより、過給機下流の過給圧が急に高くな
り、コンプレッサがサージングを起こす問題がある。こ
れに対し、スロットルバルブ下流の負圧を作動源とし、
減速運転時にこの負圧が大きくなることを利用して過給
機下流の過給圧をリリーフするバルブを作動せしめ、過
給圧の急上昇を防止する技術も一般に知られている。
ところで、上述のような減速運転時において、エンジン
の各気筒に連なる分岐吸気通路のうちの一部の分岐吸気
通路に対する燃料の供給を停止し、所謂減筒運転を行な
うことにより、燃費の向上を図る気筒数制御の技術も一
般に知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 過給機付エンジンにおいて、上述の補助エア導入の技術
と、過給圧をリリーフする技術の併用を考えた場合、こ
の過給圧のリリーフはスロットルバルブ下流の負圧を作
動源として行なうから、減速運転時に補助エアを導入す
ると、スロットルバルブ下流の負圧が弱められ、この負
圧を作動源とする過給圧のリリーフが遅れる結果を招
く。つまり、減速運転初期にスロットルバルブが閉じら
れ過給圧が上昇しているにもかかわらず、その過給圧の
リリーフが遅れ、コンプレッサのサージングが防止され
ない不具合がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記過給圧のリリーフ遅れに起因するサージ
ングの問題を気筒数制御技術の利用により解決するよう
にした過給機付エンジンの制御装置を提供するものであ
る。
すなわち、本発明においては、減速運転時に各気筒に連
なる分岐吸気通路のうちの一部の分岐吸気通路に対する
燃料の供給を停止するようにした過給機付エンジンにお
いて、減速運転時の補助エア導入通路を上記燃料の供給
が停止されない分岐吸気通路に開口し、過給圧をリリー
フせしめるバルブ作動用の負圧通路を上記燃料の供給が
停止される分岐吸気通路に開口せしめていることを特徴
とする。
(作用) 上記過給機付エンジンの制御装置の場合、補助エアが導
入される分岐吸気通路と、過給圧をリリーフするバルブ
の作動用負圧を取出す分岐吸気通路とが別になっている
から、減速運転時において上記作動用負圧は補助エア導
入による影響を実質的に受けることがない。従って、過
給圧のリリーフ遅れはなく、過給圧の過度の上昇が確実
に抑えられる。また、燃料の供給が停止されない分岐吸
気通路に対する補助エアの導入により過濃混合気の生成
が確実に防止される。
(発明の効果) 従って、本発明によれば、エンジンの減速運転時におい
て、補助エアの導入を行なっても過給圧をリリーフする
バルブの作動遅れを招くことはなく、過濃混合気の生成
防止と、過給圧の上昇防止、つまりはコンプレッサのサ
ージング防止との双方を同時に図ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、1,2はエンジンの気筒であり、各気筒
1,2に吸気マニホールド3のスロットルバルブ4の下流
で分岐した第1と第2分岐吸気通路3a,3bが接続されて
いる。5は過給機(ターボチャージャ)であり、タービ
ン5aが排気マニホールド6に、コンプレッサ5bが吸気マ
ニホールド3に配設されている。
上記各分岐吸気通路3a,3bにはそれぞれ燃料噴射弁7,8が
臨み、制御手段(図示省略)からの信号により、エンジ
ンの減速運転時において、左側の第2分岐吸気通路3bに
対する燃料の供給が停止され、その後の運転状態によっ
ては、例えばスロットル開度が小であるにかかわらずエ
ンジン回転数が高い場合は両分岐吸気通路3a,3bに対す
る燃料供給の停止をできるようになっている。つまり、
この実施例では、左側の気筒2が減速運転時の休止気筒
であり、右側の気筒1が原則として燃料(混合気)の供
給が継続される運転気筒である。
しかして、上記減速運転時に燃料の供給が停止されない
第1分岐吸気通路3aには、吸気マニホールド3の上流側
からスロットルバルブ4をバイパスして延設した補助エ
ア導入通路10が開口している。この場合、補助エア導入
通路10には減速検出手段(スロットルバルブ下流の負圧
による)11から検出信号を受けてこの補助エア導入通路
10を開とする補助エア用バルブ12が介設されている。
一方、上記吸気マニホールド3には過給機5をバイパス
してその上流側と下流側(スロットルバルブ4の上流
側)とを結ぶリリーフ通路13が設けられ、このリリーフ
通路13にリリーフ用バルブ装置14が介設されている。こ
のリリーフ用バルブ装置14は、ダイヤフラム15に支持さ
れてスプリング16によりリリーフ通路13を閉じる方向に
付勢されたバルブ本体17を備える。そして、このダイヤ
フラム15にて仕切られたバルブ本体17背部の負圧室18か
ら延設した負圧通路19が上記減速運転時に燃料の供給が
停止される第2分岐吸気通路3bに開口している。
なお、第1図において、20はエアフローメータであり、
燃料噴射量の制御等に利用される。
上記過給機付エンジンにいおいては、スロットルバルブ
4が閉じ減速運転状態になると、第2分岐吸気通路3bに
対する燃料の供給が停止されるとともに、補助エア用バ
ルブ12が減速検出手段11の出力を受けて補助エア導入通
路10を開き、第1分岐吸気通路3aに補助エアが導入され
る。これにより、この第1分岐吸気通路3aの壁面に付着
していた燃料が気筒1の燃焼室に吸引されることがあっ
ても、補助エアの導入があるため、過濃混合気の生成は
防止される。
一方、上記スロットルバルブ4の閉動により、過給機5
の下流において過給圧が上昇傾向となるが、この過給圧
リリーフ用のバルブ装置14の作動用負圧通路19は補助エ
アが導入されない第2分岐吸気通路3bに開口しているた
め、この補助エアの影響を実質的に受けない吸気負圧に
よってバルブ本体17が開動し、上記過給圧が過給機5の
上流側にリリーフされる。すなわち、第2図に減速運転
時における第2分岐吸気通路3bの圧力−時間特性を実線
で、第1分岐吸気通路3aの同特性を破線でそれぞれ概略
的に示す如く、補助エアの導入がない第2分岐吸気通路
3bでは時間の経過とともに圧力が漸次小さくなってリリ
ーフ用バルブ装置14の作動圧力まで降下していくもの
の、第1分岐吸気通路3aでは補助エアの導入により第2
分岐吸気通路3bの場合よりも遅れて上記作動圧力まで降
圧していく。
従って、リリーフ用のバルブ装置14の作動用負圧を補助
エアが導入される第1分岐吸気通路3aから取出した場合
は、上記降圧の遅れTに相当する時間だけ過給圧のリリ
ーフが遅れ、コンプレッサ5bのサージングを招くが、上
記実施例の場合、かかる遅れを招くことなく確実に上記
サージングを防止することができる。
なお、上記実施例では2気筒のみを示しているが、多気
筒エンジン一般において本発明が適用できることはもち
ろんである。
また、過給機としては、上記実施例のターボチャージャ
に限らず、圧力波過給機やエンジンのクランク軸で駆動
する機械式過給機でもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は過給機付エンジ
ンの全体構成図、第2図はエンジンの減速運転時におけ
る吸気負圧の経時特性図である。 1,2……気筒、3……吸気マニホールド、3a……第1分
岐吸気通路、3b……第2分岐吸気通路、4……スロット
ルバルブ、5……過給機、7,8……燃料噴射弁、10……
補助エア導入通路、13……リリーフ通路、14……リリー
フ用バルブ装置、18……負圧室、19……作動用負圧通
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの減速運転時に各気筒に連なる分
    岐吸気通路のうちの一部の分岐吸気通路に対する燃料の
    供給を停止するようにした過給機付エンジンにおいて、
    減速運転時にスロットルバルブ下流に補助エアを導入す
    る補助エア導入通路と、スロットルバルブ下流の負圧を
    作動源として減速運転時に過給機下流の過給圧をリリー
    フするバルブの作動用負圧通路とを備え、上記燃料の供
    給が停止されない分岐吸気通路に補助エア導入通路が開
    口し、燃料の供給が停止される分岐吸気通路に作動用負
    圧通路が開口していることを特徴とする過給機付エンジ
    ンの制御装置。
JP61182255A 1986-08-01 1986-08-01 過給機付エンジンの制御装置 Expired - Lifetime JPH0772504B2 (ja)

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JP61182255A JPH0772504B2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01 過給機付エンジンの制御装置

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JPS6338622A JPS6338622A (ja) 1988-02-19
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JP2006207382A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Hino Motors Ltd ターボチャージャのサージング防止装置
JP2006233788A (ja) 2005-02-23 2006-09-07 Hino Motors Ltd ターボチャージャ付きエンジンのバルブ駆動制御方法
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