JPH07724Y2 - 物体の取付具 - Google Patents

物体の取付具

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JPH07724Y2
JPH07724Y2 JP1988146444U JP14644488U JPH07724Y2 JP H07724 Y2 JPH07724 Y2 JP H07724Y2 JP 1988146444 U JP1988146444 U JP 1988146444U JP 14644488 U JP14644488 U JP 14644488U JP H07724 Y2 JPH07724 Y2 JP H07724Y2
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JP
Japan
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locking
engaging
armrest
door panel
locking member
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JP1988146444U
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JPH0267108U (ja
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舜朗 藤井
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Inoac Corp
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Inoac Corp
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は物体の取付具に関し、特には二物体の所定部
位に固着されて両物体を互いに係着するクリップ様の一
対の係止部材と係着部材とからなる取付具に関する。
(従来の技術) 例えば、従来自動車のアームレストをドアパネルへ取付
けるに際しては、添付の図面の第9図に図示したよう
に、アームレスト本体50の表側からその芯板52を経て取
付孔51を穿設した該孔に取付ビス55を挿入してドアパネ
ル60に設けられたナット部材61と螺着してこれを一体に
緊締固定する構造が一般的であった。
しかしながら、この従来構造にあっては、図のようにア
ームレスト本体に取付用の孔51を貫設して取付ビス55を
螺着しなければならないので、作業的に煩雑であるばか
りでなく、取付作業後には該孔51をめくら蓋59によって
閉鎖する必要があり、多工程であり、また何よりも外観
性が悪く、使用中に蓋が外れたりする等の問題があっ
た。
(考案が解決しようとする課題) そこで、この考案はこのような外側からの取付をなすこ
となく、両物体の合着のみによって取付が可能となる取
付具の構造を提案するものであって、特に、この考案は
取付物体の一方を回動状態、すなわち円弧状軌跡にて取
付けることができる取付具を提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案は、一の物体への固定部を備え、脚
部の先端に係止頭部を有する係止部材と、他の物体への
固定部を備え、内部が前記係止部材の係止頭部と嵌合す
る嵌合空間となった係着部に、前記係止部材を円弧状軌
跡にて差し込むことができるように、前記嵌合空間の内
壁面に対して斜め方向に開口する挿入切欠を形成した係
着部材とからなることを特徴とする物体の取付具に係
る。
(実施例) 以下添付の図件に従って、この考案の実施例を説明する
と、第1図はこの考案の一実施例を示す取付具を構成す
る一対の係止部材と係着部材の斜視図、第2図は係止部
材をドアパネルに、係着部材をアームレストにそれぞれ
固着して両者を合着し取付けた例を示す断面図、第3図
は取付前におけるアームレストとドアパネルの斜視図、
第4図はアームレストの一側を軸にして他側を回動して
係着部材をドアパネルの係止部材に係着する状態を示す
ドアパネル側からみた正面図、第5図ないし第8図は係
止部材が係着部材の挿入切欠より入り込みその係着部に
係着する状態を図の順に示した断面である。
第1図に図示したように、この考案はプラスチック成形
品からなるクリップ様の一対の係止部材10と係着部材20
とからなるものである。両部材は溶着あるいは接着もし
くは嵌着等の固定手段によってそれぞれの物体、例えば
この実施例では自動車のドアパネルPとアームレストR
の所定部位に固着されて使用されるものである。
まず係止部材10について説明すると、係止部材10は、一
の物体(ここでは後述するドアパネルP)への固定部で
ある固定座板15および差込脚16を備え、脚部12の先端に
係止頭部11が形成されている。係止部材10の脚部12は取
付時における可撓性を考慮して内側にO字状の空間13を
有している。
係着部材20は、これに対して、前記係止部材10と互いに
係着する部材であって、他の物体(ここでは後述するア
ームレストA)への固定部である固定座板30を備えてお
り、内側が前記係止部材10の係止頭部11と係合する嵌合
空間21となった係着部22を有する。そして、この係着部
22には、前記係止部材10を円弧状軌跡にて差し込むこと
ができるように、前記嵌合空間22の内壁面21aに対して
斜め方向に開口する挿入切欠25が形成されてなるもので
ある。
第1図の符号28は抜け止め用の段部、28aはその乗越テ
ーパ面、29は周壁部を表わす。
第2図は前記係止部材10をドアパネルPに、前記係着部
材20をアームレストAにそれぞれ固着して両者を合着し
取り付けた例を示す断面図である。係止部材10はその差
込脚16を孔P1に嵌着することによってドアパネルPに固
着され、他方の係着部材20はその固定座板30を介してア
ームレストAの取付空所A1内底面に溶着固定されてい
る。そして、係止部材10の脚部12先端の係止頭部11が係
着部材20の嵌合空間21を有する係着部22に嵌着すること
によって、アームレストAとドアパネルPは一体に合着
されている。
第3図は第2図に示した取付状態の前におけるアームレ
ストAとドアパネルPの斜視図である。この例において
は、アームレストAの取付面には2つの取付凹部所A1,A
2が設けられていて、その一方の空所A1にこの考案の係
着部材20が固着され、他の空所A2には前記係着部材20に
先んじてドアパネルPの係合切欠45に係着される係止用
突起40が突設される。係止用突起40に関して符号41は脚
部、42は先端膨出部であり、また係合切欠45に関する符
号46は大窓部、47は小窓部である。
係止用突起40は、第4図に図示したように、係合切欠45
の大窓部46より挿入されこれが破線矢印aのように小窓
部47に移動されることによって、ドアパネルPに取付け
られる。
次いで、一方の側が取付けられたアームレストAは、鎖
線矢印bのように、前記係止用突起40(の脚部41)を軸
にして回動される。
この回動の際におけるアームレストAの他端に取付けた
係着部20とドアパネルPの係止部材10との係着の様子が
第5図ないし第8図に図番の順に図示される。
すなわち、アームレストAの係着部材20は、前記したよ
うに、係着部22の嵌合空間21の内壁面21aに対して角度
をもった斜めの挿入切欠25を有するものであるから、回
動取付時には、第5図および第6図のように円弧状軌跡
をもって、ドアパネルP側の係止部材10の係止頭部11が
該嵌入開口部25より嵌合空間21内に入り込んでくる。こ
のとき、実施例では第6図のように、係止部材10の脚部
12が斜めの挿入切欠25に対して略平行に位置し、スムー
ズに嵌入がなされる。
そして、さらにアームレストを回動すると、第7図のよ
うに、係止部材10の脚部12は係着部材20の係着部22の辺
縁に規制され案内されて所定の姿勢で係着部22に係着す
る。
脚部12が係着部22の辺縁に規制され案内されることによ
り、係止部材10の係止頭部11は、第8図のように、係着
部材20の嵌合空間21に所定の姿勢で収容され両者は互い
に係着して固定される。
なお、この実施例では、係止頭部11は嵌合空間21の底面
に形成された抜け止め段部28のテーパ面28aを乗り越え
た後、該段部28によって戻り方向の移動が規制される。
(効果) 以上図示し、説明したように、この考案による取付具に
よれば、係止部材および係着部材を取付けようとする物
体の所定取付部位に固着し両物体を合着することによっ
て、前記係止部材および係着部材は互いに係合し両物体
の取付が完了する。従来のように外側からの取付が全く
不要となる。
また、特にこの考案にあっては、係着部にその嵌合空間
内壁面に対して斜め方向に開口する挿入切欠を設けたも
のであるから、実施例のアームレストのように、取付物
体の一方を回動状態で、すなわち円弧状軌跡にて差込取
付する場合に、スムーズな嵌入が可能でかつその取付姿
勢を一定に保持する上で極めて有効であるばかりでな
く、斜めの挿入切欠は取付後における両物体の離脱方向
の抜け防止にも役立つ。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の一実施例を示す取付具を構成する一
対の係止部材と係着部材の斜視図、第2図は係止部材を
ドアパネルに、係着部材をアームレストにそれぞれ固着
して両者を合着し取り付けた例を示す断面図、第3図は
取付前におけるアームレストとドアパネルの斜視図、第
4図はアームレストの一側を軸にして他側を回動して係
着部材をドアパネルの係止部材に係着する状態を示すド
アパネル側からみた正面図、第5図ないし第8図は係止
部材が係着部材の挿入切欠より入り込みその係着部に係
着する状態を図の順に示した断面図、第9図は従来のア
ームレストの取付構造を示す断面図である。 10……係止部材、11……係止頭部、12……脚部、20……
係着部材、21……嵌合空間、22……係着部、25……挿入
切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一の物体への固定部を備え、脚部(12)の
    先端に係止頭部(11)を有する係止部材(10)と、 他の物体への固定部を備え、内部が前記係止部材の係止
    頭部と嵌合する嵌合空間(21)となった係着部(22)
    に、前記係止部材を円弧状軌跡にて差し込むことができ
    るように、前記嵌合空間の内壁面(21a)に対して斜め
    方向に開口する挿入切欠(25)を形成した係着部材(2
    0) とからなることを特徴とする物体の取付具。
JP1988146444U 1988-11-09 1988-11-09 物体の取付具 Expired - Lifetime JPH07724Y2 (ja)

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JP1988146444U JPH07724Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 物体の取付具

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JPH0267108U JPH0267108U (ja) 1990-05-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3636090B2 (ja) * 2001-04-10 2005-04-06 ヤマハ株式会社 外装部材の取付構造
JP5924663B2 (ja) * 2012-02-15 2016-05-25 株式会社Lixil トレイの取付構造

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