JP5924663B2 - トレイの取付構造 - Google Patents
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Description
この取付構造では、取付面から突出させたフックの軸部と係合するガイド溝が収納棚に形成されており、このガイド溝は、下端側に開口部を有し、上端側にフックの軸部が突き当たる突き当たり部を有し、突き当たり部と開口部との間に1つまたは複数の屈曲部を有する形状としてあり、収納棚の取付状態において、下方側からの突き上げ力が作用しても収納棚が跳ね上がらない構造となっている。
取付面から突出する小径の軸部の先端に大径の頭部を有する被取付部材を、前記取付面の略同じ高さ位置に2個設けるとともに、
トレイの背面板には、
前記被取付部材の軸部を挿通可能な小径部に連通して前記被取付部材の頭部を挿通可能な大径部を有する横向きの貫通孔と、
前記被取付部材の軸部を係合可能な下端が開放された縦向きの係合孔とが設けられてなり、
一方側の被取付部材の軸部が貫通孔の小径部に位置した状態で、前記係合孔が他方側の被取付部材の軸部に係合可能である
ことを要旨とする。
こうすれば、取付状態において、2個の被取付部材の頭部を前方側に配置された不透明な目隠し部材で隠すことができ、被取付部材が視認されることがなく、取付状態の意匠性が向上するものとなる。
こうすれば、トレイの取付状態において、上方からの荷重がトレイに加わっても、リブで補強された部材により応力が分散されて、トレイが変形することが少なくなる。
図1は、ミラーキャビネットにトレイ6,6を取り付けた状態を示す斜視構成図である。
ミラーキャビネット1には、ミラー2の右側方にスイッチバー3が立設され、このスイッチバー3の取付面3aの下端にスイッチ4が設けられており、このスイッチ4の上方の取付面3aに、2個のトレイ6,6が取り付けられている。なお、ミラー2の上面には照明器5が設けられている。
なお、このようなトレイ6,6は、ミラーキャビネット1に限らず、洗面化粧台や浴室の壁面や整理ダンスなどの取付面に、ずれることなく着脱可能に取り付けることができるものである。
なお、図4は、トレイ6と目隠し部材9の分解斜視図であり、図5は、トレイの6背面図である。また、図6は、トレイ6を裏側から見た斜視図であり、目隠し部材9を挿着する前の分解斜視図である。図7は、トレイ6に目隠し部材9を挿着した状態のトレイの裏面図である。
この収納凹部S1内に上方側から小物類を入れて、収納凹部S1内に小物類等を収納できるように構成されている。
貫通孔7は、大径部7aと小径部7bが連通して横向きに形成されており、小径部7bが延長片63a側に配置されている。
また、貫通孔7の大径部7aから間隔をおいて、延長片64a側には、下端側が開放された逆U字状の係合孔8が形成されている。
なお、貫通孔7の大径部7aは、被取付部材10の頭部10bが挿通可能な内径であり、小径部7bは、被取付部材10の軸部10aが嵌まり込む内径に形成されている。また、係合孔8は、被取付部材10の軸部10aが係合される寸法に形成されている。
また、目隠し部材9は不透明な樹脂材で形成されたものであり、図4および図6で示すように、前面片91と、その左右端側に折り曲げ形成された折曲片92,93を有し、前面片91と折曲片92,93の上面側には天面片94が一体状に覆設されて、下面および後面が開放された構造となっている。
また、前面片91と折曲片93間に亘り前面片91と直交状にリブ95aが一体形成されている。また、前面片91の左右方向中央部にも前面片91と直交状にリブ95bが形成され、前面片91と折曲片92間にもリブ95cが形成されており、このリブ95a,95b,95cにより補強された構造となっている。
即ち、挿入スペースS2内に下側から目隠し部材9を差し込むと、トレイの収納面板65の裏側に目隠し部材9の前面片91が当接し、目隠し部材9の折曲片92はトレイの延長片63aの内側に当接し、目隠し部材9の折曲片93はトレイの延長片64aの内側に当接した状態で差し込まれ、完全に挿着された状態では、目隠し部材9の天面片94がトレイの天井板68に当接して、トレイの収納スペースS2内に目隠し部材9は密着状に配置される。
このように予めトレイ6の挿入スペースS2内に下側から目隠し部材9を差し込んで挿着しておき、この状態でトレイ6を被取付部材10,10に取り付けるのである。
この状態で、図8の矢印で示すように、トレイ6を反時計方向に回転させてゆくと、背面板67に形成されている係合孔8が図示左側の被取付部材10の上方に移動してゆき、やがては、係合孔8内に図示左側の被取付部材10の軸部10aが係合した状態、即ち図3の状態となる。
この状態で取り付けが完了し、トレイ6の収納凹部S1内に小物等を入れて、トレイ6を使用することができるものである。
なお、トレイ6に掛かる上方からの荷重は、特に係合孔8と延長片64a付近に集中することとなるが、この部位には目隠し部材9のリブ95aが配置されているため、リブ95aにより応力が分散されて良好な強度が確保され、トレイ6の変形は少ない。
2 ミラー
3 スイッチバー
3a 取付面
6 トレイ
7 貫通孔
7a 大径部
7b 小径部
8 係合孔
9 目隠し部材
10 被取付部材
10a 軸部
10b 頭部
61 前面板
62,63 側面板
63a,64a 延長片
64 後面板
65 収納面板
66 底面板
67 背面板
91 前面片
92,93 折曲片
94 天面片
95a,95b,95c リブ
S1 収納凹部
S2 挿入スペース
Claims (3)
- 取付面から突出する小径の軸部の先端に大径の頭部を有する被取付部材を、前記取付面の略同じ高さ位置に2個設けるとともに、
トレイの背面板には、
前記被取付部材の軸部を挿通可能な小径部に連通して前記被取付部材の頭部を挿通可能な大径部を有する横向きの貫通孔と、
前記被取付部材の軸部を係合可能な下端が開放された縦向きの係合孔とが設けられてなり、
一方側の被取付部材の軸部が貫通孔の小径部に位置した状態で、前記係合孔が他方側の被取付部材の軸部に係合可能である
ことを特徴とするトレイの取付構造。 - 前記トレイを透明素材で形成するとともに、該トレイの前記背面板の前方に不透明の目隠し部材を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のトレイの取付構造。 - 前記トレイの背面板の前方に、下面側が開放された部材挿入用のスペースを形成し、
該スペース内に、リブで補強された部材を挿入した
ことを特徴とする請求項1に記載のトレイの取付構造。
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JP2012031180A JP5924663B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | トレイの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012031180A JP5924663B2 (ja) | 2012-02-15 | 2012-02-15 | トレイの取付構造 |
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