JP5279461B2 - 係合構造、着脱部材、および浴室 - Google Patents

係合構造、着脱部材、および浴室 Download PDF

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Description

本発明は、フックと係合する係合構造、およびこれを備えた着脱部材および浴室に関する。
従来から、シャンプーやリンスなど浴室で用いられる物品を収納するために、浴室には備え付けの収納棚やラックが設けられている。かかる収納棚やラックに、浴室で用いられる物品を収納することにより、浴室内を整理整頓し、利便性を向上することができる。
しかし、上記のように収納棚等が備え付けであると、容積の限られた浴室内にかならず収納棚等が存在することになる。このため使用者が利用していればよいが、さして利用していない場合には却ってじゃまになってしまうおそれがある。また備え付けで取り外せないとすれば、湿気の多い浴室内のことであるから、壁面との接合部などの隅に汚れがたまるなどして美観を損ねるおそれがある。そのため、浴室内の収納棚等は、着脱可能であることが好ましい。
さらに浴室内の収納棚等は、その位置も変更できることが好ましい。例えば、収納棚やラックが浴室の壁面の上方に設置されていた場合、大人にとっては使い勝手がよいかもしれないが、大人と子供では身長が大きく異なるため、子供は収納棚やラックに手が届かない場合がある。また例えば、収納棚やラックが浴室の壁面の下方に設置されていた場合、風呂イス等に座って体や髪を洗う使用者にとっては使い勝手がよいが、立って体や髪を洗う使用者にとっては使い勝手が悪い。
特許文献1には、表面を隠蔽面とすると共に裏面側に収納部を形成した収納具と、浴室内に設けたフックとからなる浴室内の収納構造が開示されている。特許文献1によれば、浴室内において掃除具等の収納物を、浴室内に扉や蓋を設けることなく綺麗に収納できると共に、清掃やレイアウトの変更が簡単にできるとしている。
また例えば特許文献2には、少なくとも2種の異なる形状に形成され、浴室で使用する物を収容する複数の棚を、壁に係脱自在に取り付けた浴室が開示されている。特許文献2によれば、浴室の壁に取り付けられている棚を、簡単に係脱可能に取り付けることができ、異なる形状や色の棚の取付位置を自由に付け替えることができるとしている。
特開2000−38845号公報 特開2004−215808号公報
上記従来の収納棚等において、着脱自在というとき、一般にはフックや金具などに引っかける構成をしている。すなわち着脱自在な収納棚等は、重力を利用して設置されている。例えば特許文献1に記載のフックは先端が上方に屈曲した板材であり、収納棚等はフックが挿入されるスリットを備えている。特許文献2に記載されたフックは下方に向かうに従ってその幅を徐々に狭くするような左右のテーパ面を備えた係合溝を備え、これに棚に設けられた垂直片を挿入して取り付けられる。
しかし、重力利用により引っかけられている収納棚等は、立ち上がった際に不用意に当たってしまった場合や、収納された物を取ろうとした手などが目測を誤って当たってしまった場合などに、持ち上がって掛止を外れてしまう場合がある。すると収納棚等が落下してひっくり返り、収納物が散乱して始末が悪いという問題がある。
これに対し、収納棚等をネジなどによって固定することも考えられる。しかし固定してしまうと着脱に手間を要するようになるため、ネジなどによって固定している場合は着脱自在とはいいがたい。
また、特許文献1および2に記載の技術であると、壁面への収納棚等の設置位置を、フック等が設置されている位置にしか変更することができない。故に、使用者は、壁面に設置されたフック等の中から、最も好ましい位置に設置されているものを選んで収納棚等を掛止することとなる。したがって、収納部材のある程度の位置変更は可能であるが、使用者が真に所望する位置に自在に変更できるわけではない。
そこで本発明は、不用意に当たってしまった場合であっても落下しにくく、かつ着脱自在な係合構造、およびこれを備えた着脱部材または浴室を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる掛合構造の代表的な構成は、浴室内に設けられた掛合構造であって、大径の頭部と小径の軸部とを有し略水平方向に突出したフックと、フックの軸部と掛合するガイド溝とからなり、フックは、頭部を壁面から手前に引き出すことによって該フックに着脱部材を吊り下げ可能となり、引き出した頭部を壁面に向かって押し込むことによって軸部を該頭部または該壁面内に収納可能であり、ガイド溝は、一端にある開口部と、他端にあって軸部が突き当たる突当部と、突当部と開口部との間にある一つまたは複数の屈曲部と、を有することを特徴とする。
上記構成の掛合構造によれば、掛合を解除するためには、フックの軸部をガイド溝の突当部から開口部まで案内する必要があるが、屈曲部があるために移動方向に変更が生じる。したがって不用意に当たってしまった場合であっても落下しにくく、かつ着脱自在な掛合構造を提供することができる。また開口部が下方に開口していることから、重力を利用して軸部が突当部に当接するように掛合させることができる。
また特に、フックは、頭部を壁面から手前に引き出すことにより、フックに着脱部材を吊り下げ可能となり、引き出した頭部を壁面に向かって押し込むことにより、軸部を頭部または壁面内に収納可能である。これにより、フックの頭部を壁面から手前に引き出すという簡単な操作で、フックを使用することが可能となる。また、フックの頭部を壁面に向かって押し込むという簡単な操作で、フックの軸部を頭部または壁面内に収納できる。これにより、フックは壁面上に頭部の厚み分だけ若干突出した状態となり、フック内部はほぼ密閉された状態となる。したがって、フック内部への水等の浸入を防ぐことができ、フック内部でのカビ等細菌類の繁殖を防止し、衛生状態を良好に保つことが可能となる。
ガイド溝はさらに、突当部と屈曲部との間にあって軸部を上方または斜め上方に案内する落下部と、開口部と屈曲部との間にあって軸部を案内する案内部とを有していてもよい。すなわち、ガイド溝の最奥部である突当部の近傍は、重力を利用して軸部が突当部に当接するように、突当部から下方に向かってガイド溝が連続しているとよい。またガイド溝の開口端である開口部は、屈曲部からある程度の距離があるとよいため、案内部として経路を設けることが好ましい。なお、開口部は下方に開口していることが好ましいが、側方または上方に開口していてもよい。
本発明にかかる浴室の代表的な構成は、壁面に水平方向と垂直方向にそれぞれ所定間隔ごとに碁盤目状に複数設置され、大径の頭部と小径の軸部とを有するフックと、フックの軸部に着脱可能に掛合される着脱部材とを備え、フックは、頭部を壁面から手前に引き出すことによって該フックに着脱部材を吊り下げ可能となり、引き出した頭部を壁面に向かって押し込むことによって軸部を該頭部または該壁面内に収納可能であり、着脱部材は、当該着脱部材の背面に配置されフックの軸部と掛合するガイド溝を備え、ガイド溝は、一端にある開口部と、他端にあって軸部が突き当たる突当部と、突当部と開口部との間にある1つまたは複数の屈曲部と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、壁面に略碁盤目状にフックが設置されるため、着脱部材を任意の位置に掛合させることができる。そして、いずれの位置に掛合させた場合であっても、不用意に当たってしまった場合であっても落下を防止することができる。
本発明によれば、不用意に当たってしまった場合であっても落下しにくく、かつ着脱自在な係合構造、およびこれを備えた着脱部材または浴室を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は掛合構造を説明する図である。図1に示す掛合構造100は、壁面110に設置されたフック120に着脱部材を取り付けるための構造である。フック120は、大径の頭部122と小径の軸部124を備えている。なお図1には着脱部材の全体像を図示していないが、例えば収納棚やラック、鏡、額縁その他の壁面に着脱可能に取り付けられる部材であれば、本実施形態における着脱部材となりうる。
掛合構造100は、背面板130に設けられた切欠であるガイド溝140をフック120の軸部124に嵌合させることによって掛止される。ガイド溝140の幅は、軸部124の径よりも広く、頭部122の径よりも狭ければよい。
ガイド溝140は、一端に下方に開口する開口部142を有し、他端に軸部124が突き当たる突当部150を有している。突当部150と開口部142との間には、1つの屈曲部146を有している。
突当部150と屈曲部146の間の経路である落下部148は、屈曲部146から突当部150に向かって上方または斜め上方に軸部124を案内する。すなわち軸部124が落下部にあるとき、ガイド溝140を備えた部材は重力によって落下し、軸部124が突当部150に自然に突き当たる。換言すれば、ガイド溝140の最奥部である突当部150の近傍は、重力を利用して軸部124が突当部150に当接するように、突当部150から下方に向かってガイド溝140が連続している。
開口部142と屈曲部146との間の経路である案内部144は、開口部142から屈曲部146まで軸部124を案内する。すなわち、開口部142から屈曲部146までは、ある程度の距離を有している。これにより、背面板130が跳ねて屈曲部146に軸部124が到達した場合であっても、あやまって軸部124が開口部142から外れてしまうことを防止することができる。なお本実施形態において開口部142は下方に開口しているが、案内部144を延長させることにより、背面板130の側方または上方に開口部142を配置することができる。
上記説明のごとく、ガイド溝140は全体として屈曲した形状を有し、軸部124はガイド溝140を移動する際に屈曲した軌跡をたどる。したがって、掛合を解除するためには、フック120の軸部124をガイド溝140の突当部150から開口部142まで案内する必要があるが、屈曲部146があるために移動方向に変更が生じる。ここで不用意に当たった場合などには瞬間的に一方向の力が加わることから、屈曲部146において極端に減速するため、突当部150から開口部142まで移動することが困難である。したがって不用意に当たってしまった場合であっても落下しにくく、かつ着脱自在な掛合構造100とすることができる。
図2は掛合構造100の他の構造を説明する図である。図2(a)に示すガイド溝140aは、2つの屈曲部146a、146bを有し、屈曲部間の経路として中間部152を有している。中間部152は、背面板130が重力によって落下しうるように、突当部150に向かって上方に傾いていることが好ましい。このように2つの屈曲部146a、146bを有することにより、不用意な力によって軸部124がガイド溝140aから抜け落ちる確率をさらに低下させることができる。
図2(b)に示すガイド溝140bは、屈曲部146の曲率半径が大きく、開口部142から突当部150に至るまでが全体として一つの湾曲した曲線形状となっている例である。このように、必ずしも直線的な開口部142や落下部148を備えていなくても、ガイド溝140の軌跡のベクトル方向が変化する形状であれば、不用意に当たってしまった場合であっても軸部124が抜け落ちる確率を低下させることができる。
図3は着脱部材を説明する図であって、着脱部材の例として収納部材200を示している。図3(a)に示すように、収納部材200は上方を開放した棚状(受け皿状、もしくはトレイ状)の構造であって、浴室壁面から浴室内に突出するように配置される。収納部材200の1つの側面(背面)には背面板130があり、背面板130に上記説明したガイド溝140が形成されている。
このように浴室内に突出するように配置される収納部材200は、使用者が浴室を利用する際に不用意に当たってしまいやすく、その際に持ち上げる方向への力がかかる場合もありがちである。しかし、上記説明したガイド溝140によって壁面202のフック120に係合されていることにより、当たったことによる瞬間的な力では係合が外れにくく、落下してしまったりひっくり返してしまったりする確率を飛躍的に低減させることができる。しかも、意図的に収納部材200を持ち上げてフック120の軸部124をガイド溝140に倣わせることにより、例えばロックやネジを外したり引っ掛かったりすることなく円滑に取り外すことができる。すなわち、落下しにくく、かつ着脱自在な着脱部材を提供することができる。
また図3(b)に示すように、収納部材200の背面には背面板130が設けられている。背面板130は、収納部材200の容器を構成する壁面202とは離間して別途立設されている。これにより、図3(c)に示すように使用者から見ればフック120の頭部122が容器内に露出することがなく、収納部材200の美観を向上させることができる。
また収納部材200においては、背面板130にガイド溝140を略水平方向に2つ備えている。図4は収納部材200の一端に持ち上げるような力が働いた場合を説明する図である。図4に示すように、例えば収納部材200の右側が持ち上げられたとすると、右側のガイド溝140においてフック120がガイド溝140に案内されて下方へと移動する。このとき2つのフック120の間隔と、傾いた収納部材200の2つのガイド溝140の水平距離が変化するために、収納部材200はそれ以上移動および回転することが規制される。換言すれば、収納部材200は水平を保ちながら持ち上げなければ、フック120から取り外すことができない。
したがって、軸部124の径とガイド溝140の幅のアライメントを多少多めに取ったとしても、収納部材200の脱落を防止することができる。このようにガイド溝140を2つ備え、2つのフック120に同時に掛合させることにより、不用意に当たってしまった場合の落下をさらに確実に防止することができる。
図5は着脱部材の他の構成を説明する図である。図5(a)に示す収納部材210は、図5(b)に示すように壁面212にガイド溝140を有し(壁面212が背面板に相当する)、底面214にフック120の頭部122を挿通しうる頭部通過穴214aを備えている。なお壁面212は、底面214に対してほぼ直角をなしている。
図5に示すように構成すると、フック120の頭部122は容器内に露出することとなる。しかし、構造を簡略化し、かつガイド溝から排水することができる利点を有している。
図6は着脱部材のさらに他の構成を説明する図である。図6に示す着脱部材としてのワイヤーラック220は、収納部材200と同様に上方を開放した棚状(受け皿状)の構造を備えているが、線材(ワイヤー)を組み合わせた格子状の壁面および底面から構成されている。そしてワイヤーラック220の1つの側面(背面)には、線材を屈曲して構成したガイド溝140が形成されている。
図6に示すガイド溝140も、上記実施形態にて説明したように、開口部と、突当部と、屈曲部とを備えている(図1参照)。すなわち、必ずしもガイド溝140は板状部材に切欠を設けて構成するばかりではなく、線材によって所定の形状を有する溝が形成されていてもよい。
また上記実施形態では受け皿状の収納部材(トレイ)やワイヤーラックを例に用いて説明したが、石けん置きなどにも適用することができる。また着脱部材の他の例として、フック、タオル掛けなど、浴室壁面から浴室内に突出するように配置されるものであれば、その掛合構造に本発明を適用することが可能である。
図7は浴室の構成を説明する図である。なお、本実施形態においては、近年家庭に最も普及しているユニットバスを浴室300として例示するがこれに限定するものではない。
図7に示すように、ユニットバスである浴室300は、壁面で区画された空間であり、壁面312、314、浴槽320により構成される。なお、壁面312、314以外の壁面、および浴室300外に設けられた脱衣所と通じるドアは、理解を容易にするため図示を省略する。
壁面312、314には、複数のフック170が設けられている。フック170は、後述するように大径の頭部172と小径の軸部176を有し、浴室300内の壁面に所定間隔ごとに複数設置される。
フック170は、壁面312、314の水平方向に配列して複数設置されるとよく、さらには水平方向および垂直方向に複数設置するとよい。これにより、フック170は壁面に略碁盤目状に設置されることとなるため、壁面の水平方向且つ垂直方向の所望の位置に部材を吊り下げて設置することが可能となり、利便性が格段に向上する。
そして、いずれの位置に掛合させた場合であっても、収納部材200に使用者が不用意に当たってしまった場合であっても、収納部材200のガイド溝140が上記構成の掛合構造100を有していることから、不測の落下を防止することができる。
以下、フック170の詳細について説明する。図8はフック170の詳細を示す図であって、図8(a)は分解図、図8(b)は斜視図、図8(c)は不使用時の側面図、図8(d)は使用時の側面図である。
図8(a)に示すように、フック170は、頭部172と、螺子174と、軸部176と、リング178と、ワッシャ180との、5つの部材から構成される。フック170を壁面に設置する際には、まず軸部176とリング178とワッシャ180を嵌合する。そして、軸部176の穴に螺子174を装嵌し、ワッシャ180を壁面に当接して螺子止めをすることにより、軸部176とリング178とワッシャ180が壁面に螺設される。螺設後に、頭部172をリング178に嵌合することにより、図8(b)に示す状態となり、フック170が壁面に設置される。
フック170の壁面への設置後、かかるフック170は、使用されない場合には図8(c)に示す状態となる。図8(c)に示すように、フック170は、軸部176およびリング178が頭部172に収納され、頭部172とワッシャ180が接した状態となっている。これにより、フック170内部はほぼ密閉された状態となるため、フック170内部への水等の浸入を防ぐことができる。故に、フック170内部でのカビ等細菌類の繁殖を防止し、衛生状態を良好に保つことが可能となる。
また、図8(c)のように不使用時のフック170(軸部176収納時)は、壁面上に頭部の厚み分だけ突出した状態となる(厳密には、ワッシャ180の厚みも含まれる)。故に、フック170により壁面上には微小な凸部が形成されるが、凹部が形成されることはない。したがって、フック170が壁面の清掃を妨げることがなく、且つ浴室の美観を損ねることがない。
更に、図8(c)に示すようにフックの頭部172が切欠172aを有することで、切欠172aの部分に指を引っ掛け、頭部172を白抜き矢印方向に、すなわち壁面から手前に引き出すことができる。このようにして頭部172を引き出すと、フック170は図8(d)に示す状態となり、軸部176が露出する。これにより、フック170に部材を吊り下げ可能となる。
そして、例えば部材を吊り下げる場所を変更する等、引き出したフック170を使用しなくなる場合には、引き出した頭部172を壁面に向かって押し込むことにより、軸部176は頭部172に収納され、図8(c)に示す状態に戻る。なお、本実施形態においては、軸部176は頭部172に収納されているが、これに限定するものではなく、軸部176を壁面内に収納するよう構成してもよい。
したがって、上記のようなフック170によれば、フック170の頭部172を壁面から手前に引き出すという操作でフック170を使用することが可能となり、フック170の頭部172を壁面に向かって押し込むという簡単な操作でフック170の軸部176を頭部172に収納可能となる。したがって、いずれにおいても簡単な操作でフック170の状態を変更することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、本発明は、フックと係合する係合構造、およびこれを備えた着脱部材および浴室として利用することができる。
掛合構造を説明する図である。 掛合構造の他の構造を説明する図である。 着脱部材を説明する図である。 収納部材の一端に持ち上げるような力が働いた場合を説明する図である。 着脱部材の他の構成を説明する図である。 着脱部材のさらに他の構成を説明する図である。 浴室の構成を説明する図である。 フックの詳細を示す図である。
符号の説明
100…掛合構造、110…壁面、120…フック、122…頭部、124…軸部、130…背面板、140…ガイド溝、140a…ガイド溝、140b…ガイド溝、142…開口部、144…案内部、146…屈曲部、148…落下部、150…突当部、152…中間部、170…フック、172…頭部、172a…切欠、174…螺子、176…軸部、178…リング、180…ワッシャ、200…収納部材、202…壁面、210…収納部材、212…壁面、214…底面、214a…頭部通過穴、300…浴室、312…壁面、314…壁面、320…浴槽

Claims (3)

  1. 浴室内に設けられた掛合構造であって、
    大径の頭部と小径の軸部とを有し略水平方向に突出したフックと、
    前記フックの軸部と掛合するガイド溝とからなり、
    前記フックは、前記頭部を前記壁面から手前に引き出すことによって該フックに前記着脱部材を吊り下げ可能となり、前記引き出した頭部を前記壁面に向かって押し込むことによって前記軸部を該頭部または該壁面内に収納可能であり、
    前記ガイド溝は、一端にある開口部と、他端にあって前記軸部が突き当たる突当部と、前記突当部と前記開口部との間にある一つまたは複数の屈曲部と、を有することを特徴とする掛合構造。
  2. 前記ガイド溝はさらに、前記突当部と前記屈曲部との間にあって前記軸部を上方または斜め上方に案内する落下部と、前記開口部と前記屈曲部との間にあって前記軸部を案内する案内部とを有することを特徴とする請求項1に記載の掛合構造。
  3. 壁面に水平方向と垂直方向にそれぞれ所定間隔ごとに碁盤目状に複数設置され、大径の頭部と小径の軸部とを有するフックと、
    前記フックの軸部に着脱可能に掛合される着脱部材とを備え、
    前記フックは、前記頭部を前記壁面から手前に引き出すことによって該フックに前記着脱部材を吊り下げ可能となり、前記引き出した頭部を前記壁面に向かって押し込むことによって前記軸部を該頭部または該壁面内に収納可能であり、
    前記着脱部材は、
    当該着脱部材の背面に配置され前記フックの軸部と掛合するガイド溝を備え、
    前記ガイド溝は、一端にある開口部と、他端にあって前記軸部が突き当たる突当部と、前記突当部と前記開口部との間にある1つまたは複数の屈曲部と、を有することを特徴とする浴室。
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