JP6406964B2 - 陳列台 - Google Patents

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本発明は、店舗等において商品見本の展示や商品テスターの陳列等に用いられる陳列台に関するものである。
化粧水や美容液等、スプレータイプやポンプタイプ等のボトル容器やチューブ容器で提供される化粧品等の商品は、ドラッグストアやコンビニエンスストア等においてセルフ販売方式で販売される場合、商品陳列用什器の棚段の後方(顧客から見て奥側)に化粧箱入りの商品を列状に並べてストックし、その前側(顧客から見て手前側)の棚段前縁のスペースにテスター用陳列台を配置して、当該化粧品等の見本品(サンプル)や試供品(テスター)を載置する陳列手法がとられる(特許文献1,2を参照)。
一方、上記化粧品等の商品を専用に扱うコーナーを設けている場合や専門販売店等においては、これらの商品の種類やシリーズとしての品揃えを見栄え良く展示・陳列するために、商品陳列用什器の棚段や展示台等の上面に、テスターを兼用する「商品の実物見本」を陳列するための見本品用陳列台を載置し、この見本品用陳列台の上面に設けられた所定形状の挿通用穴もしくは凹部に、該当する商品のサンプルやテスター等を嵌め入れて陳列する方法が採用されている(特許文献3,4を参照)。
図5は、上記いずれの場合にも使用される商品見本用の陳列台20の(a)上面図、(b)正面図および(c)右側面図であり、図6は、その使用状態の一例を示す(a)正面図と(b)上面図である。これらの図に示す陳列台20は、店頭における自社商品(見本品)の見栄えを向上させて他社品と差別化を図るために、当該商品のメーカーあるいは販売会社等から店舗に支給されているもので、顧客から見える本体11は、アクリル樹脂や紙からなる板状部材を用いて構成されている。
上記本体11は一体成形品であり、図5(c)に示すように、顧客側(図示左側)に向かって下り傾斜状に配置された天板部11aと、この天板部11aを支持する前板部11bおよび後板部11cとからなる。上記天板部11aの上面(傾斜面)には、図5(a),(b)のように、各種化粧品等の商品見本を挿通するための貫通穴(挿通穴11d1〜11d6)が形成されている。
また、上記本体11の内側には、天板部11aに近い比較的高い位置に、断面が下向きコの字状の底板部材12が配設されており、図6(a)に示すように、上記各挿通穴11d1,11d2,・・・から嵌め入れられた商品見本S(図では、スプレーボトル型)を、この底板部材12の上面に起立状態で載置できるようになっている。これにより、上記商品見本S用の陳列台20は、載置される各商品見本Sを、その容器等に記載された「商品名」やロゴが見え易い状態で、展示・陳列することができる。
特開2008−307279号公報 特開2008−284115号公報 特開2001−224471号公報 特開2001−137093号公報
ところで、前記従来の陳列台20は、サンプルやテスター等を取り出し易く、商品見本前面側(容器側面)の商品名やロゴ等を顧客側から見易くするために、上記のように商品見本Sを収容する凹状部位(貫通穴)より顧客側に位置する構成物が、極力低くなるように設計されている。しかしながら、一方で、この構成に起因して、例えば図6(b)のY−Y'断面図である図7に示すように、ボトル型やポンプ型等、その重心Gが天板部11aの貫通穴(挿通穴11d3)より上にあるような背の高い商品見本S等を陳列する場合、商品見本Sの容器が、その後方に並べられている商品等の取り出し等の際に、この商品や顧客の手と接触して〔図7(a)の外力F参照〕、陳列台20の前側に向かって傾倒し〔図7(b)の矢印B,B'〕、最悪の場合、容器の底部が挿通穴11d3から上に抜け出して〔図7(c)矢印C,C'〕、商品見本Sが陳列台20から脱落するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、サンプルやテスター等の取り出し易さや、商品名,ロゴ等の見易さを維持しつつ、重心位置の高い商品見本を陳列した場合でも、この商品見本の転倒や脱落を防止することのできる陳列台の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、上下に距離を空けて配設された天板部と底板部とを備え、天板部に設けられた商品見本用の挿通穴から商品見本の容器底部を挿入し、その容器底部を上記底板部で下から支承することにより、商品見本を起立状態で保持する陳列台であって、上記底板部における上記商品見本用の挿通穴の直下の位置に、上記商品見本の容器上部が陳列台前側へ傾倒した際に商品見本の容器底部の一部を落ち込ませて嵌め入れその状態で当該容器底部を陳列台後側に向かってスライドさせる案内溝が形成されており、上記商品見本の前傾時に、その容器底部が、上記案内溝の開口縁と上記天板部の挿通穴の開口縁との間に安定的に係止されるようになっている陳列台を、第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、上記案内溝の陳列台左右方向における開口幅が、上記商品見本の容器底部の幅より小さく設定されている陳列台を第2の要旨とし、なかでも特に、上記案内溝の陳列台前後方向に延びる開口中央線が、その上方に位置する上記挿通穴の前後方向に延びる開口中央線と一致するよう設定され、この案内溝の陳列台左右方向における開口幅が、上記商品見本の容器底部の左右方向の幅の40〜95%に設定されている陳列台を、第3の要旨とする。
さらに、本発明は、そのなかでも、上記案内溝の陳列台前後方向における開口長さが、上記商品見本の容器底部の前後方向長さより小さく設定されている陳列台を、第4の要旨とする。
本発明者らは、手前側を低くして顧客に商品を「見せる」機能を優先した陳列台において、この「見せる」機能を損なわず、従来品よりなるべくコストアップしない範囲で、背の高い商品(見本品等の容器)の転倒や脱落等を効果的に防止する構成を検討する過程で、顧客からは見えにくい「陳列台の底板部(商品見本の載置面)」に改良を加えることを着想した。そして、前記課題を解決するために試作や実験等を繰り返した結果、この底板部の適切な位置に、上記商品見本の容器底部が「傾いた時に嵌り込んで、容器が下に抜け落ちない」程度の大きさと形状を有する開口または凹部(本発明の「案内溝」)を設け、上記商品見本の容器の前傾時に、この容器底部が上記案内溝に嵌り込んでこれに沿って後方にスライド移動する(すなわち、容器底部が天板部下側の空間の奥に向かって「潜り込んでいく」)ように構成すれば、上記容器がさらに傾倒しても、その容器底部が陳列台の天板部と底板部との間に挟み込まれて、上記商品見本の抜け出しを防止できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の陳列台は、商品見本用の挿通穴の直下の位置の底板部に、商品見本が起立している時には用をなしていないが、商品見本が陳列台前側に傾倒した際に、この商品見本の容器底部を落ち込ませ、陳列台の後方に向かって滑らせる案内溝が形成されている。そのため、上記陳列台によれば、商品の衝突や手の接触等により上記挿通穴内に載置した商品見本が陳列台前側へ向かって傾倒しようとした場合、この商品見本の容器底部の一部が上記案内溝内に落ち込んで嵌り込み(案内溝より下に落下することはない)、その状態で、上記傾倒の惰性により当該容器底部が陳列台後側に向かってスライド移動する。そして、この容器底部は、陳列台の天板部と底板部の間の空間に嵌り込み、上記傾倒により上方に跳ね上がろうとする上記容器底部が、案内溝の開口縁と天板部の挿通穴の開口縁との間に挟み込まれ、その状態で安定的に係止されて、商品見本の上記傾倒がストップする。したがって、本発明の陳列台に陳列された背の高い不安定な商品見本等は、その後方にある商品等の取り出し等の際に商品や手が接触したりしても、陳列台前側に転倒や脱落することなく、上記挿通穴内に留まることができる。
なお、上記底板部に設けられる案内溝の左右方向の開口幅が大き過ぎると、上記商品見本がこの案内溝を通って落下するおそれがあるため、上記案内溝は、陳列台左右方向における開口幅が、上記商品見本の容器底部の幅より小さくなるように設計することが望ましい。
また、本発明の陳列台のなかでも、特に、上記案内溝の陳列台前後方向に延びる開口中央線が、その上方に位置する上記挿通穴の前後方向に延びる開口中央線と一致するよう設定され、この案内溝の陳列台左右方向における開口幅が、上記商品見本の容器底部の左右方向の幅の40〜95%に設定されているものは、上記商品見本の傾倒時における容器底部の案内溝内への確実な落ち込み(嵌り込み)と、上記傾倒発生時における商品見本のより確実な係止およびそれに伴う転倒・転落の防止とを、実現することができる。
さらに、上記商品見本の落下を防止するために、上記と同様、上記案内溝の陳列台前後方向における開口長さを、上記商品見本の容器底部の前後方向長さより小さく設定してもよい。
本発明の陳列台の、(a)上面図、(b)正面図、(c)側面図である。 本発明の陳列台に商品見本を陳列した使用例であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。 (a)〜(c)はいずれも、図2(b)のX−X'断面図であり、本発明の陳列台に載置された商品見本が陳列台前側に向かって傾倒していく様子を順に説明する図である。 (a)〜(h)はいずれも、本発明の陳列台の底板部に形成される案内溝の開口形状の例である。 従来の陳列台の、(a)上面図、(b)正面図、(c)側面図である。 従来の陳列台に商品見本を陳列した使用例であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。 (a)〜(c)はいずれも、図6(b)のY−Y'断面図であり、従来の陳列台に載置された商品見本が陳列台前側に向かって傾倒していく様子を順に説明する図である。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
本実施形態の陳列台10の基本構成は、図1(c)の左側面図に示すように、透明な樹脂板を用いて一体に成形された陳列台本体(以下、本体1)と、この本体1内に配設されて各商品見本を下から支承する底板部材2とから構成されている。なお、本体1の下面(底面)を蓋して補強する支持部材3は、あってもなくてもよい。
上記本体1は、上面に複数の商品見本用貫通穴(挿通穴1d1〜1d6)が形成された天板部1aと、この天板部1aを前後から支持する前板部1bと後板部1cとからなる。また、上記本体1の内側には、図1(c)のように、断面が下向きコの字状の底板部材2が配設されており、図2(a)に示すように、上記各挿通穴1d1〜1d6から嵌め入れられた商品見本(サンプルやテスター等。以下、商品見本Sという。)が、その容器底部を底板部材2に載せた起立状態で陳列されるようになっている。なお、商品見本Sは容器(容器本体)と蓋とから構成されており、通常、容器の側面には、商品を特定してアピールするための「商品名」や「ロゴ」等が表示されている。
そして、上記陳列台10は、その上面図である図1(a)に示すように、一部の挿通穴(本例では、左から二番目の1d2と左から三番目の1d3の二つ)の直下の位置の底板部2aに、それぞれ、商品見本Sの容器上部が陳列台10前側へ傾倒した際に商品見本Sの容器底部の一部を落ち込ませて嵌め入れ、その状態で当該容器底部を陳列台10後側に向かってスライドさせる案内溝4が形成されている。これが、本発明の商品見本S用の陳列台10の特徴である。
より詳しく説明すると、この商品見本S用の陳列台10の本体1は、顧客側〔図1(c)では図示左側〕に向かって下り傾斜状に配置された天板部1aと、この天板部1aを前側(顧客手前側)の低い位置で支持する前板部1bと、上記天板部1aを後側(顧客から見て奥側)の高い位置で支持する後板部1cとからなる。上記下り傾斜状の天板部1aには、図1(a)の上面図のように、それぞれ異なる化粧品等の見本品容器の外形形状(外周形状)に対応する形状の複数の貫通穴(挿通穴1d1〜1d6)が、列状に形成されており、これら各挿通穴1d1〜1d6が、各種商品見本Sごとの陳列・展示位置を決定づけるようになっている。
また、上記本体1は、後記する底板部材2の底板部2aが比較的高い位置に持ち上げられていることにより、商品見本Sの容器を、容器側面に記載された商品名や表示ラベル等の表示が天板部1aおよび前板部1bで隠れることなく、天板部1aの各挿通穴1d1〜1d6から上に大きく露出した状態で、保持することができるようになっている。つまり、この陳列台10は、各商品見本Sの容器等に記載された「商品名」やロゴ,マーク,商標等が見え易く、商品を、陳列台10の前側の顧客に対して強く訴求(アピール)することができるようになっている。
つぎに、上記本体1の内側に配設される底板部材2は、先にも述べたように、天板部1aに近い、高い位置に届く(いわゆる、底上げされた)構成になっている。この底板部材2は、図1(c)に示すように、断面が下向き略コの字状の一体成形品であり、先に述べた案内溝4を有する平坦状の底板部2aと、この底板部2aを前後から略水平に支持する前板部2bおよび後板部2cとから構成され、上記底板部2aの略平坦状の上面には、図2(a)に示すように、上記天板部1aの各挿通穴1d1〜1d6から嵌め入れられた商品見本Sが載置されるようになっている。
また、この底板部材2の底板部2aにおける天板部1aの挿通穴1d2,1d3の真下の位置には、図1(a)に示すように、商品見本Sが陳列台10後側から前側へ傾倒したときにその容器底部のスライド用案内溝4として機能する開口が形成されている。
上記案内溝4の機能について以下に説明する。この案内溝4は、これら商品見本Sの陳列台10後側(奥側、図3においては図示右方向)にある商品等を取り出そうとして、上記商品見本Sの後側に商品や顧客の手等が衝突した場合〔すなわち、図3(a)に示すように、商品見本Sが陳列台10後側から外力Fを受けた場合〕に、挿通穴1d3に挿通された商品見本Sの脱落を防止するためのものである。
すなわち、上記挿通穴1d3内に載置された商品見本Sは、図3(a)のように、容器上部に陳列台10後側から外力F(白抜き矢印)を受けると、矢印Aのように前側に傾き始め、少し傾斜すると、図3(b)に示すように、その容器底部の前縁(図中の点P1)が、矢印Bのように上記案内溝4に落ち込み、容器底部の一部が案内溝4内に嵌り込んで、その全体の位置が下に下がる。
そして、上記案内溝4に嵌り込んだ商品見本Sは、上記衝突の惰性(慣性)による容器上部のさらなる前傾によって、落ち込んだ容器底部の一部(前縁P1を含む)が、矢印Cのように案内溝4に案内され、陳列台10後側方向にスライド移動する。同時に、容器底部の後縁部(図中の点P2を含む)は、上記陳列台10後側方向へのスライドに伴って、本体1の天板部1aと底板部材2の底板部2aとの間の空間に嵌り込み(潜り込み)、図3(c)に示すように、上記前傾によって挿通穴1d3前縁(点P3)を揺動中心にしてさらに上方に跳ね上がろうとする容器底部の後部が、上記天板部1aの挿通穴1d3の後縁(点P4)と案内溝4の開口縁との間に挟み込まれて(もしくは、跳ね上がろうとする容器底部の後部側面が、天板部1aの下面側に当接・係合して)、矢印D,D'のように商品見本Sの傾倒がストップし、前傾姿勢のままで安定的に係止される。
これにより、本実施形態における陳列台10は、天板部1aの挿通穴1d3内に載置された、重心G位置の高い不安定な商品見本Sに、他の商品や手等が接触した場合でも、この商品見本Sが陳列台10前側に向けて転倒や脱落等することなく、上記商品見本Sを挿通穴1d3内に留めることができる。したがって、本発明の商品見本S用の陳列台10は、サンプルやテスター等の商品見本Sの取り出し易さや、商品見本Sの容器側面等に記載された商品名,ロゴ等の見易さを維持しつつ、重心位置の高い商品見本Sを陳列した場合でも、この商品見本Sの転倒や脱落を未然に防ぐことができる。
また、上記構造により、ユーザーが商品見本Sを使用後に再び陳列台10に戻す際、元の状態とは異なる状態に商品見本Sをセットしてしまった場合でも、その転倒や脱落を防止することができる。
なお、上記の例では、天板部1aの一部の挿通穴1d2,1d3の直下にのみ、商品見本Sの容器底部のスライド用案内溝4を形成した例を示したが、この案内溝4は、その挿通穴内に載置される商品見本Sが、背が高い形状であるかどうか(すなわち、転倒し易い容器形状かどうか)に応じて、挿通穴の下に設けられる。
また、上記商品見本Sの容器底部のスライド用案内溝4の上下方向の断面形状は、先にも述べたように、容器底部の一部が落ち込む(嵌り込む)ことのできる最低限の深さがあれば、開口を有する凹状(凹部)であっても、単なる開口状であってもよい。また、その開口の平面形状としては、前記の例〔図1(a)の案内溝4〕で示した略方形状の他、図4に示すような、長穴状〔図4(a),(b),(c)〕や、長円・楕円状〔図4(d)〕、円形・半円状〔図4(e),(f)〕、三角形状〔図4(g)〕や台形状〔図4(h)〕等を含む多角形状の案内溝4'とすることができる。
さらに、上記商品見本Sの容器底部のスライド用案内溝4の平面形状としては、上記商品見本Sがこの案内溝4を通って落下するのを防止するために、陳列台10左右方向における開口幅Hは、上記商品見本Sの容器底部の幅Wより小さくなるように設計されている〔図1(a),図2(a)参照〕。さらにまた、上記各案内溝4は、前記図4に示す各例(案内溝4')を含め、この案内溝4の陳列台10前後方向に延びる開口中央線〔図1(a)における一点鎖線L1〕が、その上方に位置する上記挿通穴1d2,1d3の前後方向に延びる開口中央線〔図1(b)における一点鎖線L2〕と一致するように、軸心合わせして配置・形成されている。
そして、この案内溝4の陳列台10左右方向における前記開口幅Hは、上記商品見本Sの容器底部の左右方向の幅Wの40〜95%に設定されている。例えば、図1(a)に記載の各案内溝4の開口幅Hと図2(a)に記載の各商品見本Sの容器幅Wとを比較すると、図示左から二番目の挿通穴1d2の下に設けられた案内溝4は、H2/W2が約60〜80%に設定され、左から三番目の挿通穴1d3の下に設けられた案内溝4は、H3/W3が約55〜75%に設定されている。このように商品見本Sの容器幅Wに合わせて案内溝4の開口幅Hを設計することにより、商品見本Sの傾倒時における容器底部の確実な落ち込みと、上記傾倒発生時における商品見本Sのより確実な係止とを実現することができる。
なお、複数の商品見本Sを左右方向に並べて陳列する場合、隣り合う各案内溝4を左右に連通させ、一つにまとまった形状(幅H方向に沿って伸びる開口形状)としてもよい。また、上記実施の形態では、陳列台10左右方向の各案内溝4の開口幅Hを、商品見本Sの容器底部の左右方向の幅Wの40〜95%に形成したものを例示したが、同様に、陳列台10の前後(手前奥)方向の案内溝4の開口長さ(図中の一点鎖線L1に沿った方向の開口幅)を、商品見本Sの容器底部の幅Wより小さくなるように形成してもよい。この場合でも、案内溝4を通った商品見本Sの下への落下を防止することができる。
さらに、上記実施の形態では、商品見本Sが前側に転倒し易い、収容する凹状部位(貫通穴1d1〜1d6)より顧客側に位置する構成物が低く設計されている陳列台10を例に説明したが、前記実施の形態で使用した、本発明の商品見本Sの容器底部のスライド用案内溝4を用いた転倒防止構造は、陳列台10の全体構成に関わらず、商品見本Sの転倒や脱落等を防止しようとする商品陳列用陳列台に、広く適用することができる。また、陳列する商品見本Sも、実施の形態で用いた円筒形の見本品容器に限られるものではなく、他の形状の容器を用いてもよい。
本発明の陳列台は、店舗等において商品見本の展示や商品テスターの陳列等に用いることが可能で、サンプルやテスター等の取り出し易さや、商品名,ロゴ等の見易さを維持しつつ、重心位置の高い商品見本を陳列した場合でも、この商品見本の転倒や脱落を防止することができる。
1a 天板部
2a 底板部
4 案内溝
10 陳列台
1d1〜1d6 挿通穴
S 商品見本

Claims (4)

  1. 上下に距離を空けて配設された天板部と底板部とを備え、天板部に設けられた商品見本用の挿通穴から商品見本の容器底部を挿入し、その容器底部を上記底板部で下から支承することにより、商品見本を起立状態で保持する陳列台であって、上記底板部における上記商品見本用の挿通穴の直下の位置に、上記商品見本の容器上部が陳列台前側へ傾倒した際に商品見本の容器底部の一部を落ち込ませて嵌め入れその状態で当該容器底部を陳列台後側に向かってスライドさせる案内溝が形成されており、上記商品見本の前傾時に、その容器底部が、上記案内溝の開口縁と上記天板部の挿通穴の開口縁との間に安定的に係止されるようになっていることを特徴とする陳列台。
  2. 上記案内溝の陳列台左右方向における開口幅が、上記商品見本の容器底部の幅より小さく設定されている請求項1記載の陳列台。
  3. 上記案内溝の陳列台前後方向に延びる開口中央線が、その上方に位置する上記挿通穴の前後方向に延びる開口中央線と一致するよう設定され、この案内溝の陳列台左右方向における開口幅が、上記商品見本の容器底部の左右方向の幅の40〜95%に設定されている請求項2記載の陳列台。
  4. 上記案内溝の陳列台前後方向における開口長さが、上記商品見本の容器底部の前後方向長さより小さく設定されている請求項1記載の陳列台。
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