JP2008307278A - 商品陳列ユニット及び商品陳列装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上下に多段配列しても商品見本が見えやすく、消費者が所望の商品を容易に選択して購入できる。
【解決手段】商品の支持台1と支持台1の前方に上下方向に傾斜角度調整可能に連結されたサンプル支持枠2とを具備した複数の商品陳列ユニット100が棚板状に上下多段に設けられた縦長の商品陳列棚30を具備し、複数の商品陳列ユニット100のうち、上方に位置する商品陳列ユニット100のサンプル支持枠2は、その前面が前方を向くように傾斜角度が調整され、下方に位置する商品陳列ユニット100のサンプル支持枠2は、その前面が上方を向くように傾斜角度が調整されている。
【選択図】 図9
【解決手段】商品の支持台1と支持台1の前方に上下方向に傾斜角度調整可能に連結されたサンプル支持枠2とを具備した複数の商品陳列ユニット100が棚板状に上下多段に設けられた縦長の商品陳列棚30を具備し、複数の商品陳列ユニット100のうち、上方に位置する商品陳列ユニット100のサンプル支持枠2は、その前面が前方を向くように傾斜角度が調整され、下方に位置する商品陳列ユニット100のサンプル支持枠2は、その前面が上方を向くように傾斜角度が調整されている。
【選択図】 図9
Description
本発明は、例えば化粧品のように、同一種類であっても色彩が異なる多数の商品をサンプルとともに展示販売可能とした商品陳列ユニット及び複数の商品陳列ユニットを縦長の商品陳列棚に棚板状に上下多段に懸架して用いた商品陳列装置に関する。
例えば、アイブロウ用のペンやリップスティック、コンパクトなどの小物化粧品類にあっては、顧客の好みによって選択する色彩が異なるため、販売側ではそれに応じた色彩の化粧品を多数用意して陳列販売することが必要であり、商品陳列棚の前方に色彩見本としてのサンプルを展示した上で、後部にその色彩に応じた商品(化粧品)を配列し、販売している。このような商品陳列装置としては、下記特許文献1に示されるものがある。
特許第3828749号公報
上記特許文献1に示す商品陳列装置では、縦長の商品陳列棚に、棚板状に複数の商品陳列ユニットを上下多段に懸架して設け、各商品陳列ユニットの前方に商品サンプルを展示し、後方に該商品サンプルに対応する商品(化粧品)を展示して販売している。
ところが、このような従来の商品陳列装置では、上方に位置する商品陳列ユニット上の商品サンプルは伸び上がるようにして見る必要があり、下方に位置する商品サンプルは屈むようにして見る必要があるため、見えにくく、消費者が所望の商品を見落す原因となる。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、消費者の好みに応じた商品を消費者自身が視認して確かめる作業を伴う販売形態であって、上下に多段配列しても商品見本が見えやすく、これによって消費者が所望の商品を容易に選択して購入できる商品陳列ユニット及び商品陳列装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る商品陳列ユニット100は、図1乃至図7の実施の形態にも示されるように、商品の支持台1と、支持台1の前方に上下方向に傾斜角度調整可能に連結されたサンプル支持枠2と、支持台1上に着脱可能に設けられる商品の収納ボックス3,4,5と、サンプル支持枠2に着脱可能に設けられるサンプル支持トレイ6,7,8とを具備したことを特徴としている。
前記支持台1は、側面視略L字形をなし、その左右両枠間に多数の係合突条11が左右方向に連続状又は断続状に平行に形成され、該係合突条11に前記収納ボックス3,4,5の底部の一カ所又は複数個所に左右方向に連続状又は断続状に形成された略断面鉤形の係止レール3a,4a,5aが着脱可能に係止されたことを特徴としている。
このような、係脱構造とすることにより、支持台1上に、商品の収納ボックス3,4,5を安定して載置でき、地震などによっても、商品の収納ボックス3,4,5が支持台1から飛び出すような事故を防止できる。
このような、係脱構造とすることにより、支持台1上に、商品の収納ボックス3,4,5を安定して載置でき、地震などによっても、商品の収納ボックス3,4,5が支持台1から飛び出すような事故を防止できる。
前記サンプル支持枠2の両側部と前記支持台の両側部間を、その両端を回動及び任意の回動位置で固定可能、かつ取外し可能なアームによって連結したことを特徴としている。
前記サンプル支持枠2は、前記支持台1の前端部に対し、サンプル支持枠2のサンプルを展示する前面が略水平となる角度調整位置から、その前面が略垂直となる角度調整位置に、傾斜角度調整可能、かつ、所望の角度調整位置で固定可能に連結されていることを特徴としている。
さらに、前記目的を達成するため、本発明に係る商品陳列装置は、図8及び図9の実施の形態にも示されるように、上述したような商品の支持台1と支持台1の前方に上下方向に傾斜角度調整可能に連結されたサンプル支持枠2とを具備した複数の商品陳列ユニット100と、該複数の商品陳列ユニット100が棚板状に上下多段に設けられた縦長の商品陳列棚30とを具備している。
前記複数の商品陳列ユニット100のうち、前記商品陳列棚30の上方に位置する商品陳列ユニット100の前記サンプル支持枠2は、その前面が前方を向くように傾斜角度が例えば垂直方向に調整され、前記商品陳列棚30の下方に位置する商品陳列ユニット100の前記サンプル支持枠2は、その前面が上方を向くように傾斜角度が例えば水平方向に調整されている。中間位置にある商品陳列ユニット100のサンプル支持枠2は、上方から見やすいように、例えば、45度或いは60度などの前傾傾斜角度に調整すればよい。
前記複数の商品陳列ユニット100のうち、前記商品陳列棚30の上方に位置する商品陳列ユニット100の前記サンプル支持枠2は、その前面が前方を向くように傾斜角度が例えば垂直方向に調整され、前記商品陳列棚30の下方に位置する商品陳列ユニット100の前記サンプル支持枠2は、その前面が上方を向くように傾斜角度が例えば水平方向に調整されている。中間位置にある商品陳列ユニット100のサンプル支持枠2は、上方から見やすいように、例えば、45度或いは60度などの前傾傾斜角度に調整すればよい。
前記商品陳列ユニット100の前記支持台1は、長辺と短辺とが側面視略L字形をなすように一体化された構造であり、前記複数の商品陳列ユニット100のうち、前記商品陳列棚30の上方に位置する商品陳列ユニット100の支持台1は、その長辺が商品陳列棚30の前面に取り付けられてその短辺が商品陳列棚30の前方に突出し、前記商品陳列棚30の下方に位置する商品陳列ユニット100の支持台1は、その短辺が商品陳列棚30の前面に取り付けられてその長辺が商品陳列棚の前方に突出するように取り付けられている。
このような取り付け構造により、下方の支持台1前端のサンプル支持枠2は、支持台1の長辺の前方に突出し、上方の支持台1前端のサンプル支持枠2は、支持台1の短辺の前端の後退位置にあるところから、サンプルとしての商品見本が、上方からみて見やすい位置に展示される。
このような取り付け構造により、下方の支持台1前端のサンプル支持枠2は、支持台1の長辺の前方に突出し、上方の支持台1前端のサンプル支持枠2は、支持台1の短辺の前端の後退位置にあるところから、サンプルとしての商品見本が、上方からみて見やすい位置に展示される。
本発明によれば、商品の高さ位置に応じてその商品見本を保持するサンプル支持枠を最も見やすい状態に角度調整して配置でき、該当する商品が梱包され、外から見えにくい場合でも間違いを生ずることなく取出すことができる。
支持台に形成した係合突条と収納ボックスの底部に形成された略断面鉤形の係止レールとを係合させることにより、商品陳列ユニットの支持台上に、商品の収納ボックスを安定して載置でき、地震などによっても、商品の収納ボックスが支持台から飛び出すような事故を防止できる。
さらに、アームの回動角度に応じて商品見本を最も見えやすい傾斜角度に調整できる。また、支持台の長辺側を水平面としたり、短辺側を水平面に変更する場合などのレイアウト変更時には、アームを取外せば容易にその姿勢変更に応じたサンプル支持枠の付け替えを行うことができる。
図1乃至図7は、本発明の実施例に係る商品陳列ユニット100を示している。各図において、商品陳列ユニット100は、後述する縦長の商品陳列棚30の各高さ位置に上下多段に棚板状に懸架される。各商品陳列ユニット100は、商品を陳列する商品支持台1および商品支持台1の前方に上下方向に傾動可能に配置されたサンプル支持枠2と、商品支持台1上に固定される各種商品の収納ボックス3,4,5およびサンプル支持枠2上に設置されるサンプル支持トレイ6,7,8とから概略構成されている。この実施例では、各商品陳列ユニット100は、アイブロウ用のペンやリップスティック、コンパクトなどの小物化粧品類を商品として、商品毎に陳列し、サンプル支持トレイ6,7,8は、各小物化粧品類の色見本トレイにより構成されている。
商品支持台1は、アクリル樹脂などからなる合成樹脂成形体であり、図1乃至3に示すように、側面視略L字形をなす1対の側枠9間に底板10を一体化形成したものである。側枠9,9間において、底板10上には特に図3に示すように、間口方向に沿って略逆凸字形の固定用のストライプよりなる係合突条11が多数条横列されている。この係合突条11は収納ボックス3,4,5を係止状態に固定するためのものである。側枠9の長辺9aと短辺9b側のいずれを底面としても良いが、図1乃至3では長辺9a側を底面とし、横配置している状態を示している。また、長辺9a側または短辺9b側の底板10の背面には図示しないが商品陳列棚30に対する懸架部が設けられている。
サンプル支持枠2は、前記各サンプル支持トレイ6,7,8を嵌合させて設置すべく長方形の枠形状をなとしたものであり、その両側面と商品支持台1における両側枠9の長辺9a側の略中央とを連結した左右1対のアーム12を介して商品支持台1の前方に所定傾斜角度で配置されている。
各アーム12の両側取付端には、締付け用の摘み14が挿通され、図3に一部拡大して示すように、側枠9およびサンプル支持枠2の側面(図略)にインサート成形により一体化されたナット部15のねじ孔にねじ込み固定されるようになっており、この摘み14のねじ込み操作により、商品支持台1に対するサンプル支持枠2の傾動角度を可変式に固定するようになっている。このような構成により、サンプル支持枠2は、商品支持台1に対し、略水平位置から略垂直位置に上下方向にその傾斜角度が可変とされ、所望の傾斜角度で固定自在とされている。
なお、単なるねじ込みによる摩擦保持力だけでなく、接合面に前記ねじ孔を中心としてチルト用の放射状凹凸を形成しておき、摘み14のねじ込み操作により凹凸同士が噛合することによって、サンプル支持枠2を目的とする傾斜角度に確実に保持することが可能となる。
さらに、サンプル支持枠2の前面には展示商品の商品名、会社名などを印刷した前板16が着脱可能に固定されている。なお、前板16自体に印刷するのでなく、前板16を透明樹脂で構成し、その裏面側に、印刷をした硬質紙を着脱可能に取付けるようにすることも可能である。
次に以上の商品支持台1およびサンプル支持枠2に設置される収納ボックス3,4,5およびサンプル支持トレイ6,7,8を、図4を用いて説明する。まず同図4(a)は、アイブロウためのペンシル用サンプル支持トレイ6およびその収納ボックス3を示している。
ペンシル用サンプル支持トレイ6は、サンプル支持枠2の内側寸法に応じた縦横寸法であり、サンプル支持枠2の内側に着脱可能に嵌め付けられるものである。このサンプル支持トレイ6には、複数の商品見本としての見本用ペンシル20を立てるための複数の長孔6aを横一列に形成するとともに、長孔6aの裏面側にペンシル受け6bを一体に突出形成したものであり、色別に見本用ペンシル20をサンプル支持トレイ6上に配置している。
ペンシル用の収納ボックス3は、上部開口した後部側に向けて浅底となる変形長方体であって、その外側の底面および背面には、前記係合突条11に係合する1本若しくは複数本の略断面鉤形の係止レール3aが間口方向に沿って一体に設けられている。この収納ボックス3の内部は間仕切り3bにより商品ペンシル20の大きさに応じて縦横に多数仕切られているとともに、ボックス3の底面部3cは仕切毎に後部側に向けて階段状に高くなっており、平面に設置した状態で、後部側に至るにつれて仕切内に収容される商品の高さが高くなる配置とし、このうち横配列は、見本用ペンシル20の配列と同数となっている。
図4(b)は、リップスティック用サンプル支持トレイ7およびその収納ボックス4を示している。
リップスティック用サンプル支持トレイ7も前記と同様に、サンプル支持枠2の内側寸法に応じた縦横寸法であり、見本用リップスティック21を前後2列、横に多数列に嵌合するための円孔7aを開口するとともに、サンプル支持トレイ7の底面に前記円孔7aに通ずる有底円筒形支持筒7bを一体に突設したものであり、色別に見本用リップスティック21を配列している。
リップスティック用収納ボックス4は、上部開口した前部側に比べて後部側を一段高く形成したものであって、その底面および背面には、前記係合突条11に係合する複数の係止レール4aが間口方向に沿って一体に設けられ、かつ各段の内部は、間仕切り4cによって商品リップスティック21の大きさに応じて縦横に仕切られ、このうち横配列は見本用リップスティック21と同数となっているる。
図4(c)は、コンパクトのサンプル支持トレイ8およびおよびその収納ボックス5を示している。
コンパクト用サンプル支持トレイ8は、2段となっていて、その下端段部をサンプル支持枠2の内側に嵌め込み固定するようになっている。このサンプル支持トレイ8はその上面に4つの見本用コンパクト22を設置したトレイ本体部8aと、本体部8aの前方に矢印のごとく引出し格納可能な第2トレイ8bを備え、この第2トレイ8b上にも4つの見本用コンパクト22を配列している。このように上下2段としたのは見本用コンパクト22が他の小物化粧品に比べてやや大形であり、かつその面を表示する必要があるためであり、本実施形態では前後4つで合計8つの色見本を表示できることになる。
コンパクト用収納ボックス5は、後部側に向けて浅底となる変形長方体であってその上部は前部側に比べて後部側が一段高い形状となっている。また、上面後方および背面には前記係合突条11に係合する複数の係止レール5aが間口方向に沿って一体に突設されている。
また、上部前方およびこれより一段高い後方は縦方向間仕切り5bによって商品コンパクト22の大きさに応じてそれぞれ4つに仕切られ、さらに仕切内部の底面部4cは浅底となっている。
なお、収納ボックス3,4、5は、いずれもアクリル樹脂、ポリカーボネートなどの透明樹脂成形体から構成されるものであり、その内側はシースルーとなっている。また、各サンプル支持トレイ6,7,8は適宜な合成樹脂成形体から構成されているとともに、サンプル支持枠2と各サンプル支持トレイ6,7,8との間には図示しない着脱用の係止機構により脱着可能とすることにより、展示状態におけるサンプル支持トレイ6,7,8のサンプル支持枠2からの脱落を防止できる。
図5乃至7は、以上の収納ボックス3,4,5を支持台1上に固定するとともに、サンプル支持トレイ6,7,8をサンプル支持枠2に設置した状態を示す斜視図および側面図であり、(a)は横配置を、(b)は縦配置を示している。
まず、図5(a)では、支持台1の側枠9の長辺9aが水平、短辺9bが垂直となる横配置により商品陳列棚30の壁面に懸架状態に固定されているとともに、ペンシル20用収納ボックス3は後部側を短辺9bに対して浮かせた状態で支持台1上に設置され、係止レール3aを係合突条11に凹凸係合することによって支持台1上に固定されている。この状態で梱包箱20’に梱包されたペンシル20はその前列から順に階段状に高さを高くした状態で収納ボックス3に収納されており、横配置した状態での視認性を確保するとともに、指でつまんで取出しやすくなっている。なお、この配列は見本用のペンシル20と同配列であり、棍棒箱20’の内部を直接覗くことができなくても、色見本に対応する列の梱包箱をつまみ上げれば、同じ色のペンシルを取出すことができる。
また、サンプル支持枠2は、アーム12の傾動角度調整により、支持台1の前方上部に位置しているとともに、緩角度で前方に傾斜し、それぞれのペンシル20を急角度で斜め上方に向けている。
これに対し、図5(b)では、支持台1の側枠9の短辺9bが水平、長辺9aが垂直となる縦配列で商品陳列棚30の壁面に懸架状態に固定されているとともに、収納ボックス3は元の底面側側を長辺9aに対してべた一面に固定した支持台1上に設置されて各梱包箱20’を上部側に傾斜した状態で階段状に傾斜配列している。
また、サンプル支持枠2はアーム12の傾動角度調整により、支持台1の前方に急角度で傾斜し、それぞれのペンシル20を水平に近い状態で配置している。
図6(a)では、支持台1の側枠9の長辺9aが水平、短辺9bが垂直となる横配置により商品陳列棚30の壁面に懸架状態に固定されているとともに、リップスティック21用の収納ボックス4は支持台1上に設置され、係止レール3aを係合突条11に凹凸係合することによって支持台1上に固定されている。この状態で梱包箱21’に梱包されたリップスティック21はその前列から二段階で高さを高くした状態で収納ボックス4に収納されており、横配置した状態での視認性を確保するとともに、指でつまんで取出しやすくなっている。
これも、見本の列に対応した前列または後列の梱包箱を取上げることにより、同一色を得られるようになっている。
また、サンプル支持枠2は、アーム12の傾動角度調整により、支持台1の前方上部にほぼ水平位置し、それぞれのリップスティック21を上方に向けている。
これに対し、図6(b)では、支持台1の側枠9の短辺9bが水平、長辺9aが垂直となる縦配列で商品陳列棚30の壁面に懸架状態に固定されている。収納ボックス4は図6(a)と同じ姿勢で固定されて各梱包箱21’を側方やや上部側に傾斜した状態で配列している。
また、サンプル支持枠2はアーム12の傾動角度調整により、支持台1の前方にほぼ垂直に位置させ、各リップスティック21は水平に近い状態で平行配置される。
図7(a)では、支持台1の側枠9の長辺9aが水平、短辺9bが垂直となる横配置により商品陳列棚30の壁面に懸架状態に固定されているとともに、コンパクト20用の収納ボックス5は後部側を長辺9aに対して浮かせた状態で支持台1上に設置され、係止レール3aを係合突条11に凹凸係合することによって支持台1上に固定している。この状態で梱包箱22’に梱包されたコンパクト22はその前列から順に2段配置であって複数枚ずつ列をなして縦配列で収納ボックス3に収納されている。
これも、見本の列に対応した前列または後列の梱包箱を取上げることにより、同一色を得られるようになっている。
また、サンプル支持枠2は、アーム12の傾動角度調整により、支持台1の前方上部に位置しているとともに、緩角度で前方に傾斜し、それぞれのコンパクト20を急角度で斜め上方に向けている。
これに対し、図7(b)では、支持台1の側枠9の短辺9bが水平、長辺9aが垂直となる縦配列で商品陳列棚30の壁面に懸架状態に固定されているとともに、収納ボックス5は元の底面側側を長辺9a側に対してべた一面に固定した支持台1上に設置されて各梱包箱22’を一枚ずつ縦配列した状態で2段に配列している。
また、サンプル支持枠2はアーム12の傾動角度調整により、支持台1の前方に急角度で傾斜し、それぞれのコンパクト22を垂直に近い状態で配置している。
縦横の配置変更に応じてサンプル支持枠2の付け替えにあたっては、アーム12を一担外し、再度長辺側及び短辺側に付け替えることによりそれぞれの配置に適合できることになる。
縦横の配置変更に応じてサンプル支持枠2の付け替えにあたっては、アーム12を一担外し、再度長辺側及び短辺側に付け替えることによりそれぞれの配置に適合できることになる。
次に以上の収納ボックスおよびサンプル支持トレイを装備した棚板としての各商品陳列ユニット100を商品陳列棚30に配備した場合の一例を図8、9を用いて説明する。
商品陳列棚30は、予備商品格納庫を兼用した設置台30aと、設置台30aの背面より立上がる縦長状の展示壁30bと、展示壁30bの上端にオーバハング状に位置する照明具フード30cとからなっていて、フード30c内に配置された図示しない照明具により展示壁30bに懸架された各陳列装置を照射するようになっている。
展示壁30bには、その下部から順に、設置台30aの直上に配置された支持台1上に収納ボックス4を介して収容された多数の梱包箱21’ならびに前方にサンプル支持枠2を介して配列された色見本用リップスティック21と、その上部に配置された支持台1上に収納ボックス3を介して収容された多数の梱包箱20’ならびに前方にサンプル支持枠2を介して配列された色見本用ペンシル2と、その上部に配置された支持台1上に収納ボックス5を介して収容された梱包箱22’並びに前方に支持枠2を介して配列された色見本用コンパクト22と、さらにその上部にはリップスティック21、ペンシル20の順に展示壁30bの前面に配列されている。
このうちの下部側のリップスティック21およびペンシル20の2つの商品群は、支持台1を横置きした状態で展示販売され、上部側のコンパクト22、リップスティック21およびペンシル20の3つの群は支持台1を縦置き配置した状態で展示販売されており、これによって消費者が陳列棚に相対したときに上部から下部までの見通しを確保している。
またこの縦配列に応じて、各サンプル支持トレイ6,7,8の傾斜角度は、特に図9に示すように、消費者の上向きから下向き姿勢に移行する間でその目線に一致して見えるような角度配置となっており、これによって、消費者は購入しようとする商品の見本を見落すことなく選択し、これに応じた商品の梱包箱を取出すことができるのである。
なお実施形態では、アイブロウ用のペンシル、リップスティック、コンパクトの3種類の化粧品の陳列に適用した場合を示したが他の小物化粧品、例えばマニキュアの陳列販売にも適用可能であり、さらには、同一商品であっても性状が異なり、顧客が直接目視確認した上で購入する販売形態における商品陳列装置に適用することも可能であることは勿論である。
100 商品陳列ユニット
1 支持台
2 サンプル支持枠
3,4,5 収納ボックス
6,7,8 サンプル支持トレイ
9 側枠
10 底板
11 係合突条
12 アーム
14 摘み
15 ナット部
16 前板
20,21,22 商品見本
(20 ペンシル、21 リップスティック、22 コンパクト)
20’,21’22’商品の梱包箱
30 商品陳列棚
30a 設置台
30b 展示壁
30c フード
1 支持台
2 サンプル支持枠
3,4,5 収納ボックス
6,7,8 サンプル支持トレイ
9 側枠
10 底板
11 係合突条
12 アーム
14 摘み
15 ナット部
16 前板
20,21,22 商品見本
(20 ペンシル、21 リップスティック、22 コンパクト)
20’,21’22’商品の梱包箱
30 商品陳列棚
30a 設置台
30b 展示壁
30c フード
Claims (6)
- 商品の支持台と、
支持台の前方に上下方向に傾斜角度調整可能に連結されたサンプル支持枠と、
支持台上に着脱可能に設けられる商品の収納ボックスと、
サンプル支持枠に着脱可能に設けられるサンプル支持トレイとを具備したことを特徴とする商品陳列ユニット。 - 前記支持台は、側面視略L字形をなし、その左右両枠間に多数の係合突条が左右方向に平行に形成され、該係合突条に前記収納ボックスの底部の一カ所又は複数個所に左右方向に形成された略断面鉤形の係止レールが着脱可能に係止されたことを特徴とする請求項1に記載の商品陳列ユニット。
- 前記サンプル支持枠の両側部と前記支持台の両側部間を、その両端を回動及び任意の回動位置で固定可能、かつ取外し可能なアームによって連結したことを特徴とする請求項1又は2記載の商品陳列ユニット。
- 前記サンプル支持枠は、前記支持台の前端部に対し、サンプル支持枠の前面が略水平となる角度調整位置から、その前面が略垂直となる角度調整位置に、傾斜角度調整可能、かつ、所望の角度調整位置で固定可能に連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の商品陳列ユニット。
- 商品の支持台と支持台の前方に上下方向に傾斜角度調整可能に連結されたサンプル支持枠とを具備した複数の商品陳列ユニットと、
複数の商品陳列ユニットが棚板状に上下多段に設けられた縦長の商品陳列棚とを具備し、
前記複数の商品陳列ユニットのうち、前記商品陳列棚の上方に位置する商品陳列ユニットの前記サンプル支持枠は、その前面が前方を向くように傾斜角度が調整され、前記商品陳列棚の下方に位置する商品陳列ユニットの前記サンプル支持枠は、その前面が上方を向くように傾斜角度が調整されていることを特徴とする商品陳列装置。 - 前記商品陳列ユニットの前記支持台は、長辺と短辺とが側面視略L字形をなすように一体化された構造であり、
前記複数の商品陳列ユニットのうち、前記商品陳列棚の上方に位置する商品陳列ユニットの前記支持台は、その長辺が商品陳列棚の前面に取り付けられてその短辺が商品陳列棚の前方に突出し、前記商品陳列棚の下方に位置する商品陳列ユニットの前記支持台は、その短辺が商品陳列棚の前面に取り付けられてその長辺が商品陳列棚の前方に突出するように取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の商品陳列装置。
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- 2007-06-15 JP JP2007159060A patent/JP2008307278A/ja active Pending
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