JP2561689Y2 - キーシリンダの仮止め構造 - Google Patents

キーシリンダの仮止め構造

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JP2561689Y2
JP2561689Y2 JP7580192U JP7580192U JP2561689Y2 JP 2561689 Y2 JP2561689 Y2 JP 2561689Y2 JP 7580192 U JP7580192 U JP 7580192U JP 7580192 U JP7580192 U JP 7580192U JP 2561689 Y2 JP2561689 Y2 JP 2561689Y2
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JP
Japan
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key cylinder
key
mounting opening
locking piece
door panel
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JP7580192U
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JPH0632637U (ja
Inventor
孝行 宮原
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はキーシリンダの固定作業
を容易にする仮止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5にはドアパネル4に設けたキーシリ
ンダ1を示し、ドアパネル4前面より円形の取付開口4
1内に筒状のキーシリンダ1を挿入して、その左右(紙
面垂直方向)側面より突出するフランジ部12の取付孔
121内にパネル裏面よりボルト5を螺入固定する。図
中、2はキーシリンダ1に差し込まれたキーであり、3
はキー2により回転せしめられるキーシリンダレバーで
ある。キーシリンダレバー3の連結片32には図略のロ
ック機構に至るリンクロッド33の一端が連結されてい
る。
【0003】キーシリンダ1の固定時の位置決めは、取
付開口41の頂部に設けた切欠き411内にキーシリン
ダ1外周の凸部11が嵌入することによりなされる。ド
アパネル4前面より突出するキーシリンダ1はガーニッ
シュ6で覆ってある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記キーシ
リンダ1を取り付けるに際しては、キーシリンダ1をド
アパネル4の取付開口41内に挿入した後、一旦手を離
して、ドアパネル4裏面よりボルト固定する必要があ
り、この間にキーシリンダ2が脱落することのないよう
に、ドアパネル4全体を水平状態に保持する等の必要が
あって作業効率が悪いという問題があった。
【0005】本考案はかかる課題を解決するもので、キ
ーシリンダを取付開口内に挿入した後、ボルト固定する
までの間、キーシリンダの脱落を防止して、作業効率を
向上せしめるキーシリンダの仮止め構造を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の構成を説明する
と、ドアパネル4の取付開口41縁に形成した位置決め
用の切欠き411に凸部11を合致せしめて取付開口4
1内に挿入装着されるキーシリンダ1の仮止め構造であ
って、キーシリンダ1の挿入端に位置してキー2により
回転せしめられるキーシリンダレバー3の一部を、キー
シリンダ1の外周に沿って手前方向へ屈曲延出せしめて
係止片31となし、該係止片31を上記切欠き411に
通して、取付開口41内にキーシリンダ1を挿入した状
態でキーシリンダレバ−3を回して、上記係止片31の
先端311を取付開口41縁のドアパネル4裏面に近接
対向せしめるようになしたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、取付開口41内にキーシリ
ンダ1を挿入してキーシリンダレバー3を回すと、係止
片31の先端がドアパネル4の裏面に近接対向し、この
状態でキーシリンダ1から手を離しても、上記係止片先
端311がドアパネル4裏面に当接してキーシリンダ1
の脱落が防止される。
【0008】かくして、車両パネル4を垂直状態にした
ままで、パネル4裏面よりスムーズにキーシリンダ1を
ボルト固定できる。キーシリンダレバー3の一部に係止
片31を形成したから、キーシリンダ1本体の形状を変
更する必要はなく、また、係止片31を有する上記キー
シリンダレバー3の制作はプレス成型等により簡易にな
し得る。
【0009】
【実施例】図1において、やや下方へ傾斜する略垂直の
ドアパネル4には、キー2を装着したキーシリンダ1が
水平姿勢で固定されている。その固定はキーシリンダ1
の外周より両側方へ突出形成したフランジ部12(図
2)の取付孔121にパネル4裏面よりボルト5をねじ
込んで行う。
【0010】キーシリンダ1の挿入端(図2の右端)に
はキー2により回転操作されるキーシリンダレバー3が
設けてあり、該レバー3は中央を回転軸34に固定し
て、下方へ連結片32が屈曲形成され、これと対称位置
の上方へは係止片31が形成されている。係止片31は
キーシリンダ1の外周に沿って屈曲してフランジ部12
方向(手前方向)へ延び、その先端311はフランジ部
12裏面に近い位置で屈曲する当接面となっている。
【0011】キーシリンダ1の外周頂面には位置決め用
の凸部11が形成され、一方、上記連結片32にはロッ
ク機構に至るリンクロッド33の一端が連結されてい
る。
【0012】上記構造のキーシリンダ1をドアパネル4
に取り付ける際には、キーシリンダ1のキー溝13(図
3)にキー2を差した状態で、キーシリンダ1をドアパ
ネル4の取付開口41内に挿入する(図3の矢印)。こ
の時、キーシリンダレバー3の係止片31は取付開口4
1の頂部に形成した位置決め用の切欠き411に通す。
キーシリンダ1の凸部11を上記切欠き411内に位置
せしめた状態でキー2を回転操作すると、キーシリンダ
レバー3が回転して係止片32が切欠き411よりずれ
た位置に移動し(図4)、その先端311の当接面がド
アパネル4裏面に近接して対向位置する。
【0013】この状態でキー2より手を離しても、係止
片31の先端311がドアパネル4裏面に当接してキー
シリンダ1の脱落は防止され、かつ凸部11によりその
位置決めもなされているから、ドアパネル4裏面よりパ
ネル4とフランジ部12の各取付孔42,121を合致
せしめて、速やかにボルト5のねじ込み固定をなし得
る。
【0014】係止片31はキーシリンダレバー3の一部
を延出屈曲せしめたものであるから、レバー本体ととも
にプレス成形により容易かつ安価に制作することができ
る。
【0015】なお、上記実施例では、キーシリンダレバ
ーの係止片を連結片の対称位置に形成したが、これに限
られるものではない。
【0016】
【考案の効果】以上の如く、本考案の仮止め構造によれ
ば、簡易かつ安価な構造により、キーシリンダの脱落を
効果的に防止して、その取付け作業の効率化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、仮止め構造を有する
キーシリンダのパネル取付け状態における側面図であ
る。
【図2】キーシリンダの後方斜視図である。
【図3】キーシリンダの前方斜視図である。
【図4】キーシリンダの取付け状態における正面図であ
る。
【図5】従来のキーシリンダのパネル取付け状態におけ
る側面図である。
【符号の説明】
1 キーシリンダ 11 凸部 2 キー 3 キーシリンダレバー 31 係止片 311 先端 4 ドアパネル 41 取付開口 411 切欠き

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネルの取付開口縁に形成した位置
    決め用の切欠きに凸部を合致せしめて取付開口内に挿入
    装着されるキーシリンダの仮止め構造であって、キーシ
    リンダの挿入端に位置してキーにより回転せしめられる
    キーシリンダレバーの一部を、キーシリンダの外周に沿
    って手前方向へ屈曲延出せしめて係止片となし、該係止
    片を上記切欠きに通して、取付開口内にキーシリンダを
    装着した状態でキーシリンダレバ−を回して、上記係止
    片の先端を取付開口縁のドアパネル裏面に近接対向せし
    めるようになしたキーシリンダの仮止め構造。
JP7580192U 1992-10-07 1992-10-07 キーシリンダの仮止め構造 Expired - Lifetime JP2561689Y2 (ja)

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JPH0632637U JPH0632637U (ja) 1994-04-28
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