JP2531398Y2 - 幼児用三輪車におけるハンドル枠と車体フレームとの連結構造 - Google Patents

幼児用三輪車におけるハンドル枠と車体フレームとの連結構造

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JP2531398Y2
JP2531398Y2 JP1992040041U JP4004192U JP2531398Y2 JP 2531398 Y2 JP2531398 Y2 JP 2531398Y2 JP 1992040041 U JP1992040041 U JP 1992040041U JP 4004192 U JP4004192 U JP 4004192U JP 2531398 Y2 JP2531398 Y2 JP 2531398Y2
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JP
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frame
support shaft
hole
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body frame
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JP1992040041U
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JPH061170U (ja
Inventor
慶一 中井
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株式会社プラスワン
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、幼児用三輪車における
ハンドル枠と車体フレームとの連結構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】幼児用三輪車は、輸送時の嵩張りを考慮
して、前輪を備えるハンドル枠と、後輪を備える車体フ
レームとに分解して箱詰めされる。そのハンドル枠、車
体フレームには、軸受枠が各々一体的に固定され、この
軸受枠相互を両者に開孔した支軸差込孔に挿通する支軸
で回転可能に連結し、それによりハンドル枠の回動で走
行方向を自由に変更できるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ハンドル枠
と車体フレームとは、詳細には図4で示すように、ハン
ドル枠A1 に固定されている第1軸受枠1の上下片1
c、1cに開孔した支軸差込孔1d、1dと、車体フレ
ームA2 に固定した第2軸受枠2の上下片2c、2cに
開孔した支軸差込孔2d、2dとに亘って串差し状に挿
通する支軸3の下端部に刻設した周溝3eにEリング10
0 を外側から嵌合掛止したり、図示しないが、支軸の下
端部に貫通状に開設したピン孔に割ピンを差し込み係止
して、抜落不能に支軸を保持した状態で回動可能に連結
される。しかし、Eリング100 の嵌合係止作業や割ピン
の差し込み係止作業は、組立作業を不得意とする特に婦
女子等にとっては厄介な作業に成り易く、不手際によっ
て紛失して、組立不能になる虞もあった。
【0004】本考案は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その目的とする処は、ワンタッチにてハンドル
枠と車体フレームとを回動可能に連結できる構造的に簡
素な幼児用三輪車におけるハンドル枠と車体フレームと
の連結構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案が講じた技術的手段は、ハンドル枠に固定した
第1軸受枠の上下片と、その第1軸受枠内に嵌合装着さ
れる車体フレームに固定した第2軸受枠の上下片に夫々
支軸差込孔を開孔すると共に、前記第1軸受枠の上片に
は支軸差込孔に隣接して掛止孔を開孔し、他方前記第1
軸受枠及び第2軸受枠の支軸差込孔に亘って掛止孔の開
設側から串差し状に挿通する支軸の拡大頭部側に前記掛
止孔に係着する掛止用爪を一体的に設け、該掛止用爪を
掛止孔の孔縁に弾性的に嵌着係止して支軸を挿通掛止め
することを要旨とする。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、ハンドル枠の第1軸
受枠及び車体フレームの第2軸受枠各々の上下片に開孔
されている支軸差込孔に支軸を差し込み、同支軸の上端
部に一体的に延設された掛止用爪を、第1軸受枠の上片
に開孔されている掛止孔の孔縁に掛止することで、支軸
を抜落不能に保持する。
【0007】
【考案の効果】本考案の幼児用三輪車におけるハンドル
枠と車体フレームとの連結構造は請求項1に記載の構成
により、支軸をハンドル枠に固定された第1軸受枠の掛
止孔が開設された側から第1軸受枠及び第2軸受枠の支
軸差込孔に亘って串差し状に挿通し、該支軸の拡大頭部
側に設けられている掛止用爪を第1軸受枠の支軸差込孔
に隣接して形成した掛止孔の孔縁に嵌着掛止すること
で、ハンドル枠と車体フレームとを連結する支軸の抜け
止めを確実に行うことができる。しかも、その支軸の抜
け止め作業は該支軸を掛止孔の開設側から支軸差込孔に
挿入する一動作のみによって支軸の差し込み側で完了で
きる為、工具を使わずに簡単に作業できる。即ち、従来
構造における支軸の抜け止めは、該支軸の差し込み側と
反対側(拡大頭部と反対側)に割りピンやそのたの抜け
止め用部品を孔や溝に装着するものであるが、それら割
りピン等の部品の取り付け位置は泥除け等があって作業
しにくい場所であるが、本考案は上記したように支軸の
差し込みというワンタッチ動作で、且つ差し込み側で完
結できるため従来の作業性の問題及び組み立て作業にお
ける工具の問題を解消でき、組み立て作業を苦手とする
婦女子でも簡単に組み立てることができる。更に、掛止
用爪は支軸の拡大頭部側に一体的に設けられているた
め、支軸の抜け止めを行う掛止用爪の紛失を防止出来
る。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は本実施例幼児用三輪車におけるハ
ンドル枠と車体フレームとの連結構造を示し、符号Aは
幼児用三輪車、1はハンドル枠A1 に固定された第1軸
受枠、2は車体フレームA2 に固定された第2軸受枠、
3は支軸、3aはその支軸3に一体的に設けられた掛止
用爪である。
【0009】第1軸受枠1は、側面断面視コ型状とする
主枠1aの立片1a’両側縁にハンドル枠A1 を支承さ
せる湾曲状の受け座1bを折曲形成し、該受け座1bに
ハンドル枠A1 を嵌合状に支承すると共に、上下片1
c、1cを車体フレームA2 方向に向けて該受け座1b
にハンドル枠A1 をボルト止め(図示せず)している。
【0010】第2軸受枠2は、上記側面断面視コ型状と
し、上下片2c、2cをハンドル枠A1 方向に向けて車
体フレームA2 先端に溶着等の手段で一体的に固定され
ている。
【0011】第1、第2軸受枠1、2は、その上下片1
c、1c、2c、2cに支軸差込孔1d、1d、2d、
2dを開孔してなり、第1軸受枠1の上片1cにおいて
は、支軸差込孔1dに隣設する箇所に平面視方形状に掛
止孔4が開孔されている。
【0012】支軸3は、ヘッドピン3bと、そのヘッド
ピン3bの頭部3b’をインサート成形するように上端
に一体成形されたプラスチック製の拡大頭部3cとから
構成されている。
【0013】拡大頭部3cは、図示するように上記支軸
差込孔1d、1d、2d、2dに串差し状に挿通するヘ
ッドピン3bの頭部3b’を埋設して第1軸受枠1の上
片1cに載置される塊部3c’から薄肉な延設部3c”
を一体に延設し、該延設部3c”の先端部分に掛止用爪
3aを一体に突設している。尚、この拡大頭部3cは、
金属材でヘッドピン3bと一体的に形成したものでも構
わない。
【0014】延設部3c”は、図示するように、前記塊
部3c’から横向き略S字状に延設してその先端域から
所定長さ基端に戻った部位の外面に上向きな掛止用爪3
aを突設してなり、延設外半部のU字状部3c”−1が
前記掛止孔4内に先端間距離を若干狭めるように弾性変
形することで同掛止孔4に嵌着されて掛止用爪3aがそ
の孔縁下縁に掛止するように構成されている。
【0015】また、延設部3c”における上記U字状部
3c”−1の先端部は、図示するように、掛止孔4への
掛止用爪3aの嵌着掛止状態において掛止孔4から上向
きに突出させており、外部からの操作で弾性変形させる
ことで、掛止用爪3aの掛止関係を解除することができ
るようになっている。
【0016】次に、本実施例幼児用三輪車におけるハン
ドル枠と車体フレームとの連結を順を追って簡単に説明
すると、ハンドル枠A1 に固定された第1軸受枠1と車
体フレームA2 に固定された第2軸受枠2とを正対さ
せ、第1軸受枠1の上片1c、下片1cに上片2c、下
片2cが当接し且つ支軸差込孔1d、1d、2d、2d
同士が一直線状になるように両軸受枠1、2を抱き合わ
せる。そして、支軸差込孔1d、1d、2d、2dに亘
って支軸3を串差し状に挿通し上端部の延設部3c”の
外側一半部であるU字状部3c”−1を若干弾性変形さ
せながら、掛止用爪3aを第1軸受枠1の上片1cに支
軸差込孔1dに隣設して開孔された掛止孔4に嵌着掛止
する。これにより、支軸3が抜け落ちることなくハンド
ル枠A1 を車体フレームA2に対して回動可能に連結で
きる。
【0017】尚、本実施例のように、掛止用爪3aの掛
止関係を解除できるようにする必要は敢えてない。その
場合には、延設部3c”を直線状とし、その先端から掛
止用爪3aを下向きに突設して弾性的に掛止孔4に嵌着
掛止する構造のものであれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例ハンドル枠と車体フレームとの連結構
造の正面図。
【図2】図1の要部の縦断面図。
【図3】連結状態を示す分解図。
【図4】従来例の要部の縦断面図。
【符号の説明】
A :幼児用三輪車 A1 :ハンドル枠 A2 :車体フレーム 1 :第1軸受枠 2 :第2軸受枠 1c、2c :第1軸受枠及
び第2軸受片の上下片 4 :掛止孔 3a :掛止用爪 3 :支軸 1d、2d :支軸差込孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル枠に固定した第1軸受枠の上下
    片と、その第1軸受枠内に嵌合装着される車体フレーム
    に固定した第2軸受枠の上下片に夫々支軸差込孔を開孔
    すると共に、前記第1軸受枠の上片には支軸差込孔に隣
    接して掛止孔を開孔し、他方前記第1軸受枠及び第2軸
    受枠の支軸差込孔に亘って掛止孔の開設側から串差し状
    に挿通する支軸の拡大頭部側に前記掛止孔に係着する掛
    止用爪を一体的に設け、該掛止用爪を掛止孔の孔縁に弾
    性的に嵌着係止して支軸を挿通掛止めすることを特徴と
    する幼児用三輪車におけるハンドル枠と車体フレームと
    の連結構造。
JP1992040041U 1992-06-11 1992-06-11 幼児用三輪車におけるハンドル枠と車体フレームとの連結構造 Expired - Lifetime JP2531398Y2 (ja)

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JPH061170U JPH061170U (ja) 1994-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60156094U (ja) * 1984-03-28 1985-10-17 東京都育児乗物工業協同組合 多用途乗物
JPH0728071Y2 (ja) * 1990-11-02 1995-06-28 株式会社プラスワン 幼児用三輪車

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JPH061170U (ja) 1994-01-11

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