JPH077238B2 - ホログラム及びその製造方法 - Google Patents

ホログラム及びその製造方法

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JPH077238B2
JPH077238B2 JP6290288A JP6290288A JPH077238B2 JP H077238 B2 JPH077238 B2 JP H077238B2 JP 6290288 A JP6290288 A JP 6290288A JP 6290288 A JP6290288 A JP 6290288A JP H077238 B2 JPH077238 B2 JP H077238B2
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hologram
resin
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curable acrylate
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JP6290288A
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JPH01235988A (ja
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滋 岡野
克典 西島
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2250/00Laminate comprising a hologram layer
    • G03H2250/12Special arrangement of layers

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は該ホログラムに関し、さらに詳細には、表面レ
リーフ型ホログラムとその製造方法に関するものであ
る。
<従来の技術> 出版・印刷業においては、書籍・雑誌の表紙、挿し絵と
して、あるいはギフト、ノベルティとして、そして有価
証券・クレジット・IDカードの偽造防止としてホログラ
ムが利用されている。又、広告・ディスプレイの分野で
も虹色に光るその装飾性、立体間による意外性からホロ
グラムが利用されている。
従来表面レリーフ型は、基材上に塗布された熱可塑性樹
脂に対して、表面レリーフ型ホログラムが形成されてい
る金属性スタンパを用いて、加熱・加圧によりエンボス
成形を行ない、熱可塑性樹脂上に表面レリーフ型ホログ
ラムを形成し、その後、その表面にアルミニウム等の金
属蒸着を施して反射層として成ることを特徴としてお
り、用途に応じては該金属蒸着層の上に更に感熱接着剤
を塗布し、ホットスタンプにより被転写体に転写するも
のであったり、あるいは該金属蒸着層の上に粘着剤を塗
布してシールとして利用されているものである。
<発明が解決しようとしている問題点> 従来の表面レリーフ型ホログラムの製造方法に於いて
は、基材上に予め塗布された熱可塑性樹脂層を、表面レ
リーフ型ホログラムが形成されている金属スタンパーに
重ね合わせて、加熱・加圧によりエンボス成形して表面
レリーフ型ホログラムを得る為、該金属性スタンパーに
重ね合わせて、加熱、加圧によりエンボス成形した後、
直ちに冷却する必要がある。
即ち、従来法はホログラム形成層として熱可塑性樹脂を
用い、加熱・加圧によるエンボス成形技術により表面レ
リーフ形ホログラムを形成する為、該エンボス成形時の
加熱・加圧条件と、その後の速やかな冷却条件がシャー
プなホログラムを製造する上で重要であり、またトラブ
ルの原因としても多い。
また更に従来法は、ホログラム形成後、アルミニウム等
の金属を反射層として蒸着する工程を経る為、すでに形
成済みのホログラムに傷が付いたり、汚れが付着したり
して、トラブルの原因となることもある。
<問題を解決するための手段> 本発明は以上の事情に鑑み、種々検討の結果得られたも
のである。
即ち、本発明は反射層として予め金属薄膜を設けたフィ
ルム又はシート状支持体の該金属薄膜上に、 第一層として電子線硬化性アクリレート樹脂およびアル
ミニウムキレート化合物の混合物より成る層を塗工し、 更に第二層として電子線硬化性アクリレート樹脂より成
るホログラム形成樹脂層を順次塗工して、次に金属性表
面レリーフホログラムスタンパを該ホログラム形成樹脂
層に密着させた後に、前記フィルム又はシート状支持体
側より電子線照射して硬化させ、その後剥離して成る事
を特徴とするホログラムとその製造方法である。
即ち、本発明に於いて、前記第二層の電子線硬化性アク
リレート樹脂として極めて対金属との接着性の弱いもの
を用い、かつ第一層として電子線硬化性アクリレート樹
脂およびアルミニウムキレート化合物の混合物より成る
層を塗工して極めて対金属との接着力を強くすることに
より、該金属性表面レリーフ形ホログラムスタンパから
の離型性に優れた、また前記反射層である金属薄膜との
接着性の極めて優れたシャープなホログラムが得られ、
また更に、前記第一層および第二層に用いられる電子線
硬化性アクリレート樹脂は同一であることの方が、第一
層と第二層との接着性がよく優れた物性を有するホログ
ラムとその製造方法を提供するものでである。
<発明の詳細> 以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。第1図か
ら第三図は、本発明に述べるホログラムの製造方法に関
し、その断面図をわかり易く示したものである。
第1図に於いて、(1)はフィルム又はシート状支持
体、(2)は反射層として設けられている金属薄膜、
(3)は電子線硬化性アクリレート樹脂およびアルミニ
ウムキレート化合物の混合物より電子線硬化性アクリレ
ート樹脂より成る第二樹脂層を示し、本発明の基本部分
の構成である。
この構成の上に、第2図に示す如く、金属性レリーフ型
ホログラムスタンパ(5)を重ね合わせ、適度な加圧の
後、フィルム又はシート状支持対(1)側より電子線照
射して第一樹脂層(3)および第二樹脂層(4)を硬化
して、第3図に示した如くホログラムを得る。
本発明に述べるフィルム又はシート状支持体(1)は、
反射層として金属薄膜を蒸着等により施す為、適度な表
面平滑性や耐熱性が必要であり、ポリエステル、ポリプ
ロピレン、ポリカーボネート、セロファン、ガラス等が
使用可能で、厚さ10〜200μm程度のフィルム又はシー
トが好ましい。中でもポリエステルフィルムは、耐熱
性、物理的強度、平滑性、フィッシュアイが少ないなど
の点で最も良好な結果が得られる。
本発明に述べる反射層としての金属薄膜(2)は、表面
の反射率の高い金属が好ましく、具体的にはアルミニウ
ム、金、銀、銅、スズ等及びこれらの金属を含む合金を
使用することができ、通常よく知られている真空蒸着方
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの
方法によって設けることができる。厚みとしては100Å
〜10,000Åの範囲が適当である。
本発明に述べる第一樹脂層(3)は、少なくとも二官能
以上のエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、
エポキシアクリレート、等の電子線硬化性アクリレート
樹脂、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロ
ピレート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート
等のアルミニウムキレート化合物との混合物であり、そ
の混合割合はアルミニウムキレート化合物の含有率にし
て0.1%〜10%程度のものが好ましい。また第一樹脂層
(3)の厚みは1〜20μm程度が好ましい。また更に電
子線硬化性アクリレート樹脂とアルミニウムキレート化
合物とを混合しても、また適度な溶剤に溶解させた後に
混合してもよい。
本発明に述べる第二樹脂層(4)は少なくとも二官能以
上のエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エ
ポキシアクリレート等の電子線硬化性アクリレート樹脂
であり、好ましくは電子線照射後(硬化後)の特性とし
て金属の接着性の悪いもの、即ち金属性表面レリーフ型
ホログラムスタンパ(5)との剥離性のよいものであ
り、更には層間の接着力向上の為に前記第一樹脂層
(3)と同一のアクリレート樹脂がよい。また第二樹脂
層(4)の厚みは1μm〜20μmが好ましい。
本発明で述べる電子線照射とは、前記第一樹脂層
(3)、第二樹脂層(4)を共に硬化させるに足る吸収
線量を示すものであり、少なくとも1Mrad以上を要し、
各種電子線加速機が利用できる。
以上の様に、本発明に述べるホログラムの製造方法を実
施することで、これまでの問題点を解決する事ができ
た。以下本発明を実施例を用いてさらに詳細に説明す
る。
<実施例−1> (1)厚さ25μmのポリエステルフィルムの片面に、反
射層としてアルミニウムを蒸着して約700Åの膜厚を得
た。次に該アルミニウム蒸着フィルムのアルミニウム面
上に下記組成物(a)の第一樹脂層として電子線硬化性
二官能アクリレート(日本化薬(株)社製;KAYARAD PEG
400DA)を約10μmの膜厚で塗工して構成体(b)を得
た。
(2)次に実施例−1の(1)で得られた構成体(b)
の塗工面に、電鋳法によるニッケルメッキ製表面レリー
フ型ホログラムスタンパを重ね合わせ、適度にハンドロ
ーラにて密着させた後、前記ポリエステルフィルム側よ
り、200keVの電子線を吸収線量5Mradの条件で照射し、
その後該スタンパを剥離してホログラムを得た。
本実施例で得られたホログラムは、極めて鮮明であり、
また蒸着アルミニウム薄膜との接着性も良好であった。
<発明の効果> 本発明のホログラムとその製造方法によれば、 前記の如く反射層である金属薄膜との接着力の極めて強
い、かつ鮮明なホログラムが極めて短時間にできる大き
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は共にホログラム製造方法に関
する断面図である。 (1)フィルム又はシート状支持体 (2)金属薄膜 (3)第一樹脂層 (4)第二樹脂層(ホログラム形成樹脂層) (5)金属性表面レリーフ型ホログラムスタンパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射層として金属薄膜を有するフィルム又
    はシート状支持体の該金属薄膜上に, 電子線硬化性アクリレート樹脂およびアルミニウムキレ
    ート化合物の混合物より成る第1の樹脂層が設けられ, 更に電子線硬化性アクリレート樹脂より成るホログラム
    が形成された第2の樹脂層が順次設けられて成る事を特
    徴とするホログラム。
  2. 【請求項2】電子線硬化性アクリレート樹脂が金属に対
    して硬化後易剥離性樹脂であることを特徴とする第1項
    記載のホログラム。
  3. 【請求項3】アルミニウムキレート化合物との混合物を
    構成する電子線硬化性アクリレート樹脂と、ホログラム
    形成樹脂層である電子線硬化性アクリレート樹脂が同一
    である事を特徴とする第2項記載のホログラム。
  4. 【請求項4】反射層として金属薄膜を有するフィルム又
    はシート状支持体の該金属薄膜上に電子線硬化性アクリ
    レート樹脂およびアルミニウムキレート化合物の混合物
    より成る第1の樹脂層を塗工し、 更に電子線硬化性アクリレート樹脂より成るホログラム
    形成される第2の樹脂層を順次塗工して、 次に金属性表面レリーフ型ホログラムスタンパを該ホロ
    グラム形成樹脂層に密着させた後に前記フィルム又はシ
    ート状支持体側より電子線照射して硬化させ、 その後剥離して成る事を特徴とするホログラムの製造方
    法。
JP6290288A 1988-03-16 1988-03-16 ホログラム及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH077238B2 (ja)

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