JPH036883Y2 - - Google Patents

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JPH036883Y2
JPH036883Y2 JP19849383U JP19849383U JPH036883Y2 JP H036883 Y2 JPH036883 Y2 JP H036883Y2 JP 19849383 U JP19849383 U JP 19849383U JP 19849383 U JP19849383 U JP 19849383U JP H036883 Y2 JPH036883 Y2 JP H036883Y2
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JP
Japan
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hologram
relief
reflective layer
protective layer
opening
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JP19849383U
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JPS60107902U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、レリーフ型ホログラムにおいて、偽
造を防止した構造に関する。
ホログラフイー技術の応用として、ホログラム
を、証券、通帳、クレジツトカード、身分証明書
など(以下、一括して「カード類」という)に添
付して、カード類の偽造を防止することが一般に
行なわれている。この目的に用いるホログラム
は、製造の容易さと目視の際の見やすさとから、
主としてレリーフ型ホログラムの表面に反射層を
設けたものである。
ところが、レリーフ型ホログラムは、その表面
凹凸を、メツキやプラスチツク材料を利用した賦
型により複製し、同様なレリーフホログラムを偽
造することが可能である。
複製の防止策として、反射層の上に保護層を設
けることが行なわれるが、物理的または化学的方
法によりこれを剥離することが企てられ、複製防
止に有効とはいえない。
本考案は、このような表面凹凸の複製を不可能
にし、もつて偽造を防止したレリーフ型ホログラ
ムを提供する。
図面に示すように、本考案のホログラム1は、
レリーフ型ホログラム2、反射層3および保護層
4からなり、反射層3内に設けた開口部31を通
してレリーフ型ホログラム2と保護層3とが直接
結合していることを特徴とする。
本考案は、従来既知のすべての種類のレリーフ
型ホログラムに適用可能である。レリーフ型ホロ
グラムの製造には、たとえば、熱可塑性樹脂のシ
ートに金型を加熱プレスする方法、原型とプラス
チツクシートの間に電子線または紫外線で硬化す
る樹脂を充填して電子線または紫外線を照射して
硬化させ、型どりする方法などがあり、そのいず
れの方法で製造したものでもよい。
反射層3の形成は、常法に従つて、蒸着やスパ
ツタリング、イオンプレーテイングあるいはメツ
キにより、金属膜をつくればよい。
開口部31を設けるには、ホログラム面上にマ
スクを置いて蒸着やスパツタリングを行ない、そ
の部分の金属膜の形成を妨げる手法によつてもよ
いし、ホログラム全面に金属膜を与えてから、そ
の一部を選択的にエツチングする手法を採用して
もよい。開口部の形態は、反射層の欠落がレリー
フホログラムの画像形成に実質上支障をきたさな
い限りで、任意にえらぶことができる。実際に
は、ホログラム以外の部分に開口部を有する形態
たとえばリング状、枠状などが好適である。な
お、ホログラム2と保護層4との間に、十分な接
着力を確保できる面積が得られるように配慮す
る。
保護層4は、レリーフ型ホログラム2を構成す
る材料と接着性を有する材料で形成するか、また
は接着性が得られる方法で形成しなければならな
い。もちろん、ホログラムや反射層を損うもので
あつてはならないし、透明であることを要する。
製造の実例を示せば、まずレリーフホログラム
を常法に従つて形成し、その型面に紫外線硬化性
樹脂液(旭化成工業、「APR」)をスクリーン印
刷法により50μの厚さでコーテイングしてからポ
リエステルのシート(旭化成工業、「APR用ベー
スシート」)を重ね、ポリエステル側から紫外線
を照射して樹脂液を硬化させることにより、レリ
ーフホログラムに対し凹凸がポジとネガの関係に
ある樹脂型を得る。この樹脂型の表面に上記と同
じ樹脂液をコーテイングしてポリエステルシート
を重ね、紫外線照射して硬化させたのち樹脂型を
剥し、レリーフホログラムの複製物をつくる。
この複製ホログラムに枠状のマスクをかけ、ア
ルミニウムを厚さ1000Åとなるように蒸着して、
ホログラムの周囲をかこむ開口部を有する反射層
を形成する。この反射層の上にエポキシ系接着剤
(セメダイン、「セメダインハイスーパー30」)を
コーテイングして硬化させ、保護層の形成、およ
びレリーフホログラムと保護層の反射層開口部を
通しての結合を行なう。
上記のような構造をもつ本考案のホログラム
は、レリーフ型ホログラムと保護層とが部分的に
直接結合しているので、保護層を剥離してレリー
フを複製することは事実上不可能であつて、偽造
が防止できる。それゆえ、本考案のホログラムは
カード類に添えるに適している。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案のホログラムの構造を説明する
ための、模式的な断面図である。 1……偽造を防止したホログラム、2……レリ
ーフ型ホログラム、3……反射層、31……開口
部、4……保護層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レリーフ型ホログラム2、反射層3および保護
    層4からなり、反射層3内に設けた開口部31を
    通してレリーフ型ホログラムと保護層3とが部分
    的に直線結合していることを特徴とする偽造を防
    止したホログラム1。
JP19849383U 1983-12-26 1983-12-26 偽造を防止したホログラム Granted JPS60107902U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19849383U JPS60107902U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 偽造を防止したホログラム

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Publication Number Publication Date
JPS60107902U JPS60107902U (ja) 1985-07-23
JPH036883Y2 true JPH036883Y2 (ja) 1991-02-21

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ID=30757529

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0438792Y2 (ja) * 1985-10-09 1992-09-10
JP2884328B2 (ja) * 1995-06-26 1999-04-19 株式会社麗光 熱収縮性ホログラムフイルム
DE102008017652A1 (de) * 2008-04-04 2009-10-08 Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg Sicherheitselement sowie Verfahren zur Herstellung eines Sicherheitselements

Also Published As

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JPS60107902U (ja) 1985-07-23

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