JPH0772329A - 光学要素のための多層コーティング - Google Patents
光学要素のための多層コーティングInfo
- Publication number
- JPH0772329A JPH0772329A JP6109605A JP10960594A JPH0772329A JP H0772329 A JPH0772329 A JP H0772329A JP 6109605 A JP6109605 A JP 6109605A JP 10960594 A JP10960594 A JP 10960594A JP H0772329 A JPH0772329 A JP H0772329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- optical element
- coating
- refractive index
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
- G02B1/11—Anti-reflection coatings
- G02B1/113—Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
- G02B1/115—Multilayers
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/20—Filters
- G02B5/28—Interference filters
- G02B5/283—Interference filters designed for the ultraviolet
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Gyroscopes (AREA)
- Lasers (AREA)
- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で、かつ内層に対する厚さ要件の
許容誤差が低い、キャビティ内エレメントのための2層
コーティングを提供する。 【構成】 光学要素のためのコーティングが、選択され
た波長に対し反射防止性があり、かつ紫外線放射の透過
を阻止するように形成される。このコーティングは第1
の層24Aを有し、この層は光学要素上にコーティング
された屈折率n1を有する誘電材料から形成される。第
2の層26Aは第1の層の屈折率n1 よりも小さい屈折
率n2 を有する誘電層から形成される。第2の層は紫外
線光を阻止しつつ、選択された波長を透過する材料から
形成され、第1の層および光学要素を紫外線放射の露光
によるダメージから保護する。これらの層の厚さは、コ
ーティングが選択された波長に対し反射防止性を有する
ように選択される。
許容誤差が低い、キャビティ内エレメントのための2層
コーティングを提供する。 【構成】 光学要素のためのコーティングが、選択され
た波長に対し反射防止性があり、かつ紫外線放射の透過
を阻止するように形成される。このコーティングは第1
の層24Aを有し、この層は光学要素上にコーティング
された屈折率n1を有する誘電材料から形成される。第
2の層26Aは第1の層の屈折率n1 よりも小さい屈折
率n2 を有する誘電層から形成される。第2の層は紫外
線光を阻止しつつ、選択された波長を透過する材料から
形成され、第1の層および光学要素を紫外線放射の露光
によるダメージから保護する。これらの層の厚さは、コ
ーティングが選択された波長に対し反射防止性を有する
ように選択される。
Description
【0001】
【発明の背景】この発明は一般的には、光学表面で特定
の光波長の反射および透過を制御するための光学的コー
ティングに関するものである。この発明は特定的には、
光学系の構成要素のための耐紫外線の反射防止コーティ
ングの構造および製造方法に関するものである。さらに
特定的には、この発明は、マルチオシレータリングレー
ザジャイロスコープのキャビティ内エレメントのための
耐紫外線の反射防止コーティングに関するものである。
の光波長の反射および透過を制御するための光学的コー
ティングに関するものである。この発明は特定的には、
光学系の構成要素のための耐紫外線の反射防止コーティ
ングの構造および製造方法に関するものである。さらに
特定的には、この発明は、マルチオシレータリングレー
ザジャイロスコープのキャビティ内エレメントのための
耐紫外線の反射防止コーティングに関するものである。
【0002】リングレーザジャイロスコープは回転を測
定するためにサニャック効果を用いる。閉路内で互いに
反対方向に伝播する光ビームは、経路の面に対して垂直
である軸を回る回転速度と直接比例して遷移時間が異な
る。リングレーザジャイロスコープでは、閉路は経路の
周りに光ビームを向ける鏡によって規定される。経路の
形状は一般に方形または三角形のいずれかであるが、原
則として任意の多角形閉路が使用され得る。閉路は典型
的には、ガラスセラミック材料から形成される枠または
本体内に形成されたキャビティ内にある。
定するためにサニャック効果を用いる。閉路内で互いに
反対方向に伝播する光ビームは、経路の面に対して垂直
である軸を回る回転速度と直接比例して遷移時間が異な
る。リングレーザジャイロスコープでは、閉路は経路の
周りに光ビームを向ける鏡によって規定される。経路の
形状は一般に方形または三角形のいずれかであるが、原
則として任意の多角形閉路が使用され得る。閉路は典型
的には、ガラスセラミック材料から形成される枠または
本体内に形成されたキャビティ内にある。
【0003】キャビティは排気され、レーザに対する利
得媒体であるヘリウムおよびネオンの混合物で充填され
る。放電により利得媒体が励起され、光増幅およびコヒ
ーレント光源が生成される。鏡は、レーザの適切な動作
を推進する態様で、閉路の周りに光ビームを向けるよう
に正確に整列されねばならない。鏡面は、使用可能な信
号をもたらすレーザビーム強度を与えるために、不純物
を全く含んではならない。
得媒体であるヘリウムおよびネオンの混合物で充填され
る。放電により利得媒体が励起され、光増幅およびコヒ
ーレント光源が生成される。鏡は、レーザの適切な動作
を推進する態様で、閉路の周りに光ビームを向けるよう
に正確に整列されねばならない。鏡面は、使用可能な信
号をもたらすレーザビーム強度を与えるために、不純物
を全く含んではならない。
【0004】システム内で一度レーザ発振が共振周波数
で生じると、互いに反対方向に伝播するレーザビームに
よって横切られた進路の長さの差が、光検出器によって
感知され、かつ増幅器によって増幅された差またはうな
り振動数となる。うなり振動数は互いに反対方向に伝播
するビームに光学的にヘテロダイン効果を起こさせた結
果である。
で生じると、互いに反対方向に伝播するレーザビームに
よって横切られた進路の長さの差が、光検出器によって
感知され、かつ増幅器によって増幅された差またはうな
り振動数となる。うなり振動数は互いに反対方向に伝播
するビームに光学的にヘテロダイン効果を起こさせた結
果である。
【0005】2つの互いに反対方向に伝播する波を用い
るリングレーザジャイロスコープが低い回転速度でロッ
クイン現象を起こしやすいことは周知である。しきい値
を下回る速度では、2モードリングレーザジャイロスコ
ープは誤って回転速度が0であると示す。波の間の周波
数差が小さすぎる場合、それらの周波数は等しく見え、
0回転速度と誤って示される。
るリングレーザジャイロスコープが低い回転速度でロッ
クイン現象を起こしやすいことは周知である。しきい値
を下回る速度では、2モードリングレーザジャイロスコ
ープは誤って回転速度が0であると示す。波の間の周波
数差が小さすぎる場合、それらの周波数は等しく見え、
0回転速度と誤って示される。
【0006】ロックインを排除するリングレーザジャイ
ロスコープの型の1つは、ゼーマンリングレーザジャイ
ロスコープ(ZLG)である。ZLGは共振キャビティ
内を同時に伝播する2対の(互いに反対方向に伝播す
る)円偏波を有する。一方対の互いに反対方向に伝播す
る波は、時計回り方向および反時計回り方向に伝播する
右円偏光波からなる。他方対は、同一の共振キャビティ
内を同じく時計回り方向および反時計回り方向に伝播す
る左円偏波からなる。このような4モードリングレーザ
ジャイロスコープ構成は、エンデュアリング(Endurin
g)に対する1973年6月26日に発行された米国特
許3,741,657号、およびサンダース(Sanders
)に対する1980年7月22日に発行された米国特
許4,213,705号に詳細に説明される。4モード
リングレーザジャイロスコープの動作は以下に簡単に説
明される。
ロスコープの型の1つは、ゼーマンリングレーザジャイ
ロスコープ(ZLG)である。ZLGは共振キャビティ
内を同時に伝播する2対の(互いに反対方向に伝播す
る)円偏波を有する。一方対の互いに反対方向に伝播す
る波は、時計回り方向および反時計回り方向に伝播する
右円偏光波からなる。他方対は、同一の共振キャビティ
内を同じく時計回り方向および反時計回り方向に伝播す
る左円偏波からなる。このような4モードリングレーザ
ジャイロスコープ構成は、エンデュアリング(Endurin
g)に対する1973年6月26日に発行された米国特
許3,741,657号、およびサンダース(Sanders
)に対する1980年7月22日に発行された米国特
許4,213,705号に詳細に説明される。4モード
リングレーザジャイロスコープの動作は以下に簡単に説
明される。
【0007】キャビティ内の伝播する波の経路に配設さ
れるのは、相互異方性分散エレメントおよび非相互異方
性分散エレメントである。結晶水晶からなる光学ローテ
ータのような相互異方性分散エレメントは、左右円偏波
に対して異なる伝播時間遅延(または異なる光学指数)
を与える。偏向状態によるこの光学指数の差によって、
同一キャビティ内で共振する反対方向の偏波間には光学
経路長の差が生じる。非相互異方性分散エレメント、た
とえばファラデーセルは、反対方向に進む光波に異なる
屈折率を与える。したがって、反時計回り方向に進む波
と時計回り方向に進む波とは、ファラデーセル内で伝播
時間遅延が異なる。この伝播時間遅延の差によって、反
対方向に進む光波では経路長に差が生じる。したがっ
て、異なる周波数で4つのモードがすべて共振するよう
に共振モード間で周波数分離を調整するために、2つの
型の異方性の組合わせが使用され得る。
れるのは、相互異方性分散エレメントおよび非相互異方
性分散エレメントである。結晶水晶からなる光学ローテ
ータのような相互異方性分散エレメントは、左右円偏波
に対して異なる伝播時間遅延(または異なる光学指数)
を与える。偏向状態によるこの光学指数の差によって、
同一キャビティ内で共振する反対方向の偏波間には光学
経路長の差が生じる。非相互異方性分散エレメント、た
とえばファラデーセルは、反対方向に進む光波に異なる
屈折率を与える。したがって、反時計回り方向に進む波
と時計回り方向に進む波とは、ファラデーセル内で伝播
時間遅延が異なる。この伝播時間遅延の差によって、反
対方向に進む光波では経路長に差が生じる。したがっ
て、異なる周波数で4つのモードがすべて共振するよう
に共振モード間で周波数分離を調整するために、2つの
型の異方性の組合わせが使用され得る。
【0008】共振モード周波数間の分離は、1方向に進
む2つの波の共振周波数が、反対方向に進む2つの波の
共振周波数間で間隔を開けられるように達成される。2
つの最高周波数モードでは、円偏向は同じであるが、伝
播方向は逆である。同様に、2つの最低周波数モードで
は、円偏向は同じであり、他方対の偏向状態とは逆であ
り、キャビティ内では互いに反対方向に回転する。同じ
偏向モードの各対は、別個の2モードレーザジャイロで
作動する。リングレーザシステムが伝播する波の面に対
して垂直である軸の回りを回転すると、2つの高い方の
周波数モード間の周波数分離は、減少するか増加し、2
つの低い方の周波数モード間の周波数分離は、増加する
か減少する。2つの低い方の周波数モードを組合わせる
ことによって生じる出力うなり信号は、2つの高い方の
周波数モードを組合わせることによって生じる出力うな
り信号から取り去られる。これによって、レーザシステ
ムの回転速度は実質的に線形に表される。回転方向は、
モード対の一方を監視することによって定められる。
む2つの波の共振周波数が、反対方向に進む2つの波の
共振周波数間で間隔を開けられるように達成される。2
つの最高周波数モードでは、円偏向は同じであるが、伝
播方向は逆である。同様に、2つの最低周波数モードで
は、円偏向は同じであり、他方対の偏向状態とは逆であ
り、キャビティ内では互いに反対方向に回転する。同じ
偏向モードの各対は、別個の2モードレーザジャイロで
作動する。リングレーザシステムが伝播する波の面に対
して垂直である軸の回りを回転すると、2つの高い方の
周波数モード間の周波数分離は、減少するか増加し、2
つの低い方の周波数モード間の周波数分離は、増加する
か減少する。2つの低い方の周波数モードを組合わせる
ことによって生じる出力うなり信号は、2つの高い方の
周波数モードを組合わせることによって生じる出力うな
り信号から取り去られる。これによって、レーザシステ
ムの回転速度は実質的に線形に表される。回転方向は、
モード対の一方を監視することによって定められる。
【0009】キャビティ内エレメントは、回転を感知す
るためにZLGを用いる際、困難が生じる。キャビティ
は基本的に排気され、約1.00の屈折率を有する。キ
ャビティ内エレメントは、キャビティ内の光学媒体より
も大きい屈折率を有する。したがって、波がキャビティ
内エレメントに当たると反射が生じる。それらの反射に
よって、望ましくないモード結合および共振器損失が生
じ、ZLGからの出力の精度が低下する。
るためにZLGを用いる際、困難が生じる。キャビティ
は基本的に排気され、約1.00の屈折率を有する。キ
ャビティ内エレメントは、キャビティ内の光学媒体より
も大きい屈折率を有する。したがって、波がキャビティ
内エレメントに当たると反射が生じる。それらの反射に
よって、望ましくないモード結合および共振器損失が生
じ、ZLGからの出力の精度が低下する。
【0010】キャビティ内エレメントによって反射され
る光の量を低減するために、キャビティ内エレメント上
に反射防止コーティングが用いられている。これらのコ
ーティングは、厚さに対し厳しい要件を満たさねばなら
ない。このようなコーティングを製造するための先行技
術の手順は、必要以上に厚く第1の層を堆積し、第1の
コーティングの厚さを測定し、研磨機にかけて所望の厚
さまで削ることを伴なう。コーティングの厚さに対する
要件を満たすことが困難であることによってエラーが生
じ、適当なキャビティ内エレメントを構成するためのコ
ストおよび時間が増大する。
る光の量を低減するために、キャビティ内エレメント上
に反射防止コーティングが用いられている。これらのコ
ーティングは、厚さに対し厳しい要件を満たさねばなら
ない。このようなコーティングを製造するための先行技
術の手順は、必要以上に厚く第1の層を堆積し、第1の
コーティングの厚さを測定し、研磨機にかけて所望の厚
さまで削ることを伴なう。コーティングの厚さに対する
要件を満たすことが困難であることによってエラーが生
じ、適当なキャビティ内エレメントを構成するためのコ
ストおよび時間が増大する。
【0011】先行技術にはいくつかの反射防止コーティ
ングがある。たとえば、ラーン(Rahn)に対する199
0年10月30日に発行された米国特許4,966,4
37号、およびタスティソン(Tustison)他に対する1
990年3月13日に発行された米国特許4,907,
846号は、以前の反射防止鏡コーティングを説明す
る。
ングがある。たとえば、ラーン(Rahn)に対する199
0年10月30日に発行された米国特許4,966,4
37号、およびタスティソン(Tustison)他に対する1
990年3月13日に発行された米国特許4,907,
846号は、以前の反射防止鏡コーティングを説明す
る。
【0012】
【発明の概要】この発明は、製造が容易で、かつ内層に
対する厚さ要件の許容誤差が低い、キャビティ内エレメ
ントのための2層コーティングを提供する。
対する厚さ要件の許容誤差が低い、キャビティ内エレメ
ントのための2層コーティングを提供する。
【0013】この発明に従った光学要素のための多層コ
ーティングは、選択された波長に対し反射防止性があ
り、かつ紫外線放射の透過を阻止するように形成され
る。第1の層は、光学要素上にコーティングされた、屈
折率n1 を有する誘電材料から形成される。第2の層
は、第1の層の屈折率n1 よりも小さい屈折率n2 を有
する誘電層から形成される。第2の層は、紫外線光を阻
止しつつ、選択された波長を透過する材料から形成さ
れ、それによって紫外線放射の露光によるダメージか
ら、第1の層および光学要素を保護する。
ーティングは、選択された波長に対し反射防止性があ
り、かつ紫外線放射の透過を阻止するように形成され
る。第1の層は、光学要素上にコーティングされた、屈
折率n1 を有する誘電材料から形成される。第2の層
は、第1の層の屈折率n1 よりも小さい屈折率n2 を有
する誘電層から形成される。第2の層は、紫外線光を阻
止しつつ、選択された波長を透過する材料から形成さ
れ、それによって紫外線放射の露光によるダメージか
ら、第1の層および光学要素を保護する。
【0014】光学要素は、結晶SiO2 のブロックを含
んでもよく、第1の層は好ましくはAl2 O3 でドープ
されたTa2 O5 を含み、第2の層は好ましくはAl2
O3を含む。第1および第2の層、好ましくは選択され
た波長の約1/4の厚さを有する。
んでもよく、第1の層は好ましくはAl2 O3 でドープ
されたTa2 O5 を含み、第2の層は好ましくはAl2
O3を含む。第1および第2の層、好ましくは選択され
た波長の約1/4の厚さを有する。
【0015】第1の層はTiO2 でドープされたTa2
O5 を含んでもよく、第2の層はAl2 O3 を含み、紫
外線露光によるダメージに対して保護を与える。
O5 を含んでもよく、第2の層はAl2 O3 を含み、紫
外線露光によるダメージに対して保護を与える。
【0016】この発明の目的の正しい理解、ならびにそ
の構造および動作方法のより完全な理解は、以下の好ま
しい実施例の説明を検討し、添付の図面を参照すること
によって行なうことができる。
の構造および動作方法のより完全な理解は、以下の好ま
しい実施例の説明を検討し、添付の図面を参照すること
によって行なうことができる。
【0017】
【好ましい実施例の説明】図1を参照すると、ジーマン
リングレーザジャイロスコープ(図示せず)のためのキ
ャビティ内エレメント10は、その上に入射する光波に
対し所望の円偏向依存の時間遅延を生成する材料からな
るブロック12を含む。この発明は、その基本原理の説
明を容易にするだけのため、キャビティ内エレメント1
0に言及して説明される。この発明は、その応用におい
てキャビティ内エレメント10に限定されるものではな
い。この発明は、紫外線放射の露光からのダメージに強
い反射防止コーティングが所望されるいかなる応用にも
用いることができる。
リングレーザジャイロスコープ(図示せず)のためのキ
ャビティ内エレメント10は、その上に入射する光波に
対し所望の円偏向依存の時間遅延を生成する材料からな
るブロック12を含む。この発明は、その基本原理の説
明を容易にするだけのため、キャビティ内エレメント1
0に言及して説明される。この発明は、その応用におい
てキャビティ内エレメント10に限定されるものではな
い。この発明は、紫外線放射の露光からのダメージに強
い反射防止コーティングが所望されるいかなる応用にも
用いることができる。
【0018】光波は、CWビームおよびCCWビームと
付された矢印によって示される。上述のように、キャビ
ティ内エレメント10はZLG内で利得媒体(図示せ
ず)によって増幅される光波長に対する反射防止コーテ
ィング14を有する。レーザ光が入射するブロック12
の表面16および18上に、適切な屈折率および厚さの
誘電体からなる1つ以上の層を置くことによって、反射
防止コーティングが形成され得ることは周知である。
付された矢印によって示される。上述のように、キャビ
ティ内エレメント10はZLG内で利得媒体(図示せ
ず)によって増幅される光波長に対する反射防止コーテ
ィング14を有する。レーザ光が入射するブロック12
の表面16および18上に、適切な屈折率および厚さの
誘電体からなる1つ以上の層を置くことによって、反射
防止コーティングが形成され得ることは周知である。
【0019】2層反射防止コーティング14は、ブロッ
ク12の表面16上にコーティングされた第1の層24
Aを含む。層24Aは好ましくは、高い屈折率を有する
材料から形成される。第2の層26Aは第1の層24A
上にコーティングされる。第2の層26Aは、第1の層
24Aの屈折率よりも小さい屈折率を有する材料から形
成される。2層コーティング14は、一般にVコートと
して知られる。これはZLG内に存在する波長に対する
受入角が極めて狭い。ZLGの好ましい利得媒体は、6
328Åでレーザ光線を発するヘリウムおよびネオンの
混合物である。
ク12の表面16上にコーティングされた第1の層24
Aを含む。層24Aは好ましくは、高い屈折率を有する
材料から形成される。第2の層26Aは第1の層24A
上にコーティングされる。第2の層26Aは、第1の層
24Aの屈折率よりも小さい屈折率を有する材料から形
成される。2層コーティング14は、一般にVコートと
して知られる。これはZLG内に存在する波長に対する
受入角が極めて狭い。ZLGの好ましい利得媒体は、6
328Åでレーザ光線を発するヘリウムおよびネオンの
混合物である。
【0020】ブロック12は好ましくは、結晶二酸化シ
リコンSiO2 から形成され、その屈折率は約1.46
である。高屈折率層24Aは好ましくは、アルミナでド
ープされているタンタラ(Tantala )Ta2 O5 であ
る。タンタラの屈折率は約2.05である。タンタラは
好ましくは、アルミナでドープされ、約n2 =1.98
の屈折率を達成する。低屈折率層26Aは、高屈折率層
24A上に形成される。屈折率がn2 =1.65である
Al2 O3 から形成される外層26Aは、紫外線放射を
阻止し、層24Aおよびブロック12に対するUVダメ
ージを防止する。
リコンSiO2 から形成され、その屈折率は約1.46
である。高屈折率層24Aは好ましくは、アルミナでド
ープされているタンタラ(Tantala )Ta2 O5 であ
る。タンタラの屈折率は約2.05である。タンタラは
好ましくは、アルミナでドープされ、約n2 =1.98
の屈折率を達成する。低屈折率層26Aは、高屈折率層
24A上に形成される。屈折率がn2 =1.65である
Al2 O3 から形成される外層26Aは、紫外線放射を
阻止し、層24Aおよびブロック12に対するUVダメ
ージを防止する。
【0021】各層は4分の1波長板である。したがっ
て、各層の厚さTはλ/4nに等しく、ここでnは層材
料の屈折率であり、λは真空における光の波長である。
光はキャビティ内エレメント10上に法線方向に入射す
ることが想定される。
て、各層の厚さTはλ/4nに等しく、ここでnは層材
料の屈折率であり、λは真空における光の波長である。
光はキャビティ内エレメント10上に法線方向に入射す
ることが想定される。
【0022】同様に、高屈折率コーティング24Bおよ
び低屈折率コーティング26Bが、ブロックの表面18
上に形成される。互いに反対方向に伝播する波の一方、
たとえば時計回りの波は層26A上に入射し、層26A
および24A、ブロック12、ならびに層24Bおよび
26Bを反射せずに透過する。他方の波は層26B上に
入射し、同じく反射せずに透過する。
び低屈折率コーティング26Bが、ブロックの表面18
上に形成される。互いに反対方向に伝播する波の一方、
たとえば時計回りの波は層26A上に入射し、層26A
および24A、ブロック12、ならびに層24Bおよび
26Bを反射せずに透過する。他方の波は層26B上に
入射し、同じく反射せずに透過する。
【0023】この発明に従って形成される2層コーティ
ング14は、2つの内部コーティング24Aおよび24
Bの厚さにおいて約16%の誤差を許容するという利点
がある。この利点は、Ta2 O5 :Al2 O3 およびA
l2 O3 の屈折率間の関係に起因する。2つの層の屈折
率間の差が比較的小さいため、Ta2 O5 :Al2 O 3
から形成される内層24Aの厚さが少し変化しても、コ
ーティング14の反射防止性に著しい影響をもたらさな
い。外部コーティング26Aおよび26Bは必要であれ
ば研磨機にかけて削られ、複合コーティングの反射防止
特性を特定の周波数に調整する。
ング14は、2つの内部コーティング24Aおよび24
Bの厚さにおいて約16%の誤差を許容するという利点
がある。この利点は、Ta2 O5 :Al2 O3 およびA
l2 O3 の屈折率間の関係に起因する。2つの層の屈折
率間の差が比較的小さいため、Ta2 O5 :Al2 O 3
から形成される内層24Aの厚さが少し変化しても、コ
ーティング14の反射防止性に著しい影響をもたらさな
い。外部コーティング26Aおよび26Bは必要であれ
ば研磨機にかけて削られ、複合コーティングの反射防止
特性を特定の周波数に調整する。
【0024】SiO2 、TiO2 、HfO2 、Zr
O2 、Ta2 O5 のような酸化物はたとえば、紫外線放
射によって長時間露光されると複屈折がシフトする。複
屈折がシフトする方向は材料によって異なる。Ta2 O
5 :Al2 O3 の複屈折シフトとAl2 O3 の複屈折シ
フトとは特に、反対方向である。この発明は、ZLGに
おいて6328Åの波長に対し複屈折シフトがゼロであ
るに適切な度合にまでAl 2 O3 でドープされたTa2
O5 を用いる。
O2 、Ta2 O5 のような酸化物はたとえば、紫外線放
射によって長時間露光されると複屈折がシフトする。複
屈折がシフトする方向は材料によって異なる。Ta2 O
5 :Al2 O3 の複屈折シフトとAl2 O3 の複屈折シ
フトとは特に、反対方向である。この発明は、ZLGに
おいて6328Åの波長に対し複屈折シフトがゼロであ
るに適切な度合にまでAl 2 O3 でドープされたTa2
O5 を用いる。
【0025】複屈折シフトが反対方向である他の材料を
組合わせて、UV露光の複屈折シフトが本質的に0であ
る層を生成してもよい。そのような材料の組合わせの1
つは、高屈折率層を生成するTiO2 およびTa2 O5
の混合物である。低屈折率層は、SiO2 またはAl2
O3 の材料であり得る。Al2 O3 から形成される外層
は、紫外線放射を阻止し、内層に対するUVダメージを
防止する。
組合わせて、UV露光の複屈折シフトが本質的に0であ
る層を生成してもよい。そのような材料の組合わせの1
つは、高屈折率層を生成するTiO2 およびTa2 O5
の混合物である。低屈折率層は、SiO2 またはAl2
O3 の材料であり得る。Al2 O3 から形成される外層
は、紫外線放射を阻止し、内層に対するUVダメージを
防止する。
【0026】この中に開示された構造および方法は、こ
の発明の原理を示す。この発明は、その精神または本質
的特性から逸脱せずして他の特定の形式で実施されても
よい。説明された実施例は、あらゆる点で制限的ではな
く、例証的かつ叙述的なものであると考えられるべきで
ある。したがって、前述の説明よりも前掲の請求項がこ
の発明の範囲を規定する。請求項に相当する意味および
範囲内にある、この中に説明された実施例に対するすべ
ての変更が、この発明の範囲内に包括される。
の発明の原理を示す。この発明は、その精神または本質
的特性から逸脱せずして他の特定の形式で実施されても
よい。説明された実施例は、あらゆる点で制限的ではな
く、例証的かつ叙述的なものであると考えられるべきで
ある。したがって、前述の説明よりも前掲の請求項がこ
の発明の範囲を規定する。請求項に相当する意味および
範囲内にある、この中に説明された実施例に対するすべ
ての変更が、この発明の範囲内に包括される。
【図1】反射防止コーティングがそこへ塗布されたジー
マンリングレーザジャイロスコープのためのキャビティ
内エレメントを示す図である。
マンリングレーザジャイロスコープのためのキャビティ
内エレメントを示す図である。
12:ブロック 24A,24B:第1の層 26A,26B:第2の層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01C 19/66 9402−2F (72)発明者 ミン−ジャン・サン アメリカ合衆国、91364 カリフォルニア 州、ウッドランド・ヒルズ、ダグエアー・ アベニュ、3950 (72)発明者 アラン・エフ・スチュワート アメリカ合衆国、91320 カリフォルニア 州、サウザンド・オークス、スプルース・ ヒル・コート、892 (72)発明者 アンソニー・ダブリュ・ローダーバック アメリカ合衆国、97405 オレゴン州、ユ ージーン、ローレイン・ハイウェイ、 86141
Claims (8)
- 【請求項1】 コーティングが選択された波長に対し反
射防止性があり、かつ紫外線放射の透過を阻止する、光
学要素のための多層コーティングであって、 光学要素上にコーティングされた、屈折率n1 を有する
誘電材料から形成される第1の層と、 第1の層の屈折率n1 よりも小さい屈折率n2 を有する
誘電層から形成される第2の層とを特徴とし、第2の層
は紫外線光を阻止しつつ、選択された波長を透過する材
料から形成され、それにより第1の層および光学要素を
紫外線放射の露光によるダメージから保護する、多層コ
ーティング。 - 【請求項2】 光学要素は結晶SiO2 のブロックを含
み、第1の層はAl 2 O3 でドープされたTa2 O5 を
含み、第2の層はAl2 O3 を含む、請求項1に記載の
多層コーティング。 - 【請求項3】 第1および第2の層は選択された波長の
約4分の1の厚さを有する、請求項2に記載の多層コー
ティング。 - 【請求項4】 光学要素は結晶SiO2 のブロックを含
み、第1の層はTiO2 でドープされたTa2 O5 を含
み、第2の層はAl2 O3 を含む、請求項1に記載の多
層コーティング。 - 【請求項5】 コーティングが選択された波長に対し反
射防止性であり、かつ紫外線放射の透過を阻止する、光
学要素のための多層コーティングを形成するための方法
であって、 光学要素上にコーティングされた屈折率n1 を有する誘
電材料から第1の層を形成するステップと、 第1の層の屈折率n1 よりも小さい屈折率n2 を有する
誘電層から第2の層を形成するステップとを特徴とし、
第2の層は紫外線光を阻止しつつ、選択された波長を透
過する材料から形成され、それにより第1の層および光
学要素を紫外線放射の露光によるダメージから保護す
る、方法。 - 【請求項6】 結晶SiO2 のブロックを含むように光
学要素を形成するステップと、 Al2 O3 でドープされたTa2 O5 を含むように第1
の層を形成するステップと、 Al2 O3 を含むように第2の層を形成するステップと
を含む、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 選択された波長の約4分の1の厚さを有
するように第1および第2の層を形成するステップをさ
らに含む、請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 結晶SiO2 のブロックを含むように光
学要素を形成するステップと、 Ti2 O2 でドープされたTa2 O5 を含むように第1
の層を形成するステップと、 Al2 O3 を含むように第2の層を形成するステップと
を含む、請求項5に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/067,863 US5457570A (en) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | Ultraviolet resistive antireflective coating of Ta2 O5 doped with Al2 O3 and method of fabrication |
US067863 | 1993-05-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0772329A true JPH0772329A (ja) | 1995-03-17 |
JP2696306B2 JP2696306B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=22078922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6109605A Expired - Lifetime JP2696306B2 (ja) | 1993-05-25 | 1994-05-24 | 光学要素のための多層コーティング |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5457570A (ja) |
EP (1) | EP0626596B1 (ja) |
JP (1) | JP2696306B2 (ja) |
DE (1) | DE69414457T2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5661596A (en) * | 1994-02-03 | 1997-08-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Antireflection film and exposure apparatus using the same |
CH690511A5 (de) * | 1994-09-01 | 2000-09-29 | Balzers Hochvakuum | Optisches Bauteil und Verfahren zum Herstellen eines solchen. |
JPH08220304A (ja) | 1995-02-13 | 1996-08-30 | Tadahiro Omi | 光学物品及びそれを用いた露光装置又は光学系並びにその製造方法 |
US6262830B1 (en) | 1997-09-16 | 2001-07-17 | Michael Scalora | Transparent metallo-dielectric photonic band gap structure |
US5907427A (en) | 1997-10-24 | 1999-05-25 | Time Domain Corporation | Photonic band gap device and method using a periodicity defect region to increase photonic signal delay |
US6004850A (en) * | 1998-02-23 | 1999-12-21 | Motorola Inc. | Tantalum oxide anti-reflective coating (ARC) integrated with a metallic transistor gate electrode and method of formation |
US6304366B1 (en) | 1998-04-02 | 2001-10-16 | Michael Scalora | Photonic signal frequency conversion using a photonic band gap structure |
US6744552B2 (en) * | 1998-04-02 | 2004-06-01 | Michael Scalora | Photonic signal frequency up and down-conversion using a photonic band gap structure |
US6396617B1 (en) | 1999-05-17 | 2002-05-28 | Michael Scalora | Photonic band gap device and method using a periodicity defect region doped with a gain medium to increase photonic signal delay |
AU7734900A (en) | 1999-09-30 | 2001-04-30 | Mark J. Bloemer | Efficient non-linear phase shifting using a photonic band gap structure |
US6414780B1 (en) | 1999-12-23 | 2002-07-02 | D'aguanno Giuseppe | Photonic signal reflectivity and transmissivity control using a photonic band gap structure |
US6339493B1 (en) | 1999-12-23 | 2002-01-15 | Michael Scalora | Apparatus and method for controlling optics propagation based on a transparent metal stack |
US6278549B1 (en) * | 2000-04-17 | 2001-08-21 | Ciena Corporation | Optical filter having a quartz substrate |
JP2003015175A (ja) | 2001-04-27 | 2003-01-15 | Mitsubishi Electric Corp | 固体光源装置 |
US7760432B2 (en) * | 2002-04-25 | 2010-07-20 | Honeywell International Inc. | Photochromic resistant materials for optical devices in plasma environments |
US7310454B2 (en) * | 2004-05-24 | 2007-12-18 | Massachusetts Institute Of Technology | Photonic bandgap modulator, amplifier, demux, and TDM devices |
US20080137706A1 (en) * | 2006-12-12 | 2008-06-12 | Honeywell International Inc. | Laser mirror for a ring laser gyroscope |
US10830787B2 (en) * | 2018-02-20 | 2020-11-10 | General Electric Company | Optical accelerometers for use in navigation grade environments |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01105203A (ja) * | 1987-07-22 | 1989-04-21 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 光学干渉フィルター |
JPH02275904A (ja) * | 1989-01-23 | 1990-11-09 | Balzers Ag | 光学薄膜 |
JPH03107801A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-08 | Sekinosu Kk | プラスチック基材の反射防止膜 |
JPH04191801A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-10 | Hoya Corp | 光学部品 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3741657A (en) * | 1971-03-03 | 1973-06-26 | Raytheon Co | Laser gyroscope |
US4063803A (en) * | 1976-06-03 | 1977-12-20 | Spectra-Physics, Inc. | Transmissive end seal for laser tubes |
USRE32849E (en) * | 1978-04-13 | 1989-01-31 | Litton Systems, Inc. | Method for fabricating multi-layer optical films |
US4213705A (en) * | 1978-11-09 | 1980-07-22 | Litton Systems, Inc. | Four mode Zeeman laser gyroscope with minimum hole burning competition |
US4579750A (en) * | 1980-07-07 | 1986-04-01 | Massachusetts Institute Of Technology | Laser heated CVD process |
US4685110A (en) * | 1984-09-24 | 1987-08-04 | Spectra-Physics, Inc. | Optical component of a laser |
US4583822A (en) * | 1984-10-31 | 1986-04-22 | Rockwell International Corporation | Quintic refractive index profile antireflection coatings |
DE3514053A1 (de) * | 1985-04-18 | 1986-10-23 | Lacrex Brevetti S.A., Orselina | Vorrichtung zum vorwaermen von fluessigkeiten, insbesondere von fluessigen brenn- oder kraftstoffen |
US4809293A (en) * | 1985-09-03 | 1989-02-28 | Spectra-Physics, Inc. | Optical component of a laser |
US4793908A (en) * | 1986-12-29 | 1988-12-27 | Rockwell International Corporation | Multiple ion source method and apparatus for fabricating multilayer optical films |
US4934788A (en) * | 1987-03-20 | 1990-06-19 | Rockwell International Corporation | Deposition of gradient index coatings using coevaporation with rate control |
US4904083A (en) * | 1987-09-11 | 1990-02-27 | Litton Systems, Inc. | Partially transparent mirror for a ring laser |
US4827870A (en) * | 1987-10-05 | 1989-05-09 | Honeywell Inc. | Apparatus for applying multilayer optical interference coating on complex curved substrates |
US4907846A (en) * | 1987-11-20 | 1990-03-13 | Raytheon Company | Thick, impact resistant antireflection coatings for IR transparent optical elements |
US4966437A (en) * | 1988-04-19 | 1990-10-30 | Litton Systems, Inc. | Fault-tolerant anti-reflective coatings |
US4925259A (en) * | 1988-10-20 | 1990-05-15 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | Multilayer optical dielectric coating |
US5147125A (en) * | 1989-08-24 | 1992-09-15 | Viratec Thin Films, Inc. | Multilayer anti-reflection coating using zinc oxide to provide ultraviolet blocking |
US5170291A (en) * | 1989-12-19 | 1992-12-08 | Leybold Aktiengesellschaft | Coating, composed of an optically effective layer system, for substrates, whereby the layer system has a high anti-reflective effect, and method for manufacturing the coating |
EP0452828B1 (en) * | 1990-04-19 | 1995-06-21 | Sony Corporation | Optical waveguide device and optical second harmonic generator using the same |
-
1993
- 1993-05-25 US US08/067,863 patent/US5457570A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-05-23 EP EP94303686A patent/EP0626596B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-23 DE DE69414457T patent/DE69414457T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-24 JP JP6109605A patent/JP2696306B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01105203A (ja) * | 1987-07-22 | 1989-04-21 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 光学干渉フィルター |
JPH02275904A (ja) * | 1989-01-23 | 1990-11-09 | Balzers Ag | 光学薄膜 |
JPH03107801A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-08 | Sekinosu Kk | プラスチック基材の反射防止膜 |
JPH04191801A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-10 | Hoya Corp | 光学部品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5457570A (en) | 1995-10-10 |
DE69414457D1 (de) | 1998-12-17 |
EP0626596B1 (en) | 1998-11-11 |
DE69414457T2 (de) | 1999-06-10 |
JP2696306B2 (ja) | 1998-01-14 |
EP0626596A1 (en) | 1994-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2696306B2 (ja) | 光学要素のための多層コーティング | |
JP2627864B2 (ja) | 選択された周波数の光を反射するためのミラーおよびそれを形成するための方法 | |
US4525028A (en) | Enhanced magnetic mirror | |
JPH0117275B2 (ja) | ||
CA1190308A (en) | Electromagnetic wave reflections absorber | |
US4904083A (en) | Partially transparent mirror for a ring laser | |
US4900137A (en) | Mirrors | |
JPH0514251B2 (ja) | ||
EP0711403B1 (en) | Quantum well bias mirror for phase modulation in a ring laser gyroscope | |
JP2002048911A (ja) | ビームスプリッター及びそれを用いたレーザシステム | |
EP0370071B1 (en) | Partly transparent mirror for a ring laser gyro | |
JPS62500209A (ja) | リングレ−ザ−ジャイロの磁場変化感応度低下装置 | |
JPS59119315A (ja) | 光アイソレ−タ | |
US11385057B2 (en) | Extra thick ultraviolet durability coating | |
JP3365648B2 (ja) | 光学ミラー | |
US5926274A (en) | Very low expansion radiation hardened transmission medium | |
JPH07301537A (ja) | 光ファイバジャイロ | |
JP2007071577A (ja) | 光ジャイロ | |
CA1178701A (en) | Enhanced magnetic mirror configuration | |
CA1275722C (en) | Simplified readout optics for a ring laser apparatus | |
WO2024115378A1 (fr) | Systeme optique pour resonateur | |
JPH10154345A (ja) | 偏光ビームスプリッター | |
WO1998039619A9 (en) | Very low expansion radiation hardened transmission medium | |
JPS58209186A (ja) | ヘリウム・ネオン・ガスレ−ザ装置 | |
JPS6326560B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970729 |