JPH077172B2 - 絞り設定装置 - Google Patents

絞り設定装置

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JPH077172B2
JPH077172B2 JP60004745A JP474585A JPH077172B2 JP H077172 B2 JPH077172 B2 JP H077172B2 JP 60004745 A JP60004745 A JP 60004745A JP 474585 A JP474585 A JP 474585A JP H077172 B2 JPH077172 B2 JP H077172B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ズーミングあるいは焦点距離の設定に伴って
開放絞り値及び最小絞り値が変化するタイプの交換レン
ズを使用するカメラにおける絞り設定装置に関するもの
である。なお、本発明において「最小絞り値」とは、絞
り径が最も小さくなるように絞り込んだ状態における絞
り値をいうものとする。
従来技術 従来、露出モードとして、絞りを手動操作設定し、シャ
ッタ速度を自動決定する絞り優先モード(以下Aモード
という)、あるいは絞りとシャッタ速度の双方を手動操
作設定するマニュアルモード(以下Mモードという)を
有するカメラが知られている。
一方、上記カメラに装着される交換レンズとして焦点距
離可変のズームレンズが知られている。ズームレンズに
おいては、ズーミングを行うと実質的な絞り値が変化す
るが、レンズによってこの変化を機械的に補正している
ものと補正していないものとが知られている。
実質的な絞り値の変化を補正しているものにおいては、
設定焦点距離に関わらず常に設定絞り値は一定であるの
でカメラの使用者に混乱を与えない、制御か簡単である
等の利点を有しているが、その一方、光学的には設定可
能である一部の絞り値を使用しないため、レンズの性能
を充分に生かすことができないという欠点を有してい
る。
一方、実質的な絞り値の変化を補正していないものにお
いてはレンズの性能は充分に生かせるものの、カメラの
使用者に混乱を与えたり制御時に種々の不都合が生じる
という難点がある。
第5図はそのようなズームレンズの絞り値の変化の様子
の一例を示したものであり、焦点距離が最短に設定され
た状態(以下Wide側という)ではF3.5〜F22、焦点距離
が最長に設定された状態(以下Tele側という)ではF4.5
〜32に設定される構成である。
線イはズーミングに伴う実質的な開放絞り値の変化を示
し、Wide側でF3.5に設定されていても、Tele側にズーミ
ングするとF4.5に変化し、Wide側に戻すと再びF3.5にな
ることを示している。
また、線へはズーミングに伴う実質的な最小絞り値の変
化を示し、Tele側でF32に設定されていても、Wide側に
ズーミングするとF22に変化し、Tele側に戻すと再びF32
になることを示している。
発明が解決しようとする問題点 上記のような交換レンズを使用した場合、MモードやA
モードにおいてカメラ側で絞り値を設定すると、次のよ
うな問題点が生じる。
a)すなわち、第5図に示した線ハのように、Wide側で
F4.5に設定した後Tele側に向かってズーミングした場合
には、Tele側でもF4.5に絞り調節可能であるため格別の
不都合は生じない。線ニのようにTele側でF22に設定し
た場合も同様である。
しかしながら、線ロのように、Wide側でF4に設定する
と、ズーミングの途中までは設定通り絞り調節可能であ
るが、それ以降Tele側ではF4には調節できない。また、
線イのようにWide側でF3.5に設定した場合にはWide側以
外では設定通りの絞り調節は全く不可能になってしま
う。
従って、カメラの使用者は絞りをF3.5やF4に設定したつ
もりであるのに実際には線ロや線ハに沿った値に絞り調
節されてしまい、設定したはずの絞り値に調節されない
という事態が生じ、使用者は線イや線ロにあわせて絞り
を設定し直す必要がある。
b)上記aのような事態は、交換レンズからカメラに対
して変化する開放絞り値の情報を伝達して設定絞り値を
調節可能な絞り値に自動的にシフトさせれば解決は可能
であるが、その場合においても次のような問題が生じ
る。
すなわち、上記のようにWide側においてF3.5やF4に設定
した後Tele側に向かってズーミングし、一旦自動もしく
は手動によって設定絞り値をF4.5にシフトさせ、その後
再びTele側からWide側に向かってズーミングしても絞り
値はF4.5に設定されたままである。
つまり、再度Wide側にズーミングすることで、撮影者が
最初に意図した設定絞り値F3.5やF4に設定可能になった
にも関わらず再度設定し直さない限り最初の意図通りに
は絞り調節されないことになる。
同様の不都合は最小絞り値に設定された場合にも全く同
様に生じる。
(c)アップ・ダウン等の機能を有するkeyスイッチに
より絞り値を略0.5Evずつ設定するカメラ及びレンズに
おいては、所定の絞り値への設定をすばやくすることが
望ましい。例えば、撮影者が、Wide側でF3.5の開放絞り
値を設定する。次にWide側からTele側へとズーミングを
行ない、かつ絞り値F5.6で撮影を行なおうとするとき、
上記keyスイッチを3回押さなければF3.5からF5.6へと
変えることができず、すばやく所定の絞り値への設定が
できない。
(d)上記(a),(b),(c)に関する問題点は、
開放絞り値に限るものではなく、最小絞り値に関しても
同じことが言える。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段を第1図に示し説明す
る。この手段として、 ズーミングあるいは撮影距離を変えることによって開放
絞り値及び最小絞り値が変化するとともに、上記この変
化に対応する情報をカメラ本体に伝達可能な交換レンズ
が装着されるカメラの絞り設定装置において、 絞り値を撮影者の意図により設定するための絞り設定手
段と、 上記絞り設定手段により設定された絞り値に関する情報
を保存する保存手段と、 上記絞り設定手段によって新たな絞り値が設定された場
合には、上記保存手段に保存されている絞り値を新たに
設定された絞り値に関する情報に更新する更新手段と、 ズーミングあるいは撮影距離を変えることによる開放絞
り値及び最小絞り値の変化に対応する情報を伝達するた
めの伝達手段と、 上記保存手段に保存されている情報と上記伝達手段によ
り伝達される情報とを比較し、保存手段に保存された絞
り値が上記開放絞り値よりも開放側であるかあるいは上
記最小絞り値よりも絞り込み側である場合には、保存手
段に保存されている絞り値では制御不可能と判別し、保
存手段に保存された絞り値が上記開放絞り値よりも絞り
込み側であるかあるいは上記最小絞り値よりも開放側で
ある場合には、保存手段に保存されている絞り値では制
御可能と判別する判別手段と、 上記判別手段により制御不可能と判別された場合には、
開放絞り値あるいは最小絞り値に制限して絞り制御を行
う制御手段と、 上記制限手段が動作した後に、ズーミングあるいは撮影
距離を変えることによって上記判別手段により制御可能
と判別された場合には、前記保存された絞り値による絞
り制御を行うための制限解除手段とを備えたことを特徴
としている。
作用 絞り値変更手段(6)は、保存手段(5)に保存された
絞り値情報を入力とし、これを第1の設定絞り値情報と
する。そしてこの第1の設定絞り値情報と、スーミング
或いは撮影距離に対応した開放及び最小絞りの絞り値情
報とが、制限手段(7)で比較され、上記第1の設定絞
り値が、開放絞り値より小さい或いは、最小絞りの絞り
値より大きいことを示すとき、第1の設定絞り情報を夫
々開放絞り値、最小絞りの絞り値に制限し設定する。交
換レンズのズーミング或いは撮影距離によって、交換レ
ンズの開放絞り値及び最小絞りの絞り値が変化すると、
その情報が制限手段(7)に出力され、一定の周期で第
1の設定絞り値情報と比較され、上述したあと同じよう
に制限される。次に、絞り値変更手段(6)の第1の設
定絞り値情報を変更すべく、絞り設定手段(4)を操作
すると、第1の設定絞り値情報は第2の設定絞り値情報
へと変更される。そして再び制限手段(7)によって、
上述したのと同じように第2の設定絞り値を制限する。
更新手段(8)は、意図した絞り値での撮影を行なうべ
く絞り設定手段(4)が操作されたとき、保存手段
(5)の絞り値をこの制限された第2の設定絞り値に更
新し、これを再び第1の設定絞り値情報とする。
実施例 第2図に本発明の一実施例の回路図を示す。(A)は、
カメラのシーケンス制御及び露出等の演算を行なうマイ
クロコンピュータ(以下マイコンと言う)、(B)は被
写体の輝度を測光し、測光出力をマイコン(A)に出力
する測光部、(C)は、不示図のカメラ本体に装着さ
れ、ズーミングによって開放絞り値(AVOZ)及び最小絞
りの絞り値(AVMAXZ)が変化する交換ズームレンズに設
けられたデータ出力部であり、ズーミングに対応した開
放絞り値(AVOZ)及び最小絞りの絞り値(AVMAXZ)をカ
メラ本体のマイコン(A)に出力する。(D)は、マイ
コン(A)からのデータを受け、シャッタ速度(TV)、
絞り値(AV)等のカメラの露出情報を表示する表示部、
(E)は、マイコン(A)からの信号により、シャッタ
及び絞りを制御する露出制御部、(S1)は、不示図のリ
レーズ釦の第1の押下により閉成する露出準備動作スイ
ッチ、(S2)は、不示図のリレーズ釦の第2の押下によ
り閉成するリレーズスイッチ、(SAU),(SAD)は絞り
値を夫々小絞り側,開放側に設定変更するための絞り設
定スイッチ、(AND)は、アンド回路であり、上記スイ
ッチ(S1),(S2),(SAU)及び(SAD)の内、いずれ
かひとつが閉成されたときにLow信号(以下「L」)を
マイコン(A)に出力するためのものである。アンド回
路(AND)に接続されている抵抗は、プルアップ用であ
る。マイコン(A)内の(P1)〜(P4)は上記スイッチ
(S1),(S2),(SAU)及び(SAD)の状態を検出する
入力端子であり、(SWON)は、アンド回路(AND)の出
力状態を検出する入力端子である。(E)は電源、
(R0),(C0)はリセット用の抵抗及びコンデンサーで
あり、電池が装着されたときに、端子(▲▼)に
「L」から「H」に変わる信号を出力するためのもので
ある。マイコン(A)はこの「L」から「H」への立上
がり信号を入力し、後述の電池装置のルーチンを走る。
第3図は本実施例の動作の概略を示すフローチャートで
あり、カメラのシーケンスを示している。以下、このフ
ローチャートに基づき、カメラの動作を説明する。今、
カメラはAモード(絞り優先)に設定されており、絞り
値は絞り設定スイッチ(SAU)(SAD)によって、0.5EV
ずつ変化するものとする。
カメラに電池が装着されると、マイコン(A)の端子
(▲▼)に「L」から「H」に立上がる信号が入
力され、マイコン(A)は、電池装着のルーチンに入る
(#1)。ここで、マイコン(A)は内部RAM(レジス
ター)及びポートのイニシャライズを行ない、撮影準備
動作スイッチ(S1)の判定に移る(#2)。このスイッ
チ(S1)がOFFであれば、表示部(D)の表示を消した
状態とし、スイッチ(S1)の判定に戻る(#2,#3)。
撮影準備動作スイッチ(S1)がONであれば、ステップ#
4に進み、交換レンズからの絞り情報(AVOZ),(AV
MAXZ)を読み込み、次に絞り設定スイッチ(SAU),(S
AD)がONされたかを判定して、絞り値を決定し(#
5)、測光部(B)からの測光値を読み込んで(#
6)、演算を行ない、シャッタ速度を決定する(#
7)。そして、このシャッタ速度を測光部(D)で表示
する(#8)。次に入力端子(SWON)のレベル判定を行
ない、「L」であれば、すなわち、スイッチ(S1),
(S2),(SAU)及び(SAD)のうち、1つでもONしてい
れば、ステップ#11に進み、マイコン(A)の内部のタ
イマーをリセットスタートする。一方「H」であれば、
すなわち上記4つのスイッチがいずれもONしていないと
き、タイマーはリセットしない。このタイマーは電源保
持用のタイマーであり、上記4つのスイッチが全てOFF
されても、その後10秒間は、測光.表示を保持するもの
である。次にリレーズスイッチ(S2)の判定を行ない
(#12)、ONされていれば上記演算された露出値で露出
制御を行ない(#13)、ステップ#14に進む。リレーズ
スイッチ(S2)がONされていないときは露出制御を行な
わずにステップ#14に進み、タイマーが10秒カウントし
たか、していないかを判定する。そして10秒に達しない
ときはステップ#4に戻りステップ#4〜#14までの動
作を繰り返す。10秒が経過していれば、表示を消し(#
15)ステップ#2に戻り撮影準備動作スイッチ(S1)が
ONされるまで、この状態を維持する。
次に、上記フローチャートの内、本発明の主要部となる
ステップの、さらにその主要部のみを第4図を参照して
具体的に説明する。
第4図に示すAVOZ,AVMAXZは、夫々レンズから伝達され
る開放絞り値,最小絞りの絞り値を示すものであり、そ
のレンズの種類やズーミングによって変化する。AVSET
は、絞り設定スイッチ(SAU),(SAD)により設定され
る設定絞り値を示し、この値によって露出制御及び表示
が行なわれる。AVSETLは上記設定絞り値(AVSET)を不
示図の保存手段により保存された保存値であり、この保
存手段は操作設定された最新の絞り値を保存している。
まず電池装着(#1)において、保存手段のレジスター
には保存値(AVSETL)として絞り値の初期値であるF5.6
が格納される。(#16)一方、開放絞り値,最小絞りの
絞り値としてはこの段階では0が格納される(#17)
が、レンズ情報読み込み段階で(#4)、ズーミングに
応じた開放絞り値(AVOZ)及び最小絞りの絞り値(AV
MAXZ)が交換レンズから読み込まれると、夫々(A
VOZ),(AVMAXZ)かマイコン内のレジスターに格納さ
れる。
レンズ内に、例えばズーミングによって変化する開放絞
り及び最小絞りでの絞り値を異なるアドレスに記憶した
ROMと、ズーミングにしたがって異なるアドレス信号を
出力するコード板とを配設し、コード板からのアドレス
信号でズーミング状態に応じた開放絞り及び最小絞りで
の絞り値を夫々読出すようにすれば良い。そして上記保
存値(ADSETL)を設定絞り値(AVSET)とし、(#1
9)、この設定絞り値を保存されたレンズの開放絞り値
(AVOZ)、最小絞りの絞り値(AVMAXZ)で押え込む。こ
こで言う押え込みとは、設定絞り値(AVSET)と開放絞
り値(AVOZ)及び最小絞りの絞り値(AVMAXZ)と比較
し、設定絞り値(AVSET)が開放絞り値(AVOZ)より小
さいときは、開放絞り値(AVOZ)に置き換え、最小絞り
の絞り値(AVMAXZ)よりも大きいときは、最小絞りの絞
り値に置き換えることを言う。これによって、設定絞り
値(AVSET)は、必ずレンズの絞りの許容範囲内とな
る。又、Tele端にズーミングされたときは、設定絞り値
(AVSET)がTele端での実際の絞り値に変更されるの
で、以下の絞り設定スイッチ(SAU)(SAD)による絞り
変更の際、wide端よりTele端に近い絞り値に変更すると
きはTele端からの絞り値で行なわれる。従って、少ない
操作で所定の絞り値へ変更が可能となる。次のkey判定
(#5)では、絞り設定スイッチ(SAU),(SAD)が設
定絞り値(AVSET)を変更すべく押されたかどうかを判
定し(#21,#23)、押された場合には夫々設定絞り値
(AVSET)を+0.5EV,−0.5EVずつ加減算し、新たな設定
絞り値(AVSET)とする(#22,#24)。そしてこの新た
な設定絞り値(AVSET)を、レンズ情報読み込み時と同
様に、レンズの開放絞り値(AVOZ),最小絞りの絞り値
(AVMAXZ)で押え込み、そのレンズの許容範囲の絞り値
とする(#25)。この設定絞り値(AVSET)に変化があ
れば、上記保存値(AVSETL)を設定絞り値(AVSET)に
更新する(#26,#27)。一方、絞り設定スイッチ
(SAU),(SAD)がON或いはOFFのままの状態である場
合、或いは、絞り設定スイッチ(SAU)(SAD)が、絞り
値を変更すべく押したが、レンズの絞り値によって押え
込まれ、設定絞り値が変化しなかった場合、保存値(AV
SETL)を更新しない。絞り設定スイッチ(SAU),
(SAD)が押されても設定絞り値(AVSET)が変更されな
いとき、これを警告すべく表示部(D)の絞りの表示を
一度点滅させ、再び表示するようにすれば良い。
以上に述べた実施例の動作を、第5図ズーミングによる
絞り値変化の様子を示した交換ズームレンズを用いた場
合について具体的に説明する。この交換ズームレンズは
開放絞り値がズーミングによってF3.5〜4.5、最小絞り
の絞り値がF22〜32と変化する。例えば、レンズがwide
端の状態にあるとき、撮影者が開放絞り値で撮影すべく
絞り設定スイッチ(SAD)を3回押す。これによって設
定絞り値及び保存値(AVSETL)はF3.5に設定される。次
にこのレンズがwide端からTele端にズーミングされる
と、開放絞り値(AVOZ)がF4.5となり、設定絞り値(AV
SET)よりも大きくなる。このため、ステップ#20によ
り、設定絞り値(AVSET)をF4.5に置き換え、レンズの
絞りの許容範囲とする。しかし保存値(AVSETL)は、絞
り設定スイッチが押されていないのでF3.5のままであ
る。そして再びwide端にズーミングされると、ステップ
#19で保存値(AVSETL)のF3.5を設定絞り値(AVSET)
とする。そしてステップ#20で、設定絞り値が押え込ま
れるが、このときの開放絞り値(AVOZ)はF3.5であるた
め、上記設定絞り値(AVSET)F3.5は制限されず、この
絞り値で制御が行なえる。
一方、wide端で設定絞り値(AVSET)をF3.5と設定し、T
ele端へズーミングを行なった後設定絞り値(AVSET)を
F5.6に操作設定するときは、設定絞り値(AVSET)がF4.
5となっているので(#20)絞り設定スイッチ(SAU)を
一度押すだけで、設定絞り値(AVSET)はF5.6となる
(#20〜22)。このとき絞り設定スイッチ(SAU)が押
され設定絞り値(AVSET)が変化したため、保存値(AVS
ETL)もF5.6に更新される(#26,27)。
本発明は上記実施例に限るものではない。例えば、交換
レンズからの絞り値情報は、固定値の開放絞り値,最小
絞りの絞り値(例えばF3.5とF22のみ)及びズーミング
による絞り値変化量をカメラ本体に伝達し、カメラ内の
マイコン(A)で(AVOZ),(AVMAXZ)を演算するよう
にしても良い。又、ズーミングに対応した開放絞り値或
いは最小絞りの絞り値のいずれか開放絞りから最小絞り
までの絞り段数をカメラ本体に伝達し、カメラ内のマイ
コン(A)で(AVOZ),(AVMAXZ)を演算するようにし
ても良い。又固定値の開放絞り値或いは最小絞り値のい
ずれか可変量であるズーミングによる絞り値変化量及び
開放絞りから最小絞りまでの絞り段数をカメラ本体に伝
達し、カメラ内のマイコン(A)で(AVOZ),(A
VMAXZ)を演算するようにしても良い。
又絞り値の設定及び保存において、絞り値の絶対値(例
えばF4.5とかF5.6)を設定保存しているが、開放絞り値
或いは最小絞りの絞り値からの絞り段数でも良い。
又絞り値が変化する場合としては、ズーミングの場合だ
けではなく、撮影距離を変えた場合も考えられうる。こ
のときは距離環にコード板を入れ、距離環の位置に応じ
たアドレス信号を出力するようにし、このアドレス信号
によってレンズ内のROMからそのときの絞り値を読み出
すようにすれば良い。
又保存値の更新は、設定絞り値が設定変更されたときに
行なわれるが、交換レンズのとりうる絞り値の開放値と
最小絞り値(例えば第5図のレンズではF3.5とF22)の
レンズから入力し、ズーミングにより変化する絞り値の
間(例えばF3.5〜F4.5或いはF22〜F32)で、絞り値が設
定変更されたときのみ更新し、それ以外の値に絞り値が
設定変更された場合は保存値を更新せず、また絞り設定
値として使用しないようにしても良い。
発明の効果 以上に詳述したように本発明によれば、設定絞り値を、
使用されているズームレンズのズーミングに対応した開
放絞り値及び最小絞りの絞り値に置き換えるため、設定
絞り値がレンズの許容絞り値範囲外となることはない。
また所定の絞り値への操作設定がすばやくできる。例え
ば0.5EVずつkeyスイッチにより絞り値を変更するカメラ
に第5図に示すようなズームレンズが装着された場合、
撮影者がwide端でF3.5の絞り値を操作設定し、Tele端の
ズーミングを行なうと共に絞り値をF5.6に設定しようと
するとき、設定絞り値がF4.5に置き換えているので、ke
yスイッチを3度操作する必要がなく一度操作するだけ
で良い。
また、操作設定した絞り値を保存すると共に、ズーミン
グによってレンズの絞り値が変化しても、上記保存した
絞り値を設定絞り値にすべく制御しているので、常に撮
影者の意図した撮影が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の主要部を構成するブロック図、第2
図は、一実施例によるカメラの制御を行なう回路図、第
3図はカメラのシーケンス制御を表すフローチャート、
第4図は、第3図のフローチャートの主要部を説明する
ためのフローチャート、第5図は交換ズームレンズの絞
り値の状態を表す図である。 (1)…伝達手段、(5)…保存手段 (2)…交換レンズ、(6)…絞り変更手段 (3)…カメラ本体、(7)…制限手段 (4)…絞り設定手段、(8)…更新手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズーミングあるいは撮影距離を変えること
    によって開放絞り値及び最小絞り値が変化するととも
    に、上記この変化に対応する情報をカメラ本体に伝達可
    能な交換レンズが装着されるカメラの絞り設定装置にお
    いて、 絞り値を撮影者の意図により設定するための絞り設定手
    段と、 上記絞り設定手段により設定された絞り値に関する情報
    を保存する保存手段と、 上記絞り設定手段によって新たな絞り値が設定された場
    合には、上記保存手段に保存されている絞り値を新たに
    設定された絞り値に関する情報に更新する更新手段と、 ズーミングあるいは撮影距離を変えることによる開放絞
    り値及び最小絞り値の変化に対応する情報を伝達するた
    めの伝達手段と、 上記保存手段に保存されている情報と上記伝達手段によ
    り伝達される情報とを比較し、保存手段に保存された絞
    り値が上記開放絞り値よりも開放側であるかあるいは上
    記最小絞り値よりも絞り込み側である場合には、保存手
    段に保存されている絞り値では制御不可能と判別し、保
    存手段に保存された絞り値が上記開放絞り値よりも絞り
    込み側であるかあるいは上記最小絞り値よりも開放側で
    ある場合には、保存手段に保存されている絞り値では制
    御可能と判別する判別手段と、 上記判別手段により制御不可能と判別された場合には、
    開放絞り値あるいは最小絞り値に制限して絞り制御を行
    う制限手段と、 上記制限手段が動作した後に、ズーミングあるいは撮影
    距離を変えることによって上記判別手段により制御可能
    と判別された場合には、前記保存された絞り値による絞
    り制御を行うための制限解除手段とを備えた絞り設定装
    置。
  2. 【請求項2】伝達される情報は、交換レンズの設定焦点
    距離あるいは設定撮影距離に対応した開放絞り値及び最
    小絞り値のうちの一方の値と、交換レンズにおける開放
    絞り値から最小絞り値までの変更可能量を表わす情報で
    ある特許請求の範囲第1項記載の絞り設定装置。
  3. 【請求項3】伝達される情報は、交換レンズの設定焦点
    距離あるいは設定撮影距離に対応した開放絞り値及び最
    小絞り値を表す情報である特許請求の範囲第1項記載の
    絞り設定装置。
  4. 【請求項4】伝達される情報は、交換レンズにおける特
    定の開放絞り値・最小絞り値と、ズーミングあるいは撮
    影距離の変更に伴う上記特定の開放絞り値・最小絞り値
    からの変化量を表わす情報である特許請求の範囲第1項
    記載の絞り設定装置。
  5. 【請求項5】設定・保存される情報は、交換レンズの絞
    り値の絶対値を表わす特許請求の範囲第1項記載の絞り
    設定装置。
  6. 【請求項6】設定・保存される情報は、交換レンズの開
    放絞り値あるいは最小絞り値からの段数を表わす特許請
    求の範囲第1項記載の絞り設定装置。
  7. 【請求項7】更新手段による更新は、絞り設定手段が操
    作されて設定絞り値が変更される都度行われる特許請求
    の範囲第1項ないし第6項記載の絞り設定装置。
  8. 【請求項8】更新手段による更新は、ズーミングあるい
    は撮影距離の変更に伴って変化する開放絞り値あるいは
    最小絞り値の範囲内で絞り値の設定が変更されたときに
    のみ行われる特許請求の範囲第1項または第4項記載の
    絞り設定装置。
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