JPH0770216B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0770216B2
JPH0770216B2 JP60261213A JP26121385A JPH0770216B2 JP H0770216 B2 JPH0770216 B2 JP H0770216B2 JP 60261213 A JP60261213 A JP 60261213A JP 26121385 A JP26121385 A JP 26121385A JP H0770216 B2 JPH0770216 B2 JP H0770216B2
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陵一 堀
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勝高 木村
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    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/462Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc as a function of the requirements of the load, e.g. delay, temperature, specific voltage/current characteristic
    • G05F1/465Internal voltage generators for integrated circuits, e.g. step down generators
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
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    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/4063Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
    • G11C11/4074Power supply or voltage generation circuits, e.g. bias voltage generators, substrate voltage generators, back-up power, power control circuits

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、外部電源電圧をチップ内で電圧リミッタを通
して降下させ、その電圧によりチップ内の回路を動作さ
せる半導体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
本電圧リミッタ方式に関しては、すでに下記の内容につ
き特許出願がなされている。
第2図は、特願昭56−57143号にて先に出願されている
もので、チップ10の実質的集積度を決定するメモリアレ
ー関連回路には微細MOSトランジスタ40を用い、外部電
源電圧VCCを電圧リミッタ13により降下させた電圧V0
動作させる。一方集積度にそれほど関係しない入出力イ
ンタフエースを含むその他の回路領域には比較的大きい
MOSトランジスタ50を用いて、VCCを印加させ動作させる
例である。尚20は酸化膜,30は拡散層,60はトランジスタ
のゲート電極である。これによって、チップ外部からみ
てVCCで動作する高集積MOSメモリLSIが可能となる。こ
こで、電圧リミッタ回路をどのような構成とするかによ
って本方式の性能が大きく左右されるが、その具体的実
施例が特願昭57−220083に記載されている。以下その概
略について述べる。
第3図は、上記電圧リミッタの回路の概略を示してい
る。本回路はVRの基準電圧発生回路、MOSトランジスタQ
Dおよび抵抗Rppからなるレベルシフト回路、電圧制御用
のMOSトランジスタQCから構成されている。Vppは電源電
圧であり、VppVL+VTのように設定される。VTはQD
しきい電圧である。QC,QDはNチャネルMOSトランジスタ
である。VRで発生した基準電圧VLは、レベルシフト回路
でVL+VTに変換される。ここでVTはトランジスタQC,QD
のしきい電圧である。この電圧がQCのゲートに印加され
るとQCのソースには、ゲート電圧からしきい電圧VT分だ
け引いた値すなわちVLの電圧が発生し、これがリミッタ
出力電圧となる。この回路を容量性負荷の充電に適用し
た場合の過渡特性を第4図に示す。第3図においてスイ
ッチSが閉じると出力V0は、初めに配線の寄生容量、た
とえばCpなどに蓄えられている電荷が負荷容量Cに吸収
されるため降下する。そうすると、QCのゲート−ソース
間電圧VGSがそのしきい電圧を越えるためVCCからQCを通
してCに電荷が流入する。これによりV0が上昇してVGS
がVTとなるとQCはオフとなるため充電は止まりV0はVL
値を保つ。しかし、第4図からわかるように、V0の上昇
とともにVGSが小さくなるためその上昇速度はしだいに
小さくなりVT近傍ではほとんど上昇しなくなる。この上
昇速度を大きくするためには、QCのチャネル幅を大きく
すればよいが、あまり大きくしすぎると第4図に示すよ
うにQCのゲート−ソース間容量によって、出力変動がゲ
ートにも伝えられその電圧が低下してしまい、QCのオン
抵抗が大きくなってしまうため、上昇速度が小さくな
る。したがつて、この方式はあまり大きな負荷の駆動に
は適していないことになる。
第5図および第6図は、他の方式の電圧リミッタ回路と
その動作波形である。この回路は、たとえば昭和59年度
電子通信学会総合全国大会講演論文集分冊2の244項な
どに記載されている。本回路の特徴は、リミッタ出力電
圧V0と基準電圧VLとの電圧比較回路CAを設け、その出力
電圧VCをMOSトランジスタQCのゲートに加えQCに流れる
電流を制御してその出力電圧V0をVLに保つよう負帰還を
かけたことである。たとえば、負荷Zに流れる電流が増
大してV0がVLより降下したとすると、VCはその前の電圧
よりも下がってpチャネルMOSトランジスタであるQC
ソース−ゲート間電圧を増加させ、QCに流れる電流を増
加させる。その結果、V0が上昇しVLを越えると、今度は
逆にVCが上がってQCに流れる電流を減少させV0を降下さ
せる。この方式では以上のような過程をくり返しながら
V0をVLに保つ。
本技術によれば、VLはQCのオン,オフによって制御さ
れ、QCのゲート電圧によって駆動能力は比較的任意に設
定できるため、第3図,第4図のような問題を生じるこ
とはないが、実際のLSIに適用する場合には以下のよう
な不都合を生じる。
第7図は、上記電圧リミッタを実際のLSIに適用したと
きの概略モデルである。同図で、CAは電圧比較回路、VR
は基準電圧発生回路、Zは負荷、R1〜R3およびC1〜C3
配線とスイッチの寄生抵抗および容量である。ここで負
荷として、それぞれ異なった値を持つ容量性の負荷を仮
定している。第8図は、これらの負荷に付いているスイ
ッチS1,S2,S3を順にオンしていったときのリミッタ出力
V0と負荷端電圧V01を示している。同図で出力V0,V01
スイッチがオンする度に降下している。これは、電圧制
御用MOSトランジスタQCのオン抵抗が有限であること
と、配線には必ず寄生抵抗が付くために負荷の充電速度
が有限の値となるためである。このような電圧の変動
は、たとえばスイッチS2が負荷C1にかかる電圧V01で制
御されているとした場合S2のオンのタイミングを遅らせ
たり、オン抵抗を増加させたりする問題を生じる。また
S3がオンした後V01はVCCに向かって上昇して時刻aでVL
等しくなるが帰還ループ(比較回路入力からQCのドレイ
ン端)での遅延tdが存在するためにV0がVL近傍で図のよ
うにQCはオン,オフをくりかえしV0はVLではなくてそれ
より高い値VL+ΔVLとなる。さらにこの遅延が著しい場
合にはΔVLが大きくなり微細素子の耐圧を越えてしまう
ことも考えられる。
また、このように動作するタイミングや大きさの異なる
負荷、さらに容量性負荷や抵抗性負荷等性質の異なる負
荷が同一のリミッタに接続される場合常に回路を動作状
態にしておかなければならず、さらにリミッタの駆動能
力は、それらの負荷のうちでもっとも大きなものに合わ
せておく必要がある。したがって、リミッタ自体で消費
される電力は非常に大きなものとなってしまう。
以上、複数の負荷を駆動する場合の問題について述べた
が、たとえ負荷が一つであっても動作の時間帯によって
負荷の等価インピーダンスが変化する場合なども同様の
問題を生じる。
〔発明が解決しようとする問題〕
さて、上述のようにリミッタの駆動能力が大きなものに
すると、半導体集積回路のように容量性の負荷の場合、
負荷に電圧を供給する際の過渡電流は非常に大きなもの
となり、外部電源電圧を大幅に変動させることもあり、
それによって回路が正常に動作できないことがある。
そこで、本発明では内部回路に低電圧を供給する一方で
外部電源電圧の大幅な変動を軽減した半導体集積回路を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の代表的な実施形態は、例えば第16図に示すよう
に、メモリセルと、該メモリセルに接続されたデータ線
(D)と、該データ線に読み出された信号を増幅するセ
ンス増幅器(QSA1,QSA2,QSA3,QSA4)とを具備してなる
半導体集積回路であって、 外部電源端子より外部電源電圧(VCC)が供給され該外
部電源電圧より低い内部電源電圧を内部電源電圧供給線
(CP)を介して上記センス増幅器に供給する第1の電圧
制限手段を更に具備してなり、 上記センス増幅器には、該センス増幅器の動作のための
センス増幅器活性化信号(φPA)が供給される制御素子
(QD1)が接続され、 上記第1の電圧制限手段は上記内部電源電圧供給線に流
れる電流を所定値以下に制限する電流制限手段(BC)を
具備することにより、 上記センス増幅器活性化信号の供給による上記センス増
幅器の上記動作に起因した上記外部電源端子に流れる電
流の変動を軽減したことを特徴とする。
〔作用〕
外部電源端子に流れる電流の変動を軽減できるので、外
部電源電圧の大幅な変動を軽減でき、初期の目的が達成
される。
〔実施例〕
以下本発明の詳細を実施例によって説明する。
第1図は本発明の基本概念を説明する実施例である。こ
こで、CC1〜CCnは駆動能力制御回路を含んだ電圧リミッ
タ回路、VR1〜VRnはリミッタの基本電圧発生回路、VL1
〜VLnはその出力である基準電圧Z1〜Znは負荷、φ
φは各負荷の駆動パルスである。ここで、CC1〜CCn
外部電源電圧VCCからVn1〜VLnを基準にして各負荷に適
した内部電源電圧V01〜V0nを発生している。また、この
ときCC1〜CCnは負荷Z1〜Znの状態を制御信号VF1〜VF2
入力して、これによって駆動能力を制御を行なってい
る。VF1〜VFnの信号はそれぞれの場合に応じて、単なる
直流電圧、あるいはパルス信号など、種々の信号形態が
任意に選ばれる。なお、ここで、VR1〜VRnで発生される
VL1〜VLnの値は、Z1〜Znに応じて設定されるが、互いに
等しい場合もある。その場合には、共通のVRでVLを供給
することも可能である。
また、VLとCCの出力V0は一般に等しくなるように設計さ
れるが、CC内に任意の電圧変換回路を設け、VLを基準に
した他の電圧をV0として出力することも可能である。
以上のように本実施例によれば負荷駆動パルスφ〜φ
によって負荷Z1〜Znがランダムに動作しても負荷ごと
に専用のリミッタを設けてあるので負荷相互間の干渉に
よる電圧変動を無くすることができる。また負荷の動作
状態を検知しているので、それに応じて駆動能力を設定
でき、例えば動作周期が長いときには駆動能力を低くし
たり、動作しないときには停止させたりして低消費電力
化できる。また、さらに、負荷に応じて帰還ループの設
計をすることが可能となるので、その遅延による不都合
を最小にすることができる。
第9図,第10図は本発明をさらに具体化した実施例とそ
の動作波形である。第9図で、CA1〜CA3は電圧比較回
路、VR1,VR2,VR3は基準電圧発生回路、QC1〜QC4は電圧
制御用MOSトランジスタ、Zは負荷回路、R1,R2,R3は負
荷への配線抵抗、S1,S2,S4はスイッチング素子、C1,C2,
C3は負荷容量Rpは負荷抵抗である。スイッチ“S1,S2,S3
は信号φ12によつてオン,オフされる。ここで
CA,QCが第1図のCCに相当する。また、φ′〜
φ′,φなどがVFに相当する。
本実施例の特徴は、φ12に同期した信号
φ′,φ′,φ′により負荷への充電が不要のと
きは電圧比較回路の動作を停止できるようにし、また信
号φにより、容量性負荷モードから抵抗性負荷モード
への切換を可能にすることによって低消費電力化を図っ
たこと、さらに配線抵抗を利用して帰還ループの遅延を
補償したことである。
初めに、低消費電力化について説明する。同図で比較回
路CA1〜CA3は信号φ′,φ′,φ′で制御される
ようになっている。この信号は、負荷の駆動信号φ1
2に同期し、それらより比較回路のウォームアップ
時間分だけ速いパルスである。通常、装置内の各負荷は
装置全体の動作時間のうち一部しか動作していない。し
たがって、このように負荷駆動時にのみ比較回路を動作
させるようにすれば、比較回路の分だけ消費電力を低減
できることになる。また同図内で破線で示したようにコ
ンデンサC1に並列に抵抗Rpが入っている場合、C1充電後
リミッタはRPに一定の電流を流し続ける必要があるが、
比較回路は高速に動作する必要はなくなる。一般に比較
回路のような差動アンプは、その消費電流に比例して動
作速度は速くなるから、逆に動作速度が遅くてよい場合
は、電流を減らせることになる。同図のφはこのため
の信号でこれにより比較回路CA1は低消費電力モードに
入る。さらに、もしこのときRpに流れる電流が小さく、
高速に変動するような場合は、電圧降下トランジスタを
QC1より寸法の小さいQC4にスイッチS4で切り換えること
により比較回路の負荷を軽くし高速化できる。また、充
放電すべき容量が小さくなるのでその分低消費電力化で
きる。また、装置の動作周期が長い場合には負荷を高速
に充電する必要がなくなるので、上記方法により低消費
電力化できる。
次に帰還ループでの遅延を補償する方法について説明す
る。第9図においてS1がオンすると比較回路のプラス側
入力の電圧V01′が、マイナス側の電圧VLよりも低下
し、その出力電圧VC1がOVとなりQC1がオンし、負荷C1
電圧を上昇させる。このとき配線上の点aの電圧V01
は負荷端信bの電圧V01よりも配線およびスイッチの抵
抗R1の分だけ高くなる。したがって、第10図に示すよう
にa点の電圧V01′はb点の電圧V01よりも速くVLに達す
ることになるから、この位置を調節することによって、
比較回路出力VC1がOVからVCCに変化する時刻を調節し、
それがちょうどb点の電圧V01がVLとなる時刻と一致す
るようにすれば、QC1オフ後の負荷端の電圧を正確にVL
とすることができる。なお、負荷を高速(数ナノ秒)に
駆動する必要がある場合、遅延を補償しきれないことも
考えられるが、その場合にはその負荷を駆動するリミッ
タの基準電圧を遅延による出力上昇分だけ下げれば良
い。この点でも負荷ごとにリミッタを設ける方式は有利
である。
なお、負荷がオンする間隔が比較回路の遅延より十分大
きい場合は、第11図に示すように比較回路を複数個の電
圧制御用トランジスタで共用することもできる。この場
合、リミッタ回路のレイアウト面積を低減することがで
き、また、各リミッタの特性を全く同一にでき、負荷相
互間の動作をさらに安定化できるという利点がある。同
図でZは、第9図と同じ負荷、4,4′,4″は比較回路の
入出力切換スイッチである。また、φ12はスイ
ッチ切換信号、QS1,QS2およびQS3,QS4はスイッチ用MOS
トランジスタである。またQpはスイッチ用トランジスタ
QS1,QS2がオフのとき電圧制御用トランジスタQC1のゲー
トをVCCに固定し、完全にオフ状態を保つためのもので
ある。ここでスイッチ用トランジスタにpチャネルMOS
トランジスタとNチャネルMOSトランジスタを並列接続
して用いているのは、信号の電圧損失をなくすためであ
る。
以上述べた各実施例においては、リミッタの出力V0は基
準電圧VLを基準とした電圧に設定される。したがって、
VLの特性によって、V0の特性を任意に設定できる。半導
体装置においてリミッタを使用する際には、特にV0の電
源電圧VCC依存性が特に主要となり、基準電圧発生回路V
Rの設計では、VLのVCC依存性に特に留意して設計する必
要がある。これに関しては種々の目的に応じた特性例と
その発生法が、特願昭56−57143,特願昭56−168698,特
願昭57−220083などに開示されている。これらは本発明
に適用可能なことは言うまでもないが、以下に半導体装
置の動作においてさらに好適な、VLのVCC依存性とその
具体的な実現法を実施例によって説明する。
第12図,第13図がその実施例であり、第12図は基準電圧
発生回路、第13図はその特性を示している。本回路の特
徴は通常動作領域で、その出力のVCC依存性を小さく
し、それ以上では大きくしたことである。第12図でトラ
ンジスタQ1〜Q4からなる回路はバイアス電圧発生回路で
ある。これはpチャネルMOSトランジスタQ5,Q8,Q10,Q13
とNチャネルMOSトランジスタQ7のゲート−ソース間に
一定の電圧を与え、それらに一定の電流を流すためのも
のである。また、Q5およびD1〜D6で構成される回路は、
本回路の出力電圧VLを決定するための内部基準電圧発生
回路である。ここで、ダイオードD1〜D6の順方向電圧降
下により約4Vの電圧を得ている。また、Q6〜Q12で構成
される回路は上記の内部基準電圧発生回路の出力インピ
ーダンスを下げ外部へ出力するためのバッファ回路であ
る。この回路は、Q6,Q7およびQ10,Q11からなるレベルシ
フト回路とQ9,Q12からなる相補形ソースフォロワ回路で
構成されている。ここでレベルシフト回路はソースフォ
ロワ回路でのしきい電圧分の電圧降下を補償し(Q9のゲ
ートにVL0−VT,Q12のゲートにVL0+VT)、内部基準電圧
をそのままの値で外部へ出力させる機能を持っている。
Q13〜Q15,D7,D8は後述するように、VCCがある値を越え
たとき出力VLのVCC依存性を大きくするための回路であ
る。ここでQ14,D9,D8はレベルシフト回路であり、内部
基準電圧VL0から、Q6を通すことによって得たVL0−VT
電圧をもとにQ15のゲートにVL0+2VDの電圧を与えてい
る。これによって、Q15のゲート−ソース間電圧はVCC
(VL0+2VD)となるから、Q15はVCC≧VL0+2VD+VT〜6V
のときオンし、VLにQ15とQ9の抵抗比で決まる傾きを与
える。なお、本回路の出力端にコンデンサCLが付加され
ているがこれは負荷変動によるVLの変動をおさえるため
である。
第13図は、上記回路の出力電圧VLの電源電圧VCC依存性
である。VCCが0から4Vの範囲では、ダイオードD1〜D6
はオフ状態でQ5には電流が流れないため、Q5のソース端
にはVCCがそのまま現われ、VLはVCCに等しくなる。VCC
が4V以上ではD1〜D6がオンするためQ5には電流が流れそ
のソース端にはVCCより低い圧が生ずる。このときダイ
オードの順方向電圧は流れる電流にほとんど依存せずほ
ぼ一定の値をとるから、Q5のソース端の電圧VL0はダイ
オード6個分の順方向電圧である4Vでほぼ一定となる。
したがってVLもほぼ4vで一定となる。次に6V以上でVL
再びVCCに比例して上昇している。これは、前述のよう
にQ15がオンするためである。ここで通常の動作電源電
圧VCCを5Vとすれば、第13図は以下に示すように、LSI設
計上理想的な特性であり、第12図はこの理想的な特性を
実現する一実施例である。
まず、通常動作電圧5V近傍のVL特性であるが、このVCC
領域では、VLのVCCに対する傾斜が小さい方が回路設計
上好都合である。なぜなら一般にMOSトランジスタの動
作速度は動作電圧に強く影響されるので、チップ内でVL
を動作電圧とする回路の速度は、VLが安定化された分、
つまり傾斜が小さい分だけ動作が安定化するためであ
る。
次にVCCが4V以下の領域であるが、一般に通常動作電圧
が5Vの場合でも、作製プロセスの変動や電源電圧変動あ
るいは温度変動を考慮すると、等価的にVCCが3〜4V程
度の低電圧でも動作する程度の広いVCC動作マージンが
要求される。一方、回路内の微細素子は、この領域では
VCCで動作させても耐圧上の問題はない。さらに、電圧
が高い方が動作速度が速く、ノイズマージンも高くな
る。したがって、この領域ではVLは最も高い電圧である
VCCとすることが望まれる。
次にVCCが6V以上の領域であるが、通常この領域はエー
ジングテストに用いられる。エージングテストとは、チ
ップ内の各トランジスタなどに通常動作電圧以上の高電
圧を加えて、異常に耐圧の低いトランジスタなどを含む
チップを事前に除去するテストである。この場合、VCC
で動作する大きな寸法のトランジスタと、VLで動作する
微細トランジスタで電圧ストレス条件が不平衡になって
は、効果的なエージングテストは不可能となる。すなわ
ち、たとえばVCC=8Vで電圧ストレスを加えたとする
と、大きな寸法のトランジスタには8Vが印加されるが、
もしVL特性がこの領域まで小さな傾きのままであった
ら、微細トランジスタには通常動作領域と同じ4V程度の
電圧しか印加されず、微細トランジスタには効果的なス
トレスが加わらないことになる。これを解決するために
は、第13図のように通常動作領域以上でVL特性の傾斜が
大きくなることが望ましい。
以上から、第12図に示す回路は上記の条件をすべて満た
す理想的な回路であることがわかる。
なお、第12図で、内部基準電圧発生用のダイオードの接
続数を6個として約4Vの電圧を得ていたが微細素子の耐
圧に応じて、この数とそれに流す電流値を変えることに
よって任意の電圧を発生することが可能である。また、
D7,D8の数およびQ15のチャネル幅を変えることによって
エージング条件も任意に変えることができる。また、本
実施例では、内部基準電圧発生のために単純にダイオー
ドを直列に接続していたが、バンドギャップ基準電圧発
生回路を用いることによって、基準電圧の温度依存性を
少なくすることもできる。本実施例で内部基準電圧を直
流的には入力インピーダンスが無限大のMOSトランジス
タのバッファ回路を介して外部へ出力したのは、このよ
うな温度補償形の基準電圧回路を使用した場合にその電
圧や電流に影響を与えないための配慮である。なお、バ
ンドギャップ基準電圧回路の構成および動作について
は、例えば、集積回路工学第(2)(コロナ社,柳井久
義,永田穰富共著)第23項から第24項に記載されてい
る。
上記のように、基準電圧発生回路では基準電圧源として
ダイオードを使用している。またバンドギャップ基準電
圧回路では、バイポーラトランジスタが一般に使用され
る。これは、ダイオードの順方向電圧やバイポーラトラ
ンジスタのベース・エミッタ間順方向電圧が製造プロセ
スの変動による影響をうけにくいためである。なお、リ
ミッタ出力電圧の変動がそれ程問題とはならない装置で
はダイオードやバイポーラトランジスタのかわりにMOS
トランジスタを用いてもよい。また、ここでは標準の動
作状態がVCC=5Vの例を説明したが、この値は目的に応
じて新に設定される。また、第13図の特性において、VL
の折れ曲り点も目的に応じて任意に設定可能なことは言
うまでもない。
以上述べたVLを前に述べた実施例に適用することによ
り、理想的なリミッタ出力VDを作ることができる。
第12図の実施例では、バイポーラトランジスタとMOSト
ランジスタを同一チップ上に形成する必要があるが、こ
れは以下のようにして容易に実現できる。
第14図は、バイポーラトランジスタとMOSトランジスタ
を同一チップ上の形成したときの断面構造を示してい
る。同図で、11はNチャネルMOSトランジスタ(NMO
S)、21はバイポーラトランジスタ、31はPチャネルMOS
トランジスタ(PMOS)である。また基板はP形シリコン
である。ここで、11および31は、MOSトランジスタであ
るから通常のCMOS(相補形MOS)プロセスで形成できる
が、21のバイポーラトランジスタを形成するためには、
41で示すP形の不純物層(ベースとなる)を追加する必
要がある。したがって製造工程で、この層を形成するた
めの工程がふえることになる。通常、NチャネルMOSト
ランジスタでは、しきい電圧を上げるためにチャネルに
P形不純物をイオン打ち込みする(以下、チャネルイン
プラと略記する)が、この濃度はチャネル長が1μm以
下のときちょうどバイポーラトランジスタのベースに最
適な濃度となるのでこのチャネルインプラ層とベース層
を同時に形成することによって、工程の増加をなくすこ
とも可能である。
以上のようにすれば、P,N両MOSトランジスタに加えNウ
エル層をコレクタ、チャネルインプラ層をベース、N+
(NチャネルMOSトランジスタのソース,ドレインを形
成する)をエミッタとしたNPN形のバイポーラトランジ
スタも同一チップ上に形成できるので、製作プロセス変
動や温度に対して安定な回路を実現できる。なおダイオ
ードは、第14図のバイポーラトランジスタのベース・エ
ミッタ間を利用するか、またはコレクタ・ベースを接続
しそれとエミッタ間を利用することによって得られる。
第15図は、比較回路CAの具体的実施例である。この回路
の特徴は、入力電圧Vi,VLが電源電圧近傍でも高い利得
を得ることができることである。こごてViは、負荷側か
らの入力端子であり、例えば第9図では、V01′〜V03
が入力される。同図で、Q21〜Q27は初段アンプのバイア
ス電圧発生回路、Q28〜Q40は初段作動アンプ、Q41〜Q47
は第2段差動アンプ、Q50〜Q54はシングルエンド変換回
路を構成している。以下動作の詳細を説明する。
まず、初段アンプのトランジスタQ28,Q29,Q34,Q35のゲ
ートに基準電圧VLおよび被比較電圧Viが印加される。次
にそれらの電圧はレベルシフトされて、それぞれのトラ
ンジスタのソース端にあらわれるっ。Q30,Q31,Q36,Q37
はPチャネルMOSトランジスタであるから、先程の電圧
はそれらのソース・ゲート電圧となりそれらの値に応じ
て、それぞれのトランジスタに流れるドレイン電流を変
化させる。この電圧変化がカレントミラー回路Q32,Q33
およびQ38,Q39によって電圧変化に変換されて次段への
出力となる。この回路で、PチャネルMOSトランジスタ
のゲートには、Q21〜Q27のバイアス電圧発生回路でつく
られたVL−3VTの電圧が印加されている。このように常
にVLを基準としているのは、Q30,Q31,Q36,Q37をVLのい
かなる値に対しても、飽和領域(五極管特性領域)で動
作させ、高い電圧利得を得るためである。ここで、Vi
VLの平衡点でこのことを確める。この平衡点では、Q28,
Q29,Q34,Q35のゲートとQ30,Q31,Q36,Q37のゲート間電圧
はVCC,VLに無関係に常に3VTである。したがって、各ト
ランジスタには常に一定の電流が流れる。そこで、負荷
トランジスタQ32,Q33,Q38,Q39の大きさを調節して、出
力電圧が2Vとなるようにすると、Q36,Q31,Q36,Q37の飽
和条件は、VS−2≧VS−(VL−3VT)で表わされる。こ
こでVSはソース電圧である。上式で、VT=0.7V(PMOSで
は通常負となるがここでは簡単のためのその絶対値で表
わす。)とすると、VL≧2VT+2=3.4となる。これはVL
が3.4V以上で常にQ10,Q11,Q16,Q17は飽和領域にあるこ
とを意味している。すなわち、VLの最大値はVCCである
から、VCCが3.4V以上あれば、入力電圧がVCCとなっても
高利得が得られる訳である。
これに対してQ41〜Q49で構成される第2段アンプは、入
力がVCCでは高利得は得られない。それは、入力がVCC
とき駆動トランジスタQ43,Q44,Q47,Q48を飽和領域で動
作させるにはそのドレイン電圧をVCC−VT以上にしなけ
ればならないが、そうすると負荷であるカレントミラー
回路のQ42,Q45がカットオフしてしまうためである。ま
た、カットオフしない程度に電圧を下げても、負荷トラ
ンジスタのgmが大きくなる。すなわち負荷抵抗が小さく
なるため、利得が小さくなってしまう。一般に、このタ
イプのアンプで高利得が得られる入力範囲は1V〜3V程度
(VCC=5Vのとき)である。前述の初段アンプの出力電
圧を2Vに設定したのはこのためである。
なお、これらのアンプは信号φおよびその反転信号
により駆動されるようになっている。これは、リミッ
タ動作が不要のとき、アンプの動作を停止させることに
よって装置の消費電力を小さくするためである。また、
この比較回路は3段のアンプで構成されているが、もし
高速動作を必要とするがそのリミッタ出力電圧の精度は
あまり高くなくてもよい場合は、初段アンプのみか、第
2段アンプを抜いた2段構成でもよい。この場合、消費
電力とレイアウト面積の低減が可能である。
第16図は、本発明をダイナミックメモリ(以下DRAMとす
る)に適用した場合の一実施例である。同図で、MCAは
メモリセルおよびセンスアンプで構成されるメモリセル
アレーで、微細MOSを使用している。WDはワード線(W1
〜WN)を駆動するためのワードドライバ、XDはワードド
ライバを選択するためのメデコーダブロックである。こ
こで電圧リミッタは、センスアンプ(リミッタはCA1,V
R,LT,I1,N1,N2,QD2,QD3で構成されている。)、ワード
線(CA2,VR,QX1,LS)、I/0線(QI1,QI2)に適用されて
いる。以下、第16図,第17図を用いて動作を説明する。
まず、プリチャージパルスがVCCのとき、データ線
は、Qp1,Qp2がオンとなるから第21図に示すVL/2発生回
路(第21図で後述する)の出力電圧VL/2となる。また、
QX1〜QX7からなる昇圧回路の昇圧コンデンサQ5は、
QX2によりVCC−VTに充電される。次にφが0となりφ
がVCCとなると、φを入力とするインバータI2の出
力は0となりQX3,QX6を同時にオンさせる。その結果、
昇圧回路出力φXLは第17図(b)のように立ち上がりVL
+VTに達する。このとき、比較回路CA2の十側入力は、
レベルシフト回路LSによりφXLからVTだけ低いVLとなる
から比較回路出力はOVからVCCになりQX1をオフする。こ
の結果、φXLの上昇が止まりφXLはVL+VTで安定する。
これと同時に、メデコーダにより選択されたワードドラ
イバを通してワード線はVL+VTとなる。このφXL発生回
路によれば、VL+VTの値がVCC以上になったとしても、Q
X5による容量結合により昇圧しているため、高速にφXL
を発生することができる。さらに、φXLからワード線に
至る経路のリーク電流、あるいは他の信号の干渉などに
より、φXLの電位が低下しても、LS,CA2,QX1,QX6,QX5,Q
X3の経路によりその電位低下は自動的に補正され、VL
VTの電位をそのまま保つことができる。なお、ここでφ
XLすなわちワード線の電位をVL+VTとしたのは、メモリ
セルトランジスタQM1のしきい電圧損失なしに、CSにVL
の値をそのまま書き込み可能とするためである。このVL
+VTのVTの値はLS内のトランジスタQS1のしきい電圧で
制御される。したがって、QS1をQM1と同一仕様のトラン
ジスタで構成すれば、たとえ製造ばらつきによりVTが変
動しても、上記の目的を達成することができる。また、
上記動作に余裕を持たせるために、ワード線の電位をVL
+2VTとすることも、LS内のQS1を2個直列のMOSトラン
ジスタで置き換えることにより可能になる。上記のよう
に発生したφXLおよびワード線信号によりそのワード線
に接続されたスイッチトランジスタQM1はオンし、メモ
リセルCSより情報が損失なくデータ線Dにあらわれる。
このとき、メモリセルに“1"の情報があればVL/2より少
し高く、また“0"の情報があれば少し低くなる。はVL
/2のままであるから、これを参照レベルとして、次にQ
SA1〜QSA4からなるセンスアンプを動作させる。このと
きNMOSセンスアンプQSA3,QSA4の駆動は信号φpAとNMOSQ
D1によって行なう。一方、PMOSセンスアンプQSA1,QSA2
の駆動は、リミッタの電圧制御用トランジスタを兼たPM
OSQD2,QD3と信号φpAおよび比較回路CA1の出力の論理積
であるpA,pA′によって行なう。ここでがVCC
ときコモンソースは、データ線と同様VL/2となってい
る。したがって、CA1の出力はOV、また第20図に示すラ
ッチ付インバータLT(φLTがVCCでラッチ)、およびイ
ンバータI1の出力はVCCである。ここでφpAがOVのとき
は、NANDゲートN1,N2の出力はVCCであるから、QD2,QD3
はオフ状態である。次にφpAがVCCになるとN1,N2の出力
はOVとなりQD2,QD3はオンし、QSA1,QSA2を駆動する。こ
のとき、コモンソースCPはVCCへ向かって上昇し、また
データ線も電圧の高い側が上昇する。一方、CA1の十側
入力はコモンソースCPに接続されているからCPの電圧が
一側入力と等しいVLになるとCA1の出力はOVからVCCとな
りN1,N2の出力をOVからVCCへ反転させる。その結果、
Q2,Q3はオフしCPの上昇はVLで止まる。また同時にデー
タ線の高電圧側もVLで止まる。次に信号YSによりI/O線
とデータ線を接続し、情報の読み出しまたは書き込みを
行なう。第17図では書き込みのときの波形を示してい
る。ここで、今読み出した情報と逆の情報を書き込む、
いわゆる反転書き込みを行なうと同図(a)に示すよう
にデータ線D,の電圧がOVとVLのほぼ中間の電位で交叉
する。このD,の電圧が交叉する近傍の時間帯では、こ
のデータ線に接続されたセンスアンプのトランジスタは
すべてオンになりコモンソースCPからCNへ電流が流れ
る。このときQD2,QD3はオフ状態であるため、CPの電圧
がVLから下がりはじめる。このとき、CA1はその電圧低
下を検出してその出力をVCCからOVに変化させ、QD2,QD3
をオンし、CPをVLに復帰させようとする。しかし、この
とき流れるり電流Ipは、反転書き込み時にYSによって選
択され、センスアンプ内のトランジスタがすべてオンと
なるのは1個のセンスアンプのみであるから、すべての
センスアンプが動作する最初の信号増幅時に流れる電流
Ip0にくらべ非常に小さいので、QD2とQD3を同時にオン
していたのでは、駆動のための電力がむだになるし、ま
たVLよりも上がり過ぎてしまう危険もある。そこで本実
施例では、QD2とQD3の比を上記のIp0とIpの電流比と同
程度にし、QD3のみをオンオフするようにしている。第1
6図でラッチ付インバータLTを用いたのは、QD2がCA1の
出力の変化によりオンしないようにするためである。そ
の後、は再びVCCとなりOVとVLに分かれたデータ線
をショートし前述の動作をくりかえす。
なお、ここで、QD2,QD3に直列にQL、および第18図に詳
細を示すBCからなる回路が接続されているが、これは、
定電流回路であり、LSI動作時のピーク電流を低減する
ための回路である。
すなわち、本実施例のようにpチャネルMOSトランジス
タQD2,QD3のオン・オフで出力電圧を制御した場合、ゲ
ート−ソース間に印加される電圧は、VCCとなりVCCをそ
のまま出力する場合と同じで、またソース−ドレイン間
の電圧はそれより大きくなる。したがって、動作電圧を
下げたにも必ず、トランジスタのチャネル幅を同じにし
た場合ピーク電流はVCC出力の場合より大きくなること
もある。しかし、VLはVCCよりも低いから、VLに到達す
るまでの時間は速くなり、その結果電流の幅は小さくな
る。これを式で表現すると電流の幅は となる。ここで、電流の波形は三角形で、全データ線容
量CD,ピーク値Ip,出力電圧Vとした。これを変形すると となる。次に、定電流回路の付加によりIpが一定値とな
ったとすると となる。以上の式から従来のようにリミッタなしの場合 となる。これに対し本実施例の如くリミッタと定電流回
路を付加した場合は、 となる。したがって、twを等しいとすると電圧リミッタ
と電流リミッタを組み合わせることによりVCC=5V,VL
4Vの条件で、実に60%もピーク電流を減少させることが
できる。またもう一つの利点は、負荷容量への充電時間
がVCCによらず一定であるため、配線抵抗を利用した帰
還ループの遅延補償を正確に行なえることである。以上
のように、電圧リミッタと電流リミッタの組み合わせに
より大幅なピーク電流の低減と電圧リミッタの安定動作
が可能となる。
以上述べた実施例によればワード線,データ線,I/O線の
電圧は、1個の基準電圧発生回路の出力を基準としてい
るので、VCCの変動やプロセス変動によって基準電圧発
生回路の出力電圧が変化しても常に一定の電位関係が保
たれるため安定な回路動作が可能となる。
第18図は、以上述べた電流リミッタ回路BCの具体的実施
例である。QL1およびQL2は、QL6,QL7,QL8のゲートバイ
アス電圧発生、QL3,QL4,QL5はQLのゲートバイアス電圧
発生を行なっている。またQL6,QL7,QL8はそれぞれQL3,Q
L4,QL5に一定電流を流す電流源の働きをしている。さら
にQLは、出力トランジスタで、QL3,QL4,QL5による一定
バイアス電圧をうけ一定電流をそのドレインから出力す
る。
第19図は、第18図のQLのソース−ドレイン間電圧とドレ
イン電流の関係を示している。同図でA点からB点まで
の領域はVCC=5Vのときの動作領域を示しており、ほぼ
一定の電流値となっていることがわかる。すなわち、こ
れにより定電流源が実現できる訳である。
第20図は、第17図のラッチ付インバータLTの具体的実施
例である。これで、φLTがOVのときはQH2,QH3がオンし
ているからQH1,QH2によりφを反転するインバータと
して動作する。次に、φLT=VCCとなるとQH2,QH3はオ
フ、QH6,QH7がオンとなるためQH5,QH8およびインバータ
IH1により、閉ループが形成され、φLT=VCCとなる直前
の情報がそのまま保持される。こうして、φLT=VCC
がラッチされることになる。このときQH2,QH3は上
記のようにオフであるから、入力の影響は受けない。
第21図は、第16図でVL/2と記載した端子にVL/2の電圧を
供給する回路である。本回路では、QV1のゲートでVL
うけQV1とQV2のgm比を等しくすることによってN1にVL/2
の電圧を発生する。次にこの電圧をQV3〜QV8で構成され
る相補形ソースフォロワ回路で低インピーダンス化して
外部へ出力している。この回路の特徴はVLをゲートでう
けているためVL発生回路の負荷が軽くなることおよび相
補形ソースフォロワ回路の使用により負荷変動に強いこ
とである。
以上、各実施例によって本発明の詳細を説明したが、本
発明の適用範囲はこれらに限定されるものではなく、広
く適用可能である。たとえば、実施例では、構成素子と
してN,P両MOSトランジスタおよびバイポーラトランジス
タを用いた場合を主として説明したが、これらの単独、
もしくは任意の組合せで半導体装置が構成される場合に
も適用可能である。さらにはシリコン半導体以外のたと
えば、ガリウム・ヒ素(GaAs)他の化合物半導体などを
用いたLSIにも適用できる。またリミッタ回路の具体的
適用例としてDRAMを例にとり説明したが、その他の論理
LSI、スタテイック形メモリ(SRAM)、リーバオンメモ
リ(ROM)などLSI一般に広く適用できる。また、DRAMの
具体適用例は、それがLSI全体の一部、たとえばマイク
ロプロセッサ用LSIの内部に含まれるDRAMであってもそ
のまま適用可能なことは言うまでもない。また、さらに
実施例では、リミッタ出力で動作させる回路は微細寸法
の素子で構成される例を示したが、素子寸法は他と同一
で、低消費電力化,低電流化を主目的として、リミッタ
回路を使用する場合にも適用可能である。また、電源電
圧はVCC=5Vの場合を例に主として説明したが、これに
限定されるものでなく、電源電圧は任意に設定できる。
リミッタの出力が電圧も同様に任意に設定でき、VCC
ら低くするのみでなく、第16図の実施例で述べたよう
に、VCCより高い電圧にすることも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、容量性負荷の多い半導体集積回路の負
荷駆動時における過渡電流を軽減でき、過渡電流による
外部電源電圧変動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第9図,第10図,第11図は本発明の基本概念を
示す図、第2図は本発明の基本となる電圧リミッタ方式
の全体構成を示す断面図、第3図から第8図は従来の回
路構成とその動作波形、第12図,第13図は本発明の一実
施例とその特性、第14図は上記実施例で用いる素子の断
面図、第15図,第16図,第18図から第21図および第17図
はそれぞれ本発明の実施例と動作波形である。 CC1,CC2,…,CCn……電圧リミッタ回路、VR1,…,VRn……
基準電圧発生回路、Z,…Zn……負荷、VCC……外部電源
電圧、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 清男 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 木村 勝高 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 下東 勝博 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−191499(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルと、 該メモリセルに接続されたデータ線と、 該データ線に読み出された信号を増幅するセンス増幅器
    とを具備してなる半導体集積回路であって、 外部電源端子より外部電源電圧が供給され該外部電源電
    圧より低い内部電源電圧を内部電源電圧供給線を介して
    上記センス増幅器に供給する第1の電圧制限手段を更に
    具備してなり、 上記センス増幅器には、該センス増幅器の動作のための
    センス増幅器活性化信号が供給される制御素子が接続さ
    れ、 上記第1の電圧制限手段は上記内部電源電圧供給線に流
    れる電流を所定値以下に制限する電流制限手段を具備す
    ることにより、上記センス増幅器活性化信号の供給によ
    る上記センス増幅器の上記動作に起因した上記外部電源
    端子に流れる電流の変動を軽減したことを特徴とする半
    導体集積回路。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の半導体集積
    回路において、 上記メモリセルにはワード線が接続され、 該ワード線にはワード線駆動回路が接続され、 第2の電圧制限手段から上記外部電源電圧より低い第2
    の内部電源電圧を上記ワード線駆動回路に供給すること
    を特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項のいずれ
    かに記載の半導体集積回路において、 上記第1の電圧制限手段は上記センス増幅器に供給する
    電流の供給能力を変える供給電流制御手段を具備するこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
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