JPH10145194A - 電圧比較器 - Google Patents

電圧比較器

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JPH10145194A
JPH10145194A JP8302158A JP30215896A JPH10145194A JP H10145194 A JPH10145194 A JP H10145194A JP 8302158 A JP8302158 A JP 8302158A JP 30215896 A JP30215896 A JP 30215896A JP H10145194 A JPH10145194 A JP H10145194A
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switch
circuit
output
voltage
capacitor
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JP8302158A
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English (en)
Inventor
Riyuuji Miyama
隆二 見山
Kunihiko Iizuka
邦彦 飯塚
Kazuo Hashiguchi
和夫 橋口
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/22Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral
    • H03K5/24Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude
    • H03K5/2472Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/22Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral
    • H03K5/24Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude
    • H03K5/2472Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相補償用コンデンサへの不要な電荷の蓄積
を防止する。 【解決手段】 増幅用トランジスタ31のゲートとソー
スとの間に位相補償用コンデンサ32およびスイッチ回
路40を直列に接続し、位相補償用コンデンサ32の両
端を短絡するスイッチ回路50を設ける。スイッチ回路
40がオフしたときにスイッチ回路50がオンすること
で、位相補償用コンデンサ32の両端を短絡し、スイッ
チ回路40のオン時に充電された位相補償用コンデンサ
32を放電させる。この結果、スイッチ回路40を完全
にオフさせることが可能になり、出力端子3から出力さ
れる出力信号が歪むことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相補償用コンデ
ンサを含む電圧比較器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧比較器は、例えば、図3に示
すように、プラス側の入力端子1と、マイナス側の入力
端子2と、出力端子3と、MOSトランジスタ21〜2
4により構成される差動増幅器20とを備えている。以
下、これらの動作について説明する。
【0003】一般に、電圧比較器において、プラス側の
入力端子1の電位VIN1 、マイナス側の入力端子2の電
位VIN2 、電源電位VDD・VSS、その増幅回路としての
ゲインをGとすると、出力端子3に現れる出力電圧V
OUT は、 VOUT =G{(VIN1 −VIN2 )}+VREF と表される。ただし、上式においてVREF は一般に基準
電圧と呼ばれる電圧である。基準電圧VREF は、通常、
DDとVSSの中間の電位である VREF =(VDD−VSS)/2 という値をとるが、それ以外の値をとる場合もある。
【0004】これにより、2個の入力端子1・2の差分
に応じた電圧が出力端子3から出力される。特に、2個
の入力が同電位の場合には、基準電圧VREF が出力され
る。
【0005】しかしながら、実際の電圧比較器では、図
3に示すようなオフセット補償回路10が設けられてい
ない場合、差動増幅器20を構成するMOSトランジス
タ21〜24の特性が不均一であると、2個の入力信号
が同電位でないときでも、基準電圧VREF が出力され
る。このときの2個の入力の差は、オフセット電圧と呼
ばれる。オフセット電圧をVOFF とすると、オフセット
電圧が生じているときの出力は、 VOUT =G{VIN1 −(VIN2 +VOFF )}+VREF …(1) と表される。このオフセット電圧VOFF が発生すると、
IN1 とVIN2 の差分に応じた出力が得られず、電圧比
較器の誤動作を誘発するので、発生させないようにする
ことが望ましい。
【0006】これに対し、従来の電圧比較器では、図3
に示すように、オフセット電圧を補償するオフセット補
償回路10が設けられている。このオフセット補償回路
10は、差動増幅器20の前段に配置されており、切替
スイッチ11・12を有している。切替スイッチ11
は、電位VIN1 と基準電圧源15からの基準電圧VREF
とを切り替えて出力し、切替スイッチ12は、電位V
IN2 と基準電圧VREF とを切り替えて出力するようにな
っている。
【0007】上記の電圧比較器では、本来の電圧比較の
動作の前に、オフセット補償回路10によるオフセット
補償動作が行われる。
【0008】このとき、まず、切替スイッチ11・12
がともに基準電圧源15側に切り替えられ、スイッチ1
2の出力側にオフセット補償用コンデンサ14を介して
設けられるON/OFFスイッチ13がオンする。ま
た、このとき、電圧比較器における出力段に設けられる
スイッチ回路40には、ハイレベルの制御信号Sが制御
端子6から与えられる。これにより、スイッチ回路40
においてトランスファゲートを構成するMOSトランジ
スタ41・42がオンする。
【0009】このような状態では、電圧比較器の入力端
子1にVREF が入力される。また、ON/OFFスイッ
チ13がオンになっているので、入力端子2の電位が出
力端子3の出力と同電位になる。つまり、 VIN1 =VREFIN2 =VOUT となるので、これらと(1)式より、出力は、 VOUT =G{VREF −(VOUT +VOFF )}+VREF =VREF −{G/(1+G)}・VOFF と表される。ここで、一般に、G≫1であるので、{G
/(1+G)}≒1と表すことができる。したがって、
上式は、 VOUT =VREF −VOFF となる。
【0010】つまり、図3に示すように、オフセット補
償用コンデンサ14の差動増幅器20側の端子の電位、
すなわち点P3 の電位はVREF −VOFF であり、オフセ
ット補償用コンデンサ14のスイッチ12側の端子の電
位、すなわち点P4 の電位はVREF になっている。した
がって、オフセット補償用コンデンサ14には、その両
端の電位差であるVOFF に応じた電荷が蓄えられる。こ
のとき、VOFF >0であれば、点P3 の電位が点P4
電位よりVOFF だけ低くなり、VOFF <0であれば、点
3 の電位が点P4 の電位よりVOFF だけ高くなる。
【0011】また、オフセット補償動作においては、電
圧比較器が演算増幅器として機能している。したがっ
て、スイッチ回路40をオンさせることにより増幅トラ
ンジスタ31の入出力間に位相補償用コンデンサ32が
接続されると、発振が抑制され、演算増幅器としての機
能が安定する。
【0012】このようにして、オフセット補償動作が行
われると、続いて電圧比較動作が行われる。電圧比較動
作に移行すると、切替スイッチ11・12がそれぞれ入
力端子1・2側に切り替えられ、ON/OFFスイッチ
13がオフするとともに、制御信号Sがローレベルとな
る。
【0013】この状態では、オフセット補償用コンデン
サ14にVOFF の分だけ電荷が蓄積されたままになって
いるので、電圧比較器の入力として、入力端子1・2に
それぞれ電位VIN1 ・VIN2 が与えられると、入力端子
2には、等価的に(VIN2 −VOFF )の電位が与えられ
ていることになる。したがって、このときの出力は、 VOUT =G{VIN1 −(VIN2 −VOFF +VOFF )}+VREF =G(VIN1 −VIN2 )+VREF と表される。
【0014】このように、電圧比較器は、オフセット補
償回路10を備えることで、オフセット電圧による出力
電圧の誤差をキャンセルすることができる。
【0015】また、電圧比較動作においては、スイッチ
回路40をオフさせることにより増幅トランジスタ31
の入出力間から位相補償用コンデンサ32が切り離され
ると、周波数帯域を拡大し、かつ動作を速くすることが
できる。
【0016】なお、上記の演算増幅器および電圧比較器
としての機能ならびに位相補償用コンデンサ32および
スイッチ回路40については、特開昭62−43913
号公報に開示されている。また、オフセット補償ならび
に位相補償用コンデンサ32およびスイッチ回路40に
ついては、"A Continuously Variable Slope Adaptive
Delta Modulation Codec System" IEEE JOURNAL OF SOL
ID-STATE CIRCUITS, VOL. SC-18, NO. 6, DECEMBER 198
3 p.698 に開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す回路では、
電圧比較器として使用する際、スイッチ回路40をオフ
させるために制御信号Sをローレベルにしても、スイッ
チ回路40がオフにならないことがあり、これが原因と
なって出力VOUT が歪んでしまうことがある。次に、そ
の状態について詳しく説明する。
【0018】例えば電源端子4に与えられる電源電圧V
DDが3V、電源端子5に与えられる電源電圧VSSが0
V、基準電圧VREF が1.5Vであるとき、オフセット
補償動作のために、切替スイッチ11・12がいずれも
基準電圧源15側に切り替えられ、ON/OFFスイッ
チ13がオンし、さらに制御信号Sがハイレベルとなっ
た状態では、位相補償用コンデンサ32のスイッチ回路
40側の端子の電位、すなわち点P1 の電位は約1.5
Vの(VREF −VOFF )となる。
【0019】そのときの位相補償用コンデンサ32の差
動増幅器20の出力端側の電位、すなわち点P2 の電位
が仮に0.8Vであれば、位相補償用コンデンサ32の
両端には、0.7Vの電位差が生じている。このため、
位相補償用コンデンサ32にその電位差に応じた電荷が
蓄積され、点P1 の電位が点P2 の電位より0.7V高
くなる。
【0020】さらに、この後、スイッチ制御信号Sをロ
ーレベルにして電圧比較動作に移行すると、入力端子1
の入力が入力端子2の入力より大きい場合に、点P2
電位が2.8Vになったとする。このときも、位相補償
用コンデンサ32の両端に0.7Vの電位差が保持され
ている(点P1 の電位が点P2 の電位より0.7V高
い)ので、点P1 の電位が3.5Vになる。
【0021】また、スイッチ回路40を構成するP型の
MOSトランジスタ42は、図4に示す構造になってい
る。MOSトランジスタ42は、P型ウエハ基板60に
作製される場合、Nウェル61の領域内に形成される。
上記の状態では、ローレベルの制御信号Sがインバータ
34で反転されて入力されるので、MOSトランジスタ
42のゲート電極には、3Vの電圧が印加される。ま
た、点P1 に接続されるMOSトランジスタ42の端子
の電位は、上記のように3.5Vになっている。これに
より、この電位がゲート電極の電位より高くなるので、
MOSトランジスタ42は、オンの状態(または、オン
とオフの中間的な状態)になる。
【0022】このように、図3に示す回路を電圧比較器
として使用する場合、スイッチ回路40をオフさせるた
めにスイッチ制御信号Sをローレベルにしても、MOS
トランジスタ42がオフにならない。このため、スイッ
チ回路40が完全にオフしなくなることがある。
【0023】スイッチ回路40が完全にオフしないと、
定電流源33からの電流がスイッチ回路40にも流れて
しまうので、出力端子3からの出力信号が歪んでしま
う。例えば、差動増幅器20の出力信号が、図5に示す
ような時刻T1 でV1 からV2へ立ち上がる波形である
場合、出力端子3から実際に出力される信号は、図6に
示すように、V3 からV4 に瞬時に変化せず、歪んだ波
形になる。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧比較器は、
上記の課題を解決するために、2系統の入力信号の差に
応じた信号を出力する差動増幅器と、この差動増幅器の
出力信号を増幅する増幅用トランジスタと、この増幅用
トランジスタの入出力間に設けられる位相補償用コンデ
ンサと、上記増幅用トランジスタの入出力間への上記位
相補償用コンデンサの接続および切り離しを行う接離ス
イッチと、上記増幅用トランジスタの出力信号に含まれ
るオフセット成分を補償するオフセット補償回路とを備
えた電圧比較器において、上記位相補償用コンデンサの
両端を短絡する短絡スイッチを備えていることを特徴と
している。
【0025】上記の構成において、位相補償用コンデン
サは、接離スイッチにより、位相補償が必要なときに増
幅用トランジスタの入出力間に接続され、位相補償が不
要なときに増幅用トランジスタの入出力間から切り離さ
れる。位相補償用コンデンサが増幅用トランジスタの入
出力間から切り離されても、位相補償用コンデンサには
接続時に蓄積された電荷がそのまま残っている。ところ
が、短絡スイッチにより位相補償用コンデンサの両端が
短絡されると、位相補償用コンデンサに蓄積された電荷
が放出される。これにより、本電圧比較器が電圧比較動
作を行う際、接離スイッチの動作を制御する制御信号
を、接離スイッチをオフさせるように例えばローレベル
にすれば、接離スイッチが確実にオフする。したがっ
て、本電圧比較器の出力信号が歪むという不都合を回避
できる。
【0026】上記の電圧比較器では、好ましくは、上記
短絡スイッチが、上記接離スイッチの接続動作に同期し
て上記位相補償用コンデンサの両端を開放する一方、上
記接離スイッチの切り離し動作に同期して上記位相補償
用コンデンサの両端を短絡するようになっている。
【0027】この構成では、接離スイッチが位相補償用
コンデンサを接続しているときには、位相補償用コンデ
ンサの両端が短絡スイッチにより開放され、接離スイッ
チが位相補償用コンデンサを切り離しているときは、位
相補償用コンデンサの両端が短絡スイッチにより短絡さ
れる。このように、短絡スイッチが接離スイッチの動作
に同期して動作するようになっているので、短絡スイッ
チおよび接離スイッチの制御系統を共通化することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1および図2に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、本実施の形態において、図3に示す従来の電
圧比較器の構成要素と同等の機能を有する構成要素につ
いては、同一の符号を付記する。
【0029】本実施の形態に係る電圧比較器は、図1に
示すように、プラス側の入力端子1と、マイナス側の入
力端子2と、出力端子3と、電源電圧VDD・VSSがそれ
ぞれ与えられる電源端子4・5と、制御信号Sが入力さ
れる制御端子6とを備えている。また、本電圧比較器
は、オフセット補償回路10と、差動増幅器20と、増
幅用トランジスタ31と、位相補償用コンデンサ32
と、定電流源33と、インバータ34と、スイッチ回路
40・50とを備えている。
【0030】オフセット補償回路10は、切替スイッチ
11・12、ON/OFFスイッチ13、オフセット補
償用コンデンサ14および基準電圧源15を有してい
る。
【0031】切替スイッチ11は、入力端子1から入力
される入力信号と基準電圧源15で発生する基準電圧V
REF とを切り替えて出力するスイッチである。切替スイ
ッチ12は、入力端子2から入力される入力信号と上記
の基準電圧VREF とを切り替えてオフセット補償用コン
デンサ14に出力するスイッチである。
【0032】ON/OFFスイッチ13は、オフセット
補償用コンデンサ14の一方の端子と出力端子3との間
に設けられている。このON/OFFスイッチ13は、
切替スイッチ11・12がともに基準電圧源15側に切
り替えられているときにオンし、切替スイッチ11・1
2がそれぞれ入力端子1・2側に切り替えられていると
きにオフするようになっている。
【0033】差動増幅器20は、P型のMOSトランジ
スタ(以降、P−MOSトランジスタと称する)21・
22、N型のMOSトランジスタ(以降、N−MOSト
ランジスタと称する)23・24および定電流源25を
有している。
【0034】P−MOSトランジスタ21は、ゲートに
オフセット補償用コンデンサ14のON/OFFスイッ
チ13側の端子が接続され、P−MOSトランジスタ2
2は、ゲートに切替スイッチ11の出力端が接続されて
いる。また、P−MOSトランジスタ21・22は、と
もにソースに定電流源25の出力端が接続されている。
一方、N−MOSトランジスタ23・24は、ドレイン
がそれぞれP−MOSトランジスタ21・22のドレイ
ンに接続され、ソースがともに電源端子5に接続されて
いる。また、N−MOSトランジスタ23のゲートは、
N−MOSトランジスタ23のソースとN−MOSトラ
ンジスタ24のゲートに接続されている。そして、定電
流源25の入力端は、電源端子4に接続されている。
【0035】増幅用トランジスタ31は、N型のMOS
トランジスタである。この増幅用トランジスタ31のゲ
ートは、差動増幅器20の出力端、すなわちP−MOS
トランジスタ22とN−MOSトランジスタ24との接
続点(ソース)に接続されている。また、増幅用トラン
ジスタ31は、ドレインが定電流源33の出力端に接続
され、ソースが電源端子5に接続されている。定電流源
33の入力端は、電源端子4に接続されている。
【0036】位相補償用コンデンサ32およびスイッチ
回路40は、増幅用トランジスタ31のゲート−ドレイ
ン間に直列に接続されている。また、スイッチ回路50
は、位相補償用コンデンサ32と並列に接続されてい
る。位相補償用コンデンサ32の一方の端子は、差動増
幅器20の出力端、すなわち点P2 に接続され、位相補
償用コンデンサ32の他方の端子は、スイッチ回路40
の入力端、すなわち点P1 に接続されている。
【0037】接離スイッチとしてのスイッチ回路40
は、N−MOSトランジスタ41およびP−MOSトラ
ンジスタ42が並列接続されて構成される、いわゆるト
ランスファゲートである。N−MOSトランジスタ41
のゲートは制御端子6に接続され、P−MOSトランジ
スタ42のゲートはインバータ34を介して制御端子6
に接続されている。また、N−MOSトランジスタ41
のドレインおよびP−MOSトランジスタ42のドレイ
ンは、ともに点P1 に接続されている。また、N−MO
Sトランジスタ41のソースおよびP−MOSトランジ
スタ42のドレインは、ともに増幅用トランジスタ31
のドレインに接続されている。
【0038】短絡スイッチとしてのスイッチ回路50
も、トランスファゲートであり、N−MOSトランジス
タ51およびP−MOSトランジスタ52が並列接続さ
れて構成されている。N−MOSトランジスタ51のド
レインおよびP−MOSトランジスタ52のソースは、
ともに点P2 に接続されている。また、N−MOSトラ
ンジスタ51のソースおよびP−MOSトランジスタ5
2のドレインは、ともに点P1 に接続されている。
【0039】上記のように構成される電圧比較器では、
電圧比較動作を行う前にオフセット補償動作が行われ
る。このオフセット補償動作は、前述の従来の電圧比較
器(図3参照)におけるオフセット補償動作と同様であ
り、オフセット補償回路10において、切替スイッチ1
1・12が基準電圧源15側に切り替えられ、ON/O
FFスイッチ13がオンした状態で機能する。また、こ
のとき、制御信号Sがハイレベルとなるため、スイッチ
回路40がオンしている。
【0040】このような状態では、オフセット補償用コ
ンデンサ14にオフセット電圧VOF F の電位だけ余分に
電荷が蓄えられる。また、オフセット補償動作において
は、スイッチ回路50が制御信号Sによりオフしている
ので、スイッチ回路40を介して増幅トランジスタ31
の入出力間に位相補償用コンデンサ32が接続される。
したがって、電圧比較器は、位相補償用コンデンサ32
により、発振が抑制されて動作が安定する。
【0041】電圧比較器の動作がオフセット補償動作か
ら電圧比較動作に移行すると、切替スイッチ11・12
がそれぞれ入力端子1・2側に切り替えられ、ON/O
FFスイッチ13がオフするとともに、制御信号Sがロ
ーレベルとなる。これにより、スイッチ回路40がオフ
し、スイッチ回路50がオンする。
【0042】このような状態では、入力端子1・2にそ
れぞれ電位VIN1 ・VIN2 が与えられると、入力端子2
の電位が電位VIN2 からオフセット補償用コンデンサ1
4に充電されたオフセット電圧VOFF を減じた値とな
る。したがって、差動増幅器20および増幅用トランジ
スタ31を介して出力端子3に現れる出力電圧V
OUT は、オフセット成分が相殺される。
【0043】また、スイッチ回路40がオフしているの
で、増幅トランジスタ31の入出力間から位相補償用コ
ンデンサ32が切り離され、周波数帯域が拡大し、かつ
動作が速くなる。このとき、スイッチ回路50がオンす
ることにより、位相補償用コンデンサ32の両端が短絡
されるので、オフセット補償動作中に位相補償用コンデ
ンサ32に蓄積された電荷が放出される。このため、位
相補償用コンデンサ32の両端が同電位になる。したが
って、点P1 の電位がP−MOSトランジスタ42のゲ
ート電圧(制御信号Sのハイレベルの電位)より高くな
ることがなくなる。この結果、制御信号Sがローレベル
のときに、P−MOSトランジスタ42がオンすること
はない。
【0044】これにより、図2に示すように、本電圧比
較器の出力信号は、従来の同出力信号(図6参照)と比
べて歪みのない波形となる。それゆえ、位相補償用コン
デンサ32に全く影響されることなく、電圧比較器を安
定して動作させることができる。また、出力波形に歪み
がなくなるので、電圧比較器を高速で動作させることが
できる。
【0045】また、基準電圧VREF は、通常、電源電圧
DDと電源電圧VSSとのちょうど中間の電位に設定され
るが、これに限らず、VDDとVSSとの間の他の電位であ
ってもよい。勿論、本電圧比較器は、このような基準電
圧VREF によっても、前述のように動作する。
【0046】なお、本実施の形態においては、電圧比較
器に設けられる全トランジスタが図1に示す極性(P型
およびN型)と逆になるように構成されていても、上記
と同様に電圧比較器の動作を安定化させることができ
る。この構成では、スイッチ回路40に与えられる制御
信号として、トランジスタの極性に応じて上記の制御信
号Sを反転させた信号が用いられる。上記の構成で電圧
比較動作を行う際には、スイッチ回路50の短絡動作に
より、点P1 の電位がN−MOSトランジスタのゲート
電圧より低くなることが防止されるので、スイッチ回路
40がオンすることはない。
【0047】
【発明の効果】本発明の電圧比較器は、以上のように、
差動増幅器の出力信号を増幅する増幅用トランジスタの
入出力間に接離スイッチにより位相補償用コンデンサを
接続し、かつ切り離すように構成され、上記増幅用トラ
ンジスタの出力信号に含まれるオフセット成分を補償す
るオフセット補償回路を備えた電圧比較器において、上
記位相補償用コンデンサの両端を短絡する短絡スイッチ
を備えているので、短絡スイッチにより、位相補償用コ
ンデンサが増幅用トランジスタの入出力間から切り離さ
れたときに位相補償用コンデンサにそのまま残っている
電荷が放出される。これにより、本電圧比較器が電圧比
較動作を行う場合、接離スイッチを完全にオフさせるこ
とができる。それゆえ、本電圧比較器の出力信号に歪み
が生じることを防止できる。
【0048】したがって、上記の構成を採用すれば、電
圧比較器の動作の信頼性を向上させることができるとと
もに、電圧比較器の動作を高速化することができるとい
う効果を奏する。
【0049】上記の電圧比較器における上記短絡スイッ
チは、好ましくは、上記接離スイッチの接続動作に同期
して上記位相補償用コンデンサの両端を開放する一方、
上記接離スイッチの切り離し動作に同期して上記位相補
償用コンデンサの両端を短絡するように構成されている
ので、短絡スイッチおよび接離スイッチの制御系統を共
通化することができる。したがって、この構成を採用す
れば、回路の簡素化を図ることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る電圧比較器の構成
を示す回路図である。
【図2】上記電圧比較器の出力端子から出力される出力
信号の波形を示す波形図である。
【図3】従来の電圧比較器の構成を示す回路図である。
【図4】図3の電圧比較器が有するスイッチ回路におけ
るP−MOSトランジスタの構造を示す断面図である。
【図5】図3の電圧比較器の差動増幅器からの出力信号
の波形を示す波形図である。
【図6】図3の電圧比較器の出力端子から出力される出
力信号の波形を示す波形図である。
【符号の説明】
10 オフセット補償回路 20 差動増幅器 31 増幅用トランジスタ 32 位相補償用コンデンサ 40 スイッチ回路(接離スイッチ) 50 スイッチ回路(短絡スイッチ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2系統の入力信号の差に応じた信号を出力
    する差動増幅器と、この差動増幅器の出力信号を増幅す
    る増幅用トランジスタと、この増幅用トランジスタの入
    出力間に設けられる位相補償用コンデンサと、上記増幅
    用トランジスタの入出力間への上記位相補償用コンデン
    サの接続および切り離しを行う接離スイッチと、上記増
    幅用トランジスタの出力信号に含まれるオフセット成分
    を補償するオフセット補償回路とを備えた電圧比較器に
    おいて、 上記位相補償用コンデンサの両端を短絡する短絡スイッ
    チを備えていることを特徴とする電圧比較器。
  2. 【請求項2】上記短絡スイッチが、上記接離スイッチの
    接続動作に同期して上記位相補償用コンデンサの両端を
    開放する一方、上記接離スイッチの切り離し動作に同期
    して上記位相補償用コンデンサの両端を短絡することを
    特徴とする請求項1に記載の電圧比較器。
JP8302158A 1996-11-13 1996-11-13 電圧比較器 Pending JPH10145194A (ja)

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