JPH076992Y2 - ばね製造機における工具取付スライド作動装置 - Google Patents

ばね製造機における工具取付スライド作動装置

Info

Publication number
JPH076992Y2
JPH076992Y2 JP1990075679U JP7567990U JPH076992Y2 JP H076992 Y2 JPH076992 Y2 JP H076992Y2 JP 1990075679 U JP1990075679 U JP 1990075679U JP 7567990 U JP7567990 U JP 7567990U JP H076992 Y2 JPH076992 Y2 JP H076992Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swing lever
lever
sliding member
slide
swing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990075679U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0433437U (ja
Inventor
勝秀 釣谷
Original Assignee
新興機械工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新興機械工業株式会社 filed Critical 新興機械工業株式会社
Priority to JP1990075679U priority Critical patent/JPH076992Y2/ja
Publication of JPH0433437U publication Critical patent/JPH0433437U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076992Y2 publication Critical patent/JPH076992Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Processing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はばね製造機における、曲げダイス・カッター
・ピッチツール等が取付けられる工具取付スライドの作
動装置に関する。
(従来技術) 従来のばね製造機として第1図及び第2図に示す如きも
のは知られている。即ち、ばね製造機は、線材を挟圧し
て線材加工空間1に送り出す少なくとも一対の線材送り
ローラー2と、これら線材送りローラー2に線材加工空
間1を挟んで対向する、線材加工空間1に向かって進退
自在な曲げダイス用スライド3と、線材加工空間1に向
かって進退自在な、相互に対向する上下一対のカッター
用スライド4と、線材加工空間1に配置された芯金5
と、第1図の紙面に対して垂直な方向に進退自在なピッ
チツール用スライド棒6とを有している。前記曲げダイ
ス用スライド3に曲げダイス8が、下側のカッター用ス
ライド4にカッター9が、また、ピッチツール用スライ
ド棒6にピッチツール10が取付けられている。なお、第
1図の状態では上側のカッター用スライド4は使用しな
い。
前記曲げダイス用スライド3はばね12によって線材加工
空間1から離れる方向に付勢され、この曲げダイス用ス
ライド3は以下の如きスライド作動装置14によって摺動
作動させられるようになされている。前記スライド作動
装置14は、モーター(図示略)によって回転させられる
回転カム15と、この回転カム15に当接するカムフォロワ
ー16を有する、枢軸17を中心として揺動するL字状の第
1揺動レバー18と、曲げダイス用スライド3にねじ21を
介して当接する、枢軸22を中心として揺動する第2揺動
レバー23と、前記第1揺動レバー18に形成された半径方
向に長いスリット19と第2揺動レバー23に形成された半
径方向に長いスリット24とに嵌められ、且つ、第1揺動
レバー18にねじ機構26によって位置変更可能に設けられ
た摺動部材27とを有している。前記摺動部材27は、枢軸
28によって連結された2つの摺動片27aを有しており、
これら摺動片27a各々が、スリット19及びスリット24に
嵌められている。上記の如き構成によって、ねじ機構26
のねじの回転によって摺動部材27の位置を変更した後、
摺動部材27を固定することによって、第2揺動レバー23
の揺動角の調節が出来るようになされている。即ち、摺
動部材27の位置変更に伴って、摺動部材27と枢軸17との
距離が変化すると共に摺動部材27と枢軸22との距離が変
化し、その結果として、第2揺動レバー23の揺動角を変
更することが出来、そして、究極的に第2揺動レバー23
のねじ21が当っている曲げダイス3の摺動移動量を変更
することが出来る。
ところで、前記従来のスライド作動装置14にあっては、
回転カム15の一番低いところと一番高いところとの中間
近くにカムフォロワー16が位置する状態において、スリ
ット19とスリット24とが重なるように、設計・製造され
ていた。その理由は、第1揺動レバー18の揺動範囲の中
間を基準位置としておけば、第1揺動レバー18を基準位
置から上下にほぼ同じだけ揺動させることが出来てよい
と固定的に考えられていた点にある。
カッター用スライド4やピッチツール用スライド棒6も
図示は省略したがスライド作動装置14と同様の工具取付
スライド作動装置によって作動されるようになされてい
る。
例えば、テーパーばねは、線材送りローラー2によって
線材加工空間1に押し出される線材を、線材加工空間1
から後退する曲げダイス8に押し当てて湾曲させること
によって、製造される。
(従来技術の欠点) 前記従来のスライド作動装置14には以下の如き欠点があ
った。即ち、回転カム15の一番低いところと一番高いと
ころとの中間近くにカムフォロワー16が位置する状態に
おいて、スリット19とスリット24とが重なるようになさ
れていたので、第2揺動レバー23の揺動角を調節するた
めに、摺動部材27の位置を変更・固定すると、スリット
19とスリット24とが重なる位置を基準として、第2揺動
レバー23の揺動角が、両側(第2図の右側及び左側)に
おいて拡がったり狭まったりするものであった。その結
果、第2揺動レバー23の揺動角を調節する度に、第2揺
動レバー23のねじ21が線材加工空間1側に最も移動した
位置が変化してねじ21に押されて曲げダイス用スライド
3に取付けられた曲げダイス8が芯金5に衝突するのを
防止するため、曲げダイス用スライド3に当接するねじ
21の位置を変更しなければならないという欠点があっ
た。
(考案の目的) この考案は上記欠点を解消するためになされたものであ
る。
(実施例) 以下にこの考案を図面に示す2つの実施例に基づいて説
明する。なお、実施例1及び2において従来例の部材と
同一の部材は同一の符号で示す。
実施例1(第3図参照) カムフォロワー16が回転カム15の一番高いところに位置
した状態において、前記第1揺動レバー18のスリット19
及び第2揺動レバー23のスリット24が重なるようになさ
れている。このような構成によって、摺動部材27の位置
を変更しても、第2揺動レバー23のねじ21が最も線材加
工空間1側に移動した位置は変化しないので、ねじ21の
位置を変更する必要がない。
なお、第2揺動レバー23の、枢軸22より下部において曲
げダイス用スライド3を作動するときは、カムフォロワ
ー16が回転カム15の一番低いところに位置した状態にお
いて、前記第1揺動レバー18のスリット19及び第2揺動
レバー23のスリット24が重なるようになされることにな
る。
実施例2(第4図参照) スライド作動装置は、回転カム15と、この回転カム15に
当接するカムフォロワー16を有する第1揺動レバー18
と、曲げダイス用スライド3にねじ21を介して当接する
第2揺動レバー23と、第2揺動レバー23に以下の如き手
段によって位置変更可能に設けられ、且つ、第1揺動レ
バー18の平坦ガイド面29に当接する当接ローラー30(請
求の範囲で云う当接片)を有する摺動部材31とを有して
いる。
前記摺動部材31は、第2揺動レバー23の摺動部材ガイド
面33に沿って第2揺動レバー23の長手方向に摺動移動自
在に設けられると共に、軸心を摺動部材31の移動方向と
平行としたねじ32(このねじ32は第2揺動レバー23に回
転自在となされている)にねじ嵌められている。そし
て、摺動部材31は図示略の固定機構によってねじ32に所
望位置で固定されるようになされている。
前記の如き構成によって、ねじ32の回転によって、第2
揺動レバー23に滑り移動するようになされた摺動部材31
の位置を変更した後、摺動部材31を固定することによっ
て、第2揺動レバー23の揺動角の調節が出来るようにな
されている。即ち、摺動部材31の位置変更に伴って、摺
動部材31と枢軸17との距離が変化すると共に摺動部材31
と枢軸22との距離が変化し、その結果として、第2揺動
レバー23の揺動角を変更することが出来、そして、究極
的に第2揺動レバー23のねじ21が当っている曲げダイス
3の摺動移動量を変更することが出来る。
前記カムフォロワー16が回転カム15の一番高いところ位
置した状態において、第2揺動レバー23の摺動部材ガイ
ド面33が平坦ガイド面29と平行となるようになされてい
る。
なお、第4図において、矢印は、カムフォロワー16が回
転カム15の低い所に移動する際における、第1揺動レバ
ー18及び第2揺動レバー23の揺動方向を示している。
なお、第2揺動レバー23の、枢軸22より下部において曲
げダイス用スライド3を作動するときは、カムフォロワ
ー16が回転カム15の一番低いところに位置した状態にお
いて、第2揺動レバー23の摺動部材ガイド面33が平坦ガ
イド面29と平行となるようになされている。
(考案の効果) この考案は前記した如き構成によって以下の如き効果を
奏するものである。
請求項1の考案によれば、カムフォロワーが回転カム
の一番高いところ又は一番低いところに位置した状態に
おいて、第1揺動レバー及び第2揺動レバーのスリット
が重なるようになされていて、スライドの位置を変更し
ても、第2揺動レバーの、工具取付スライドの作用点が
線材加工空間側に最も移動した位置が変化しないように
することが出来るので、第2揺動レバーの、工具取付ス
ライドの作用点の位置を変更する必要がない。
請求項2の考案によれば、カムフォロワーが回転カム
の一番高いところ又は一番低いところに位置した状態に
おいて、前記摺動部材の、揺動レバーに対する位置変更
に伴って、摺動部材の当接片の、平坦ガイド面に当接す
る当接端の描く移動軌跡面が、平坦ガイド面と重なるよ
うになされていて、摺動部材の位置を変更しても、第2
揺動レバーの、工具取付スライドの作用点が線材加工空
間側に最も移動した位置が変化しないようにすることが
出来るので、第2揺動レバーの、工具取付スライドの作
用点の位置を変更する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のばね製造機の正面図、第2図は従来ばね
製造機における工具取付スライド作動装置の要部正面
図、第3図は実施例1の要部正面図、第4図は実施例2
の要部正面図である。 3……曲げダイス用スライド(工具取付スライド)、15
……回転カム、16……カムフォロワー、18……第1揺動
レバー、19……スリット、23……第2揺動レバー、24…
…スリット、27……摺動部材、29……平坦ガイド面、30
……当接ローラー(当接片)、31……摺動部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転カムと、この回転カムに当接するカム
    フォロワーを有する第1揺動レバーと、工具取付スライ
    ドに当接又は連結された第2揺動レバーと、第1揺動レ
    バーに形成された半径方向に長いスリットと第2揺動レ
    バーに形成された半径方向に長いスリットとに嵌めら
    れ、且つ、第1揺動レバー又は第2揺動レバーに位置変
    更可能に設けられた摺動部材とを有するばね製造機にお
    ける工具取付スライド作動装置において、前記カムフォ
    ロワーが回転カムの一番高いところ又は一番低いところ
    に位置した状態において、前記第1揺動レバー及び第2
    揺動レバーのスリットが重なるようになされているばね
    製造機における工具取付スライド作動装置。
  2. 【請求項2】回転カムと、この回転カムに当接するカム
    フォロワーを有する第1揺動レバーと、工具取付スライ
    ドに当接又は連結された第2揺動レバーと、第1揺動レ
    バー又は第2揺動レバーに、その長手方向に沿って位置
    変更可能に設けられ、且つ、他方の揺動レバーに形成さ
    れた平坦ガイド面に当接する当接片を有する摺動部材と
    を有しているばね製造機における工具取付スライド作動
    装置において、前記カムフォロワーが回転カムの一番高
    いところ又は一番低いところに位置した状態において、
    前記摺動部材が位置変更可能に設けられた揺動レバーの
    摺動部材ガイド面が平坦ガイド面と平行となるようにな
    されているばね製造機における工具取付スライド作動装
    置。
JP1990075679U 1990-07-17 1990-07-17 ばね製造機における工具取付スライド作動装置 Expired - Fee Related JPH076992Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990075679U JPH076992Y2 (ja) 1990-07-17 1990-07-17 ばね製造機における工具取付スライド作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990075679U JPH076992Y2 (ja) 1990-07-17 1990-07-17 ばね製造機における工具取付スライド作動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0433437U JPH0433437U (ja) 1992-03-18
JPH076992Y2 true JPH076992Y2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=31616468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990075679U Expired - Fee Related JPH076992Y2 (ja) 1990-07-17 1990-07-17 ばね製造機における工具取付スライド作動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076992Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598454B2 (ja) * 1973-09-04 1984-02-24 株式会社リケン 鋼製シ−ルリングの成形加工装置
JPS5142070A (ja) * 1974-10-09 1976-04-09 Mitsubishi Chem Ind
JPS60238054A (ja) * 1984-05-10 1985-11-26 Murata Hatsujo Kk 非円形断面線のコイリング装置におけるコイル形成素線の捩れ矯正装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0433437U (ja) 1992-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4996866A (en) Orientable bending assembly
JP4393813B2 (ja) ばね製造機の線材切断装置
JP4125152B2 (ja) ばね製造機
JPH076992Y2 (ja) ばね製造機における工具取付スライド作動装置
CN1118368C (zh) 切纸装置
US3585837A (en) Enforced cam guidance for tool carriers
JPH0713883Y2 (ja) ばね製造機における工具取付スライド作動装置
JPH0156853B2 (ja)
FR2386117A1 (fr) Interrupteur de fin de course destine a un arbre entraine sur un grand angle de rotation
JP2003053463A (ja) ばね製造機の線材折曲装置
JPH06198Y2 (ja) ばね製造機における工具取付スライド作動装置
US4601420A (en) Roll feed apparatus
JP2869626B2 (ja) 直線切断機及び走間切断方法
JPS6010754Y2 (ja) トランスファ加工における搬送部材の回転装置
JP3512985B2 (ja) ばね製造機
JP2772457B2 (ja) ばね成形機における成形スライド機構
JPH10109132A (ja) ばね製造機
JP3735020B2 (ja) ばね製造機
JP4711566B2 (ja) ばね製造機の線材折曲装置
JP2508071Y2 (ja) コイルばね製造機の自由長調整装置
JPS6044052B2 (ja) 曲げ加工機
JPH091271A (ja) ばね製造装置
JP2684643B2 (ja) ばね製造機のピッチツール作動装置
JP3460875B2 (ja) 多軸ヘッドの選択駆動装置
JPH0140686B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees