JPH06198Y2 - ばね製造機における工具取付スライド作動装置 - Google Patents
ばね製造機における工具取付スライド作動装置Info
- Publication number
- JPH06198Y2 JPH06198Y2 JP1989063613U JP6361389U JPH06198Y2 JP H06198 Y2 JPH06198 Y2 JP H06198Y2 JP 1989063613 U JP1989063613 U JP 1989063613U JP 6361389 U JP6361389 U JP 6361389U JP H06198 Y2 JPH06198 Y2 JP H06198Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool mounting
- mounting slide
- spring
- eccentric
- processing space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案はばね製造機における工具取付スライド作動装
置に関する。
置に関する。
（従来技術） 従来、この種装置として以下の如きものは知られてい
る。即ち、機枠の前壁に、曲げダイス・ピッチツール等
の工具が取付けられる工具取付スライドが線材加工空間
に対して進退摺動自在に設けられ、この工具取付スライ
ドがばねによって線材加工空間から離れる方向に付勢さ
れ、このばねの力に抗するようにして、工具取付スライ
ドの、線材加工空間に面しない方の端面に揺動レバーの
一端が当接しており、この揺動レバーは、その長さの中
間において機枠に枢軸によって揺動自在に設けられ、揺
動レバーの他端に動力伝達リンク機構の出力側端が枢着
され、この動力伝達リンク機構の入力側端がスライド作
動カムに当接しているものは知られている。
る。即ち、機枠の前壁に、曲げダイス・ピッチツール等
の工具が取付けられる工具取付スライドが線材加工空間
に対して進退摺動自在に設けられ、この工具取付スライ
ドがばねによって線材加工空間から離れる方向に付勢さ
れ、このばねの力に抗するようにして、工具取付スライ
ドの、線材加工空間に面しない方の端面に揺動レバーの
一端が当接しており、この揺動レバーは、その長さの中
間において機枠に枢軸によって揺動自在に設けられ、揺
動レバーの他端に動力伝達リンク機構の出力側端が枢着
され、この動力伝達リンク機構の入力側端がスライド作
動カムに当接しているものは知られている。
（考案の目的） 前記従来装置において、工具取付スライドの摺動量はス
ライド作動カムのカム形状によって決定されるが、機枠
に対する、工具取付スライドの基準位置（線材加工空間
中央に一番近付いた位置又は線材加工空間中央から一番
離れた位置）は、別個に調節する必要があった。この考
案は前記基準位置の調節を簡単に行なうことが出来る機
構を有する工具取付スライド作動装置を提供することを
目的とするものである。
ライド作動カムのカム形状によって決定されるが、機枠
に対する、工具取付スライドの基準位置（線材加工空間
中央に一番近付いた位置又は線材加工空間中央から一番
離れた位置）は、別個に調節する必要があった。この考
案は前記基準位置の調節を簡単に行なうことが出来る機
構を有する工具取付スライド作動装置を提供することを
目的とするものである。
（実施例） 以下に、この考案を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。なお、この明細書において、前とは第１図右側を、
後とは同図左側をいう。
る。なお、この明細書において、前とは第１図右側を、
後とは同図左側をいう。
機枠１の前壁２に線材加工空間３が設けられており、こ
の線材加工空間３の下方に位置するようにして、線材加
工空間３に向かって送り出される線材Ｗを案内する線ガ
イド４が前壁２に設けられ、この線ガイド４の可能に線
材Ｗを挟圧して線材Ｗを送る左右一対の線送りローラー
（図示略）が設けられている。
の線材加工空間３の下方に位置するようにして、線材加
工空間３に向かって送り出される線材Ｗを案内する線ガ
イド４が前壁２に設けられ、この線ガイド４の可能に線
材Ｗを挟圧して線材Ｗを送る左右一対の線送りローラー
（図示略）が設けられている。
前記機枠１の前壁２に工具取付スライド６が線材加工空
間３に対して進退自在に設けられ、この工具取付スライ
ド６に曲げダイス７が取付けられている。この曲げダイ
ス７に向かって線材Ｗを送り出すと、曲げダイス７に当
った線材Ｗが湾曲されてコイル部となされる。そして、
コイル部の巻成を行ないつつ、曲げダイス７を最も線材
加工空間３に近付けた位置から徐々に後退させると、コ
イル形が大きくなり、全体としてテーパー状のコイル部
を得ることが出来る。前記工具取付スライド６はばね８
によって線材加工空間３から離れる方向に付勢され、こ
のばね８の力に抗するようにして、工具取付スライド６
の、線材加工空間３に面しない力の端面６ａに、揺動レ
バー９の一端に枢着されたローラー１０が当接してお
り、この揺動レバー９は、側面形状Ｌ字状をしており、
その折曲部において機枠１に枢軸１１によって揺動自在
に設けられ、揺動レバー９の他端に動力伝達リンク機構
１２の出力側端が枢着され、この動力伝達リンク機構１
２の入力側端に枢着されたローラー１３がスライド作動
カム１４に当接しており、このスライド作動カム１４は
機枠１に回転自在に設けられ、図示略のモーターによっ
て回転させられるようになされている。
間３に対して進退自在に設けられ、この工具取付スライ
ド６に曲げダイス７が取付けられている。この曲げダイ
ス７に向かって線材Ｗを送り出すと、曲げダイス７に当
った線材Ｗが湾曲されてコイル部となされる。そして、
コイル部の巻成を行ないつつ、曲げダイス７を最も線材
加工空間３に近付けた位置から徐々に後退させると、コ
イル形が大きくなり、全体としてテーパー状のコイル部
を得ることが出来る。前記工具取付スライド６はばね８
によって線材加工空間３から離れる方向に付勢され、こ
のばね８の力に抗するようにして、工具取付スライド６
の、線材加工空間３に面しない力の端面６ａに、揺動レ
バー９の一端に枢着されたローラー１０が当接してお
り、この揺動レバー９は、側面形状Ｌ字状をしており、
その折曲部において機枠１に枢軸１１によって揺動自在
に設けられ、揺動レバー９の他端に動力伝達リンク機構
１２の出力側端が枢着され、この動力伝達リンク機構１
２の入力側端に枢着されたローラー１３がスライド作動
カム１４に当接しており、このスライド作動カム１４は
機枠１に回転自在に設けられ、図示略のモーターによっ
て回転させられるようになされている。
前記揺動レバー９の枢軸１１は、機枠１に枢着された軸
部１１ａと、この軸部１１ａに対して偏心した、揺動レ
バー９に枢着された偏心部１１ｂとを有する偏心枢軸１
１となされている。偏心枢軸１１には、可撓性を有する
が、回転力の伝達が可能なフレキシブルシャフト１５
（例えば、宮井サンフレクス工業株式会社製のもの）が
接続されている。このフレキシブルシャフト１５の他端
は正逆回転自在な小型モーター１６の回転軸１７に接続
されている（第３図参照）。このような構成によって、
回転軸１７を正逆に回転させることによって、偏心枢軸
１１を回転させ、軸部１１ａの中心から見た、偏心部１
１ｂの偏心中心の位置を変更することが出来る。その結
果、揺動レバー９のローラー１０の位置を上下方向（な
お、ロー等１０の位置は前後方向にも変化するが、ロー
ラー１０は端面６ａに当接しているだけであるので、ロ
ーラー１０の前後方向の変化は工具取付スライド６の位
置に変化を与えない。）に移動させることが出来る。こ
のようにして、工具取付スライド６の基準位置を簡単に
調節することが出来る。位置調節後、偏心枢軸１１は小
型モーター１６に内蔵されたブレーキを作動することに
よって機枠１に固定される。なお、偏心枢軸はクランク
軸であってもよい。
部１１ａと、この軸部１１ａに対して偏心した、揺動レ
バー９に枢着された偏心部１１ｂとを有する偏心枢軸１
１となされている。偏心枢軸１１には、可撓性を有する
が、回転力の伝達が可能なフレキシブルシャフト１５
（例えば、宮井サンフレクス工業株式会社製のもの）が
接続されている。このフレキシブルシャフト１５の他端
は正逆回転自在な小型モーター１６の回転軸１７に接続
されている（第３図参照）。このような構成によって、
回転軸１７を正逆に回転させることによって、偏心枢軸
１１を回転させ、軸部１１ａの中心から見た、偏心部１
１ｂの偏心中心の位置を変更することが出来る。その結
果、揺動レバー９のローラー１０の位置を上下方向（な
お、ロー等１０の位置は前後方向にも変化するが、ロー
ラー１０は端面６ａに当接しているだけであるので、ロ
ーラー１０の前後方向の変化は工具取付スライド６の位
置に変化を与えない。）に移動させることが出来る。こ
のようにして、工具取付スライド６の基準位置を簡単に
調節することが出来る。位置調節後、偏心枢軸１１は小
型モーター１６に内蔵されたブレーキを作動することに
よって機枠１に固定される。なお、偏心枢軸はクランク
軸であってもよい。
（考案の発明） この考案は、前記した如き構成によって、以下の如き効
果を奏する。
果を奏する。
偏心枢軸１１を回転させるという簡単な操作によって、
軸部１１ａの中心から見た、偏心部１１ｂの偏心中心の
位置を変更して、揺動レバー９の位置を変更して、究極
的に工具取付スライド６の基準位置を簡単に調節するこ
とが出来る。
軸部１１ａの中心から見た、偏心部１１ｂの偏心中心の
位置を変更して、揺動レバー９の位置を変更して、究極
的に工具取付スライド６の基準位置を簡単に調節するこ
とが出来る。
図面はこの考案の実施例を示すものであって、第１図は
要部縦断面図、第２図は第１図II−II線拡大断面図、第
３図は偏心枢軸部分の一部破砕斜視図、第４図揺動レバ
ーの位置変化の様子を説明するための図である。 １……機枠、２……前壁、３……線材加工空間、６……
工具取付スライド、６ａ……端面、８……ばね、１１…
…偏心枢軸、１１ａ……軸部、１１ｂ……偏心部、１２
……動力伝達リンク機構、１４……スライド作動カム
要部縦断面図、第２図は第１図II−II線拡大断面図、第
３図は偏心枢軸部分の一部破砕斜視図、第４図揺動レバ
ーの位置変化の様子を説明するための図である。 １……機枠、２……前壁、３……線材加工空間、６……
工具取付スライド、６ａ……端面、８……ばね、１１…
…偏心枢軸、１１ａ……軸部、１１ｂ……偏心部、１２
……動力伝達リンク機構、１４……スライド作動カム
Claims (2)
- 【請求項１】機枠１の前壁２に工具取付スライド６が線
材加工空間３に対して進退摺動自在に設けられ、この工
具取付スライド６がばね８によって線材加工空間３から
離れる方向に付勢され、このばね８の力に抗するように
して、工具取付スライド６の、線材加工空間３に面しな
い方の端面６ａに揺動レバー９の一端が当接しており、
この揺動レバー９は、その長さの中間において機枠１に
枢軸１１によって揺動自在に設けられ、揺動レバー９の
他端に動力伝達リンク機構１２の出力側端が枢着され、
この動力伝達リンク機構１２の入力側端がスライド作動
カム１４に当接しているばね製造機における工具取付ス
ライド作動装置において、前記揺動レバー９の枢軸１１
が、機枠１に設定位置で固定可能に枢着された軸部１１
ａと、この軸部１１ａに対して偏心した、揺動レバー９
に枢着された偏心部１１ｂとを有する偏心枢軸となされ
ているばね製造機における工具取付スライド作動装置。 - 【請求項２】前記偏心枢軸１１がモーター１６によって
回転させられるようになされている請求項１記載のばね
製造機における工具取付スライド作動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989063613U JPH06198Y2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | ばね製造機における工具取付スライド作動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989063613U JPH06198Y2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | ばね製造機における工具取付スライド作動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH034331U JPH034331U (ja) | 1991-01-17 |
| JPH06198Y2 true JPH06198Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31593821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989063613U Expired - Lifetime JPH06198Y2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | ばね製造機における工具取付スライド作動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06198Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5071137A (ja) * | 1973-10-26 | 1975-06-12 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1497965A (en) * | 1923-03-26 | 1924-06-17 | L A Young Ind Inc | Wireworking machine |
| JPS55106599U (ja) * | 1979-01-22 | 1980-07-25 | ||
| JPS6052094U (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-12 | 株式会社小松製作所 | スライドストロ−ク長さ可変式プレスにおけるストロ−ク長さ調整装置 |
-
1989
- 1989-05-30 JP JP1989063613U patent/JPH06198Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH034331U (ja) | 1991-01-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3451214B2 (ja) | プレス機 | |
| JP4125152B2 (ja) | ばね製造機 | |
| JP4404984B2 (ja) | プレス機 | |
| JP2005040822A (ja) | ばね製造機の線材切断装置 | |
| JPH06198Y2 (ja) | ばね製造機における工具取付スライド作動装置 | |
| JPH07191773A (ja) | 前後調節可能な操作ペダル装置 | |
| JPH0513165U (ja) | スピニングリール | |
| JPH08239079A (ja) | 自転車用制動操作装置 | |
| JP3607162B2 (ja) | ばね製造機のツール取付装置 | |
| JP4685981B2 (ja) | ばね製造機の線材切断装置 | |
| JPH10128484A (ja) | ばね製造機 | |
| JP2684643B2 (ja) | ばね製造機のピッチツール作動装置 | |
| JP3242895U (ja) | ミシンの針の太さ調整装置 | |
| JP2837643B2 (ja) | ばね製造装置 | |
| JPH076992Y2 (ja) | ばね製造機における工具取付スライド作動装置 | |
| JPH0543953Y2 (ja) | ||
| JP3512985B2 (ja) | ばね製造機 | |
| JP3735020B2 (ja) | ばね製造機 | |
| JP2002120034A (ja) | ばね製造機 | |
| JP2005118798A (ja) | ばね製造機 | |
| JPS6320135A (ja) | ノツクアウトピンのストロ−ク調整装置 | |
| JPS644858B2 (ja) | ||
| JPH0713883Y2 (ja) | ばね製造機における工具取付スライド作動装置 | |
| JPH10109132A (ja) | ばね製造機 | |
| JPH0321269Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |