JP2005118798A - ばね製造機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上側の第2の曲げダイス取付スライド32が、第1の曲げダイス取付スライド11とメカニカル動力伝達機構35により動力連結されている。このメカニカル動力伝達機構35により、第1の曲げダイス取付スライド11のスライド本体12が線材加工空間5から離れれば、上側の第2の曲げダイス取付スライド32も線材加工空間5から離れ、第1の曲げダイス取付スライド11のスライド本体12が線材加工空間5に近付けば、上側の第2の曲げダイス取付スライド32も線材加工空間5に近付くようになされている。
【選択図】 図1
Description
機枠の前壁の前方に設けられた線材加工空間と、この線材加工空間に向かって送り出される線材を案内する、前壁と平行な線材通路を有するファイナル線材ガイドと、このファイナル線材ガイドの、線材加工空間と逆側に位置する、線材を挟圧しつつ線材加工空間に送り出す少なくとも一対の線材送りローラーと、前壁に線材加工空間に対して進退自在に設けられた3つの曲げダイス取付スライドと、3つの曲げダイス取付スライド各々に設けられたスライド作動装置と、前壁に線材加工空間に対して進退自在に設けられた切断ツール取付スライドとを有し、前記第1の曲げダイス取付スライドが、ファイナル線材ガイドの線材通路に対向するように配され、前記第2及び第3の曲げダイス取付スライド各々が第1の曲げダイス取付スライドを境として相互に逆の側に位置するように配されたものは知られている。
3つの曲げダイス取付スライド各々にスライド作動装置を設けるものであったため、コスト高であるという欠点があった。
請求項1の発明は、機枠の前壁の前方に設けられた線材加工空間と、この線材加工空間に向かって送り出される線材を案内する、前壁と平行な線材通路を有するファイナル線材ガイドと、このファイナル線材ガイドの、線材加工空間と逆側に位置する、線材を挟圧しつつ線材加工空間に送り出す少なくとも一対の線材送りローラーと、前壁に線材加工空間に対して進退自在に設けられた3つの曲げダイス取付スライドと、前壁に線材加工空間に対して進退自在に設けられた切断ツール取付スライドとを有するばね製造機において、前記第1の曲げダイス取付スライドが、ファイナル線材ガイドの線材通路に対向するように配されると共に作動装置により線材加工空間に対して進退自在となされたスライド本体と、このスライド本体に前壁と平行な仮想垂直面に沿って揺動自在に設けられた、第1の曲げダイスが取り付けられる揺動部材とを有し、前記第2及び第3の曲げダイス取付スライド各々が第1の曲げダイス取付スライドを境として相互に逆の側に位置するように配され、第2の曲げダイス取付スライド又は第3の曲げダイス取付スライドが、第1の曲げダイス取付スライドとメカニカル動力伝達機構により動力連結されて、第1の曲げダイス取付スライドのスライド本体の動きに従動して線材加工空間に対して進退自在となされ、また、前記揺動部材は、カム装置によってスライド本体が線材加工空間から離れるに伴って、メカニカル動力伝達機構により動力連結された、第2の曲げダイス取付スライド又は第3の曲げダイス取付スライド側に揺動するようになされ、前記カム装置は、カム溝を有するブロック体と、前記カム溝に嵌まるスライダーとを有し、ブロック体又はスライダーのいずれか一方が揺動部材に取り付けられ、同他方が前壁に着脱自在に設けられているものである。
請求項1の発明によれば、第2の曲げダイス取付スライド又は第3の曲げダイス取付スライドが、第1の曲げダイス取付スライドとメカニカル動力伝達機構により動力連結されて、第1の曲げダイス取付スライドの動きに従動して線材加工空間に対して進退自在となされているので、第2の曲げダイス取付スライド又は第3の曲げダイス取付スライドのために別個・独立の作動装置を必要としない分だけコストの低減を図ることが出来る。
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
前記左側の機枠2L及び右側の機枠2Rは、前部に垂直な前壁3を有している。
前記左側の機枠2Lと、右側の機枠2Rとの間には、前後方及び上方に開放した正面から見て上下方向に長い矩形の空間4が形成されている。
前記左側の機枠2L又は右側の機枠2Rの少なくとも一方を、前記空間4の左右幅を拡げることが出来るように、基台4に対して左右動自在で、且つ、所定位置で固定可能としてもよい。
前記線材加工空間5に向かって左から右に送り出される線材(図示略)を案内する線材通路(図示略)を有する、即ち、前壁3と平行な線材通路を有するファイナル線材ガイド6が、左側の機枠2Lの前壁3の前方張出部3aに着脱自在に設けられている。なお、ファイナル線材ガイド6の線材通路の出口6aは空間4側に張り出している。また、ファイナル線材ガイド6の線材通路の中心線が「W」(図1参照)で示されている。
前記ファイナル線材ガイド6の、線材加工空間5と逆側において左側の機枠2Lの前壁3の前方張出部3aに、線材を挟圧しつつ線材加工空間5に向かって送り出す少なくとも上下一対、具体的には、上下一対の2組の線材送りローラー7が、それらの軸心を前後方向に向けた回転軸8を介して、回転自在に設けられている。
前記下側の全ての線材送りローラー7が図1において時計方向に、上側の全ての線材送りローラー7が反時計方向に回転するように、線材送りローラー7の回転軸8は歯車列を利用した連動機構(図示略)によって連動回転するようになされ、1本の、線材送りローラー7の回転軸8がモーター(図示略)によって回転させられるようになされている。
なお、以上の線材の送り機構の構成は公知である(実公平2−16824号日本国公報参照)。
前記揺動部材20の、線材加工空間5側の端部に第1曲げダイス28が取り付けられている。
前記第2の曲げダイス取付スライド32は、ばね(図示略)によって線材加工空間5から離れる方向に付勢され、このばねの力に抗して第2の曲げダイス取付スライド32が設定位置を越えて外方に移動しないようにするストッパー(図示略)が前壁3に設けられている。
{(ラインL2の点間の長さ)÷(ラインL1の対応点間の長さ)}倍
となるように、メカニカル動力伝達機構35の構成部材等の位置や形状が決定されている。
なお、点「A」はファイナル線材ガイド6の出口6aの下端である。また、「L3」は水平線、「L4」は垂直線、「α」は30度、「γ」は19度である。
巻成するばねのコイル部の外径に対応して、第1曲げダイス28の位置が定められ、それと同時に第2曲げダイス33の位置が自動的に定まる。
このような準備の後、ばね製造機1を作動することにより、左巻きのコイル部を有するばねを製造することが出来る。
(1)メカニカル動力伝達機構35の構造は任意である。
(2)線材送りローラー7は少なくとも一対あればよい。
3 前壁
5 線材加工空間
6 ファイナル線材ガイド
7 線材送りローラー
11 第1の曲げダイス取付スライド
12 スライド本体
13 作動装置
14 モーター
15 ボールねじ
16 雌ねじ体
19 枢軸
20 揺動部材
21 カム装置
22 ブロック体
23 カム溝
28 第1曲げダイス
32 第2の曲げダイス取付スライド
33 第2曲げダイス
35 メカニカル動力伝達機構
36 ローラー
37 揺動レバー
38 枢軸
40 張出片
41 ローラー
Claims (1)
- 機枠の前壁の前方に設けられた線材加工空間と、この線材加工空間に向かって送り出される線材を案内する、前壁と平行な線材通路を有するファイナル線材ガイドと、このファイナル線材ガイドの、線材加工空間と逆側に位置する、線材を挟圧しつつ線材加工空間に送り出す少なくとも一対の線材送りローラーと、前壁に線材加工空間に対して進退自在に設けられた3つの曲げダイス取付スライドと、前壁に線材加工空間に対して進退自在に設けられた切断ツール取付スライドとを有するばね製造機において、前記第1の曲げダイス取付スライドが、ファイナル線材ガイドの線材通路に対向するように配されると共に作動装置により線材加工空間に対して進退自在となされたスライド本体と、このスライド本体に前壁と平行な仮想垂直面に沿って揺動自在に設けられた、第1の曲げダイスが取り付けられる揺動部材とを有し、前記第2及び第3の曲げダイス取付スライド各々が第1の曲げダイス取付スライドを境として相互に逆の側に位置するように配され、第2の曲げダイス取付スライド又は第3の曲げダイス取付スライドが、第1の曲げダイス取付スライドとメカニカル動力伝達機構により動力連結されて、第1の曲げダイス取付スライドのスライド本体の動きに従動して線材加工空間に対して進退自在となされ、また、前記揺動部材は、カム装置によってスライド本体が線材加工空間から離れるに伴って、メカニカル動力伝達機構により動力連結された、第2の曲げダイス取付スライド又は第3の曲げダイス取付スライド側に揺動するようになされ、前記カム装置は、カム溝を有するブロック体と、前記カム溝に嵌まるスライダーとを有し、ブロック体又はスライダーのいずれか一方が揺動部材に取り付けられ、同他方が前壁に着脱自在に設けられているばね製造機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354554A JP2005118798A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | ばね製造機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003354554A JP2005118798A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | ばね製造機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005118798A true JP2005118798A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34612431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003354554A Pending JP2005118798A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | ばね製造機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005118798A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8015850B2 (en) | 2006-12-20 | 2011-09-13 | Shinko Machinery Co., Ltd. | Spring manufacturing machine |
CN105458130A (zh) * | 2016-01-28 | 2016-04-06 | 佛山市昱纶机械有限公司 | 一种应用于高速袋装弹簧机的弹簧传递机构 |
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2003
- 2003-10-15 JP JP2003354554A patent/JP2005118798A/ja active Pending
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US8015850B2 (en) | 2006-12-20 | 2011-09-13 | Shinko Machinery Co., Ltd. | Spring manufacturing machine |
CN105458130A (zh) * | 2016-01-28 | 2016-04-06 | 佛山市昱纶机械有限公司 | 一种应用于高速袋装弹簧机的弹簧传递机构 |
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