JPH076955A - 高速熱処理炉の温度制御方法及びその装置 - Google Patents

高速熱処理炉の温度制御方法及びその装置

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JPH076955A
JPH076955A JP16861593A JP16861593A JPH076955A JP H076955 A JPH076955 A JP H076955A JP 16861593 A JP16861593 A JP 16861593A JP 16861593 A JP16861593 A JP 16861593A JP H076955 A JPH076955 A JP H076955A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被処理体を均一な温度下で降温制御して、ス
ループットの向上及び歩留まりの向上を図る。 【構成】 複数の半導体ウエハWを配列収容するプロセ
スチューブ1と、このプロセスチューブ1との間に隙間
2をおいて配置される炉本体4とを有する高速熱処理炉
において、炉本体4の内壁に設けられる加熱手段を、半
導体ウエハWの配列方向に沿って分割配置される複数の
ヒータ3a〜3cにて形成する。半導体ウエハWの近傍
の複数箇所に複数の温度検出用の内部熱電対18a〜1
8cを配置し、これら内部熱電対18a〜18cからの
検出温度信号を受ける温度コントローラ20によって各
ヒータ3a〜3cを制御可能に形成する。これにより、
半導体ウエハWを所定の温度に保持することができると
共に、均一な温度に保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速炉の温度制御方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造工程においては、被処
理体である半導体ウエハ(以下にウエハという)の表面
に薄膜や酸化膜を積層したり、あるいは不純物の拡散等
を行うために、CVD装置、酸化膜形成装置、あるいは
拡散装置等が用いられている。そして、この種の装置の
1つとして、複数枚のウエハを垂直方向に配列保持し
て、高温加熱した反応容器等のプロセスチューブ(処理
室)内に収容すると共に、処理室内に導入される反応ガ
スによって処理する縦型の熱処理炉が使用されている。
【0003】上記縦型熱処理炉は、図4に示すように、
石英ガラス等からなる有底筒状のプロセスチューブ1
と、底部を上面にして直立されたこのプロセスチューブ
1との間に隙間2をおいて包囲すると共に、その内壁面
に加熱手段としてのヒータ3を有する断熱性の炉本体4
と、複数のウエハWを垂直方向に配列保持する石英製の
ウエハボート5と、このウエハボート5を昇降する昇降
機構6とで主要部が構成されている。この場合、隙間2
には供給口7と排気口8が開設され、プロセスチューブ
1内には反応ガス導入管9が挿入されると共に、排気管
10が接続されている。また、ウエハボート5は、ウエ
ハWを多段状に保持する保持部5aの下に保温筒11を
介して蓋体12を設けており、この蓋体12がプロセス
チューブ1の開口を塞ぐことによってプロセスチューブ
1内が密封されるように構成されている。これにより、
プロセスチューブ1を排気管10を用いて真空引きし、
更に排気管10からの排気を行いつつ反応ガス導入管9
から所定の反応ガスをプロセスチューブ1内に供給する
ことができる。
【0004】上記のように構成される縦型熱処理炉を用
いてウエハW表面の不純物拡散処理を行うには、まず、
供給口7及び排気口8のシャッタ13a,13bを閉じ
た状態にして、ウエハボート5を上昇させてウエハWを
プロセスチューブ1内に収容する。次に、ヒータ3によ
ってプロセスチューブ1内を所定温度に加熱した後、反
応ガス導入管9から反応ガスをプロセスチューブ1内に
供給してウエハW表面の不純物拡散処理を行うことがで
きる。
【0005】ところで、集積回路の高速化、高集積化等
に伴ってウエハW表面の拡散深さを浅くする傾向が高ま
っている。浅い拡散深さを制御するためには、被処理体
であるウエハWを短時間で所定温度以上(例えば100
0℃)まで上昇させると共に、強制冷却によって所定の
温度勾配すなわち所定温度(例えば500℃)の保持時
間及び温度降下時間を制御する必要がある。そのため、
従来では、供給口7や排気口8にファン14を接続させ
て強制的に隙間2内に冷却空気を導入する方法が考えら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファン
14を用いて強制的に冷却すると、図5に示すように、
ウエハWの温度とヒータ3の温度(具体的にはヒータ部
に設けた熱電対の温度)との温度差が著しく、ウエハW
とヒータ3が同温度(25℃)になるまで長時間(20
分)もかかる。したがって、ウエハWの温度を所定温度
(500℃)に維持するには、図6に示すように、ファ
ン14によって強制空冷して500℃に冷却した後、フ
ァン14のON、OFF動作を繰り返して所定温度時間
の保持及び温度降下時間の制御(降温制御)を行う必要
がある。そのため、ファンのON、OFF操作を頻繁に
行う必要があると共に、降温制御に多くの時間を要し、
生産能率が低下するという問題があった。
【0007】また、この種の縦型熱処理炉においては、
同時に多数枚のウエハを処理するため、上部、中間、下
部に位置するウエハ同士に温度差が生じてしまい、均一
な温度下で処理が行えず、歩留まりの低下を招くという
問題もあった。
【0008】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、被処理体を均一な温度下で降温制御して、スループ
ットの向上及び歩留まりの向上を図れるようにした高速
熱処理炉の温度制御方法及びその装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の高速炉の温度制御方法は、複数の被
処理体を配列収容する処理室を所定温度より高温に加熱
した後、強制冷却と加熱によって所定の温度に冷却する
に当って、上記加熱を複数に分割された加熱手段にて行
い、上記被処理体の近傍の複数箇所に配置される温度検
出手段による検出温度に基いて上記加熱手段を制御し
て、上記被処理体の冷却温度を均一にすることを特徴と
するものである。
【0010】また、請求項2記載の高速熱処理炉の温度
制御方法は、複数の被処理体を配列収容する処理室を所
定温度より高温に加熱した後、強制冷却と加熱によって
所定の温度に冷却するに当って、上記加熱を複数に分割
された加熱手段にて行い、かつ、上記強制冷却を送風手
段による強制送風により行い、上記被処理体の近傍の複
数箇所に配置される温度検出手段による検出温度に基い
て上記加熱手段を制御すると共に、上記送風手段の送風
容量を制御して、上記被処理体の冷却温度を均一にする
ことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項3記載の高速熱処理炉の温度
制御装置は、複数の被処理体を配列収容する処理室を所
定温度より高温に加熱した後、強制冷却と加熱によって
所定の温度に冷却する高速熱処理炉において、上記被処
理体の配列方向に沿って分割配置される複数の加熱手段
と、上記被処理体の近傍の複数箇所に配置される複数の
温度検出手段と、上記温度検出手段からの検出温度信号
を受けて上記加熱手段の制御を行う制御手段とを具備す
ることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項4記載の高速熱処理炉の温度
制御装置は、複数の被処理体を配列収容する処理室を所
定温度より高温に加熱した後、強制冷却と加熱によって
所定の温度に冷却する高速熱処理炉において、上記被処
理体の配列方向に沿って分割配置される複数の加熱手段
と、上記強制冷却を司る送風手段及びこの送風手段の送
風容量を変換する風量変換手段と、上記被処理体の近傍
の複数箇所に配置される複数の温度検出手段と、上記温
度検出手段からの検出温度信号を受けて上記加熱手段の
制御及び上記風量変換手段の制御を行う制御手段とを具
備することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】この発明によれば、複数に分割された加熱手段
によって被処理体を所定温度より高い温度まで加熱した
後、送風手段等によって強制的に所定温度まで冷却する
際、被処理体の近傍の複数箇所に配置される温度検出手
段による検出温度に基いて加熱手段を制御することによ
り、被処理体の冷却温度を均一にすることができる。
【0014】また、複数に分割された加熱手段によって
被処理体を所定温度より高い温度まで加熱した後、送風
手段等によって強制的に所定温度まで冷却する際、被処
理体の近傍の複数箇所に配置される温度検出手段による
検出温度に基いて加熱手段を制御すると共に、送風手段
の送風容量を制御することにより、被処理体の冷却温度
を均一にすることができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。ここでは、この発明の温度制御装置を半導
体ウエハの縦型高速熱処理炉に適用した場合について説
明する。なお、図4に示した従来の熱処理炉と同じ部分
には同一符号を付して説明する。
【0016】◎第一実施例 図1はこの発明の第一実施例の温度制御装置を具備する
縦型高速熱処理炉の断面図が示されている。
【0017】上記高速熱処理炉は、石英ガラス等からな
る有底筒状のプロセスチューブ1と、底部を上面にして
直立されたこのプロセスチューブ1との間に隙間2をお
いて包囲すると共に、その内壁面に加熱手段としてのヒ
ータ3を有する断熱性の炉本体4と、複数のウエハWを
垂直方向に配列保持する石英製のウエハボート5と、こ
のウエハボート5を昇降する昇降機構6とで主要部が構
成されている。そして、上記隙間2に連通する供給口7
と排気口8に、それぞれ冷却空気の供給ファン15と排
気ファン16を接続して、隙間2内に強制的に冷却空気
を供給し得るように構成されている。更に、高速熱処理
炉には、ウエハWの処理中の降温制御を行うこの発明の
温度制御装置が具備されている。
【0018】この発明の温度制御装置は、ウエハWの配
列方向に沿って複数(上部、中央部及び下部)に分割配
置される加熱手段としての上部ヒータ3a,中央部ヒー
タ3b及び下部ヒータ3cと、プロセスチューブ1内に
垂直に配置される石英管17内に挿入されてのウエハボ
ート5にて保持されるウエハWの近傍の複数箇所(上
部、中央部及び下部)に配置される温度検出手段である
内部上方熱電対18a,内部中央部熱電対18b及び内
部下方熱電対18cと、これら内部熱電対18a〜18
cからの検出温度信号を受けて上記ヒータ3a〜3cを
制御する制御手段である温度コントローラ20とで構成
されている。この場合、各ヒータ3a〜3cの温度は各
ヒータ3a〜3cの近傍位置に配置されるヒータ部熱電
対19a〜19cによって検出され、その検出温度信号
は温度コントローラ20に入力されるようになってい
る。この温度コントローラ20は、内部に図示しないマ
イクロコンピュータが内蔵され、プログラムによって予
め実験によって収集した上部、中央部及び下部のウエハ
の温度と、上記ヒータ部熱電対19a〜19cの温度及
び内部熱電対18a〜18cの温度を収集した温度デー
タをメモリ21に記憶し、各熱電対18a〜18c,1
9a〜19cから得られた温度データを基にヒータ電源
22を制御するように構成されている。
【0019】一方、上記プロセスチューブ1と炉本体4
との間に設けられる隙間2に連通する供給口7は、炉本
体4の下部に設けられた環状空間23の周方向に等間隔
に設けられる複数、例えば8個設けられており、そし
て、これら供給口7には隙間2内に突入するノズル24
が接続されて、供給ファン15から供給される冷却空気
が均一に隙間2内に流れるようになっている。また、排
気口8はシャッタ13b及びダクト25を介して工場等
に設備される排気ダクト26に接続されている。なお、
ダクト25には、冷却に供されて高温度になった排気空
気を室温まで冷却する熱交換器27と、排気空気を円滑
に排気ダクト26に吸引する排気ファン16が介設され
ている。
【0020】また、上記プロセスチューブ1内には反応
ガス導入管9が挿入されており、この反応ガス導入管9
の垂直方向に適宜間隔をおいて設けられたガス導入孔9
aからプロセスチューブ1内に均一に反応ガスが供給さ
れるように構成されている。また、プロセスチューブ1
内には排気管10が接続されており、この排気管10に
接続する図示しない真空ポンプ等の吸引手段によってプ
ロセスチューブ1内が真空引きされると共に、反応ガス
の排気を行えるように構成されている。
【0021】一方、上記ウエハボート5は、ウエハWを
多段状に保持する保持部5aの下に保温筒11を介して
石英製の蓋体12を設けており、この蓋体12がプロセ
スチューブ1の開口を塞ぐことによって蓋体12に周設
されたOリング12aによってプロセスチューブ1内が
密封されるように構成されている。したがって、プロセ
スチューブ1内を排気管10を用いて真空引きし、更に
排気管10からの排気を行いつつ反応ガス導入管9から
所定の反応ガスをプロセスチューブ1内に供給すること
ができる。
【0022】次に、高速熱処理炉とこの発明の温度制御
装置の動作態様について説明する。
【0023】まず、供給口7及び排気口8のシャッタ1
3a,13bを閉じて供給口7と排気口8を塞ぐ。そし
て、昇降機構6の駆動によってウエハボート5を上昇さ
せてウエハボート5をプロセスチューブ1内に挿入す
る。次に、ヒータ電源22をONにしてヒータ3a〜3
cによりプロセスチューブ1内を所定温度(500℃)
より高い温度(例えば1000℃)に加熱した後、シャ
ッタ13a,13bを開いて供給口7と排気口8を開放
すると共に、供給ファン15と排気ファン16を駆動さ
せて隙間2内に外気を導入してプロセスチューブ1及び
ウエハWを強制的に冷却する。この際、ウエハWの温度
が内部上方熱電対18a,内部中央熱電対18b及び内
部下方熱電対18cによって検出され、その検出温度信
号が温度コントローラ20に伝達され、この検出温度情
報に基いてヒータ電源22が制御されて上部ヒータ3
a,中央部ヒータ3b,下部ヒータ3cが温度制御され
る(図2参照)。すなわち、ウエハWの温度は、図2に
示すように、中央部が一番高く、次に下方部、上方部の
順となるので、これら各部の温度を内部熱電対18a〜
18cによって検出し、その検出温度に基いてヒータ3
a〜3cの加熱温度を制御することによって各部のウエ
ハWの温度を均一にすることができる。
【0024】このようにして、ウエハの温度を所定温度
に保持した状態で、反応ガス導入管9から反応ガスをプ
ロセスチューブ1内に供給してウエハ表面に不純物の拡
散処理を行う。この拡散処理が終了した後、ヒータ電源
22をOFFにして、プロセスチューブ1内に例えば窒
素(N2 )パージガスを導入してパージを行う。そし
て、プロセスチューブ1内の温度が所定温度(25℃)
まで低下した後、昇降機構6を駆動させてウエハボート
5を下降させてウエハWを取り出して処理作業は終了す
る。
【0025】◎第二実施例 図3はこの発明の第二実施例の温度制御装置を具備する
縦型高速熱処理炉の断面図が示されている。
【0026】第二実施例における温度制御装置は、上記
第一実施例と同様なヒータ部の温度制御と同時に、冷却
空気の送風容量を制御するようにした場合である。すな
わち、上記第一実施例と同様に、複数に分割されたヒー
タ3a〜3cと、温度検出手段としての内部熱電対18
a〜18cとを温度コントローラ20を介して接続する
他、供給ファン15と排気ファン16に風量変換手段と
してのインバータ28,29を取り付け、これらインバ
ータ28,29を温度コントローラ20によって制御可
能にした場合である。
【0027】上記のように構成される温度制御装置によ
れば、内部上方熱電対18a,内部中央熱電対18b及
び内部下方熱電対18cによって検出された温度信号を
温度コントローラ20に伝達し、この検出温度情報に基
いてヒータ電源22を制御して上部ヒータ3a,中央部
ヒータ3b,下部ヒータ3cを温度制御すると共に、イ
ンバータ28,29を周波数制御、すなわち供給ファン
15及び排気ファン16の回転数を変化して冷却空気の
供給量を制御することができる。したがって、ウエハW
の降温制御をより一層正確に行うことができる。
【0028】なお、第二実施例において、その他の部分
は上記第一実施例と同じであるので、同一部分には同一
符号を付して、その説明は省略する。
【0029】上記実施例では、加熱手段及び温度検出手
段を3分割されたヒータ3a〜3c及び内部熱電対18
a〜18cにて形成する場合について説明したが、加熱
手段と温度検出手段は必ずしも3分割である必要はな
く、複数に分割されるものであれば2分割、あるいは4
分割以上であってもよい。また、上記実施例では、この
発明の温度制御装置を半導体ウエハの熱処理装置に適用
した場合について説明したが、半導体ウエハ以外の例え
ばガラス基板、LCD基板等の被処理体の熱処理装置に
も適用できることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の処理
装置によれば、上記のように構成されているので、以下
のような効果が得られる。
【0031】1)請求項1及び3記載の温度制御方法及
び温度制御装置によれば、複数に分割された加熱手段に
よって被処理体を所定温度より高い温度まで加熱した
後、送風手段等によって強制的に所定温度まで冷却する
際、被処理体の近傍の複数箇所に配置される温度検出手
段による検出温度に基いて加熱手段を制御するので、急
速冷却下における被処理体の温度を均一にすることがで
きる。したがって、スループットの向上及び歩留まりの
向上を図ることができる。
【0032】2)請求項2及び4記載の温度制御方法及
び温度制御装置によれば、複数に分割された加熱手段に
よって被処理体を所定温度より高い温度まで加熱した
後、送風手段等によって強制的に所定温度まで冷却する
際、被処理体の近傍の複数箇所に配置される温度検出手
段による検出温度に基いて加熱手段を制御すると共に、
送風手段の送風容量を制御するので、被処理体の急速冷
却状況に応じた温度制御を正確に行うことができる。し
たがって、スループットの向上及び歩留まりの向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例の温度制御装置を有する
高速熱処理炉を示す断面図である。
【図2】この発明における加熱手段と温度検出手段によ
る温度制御方法を示すグラフである。
【図3】この発明の第二実施例の温度制御装置を有する
高速熱処理炉を示す断面図である。
【図4】従来の縦型熱処理炉を示す断面図である。
【図5】従来の高速熱処理炉の冷却時における被処理体
と加熱部の温度と時間の関係を示すグラフである。
【図6】従来の高速熱処理炉における温度制御方法を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 プロセスチューブ(処理室) 2 隙間 3a 上部ヒータ(加熱手段) 3b 中央部ヒータ(加熱手段) 3c 下部ヒータ(加熱手段) 4 炉本体 15 供給ファン(送風手段) 16 排気ファン(送風手段) 18a 内部上方熱電対 18b 内部中央熱電対 18c 内部下方熱電対 20 温度コントローラ(制御手段) 22 ヒータ電源 28,29 インバータ(風量変換手段) W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被処理体を配列収容する処理室を
    所定温度より高温に加熱した後、強制冷却と加熱によっ
    て所定の温度に冷却するに当って、 上記加熱を複数に分割された加熱手段にて行い、上記被
    処理体の近傍の複数箇所に配置される温度検出手段によ
    る検出温度に基いて上記加熱手段を制御して、上記被処
    理体の冷却温度を均一にすることを特徴とする高速熱処
    理炉の温度制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の被処理体を配列収容する処理室を
    所定温度より高温に加熱した後、強制冷却と加熱によっ
    て所定の温度に冷却するに当って、 上記加熱を複数に分割された加熱手段にて行い、かつ、
    上記強制冷却を送風手段による強制送風により行い、上
    記被処理体の近傍の複数箇所に配置される温度検出手段
    による検出温度に基いて上記加熱手段を制御すると共
    に、上記送風手段の送風容量を制御して、上記被処理体
    の冷却温度を均一にすることを特徴とする高速熱処理炉
    の温度制御方法。
  3. 【請求項3】 複数の被処理体を配列収容する処理室を
    所定温度より高温に加熱した後、強制冷却と加熱によっ
    て所定の温度に冷却する高速熱処理炉において、 上記被処理体の配列方向に沿って分割配置される複数の
    加熱手段と、上記被処理体の近傍の複数箇所に配置され
    る複数の温度検出手段と、上記温度検出手段からの検出
    温度信号を受けて上記加熱手段の制御を行う制御手段と
    を具備することを特徴とする高速熱処理炉の温度制御装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の被処理体を配列収容する処理室を
    所定温度より高温に加熱した後、強制冷却と加熱によっ
    て所定の温度に冷却する高速熱処理炉において、 上記被処理体の配列方向に沿って分割配置される複数の
    加熱手段と、上記強制冷却を司る送風手段及びこの送風
    手段の送風容量を変換する風量変換手段と、上記被処理
    体の近傍の複数箇所に配置される複数の温度検出手段
    と、上記温度検出手段からの検出温度信号を受けて上記
    加熱手段の制御及び上記風量変換手段の制御を行う制御
    手段とを具備することを特徴とする高速熱処理炉の温度
    制御装置。
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