JPH0768930A - 保護シートおよびプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動排紙が可能な保護シートと、この保護シ
ートを排紙する装置を備えたプリンタとを提供する。 【構成】 給紙カセット１５に収納されていた全ての感
熱記録紙１０が給送された後、保護シート１１がクラン
プ位置に向かって給送される。クランプ位置では保護シ
ート１１の先端部１１ａがホームポジション検出センサ
３０によって検出され、プラテンドラム２０の表面２０
ａにクランプされた後、プラテンドラム２０が回転され
る。保護シート１１が記録位置に到達し、記録が開始さ
れる直前に、ホームポジション検出センサ３０により保
護シート１１の判別マーク１３が検出される。判別マー
ク１３が検出されると、クランパ２７は開放状態になる
とともに、プラテンドラム２０が回転され、保護シート
１１はプリントされることなく排出される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プリント用の記録紙の
少なくとも記録面側に重ねて設けられる保護シートと、
記録紙にビデオ画像等を記録するプリンタに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】例えば、感熱記録方式のサーマルプリン
タでは、片面に感熱発色層を少なくとも一層形成した感
熱記録紙が用いられる。この感熱発色層にサーマルヘッ
ドで熱記録を行った後、感熱発色層に特有な波長域の紫
外線を照射して発色能力を失わせている。この感熱記録
紙は、室内照明用の蛍光灯で曝された場合には、光定着
によって発色特性に影響が出るので、複数枚が積層され
て遮光袋又は遮光箱に収納された状態で、ユーザーに供
給されている。

【０００３】感熱記録紙をサーマルプリンタに装填する
際には、まず遮光袋を開封し、この袋から積層された感
熱記録紙を取り出すが、この時、外側にある感熱記録紙
の記録面が蛍光灯系の外光に曝されることになる。この
外光に曝された感熱記録紙の発色特性が変化するので、
これを防止するために、露出している記録面側に遮光用
の保護シートを配置することが提案されている（特願平
４−２０００１４号）。

【０００４】ところで、インクシートを用いる熱転写記
録方式のサーマルプリンタにおいて、記録面に指紋やゴ
ミが付くのを防止するために保護シートを用いることが
知られている（特開平１−２４９４９３号公報）。この
サーマルプリンタには、給紙カセットの上方に反射型の
ペーパーセンサが設けられている。感熱記録紙が全て給
送され、給紙カセット内に保護シートだけが残ったとき
に、保護シートに設けられた給紙の禁止を示すコードが
ペーパーセンサによって検出される。プリンタは、この
検出信号によって紙なしと判断し、給紙を中止する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】クランパでプラテンド
ラムの外周面に感熱記録紙を固定して熱記録するプリン
タでは、給紙通路の出口付近にクランパが待機している
状態を検出するホームポジション検出センサや、感熱記
録紙の先端がクランパに到達したか否かを検出する給紙
検出センサを設ける必要がある。この他に、プラテンド
ラム周りには、感熱記録紙の排紙を確実に行うために、
クランプ解除位置検出センサや排紙検出センサを設けて
いる。この上、さらに上記のようなペーパーセンサを給
紙カセット付近に設けると、センサが多数になるため、
ワイヤリングの煩雑化や組立調整工数の増加を招いてコ
スト高の原因になる。

【０００６】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、センサの総数を増加させることなく保護シートを
検出することができる保護シートおよびプリンタを提供
することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の保護シートは、記録面を下向きにして積層
された複数の記録紙の下に重ねられ、一番下の記録紙の
記録面を保護するための保護シートにおいて、少なくと
も給紙方向の先端縁部を除く範囲に、下面に保護シート
であることを示すマークを施したものである。また、前
記判別マークは、反射率が記録紙の表面より低い色で印
刷されているものである。

【０００８】本発明のプリンタは、プラテンドラムの外
周面に記録紙の先端部をクランプし、プラテンドラムを
回転させる間に記録紙に記録ヘッドで記録するプリンタ
において、少なくとも下面の先端縁部を除く部分に判別
マークを施した保護シートの上に、記録面を下向きにし
て複数の記録紙を積層した状態で収納する給紙カセット
と、この給紙カセットから記録紙をプラテンドラムに向
けて給送する給送手段と、給送されてきた記録紙の先端
がクランプ位置にセットされたことを検出するととも
に、記録ヘッドによる記録が開始される前に判別マーク
の有無を検出するセンサと、前記センサによって判別マ
ークが検出されたときには、保護シートを記録すること
なく排出する保護シート排出手段とを備えたものであ
る。

【０００９】

【作用】給紙カセットに収納されていた全ての記録紙が
給送された後、保護シートがクランプ位置に向かって給
送される。クランプ位置では保護シートの先端がセンサ
によって検出され、プラテンドラムの表面にクランプさ
れた後、プラテンドラムが回転される。保護シートが記
録位置に到達し、記録が開始される直前に、前記センサ
により保護シートの表面に設けられた判別マークが検出
される。判別マークが検出されると、記録を開始するこ
となく、保護シートのクランプは解除されるとともに、
プラテンドラムが連続回転され、保護シートは排出され
る。

【００１０】

【実施例】図１において、感熱記録紙１０は記録面側を
上又は下にした状態で多数積層されており、この積層さ
れた感熱記録紙１０の記録面側には、遮光の他に保護的
にキズを防止するための保護シート１１が重ねられてい
る。そして、これらの感熱記録紙１０および保護シート
１１は、包装紙１２によって包装されている。保護シー
ト１１の表面には判別マーク１３および注意書１４が印
刷されている。なお、感熱記録紙１０の包装状態では、
上又は下は相対的なものである。

【００１１】この実施例では、保護シート１１として
は、白紙が用いられ、黒色で判別マーク１３が施されて
いる。判別マーク１３は、黒色の他に保護シート１１の
濃度又は色と異なっていれば、任意の濃度又は色を用い
ることができる。また、保護シート１１は、白紙の他に
黒紙，青紙であってもよく、更には紙の他にプラスチッ
クシートであってもよい。また、判別マーク１３は、給
紙カセットへの挿入方向によらず検出されるように、保
護シート１１の中心に対して対称の位置にそれぞれ印刷
されている。また、注意書１４は、保護シート１１であ
ることを示すとともに、保護シート１１が最後の感熱記
録紙１０の後に排紙されることから、新たな感熱記録紙
１０を給紙カセットに装填する必要があることをユーザ
に知らせる。

【００１２】感熱記録紙１０をサーマルプリンタに装填
するには、包装紙１２を開封して感熱記録紙１０を保護
シート１１ごと取り出し、図２に示すように、保護シー
ト１１が下側になるように給紙カセット１５に装填す
る。そして、この給紙カセット１５をサーマルプリンタ
のカセット装填室１６にセットする。

【００１３】カセット装填室１６の上部には給紙ローラ
１７が配置され、これによって上から１枚目の感熱記録
紙１０が給紙通路１８に向かって押し出される。この給
紙通路１８には搬送ローラ対１９が設けられており、給
紙カセット１５から送り出された感熱記録紙１０をプラ
テンドラム２０に向かって給送する。このプラテンドラ
ム２０は、プラテン軸２１を介してステッピングモータ
２２によって回転駆動される。ステッピングモータ２２
はドライバ２３を介してコントローラ２５により回転制
御される。

【００１４】プラテンドラム２０には、感熱記録紙１０
の先端部１０ａをプラテンドラム２０の外周面２０ａに
押圧して固定するクランパ２７が設けられている。この
クランパ２７は、長孔２７ａを介してプラテン軸２１に
取り付けられている。そして、クランパ２７の側面２７
ｂにはソレノイド２８が固定され、このプランジャの輪
状部分２９がプラテン軸２１に嵌められている。周知の
ように、ソレノイド２８にはスプリングが内蔵されてお
り、輪状部分２９をソレノイド２８側に引き寄せる方向
に付勢している。したがって、ソレノイド２８が通電さ
れていない状態では、クランパ２７は常に感熱記録紙１
０の先端部１０ａを固定する方向に付勢されている。ま
た、ソレノイド２８へ通電されると、スプリングに抗し
て輪状部分２９が押し出されるため、クランパ２７はプ
ラテンドラム２０の外周面２０ａから離れて開放状態に
なる。

【００１５】プラテンドラム２０の給紙位置（図２参
照）と排紙位置（図５（Ｂ）参照）では、クランパ２７
が開放状態にされ、各位置で給紙および排紙が行われ
る。給紙位置では、クランパ２７が開放された状態で待
機しており、感熱記録紙１０の先端がクランパ２７から
少し出た時にこれが検出され、これに基づきクランプが
行われる。また、排紙位置でも、同様にクランパ２７が
開放された状態になり、この状態でプラテンドラムが順
転して排紙される。

【００１６】給紙位置には、クランパ２７のホームポジ
ションを検出するためのホームポジション検出センサ３
０が設けられている。このホームポジション検出センサ
３０は、反射型のフォトセンサから構成されている。こ
のホームポジション検出センサ３０は、給紙センサを兼
ねており、クランパ２７から感熱記録紙１０の先端部１
０ａが出たときに、この先端部１０ａを検出する。この
ため、ホームポジションのセットのためのクランパ２７
の検出の後に、コントローラ２５によりプラテンドラム
２０を少し逆に戻して、感熱記録紙１０の先端部１０ａ
をこのホームポジション検出センサ３０で検出可能にし
ている。

【００１７】さらに、ホームポジション検出センサ３０
は、保護シート検出センサを兼ねており、保護シート１
１が記録位置に到達し、記録が開始される直前に、判別
マーク１３を検出する。判別マーク１３が検出される
と、クランパ２７が解放状態になるとともにプラテンド
ラム２０が連続回転され、保護シート１１は排出され
る。

【００１８】前記プラテンドラム２０の外周には、感熱
記録紙１０の熱記録位置にサーマルヘッド３２，その下
流側（プラテンドラム２０の順転方向）に光定着器３３
が配置されている。サーマルヘッド３２は、多数の発熱
素子が主走査方向にライン状に配列されており、各発熱
素子は画素の濃度に応じた熱エネルギーを発生する。

【００１９】光定着器３３は、プラテンドラム２０の軸
方向に延びた細長い箱状をしたリフレクタ３４と、この
中に収納された細長い紫外線ランプ３５とから構成され
ている。光定着器３３の下流には排紙通路３７が設けら
れている。この排紙通路３７には、搬送ローラ対３８が
設けられており、熱記録が終了した感熱記録紙１０をく
わえ込み、排紙トレー３９に向かって搬送する。

【００２０】光定着器３３の直前の位置には、ストッパ
４０が設けられている。このストッパ４０は、感熱記録
紙１０の固定を解除するためにクランパ２７が解放状態
になった後は、クランパ２７がプラテンドラム２０と一
緒に回転しないように、クランパ２７の回転を阻止す
る。更に、排紙が完了した後はクランパ２７がクランプ
状態になってストッパ４０との係止が解除されるため、
クランパ２７はフリクションによりプラテンドラム２０
の回転に連動して回転する。

【００２１】次に、上記実施例の作用を図３ないし図６
を参照しながら説明する。まず、包装紙１２を開封して
感熱記録紙１０を保護シート１１ごと取り出し、注意書
１４により保護シート１１を確認してから保護シート１
１が下側になるように給紙カセット１５に挿入する。そ
して、この給紙カセット１５をカセット装填室１６にセ
ットする。

【００２２】給紙時には、プラテンドラム２０が回転さ
れ、クランパ２７がホームポジション検出センサ３０に
来ると、ホームポジション検出センサ３０がオンにな
る。このオン信号はコントローラ２５に送られる。コン
トローラ２５は、このオン信号を受けた後、モータ２２
を停止させる（図３（Ａ）参照）。この後、コントロー
ラ２５は所定個数の駆動パルスをモータ２２に与え、モ
ータ２２を逆転させる。これにより、図３（Ｂ）に示す
ように、プラテンドラム２０は少しだけ戻り、クランパ
２７もこれに連動して少し戻ってホームポジションにセ
ットされる。このクランパ２７のホームポジションへの
セットにより、ホームポジション検出センサ３０の検出
位置からクランパ２７が退避するため、ホームポジショ
ン検出センサ３０はクランパ２７からはみ出た感熱記録
紙１０の先端部１０ａの検出可能状態になる。この後、
ソレノイド２８へ通電され、クランパ２７が開放状態に
なる。

【００２３】図３（Ｃ）に示すように、給紙信号により
感熱記録紙１０が上方に持ち上げられると、１枚目の感
熱記録紙１０が給紙ローラ１７に接するため、これが給
紙通路１８に送られる。そして、搬送ローラ対１９によ
り感熱記録紙１０はプラテンドラム２０に向かって給送
される。感熱記録紙１０の先端部１０ａがクランパ２７
から出ると、これがホームポジション検出センサ３０に
より検出される。この検出後にソレノイド２８がオフと
され、クランパ２７は、内蔵スプリングによって引き戻
されるから、先端部１０ａがクランパ２７でクランプさ
れる（図４（Ａ）参照）。このクランプ後に、ステッピ
ングモータ２２が駆動されてプラテンドラム２０と搬送
ローラ対１９とが回転するから、感熱記録紙１０はプラ
テンドラム２０の外周面２０ａに巻き付けられる。

【００２４】プラテンドラム２０が回転して、感熱記録
紙１０が記録位置に到達し、記録が開始される直前に、
ホームポジション検出センサ３０によって感熱記録紙１
０か保護シート１１かの検出が行われる。感熱記録紙１
０の場合には、サーマルヘッド３２による熱記録が開始
される（図４（Ｂ）参照）。この感熱記録紙１０は、記
録面が外側になっており、この記録面にサーマルヘッド
３２が押し付けられ、画像が１ラインずつ熱記録され、
この記録部分が光定着器３３に達すると、ここで紫外線
ランプ３５から紫外線が照射されて光定着が行われる。

【００２５】プラテンドラム２０が１回転して排紙位置
検出センサ（図示せず）によりクランパ２７が排紙位置
に来たことが検出されると、ステッピングモータ２２が
一時停止してからソレノイド２８が通電され、クランパ
２７が開放状態になって先端部１０ａのクランプが解除
される。プラテンドラム２０は再び回転されると、クラ
ンパ２７はストッパ４０に係止し、その位置で回転が阻
止される。サーマルヘッド３２によって感熱記録紙１０
はプラテンドラム２０に押し付けられているから、これ
と一緒に回転し、クランパ２７を通過して排紙通路３７
に向かって搬送される。そして、感熱記録紙１０は、排
紙通路３７を通って搬送ローラ対３８にくわえこまれ、
排紙トレー３９に排出される。この排紙開始時には、光
定着器３３の紫外線ランプ３５が点灯され、クランパ２
７で覆われていた先端部に、紫外線が照射されて漂白さ
れる。

【００２６】前述した感熱記録紙１０の確認時に、ホー
ムポジション検出センサ３０がオフの場合には、給送さ
れた紙が正規の感熱記録紙１０より短いものであるか、
又は保護シート１１の判別マーク１３がセンサ位置にあ
ることを示しているから、クランパ２７を開放状態にし
てからプラテンドラム２０の回転によって排紙する（図
５参照）。保護シート１１は注意書が書かれた面を上に
して排紙トレー３９に排出されるから、ユーザは感熱記
録紙１０が無くなったことを知ることができる。

【００２７】前記判別マーク１３は、保護シート１１の
中心に対して対称の位置にそれぞれ矩形状に印刷した
が、例えば図７に示すように、先端部１１ａ，後端部１
１ｂを除く部分に２ヶ所に分けて帯状の判別マーク４
５，４６を印刷してもよく、また図８に示すように、周
囲の縁部１１ｃを除いた中央部に判別マーク４７を印刷
してもよい。このように保護シート１１の判別マークを
配置することによって、給紙時には判別マークが配置さ
れていない先端部が検出されてクランプされ、そして保
護シート１１が記録位置に到達する直前の確認時にはセ
ンサ位置に判別マークが位置する。なお、紙切れは保護
シート１１に印刷された注意書１４によってユーザに知
らせるようにしたが、この他にプリント状況を監視する
ためのモニタを設け、これに表示するようにしてもよ
い。また、ブザーを鳴らすようにしてもよい。

【００２８】以上説明した実施例は、本発明をモノクロ
のサーマルプリンタに適用したものであったが、カラー
感熱プリンタや昇華型熱転写カラープリンタ等に実施し
てもよい。カラー感熱プリンタの場合には、３色の感熱
発色層を順次層設したカラー感熱記録材料を用いるとと
もに、紫外線の波長が異なった２種類のランプを配置
し、上側の２つの感熱発色層を熱記録後に光定着する。
また、上記実施例は、サーマルヘッド又は感熱記録紙を
副走査方向に相対移動して記録するラインプリンタであ
るが、本発明は二次元に相対移動して記録するシリアル
プリンタに対しても適用することができる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保護シートに記録紙と区別する判別マークを設けるとと
もに、給紙を検出するセンサを利用し、保護シートと記
録紙とを判別するから特別なセンサを設けることなく、
簡単に保護シートを検出することができる。そして、保
護シートに対しては、熱記録することなく、そのまま排
紙することができる。また、保護シートの判別マーク
は、記録紙の記録面と接触しない側に設けられているか
ら、長時間の保存においても記録紙の記録面を汚すこと
がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の保護シートを包装紙を破断して示す斜
視図である。

【図２】感熱プリンタを示す概略図である。

【図３】クランパのホームポジションへのセットと給紙
とを作動順に示す説明図である。

【図４】記録紙の先端部がクランプされ、プラテンドラ
ムに記録紙が巻き付けられる様子を示す説明図である。

【図５】保護シートの検出および排出の様子を示す説明
図である。

【図６】保護シートの給紙から排出までのシーケンスを
示すフローチャートである。

【図７】判別マークを上下に分けて配置した保護シート
の例を示す概略図である。

【図８】判別マークを中央部に設けた保護シートの例を
示す概略図である。

【符号の説明】

１０ 感熱記録紙 １１ 保護シート １３，４５，４６，４７ 判別マーク １５ 給紙カセット ２０ プラテンドラム ２５ コントローラ ２７ クランパ ３０ ホームポジション検出センサ ３２ サーマルヘッド

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記録面を下向きにして積層された複数の
   記録紙の下に重ねられ、一番下の記録紙の記録面を保護
   するための保護シートにおいて、 少なくとも給紙方向の先端縁部を除く範囲に、下面に保
   護シートであることを示すマークを施したことを特徴と
   する保護シート。
2. 【請求項２】 前記判別マークは、反射率が記録紙の表
   面より低い色で印刷されていることを特徴とする請求項
   １記載の保護シート。
3. 【請求項３】 プラテンドラムの外周面に記録紙の先端
   部をクランプし、プラテンドラムを回転させる間に記録
   紙に記録ヘッドで記録するプリンタにおいて、 少なくとも下面の先端縁部を除く部分に判別マークを施
   した保護シートの上に、記録面を下向きにして複数の記
   録紙を積層した状態で収納する給紙カセットと、この給
   紙カセットから記録紙をプラテンドラムに向けて給送す
   る給送手段と、給送されてきた記録紙の先端がクランプ
   位置にセットされたことを検出するとともに、記録ヘッ
   ドによる記録が開始される前に判別マークの有無を検出
   するセンサと、前記センサによって判別マークが検出さ
   れたときには、保護シートを記録することなく排出する
   保護シート排出手段とを備えたことを特徴とするプリン
   タ。