JPH0768637A - 板状材の熱成形装置 - Google Patents

板状材の熱成形装置

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JPH0768637A
JPH0768637A JP6136191A JP13619194A JPH0768637A JP H0768637 A JPH0768637 A JP H0768637A JP 6136191 A JP6136191 A JP 6136191A JP 13619194 A JP13619194 A JP 13619194A JP H0768637 A JPH0768637 A JP H0768637A
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JP
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plate
temperature
heating
shaped material
plasticizing
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JP6136191A
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Enzo Ballabio
エンゾ・バッラビオ
Remo Sertori
レモ・サルトーリ
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KOMI Srl
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COMI Srl
KOMI Srl
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    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/26Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C51/42Heating or cooling
    • B29C51/421Heating or cooling of preforms, specially adapted for thermoforming
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状材の熱成形応力を避け、作業工程全体の
単純化を図りながら、板状材を、その厚み全体にわたっ
て均一かつ正確に制御された状態で加熱できる。 【構成】 板状材をその最終可塑化温度の約1/2以下
の温度に加熱する第1予熱チャンバ10と、板状材を可
塑化温度の約1/2以上最終可塑化温度以下の温度に加
熱する第2予熱チャンバ30と、板状材を可塑化温度に
まで最終加熱する可塑化チャンバ40と、真空成形チャ
ンバ50と、除荷ステーション60とを、自動的に板状
材を投入する自動投入装置1の下流側に備える。板状材
を除荷ステーション60にまで各工程ごとに搬送する搬
送手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板状材の熱成形装置に関
し、詳しくは予熱チャンバを備えた、プラスチックなど
の板状材の熱成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインライン式熱成形装置において
は、熱可塑性材は、赤外線セラミック抵抗体を有する加
熱システムによって加熱していた。厚さが約4mmのH
IPS(ハイインパクトスチロール樹脂)やABS樹脂
板状材の場合においては、この加熱方法によって板状材
の温度を急速に上昇させることが出来る。具体的には、
この板状材の温度を室温からその可塑化温度にまで1分
間以内に上昇させることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような急
速加熱方法によれば、比較的多量のエネルギが消費され
るばかりでなく、赤外線加熱が放射熱による加熱方法で
あるため、外部への熱損失が大きく、それに伴う大きな
問題があった。更に、急速加熱方式によれば、板状材を
形成する熱可塑性材は、主にその表面への放射熱の影響
を受け、その結果、板状材の表面温度がその中心部の温
度よりも高くなり、加熱が不均一になる。即ち、表面部
の加熱は過剰となり、中心部の加熱は不十分となるとい
う不都合があった。この温度差は、特に板状材の厚さに
関係することは言うまでもない。
【0004】このように不均一に加熱された材料におい
ては、その熱成形中の熱膨張も不均一になる。即ち、そ
の表面部が中心部よりも遥かに大きく膨張し、その結
果、大きな応力が発生して、このような応力が熱成形さ
れた板状材中に長期間残ることになる。特に、このよう
な板状材をドリルによる穴あけ処理や切断処理する場合
に、熱成形された板状材を形成する材料の歪んだ繊維質
が破壊されることによって、板状材に変形や寸法変化が
生ずる原因になる。
【0005】更に、このような状態で熱成形された部材
またはパネル材を、例えば発泡処理において従来使用さ
れているような低温環境に晒した場合においても、同様
の問題が生じる。上述の処理が容易なHIPSやABS
等において生じる問題は、PP(ポリプロピレン)やP
MMA(メタクリル樹脂)等の材料においてはさらに深
刻である。というのは、これらの材料において、その表
面と中心部との温度差によって一層大きな応力が生じる
からである。
【0006】従来の熱成形システム及び方法のもう一つ
の問題点は、熱成形装置に供給される熱可塑性材の有効
温度に関するものである。即ち、押し出し成形処理後長
時間経過した材料の場合には、その押し出し処理の処理
熱は既に放出されてしまっている。一方、押し出し成形
処理直後の材料においては、その材料中の温度分布が不
均一であって中心部の温度が高く表面部の温度が低い。
しかも、環境温度は季節によって異なるが、従来の方法
によっては、使用すべき有効温度を正確に知ることが出
来ない。この点に関して、従来のインライン処理式熱成
形装置は予め設定された作業時間サイクルに従って作動
されるものであり、それ故、供給されてくる板状材の温
度に適合させるべく、赤外線炉の処理温度を継続的に調
節しなければならない。この温度調節のためには、更
に、個々の加熱抵抗体を自動的に調節する必要がある
が、それには非常に複雑で高価な電子制御装置を使用し
なければならない。しかも、この温度調節は、いわゆる
熱慣性効果により、瞬時に行うことは出来ない。
【0007】従って、本発明の目的は、高生産速度を維
持しながらも、短い処理時間を必要としない加熱方法を
使用する板状の熱可塑性材の熱成形装置を提供すること
によって、上述の従来技術の有する問題点を解決するこ
とにある。上記目的の範囲内において、本発明の第1の
課題は、板状材の熱成形応力を避け、作業工程全体の単
純化を図りながら、板状材を、その厚み全体にわたって
均一にかつ正確に制御された状態で加熱することが可能
な装置を提供することにある。
【0008】本発明の第2の課題は、エネルギを大幅に
節約しながら、板状材の温度調節を、その初期条件のい
かんに関わらず、極めて正確に行うことが可能な装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる板状材の加熱成形装置の特徴構成
は、板状材をその最終可塑化温度の約1/2以下の温度
に加熱する第1予熱チャンバと、前記板状材を前記可塑
化温度の約1/2以上最終可塑化温度以下の温度に加熱
する第2予熱チャンバと、前記板状材を前記可塑化温度
にまで最終加熱する可塑化チャンバと、真空成形チャン
バと、除荷ステーションとを、自動的に前記板状材を投
入する自動投入装置の下流側に備えると共に、前記板状
材を前記除荷ステーションにまで各工程ごとに搬送する
搬送手段を有する点にある。
【0010】前記第1予熱チャンバによる加熱が最終可
塑化温度の約30%の温度にまで加熱するものであり、
前記第2予熱チャンバによる加熱が前記可塑化温度の約
60%の温度にまで加熱するものであることが好まし
い。
【0011】前記自動投入装置が、個々の板状材を取り
上げる吸着手段と、複数の板状材が同時に取り上げられ
た時に前記板状材の搬送を停止させる制御手段とを有し
ていることが好ましい。
【0012】前記第1、第2予熱チャンバと前記可塑化
チャンバとは、夫々、前記板状材の温度を制御する中央
制御装置によって制御され、かつ前記板状材に対して対
向配置される、上方加熱パネルと下方加熱パネルとを有
するようにすると都合がよい。
【0013】前記上下加熱パネルは夫々複数の赤外線加
熱抵抗体を有していると共に、これら加熱抵抗体は反射
パラボラ状反射部材の内部に設けられているようになっ
ていてもよい。
【0014】前記板状材をステップ毎に搬送する前記搬
送手段が、搬送部材に接続されると共に、前記板状材の
長手方向縁部に係合する下方部と上方部とを有している
と都合がよい。
【0015】前記除荷ステーションは加熱成形された前
記板状材を冷却する手段を備えていて、この冷却手段
は、低圧の加圧空気供給装置とブロア・吸着装置とを有
することが好ましい。
【0016】
【作用】本発明の構成が請求項1に記載のようになって
いると、板状材を加熱するに際して連続する工程を通じ
て可塑化温度にまで加熱されることにより、板状材全体
を均一な最終温度を達成することができる。たとえ、板
状材の環境温度が季節的に変動するものであっても、ま
た押出成形直後のように板状材中の温度分布が不均一に
なっている場合であっても、板状材自体の温度が恒温化
されて板状材全体にわたる温度分布を均一にすることが
できる。従って、従来技術のように急速加熱する場合に
比べて、最終可塑化温度を板状体全体にわたり均一にで
き、以後の成形工程を好ましいものにすることができ
る。
【0017】第1予熱チャンバによる加熱が最終可塑化
温度の約30%(25〜34%程度)の温度にまで加熱
するものであり、第2予熱チャンバによる加熱が可塑化
温度の約60%(55〜64%程度)の温度にまで加熱
するものであることが一層好ましい。第1予熱チャンバ
による加熱が最終可塑化温度の25%以下であると板状
材の温度均一化の効果が少なく、34%以上であると第
2予熱チャンバによる加熱に投入される時間が短くなっ
て好ましくない。又、前記第2予熱チャンバによる加熱
が、最終可塑化温度の55%以下であると、同様に第1
予熱チャンバによる加熱過程からの加熱時間が短くなっ
て好ましくなく、最終可塑化温度の64%以上であると
最終可塑化温度に達するまでの時間が短くなって、板状
材の温度均一化に好ましくない。
【0018】自動投入装置が、個々の板状材を取り上げ
る吸着手段と、複数の板状材が同時に取り上げられた時
に板状材の搬送を停止させる制御手段とを有している
と、板状材の取扱上便利であり、次の工程への移行が円
滑にでき、板状材を1枚毎に加熱工程に移送できて好ま
しい。
【0019】第1、第2予熱チャンバと可塑化チャンバ
とは、夫々、板状材の温度を制御する中央制御装置によ
って制御され、かつ板状材に対して対向配置される、上
方加熱パネルと下方加熱パネルとを有するようになって
いると、板状材を全面にわたって均一に加熱し易いので
都合がよい。
【0020】上下加熱パネルは夫々複数の赤外線加熱抵
抗体を有していると共に、これら加熱抵抗体は反射パラ
ボラ状反射部材の内部に設けられているようになってい
ると、熱放射効果を高めるとともに熱損失を最小にでき
て好ましい。
【0021】板状材をステップ毎に搬送する搬送手段
が、搬送部材に接続されると共に、板状材の長手方向縁
部に係合する下方部と上方部とを有していると、効率よ
く確実に板状材を次工程に移送できて都合がよい。
【0022】除荷ステーションは加熱成形された板状材
を冷却する手段を備えていて、この冷却手段は、低圧の
加圧空気供給装置とブロア・吸着装置とを有すること
が、板状材を以下の工程に移すに際して取扱い易くなっ
て好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明が以上のように構成されているの
で、板状材が複数回の連続する工程を通じて可塑化温度
にまで加熱されることによって、極めて均一な最終温度
を達成することができ、以後の工程の熱成形において歩
溜りの高い、仕上がり品質の良好な製品を得ることがで
きた。
【0024】つまり、板状材の熱成形応力を避け、作業
工程全体の単純化を図りながら、板状材を、その厚み全
体に渡って均一にかつ正確に制御された状態で加熱する
ことが可能な装置を提供することができた。しかも、エ
ネルギを大幅に節約しながら、板状材の温度調節を、そ
の初期条件のいかんに関わらず、極めて正確に行うこと
が可能な装置を提供することができた。
【0025】
【実施例】本発明の実施例に係る板状材の熱成形装置
を、図面を参照して詳細に説明する。即ち、この板状材
の熱成形装置は、図1および図2に示すように、処理さ
れる板状材4を自動的に投入する自動投入装置1を有す
る。この自動投入装置1は、真空経路に接続された吸着
手段を備え、軌道3上を走る搬送車2から個々の板状材
4を取り上げる搬送部材と、複数の板状材4が同時に取
り上げられた際にこれら複数の板状材4が同時に投入さ
れないように、板状材4の厚さを検出・制御する検出部
とを備えて構成されている。
【0026】前記自動投入装置1の処理方向下流側に
は、第1予熱チャンバ10が設けられている。この第1
予熱チャンバ10は、図3から明らかなように、互いに
サンドイッチ状に配設されるとともに、赤外線セラミッ
ク加熱抵抗体を備えた、上方加熱パネル11と下方加熱
パネル12を有する。これら二枚の加熱パネル11、1
2からなる構造体は、熱損失を最小にするとともに、オ
ーブン(炉)のように構成されている。そして、これら
二枚の加熱パネル11、12の赤外線セラミック加熱抵
抗体(図示省略)は、反射パラボラ状反射板13、14
の内部に設けられている。
【0027】更に、予めプログラムされた温度を記憶す
るように構成された中央制御装置が別に設けられてお
り、前記加熱抵抗体は、中央制御装置に指令により、前
記上方加熱パネル11の各ゾーン毎に設けられたプロー
ブを介してゾーン毎に加熱調節可能に構成されている。
前記第1予熱チャンバ10は、処理される板状材4を、
その可塑化温度の約30%の温度に加熱するように構成
されている。この場合、板状材4の加熱はその形状(厚
みを含む)により、その可塑化温度の25〜34%程度
の変動することが通常なされる。さらに詳述すると、板
状材4は、複数の搬送部材たるグリッパ20を備えた搬
送手段によって第1予熱チャンバ10に投入される。こ
れらグリッパ20は第1予熱チャンバ10の長手方向に
配設されていて、前記板状材4の長手方向端部に係合す
る。そして、グリッパ20は、具体的には、圧縮空気の
空気圧によって作動する下方部たる下方グリッパ21と
上方部たる上方グリッパ22を備える。もっとも、グリ
ッパは圧縮空気の空気圧によって作動する構造のものに
限定されるものではなく、種々の形式のものが採用可能
であり、要は板状材を把持できればよい。
【0028】前記第1予熱チャンバ10の出口から、前
記板状材4は第2予熱チャンバ30に投入される。ここ
で、その最終可塑化温度の約60%にまで加熱される。
この場合も、板状材4の加熱はその形状(厚みを含む)
により変動させることができ、その可塑化温度の55〜
64%程度変えることは通常なされる。この第2予熱チ
ャンバも、互いにサンドイッチ状に配置されていて、赤
外線セラミック加熱抵抗体を備えた加熱パネル有する。
つまり、この第2予熱チャンバは、熱放射効果を高める
とともに熱損失を最小にするように、反射パラボラ状反
射板の内部に設けられた赤外線セラミック加熱抵抗体を
有する、互いにサンドイッチ状に配置された二枚の加熱
パネルから構成されている。この第2予熱チャンバの前
記加熱抵抗体も、最善の熱特性を提供すべく、前述の中
央制御装置によって制御されるように構成されている。
【0029】板状材4は、第2予熱チャンバへ投入され
た後、更に搬送装置によって、可塑化チャンバ40に投
入され、ここで可塑化される。この可塑化チャンバ40
も、熱放射効果を高め、かつ熱損失を最小にするように
構成されていて、反射パラボラ状反射板の内部に設けら
れた赤外線セラミック加熱抵抗体を有する、互いにサン
ドイッチ状に配置された二枚の加熱パネルから構成され
ている。前記加熱抵抗体は、最適な加熱が行えるよう
に、温度調節がステップ毎に容易に行えるように配設さ
れている。
【0030】更に、前記可塑化チャンバ40から出た板
状材4は、真空成形チャンバ50に投入される。この真
空成形チャンバ50には、板状材4を適切に固定するロ
ック手段が設けられており、ここで板状材4は熱応力の
局部的集中等による問題を生じること無く適切に成形さ
れる。それは、この段階において、既に板状材4の厚さ
全体にわたって温度が均等化され、従って、これを容易
に処理することが可能であるからである。尚、前記真空
成形チャンバは通常の真空成形機の機能を備えるもので
あることはいうまでもない。
【0031】前記熱可塑化処理後、板状材4は、除荷ス
テーション60に送られ、ここで必要に応じて比較的低
い圧力の加圧空気噴流によって冷却され、その後ブロア
・吸着装置によってシステムから排出される。尚、上述
の加熱装置を、従来のインライン処理式熱可塑装置に適
用すれば、その生産性を大幅に改善することができる。
というのは、板状材が3回の連続する工程を通じて可塑
化温度にまで加熱されることによって、非常に均一な最
終温度を達成することが出来るからである。最後に、そ
の漸進的加熱により板状材の温度を正確にモニタするこ
とが可能であるので、板状材の初期温度に左右されず
に、この板状材を所望の温度値に加熱して、最適な結果
を達成することが出来る。以上の記載から、本発明がそ
の意図した課題と目的を達成したものであることが明ら
かであろう。特に、本発明の装置によれば、二つの予熱
工程が行われることにより、生産性を大幅に改善するこ
とが出来るとともに、最終製品の品質を改善することも
出来る。
【0032】〔別実施例〕前述した実施例は、第1およ
び第2予熱チャンバによる二つの予熱工程が行われる熱
成形装置を示したものであるが、必要に応じて更に第3
予熱チャンバなどによる予熱工程を追加してもよい。
【0033】加熱パネルに設けられている加熱抵抗体
は、赤外線セラミック加熱抵抗体に限定されるものでは
なく、種々の発熱体を用いることができる。
【0034】板状体を除荷ステーションまで搬送する手
段についても、種々の既製の装置を利用することがで
き、特定の手段に限定されるものではない。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】板状材の熱成形装置の概略立面図
【図2】板状材の熱成形装置の概略平面図
【図3】第1予熱チャンバの要部拡大断面図
【図4】第1予熱チャンバの長手方向断面図
【符号の説明】
4 板状材 10 第1予熱チャンバ 11 上方加熱パネル 12 下方加熱パネル 13、14 反射パラボラ状反射部材 20 搬送部材 21 下方部 22 上方部 30 第2予熱チャンバ 40 可塑化チャンバ 50 真空成形チャンバ 60 除荷ステーション

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状材(4)をその最終可塑化温度の約
    1/2以下の温度に加熱する第1予熱チャンバ(10)
    と、前記板状材(4)を前記可塑化温度の約1/2以上
    最終可塑化温度以下の温度に加熱する第2予熱チャンバ
    (30)と、前記板状材(4)を前記可塑化温度にまで
    最終加熱する可塑化チャンバ(40)と、真空成形チャ
    ンバ(50)と、除荷ステーション(60)とを、自動
    的に前記板状材(4)を投入する自動投入装置(1)の
    下流側に備えると共に、前記板状材(4)を前記除荷ス
    テーション(60)にまで各工程ごとに搬送する搬送手
    段を有する板状材の熱成形装置。
  2. 【請求項2】 前記第1予熱チャンバ(10)による加
    熱が最終可塑化温度の約30%の温度にまで加熱するも
    のであり、前記第2予熱チャンバ(30)による加熱が
    前記可塑化温度の約60%の温度にまで加熱するもので
    ある請求項1記載の板状材の熱成形装置。
  3. 【請求項3】 前記自動投入装置(1)が、個々の板状
    材(4)を取り上げる吸着手段と、複数の板状材(4)
    が同時に取り上げられた時に前記板状材(4)の搬送を
    停止させる制御手段とを有している請求項1または2に
    記載の板状材の熱成形装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2予熱チャンバ(10)、
    (30)と前記可塑化チャンバ(40)とは、夫々、前
    記板状材(4)の温度を制御する中央制御装置によって
    制御され、かつ前記板状材(4)に対して対向配置され
    る、上方加熱パネル(11)と下方加熱パネル(12)
    とを有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の板状材
    の熱成形装置。
  5. 【請求項5】 前記上下加熱パネル(11)、(12)
    は夫々複数の赤外線加熱抵抗体を有していると共に、こ
    れら加熱抵抗体は反射パラボラ状反射部材(13,1
    4)の内部に設けられている請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の板状材の熱成形装置。
  6. 【請求項6】 前記板状材(4)をステップ毎に搬送す
    る前記搬送手段が、搬送部材(20)に接続されている
    と共に、前記板状材(4)の長手方向縁部に係合する上
    方部(22)と下方部(21)とを有している請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の板状材の熱成形装置。
  7. 【請求項7】 前記除荷ステーション(60)は加熱成
    形された前記板状材(4)を冷却する手段を備えてい
    て、この冷却手段は、低圧の加圧空気供給装置とブロア
    ・吸着装置とを有する請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の板状材の熱成形装置。
JP6136191A 1993-06-18 1994-06-20 板状材の熱成形装置 Pending JPH0768637A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT93MI001323A IT1264854B1 (it) 1993-06-18 1993-06-18 Impianto per la termoformatura di materiali in lastra, provvisto di stazioni di preriscaldamento
IT93A-001323 1993-06-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0768637A true JPH0768637A (ja) 1995-03-14

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ID=11366434

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JP6136191A Pending JPH0768637A (ja) 1993-06-18 1994-06-20 板状材の熱成形装置

Country Status (6)

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EP (1) EP0629486B1 (ja)
JP (1) JPH0768637A (ja)
AT (1) ATE165556T1 (ja)
DE (1) DE69409869T2 (ja)
ES (1) ES2118358T3 (ja)
IT (1) IT1264854B1 (ja)

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