JPH0767408A - 対地作業機の耕深制御装置 - Google Patents

対地作業機の耕深制御装置

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JPH0767408A
JPH0767408A JP17496794A JP17496794A JPH0767408A JP H0767408 A JPH0767408 A JP H0767408A JP 17496794 A JP17496794 A JP 17496794A JP 17496794 A JP17496794 A JP 17496794A JP H0767408 A JPH0767408 A JP H0767408A
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control
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Seishin Tamai
制心 玉井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、対地作業機の耕深制御装置に関す
るものであり、耕深センサを取り付けたときの、作業機
の昇降動作を禁止して作業者の不測の危険を防止せんと
するものである。 【構成】耕深設定器と耕深センサとを備え、設定器の設
定値とセンサの検出値の差に応じて油圧昇降機構を昇降
させて耕深制御するように構成したトラクタに於て、ト
ラクタに耕深センサの非装着状態から装着した状態を判
別する手段を設け、耕深センサが装着されたことを前記
判別手段が判別したときに、耕深制御を禁止する手段を
設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対地作業機の耕深制
御装置に関するものであり、特に、耕深センサを非装着
状態から装着状態にしたときの耕深制御に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来、耕深制御によるロ−タリ作業を行う
場合は、トラクタにロ−タリの如き対地作業機を連結し
て耕深制御によるロ−タリ作業を為していた。而して、
この耕深制御装置は、耕深センサによる検出値と耕深設
定器の設定値との差に応じて夫々昇降動作を為すように
制御部からの操作指令が出力され、上昇用比例ソレノイ
ド弁又は下降用比例ソレノイド弁を介してリフトア−ム
を昇降回動させ、耕深制御によるロ−タリ作業を為して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記対地作業機
であるロ−タリには通常耕深センサが装着されているの
であるが、非装着状態である場合は、該耕深センサを装
着しなければ耕深制御によるロ−タリ作業を行うことが
できない。而して、非装着状態の耕深センサをロ−タリ
に取付けるとき、もし、取付時の当該耕深センサの検出
値が耕深設定器の設定値と差を有すれば、この差に応じ
て対地作業機が昇降動作を為すのである。
【0004】即ち、耕深センサを装着した時点に於て、
前述のような耕深制御の動作を為すので、極めて危険で
あり、依って、耕深センサの装着時に於て、叙述のよう
な不意の危険を防止するために解決せらるべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、耕深設定器と耕深センサとを備え、該設定
器の設定値とセンサの検出値の差に応じて油圧昇降機構
を昇降させて耕深制御するように構成したトラクタに於
て、該トラクタに前記耕深センサの非装着状態から装着
した状態を判別する手段を設け、更に、該判別手段によ
って耕深センサが装着されたことを判別したとき、前記
耕深制御を禁止する手段を設けたことを特徴とする対地
作業機の耕深制御装置の構成とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、図
2に示すように牽引車両としてのトラクタ1の後部に、
ロ−タリの如き対地作業機2を左右一対のリフトア−ム
3、3へ、左右のリフトロッド4、4を介して上下に揺
動する左右のロワ−リンク5、5及び中央上部のトップ
リンク6からなる作業機連結リンク7によって連結し、
且つ、この作業機連結リンク7は、そのリフトア−ム
3、3を油圧を用いたリフトシリンダ8によって昇降回
動させる油圧昇降機構9によって昇降動作するように構
成している。又、リフトシリンダ8への圧力油の給排制
御は、昇降スイッチS3の操作に伴い、マイクロコンピ
ュ−タの如きものによって構成しているCPU10の操
作指令が、上昇用駆動部11又は下降用駆動部12にて
増幅されて上昇用比例ソレノイド弁13又は下降用比例
ソレノイド弁14を開閉動作させて、これによってリフ
トシリンダ8にポンプ15の圧力油が供給されてリフト
ア−ム3、3が上昇し、又はリフトシリンダ8の圧力油
が排出されてリフトア−ム3、3が下降するように構成
されている。
【0007】更に、又、操縦席近傍に設けたポジション
レバ−I1及び回動型のポテンショメ−タの検出軸をリ
フトア−ム3に結合して形成したリフトア−ム角センサ
1を夫々CPU10によって接続して、前記ポジショ
ンレバ−I1の操作によって設定された設定値に、リフ
トア−ム角センサS1にて検出される高さ検出値が一致
するように、CPU10から昇降指令が上昇用駆動部1
1又は下降用駆動部12に出力して、これによって昇降
制御(ポジションコントロ−ル)が行われるものであ
る。
【0008】耕深自動制御用として、ボリュ−ムの如き
ものからなる耕深設定器I2を用いて操作員が設定した
耕深設定値に、対地作業機2の耕深センサS2にて検出
される耕深検出値が一致するまで、上昇用ソレノイド弁
13と下降用ソレノイド弁14は、ソレノイド部に加わ
る電流量に比例して圧力油の流通開口面積を開閉制御す
る比例ソレノイド弁を用いており、耕深設定値に対する
耕深検出値の差に比例した大きさの制御電流がCPU1
0から出力され、この制御電流値に比例したパルス幅の
パルス電流が上記ソレノイド弁に加わるように構成して
対地作業機2の昇降動作を為さしめて耕深制御を行わせ
ている。
【0009】又、図示例の耕深センサS2は、耕土表面
に摺接するリヤカバ−17の動きを、例えば直線移動型
のポテンショメ−タ18にて検出するようにしたものを
用いており、対地作業機2の機体後部へ上下回動可能に
蝶着されているリヤカバ−17は、耕耘作業が行われな
い吊上姿勢のときは、吊上ロッド19によって一定の高
さに保持されているが、吊上姿勢から対地作業機2の下
降に伴って接地すると上方へ回動して、この回動位置に
応じた耕深がポテンショメ−タ18にて検出されるので
ある。
【0010】又、図1の実施例図では、ポジション制御
と耕深(デプス)制御のミックス制御部を示している
が、前記CPU10はその他のミックス制御にも適用さ
れ、更に又、ミックス制御のみに限定されるべきでな
い。而して、この実施例図のミックス制御は作業モ−ド
切換盤Tにてポジション制御及び耕深制御に夫々切換え
られるのである。
【0011】又、運転席近傍には昇降用スイッチS3
設けられており、之は操作員の手動によって該昇降用ス
イッチS3が操作され、この操作に基づいて対地作業機
2を昇降せしめるようになっているのである。従って、
対地作業機2はポジションレバ−I1か或は、この昇降
用スイッチS3を操作員が手動にて操作することによ
り、該対地作業機2が昇降する外、耕深制御、ドラフト
制御等によって自動的に昇降するのである。
【0012】又、図1に示すように、耕深センサS2
CPU10間に、耕深センサS2の装着、非装着を区別
するための信号線Xを結線してある。尚、耕深センサS
2の装着という状態は、この耕深センサS2とCPU10
とを例えばハ−ネス或はカプラ等で接続している状態を
示し、非装着という状態は、例えば該カプラ等を引き抜
いてCPU10と耕深センサS2との接続がカットされ
た状態を示す。即ち、耕深制御によってロ−タリ作業を
行う場合、もし、耕深センサS2がロ−タリに装着され
ていないときは、該耕深センサS2を装着するのである
が、このように耕深センサS2の装着、非装着を区別す
るための手段として、前記信号線Xが耕深センサS2
CPU10間に設けられ、耕深センサS2の装着の有無
はCPU10にて判断されるようになっている。
【0013】そして、該耕深センサS2が、先ず、ロ−
タリに装着された当初は、前記信号線Xの入力によって
CPU10に設けられた制御部10aは耕深制御の作動
を禁止する。そして、該耕深制御の禁止手段を解除する
人為的解除手段として、例えば操作員がポジションレバ
−I1を操作し、この設定値とリフトア−ム角が一致し
たとき、始めて耕深制御が開始できるように前記制御部
10aからの操作指令が出力され、この指令に基づく動
作が行われるのである。
【0014】而して、この作動手順を図3のフロ−チャ
−トに従って述べる。ステップS1に於て、耕深センサ
(デプスセンサ)が対地作業機2に装着されたときは、
ステップS2に於て耕深制御の禁止手段の人為的解除操
作が行われたかどうか、即ち、リフトア−ム角一致フラ
ッグのセットがあったかどうかを判断し、リフトア−ム
角とポジションレバ−I1の設定値とが一致していると
判断されたときは、ステップS3に於て、耕深センサS
2の検出値と耕深設定器I2の設定値との差に応じたリフ
トア−ム3の昇降動作が決定され、この決定によってス
テップS4、S5、S6、S10によって夫々の相当す
る動作が為されるのである。
【0015】又、もし、ステップS2に於て、リフトア
−ム角一致フラグがセットされていないと判断したとき
は、リフトア−ム角とポジションレバ−I1の設定値と
が未だ一致していないのであるから、ステップS7に於
て、現在リフトア−ム角とポジションレバ−I1の設定
値とが一致したかどうかを判断し、もし、一致している
ときは、ステップS8に於てリフトア−ム角一致フラッ
グがセットされ、ステップS3に到って、耕深センサS
2と耕深設定器I2との差に応じたリフトア−ム3の昇降
動作が決定され、前記のように、ステップS4、S5、
S6、S10のように夫々相当する動作が行われるので
ある。
【0016】又、ステップS7に於て、未だ、リフトア
−ム角とポジションレバ−I1の設定値とが一致してい
ないときは、ステップS10に於て、リフトア−ム3の
昇降動作を停止している。更にステップS1に於て耕深
センサS2が非装着の状態をCPU10が判断したとき
は、ステップS9に於て、リフトア−ム角一致フラッグ
がリセットされ、依って、リフトア−ム3は、昇降動作
が禁止されるのである。 而して、耕深センサS2が非
装着状態から装着状態になった以降に於て、操作員によ
るポジションレバ−I1の操作が為され、リフトア−ム
角が一致したときは、前記のようにリフトア−ム角一致
フラッグがセットされ、その後、耕深制御が作動するの
であるが、このような操作指令は最初の一回だけ出力さ
れるものであり、従って、耕深センサS2の装着された
後、過去に於て一回でも前記ポジションレバ−I1の操
作が為され、耕深制御が行われたときは、前記耕深制御
の禁止及び作動を指令する制御部10aからの出力はな
く、全く、通常の耕深制御によるロ−タリ作業が行われ
るのである。 [発明の効果]この発明は前記の如く構成したものであ
って、耕深制御によるロ−タリ作業を行う場合に於て、
耕深センサを非装着状態から装着状態にしたとき、即
ち、耕深センサと制御部とを例えばハ−ネス或はカプラ
等にて接続する場合に於ては、該制御部にて耕深センサ
が非装着状態即ち、耕深センサと制御部とを前記ハ−ネ
ス或はカプラ等で接続していない状態から前記装着状態
に為されたことを判別し、該制御部に設けた禁止手段に
より耕深制御を禁止する。このときは、耕深センサの検
出値と設定器の設定値とに差を生じたとしても対地作業
機の作動部に対する制御が禁止されているので、該作動
部は作動しない。従って、耕深センサを装着し、且つ、
作動部等に取り付ける際に対地作業機が作動することが
なく、耕深センサの装着及び取付に対する危険を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御系のブロック図である。
【図2】対地作業機を装着したトラクタの側面図であ
る。
【図3】制御フロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 対地作業機 3 リフトア−ム 4 リフトロッド 7 作業機連結リンク 8 リフトシリンダ 9 油圧昇降機構 10 CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耕深設定器と耕深センサとを備え、該設定
    器の設定値とセンサの検出値の差に応じて油圧昇降機構
    を昇降させて耕深制御するように構成したトラクタに於
    て、該トラクタに前記耕深センサの非装着状態から装着
    した状態を判別する手段を設け、更に、該判別手段によ
    って耕深センサが装着されたことを判別したとき、前記
    耕深制御を禁止する手段を設けたことを特徴とする対地
    作業機の耕深制御装置。
JP17496794A 1994-07-27 1994-07-27 対地作業機の耕深制御装置 Expired - Lifetime JPH07112362B2 (ja)

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JPH07112362B2 JPH07112362B2 (ja) 1995-12-06

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