JPH0766031B2 - 検査装置 - Google Patents
検査装置Info
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- JPH0766031B2 JPH0766031B2 JP58126045A JP12604583A JPH0766031B2 JP H0766031 B2 JPH0766031 B2 JP H0766031B2 JP 58126045 A JP58126045 A JP 58126045A JP 12604583 A JP12604583 A JP 12604583A JP H0766031 B2 JPH0766031 B2 JP H0766031B2
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- measurement
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は各種半導体装置、例えばモノリシック、ハイブ
リッド半導体集積回路、モジュール回路の良否の検査、
各種特性を測定する際に用いられる検査装置に関する。
リッド半導体集積回路、モジュール回路の良否の検査、
各種特性を測定する際に用いられる検査装置に関する。
昨今の半導体集積回路に関する技術的動向の一つに、集
積回路の機能数の増加がある。例えば1個の半導体集積
回路(以下において単にICという。)について、ラジオ
受信機、テレビジョン受像機,音声記録再生用に使用可
能に構成されているものがある。またディジタル機能と
しては、いわゆるマイクロコンピュータ機能の増加した
ものがある。更に1個のICについて、アナログ機能を有
する各回路とディジタル機能を有する各回路とが構成さ
れているものもある。このように多機能、或いは複合機
能を有するICにおいては、ACパラメータ測定,DCパラメ
ータ測定を行なう際に、必然的に測定項目(検査項目)
が増加する。
積回路の機能数の増加がある。例えば1個の半導体集積
回路(以下において単にICという。)について、ラジオ
受信機、テレビジョン受像機,音声記録再生用に使用可
能に構成されているものがある。またディジタル機能と
しては、いわゆるマイクロコンピュータ機能の増加した
ものがある。更に1個のICについて、アナログ機能を有
する各回路とディジタル機能を有する各回路とが構成さ
れているものもある。このように多機能、或いは複合機
能を有するICにおいては、ACパラメータ測定,DCパラメ
ータ測定を行なう際に、必然的に測定項目(検査項目)
が増加する。
上述の如きパラメータ測定装置は、DCパラメータ測定部
が基本構成部となっているのが普通である。第1図は本
発明に先立って本発明者等によって検討された検査装置
のブロックダイヤグラムを示している。
が基本構成部となっているのが普通である。第1図は本
発明に先立って本発明者等によって検討された検査装置
のブロックダイヤグラムを示している。
マトリクス回路1のY軸には、IC2の外部接続端子(接
続ピン)Pがそれぞれ接続されている。なおIC2が28本
の接続ピンを有するものであれば、28本の接続ピンPが
すべて接続されるが、第1図では説明の便宜上そのうち
の数本について図示する。そしてマトリクス回路1のX
軸には、IC2に対する測定用電源e1〜e6が接続されてい
る。e1〜e6は電圧レベル,電流レベル等が異っているも
のとする。またY軸の出力端には、A/D変換器3,計測判
定回路4が接続されている。更にマトリクス回路1の各
Y軸と各X軸とのそれぞれの交点は、リードリレー(図
示せず)によって選択的に接続可能になされている。従
って例えばY1とX1との交点がリードリレーによって接続
されたとすれば、信号e1がIC2に供給される。そして増
幅回路2a,2bの出力信号が、Y2,X7の交点,Y3,X7の交点を
経由しA/D変換器3を介して計測判定回路4に供給され
る。この結果、計測判定回路4によって増幅回路2a,2b
の良否の検査が行なわれる。
続ピン)Pがそれぞれ接続されている。なおIC2が28本
の接続ピンを有するものであれば、28本の接続ピンPが
すべて接続されるが、第1図では説明の便宜上そのうち
の数本について図示する。そしてマトリクス回路1のX
軸には、IC2に対する測定用電源e1〜e6が接続されてい
る。e1〜e6は電圧レベル,電流レベル等が異っているも
のとする。またY軸の出力端には、A/D変換器3,計測判
定回路4が接続されている。更にマトリクス回路1の各
Y軸と各X軸とのそれぞれの交点は、リードリレー(図
示せず)によって選択的に接続可能になされている。従
って例えばY1とX1との交点がリードリレーによって接続
されたとすれば、信号e1がIC2に供給される。そして増
幅回路2a,2bの出力信号が、Y2,X7の交点,Y3,X7の交点を
経由しA/D変換器3を介して計測判定回路4に供給され
る。この結果、計測判定回路4によって増幅回路2a,2b
の良否の検査が行なわれる。
ところで上述の検査は、信号源e1に対する増幅回路2a,2
bの検査にすぎず、実際には必要に応じて信号源e2〜e6
の信号についても同様の検査を行なわなければならな
い。このためアナログ機能やディジタル機能を有するIC
を検査する場合、検査用の信号源が多数必要である。そ
して信号源に対応して、多数のリードリレーを設ける必
要もある。
bの検査にすぎず、実際には必要に応じて信号源e2〜e6
の信号についても同様の検査を行なわなければならな
い。このためアナログ機能やディジタル機能を有するIC
を検査する場合、検査用の信号源が多数必要である。そ
して信号源に対応して、多数のリードリレーを設ける必
要もある。
DCパラメータ測定は半導体素子テストとほぼ同様であっ
て、測定時間が短かい。しかしACパラメータ測定は、実
装回路とほぼ同様であって、外付けのL,C,R等により決
定される個有の時定数を有するため、一般にDCパラメー
タ測定に比較して非常に時間がかかる。それゆえ、ACパ
ラメータ測定をDCパラメータ測定への置換が行なわれ、
DCパラメータ測定項目は集積度向上にともない増加し、
経済性より測定速度の向上が検査装置の主要課題となっ
た。
て、測定時間が短かい。しかしACパラメータ測定は、実
装回路とほぼ同様であって、外付けのL,C,R等により決
定される個有の時定数を有するため、一般にDCパラメー
タ測定に比較して非常に時間がかかる。それゆえ、ACパ
ラメータ測定をDCパラメータ測定への置換が行なわれ、
DCパラメータ測定項目は集積度向上にともない増加し、
経済性より測定速度の向上が検査装置の主要課題となっ
た。
このため本願発明者等によってICの技術的動向と、これ
に対する検査装置の検討がなされた。そして従来の検査
装置には、 (1)、接続ピン1本当りの測定時間が長く、2〜3mse
cを要する。
に対する検査装置の検討がなされた。そして従来の検査
装置には、 (1)、接続ピン1本当りの測定時間が長く、2〜3mse
cを要する。
(2)、接続ピンの増加に対応して、マトリクス回路に
おけるリードリレーの数を増加させねばならず、回路構
成が複雑になる。
おけるリードリレーの数を増加させねばならず、回路構
成が複雑になる。
(3)、リードリレーについては、信頼度が低い上に、
高価であるため、装置全体がコスト高になる。
高価であるため、装置全体がコスト高になる。
(4)、測定結果をA−D変換器を介して連続的に計測
判定回路に供給しているため、全体の測定に時間がかか
る。
判定回路に供給しているため、全体の測定に時間がかか
る。
等の欠陥が判明した。
依って本発明の目的とするところは、半導体集積回路の
如きD.U.Tの各種測定,測定結果にもとづく良否の判
定、或いは検査を正確かつ高速度に行ない得る上に、低
コストで生産し得る半導体装置の如きD.U.Tの検査装置
を提供することにある。
如きD.U.Tの各種測定,測定結果にもとづく良否の判
定、或いは検査を正確かつ高速度に行ない得る上に、低
コストで生産し得る半導体装置の如きD.U.Tの検査装置
を提供することにある。
以下、本発明を適用した検査装置の一実施例を、第2図
〜第3図について説明する。なお第2図は検査装置の全
体の回路構成を示すブロックダイアグラム、第3図は検
査装置の一部を構成し、測定信号の発生と被測定ICへの
供給,測定結果の記録及び良否の判定を説明するため信
号受授回路の回路図である。
〜第3図について説明する。なお第2図は検査装置の全
体の回路構成を示すブロックダイアグラム、第3図は検
査装置の一部を構成し、測定信号の発生と被測定ICへの
供給,測定結果の記録及び良否の判定を説明するため信
号受授回路の回路図である。
先ず、第2図を参照して全体の回路構成を述べる。
10は制御回路であって、これには特にデジタル電子計算
機が用いられている。11はパターン信号発生器、12は精
密測定用電源とDCパラメータ測定部、13はモニター回路
である。14は時間測定回路、15はオーディオ信号発生
器、16は高周波(例えばVHF)信号発生器、17は映像信
号発生器である。なお時間測定回路14から映像信号発生
器17までは、オプションとして設けられるものであっ
て、測定項目によっては除去してもよく、更に他の装置
を用いてもよい。第2図の構成においては、パターン信
号発生器11,時間測定回路14乃至映像信号発生器17の使
用によって、夫々所定のACパラメータ測定を行うことが
できる。
機が用いられている。11はパターン信号発生器、12は精
密測定用電源とDCパラメータ測定部、13はモニター回路
である。14は時間測定回路、15はオーディオ信号発生
器、16は高周波(例えばVHF)信号発生器、17は映像信
号発生器である。なお時間測定回路14から映像信号発生
器17までは、オプションとして設けられるものであっ
て、測定項目によっては除去してもよく、更に他の装置
を用いてもよい。第2図の構成においては、パターン信
号発生器11,時間測定回路14乃至映像信号発生器17の使
用によって、夫々所定のACパラメータ測定を行うことが
できる。
本願発明の特徴に従って、デバイスアンダーテスト(以
下D.U.Tという)21としての被測定ICの複数の接続ピンT
l,Tm,Tnに対応して複数の信号受授回路20a,20b,20cが配
置されている。被測定装置としてのD.U.Tとは、当業者
間に周知なように、検査測定によって測定されるべきデ
バイス(回路素子もしくは電子回路)を意味する。
下D.U.Tという)21としての被測定ICの複数の接続ピンT
l,Tm,Tnに対応して複数の信号受授回路20a,20b,20cが配
置されている。被測定装置としてのD.U.Tとは、当業者
間に周知なように、検査測定によって測定されるべきデ
バイス(回路素子もしくは電子回路)を意味する。
ところで複数の信号受授回路20a,20b,20cは、コントロ
ールバス51を介して制御回路10から供給される制御信号
にもとづき以下に述べるような動作を行なう。なお、制
御回路10と信号受授回路20との間はデータバス50によっ
て結合されている。
ールバス51を介して制御回路10から供給される制御信号
にもとづき以下に述べるような動作を行なう。なお、制
御回路10と信号受授回路20との間はデータバス50によっ
て結合されている。
次に第3図について各信号受授回路20a,20b,20cの具体
的な回路構成,回路動作を述べる。
的な回路構成,回路動作を述べる。
さらに、本願発明は下記の特徴を有する、 (1) D.U.T21の接続ピンTl(Tm,Tn)の測定条件を設
定するための第1の信号発生器31と第2の信号発生器32
とが各信号受授回路20a(20b,20c)内に配置され、各信
号発生器31,32内においては測定条件の設定のための情
報はデジタル情報の形で記憶され、このデジタル情報は
D−A変換され、さらにこのD−A変換出力が測定条件
を定める。
定するための第1の信号発生器31と第2の信号発生器32
とが各信号受授回路20a(20b,20c)内に配置され、各信
号発生器31,32内においては測定条件の設定のための情
報はデジタル情報の形で記憶され、このデジタル情報は
D−A変換され、さらにこのD−A変換出力が測定条件
を定める。
(2) 第1の信号発生器31のD−A変換出力と第2の
信号発生器32のD−A変換出力のひとつを接続ピンTeの
測定条件として選択する手段31d,32dが配置されてい
る。
信号発生器32のD−A変換出力のひとつを接続ピンTeの
測定条件として選択する手段31d,32dが配置されてい
る。
(3) D.U.T21の接続ピンTl(Tm,Tn)の測定結果の良
否を判定するための第1の判定回路41と第2の判定回路
42とが各信号受授回路20a(20b,20c)内に配置され、各
判定回路41,42内においては良否を判定するための基準
値情報はデジタル情報の形で記憶され、このデジタル情
報はD−A変換され、さらにこのD−A変換出力と接続
ピンTl(Tm,Tn)の測定結果が比較される。
否を判定するための第1の判定回路41と第2の判定回路
42とが各信号受授回路20a(20b,20c)内に配置され、各
判定回路41,42内においては良否を判定するための基準
値情報はデジタル情報の形で記憶され、このデジタル情
報はD−A変換され、さらにこのD−A変換出力と接続
ピンTl(Tm,Tn)の測定結果が比較される。
(4) 制御回路10が各信号受授回路20a,20b,20cの動
作を制御する。
作を制御する。
上記特徴を有する本発明に従った検査装置は、下記の如
き多機能の応用形態で使用されることが可能である。
き多機能の応用形態で使用されることが可能である。
(5) 第1と第2の信号発生器31,32のD−A変換出
力の一方が接続ピンTl(Tm,Tn)の測定条件のひとつで
あるデジタル信号のハイレベルを定め、他方のD−A変
換出力が接続ピンTl(Tm,Tn)の他の測定条件であるデ
ジタル信号のローレベルを定める。上記ハイレベルとロ
ーレベルの切換は、アナログスイッチ31d,32dにより高
速度で実行される。
力の一方が接続ピンTl(Tm,Tn)の測定条件のひとつで
あるデジタル信号のハイレベルを定め、他方のD−A変
換出力が接続ピンTl(Tm,Tn)の他の測定条件であるデ
ジタル信号のローレベルを定める。上記ハイレベルとロ
ーレベルの切換は、アナログスイッチ31d,32dにより高
速度で実行される。
(6) もしくは、第1と第2の信号発生器31,32の少
なくともひとつのD−A変換出力が接続ピンTl(Tm,T
n)の測定条件であるアナログ直流信号の直流レベルを
定める。
なくともひとつのD−A変換出力が接続ピンTl(Tm,T
n)の測定条件であるアナログ直流信号の直流レベルを
定める。
(7) 第1の測定回路41は接続ピンTl(Tm,Tn)の測
定結果のひとつであるデジタル信号のローレベルが所定
の低基準値以下であるか否かを判定し、第2の判定回路
42は接続ピンTl(Tm,Tn)の測定結果の他のひとつであ
るデジタル信号のハイレベルが所定の高基準値以上であ
るか否かを判定する。
定結果のひとつであるデジタル信号のローレベルが所定
の低基準値以下であるか否かを判定し、第2の判定回路
42は接続ピンTl(Tm,Tn)の測定結果の他のひとつであ
るデジタル信号のハイレベルが所定の高基準値以上であ
るか否かを判定する。
(8) 第1の判定回路41は接続ピンTl(Tm,Tn)の測
定結果であるアナログ直流信号が所定の下限値以上であ
るか否かを判定し、第2の判定回路42は接続ピンTl(T
m,Tn)の測定結果である該アナログ直流信号が所定の上
限値以下であるか否かを判定する。
定結果であるアナログ直流信号が所定の下限値以上であ
るか否かを判定し、第2の判定回路42は接続ピンTl(T
m,Tn)の測定結果である該アナログ直流信号が所定の上
限値以下であるか否かを判定する。
(9) 制御回路10は信号受授回路20a,20b,20cが上記
(5)のデジタル測定条件設定、上記(6)のアナログ
測定条件設定、上記(7)のデジタル測定結果の判定あ
るいは上記(8)のアナログ測定結果の判定の少なくと
もひとつを選択的に実行することを指令する。
(5)のデジタル測定条件設定、上記(6)のアナログ
測定条件設定、上記(7)のデジタル測定結果の判定あ
るいは上記(8)のアナログ測定結果の判定の少なくと
もひとつを選択的に実行することを指令する。
さらに、可能な変形例としては、補助制御回路(図示せ
ず)が各信号受授回路20a(20b,20c)内に配置されてい
る。この補助制御回路は制御回路10によって制御され、
その結果上記した(5)デジタル測定条件の設定、
(6)アナログ測定条件の設定、(7)デジタル測定結
果の判定および(8)アナログ測定結果の判定のひとつ
を上記信号受授回路20a(20b,20c)に実行せしめる。
ず)が各信号受授回路20a(20b,20c)内に配置されてい
る。この補助制御回路は制御回路10によって制御され、
その結果上記した(5)デジタル測定条件の設定、
(6)アナログ測定条件の設定、(7)デジタル測定結
果の判定および(8)アナログ測定結果の判定のひとつ
を上記信号受授回路20a(20b,20c)に実行せしめる。
以下、本発明の実施例をより詳細に説明する。
第1の信号発生器31は、デジタル・メモリー回路31a、
デジタル−アナログ変換器(以下においてD−A変換器
という。)31b、出力信号(測定信号)の電圧レンジを
例えば2V〜30V程度までの間で段階的にかつ任意に切換
えられることを示す電圧レンジ切換用抵抗器VR1、負帰
還抵抗Rf1を含む電圧増幅器31c、アナログスイッチ31d
によって構成されている。なおメモリー回路31aには、
測定に必要な電圧レンジに対応したデジタル情報が記録
されている。そして制御回路10から、コントロールバス
51を介して供給される制御信号によって読み出しが行な
われ、この読み出しにもとづく電圧がD−A変換器31b
で発生し、レンジをVR1で定められて実際の出力電圧が
決定される。
デジタル−アナログ変換器(以下においてD−A変換器
という。)31b、出力信号(測定信号)の電圧レンジを
例えば2V〜30V程度までの間で段階的にかつ任意に切換
えられることを示す電圧レンジ切換用抵抗器VR1、負帰
還抵抗Rf1を含む電圧増幅器31c、アナログスイッチ31d
によって構成されている。なおメモリー回路31aには、
測定に必要な電圧レンジに対応したデジタル情報が記録
されている。そして制御回路10から、コントロールバス
51を介して供給される制御信号によって読み出しが行な
われ、この読み出しにもとづく電圧がD−A変換器31b
で発生し、レンジをVR1で定められて実際の出力電圧が
決定される。
第2の信号発生器32は、上記第1の信号発生器31と同様
の回路構成になされている。そしてパターン信号発生器
11から、ラインl0に任意の波形のパターン信号が供給さ
れると、このパターン信号がハイレベルの時、アナログ
スイッチ31dがオン状態に切換えられる。また上記パタ
ーン信号がローレベルの時、アナログスイッチ32dがオ
ン状態に切換えられる。かくして、第1の信号発生器31
によって、ラインl1に出力される信号のハイレベルが決
定され、一方の第2の信号発生器32によってラインl1に
出力される信号のローレベルが決定される。
の回路構成になされている。そしてパターン信号発生器
11から、ラインl0に任意の波形のパターン信号が供給さ
れると、このパターン信号がハイレベルの時、アナログ
スイッチ31dがオン状態に切換えられる。また上記パタ
ーン信号がローレベルの時、アナログスイッチ32dがオ
ン状態に切換えられる。かくして、第1の信号発生器31
によって、ラインl1に出力される信号のハイレベルが決
定され、一方の第2の信号発生器32によってラインl1に
出力される信号のローレベルが決定される。
増幅器33,34は、バッファアンプを構成するものである
が、増幅器34はスイッチSW1がオン状態の時、電流帰還
アンプとして作用する。抵抗器VR3は測定電流のレンジ
を設定するためのものである。クランパー38は、バッフ
ァーアンプとD.U.Tである被測定IC21の保護用であっ
て、ダイオードD1,D2,D3,D4によって構成されている。
スイッチSW3,SW4は、D.U.Tとしての被測定IC21の測定項
目によって選択的に切換えられるものである。なおT2,T
1はそれぞれ信号受授回路20a(20b,20c)のフィード端
子とセンス端子であり、被測定IC21の被測定IC21の接続
ピンTlにフィード端子T2及びセンス端子T1を接続する。
アナログスイッチ35は、電流測定を行なう際にオン状態
に切換えられ、アナログスイッチ36は電圧測定を行なう
際にオン状態に切換えられる。増幅回路37は電圧スケー
ル調整器として動作する。
が、増幅器34はスイッチSW1がオン状態の時、電流帰還
アンプとして作用する。抵抗器VR3は測定電流のレンジ
を設定するためのものである。クランパー38は、バッフ
ァーアンプとD.U.Tである被測定IC21の保護用であっ
て、ダイオードD1,D2,D3,D4によって構成されている。
スイッチSW3,SW4は、D.U.Tとしての被測定IC21の測定項
目によって選択的に切換えられるものである。なおT2,T
1はそれぞれ信号受授回路20a(20b,20c)のフィード端
子とセンス端子であり、被測定IC21の被測定IC21の接続
ピンTlにフィード端子T2及びセンス端子T1を接続する。
アナログスイッチ35は、電流測定を行なう際にオン状態
に切換えられ、アナログスイッチ36は電圧測定を行なう
際にオン状態に切換えられる。増幅回路37は電圧スケー
ル調整器として動作する。
下限制定回路41と上限設定回路42とは、本発明でいう判
定回路を構成するものであってD.U.Tとしての被測定IC2
1の良否の判定と、検査結果の記録とを行なうものであ
る。上限設定回路41は、電圧比較器41a,インバータ41b,
アンド回路41c,デジタル・メモリー回路41d,更に下限基
準電圧値が記録されているデジタル・メモリー回路41e,
メモリー回路41eの出力信号をD−A変換するD−A変
換器41fによって構成されている。
定回路を構成するものであってD.U.Tとしての被測定IC2
1の良否の判定と、検査結果の記録とを行なうものであ
る。上限設定回路41は、電圧比較器41a,インバータ41b,
アンド回路41c,デジタル・メモリー回路41d,更に下限基
準電圧値が記録されているデジタル・メモリー回路41e,
メモリー回路41eの出力信号をD−A変換するD−A変
換器41fによって構成されている。
上限設定回路42は、上記下限設定回路41と同様の回路構
成になされている。しかしデジタル・メモリー回路42e
に記憶されているデジタル情報に対応した電圧レベルは
上限基準電圧であって、上記デジタル・メモリー回路41
eに記録されているデジタル情報に対応した電圧レベル
よりも高レベルになされている。そしてラインl2には、
パターン信号発生器11からのパターン信号が供給され、
このパターン信号はアンド回路41c,42eの入力端子bに
それぞれ供給される。
成になされている。しかしデジタル・メモリー回路42e
に記憶されているデジタル情報に対応した電圧レベルは
上限基準電圧であって、上記デジタル・メモリー回路41
eに記録されているデジタル情報に対応した電圧レベル
よりも高レベルになされている。そしてラインl2には、
パターン信号発生器11からのパターン信号が供給され、
このパターン信号はアンド回路41c,42eの入力端子bに
それぞれ供給される。
直接測定回路43は、A−D変換器43aとその出力電圧を
記録するデジタル・メモリー回路43bとによって構成さ
れている。なおラインl3は、モニター回路13に測定結果
を伝達するためのものである。ラインl4は、任意の測定
信号を被測定IC21に供給するためのものである。ライン
l5は、アナログスイッチ35,36を測定項目に応じてオン
又はオフ状態に選択的に切換えるためのものである。
記録するデジタル・メモリー回路43bとによって構成さ
れている。なおラインl3は、モニター回路13に測定結果
を伝達するためのものである。ラインl4は、任意の測定
信号を被測定IC21に供給するためのものである。ライン
l5は、アナログスイッチ35,36を測定項目に応じてオン
又はオフ状態に選択的に切換えるためのものである。
次に所定の測定電圧が印加された時の被測定IC21の電流
特性を測定し、測定結果にもとづき良否を検査する場合
の回路動作を述べる。
特性を測定し、測定結果にもとづき良否を検査する場合
の回路動作を述べる。
この場合、スイッチSW1がオフ状態、スイッチSW2がオン
状態に切換えられる。またアナログスイッチ35がオン状
態、アナログスイッチ36はオフ状態に切換えられる。更
にスイッチSW3,SW4がオン状態、スイッチSW5が接点b側
に、スイッチSW6がオフ状態に切換えられる。従って被
測定IC21の接続ピンTeから得られる被測定信号が、モニ
ター回路13へ供給されることはない。
状態に切換えられる。またアナログスイッチ35がオン状
態、アナログスイッチ36はオフ状態に切換えられる。更
にスイッチSW3,SW4がオン状態、スイッチSW5が接点b側
に、スイッチSW6がオフ状態に切換えられる。従って被
測定IC21の接続ピンTeから得られる被測定信号が、モニ
ター回路13へ供給されることはない。
上述の状態で、スイッチ31dを介してラインl0に信号が
供給されると、第1の信号発生器31の測定電圧信号がラ
インl1に出力される。
供給されると、第1の信号発生器31の測定電圧信号がラ
インl1に出力される。
抵抗器VR3,スイッチSW4,フィード端子T2,センス端子T1,
スイッチSW3,SW2を介して増幅器33の出力端子から増幅
器33の反転入力端子(−)へ100パーセント電圧負帰還
ループが形成されているため、フィード端子T2の電圧ラ
インl0における測定電圧と等しくなる。かくして、接続
ピンTeにおける測定電圧が設定される。
スイッチSW3,SW2を介して増幅器33の出力端子から増幅
器33の反転入力端子(−)へ100パーセント電圧負帰還
ループが形成されているため、フィード端子T2の電圧ラ
インl0における測定電圧と等しくなる。かくして、接続
ピンTeにおける測定電圧が設定される。
上述の如く被測定IC21の接続ピンTeに測定電圧信号が供
給されると、抵抗器VR3の両端間に電流量に対応した電
圧降下が生じる。この電流量は、被測定IC21の特性の良
否によって変化し、その変化に対応した抵抗器VR3の電
圧降下分は、増幅器34に対し差動入力となる。故に上記
電圧降下分に対応してレベル変化する出力電圧信号I
Mが、増幅器34から発生される。すなわち、上記増幅器3
4,抵抗器VR3は、電流−電圧変換器として動作するもの
である。
給されると、抵抗器VR3の両端間に電流量に対応した電
圧降下が生じる。この電流量は、被測定IC21の特性の良
否によって変化し、その変化に対応した抵抗器VR3の電
圧降下分は、増幅器34に対し差動入力となる。故に上記
電圧降下分に対応してレベル変化する出力電圧信号I
Mが、増幅器34から発生される。すなわち、上記増幅器3
4,抵抗器VR3は、電流−電圧変換器として動作するもの
である。
上述の動作が行なわれると同時に、増幅器34の出力電圧
信号IMはアナログスイッチ35を介してラインlSに供給さ
れる。そして出力電圧信号IMは、電圧比較器41a,42a,A
−D変換器43aにそれぞれ供給される。
信号IMはアナログスイッチ35を介してラインlSに供給さ
れる。そして出力電圧信号IMは、電圧比較器41a,42a,A
−D変換器43aにそれぞれ供給される。
電圧比較器41aの入力端子bには、既に述べた如くメモ
リー回路41eに記録されているデジタル情報に対応した
基準電圧が供給されている。また電圧比較器42aについ
ても、入力端子bにはメモリー回路42eに記録されてい
たデジタル情報に対応した基準電圧が供給されている。
そして各基準電圧の電圧レベルが異っていることも既に
述べた。
リー回路41eに記録されているデジタル情報に対応した
基準電圧が供給されている。また電圧比較器42aについ
ても、入力端子bにはメモリー回路42eに記録されてい
たデジタル情報に対応した基準電圧が供給されている。
そして各基準電圧の電圧レベルが異っていることも既に
述べた。
従って電圧比較器41a,42aにおいて、上記各基準電圧と
出力信号IMとの電圧比較が行なわれる。ここで下限設定
回路41の回路動作から述べると、基準電圧よりも出力信
号IMの電圧レベルが高レベルの場合、電圧比較器41aか
らローレベルの出力信号が得られる。この出力信号はイ
ンバータ41bによってハイレベルに位相反転され、次段
のアンド回路41cの入力端子aに供給される。
出力信号IMとの電圧比較が行なわれる。ここで下限設定
回路41の回路動作から述べると、基準電圧よりも出力信
号IMの電圧レベルが高レベルの場合、電圧比較器41aか
らローレベルの出力信号が得られる。この出力信号はイ
ンバータ41bによってハイレベルに位相反転され、次段
のアンド回路41cの入力端子aに供給される。
ところで、アンド回路41cの入力端子bには、パターン
信号が供給されている。従って入力端子bが、上記パタ
ーン信号によってハイレベルになった時、アンド回路41
cからハイレベルの出力信号が得られ、このハイレベル
の出力信号がメモリー回路41dによって記録される。す
なわち、メモリー回路41dには、被測定IC21の電流特性
について、少なくとも出力電圧信号IMに変換された接続
ピンTeのアナログ直流電流がその許容範囲の下限レベル
よりは低下していないことが記録される。
信号が供給されている。従って入力端子bが、上記パタ
ーン信号によってハイレベルになった時、アンド回路41
cからハイレベルの出力信号が得られ、このハイレベル
の出力信号がメモリー回路41dによって記録される。す
なわち、メモリー回路41dには、被測定IC21の電流特性
について、少なくとも出力電圧信号IMに変換された接続
ピンTeのアナログ直流電流がその許容範囲の下限レベル
よりは低下していないことが記録される。
次に上限設定回路42について述べると、出力信号IM又は
VSに対しメモリー回路42に記憶されたデジタル情報に対
応したところの基準電圧の電圧レベルが高レベルであれ
ば、電圧比較器42aからローレベルの出力信号が得られ
る。この出力信号はインバータ42bによってハイレベル
に反転され、次段のアンド回路42cの入力端子aに供給
される。そして入力端子bに供給されるパターン信号が
ハイレベルの時、アンド回路42cからハイレベルの出力
信号が得られ、メモリー回路42dに記録される。
VSに対しメモリー回路42に記憶されたデジタル情報に対
応したところの基準電圧の電圧レベルが高レベルであれ
ば、電圧比較器42aからローレベルの出力信号が得られ
る。この出力信号はインバータ42bによってハイレベル
に反転され、次段のアンド回路42cの入力端子aに供給
される。そして入力端子bに供給されるパターン信号が
ハイレベルの時、アンド回路42cからハイレベルの出力
信号が得られ、メモリー回路42dに記録される。
以上の如く、増幅器34の出力信号IM又はVSの電圧レベル
が、良否判定の許容範囲内であれば、これが下限及び上
限レベルについてそれぞれ記録されることになる。そし
て出力信号IM又はVSの電圧レベルが、下限レベルよりも
低下したものであれば、メモリー回路41dにハイレベル
の電圧レベルが記録されない。また上限レベルについて
もまったく同様の動作が行なわれ、出力信号IM又はVSの
電圧レベルが上限レベルよりも更に高レベルであれば、
メモリー回路42dにハイレベル電圧レベルが記録されな
い。
が、良否判定の許容範囲内であれば、これが下限及び上
限レベルについてそれぞれ記録されることになる。そし
て出力信号IM又はVSの電圧レベルが、下限レベルよりも
低下したものであれば、メモリー回路41dにハイレベル
の電圧レベルが記録されない。また上限レベルについて
もまったく同様の動作が行なわれ、出力信号IM又はVSの
電圧レベルが上限レベルよりも更に高レベルであれば、
メモリー回路42dにハイレベル電圧レベルが記録されな
い。
ところで、出力信号VSについて下限及び上限レベルにつ
き良否の検査が行なわれている間、直接測定回路43にお
いて以下の如き動作が行なうことができる。すなわち、
出力信号VSはパターン信号の周期に対応したパルス状の
アナログ信号であるから、この出力信号IM又はVSはA−
D変換器43aによってディジタル化される。このディジ
タル信号のパルス数は、出力信号IM又はVSの電圧レベル
に対応して変化する。そして上記ディジタル信号は、メ
モリー回路43bに記録される。従ってメモリー回路43bに
記録されたディジタル信号を読み出せば、被測定IC21の
良否の判定データとは異ったデータが得られる。メモリ
ー回路41d,42d,43bに記録された信号、換言すれば被測
定IC21の良否を検査するためのデータは、データバス50
を介して制御回路10、(すなわち電子計算機)において
読み取られ、かつ表示される。
き良否の検査が行なわれている間、直接測定回路43にお
いて以下の如き動作が行なうことができる。すなわち、
出力信号VSはパターン信号の周期に対応したパルス状の
アナログ信号であるから、この出力信号IM又はVSはA−
D変換器43aによってディジタル化される。このディジ
タル信号のパルス数は、出力信号IM又はVSの電圧レベル
に対応して変化する。そして上記ディジタル信号は、メ
モリー回路43bに記録される。従ってメモリー回路43bに
記録されたディジタル信号を読み出せば、被測定IC21の
良否の判定データとは異ったデータが得られる。メモリ
ー回路41d,42d,43bに記録された信号、換言すれば被測
定IC21の良否を検査するためのデータは、データバス50
を介して制御回路10、(すなわち電子計算機)において
読み取られ、かつ表示される。
次に所定の測定電流における電圧測定を行なう際の回路
動作を述べる。
動作を述べる。
この場合、スイッチSW1はオン状態、スイッチSW2はオフ
状態に切換えられる。更にスイッチSW3,SW4がオン状態
に切換えられ、スイッチSW5は端子aに、スイッチSW6は
オフ状態に切換えられる。またアナログスイッチ35はオ
フ状態、アナログスイッチ36はオン状態に切換えられ
る。
状態に切換えられる。更にスイッチSW3,SW4がオン状態
に切換えられ、スイッチSW5は端子aに、スイッチSW6は
オフ状態に切換えられる。またアナログスイッチ35はオ
フ状態、アナログスイッチ36はオン状態に切換えられ
る。
ラインl1には、第1信号発生器31よりの所定電圧が電流
測定について述べた場合と同様の経緯で現われる。
測定について述べた場合と同様の経緯で現われる。
そして、増幅器33の出力信号は、抵抗VR3,スイッチSW4,
フィード端子T2を介して被測定IC21の希望する接続ピン
Tlに供給される。抵抗VR3とフィード端子T2に流れる増
幅器33の出力電流は下記の方法により決定されることが
できる。
フィード端子T2を介して被測定IC21の希望する接続ピン
Tlに供給される。抵抗VR3とフィード端子T2に流れる増
幅器33の出力電流は下記の方法により決定されることが
できる。
すなわち、抵抗VR3の電圧降下と増幅器34の電圧利得と
の積はラインl1の電圧と等しくなる。かくして、接続ピ
ンTeに流れる測定電流が決定される。
の積はラインl1の電圧と等しくなる。かくして、接続ピ
ンTeに流れる測定電流が決定される。
端子T1に現われた被測定電圧信号は、スイッチSW5を介
して増幅回路37に供給される。なお増幅回路37は、所定
の比率で増幅又は減衰の何れを行なうものであってよ
い。増幅回路37の出力信号VMは、オン状態に切換えられ
たアナログスイッチ36を介して、ラインlSに現われる。
そして出力信号VMは、電圧比較器41a,42aの各入力端子
a,A−D変換器43aに供給される。
して増幅回路37に供給される。なお増幅回路37は、所定
の比率で増幅又は減衰の何れを行なうものであってよ
い。増幅回路37の出力信号VMは、オン状態に切換えられ
たアナログスイッチ36を介して、ラインlSに現われる。
そして出力信号VMは、電圧比較器41a,42aの各入力端子
a,A−D変換器43aに供給される。
以下、下限設定回路41,上限設定回路42,直流測定回路43
が、電流測定について述べた場合と同様に動作する。従
って各メモリー回路41d,42d,43bには、被測定IC21の接
続ピンTlの電圧の良否を検査するためのデータが、読み
取り可能にメモリーされる。
が、電流測定について述べた場合と同様に動作する。従
って各メモリー回路41d,42d,43bには、被測定IC21の接
続ピンTlの電圧の良否を検査するためのデータが、読み
取り可能にメモリーされる。
次に測定信号をモニターする場合の回路動作を述べる。
この場合、スイッチSW3,SW4がオン状態に切換えられ、
スイッチSW5が接点b、スイッチSW6がオフ状態に切換え
られる。
この場合、スイッチSW3,SW4がオン状態に切換えられ、
スイッチSW5が接点b、スイッチSW6がオフ状態に切換え
られる。
被測定IC21には、電流測定及び電圧測定について述べた
如く制御信号が供給される。被測定IC21から得られる被
測定信号は、センス端子T1からスイッチSW5の接点b,ラ
インl3,スイッチSW7,アナログバス51を介してモニター
回路13に供給される。
如く制御信号が供給される。被測定IC21から得られる被
測定信号は、センス端子T1からスイッチSW5の接点b,ラ
インl3,スイッチSW7,アナログバス51を介してモニター
回路13に供給される。
なお本実施例において、増幅回路33から得られる測定信
号を被測定IC21に供給するようにしたが、これに換えて
外部の測定部と接続することも可能である。これは例え
ば精密測定用電源およびDCパラメータ測定部12(以下精
密測定部と称す)との接続の例で示されることができ
る。この場合、スイッチSW3,SW4がオフ状態に切換えら
れ、スイッチSW5が接点b、スイッチSW6がオン状態に切
換えられる。精密測定部12はスイッチSW8,ラインl4,ス
イッチSW6,フィード端子T2を介して、被測定IC21の所望
の接続ピンTlに供給される。そして、電圧又は電流は、
図1と同様にして計測することも可能としている。
号を被測定IC21に供給するようにしたが、これに換えて
外部の測定部と接続することも可能である。これは例え
ば精密測定用電源およびDCパラメータ測定部12(以下精
密測定部と称す)との接続の例で示されることができ
る。この場合、スイッチSW3,SW4がオフ状態に切換えら
れ、スイッチSW5が接点b、スイッチSW6がオン状態に切
換えられる。精密測定部12はスイッチSW8,ラインl4,ス
イッチSW6,フィード端子T2を介して、被測定IC21の所望
の接続ピンTlに供給される。そして、電圧又は電流は、
図1と同様にして計測することも可能としている。
次にディジタル測定を行なう場合の回路動作を述べる。
この場合、ラインl0,l2に測定タイミングを決定する制
御パルスが供給される。そして上記(5)のデジタル測
定条件設定および上記(7)のデジタル測定結果の判定
で説明したように電流測定時、及び電圧測定時と同様の
操作を行なうことによって、ディジタルファンクション
検査を行なうことも可能になる。本実施例においては、
被測定IC21の各接続ピンのうちひとつの接続ピンTlにつ
いての各種測定方法を述べた。しかし上述の各種測定
は、被測定IC21の他の接続ピンTm,Tnについて他の信号
受授回路20b,20cを用いることにより同時に行ない得
る。従って、ひとつの接続ピンTlについて、例えば電流
測定が行なわれている間、他の接続ピンTm,Tnについて
例えば他の増幅部の入,出力関係の測定を行なう。従っ
て両者の測定値にもとづく検査が同時に行ない得られ
る。更に、電源印加直後の接続試験,全端子のバイアス
試験やリーク試験など、従来個々従続的に実施していた
ものが、同時に測定判定でき、被測定IC21の良否を極め
て短時間に判定できる。また測定項目に対応して切換え
られるスイッチSW1〜SW9は、リードリレーによって構成
しても良い。なぜなら、使用頻度が少なく上記回路動作
に特に悪影響を及ぼさない。
御パルスが供給される。そして上記(5)のデジタル測
定条件設定および上記(7)のデジタル測定結果の判定
で説明したように電流測定時、及び電圧測定時と同様の
操作を行なうことによって、ディジタルファンクション
検査を行なうことも可能になる。本実施例においては、
被測定IC21の各接続ピンのうちひとつの接続ピンTlにつ
いての各種測定方法を述べた。しかし上述の各種測定
は、被測定IC21の他の接続ピンTm,Tnについて他の信号
受授回路20b,20cを用いることにより同時に行ない得
る。従って、ひとつの接続ピンTlについて、例えば電流
測定が行なわれている間、他の接続ピンTm,Tnについて
例えば他の増幅部の入,出力関係の測定を行なう。従っ
て両者の測定値にもとづく検査が同時に行ない得られ
る。更に、電源印加直後の接続試験,全端子のバイアス
試験やリーク試験など、従来個々従続的に実施していた
ものが、同時に測定判定でき、被測定IC21の良否を極め
て短時間に判定できる。また測定項目に対応して切換え
られるスイッチSW1〜SW9は、リードリレーによって構成
しても良い。なぜなら、使用頻度が少なく上記回路動作
に特に悪影響を及ぼさない。
一方、第1信号発生器31のデジタル・メモリ31a中又は
第2信号発生器32のデジタル・メモリ32a中には、アナ
ログ正弦波データより量子化されたデジタル情報が記録
されることができる。かくして、D−A変換器31b又32b
の出力から、シリアルにアナログ正弦波測定電圧を得る
ことができる。
第2信号発生器32のデジタル・メモリ32a中には、アナ
ログ正弦波データより量子化されたデジタル情報が記録
されることができる。かくして、D−A変換器31b又32b
の出力から、シリアルにアナログ正弦波測定電圧を得る
ことができる。
同様に、A−D変換器43aによってアナログ正弦波被測
定データを量子化することによって得られるデジタル情
報は直接測定回路43のデジタル・メモリ43b中に記録さ
れることができる。このデジタル・メモリ43b中のこの
デジタル情報は、位相,振幅,周波数成分に関して、制
御回路10(例えばデジタル計算機)によって解析される
ことができる。
定データを量子化することによって得られるデジタル情
報は直接測定回路43のデジタル・メモリ43b中に記録さ
れることができる。このデジタル・メモリ43b中のこの
デジタル情報は、位相,振幅,周波数成分に関して、制
御回路10(例えばデジタル計算機)によって解析される
ことができる。
以上の如く、本発明を適用した半導体装置の検査装置に
よれば、半導体装置の諸特性を同時に測定し得るので、
極めて短時間のうちに測定結果にもとづく良否の判定、
すなわち検査を行なうことができる。これらの効果は、
高集積化され、被測定デバイスのリードピン数が多くな
る程顕著になる。更に半導体装置の測定に必要な測定信
号と、これにもとづく検査結果とを記録しておくことが
できるので、測定項目毎に測定信号とこれに対応した測
定結果とを、情報としてその都度電子計算機に帰還させ
る必要がない。機械的構造のスイッチング素子数が少な
いので、装置全体の信頼度が向上するとともに、生産コ
ストを大巾に低減することができる。
よれば、半導体装置の諸特性を同時に測定し得るので、
極めて短時間のうちに測定結果にもとづく良否の判定、
すなわち検査を行なうことができる。これらの効果は、
高集積化され、被測定デバイスのリードピン数が多くな
る程顕著になる。更に半導体装置の測定に必要な測定信
号と、これにもとづく検査結果とを記録しておくことが
できるので、測定項目毎に測定信号とこれに対応した測
定結果とを、情報としてその都度電子計算機に帰還させ
る必要がない。機械的構造のスイッチング素子数が少な
いので、装置全体の信頼度が向上するとともに、生産コ
ストを大巾に低減することができる。
第1図は本発明に先立って本願発明者等によって検討さ
れた半導体装置を示す回路図、 第2図は本発明を適用した半導体装置の検査装置につき
全体の回路構成を示すブロックダイアグラム、 第3図は第2図の検査装置において測定動作、良否の検
査動作を説明するための信号受授回路の回路図である。
れた半導体装置を示す回路図、 第2図は本発明を適用した半導体装置の検査装置につき
全体の回路構成を示すブロックダイアグラム、 第3図は第2図の検査装置において測定動作、良否の検
査動作を説明するための信号受授回路の回路図である。
フロントページの続き (72)発明者 木村 和彦 東京都小平市上水本町1450番地 株式会社 日立製作所武蔵工場内 (56)参考文献 特開 昭53−143144(JP,A) 特公 平5−65830(JP,B2)
Claims (5)
- 【請求項1】被検査用集積回路(21)の測定を行なうべ
き各接続ピンに一対一対応してなる複数の信号授受回路
(20a,20b,20c)と、データバス(50)及びコントロー
ルバス(51)を介して上記複数の信号授受回路(20a,20
b,20c)と結合され信号授受回路(20a,20b,20c)を制御
する制御回路(10)とからなり、被検査用集積回路(2
1)のDCパラメータ測定を含む測定が可能な検査装置で
あって、 各信号授受回路(20a,20b,20c)は、被検査用集積回路
(21)の測定対象となる接続ピンに接続され該接続ピン
に信号を供給するためフィード端子(T2)及び被検査用
集積回路(21)から接続ピンへ出力される信号をセンス
するためのセンス端子(T1)を備えてなるとともに、測
定条件を設定するための第1及び第2の信号発生器(3
1,32)と、測定結果の良否を判定するための第1及び第
2の判定回路(41,42)と、直接測定回路(43)とを備
えてなり、 上記第1の信号発生回路(31)は、D−A変換されるデ
ータを上記データバス(50)を介して受ける第1メモリ
ー(31a)と、上記第1メモリーの出力を受ける第1D−
A変換器(31b)と、上記第1D−A変換器(31b)の出力
を受ける第1増幅手段(31c)と、上記第1増幅手段(3
1c)の出力を受けかつ上記コントロールバス(51)によ
って制御される第1アナログスイッチ(31d)とからな
り、 上記第2の信号発生器(32)は、D−A変換されるデー
タを上記データバス(50)を介して受ける第2メモリー
(32a)と、上記第2メモリーの出力を受ける第2D−A
変換器(32b)と、上記第2D−A変換器(32b)の出力を
受ける第2増幅手段(32c)と、第2増幅手段(32c)の
出力を受け上記コントロールバス(51)によって制御さ
れるようにされかつその出力が上記第1アナログスイッ
チ(31d)の出力と共通接続される第2アナログスイッ
チ(32d)とからなり、 上記第1アナログスイッチ(31d)と上記第2アナログ
スイッチ(32d)との上記共通接続点(l1)に非反転入
力端子が接続された第1増幅器(33)と、上記第1増幅
器(33)の出力端子と上記フィード端子(T2)との間に
接続される抵抗器(VR3)と、上記抵抗器(VR3)の端子
間電圧をその一対の入力端子間に受ける第2増幅器(3
4)と、上記第2増幅器(34)の出力と上記第1増幅器
(33)の反転入力端子との間に設けられた第1スイッチ
(SW1)とから構成され上記第1スイッチ(SW1)のオン
により電流−電圧変換として動作しかつ上記第1スイッ
チ(SW1)のオフによりバッファアンプとして動作する
結合手段(33,34,VR3,SW1)を設けてなり、 上記第1の判定回路(41)は、D−A変換されるべきデ
ータを上記データバス(50)を介して受ける第3メモリ
ー(41e)と、上記第3メモリーの出力を受ける第3D−
A変換器(41f)と、第3アナログスイッチ(35)を介
して上記第2増幅器(34)の出力が供給されかつ第4ア
ナログスイッチ(36)を介して上記センス端子(T1)の
信号に基づく信号が供給される一方の比較入力端子
(a)と、上記第3D−A変換器(41f)の出力が供給さ
れる他方の比較入力(b)とをもつ第1の電圧比較器
(41a)と、データバス(50)に結合され、かつ、パタ
ーン信号発生手段(11)からのパターン信号によって制
御されるゲート手段を介して上記第1の電圧比較器(41
a)の出力が供給される第4メモリー(41d)とからな
り、 上記第2の判定回路(42)は、D−A変換されるべきデ
ータを上記データバス(50)を介して受ける第5メモリ
ー(42e)と、上記第5メモリーの出力を受ける第4D−
A変換器(42f)と、第1の電圧比較器(41a)の上記一
方の比較入力端子(a)と共通接続された一方の比較入
力端子(a)と上記第4D−A変換器(42f)の出力が供
給される他方の比較入力端子(b)とをもつ第2の電圧
比較器(42a)と、データバス(50)に結合され、か
つ、パターン信号発生手段(11)からのパターン信号に
よって制御されるゲート手段を介して上記第2の電圧比
較器(42a)の出力が供給される第6メモリー(42d)と
からなり、 上記直接測定回路(43)は、上記第1、第2電圧比較器
(41a,42a)の上記一方の入力端子(a)の信号が供給
されかつ上記データバス(50)に結合されてなる第7メ
モリー(43b)とからなることを特徴とする検査装置。 - 【請求項2】上記複数の信号受授回路の少なくともひと
つ(20a)中の第1と第2デジタルメモリー(31a,32a)
にはそれぞれ第1と第2のデジタル情報が記憶され、そ
の結果上記第1と第2のD−A変換器(31b,32b)のい
ずれか一方の出力が測定する接続ピン(Tl)の測定条件
のひとつであるデジタル信号のハイレベルを定め、他方
の出力が該ひとつの接続ピン(Tl)の他の測定条件であ
るデジタル信号のローレベルを定めることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の検査装置。 - 【請求項3】上記複数の信号受授回路の少なくともひと
つ(20a)中の第1と第2のデジタルメモリー(31a,32
a)の少なくともひとつにはデジタル情報が記憶され、
その結果上記第1と第2のD−A変換器(31b,32b)の
少なくともひとつの出力が該ひとつの接続ピン(Tl)の
測定条件であるアナログ直流信号の直流レベルを定める
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の検査装
置。 - 【請求項4】上記複数の信号受授回路の少なくともひと
つ(20a)中で上記第1の判定回路(41)は該接続ピン
(Tl)の測定結果のひとつであるデジタル信号のローレ
ベルが所定の低基準以下であるか否かを判定し、第2の
判定回路(42)は該ひとつの接続ピン(Tl)の測定結果
の他のひとつであるデジタル信号のハイレベルが所定の
高基準値以上であるか否かを判定することを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の検査装置。 - 【請求項5】上記複数の信号受授回路の少なくともひと
つ(20a)中で上記第1の判定回路(41)は該接続ピン
(Tl)の測定結果であるアナログ直流信号が所定の下限
値以上であるか否かを判定し、上記第2の判定回路(4
2)は該アナログ直流信号が所定の上限値以下であるか
否かを判定することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58126045A JPH0766031B2 (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58126045A JPH0766031B2 (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6018780A JPS6018780A (ja) | 1985-01-30 |
JPH0766031B2 true JPH0766031B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=14925286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58126045A Expired - Lifetime JPH0766031B2 (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0766031B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005195600A (ja) * | 2004-01-02 | 2005-07-21 | Samsung Electronics Co Ltd | 被試験装置の内部インピーダンス変化に関係ない電流ソースを有するテスト刺激信号を発生させる装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6314445A (ja) * | 1986-07-04 | 1988-01-21 | Nec Corp | 集積回路 |
JPH01257344A (ja) * | 1988-04-07 | 1989-10-13 | Nec Corp | 半導体集積回路 |
JP3017484U (ja) * | 1995-04-27 | 1995-10-31 | コマニー株式会社 | 仮設ユニットハウスの側壁パネル建て込み構造 |
JP2002040098A (ja) | 2000-07-24 | 2002-02-06 | Advantest Corp | 試験装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS53143144A (en) * | 1977-05-20 | 1978-12-13 | Nec Corp | Test unit for logical function |
-
1983
- 1983-07-13 JP JP58126045A patent/JPH0766031B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005195600A (ja) * | 2004-01-02 | 2005-07-21 | Samsung Electronics Co Ltd | 被試験装置の内部インピーダンス変化に関係ない電流ソースを有するテスト刺激信号を発生させる装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6018780A (ja) | 1985-01-30 |
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