JPH076525Y2 - 回転検出器 - Google Patents

回転検出器

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JPH076525Y2
JPH076525Y2 JP3484489U JP3484489U JPH076525Y2 JP H076525 Y2 JPH076525 Y2 JP H076525Y2 JP 3484489 U JP3484489 U JP 3484489U JP 3484489 U JP3484489 U JP 3484489U JP H076525 Y2 JPH076525 Y2 JP H076525Y2
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JP
Japan
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bearing
casing
rotor
outer ring
stator
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JP3484489U
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JPH02128568U (ja
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佳尚 福沢
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、回転検出器に関し、特に、振動及び衝撃の激
しい場所で用いる場合の荷重による軸受の破損及び熱膨
張の差による構造の破損等を防止し、常に安定した回転
検出機能を有することができるようにするための新規な
改良に関する。
b.従来の技術 従来、用いられていたこの種の回転検出器としては種々
あるが、その中で代表的なものについて述べると、ここ
では、その従来構成を示す文献名を挙げていないが、第
2図にて示す本出願人が社内で製造していた構成を開示
することができる。
すなわち、第2図において符号1で示されるものは全体
形状が筒形をなすケーシングであり、このケーシング1
の内壁1aには、回転トランス用ステータ巻線2aを有する
回転トランス用ステータ2及びステータ巻線3aを有する
ステータ3が軸方向に配設されている。
前記回転トランス用ステータ巻線2aには励磁信号入力線
4が接続されると共に、前記ステータ巻線3aには信号出
力線5が接続されている。
前記ケーシング1の両端に設けられた第1軸受6及び第
2軸受7には回転軸8が回転自在に設けられており、こ
の回転軸8上には、回転トランス用ロータ巻線9aを有す
る回転トランス用ロータ9及びロータ巻線10aを有する
ロータ10が軸方向に配設されている。
前記第1軸受6は、第1軸受外輪6a及び第1軸受内輪6b
とからなり、第1軸受外輪6aはケーシング1の前蓋部1b
に固定され、第1軸受内輪6bは回転軸8に固定されてい
る。
前記第2軸受7は、第2軸受外輪7a及び第2軸受内輪7b
とからなり、第2軸受外輪7aはケーシング1の後蓋部1c
に固定され、第2軸受内輪7bは回転軸8に固定されてい
る。
前記回転トランス用ステータ2と回転トランス用ロータ
9とによって回転トランス11を構成し、前記ステータ3
とロータ10とによって、レゾルバまたはシンクロからな
る回転検出部12を構成している。
c.考案が解決しようとする課題 従来の回転検出器は、以上のように構成されていたた
め、次のような課題を有していた。
すなわち、第1軸受及び第2軸受における外輪及び内輪
が、ケーシング及び回転軸に固定され、予圧用の調整ワ
ッシャ(又は波形ワッシャ、スプリング)を使用して予
圧を加えているが、例えば、製鉄所や圧延ライン及びプ
レス等の特に振動や衝撃の激しい場所で使用し、外部か
ら振動及び衝撃が加えられた場合、(ロータ重量×振動
加速度)の荷重が軸受に加えられるが、各軸受が十分な
強度を有していても、調整ワッシャや波形ワッシャが疲
労し、破損を起こし、回転検出器としての機能がなくな
ることがあった。
又、各軸受内輪が回転軸によって押され、各軸受外輪が
ケーシングによって押されているため、熱膨張の違いに
より、軸受に過大な力が加わったり、逆に、回転軸に遊
びが発生すること、及び、ロータとステータの振動モー
ドの違いによって前述と同様の問題が発生していた。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされた
もので、特に、振動及び衝撃の激しい場所で用いる場合
の荷重による軸受の破損や熱膨張の差による構造の破損
を防止し、常に安定した回転検出機能を有することがで
きるようにした回転検出器を提供することを目的とす
る。
d.課題を解決するための手段 本考案による回転検出器は、回転軸に設けられ回転トラ
ンス用ロータ巻線を有する回転トランス用ロータ及びロ
ータ巻線を有するロータと、前記回転軸を第1軸受及び
第2軸受を介して保持するためのケーシングと、前記ケ
ーシングに設けられ回転トランス用ステータ巻線を有す
る回転トランス用ステータ及びステータ巻線を有するス
テータとを備えたものにおいて、前記第1軸受を構成す
る第1軸受外輪及び第1軸受内輪と、前記第2軸受を構
成する第2軸受外輪及び第2軸受内輪とを備え、前記第
1軸受内輪及び第1軸受外輪は回転軸及びケーシングに
固定され、第2軸受内輪は回転軸に固定されると共に第
2軸受外輪はケーシングに対してフリー状態にされた構
成である。
e.作用 本考案による回転検出器においては、一方の第1軸受が
ケーシングと回転軸に固定されており、第2軸受の第2
軸受外輪のみがケーシングに対してフリー状態に構成さ
れているため、外部からの荷重が加わった場合には、ケ
ーシングと第2軸受外輪との間で逃げることができ、各
軸受への過大な荷重を避けることができる。
又、ケーシングと回転軸の熱膨張が異なった場合におい
ても、前述と同様に、ケーシングと第2軸受外輪との間
で逃げることができ、軸受の損傷を防止することができ
る。
f.実施例 以下、図面と共に本考案による回転検出器の好適な実施
例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説
明する。
第1図は本考案による回転検出器を示す断面図である。
図において、符号1で示されるものは全体形状が筒形を
なすケーシングであり、このケーシング1の内壁1aに
は、回転トランス用ステータ巻線2aを有する回転トラン
ス用ステータ2及びステータ巻線3aを有するステータ3
が軸方向に配設されている。
前記回転トランス用ステータ巻線2aには励磁信号入力線
4が接続されると共に、前記ステータ巻線3aには信号出
力線5が接続され、これらの励磁信号入力線4及び信号
出力線5は、前記ケーシング1のほぼ中央位置に形成さ
れた案内孔20に設けられたブッシュ21を貫通して外部に
導出されている。
前記ケーシング1の両端に設けられた第1軸受6及び第
2軸受7には回転軸8が回転自在に設けられており、こ
の回転軸8上には、回転トランス用ロータ巻線9aを有す
る回転トランス用ロータ9及びロータ巻線10aを有する
ロータ10が軸方向に配設されている。
前記第1軸受6は、第1軸受外輪6a及び第1軸受内輪6b
とからなり、第1軸受外輪6aはケーシング1に固定さ
れ、第1軸受内輪6bは回転軸8に固定されている。
前記第2軸受7は、第2軸受外輪7a及び第2軸受内輪7b
とからなり、第2軸受外輪7aはケーシングに対して何ら
固定されていない可動状態に保持され、第2軸受内輪7b
は回転軸8に固定されている。
前記回転トランス用ステータ2と回転トランス用ロータ
9とによって回転トランス11を構成し、前記ステータ3
とロータ10とによって、レゾルバ又はシンクロからなる
回転検出部12を構成している。
以上のような構成において、励磁信号入力線4から励磁
信号を入力すると、この励磁信号は、回転トランス用ス
テータ巻線2aから回転トランス用ロータ巻線9a及び接続
線(図示せず)を介してロータ巻線10aに供給され、ロ
ータ10の回転に伴う回転位置検出信号がステータ巻線3a
から信号出力線5を介して外部に取り出される。
又、前述の回転検出器を、例えば、製鉄所の圧延ライン
や振動及び衝撃の激しい場所で使用した場合、第2軸受
7の第2軸受外輪7aがケーシング1とフリー状態(間隙
Aを軸方向に有している)であるため、振動によって回
転軸8に大きい衝撃が加わった場合でも、第2軸受外輪
7aとケーシング1との間で逃げることができ、軸受6及
び7の損傷を防止することができる。
又、ケーシング1と回転軸8の熱膨張の差が生じた場合
でも、第2軸受外輪7aとケーシング1との間で逃げるこ
とができ、軸受6及び7の損傷を防止することができ
る。
尚、軸受の保持は、ケーシングに直接又は前蓋及び後蓋
に設けた場合も全く同じ作用を得ることができるもので
ある。
g.考案の効果 本考案による回転検出器は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、一方の軸受の外輪のみがケーシングに対して
フリー状態に構成されているため、振動や熱膨張の差に
よって回転軸が移動する場合でも、一方の軸受が逃げる
ことにより、軸受の損傷を未然に防止し、過酷な条件下
においても、安定した回転位置検出を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による回転検出器を示す断面図、第2図
は従来の回転検出器を示す断面図である。 1はケーシング、6は第1軸受、6aは第1軸受外輪、6b
は第1軸受内輪、7は第2軸受、7aは第2軸受外輪、7b
は第2軸受内輪、8は回転軸、9は回転トランス用ロー
タ、9aは回転トランス用ロータ巻線、10はロータ、10a
はロータ巻線である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸(8)に設けられ回転トランス用ロ
    ータ巻線(9a)を有する回転トランス用ロータ(9)及
    びロータ巻線(10a)を有するロータ(10)と、前記回
    転軸(8)を第1軸受(6)及び第2軸受(7)を介し
    て保持するためのケーシング(1)と、前記ケーシング
    (1)に設けられ回転トランス用ステータ巻線(2a)を
    有する回転トランス用ステータ(2)及びステータ巻線
    (3a)を有するステータ(3)とを備えた回転検出器に
    おいて、前記第1軸受(6)を構成する第1軸受外輪
    (6a)及び第1軸受内輪(6b)と、前記第2軸受(7)
    を構成する第2軸受外輪(7a)及び第2軸受内輪(7b)
    とを備え、前記第1軸受内輪(6b)は前記回転軸(8)
    に固定されると共に前記第1軸受外輪(6a)は前記ケー
    シング(1)に固定され、前記第2軸受内輪(7b)は前
    記回転軸(8)に固定されると共に前記第2軸受外輪
    (7a)は前記ケーシング(1)に対して可動状態に構成
    されていることを特徴とする回転検出器。
JP3484489U 1989-03-29 1989-03-29 回転検出器 Expired - Lifetime JPH076525Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3484489U JPH076525Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 回転検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3484489U JPH076525Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 回転検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02128568U JPH02128568U (ja) 1990-10-23
JPH076525Y2 true JPH076525Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31539674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3484489U Expired - Lifetime JPH076525Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 回転検出器

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JP (1) JPH076525Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPH02128568U (ja) 1990-10-23

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