JP2001309630A - 角度検出器構造 - Google Patents
角度検出器構造Info
- Publication number
- JP2001309630A JP2001309630A JP2000120831A JP2000120831A JP2001309630A JP 2001309630 A JP2001309630 A JP 2001309630A JP 2000120831 A JP2000120831 A JP 2000120831A JP 2000120831 A JP2000120831 A JP 2000120831A JP 2001309630 A JP2001309630 A JP 2001309630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- angle detector
- rotor
- shaft
- coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、輪状ロータを支持する第１回転軸
にカップリング部を介して第２回転軸を結合することに
より、被検出軸からの振れや振動を輪状ロータに伝達し
ないようにすることを目的とする。 【解決手段】 本発明による角度検出器構造は、ロータ
(5)を支持すめ第１回転軸(4)に同軸配置された第２回転
軸(11)と、第１、第２回転軸(4,11)間に設けられた自在
カップリング(30)とよりなる構成である。
にカップリング部を介して第２回転軸を結合することに
より、被検出軸からの振れや振動を輪状ロータに伝達し
ないようにすることを目的とする。 【解決手段】 本発明による角度検出器構造は、ロータ
(5)を支持すめ第１回転軸(4)に同軸配置された第２回転
軸(11)と、第１、第２回転軸(4,11)間に設けられた自在
カップリング(30)とよりなる構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、角度検出器構造に
関し、特に、ロータを回転させるための回転軸を同軸二
軸状とし、各回転軸間に自在カップリングを設けること
により、被検出軸側の変位を自在カップリングで吸収
し、被検出軸と検出器との間の長さを短縮し、角度検出
精度の向上及び信頼性の向上を得るようにするための新
規な改良に関する。
関し、特に、ロータを回転させるための回転軸を同軸二
軸状とし、各回転軸間に自在カップリングを設けること
により、被検出軸側の変位を自在カップリングで吸収
し、被検出軸と検出器との間の長さを短縮し、角度検出
精度の向上及び信頼性の向上を得るようにするための新
規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の可変リラ
クタンス型のレゾルバとしては、図４に示される特開平
９−１０３０５９号公報の構成を挙げることができる。
すなわち、図４において符号１で示されるものはステー
タ巻線２を有する輪状ステータであり、この輪状ステー
タ１の外周は輪状ケース３により保持されている。この
輪状ステータ１の内側には、中空軸４に保持された輪状
ロータ５が回転自在に設けられている。
クタンス型のレゾルバとしては、図４に示される特開平
９−１０３０５９号公報の構成を挙げることができる。
すなわち、図４において符号１で示されるものはステー
タ巻線２を有する輪状ステータであり、この輪状ステー
タ１の外周は輪状ケース３により保持されている。この
輪状ステータ１の内側には、中空軸４に保持された輪状
ロータ５が回転自在に設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のレゾルバは、以
上のように構成されていたため、次のような課題が存在
していた。すなわち、輪状ステータの外周にケースを設
けていると共に、この輪状ステータの内側に設けた中空
軸に被検出軸を直接接続していたため、この被検出軸が
偏心した場合には直接中空軸が偏心し、角度検出の精度
誤差となっていた。また、図示していないが、中空軸と
被検出軸との間に市販の自在接手を介する場合がある
が、この場合には、自在接手の長さが長く形状も大きい
ため、検出器と被検出軸との間の長さが長くなってい
た。
上のように構成されていたため、次のような課題が存在
していた。すなわち、輪状ステータの外周にケースを設
けていると共に、この輪状ステータの内側に設けた中空
軸に被検出軸を直接接続していたため、この被検出軸が
偏心した場合には直接中空軸が偏心し、角度検出の精度
誤差となっていた。また、図示していないが、中空軸と
被検出軸との間に市販の自在接手を介する場合がある
が、この場合には、自在接手の長さが長く形状も大きい
ため、検出器と被検出軸との間の長さが長くなってい
た。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ロータを回転させるための
回転軸を同軸二軸状とし、各回転軸間に自在カップリン
グを設けることにより、被検出軸側の変位をカップリン
グで吸収し、被検出軸と検出器との間の長さを短縮し、
角度検出精度の向上及び信頼性の向上を得るようにした
角度検出器構造を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、ロータを回転させるための
回転軸を同軸二軸状とし、各回転軸間に自在カップリン
グを設けることにより、被検出軸側の変位をカップリン
グで吸収し、被検出軸と検出器との間の長さを短縮し、
角度検出精度の向上及び信頼性の向上を得るようにした
角度検出器構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による角度検出器
構造は、ステータ巻線を有する輪状ステータの内側に、
ロータを回転自在に配設した構成よりなる角度検出器構
造において、前記ロータを支持する第１回転軸と、前記
第１回転軸に同軸状に設けられた第２回転軸と、前記第
１、第２回転軸間に設けられた自在カップリングとを備
えた構成であり、また、前記第１、第２回転軸に形成さ
れ、半径方向に延設された第１、第２フランジ部を有
し、前記第１、第２フランジ部は互いに軸方向に沿って
接合している構成であり、また、前記自在カップリング
は、オルダムカップリングよりなる構成である。
構造は、ステータ巻線を有する輪状ステータの内側に、
ロータを回転自在に配設した構成よりなる角度検出器構
造において、前記ロータを支持する第１回転軸と、前記
第１回転軸に同軸状に設けられた第２回転軸と、前記第
１、第２回転軸間に設けられた自在カップリングとを備
えた構成であり、また、前記第１、第２回転軸に形成さ
れ、半径方向に延設された第１、第２フランジ部を有
し、前記第１、第２フランジ部は互いに軸方向に沿って
接合している構成であり、また、前記自在カップリング
は、オルダムカップリングよりなる構成である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による角
度検出器構造の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用
いる。図１及び図２において符号３で示されるものは、
ＶＲレゾルバ、回転トランス付レゾルバ等である角度検
出器１００において断面がコ字型をなすと共に輪状に形
成されたケースであり、このケース３の内壁３ａには、
励磁及び出力用を構成するためのステータ巻線２を有す
る輪状ステータ１が設けられ、この輪状ステータ１はケ
ース３の端面に設けられた蓋１０によって所定位置に位
置決めされている。
度検出器構造の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用
いる。図１及び図２において符号３で示されるものは、
ＶＲレゾルバ、回転トランス付レゾルバ等である角度検
出器１００において断面がコ字型をなすと共に輪状に形
成されたケースであり、このケース３の内壁３ａには、
励磁及び出力用を構成するためのステータ巻線２を有す
る輪状ステータ１が設けられ、この輪状ステータ１はケ
ース３の端面に設けられた蓋１０によって所定位置に位
置決めされている。
【０００７】前記輪状ステータ１の内側には、磁性材料
よりなり巻線を有しない輪状のロータ５を有する中空状
の第１回転軸４が回転自在に設けられ、この第１回転軸
４の内側には中空状の第２回転軸１１が同軸状に回転自
在に設けられている。前記第１回転軸４の端部には、半
径方向に延設された第１フランジ部４Ａが形成され、前
記第２回転軸１１の端部には、半径方向に延設された第
２フランジ部１１Ａが形成されている。
よりなり巻線を有しない輪状のロータ５を有する中空状
の第１回転軸４が回転自在に設けられ、この第１回転軸
４の内側には中空状の第２回転軸１１が同軸状に回転自
在に設けられている。前記第１回転軸４の端部には、半
径方向に延設された第１フランジ部４Ａが形成され、前
記第２回転軸１１の端部には、半径方向に延設された第
２フランジ部１１Ａが形成されている。
【０００８】前記第１、第２フランジ部４Ａ、１１Ａ
は、軸方向に沿って互いに相対移動自在に接合してお
り、前記各フランジ部４Ａ、１１Ａ間には、輪状に形成
された板状のカップリング部１２が設けられている。
は、軸方向に沿って互いに相対移動自在に接合してお
り、前記各フランジ部４Ａ、１１Ａ間には、輪状に形成
された板状のカップリング部１２が設けられている。
【０００９】前記第１、第２回転軸４、１１は、図３で
示されるように、カップリング部１２の第１〜第４凹部
２０〜２３と係合することにより、オルダムカップリン
グをなす自在カップリング３０を構成している。すなわ
ち、第１回転軸４の第１、第２凸部３１、３２は前記第
２、第４凹部２１、２３に係合してＸ方向移動機構４０
を構成し、第２回転軸１１の第３、第４凸部３３、３４
は前記第１、第３凹部２０、２２に係合してＹ方向移動
機構５０を構成している。
示されるように、カップリング部１２の第１〜第４凹部
２０〜２３と係合することにより、オルダムカップリン
グをなす自在カップリング３０を構成している。すなわ
ち、第１回転軸４の第１、第２凸部３１、３２は前記第
２、第４凹部２１、２３に係合してＸ方向移動機構４０
を構成し、第２回転軸１１の第３、第４凸部３３、３４
は前記第１、第３凹部２０、２２に係合してＹ方向移動
機構５０を構成している。
【００１０】前記Ｘ方向移動機構４０は、図３に示され
るように、第１凸部３１と第４凹部２３との係合により
はめあいが−Ｘとなり、第２凸部３２と第２凹部２１と
の係合によりはめあいが＋Ｘとなるように構成されてい
る。前記Ｙ方向移動機構５０は、図３に示されるよう
に、第３凸部３３と第１凹部２０との係合によりはめあ
いが＋Ｙとなり、第４凸部３４と第３凹部２２との係合
によりはめあいが−Ｙとなるように構成されている。従
って、前述の各機構４０、５０によって＋−Ｘ方向及び
＋−Ｙ方向に各回転軸４、１１が相対移動可能となるこ
とにより、第２回転軸１１に接続された被検出軸６０が
ＸＹ方向に振れや振動を起こした場合でも、この振れや
振動は自在カップリング３０によって吸収され、第１回
転軸４側すなわちロータ５側には伝達されず、安定した
角度検出を行うことができる。なお、本発明は、ＶＲレ
ゾルバの場合について述べたが、ＶＲ型でないレゾルバ
及び回転トランス付レゾルバにも適用できる。また、輪
状のロータの場合について述べたが、輪状でない場合も
可能であり、巻線をロータに有する場合と有しない場合
も可能である。
るように、第１凸部３１と第４凹部２３との係合により
はめあいが−Ｘとなり、第２凸部３２と第２凹部２１と
の係合によりはめあいが＋Ｘとなるように構成されてい
る。前記Ｙ方向移動機構５０は、図３に示されるよう
に、第３凸部３３と第１凹部２０との係合によりはめあ
いが＋Ｙとなり、第４凸部３４と第３凹部２２との係合
によりはめあいが−Ｙとなるように構成されている。従
って、前述の各機構４０、５０によって＋−Ｘ方向及び
＋−Ｙ方向に各回転軸４、１１が相対移動可能となるこ
とにより、第２回転軸１１に接続された被検出軸６０が
ＸＹ方向に振れや振動を起こした場合でも、この振れや
振動は自在カップリング３０によって吸収され、第１回
転軸４側すなわちロータ５側には伝達されず、安定した
角度検出を行うことができる。なお、本発明は、ＶＲレ
ゾルバの場合について述べたが、ＶＲ型でないレゾルバ
及び回転トランス付レゾルバにも適用できる。また、輪
状のロータの場合について述べたが、輪状でない場合も
可能であり、巻線をロータに有する場合と有しない場合
も可能である。
【００１１】
【発明の効果】本発明による角度検出器構造は、以上の
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、ロータを有する第１回転軸に対し
て第２回転軸が同軸状に配設され、各軸間にカップリン
グ部が設けられて自在カップリングが形成されているた
め、被検出軸からの振動や振れはロータ側に伝達される
ことがなく、高精度の角度検出と長寿命化を達成し、か
つ、軸方向長をコンパクト化し、コストダウンも達成で
きる。
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、ロータを有する第１回転軸に対し
て第２回転軸が同軸状に配設され、各軸間にカップリン
グ部が設けられて自在カップリングが形成されているた
め、被検出軸からの振動や振れはロータ側に伝達される
ことがなく、高精度の角度検出と長寿命化を達成し、か
つ、軸方向長をコンパクト化し、コストダウンも達成で
きる。
【図１】本発明による角度検出器構造を示す正面図であ
る。
る。
【図２】図１のＡ−Ｏ−Ａ断面図である。
【図３】図２の自在カップリングを示す分解構成図であ
る。
る。
【図４】従来構成を示す断面図である。
１ 輪状ステータ ２ ステータ巻線 ４ 第１回転軸 ４Ａ 第１フランジ部 ５ ロータ １１ 第２回転軸 １１Ａ 第２フランジ部 ３０ 自在カップリング
Claims (3)
- 【請求項１】 ステータ巻線(2)を有する輪状ステータ
(1)の内側に、ロータ(5)を回転自在に配設した構成より
なる角度検出器構造において、前記ロータ(5)を支持す
る第１回転軸(4)と、前記第１回転軸(4)に同軸状に設け
られた第２回転軸(11)と、前記第１、第２回転軸(4,11)
間に設けられた自在カップリング(30)とを備えたことを
特徴とする角度検出器構造。 - 【請求項２】 前記第１、第２回転軸(4,11)に形成さ
れ、半径方向に延設された第１、第２フランジ部(4A,11
A)を有し、前記第１、第２フランジ部(4A,11A)は互いに
軸方向に沿って接合していることを特徴とする請求項１
記載の角度検出器構造。 - 【請求項３】 前記自在カップリング(30)は、オルダム
カップリングよりなることを特徴とする請求項１又は２
記載の角度検出器構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000120831A JP2001309630A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 角度検出器構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000120831A JP2001309630A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 角度検出器構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001309630A true JP2001309630A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18631582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000120831A Withdrawn JP2001309630A (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 角度検出器構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001309630A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004340966A (ja) * | 2003-05-13 | 2004-12-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 回転センサおよび回転センサ用の連結部材 |
| JP2008007074A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Yazaki Corp | 舵角センサ組み込み式回転コネクタ装置 |
| JP2009106125A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Honda Motor Co Ltd | モータの回転角検出装置 |
| JP2019103253A (ja) * | 2017-12-02 | 2019-06-24 | 多摩川精機株式会社 | 検出器付きモータ、位置合せ用表示付きモータ、位置合せ用表示付き検出器、検出器付きモータ製造方法、および検出器付きモータ再組立て方法 |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000120831A patent/JP2001309630A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004340966A (ja) * | 2003-05-13 | 2004-12-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 回転センサおよび回転センサ用の連結部材 |
| JP2008007074A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Yazaki Corp | 舵角センサ組み込み式回転コネクタ装置 |
| JP2009106125A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Honda Motor Co Ltd | モータの回転角検出装置 |
| JP4512128B2 (ja) * | 2007-10-25 | 2010-07-28 | 本田技研工業株式会社 | モータの回転角検出装置 |
| US7891461B2 (en) | 2007-10-25 | 2011-02-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Motor rotation angle detection device |
| JP2019103253A (ja) * | 2017-12-02 | 2019-06-24 | 多摩川精機株式会社 | 検出器付きモータ、位置合せ用表示付きモータ、位置合せ用表示付き検出器、検出器付きモータ製造方法、および検出器付きモータ再組立て方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060428 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061030 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090413 |