JP3019651B2 - 回転機の振動抑制装置 - Google Patents

回転機の振動抑制装置

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JP3019651B2
JP3019651B2 JP5045556A JP4555693A JP3019651B2 JP 3019651 B2 JP3019651 B2 JP 3019651B2 JP 5045556 A JP5045556 A JP 5045556A JP 4555693 A JP4555693 A JP 4555693A JP 3019651 B2 JP3019651 B2 JP 3019651B2
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    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/18Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using electric, magnetic or electromagnetic means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高速かつ安定した回転
動作が必要とされる回転機に好適な振動抑制装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は紡糸工程内の繊維機械等に適用さ
れるオーバハングローラ付回転機1の構成を示すもので
あり、同図には回転機1の軸線Jより片側の部分を裁断
した状態が示されている。同図に示す通り、回転機1の
本体は、駆動対象たる装置2に固定されている。3は回
転機1の回転軸たるシャフトであり、回転機1の本体内
部を貫通している。このシャフト1の周囲はロータ6に
よって取り囲まれており、このロータ6に回転駆動する
磁力を発生するステータ7がロータ6を取り囲むように
回転機本体の内側に取り付けられている。シャフト1の
一端はボールベアリングB1を介して本体端部の軸受部
41により支持されており、シャフト1の他端に至るま
での途中の部分は軸受部42によりボールベアリングB
2を介して支持される。そして、軸受部42から回転機
外部へ突出したシャフト3の端部にはローラ5が取り付
けられている。回転機1が発生する回転駆動力は、この
ローラ5を介し駆動対象たる装置に伝達される。
【0003】かかる構成を有する回転機1によれば、ス
テータ7が発生する磁力により、ロータ6に回転力が付
与され、この回転力がシャフト3を介してローラ5に伝
達される。そして、紡糸工程においては、このように回
転駆動されるローラ5より、糸に張力を付与したり、あ
るいは糸をガイドするといった処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は、生
産効率の向上等の要請により、この種の回転機のローラ
が大形化しつつある。しかし、ローラを大形化すると、
これに伴って回転機の軸端負荷および軸端質量が大きく
なり、ローラを含む回転系に不釣り合い量に基づく大き
な振動が発生するという問題が生じる。以下、この問題
について図6〜図8を参照し説明する。
【0005】回転系に振動を生じさせないためには、少
なくとも回転系自体の構造が振動の要因となるものを含
まず、不釣り合い量を有していない状態にする必要があ
る。しかしながら、ロータ等の回転系の個々の部品は完
全な軸対称形状とすることが困難であり、それらを組み
立てた回転系に至っては完全な軸対称に構成することは
極めて困難であるため、回転系の重心と回転系の回転軸
との間にはどうしても若干のずれが生じてしまう。この
ように重心が回転軸からずれた回転体を回転駆動した場
合、その回転速度に対応した周波数の振動が回転体に生
じる。さらにこのような重心のずれ以外にも回転系の不
釣り合い量を構成する原因が幾つかあり、かかる不釣り
合い量に起因した加振力が回転系に生じ、これによって
回転系に振動が生じることとなる。
【0006】図6は以上説明した不釣り合い量に起因し
て回転体に生じる振動の特性を例示するものであり、同
図における曲線Aは、図5に示す回転機1を回転駆動し
た場合の回転数Nとローラ5のa点に生じる振動の振幅
の関係を示している。一般にローラ、シャフト等からな
る回転系は固有振動数を有している。回転機1の回転数
が固有振動数以下である場合には、回転系が受ける上記
不釣り合い量に起因した加振の影響が少なく、図5に示
すようにロータ5には僅かな振幅の振動しか生じない。
従って、シャフトに過度な曲げ応力が加わることのない
正常な回転動作が得られる(図7参照)。
【0007】しかし、回転機1の回転数が固有振動数付
近になると、回転系がその不釣り合い量による加振力に
対して過敏に反応することとなり、ローラ等に大きな振
動が発生する。図6には1次固有振動数N1においてロ
ーラ5のa点の振幅が最大となる様子が示されている。
なお、実際は2次以上の高次の固有振動数が多数存在す
るが、図6では2次以上の固有振動数の図示は省略され
ている。そして、このように大きな振動がローラ5に発
生すると、シャフト3に大きな応力が作用し、最悪の場
合にはシャフト3が曲り、極めて危険な状態となる(図
8参照)。なお、図8はシャフト3の曲がり具合が実際
より誇張して図示されている。このように回転系に大き
な振動が発生するのを避けるため、一般的に回転機の定
格回転数NMAXは1次の固有振動数N1よりも低く設
定される。
【0008】しかしながら、生産性を高めるためには、
定格回転数を高く設定する必要があり、そのためには以
下のような対策を講じる必要がある。 1次の固有振動数を高くする。 回転数が固有振動数と一致した場合に生じる振動の振
幅を低く抑える。 ここで、1次固有振動数を高めるためにはシャフト3の
径を大きくする必要がある。しかし、シャフト径を大き
くすると、シャフト3を支持するボールベアリングのd
n値が大きくなることによりボールベアリングの寿命が
低下する。このため、シャフトの大径化には限界があ
る。一方、1次固有振動数N1におけるローラの振動の
振幅は、回転系が有する不釣り合い量および減衰係数に
より決定されるが、不釣り合い量を小さくして安定性を
高めたり減衰係数を高めたりするのにも限界があり、1
次固有振動数におけるローラの振動を抑制するのは困難
であった。
【0009】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、回転数と回転系の固有振動数とが一致した
場合においても回転機において大きな振動が発生せず、
回転機を高速、かつ、安全な状態で動作させることがで
きる振動抑制装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による回転機の
振動抑制装置は、回転機の回転部を軸支するヨークと、
前記ヨークに対向配置された電磁石と、前記回転軸を横
切る方向の前記ヨークの変位を検出するセンサと、前記
センサから得られる検出信号に基づいて、前記電磁石に
より発生する磁力を制御し前記ヨークに生じる振動を抑
制する制御回路とを具備することを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成によれば、回転軸の振動に伴ってヨー
クが振動する。そして、この振動によるヨークの変位が
センサにより検出され、センサの検出信号に基づいて電
磁石の電流が制御され、ヨークを介し回転部の振動が抑
制される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しこの発明の実施例を説明
する。 <第1実施例>図1はこの発明の第1実施例による振動
抑制装置200を備えた回転機の構成を示す一部裁断視
断面図である。また、図2は振動抑制装置200のI−
I’線視断面図である。なお、図2では、ロータ等の回
転機1の構成部品については煩雑化を避けるため図示が
省略されている。上述した従来の回転機(図5)はシャ
フト3の両端がボールベアリングを介して軸受に支持さ
れた構成であったが、図1に示す回転機1には、図5に
おける軸受部41に代えて、振動抑制装置200が設け
られている。以下、本実施例に係る振動抑制装置の構成
を説明する。
【0013】102は円筒形状をなす2次ヨークであ
り、この2次ヨーク102の内部をシャフト3が貫通し
ている。この2次ヨーク102の軸方向に沿って中央か
ら約半分の円筒部分はボールベアリングB1を介してシ
ャフト3を支持しており、2次ヨーク102の残りの円
筒部分はゴム、金属バネ等による弾性体104を介して
回転機本体の端部に固定されている。
【0014】1次ヨーク101は円環状をなしており、
2次ヨーク102と対向し、かつ、同心円をなすように
回転機本体の内壁に取り付けられている。図2に示すよ
うに、1次ヨーク101はその内周から2次ヨークのあ
る側に向けて8個の磁極が突出しており、これらの磁極
にはコイルLYa,LYb,LXa,LXb,LYc,
LYd,LXc,LXdが各々巻回されている。図1に
はこれらの8個のコイルのうちコイルLYaが図示され
ている。
【0015】コイルLYaおよびLYbは、直列接続ま
たは並列接続されており、これらに対する通電が行われ
ることにより、図2に破線および矢印によって示すよう
に、1次ヨーク101→コイルLYb内の磁極→2次ヨ
ーク102→コイルLYa内の磁極→1次ヨーク101
という磁路を通過する磁束が発生され、2次ヨーク10
2がY方向に吸引されるようになっている。他の各コイ
ルの組、すなわち、コイルLXaおよびLXb、コイル
LYcおよびLYd、コイルLXcおよびLXdについ
ても同様であり、これらの各組をなすコイルおよび1次
ヨーク101から突出した各磁極により、2次ヨーク1
02をX方向、−Y方向および−X方向に吸引する電磁
石が構成されている。なお、1次ヨーク101および2
次ヨーク102に渦電流が発生し、これが2次ヨーク1
02に外乱として作用する可能性があるが、この影響が
看過できない場合には1次ヨーク101および2次ヨー
ク102を共に積層構造として渦電流を低減すればよ
い。
【0016】また、2次ヨーク102と対向するように
距離センサ103Xおよび103Yが配置されており、
これらの距離センサにより2次ヨーク103までの距離
に応じた検出信号が出力される。なお、図1では距離セ
ンサ103Yのみが図示されている。距離センサ103
Xおよび103Yとしては、例えば渦電流式のもの、ま
たは光学式のものを用いることができる。
【0017】距離センサ103Yおよび103Xから得
られる検出信号は、図1における制振制御回路100に
供給される。この制振制御回路100は各距離センサか
らの検出信号に基づいて、2次ヨーク102のY方向ま
たはX方向の振動を抑制する磁束が発生されるようにコ
イルLYa,LYb,LXa,LXb,LYc,LY
d,LXc,LXdの通電量を制御するものである。
【0018】図3は制振制御回路100の全回路のうち
2次ヨーク102のY方向の振動の抑制に係る部分を示
すものである。同図において、距離センサ103Yから
得られる検出信号は、センサアンプ111Yを介してコ
ントローラ112Yに与えられる。コントローラ112
Yは、センサアンプ111Yの出力信号に対してPID
制御を含む所定の処理を施し、加算器121Yおよび減
算器122Yへ出力する。ここで、コントローラ112
Yの出力信号には比例要素(P)、積分要素(I)およ
び微分要素(D)が含まれるが、これらのうち比例要素
(P)は、シャフト3が振動しておらず2次ヨーク10
2が理想的な位置にある状態では0となり、2次ヨーク
102が理想的な位置からY方向に変位するとその変位
量に応じた負の値となり、逆に−Y方向に変位した場合
には変位量に応じた正の値となる。この比例要素(P)
および積分要素(I)は2次ヨーク102を定位置に維
持する制御信号として機能する。また、微分要素(D)
は回転系の振動の減衰係数を高めるための制御信号とし
て機能する。加算器121Yは所定の一定電流指令値S
に対しコントローラ112Yの出力信号を加算して出力
し、減算器122Yは一定電流指令値Sからコントロー
ラ112Yの出力電流を減算して出力する。加算器12
1Yおよび減算器122Yの各出力信号はパワーアンプ
131Yおよび132Yに各々入力される。そして、パ
ワーアンプ131YはコイルLYaおよびLYbを駆動
し、他方、パワーアンプ132YはコイルLYcおよび
LYdを駆動する。
【0019】以上、Y方向の振動抑制に係る回路構成を
説明したが、これと同様な構成を有し、距離センサ10
3Xの検出信号に基づいてコイルLXa,LXb,LX
c,LXdに対する通電量を制御する回路が制振制御回
路100内に設けられている。
【0020】以下、本実施例の動作を説明する。ステー
タ7が発生する磁界によりロータ6が回転駆動され、シ
ャフト3が回転する。回転機1の回転数が1次固有振動
数よりも低く、シャフト3に大きな振動が発生せず2次
ヨーク102は理想的な位置にある場合には、コントロ
ーラ112Yの出力信号は0となる。従って、この場
合、一定電流指令値Sに対応した電流が各コイルに供給
されることとなり、2次ヨークはY方向、X方向、−Y
方向および−X方向の4方向に均等な磁力によって吸引
され、理想的な位置を維持する。
【0021】これに対し、回転機1の回転数が回転系の
固有振動数付近である場合には、シャフト3に軸方向を
横切る方向の大きな振動が発生し易くなる。かかる振動
が発生した場合、その振動はボールベアリングB1を介
して2次ヨーク102に伝達される。ここで、2次ヨー
ク102が例えばY方向および−Y方向に振動したとす
ると、この振動に基づく2次ヨーク102の変位が距離
センサ103Yおよびセンスアンプ111Yを介してコ
ントローラ112Yにより検知され、コントローラ11
2Yからその変位量に応じた信号が出力される。ここ
で、コントローラ112Yの出力信号中の比例要素
(P)は、2次ヨーク102の変位方向がY方向の場合
には負の値となってコイルLYa,LYbの電流を減少
せしめると共にコイルLYcおよびLYdの電流を増加
させる。逆に2次ヨーク102の変位方向が−Y方向で
ある場合、比例成分(P)は正となり、コイルLYaお
よびLYbの電流を増加せしめると共にコイルLYcお
よびLYdの電流を減少させる。このようなコントロー
ラ112Yの出力信号中の比例成分(P)と共に積分成
分(I)が各コイルの通電量の制御に使用されることに
より、2次ヨーク102を介しシャフト3をY方向に関
し定位置に維持する制御が行われる。また、コントロー
ラ112Yの出力信号中の微分成分(D)は、上記比例
要素(P)よりも位相の進んだ状態で各コイルの通電量
の制御に寄与し、シャフト3を含む回転系の減衰係数を
高める機能を果す。2次ヨーク102のX方向の振動
も、距離センサ103Xから得られる検出信号に基づき
Y方向の場合と同様な動作により抑制される。
【0022】以上説明したように、本実施例による振動
抑制装置によれば、回転機の回転数が固有振動数に一致
しシャフト3に大きな振動が発生し易い状況においても
振動を効果的に抑制することができ、回転機の動作を振
動の少ない安定したものとすることができる。図6にお
ける曲線Bは、本実施例により振動抑制装置を取り付け
た場合の回転機1の回転数Nとローラ5のa点の振幅の
関係を示すものである。振動抑制装置を有しない従来の
回転機1の特性(曲線A)に比し、1次固有振動数付近
における振動が極めて低い振幅値に抑えられているのが
分る。
【0023】<変形例>以上説明した実施例について次
のような変形例が考えられる。 (1)上記実施例ではX,Y各方向について各々1個の
距離センサを設けたが、各方向について2個の距離セン
サ、すなわち、Y方向の場合だと2次ヨークのY方向へ
の接近を検出するセンサと−Y方向への接近を検出する
センサとを設ける。また、各方向について2個のセンサ
の出力を差動増幅して振動抑制とための制御に使用す
る。上記実施例に比し、2次ヨークの変位についての検
出感度が2倍になると共に温度変化等に起因してセン
サ、アンプ等に生じる同相雑音信号を除去することがで
き、変位の測定精度が向上する。
【0024】(2)上記実施例では、一定電流指令によ
り各コイルに一定電流を供給すると共に2次ヨーク10
2の理想的な位置からの変化分に応答し一方の電磁石に
流す電流を上記一定電流から増加させると共に他方の電
磁石に流す電流を上記一定電流から減少させるようにし
た。しかし、このように各コイルに一定電流を流すので
はなく、2次ヨーク102が変位した場合には一方の電
磁石に電流を流すことのみにより元に位置に復帰させる
ようにしてもよい。すなわち、2次ヨーク102がY方
向に変位してコントローラから負の出力信号が得られた
場合はこの信号に対応した電流をコイルLYc,LYd
のみに供給し、−Y方向に変位してコントローラから正
の出力信号が得られた場合にはこの信号に対応した電流
をコイルLYa,LYbのみに供給するように構成す
る。具体的には、加算器121Yおよび減算器122Y
に代えて正の信号のみを通過させるリミタと負の信号の
みを通過させるリミタをパワーアンプ131Y、132
Yの各々の前段に配置し、各リミタにコントローラ11
2Yの出力信号を与えるようにすればよい。
【0025】(3)制振制御回路は回転機本体の外側に
配置し、ケーブルにより回転機本体内部の各センサ、各
コイルと接続してもよい。 (4)弾性体のばね力により2次ヨークを介してボール
ベアリングにシャフトの軸心に向う方向の予圧を与えて
もよい。このようにすることでボールベアリングの特性
を安定化することができる。
【0026】<第2実施例>この発明の第2実施例の構
成を図4に示す。本実施例は1次ヨーク101の各磁極
と2次ヨーク102との間の空隙部G、G、…(図2参
照)に弾性体104を介挿し、2次ヨーク102を1次
ヨーク101により弾性支持した構成となっている。本
実施例においても上記第1実施例と同様な効果が得られ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転機の回転部を軸支するヨークと、前記ヨークに対向
配置された電磁石と、前記回転軸を横切る方向の前記ヨ
ークの変位を検出するセンサと、前記センサから得られ
る検出信号に基づいて、前記電磁石により発生する磁力
を制御して前記ヨークの振動を抑制する制御回路とを設
けたので、回転機の回転部に発生する振動を抑制するこ
とができ、回転機の回転数が固有振動数付近である場合
においても大きな振動を発生させることなく、広範囲の
回転数において安定した回転動作をさせることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例による振動抑制装置を
適用した回転機の一部裁断視断面図である。
【図2】 図1のI−I’線視断面図である。
【図3】 同実施例における制振制御回路100の構成
を示すブロック図である。
【図4】 この発明の第2実施例による振動抑制装置を
適用した回転機の一部裁断視断面図である。
【図5】 従来の回転機の構成を示す一部裁断視断面図
である。
【図6】 同回転機における回転数とローラに発生する
振動との関係および本発明の効果を説明する図である。
【図7】 回転数が固有振動数と一致しない場合におけ
る回転機の挙動を説明する図である。
【図8】 回転数が固有振動数と一致した場合における
回転機の挙動を説明する図である。
【符号の説明】
1……回転機、3……シャフト、101……1次ヨー
ク、102……2次ヨーク、103X,103Y……距
離センサ、LYa,LYb,LXa,LXb,LYc,
LYd,LXc,LXd…コイル、200……振動抑制
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/00 - 7/20 H02K 5/00 - 5/26 F16C 19/00 - 19/56 F16C 33/30 - 33/66 F16C 32/00 - 32/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体を介して回転機本体に固定される
    と共にボールベアリングを介して前記回転機の回転部を
    軸支するヨークと、 前記ヨークに対向配置された電磁石と、 前記回転軸を横切る方向の前記ヨークの変位を検出する
    センサと、 前記センサから得られる検出信号に基づいて、前記電磁
    石により発生する磁力を制御し前記ヨークに生じる振動
    を抑制する制御回路とを具備することを特徴とする回転
    機の振動抑制装置。
JP5045556A 1993-02-24 1993-03-05 回転機の振動抑制装置 Expired - Fee Related JP3019651B2 (ja)

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