JPH0765211A - 定期券処理装置 - Google Patents

定期券処理装置

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JPH0765211A
JPH0765211A JP5215669A JP21566993A JPH0765211A JP H0765211 A JPH0765211 A JP H0765211A JP 5215669 A JP5215669 A JP 5215669A JP 21566993 A JP21566993 A JP 21566993A JP H0765211 A JPH0765211 A JP H0765211A
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JP
Japan
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commuter pass
data
station
settlement
gate
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JP5215669A
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English (en)
Inventor
Seiji Oura
聖二 大浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0765211A publication Critical patent/JPH0765211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定期券の利用可能区間外からでも、その定期券
によって乗降車でき、不足料金を降車時において容易に
精算することのできる定期券処理装置を提供する。 【構成】利用者は、乗車時にプリペイド機能を有する無
線式の定期券16を所持して無線式のゲート装置本体1
を通過する。この際、ゲート装置本体1によって、乗車
駅がわかるように乗車駅に割り当てられた駅コードを無
線通信によって定期券16に書込む。そして、降車の
際、ゲート装置本体1は、この駅コードを無線通信によ
って定期券16から読出して検定することにより、もし
定期券の利用可能区間外の乗車分があれば、その利用可
能区間外の乗車分に対する不足料金を算出して、この不
足料金を定期券16の残高から差し引くことにより、上
記不足料金の精算を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定期券を無線式とし、
乗車時に乗車駅コードを無線通信によって定期券に書込
み、降車時にその乗車駅コードを読取って、乗車駅ある
いは降車駅、もしくは、乗降車駅ともに定期券の利用可
能区間外の場合、不足料金を精算する定期券処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気を応用した定期券による自動
改札装置が実用化されている。この自動改札装置による
と、定期券利用可能区間外で乗車し、定期券利用可能区
間内で降車する場合、まず、乗車駅にてその駅から定期
券の有効な利用可能駅までの最短の乗車券を購入する必
要がある。
【0003】また、定期券利用可能区間外で乗車し、定
期券利用可能区間を経由して定期券利用可能区間外で降
車する場合には、まず、乗車駅にてその駅から定期券の
利用可能駅までの最短の乗車券を購入し、さらに、降車
駅にて定期券利用可能区間からの乗り越し分を精算する
必要がある。
【0004】また、定期券が無線式になった場合も、こ
の現象は当然発生する。無線式の場合、乗り越し精算に
ついての提案はなされているが、定期券利用可能区間外
からの乗車についての提案は未だ見られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、定期
券において利用可能区間外からの乗降車を容易にする方
法が要望されていた。そこで、本発明は、定期券の利用
可能区間外からでも、その定期券によって乗降車でき、
不足料金を降車時において容易に精算することのできる
定期券処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る定期券
処理装置は、利用者が携帯し、乗車駅を示す乗車駅デー
タ、利用可能区間を示す利用可能区間データ、および、
所定の金額データが記録され、かつ、無線通信機能を有
する定期券との間で無線によってデータの送受信を行な
う無線通信手段と、この無線通信手段を介して前記定期
券から読取った乗車駅データ、および、利用可能区間デ
ータを検定することにより、前記利用者の通行を制御す
るゲートを開閉制御するゲート制御手段と、本装置の設
置駅を示す設置位置データと、前記定期券から読取った
乗車駅データおよび利用可能区間データとに基づき、前
記定期券の利用が利用可能区間内に入っているか否かを
判別する判別手段と、この判別手段で利用可能区間内に
入っていないと判別されると、前記乗車駅データを基に
利用可能区間外の不足料金を算出し、この算出した料金
を前記定期券の金額データから減算することにより、前
記不足料金に対する精算処理を行なう精算手段とを具備
している。
【0007】第2の発明に係る定期券処理装置は、利用
者が携帯し、乗車駅を示す乗車駅データ、および、利用
可能区間を示す利用可能区間データが記録され、かつ、
無線通信機能を有する定期券との間で無線によってデー
タの送受信を行なう無線通信手段と、この無線通信手段
を介して前記定期券から読取った乗車駅データ、およ
び、利用可能区間データを検定することにより、前記利
用者の通行を制御するゲートを開閉制御するゲート制御
手段と、本装置の設置駅を示す設置位置データと、前記
定期券から読取った乗車駅データおよび利用可能区間デ
ータとに基づき、前記定期券の利用が利用可能区間内に
入っているか否かを判別する判別手段と、この判別手段
で利用可能区間内に入っていないと判別されると、前記
乗車駅データを基に利用可能区間外の不足料金を算出
し、それを前記利用者に知らせる不足料金算出手段と、
前記利用者が投入する前記不足料金に対応する現金を受
入れることにより、前記不足料金に対する精算処理を行
なう精算手段とを具備している。
【0008】第3の発明に係る定期券処理装置は、利用
者が携帯し、乗車駅を示す乗車駅データ、および、利用
可能区間を示す利用可能区間データが記録され、かつ、
無線通信機能を有する定期券との間で無線によってデー
タの送受信を行なう無線通信手段と、この無線通信手段
を介して前記定期券から読取った乗車駅データ、およ
び、利用可能区間データを検定することにより、前記利
用者の通行を制御するゲートを開閉制御するゲート制御
手段と、本装置の設置駅を示す設置位置データと、前記
定期券から読取った乗車駅データおよび利用可能区間デ
ータとに基づき、前記定期券の利用が利用可能区間内に
入っているか否かを判別する判別手段と、この判別手段
で利用可能区間内に入っていないと判別されると、前記
利用者に対して不足料金の精算を要求する報知手段とか
らなるゲート装置と、前記精算を要求された定期券との
間で無線によってデータの送受信を行なう無線通信手段
と、この無線通信手段を介して前記定期券から読取った
乗車駅データおよび利用可能区間データと、本装置の設
置駅を示す設置位置データとに基づき利用可能区間外の
不足料金を算出し、それを前記利用者に知らせる不足料
金算出手段と、前記利用者が投入する前記不足料金に対
応する現金を受入れることにより、前記不足料金に対す
る精算処理を行なう精算手段と、この精算手段による精
算処理が終了すると、前記無線通信手段を介して前記定
期券に対して精算済を示す情報を記録する精算済情報記
録手段とからなる精算装置とを具備している。
【0009】
【作用】本発明は、たとえば、定期券の利用可能区間外
からの乗車の場合、無線によるデータの送受信が可能な
無線式の定期券に対して、同様に無線によるデータの送
受信が可能な無線式のゲート装置を用いて乗車駅データ
を書込み、降車時に定期券に書込まれた乗車駅データを
基に不足料金を算出し、精算するようにしたものであ
る。
【0010】そして、精算を行なう手段としては、第1
の発明によれば、定期券にプリペイドカード機能を持た
せることにより、その残高から不足料金を差し引くこと
で精算を行なうことができる。
【0011】また、第2の発明によれば、ゲート装置に
備えられた無線式の精算機能で不足料金の精算を行なう
ことができる。さらに、第3の発明によれば、ゲート装
置とは別に備えられた無線式の精算装置で不足料金の精
算を行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る定期券処理装置、
たとえば、鉄道機関において用いられる無線式の定期券
を使用した定期券処理装置の構成を示すものである。図
において、ゲート装置本体1は、補助筐体2とともに駅
の改札口などに並設され、両者の間に利用者が通行する
通路が形成される。ゲート装置本体1は、ゲートアナロ
グ部3、ゲートデジタル処理部4、フラッパ駆動部5、
フラッパ6、ゲート表示部7、ゲート現金投入・認識部
8、および、ゲート釣銭払戻部9などから構成される。
【0013】ゲートアナログ部3は、後述する無線式の
定期券16との間でアナログ信号の送受信を行なうもの
で、D/A変換器10、A/D変換器11、送受信切換
スイッチ12、および、アンテナ13などから構成され
ている。
【0014】ゲートデジタル処理部4の機能は、ゲート
アナログ部3でデジタル化された信号を基にデータの検
定を行なうこと、内部情報を送信するためにゲートアナ
ログ部3への信号伝送処理を行なうこと、フラッパ駆動
部5へフラッパ6の開閉命令を送ることである。また、
ゲートデジタル処理部4はタイマを内蔵していて、時間
処理を行なうようになっている。
【0015】フラッパ駆動部5は、フラッパ6の開閉を
機械的に制御するためのものである。フラッパ6は、フ
ラッパ駆動部5に取付けられている。補助筐体2は、フ
ラッパ駆動部14、および、フラッパ15などによって
構成される。フラッパ駆動部14は、フラッパ15の開
閉を機械的に制御するためのものである。フラッパ15
は、フラッパ駆動部14に取付けられている。
【0016】フラッパ6,15は互いに連動する構造と
なっていて、これらが開状態のとき利用者の通行を可能
にし、閉状態のとき利用者の通行を阻止する機能を持っ
ている。
【0017】無線式の定期券16は、プリペイド機能を
有していて、カードアナログ部17、カードデジタル処
理部18、および、電源(電池)19などから構成され
る。カードアナログ部17は、ゲート装置本体1のゲー
トアナログ部3との間でアナログ信号の送受信を行なう
もので、D/A変換器20、A/D変換器21、送受信
切換スイッチ22、および、アンテナ23などから構成
されている。
【0018】カードデジタル処理部18は、カードアナ
ログ部17でデジタル化された信号を基にデータの検定
を行なうこと、無線式の定期券16へのデータ書込み処
理や、内部情報を送信するためにカードアナログ部17
への信号伝送処理を行なう。
【0019】無線式の定期券16の内部データとして
は、たとえば、図2に示すようなものが考えられる。す
なわち、定期券利用可能区間、経由駅、定期券利用可能
期間、改札・集札情報、前分精算・後分精算情報、改札
駅情報、個人データ(必要に応じて氏名、年齢、性別、
住所など)、発行日(更新日)、発行所、プリペイド機
能の残高などであり、これらはカードデジタル処理部1
8内のメモリ部に記憶されている。
【0020】このような構成において、いま利用者が定
期券16を所持し、その定期券利用可能区間は、図3に
示すようにB駅からD駅の間とした場合、この利用者は
次の利用が考えられる。
【0021】(1)定期券利用可能区間内での乗降車 (2)定期券利用可能区間外乗車、定期券利用可能区間
内降車 (3)定期券利用可能区間内乗車、定期券利用可能区間
外降車 (4)定期券利用可能区間を通過する定期券利用可能区
間外乗降車 (5)定期券利用可能区間を通過しない定期券利用可能
区間外乗降車 以下、それぞれについて説明する。
【0022】まず、定期券利用可能区間内での乗降車
で、乗車の場合について説明する。本装置の設置駅を、
定期券利用可能区間内であるB駅(図3参照)とし、図
1におけるA側を駅構内、B側を駅構外とする。図3中
の定期券利用可能区間内にあるB駅で乗車する場合、ま
ず、定期券16を所持した利用者は無線改札ゲートを通
過する。その際、ゲート装置本体1のゲートアナログ部
3は、ゲートデジタル処理部4からの指令で定期券16
に対してデータの読出コマンドを送信する。
【0023】この読出コマンドを受信した定期券16
は、この受信信号をカードアナログ部17のA/D変換
器21に送り、ここでアナログ信号をデジタル信号に変
換した後、カードデジタル処理部18に送る。カードデ
ジタル処理部18では、この受信コマンドが何であるか
を検定する。読出コマンドは読出しを意味するコードで
構成されるが、どのようなコードにするかは任意であ
る。
【0024】定期券16は、読出コマンドを受信する
と、内部データ送信の要求であると理解し、図2中
(1)欄のデジタルデータをカードデジタル処理部18
のメモリ部から取出し、カードアナログ部17のD/A
変換器20に送る。D/A変換器20は、デジタルデー
タをアナログ信号に変換し、このアナログ信号に変換さ
れたデータは、カードデータとしてアンテナ23から空
間へ放射される。
【0025】定期券16からの送信電波を受信したゲー
ト装置本体1のゲートアナログ部3は、その受信信号を
A/D変換器11に送り、デジタルデータに変換した
後、ゲートデジタル処理部4へ送る。ゲートデジタル処
理部4では、定期券16の所持者が改札ゲートを通過で
きるか否か、以下の検定が行なわれる。
【0026】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間内にあるB駅での乗車を考え
ているので、この検定は合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。ゲートデジタル処
理部4はタイマを持っていて、現在の年月日および時刻
がわかる。この年月日と定期券利用可能期間とを比較
し、現在の年月日が定期券利用可能期間内にあれば、こ
の検定は合格となる。
【0027】検定c:改札・集札情報の検定。改札を行
なう前は定期券16は集札を行なっているはずなので、
この情報が集札となっているか否かを確認する。この場
合、前回集札済“0”が書込まれているので、この検定
は合格である。
【0028】これらの検定に全て合格すると、ゲート装
置本体1から定期券16に対して以下のデータ書込みが
行なわれる。 書込c:改札・集札情報の書込み。書込みデータは
“1”で、改札が終了したことを意味する。
【0029】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“00”で、左桁は乗車の精算に関
するもので、“0”となっているのは定期券利用可能区
間内乗車で、定期券利用可能区間外乗車のように、乗車
駅から最短の定期券利用可能区間駅までの精算は必要な
いことを示す。右桁は降車の精算に関するものであり、
“0”となっている現時点では後分精算を行なっていな
いことを示す。
【0030】書込e:改札駅情報の書込み。データはB
駅に割り当てられた駅コード、精算の必要が発生した場
合に乗車駅を知るデータとなる。これらのデータを、書
込みコマンドに続けてゲート装置本体1から定期券16
へ送信する。この送信は、読出コマンドをゲート装置本
体1から定期券16へ送信した場合と同じ方法で行なわ
れる。この場合、書込みコマンドの後に書込みデータが
つながっている。この書込みコマンドと、それにつなが
る書込みデータを定期券16が受信し、読出コマンドの
受信と同様な処理を経て、今回は書込み要求であると理
解すると、書込みコマンドの後に続く書込みデータをカ
ードデジタル処理部18内のメモリ部に書込む。
【0031】この処理が終了すると、定期券16は、書
込み処理が正常に終了したか否かの確認を行なうため
に、カードデータをゲート装置本体1へ送信する。ゲー
ト装置本体1のゲートデジタル処理部4は、書込みコマ
ンドに続いて送信した書込みデータと、いま受信した定
期券16の内部データとを比較し、両者が一致すれば、
正常書込みであるので、終了コマンドを定期券16に対
して送信する。
【0032】定期券16は、終了コマンドを受信する
と、ゲート装置本体1に対し終了コマンドを送信する。
この終了コマンドを受信したゲート装置本体1のゲート
デジタル処理部4は、利用者に改札ゲート通過の許可を
出す。
【0033】すなわち、ゲートデジタル処理部4から、
フラッパ駆動部5,14に対して同時にフラッパ6とフ
ラッパ15の開命令が送出される。この開命令を受信し
たフラッパ駆動部5,14は、フラッパ6,15を図示
矢印方向へ開くように駆動する。これらのフラッパ6,
15は、同時にしかも反対称に動作する。
【0034】定期券16を所持した利用者は、フラッパ
6,15が開状態となるため、無線改札ゲートを通過
し、駅構内へ進入することができる。通過検定に不合格
の場合、不合格項目があることを警告し、利用者に駅員
への連絡を要求する。この警告としては、いくつかの方
法が考えられる。たとえば、ブザーを鳴らす、無線改札
ゲートの目につき易い場所に記した「駅係員へ連絡して
ください」などのメッセージのそばのランプを点灯させ
る、無線改札ゲートの目につき易い場所に取り付けたゲ
ート表示部7に「駅係員へ連絡してください」、およ
び、不合格項目などのメッセージを表示する。なお、後
述の精算が必要な場合は精算要求の案内を表示する。
【0035】このように、無線式定期券16による乗車
の改札は,定期券のデータ検定が無線通信によって行な
われるので、従来の磁気による場合と違い、定期券を挿
入するといった煩わしい操作がいっさい不要である。
【0036】次に、降車の場合について説明する。本装
置の設置駅を、定期券利用可能区間内であるD駅(図3
参照)とし、図1におけるB側を駅構内、A側を駅構外
とする。図3中の定期券利用可能区間内にあるD駅で降
車する場合、まず、定期券16を所持した利用者は、前
述した乗車の場合と同様に、無線改札ゲートを通過し、
その際に同様に定期券16の内部データの読出しを行な
い、検定を行なう。
【0037】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間内にあるD駅での降車を考え
ているので、この検定は合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0038】検定c:改札・集札情報の検定。集札を行
なう前は定期券16は改札を行なっているはずなので、
この情報が改札となっているか否か(“1”が書込まれ
ているか否か)を確認する。この場合、“1”となって
いる。“0”のままだと改札を行なっていない不正乗車
となる。
【0039】検定d:前分精算・後分精算情報。この場
合、“00”で、前分に関しては精算する必要はない。
後分に関しても、降車駅が定期券利用可能区間内なので
精算の必要がないので、合格である。
【0040】これらの検定に全て合格すると、ゲート装
置本体1から定期券16に対して以下のデータ書込みが
行なわれる。 書込c:改札・集札情報の書込み。書込みデータは
“0”で、集札が終了したことを意味する。
【0041】このデータを前述のように定期券16に書
込み、照合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲ
ート装置本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の
許可を出す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行
ない、利用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出る
ことができる。
【0042】上記説明では、B駅乗車、D駅降車を考え
たが、この区間内であればどのような組合わせの乗降車
についても同様である。通過検定に不合格の場合のゲー
トの動作、表示は前述した乗車時の通過検定に不合格の
場合と同様である。
【0043】次に、定期券利用可能区間外乗車、定期券
利用可能区間内降車で、乗車の場合について説明する。
本装置の設置駅を、定期券利用可能区間外であるA駅
(図3参照)とし、図1におけるA側を駅構内、B側を
駅構外とする。図3中の定期券利用可能区間外にあるA
駅で降車する場合、まず、定期券16を所持した利用者
は、前述した乗車の場合と同様に、無線改札ゲートを通
過し、その際に同様に定期券16の内部データの読出し
を行ない、検定を行なう。
【0044】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間外にあるA駅での乗車を考え
ているので、この検定は不合格である。ゲートデジタル
処理部4は、この不合格を記憶する。
【0045】検定b:定期券利用可能期間の検定。 検定c:改札・集札情報の検定。 検定a以外の検定に全て合格すると、ゲート装置本体1
から定期券16に対して以下のデータ書込みが行なわれ
る。
【0046】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“1”で、改札が終了したことを意味する。 書込d:前分精算・後分精算情報の書込み。書込みデー
タは“10”で、定期券利用可能区間外駅での乗車であ
るため、乗車駅から最短の定期券利用可能区間駅までの
精算が必要であることを意味する。
【0047】書込e:改札駅情報の書込み。データはA
駅に割り当てられた駅コード。これらのデータを前述の
ように定期券16に書込み、照合する。最終的に、終了
コマンドを受信したゲート装置本体1は、この利用者に
無線改札ゲート通過の許可を出す。フラッパ6,15の
開動作も前述の如く行ない、利用者は無線改札ゲートを
通過し、駅構内へ進入することができる。
【0048】通過検定に不合格の場合のゲートの動作、
表示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様
である。次に、降車の場合について説明する。本装置の
設置駅を、定期券利用可能区間内であるD駅(図3参
照)とし、図1におけるB側を駅構内、A側を駅構外と
する。図3中の定期券利用可能区間内にあるD駅で降車
する場合、まず、定期券16を所持した利用者は、前述
した乗車の場合と同様に、無線改札ゲートを通過し、そ
の際に同様に定期券16の内部データの読出しを行な
い、検定を行なう。
【0049】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間内にあるD駅での降車を考え
ているので、この検定は合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0050】検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。まだ不足料金
(運賃)の精算を行なっていないので、この情報は乗車
時のままで“10”となっていて、不合格である。“0
0”になって精算終了となる。
【0051】検定a以外の検定に全て合格すると、ゲー
ト装置本体1から定期券16に対して以下のデータ書込
みが行なわれる。しかしながら、この場合は、定期券利
用可能区間外からの乗車であるので、不合格となり、乗
車駅から定期券利用可能区間までの最短の料金を精算し
なければならない。したがって、この場合は、無線改札
ゲートを通過するためのフラッパ6,15の開動作は行
なわれない。
【0052】通過検定に不合格の場合のゲートの動作、
表示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様
である。次に、精算の場合について説明する。精算を行
なう手段として次の3通りが考えられる。
【0053】(1)定期券16がプリペイドカード機能
を持ち、残高から不足金額を差し引く方法。 (2)ゲート装置本体1に備えられた精算機能で精算す
る方法。
【0054】(3)別に設けられた無線式精算装置で精
算する方法。 以下、それぞれについて説明する。まず、定期券16が
プリペイドカード機能を持つ場合の精算について説明す
る。ゲートデジタル処理部4は、これまでの処理によ
り、利用者が定期券利用可能区間外からの乗車であるこ
とを知っており、その不足金額も、あらかじめ入力され
た基本距離当りの鉄道料金(運賃)と、定期券利用可能
区間外乗車駅から定期券利用可能区間の最短距離から算
出済みである。
【0055】そこで、この場合の精算は、算出された不
足料金を、定期券16にあらかじめ登録(記憶)してあ
る金額(残高)から差し引けばよい。差し引く場合、不
足料金が残高と等しいか、あるいは、残高よりも少ない
場合と、残高なしの場合、あるいは、残高の方が多い場
合がある。
【0056】不足料金と残高が等しいか、あるいは、不
足料金の方が残高よりも少ない場合は、不足料金を残高
から差し引くことで精算が終了し、ゲート装置本体1か
ら定期券16に対して以下のデータ書込みが行なわれ
る。
【0057】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 書込f:残高の書込み。精算前の残高から不足料金を引
いた残高である。
【0058】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“00”で、精算終了を意味する。
これらのデータを前述のように定期券16に書込み、照
合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置
本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出
す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利
用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることがで
きる。
【0059】また、不足料金と精算終了後の残高表示を
ゲート表示部7で行ない、不足料金と残高を知らせる。
残高無し、あるいは、残高よりも不足料金の方が多い場
合は、[不足料金−残高]分をゲート装置本体1に備え
られた精算機能で支払うか、あるいは、別に設けられた
無線式精算装置で精算することになる。この場合、不足
料金と現残高表示をゲート表示部7で行ない、利用者に
不足料金と残高を知らせる。
【0060】利用者は、ゲート装置本体1に備えられた
精算機能を用いて支払う場合は、次に説明する方法によ
って精算し、別に設けられた無線式精算装置で精算する
場合は、無線式精算装置が設置されている場所へ移動す
る。
【0061】次に、ゲート装置本体1に備えられた精算
機能で精算する場合について説明する。不足料金と現在
の残高がゲート表示部7に表示されるので、利用者は、
[不足料金−残高]分の金額に相当する現金をゲート装
置本体1のゲート現金投入・認識部8に払い込む。この
とき、釣銭がでた場合、ゲートデジタル処理部4からの
指令により、ゲート釣銭払戻部9から釣銭が払い戻され
る。
【0062】こうして、不足料金の納金が終了すると、
次にゲート装置本体1から定期券16に対して以下のデ
ータ書込みが行なわれる。 書込c:改札・集札情報の書込み。書込みデータは
“0”で、集札が終了したことを意味する。
【0063】書込f:残高の書込み。精算前の残高から
不足料金を引いた残高である。この場合は「0」。 書込d:前分精算・後分精算情報の書込み。書込みデー
タは“00”で、精算終了を意味する。
【0064】これらのデータを前述のように定期券16
に書込み、照合する。最終的に、終了コマンドを受信し
たゲート装置本体1は、この利用者に無線改札ゲート通
過の許可を出す。フラッパ6,15の開動作も前述の如
く行ない、利用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ
出ることができる。また、不足料金と精算終了後の残高
表示(この場合、残高は「0」となる)をゲート表示部
7で行ない、利用者に対して不足料金と残高を知らせ
る。
【0065】次に、別に設置された無線式精算装置で精
算する場合について説明する。図4は、無線式精算装置
の構成を示す。無線式精算装置31は、定期券16と無
線通信で信号の授受を行なう精算機アナログ部32、定
期券16のデータを検定、精算金額の算出、納金制御、
釣銭払戻しの計算、制御などを行なう精算機デジタル処
理部33、不足料金(運賃)や操作の表示を行なう精算
機表示部34、精算機現金投入・認識部35、および、
精算機釣銭払戻部36などによって構成される。
【0066】精算機アナログ部32は、無線式の定期券
16との間でアナログ信号の送受信を行なうもので、D
/A変換器37、A/D変換器38、送受信切換スイッ
チ39、および、アンテナ40などから構成されてい
る。
【0067】このような構成において、無線式精算装置
31の動作を説明する。まず、精算を行なっていない利
用者は、定期券16を精算機アナログ部32のアンテナ
40の近傍に提示する。すると、精算装置31からは、
常時、あるいは、人間接近センサを備えるならば、人間
が精算装置31に接近した場合のみ読出しコマンドが送
信される。この読出しコマンドを受信するに充分な強度
が得られる位置に定期券16があれば、前述同様、定期
券16はカードデータを送信する。
【0068】このカードデータを受信すると、精算装置
31は、前述同様の検定を行なうことにより、不足料金
を精算機表示部34に表示する。ここで利用者が、この
不足料金に相当する金額の現金を精算機現金投入・認識
部35に納金することにより、精算は終了することにな
る。このとき、釣銭が出た場合、精算機デジタル処理部
33からの指令により、精算機釣銭払戻部36から釣銭
が払い戻される。
【0069】こうして、不足料金の納金が終了すると、
次に精算装置31から定期券16に対して以下のデータ
書込みが行なわれる。 書込f:残高の書込み。この場合、書込みデータは
「0」。精算前の残高から不足料金を引いた残高であ
る。
【0070】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“00”で、精算終了を意味する。
これらのデータを書込みコマンドに続けて定期券16へ
送信する。書込み方法および送信は、読出しコマンドを
精算装置31から定期券16へ送信した場合と同じ方法
で行なわれる。この場合、書込みコマンドの後に書込み
データがつながっている。この書込みコマンドとそれに
つながる書込みデータを定期券16が受信し、読出しコ
マンドの受信時と同様な処理を経て、今回は書込み要求
であると理解すると、書込みコマンドの後に続く書込み
データをカードデジタル処理部18内のメモリ部に書込
む。
【0071】この処理が終了すると、定期券16は、書
込みが正常終了したか否かの確認を行なうために、カー
ドデータを精算装置31へ送信する。精算装置31の精
算機デジタル処理部33は、書込みコマンドに続いて送
信した書込みデータと、いま受信した定期券16の内部
データとを比較し、両者が一致すれば、正常書込みであ
るので、終了コマンドを定期券16に対して送信する。
【0072】定期券16は、この終了コマンドを受信す
ると、精算装置31に対して終了コマンドを送信する。
この処理が終了すると、精算装置31は、精算機表示部
34に精算終了を示すメッセージを表示する。また、精
算が必要ない定期券16を所持した場合も、同様の検定
によって精算の必要がないことがわかり、「精算の必要
はありません」というメッセージを表示する。
【0073】こうして、精算を終了した利用者は、その
定期券16を所持し、ゲート装置本体1へ向かい、検定
を受ける。 検定a:定期券利用可能区間の検定。この場合、定期券
利用可能区間内にあるD駅での降車を考えているので、
この検定は合格である。
【0074】検定b:定期券利用可能期間の検定。 検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。前分精算・後
分精算情報は“00”で、定期券利用可能区間外からの
乗車ではあるが、精算が終了していることを意味してい
る。よって、駅構外への出場許可が出る。出場の前に、
ゲート装置本体1から定期券16に対して以下のデータ
書込みが行なわれる。
【0075】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、これは集札が終了したことを意味す
る。このデータを前述のように定期券16に書込み、照
合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置
本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出
す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利
用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることがで
きる。
【0076】上記説明では、A駅乗車、D駅降車を考え
たが、乗車駅が定期券利用可能区間外駅、降車駅が定期
券利用可能区間内駅であれば、どのような組合わせの乗
降車についても同様である。
【0077】次に、定期券利用可能区間内乗車、定期券
利用可能区間外降車で、乗車の場合について説明する。
この場合、定期券利用可能区間内での乗車であるので、
前述した定期券利用可能区間内での乗降車の乗車時と全
く同じ内容であり、よって説明は省略する。
【0078】次に、降車の場合について説明する。本装
置の設置駅を、定期券利用可能区間外であるE駅(図3
参照)とし、図1におけるB側を駅構内、A側を駅構外
とする。図3中の定期券利用可能区間外にあるE駅で降
車する場合、まず、定期券16を所持した利用者は、前
述した乗車の場合と同様に、無線改札ゲートを通過し、
その際に同様に定期券16の内部データの読出しを行な
い、検定を行なう。
【0079】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間外にあるE駅での降車を考え
ているので、この検定は不合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0080】検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。まだ不足料金
(運賃)の精算を行なっていないので、この情報は乗車
時のままで“00”となっていて、不合格である。右桁
が後分精算終了とともに“01”となる。すなわち、降
車駅が定期券利用可能区間外で前分精算・後分精算情報
が“00”の場合は精算が必要で、“01”の場合は精
算の必要がない。
【0081】これらの検定に全て合格すると、ゲート装
置本体1から定期券16に対して下記のデータ書込みが
行なわれる。しかしながら、この場合は、定期券利用可
能区間外からの乗車であるので、乗車駅から定期券利用
可能区間までの最短の料金を精算しなければならない。
したがって、この場合は、無線改札ゲートを通過するた
めのフラッパ6,15の開動作は行なわれない。
【0082】通過検定に不合格の場合のゲートの動作、
表示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様
である。次に、精算の場合について説明する。精算を行
なう手段として、前述した精算と同様に3通りあり、以
下、それぞれについて説明する。
【0083】まず、定期券16がプリペイドカード機能
を持つ場合の精算について説明する。この場合、降車駅
から定期券利用可能区間までの不足料金を、前述した定
期券がプリペイドカード機能を持つ場合の精算と同様な
処理によって算出し、不足料金と残高が等しいか、ある
いは、不足料金の方が残高よりも少ない場合は、不足料
金を定期券16の残高から差し引くことで精算が終了
し、ゲート装置本体1から定期券16に対して以下のデ
ータ書込みが行なわれる。
【0084】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 書込f:残高の書込み。精算前の残高から不足料金を引
いた残高である。
【0085】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“01”で、精算終了を意味する。
これらのデータを前述のように定期券16に書込み、照
合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置
本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出
す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利
用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることがで
きる。
【0086】また、不足料金と精算終了後の残高表示を
ゲート表示部7で行ない、利用者に対して不足料金と残
高を知らせる。残高無し、あるいは、残高よりも不足料
金の方が多い場合は、前述した定期券がプリペイドカー
ド機能を持つ場合の精算と同様な表示を行ない、ゲート
装置本体1に備えられた精算機能で支払うか、あるい
は、別に設けられた無線式精算装置で精算する。
【0087】次に、ゲート装置本体1に備えられた精算
機能で精算する場合について説明する。この場合、前述
したゲート装置本体1に備えられた精算機能での精算と
同様な処理を経て、不足料金の納金が終了すると、次に
ゲート装置本体1から定期券16に対して以下のデータ
書込みが行なわれる。
【0088】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 書込f:残高の書込み。精算前の残高から不足料金を引
いた残高である。この場合は「0」。
【0089】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“01”で、後分精算終了を意味す
る。これらのデータを前述のように定期券16に書込
み、照合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲー
ト装置本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許
可を出す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行な
い、利用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出るこ
とができる。
【0090】また、不足料金と精算終了後の残高表示
(この場合、残高「0」となる)をゲート表示部7で行
ない、利用者に対して不足料金と残高を知らせる。次
に、別に設置された無線式精算装置で精算する場合につ
いて説明する。この場合、前述した別に設けられた無線
式精算装置での精算と同様な処理を経て、不足料金の納
金が終了すると、次に精算装置31から定期券16に対
して以下のデータ書込みが行なわれる。
【0091】書込f:残高の書込み。精算前の残高から
不足料金を引いた残高である。この場合は「0」。 書込d:前分精算・後分精算情報の書込み。書込みデー
タは“01”で、後分精算終了を意味する。
【0092】これらのデータを書込みコマンドに続けて
定期券16へ送信する。書込み方法および表示方法は、
前述した別に設けられた無線式精算装置での精算時と同
様である。精算が終了した利用者は、定期券16を所持
し、ゲート装置本体1へ向かい、検定を受ける。
【0093】検定a:定期券利用可能区間の検定。精算
前と同様に定期券利用可能区間外にあるE駅での降車を
考えているので、この検定は不合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0094】検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。前分精算・後
分精算情報は“01”で、後分精算が終了している。定
期券利用可能区間外での降車ではあるが、精算が終了し
ていることを意味している。よって、駅構外への出場許
可が出る。出場の前に、ゲート装置本体1から定期券1
6に対して以下のデータ書込みが行なわれる。
【0095】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。こ
のデータを前述のように定期券16に書込み、照合す
る。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置本体
1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出す。
フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利用者
は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることができ
る。
【0096】上記説明では、B駅乗車、E駅降車を考え
たが、乗車駅が定期券利用可能区間内駅、降車駅が定期
券利用可能区間外駅であれば、どのような組合わせの乗
降車についても同様である。
【0097】次に、定期券利用可能区間を通過する定期
券利用可能区間外乗降車で、乗車の場合について説明す
る。本装置の設置駅を、定期券利用可能区間外であるA
駅(図3参照)とし、図1におけるA側を駅構内、B側
を駅構外とする。図3中の定期券利用可能区間外にある
A駅で乗車する場合、まず、定期券16を所持した利用
者は、前述した乗車の場合と同様に、無線改札ゲートを
通過し、その際に同様に定期券16の内部データの読出
しを行ない、検定を行なう。
【0098】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間外にあるA駅での乗車を考え
ているので、この検定は不合格である。ゲートデジタル
処理部4は、この不合格を記憶する。
【0099】検定b:定期券利用可能期間の検定。 検定c:改札・集札情報の検定。検定a以外の検定に全
て合格すると、ゲート装置本体1から定期券16に対し
て以下のデータ書込みが行なわれる。
【0100】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“1”で、改札が終了したことを意味する。 書込d:前分精算・後分精算情報の書込み。書込みデー
タは“10”で、定期券利用可能区間外駅での乗車であ
るため、乗車駅から最短の定期券利用可能区間駅までの
精算が必要であることを意味する。
【0101】書込e:改札駅情報の書込み。データはA
駅に割り当てられた駅コード。これらのデータを前述の
ように定期券16に書込み、照合する。最終的に、終了
コマンドを受信したゲート装置本体1は、この利用者に
無線改札ゲート通過の許可を出す。フラッパ6,15の
開動作も前述の如く行ない、利用者は無線改札ゲートを
通過し、駅構内へ進入することができる。
【0102】通過検定に不合格の場合のゲート動作、表
示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様で
ある。次に、降車の場合について説明する。本装置の設
置駅を、定期券利用可能区間外であるE駅(図3参照)
とし、図1におけるB側を駅構内、A側を駅構外とす
る。図3中の定期券利用可能区間外にあるE駅で降車す
る場合、まず、定期券16を所持した利用者は、前述し
た乗車の場合と同様に、無線改札ゲートを通過し、その
際に同様に定期券16の内部データの読出しを行ない、
検定を行なう。
【0103】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間外にあるE駅での降車を考え
ているので、この検定は不合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0104】検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。まだ不足料金
の精算を行なっていないので、この情報は乗車時のまま
で“10”となっていて、不合格である。この情報は、
後分の精算終了とともに“01”となる。すなわち、降
車駅が定期券利用可能区間外で、前分精算・後分精算情
報が“10”、または、“00”の場合は精算が必要
で、“01”の場合は精算の必要がない。
【0105】これらの検定に全て合格すると、ゲート装
置本体1から定期券16に対して以下のデータ書込みが
行なわれる。しかしながら、この場合は、定期券利用可
能区間外からの乗車、定期券利用可能区間外降車である
ので、乗車駅から定期券利用可能区間までの最短の料金
と、定期券利用可能区間外での降車なので、定期券利用
可能駅区間から降車駅までの最短の料金をそれぞれ精算
しなければならない。したがって、この場合は、無線改
札ゲートを通過するためのフラッパ6,15の開動作は
行なわれない。
【0106】通過検定に不合格の場合のゲートの動作、
表示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様
である。次に、精算の場合について説明する。精算を行
なう手段として、前述した精算と同様に3通りあり、以
下、それぞれについて説明する。
【0107】まず、定期券16がプリペイドカード機能
を持つ場合の精算について説明する。この場合、降車駅
から定期券利用可能区間までの不足料金と、乗車駅から
定期券利用可能区間までの不足料金とを加えた合計不足
料金を、前述した定期券がプリペイドカード機能を持つ
場合の精算と同様な処理によって算出し、不足料金と残
高が等しいか、あるいは、不足料金の方が残高よりも少
ない場合は、不足料金を定期券16の残高から差し引く
ことで精算が終了し、ゲート装置本体1から定期券16
に対して以下のデータ書込みが行なわれる。
【0108】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 書込f:残高の書込み。精算前の残高から不足料金を引
いた残高である。
【0109】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“01”で、精算終了を意味する。
これらのデータを前述のように定期券16に書込み、照
合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置
本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出
す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利
用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることがで
きる。
【0110】また、不足料金と精算終了後の残高表示を
ゲート表示部7で行ない、利用者に対して不足料金と残
高を知らせる。残高無し、あるいは、残高よりも不足料
金の方が多い場合は、前述した定期券がプリペイドカー
ド機能を持つ場合の精算と同様な表示を行ない、ゲート
装置本体1に備えられた精算機能で支払うか、あるい
は、別に設けられた無線式精算装置で精算する。
【0111】次に、ゲート装置本体1に備えられた精算
機能で精算する場合について説明する。この場合、前述
したゲート装置本体1に備えられた精算機能での精算と
同様な処理を経て、不足料金の納金が終了すると、次に
ゲート装置本体1から定期券16に対して以下のデータ
書込みが行なわれる。
【0112】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 書込f:残高の書込み。精算前の残高から不足料金を引
いた残高である。この場合は「0」。
【0113】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“01”で、前分、後分とも精算終
了を意味する。これらのデータを前述のように定期券1
6に書込み、照合する。最終的に、終了コマンドを受信
したゲート装置本体1は、この利用者に無線改札ゲート
通過の許可を出す。フラッパ6,15の開動作も前述の
如く行ない、利用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外
へ出ることができる。
【0114】また、不足料金と精算終了後の残高表示
(この場合、残高「0」となる)をゲート表示部7で行
ない、利用者に対して不足料金と残高を知らせる。次
に、別に設置された無線式精算装置で精算する場合につ
いて説明する。この場合、前述した別に設けられた無線
式精算装置での精算と同様な処理を経て、不足料金の納
金が終了すると、次に精算装置31から定期券16に対
して以下のデータ書込みが行なわれる。
【0115】書込f:残高の書込み。精算前の残高から
不足料金を引いた残高である。この場合は「0」。 書込d:前分精算・後分精算情報の書込み。書込みデー
タは“01”で、後分精算終了を意味する。
【0116】これらのデータを書込みコマンドに続けて
定期券16へ送信する。書込み方法および表示方法は、
前述した別に設けられた無線式精算装置での精算時と同
様である。精算が終了した利用者は、定期券16を所持
し、ゲート装置本体1へ向かい、検定を受ける。
【0117】検定a:定期券利用可能区間の検定。精算
前と同様に定期券利用可能区間外にあるE駅での降車を
考えているので、この検定は不合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0118】検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。前分精算・後
分精算情報は“01”で、前分、後分ともに精算が終了
している。定期券利用可能区間外の乗降車ではあるが、
精算が終了していることを意味している。よって、駅構
外への出場許可が出る。出場の前に、ゲート装置本体1
から定期券16に対して以下のデータ書込みが行なわれ
る。
【0119】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、これは集札が終了したことを意味す
る。このデータを前述のように定期券16に書込み、照
合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置
本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出
す。フラッパー6,15の開動作も前述の如く行ない、
利用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることが
できる。
【0120】上記説明では、A駅乗車、E駅降車を考え
たが、乗車駅が定期券利用可能区間外駅、降車駅も定期
券利用可能区間外駅であれば、どのような組合わせの乗
降車についても同様である。
【0121】次に、定期券利用可能区間を通過しない定
期券利用可能区間外乗降車で、乗車の場合について説明
する。本装置の設置駅を、定期券利用可能区間外である
E駅(図3参照)とし、図1におけるA側を駅構内、B
側を駅構外とする。図3中の定期券利用可能区間外にあ
るE駅で乗車する場合、まず、定期券16を所持した利
用者は、前述した乗車の場合と同様に、無線改札ゲート
を通過し、その際に同様に定期券16の内部データの読
出しを行ない、検定を行なう。
【0122】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間外にあるE駅での乗車を考え
ているので、この検定は不合格である。ゲートデジタル
処理部4は、この不合格を記憶する。
【0123】検定b:定期券利用可能期間の検定。 検定c:改札・集札情報の検定。 検定a以外の検定に全て合格すると、ゲート装置本体1
から定期券16に対して以下のデータ書込みが行なわれ
る。
【0124】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“1”で、改札が終了したことを意味する。 書込d:前分精算・後分精算情報の書込み。書込みデー
タは“10”で、定期券利用可能区間外駅での乗車であ
るため、乗車駅から最短の定期券利用可能区間駅までの
精算が必要であることを意味する。
【0125】書込e:改札駅情報の書込み。データはE
駅に割り当てられた駅コード。これらのデータを前述の
ように定期券16に書込み、照合する。最終的に、終了
コマンドを受信したゲート装置本体1は、この利用者に
無線改札ゲート通過の許可を出す。フラッパ6,15の
開動作も前述の如く行ない、利用者は無線改札ゲートを
通過し、駅構内へ進入することができる。
【0126】通過検定に不合格の場合のゲート動作、表
示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様で
ある。次に、降車の場合について説明する。本装置の設
置駅を、定期券利用可能区間外であるF駅(図3参照)
とし、図1におけるB側を駅構内、A側を駅構外とす
る。図3中の定期券利用可能区間外にあるF駅で降車す
る場合、まず、定期券16を所持した利用者は、前述し
た乗車の場合と同様に、無線改札ゲートを通過し、その
際に同様に定期券16の内部データの読出しを行ない、
検定を行なう。
【0127】検定a:定期券利用可能区間の検定。この
場合、定期券利用可能区間外にあるF駅での降車を考え
ているので、この検定は不合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0128】検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。まだ不足料金
の精算を行なっていないので、この情報は乗車時のまま
で“10”となっていて、不合格である。この情報は、
後分の精算終了とともに“01”となる。すなわち、降
車駅が定期券利用可能区間外で、前分精算・後分精算情
報が“10”、または、“00”の場合は精算が必要
で、“01”の場合は精算の必要がない。
【0129】これらの検定に全て合格すると、ゲート装
置本体1から定期券16に対して以下のデータ書込みが
行なわれる。しかしながら、この場合は、定期券利用可
能区間外からの乗車、定期券利用可能区間外降車である
ので、乗車駅から定期券利用可能区間までの最短の料金
と、定期券利用可能区間外での降車なので、定期券利用
可能駅区間から降車駅までの最短の料金をそれぞれ精算
しなければならない。したがって、この場合は、無線改
札ゲートを通過するためのフラッパ6,15の開動作は
行なわれない。
【0130】通過検定に不合格の場合のゲートの動作、
表示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様
である。次に、精算の場合について説明する。精算を行
なう手段として、前述した精算と同様に3通りあり、以
下、それぞれについて説明する。
【0131】まず、定期券16がプリペイドカード機能
を持つ場合の精算について説明する。この場合、定期券
利用可能区間を通らない定期券利用可能区間外乗車であ
り、定期券利用可能区間外降車である。乗降車駅情報か
ら、不足料金を、前述した定期券がプリペイドカード機
能を持つ場合の精算と同様な処理によって算出し、不足
料金と残高が等しいか、あるいは、不足料金の方が残高
よりも少ない場合は、不足料金を定期券16の残高から
差し引くことで精算が終了し、ゲート装置本体1から定
期券16に対して以下のデータ書込みが行なわれる。
【0132】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 書込f:残高の書込み。精算前の残高から不足料金を引
いた残高である。
【0133】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“01”で、精算終了を意味する。
これらのデータを前述のように定期券16に書込み、照
合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置
本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出
す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利
用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることがで
きる。
【0134】また、不足料金と精算終了後の残高表示を
ゲート表示部7で行ない、利用者に対して不足料金と残
高を知らせる。残高無し、あるいは、残高よりも不足料
金の方が多い場合は、前述した定期券がプリペイドカー
ド機能を持つ場合の精算と同様な表示を行ない、ゲート
装置本体1に備えられた精算機能で支払うか、あるい
は、別に設けられた無線式精算装置で精算する。
【0135】通過検定に不合格の場合のゲートの動作、
表示は前述した乗車時の通過検定に不合格の場合と同様
である。次に、ゲート装置本体1に備えられた精算機能
で精算する場合について説明する。この場合、前述した
ゲート装置本体1に備えられた精算機能での精算と同様
な処理を経て、不足料金の納金が終了すると、次にゲー
ト装置本体1から定期券16に対して以下のデータ書込
みが行なわれる。
【0136】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 書込f:残高の書込み。精算前の残高から不足料金を引
いた残高である。この場合は「0」。
【0137】書込d:前分精算・後分精算情報の書込
み。書込みデータは“01”で、精算終了を意味する。
これらのデータを前述のように定期券16に書込み、照
合する。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置
本体1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出
す。フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利
用者は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることがで
きる。
【0138】また、不足料金と精算終了後の残高表示
(この場合、残高「0」となる)をゲート表示部7で行
ない、利用者に対して不足料金と残高を知らせる。次
に、別に設置された無線式精算装置で精算する場合につ
いて説明する。この場合、前述した別に設けられた無線
式精算装置での精算と同様な処理を経て、不足料金の納
金が終了すると、次に精算装置31から定期券16に対
して以下のデータ書込みが行なわれる。
【0139】書込f:残高の書込み。精算前の残高から
不足料金を引いた残高である。この場合は「0」。 書込d:前分精算・後分精算情報の書込み。書込みデー
タは“01”で、精算終了を意味する。
【0140】これらのデータを書込みコマンドに続けて
定期券16へ送信する。書込み方法および表示方法は、
前述した別に設けられた無線式精算装置での精算時と同
様である。精算が終了した利用者は、定期券16を所持
し、ゲート装置本体1へ向かい、検定を受ける。
【0141】検定a:定期券利用可能区間の検定。精算
前と同様に定期券利用可能区間外にあるF駅での降車を
考えているので、この検定は不合格である。 検定b:定期券利用可能期間の検定。
【0142】検定c:改札・集札情報の検定。 検定d:前分精算・後分精算情報の検定。前分精算・後
分精算情報は“01”で、精算が終了している。定期券
利用可能区間外の乗降車ではあるが、精算が終了してい
ることを意味している。よって、駅構外への出場許可が
出る。出場の前に、ゲート装置本体1から定期券16に
対して以下のデータ書込みが行なわれる。
【0143】書込c:改札・集札情報の書込み。書込み
データは“0”で、集札が終了したことを意味する。 このデータを前述のように定期券16に書込み、照合す
る。最終的に、終了コマンドを受信したゲート装置本体
1は、この利用者に無線改札ゲート通過の許可を出す。
フラッパ6,15の開動作も前述の如く行ない、利用者
は無線改札ゲートを通過し、駅構外へ出ることができ
る。
【0144】上記説明では、E駅乗車、F駅降車を考え
たが、定期券利用可能区間を通らない乗車駅が定期券利
用可能区間外駅、降車駅も定期券利用可能区間外駅であ
れば、どのような組合わせの乗降車についても同様であ
る。
【0145】以上説明したように上記実施例によれば、
無線式定期券による乗車の改札は、定期券のデータ検定
が無線通信によって行なわれるので、従来のような磁気
による場合と違い、定期券を挿入するといった煩わしい
操作がいっさい不要である。また、通常の定期券利用可
能区間内での改札・集札は、無線式のゲート装置を通過
するだけで可能である。また、定期券利用可能区間外の
乗降車によって発生する不足料金の精算も、降車時に無
線式のゲート装置を通過するだけで、容易に可能とな
る。こうして、この定期券処理装置では、定期券利用可
能区間内外での乗降車が可能な定期券の処理を行なうこ
とができる。
【0146】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、定
期券の利用可能区間外からでも、その定期券によって乗
降車でき、不足料金を降車時において容易に精算するこ
とのできる定期券処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無線式定期券を使用し
た定期券処理装置の構成図。
【図2】無線式定期券の内部データの一例を示す図。
【図3】定期券利用可能区間の一例を説明する図。
【図4】無線式精算装置の構成図。
【符号の説明】
1……ゲート装置本体、2……補助筐体、3……ゲート
アナログ部、4……ゲートデジタル処理部、5……フラ
ッパ駆動部、6……フラッパ、7……ゲート表示部、8
……ゲート現金投入・認識部、9……ゲート釣銭払戻
部、14……フラッパ駆動部、15……フラッパ、16
……無線式定期券、17……カードアナログ部、18…
…カードデジタル処理部、31……無線式精算装置、3
2……精算機アナログ部、33……精算機デジタル処理
部、34……精算機表示部、35……精算機現金投入・
認識部、36……精算機釣銭払戻部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が携帯し、乗車駅を示す乗車駅デ
    ータ、利用可能区間を示す利用可能区間データ、およ
    び、所定の金額データが記録され、かつ、無線通信機能
    を有する定期券との間で無線によってデータの送受信を
    行なう無線通信手段と、 この無線通信手段を介して前記定期券から読取った乗車
    駅データ、および、利用可能区間データを検定すること
    により、前記利用者の通行を制御するゲートを開閉制御
    するゲート制御手段と、 本装置の設置駅を示す設置位置データと、前記定期券か
    ら読取った乗車駅データおよび利用可能区間データとに
    基づき、前記定期券の利用が利用可能区間内に入ってい
    るか否かを判別する判別手段と、 この判別手段で利用可能区間内に入っていないと判別さ
    れると、前記乗車駅データを基に利用可能区間外の不足
    料金を算出し、この算出した料金を前記定期券の金額デ
    ータから減算することにより、前記不足料金に対する精
    算処理を行なう精算手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
  2. 【請求項2】 利用者が携帯し、乗車駅を示す乗車駅デ
    ータ、および、利用可能区間を示す利用可能区間データ
    が記録され、かつ、無線通信機能を有する定期券との間
    で無線によってデータの送受信を行なう無線通信手段
    と、 この無線通信手段を介して前記定期券から読取った乗車
    駅データ、および、利用可能区間データを検定すること
    により、前記利用者の通行を制御するゲートを開閉制御
    するゲート制御手段と、 本装置の設置駅を示す設置位置データと、前記定期券か
    ら読取った乗車駅データおよび利用可能区間データとに
    基づき、前記定期券の利用が利用可能区間内に入ってい
    るか否かを判別する判別手段と、 この判別手段で利用可能区間内に入っていないと判別さ
    れると、前記乗車駅データを基に利用可能区間外の不足
    料金を算出し、それを前記利用者に知らせる不足料金算
    出手段と、 前記利用者が投入する前記不足料金に対応する現金を受
    入れることにより、前記不足料金に対する精算処理を行
    なう精算手段と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
  3. 【請求項3】 利用者が携帯し、乗車駅を示す乗車駅デ
    ータ、および、利用可能区間を示す利用可能区間データ
    が記録され、かつ、無線通信機能を有する定期券との間
    で無線によってデータの送受信を行なう無線通信手段
    と、この無線通信手段を介して前記定期券から読取った
    乗車駅データ、および、利用可能区間データを検定する
    ことにより、前記利用者の通行を制御するゲートを開閉
    制御するゲート制御手段と、本装置の設置駅を示す設置
    位置データと、前記定期券から読取った乗車駅データお
    よび利用可能区間データとに基づき、前記定期券の利用
    が利用可能区間内に入っているか否かを判別する判別手
    段と、この判別手段で利用可能区間内に入っていないと
    判別されると、前記利用者に対して不足料金の精算を要
    求する報知手段とからなるゲート装置と、 前記精算を要求された定期券との間で無線によってデー
    タの送受信を行なう無線通信手段と、この無線通信手段
    を介して前記定期券から読取った乗車駅データおよび利
    用可能区間データと、本装置の設置駅を示す設置位置デ
    ータとに基づき利用可能区間外の不足料金を算出し、そ
    れを前記利用者に知らせる不足料金算出手段と、前記利
    用者が投入する前記不足料金に対応する現金を受入れる
    ことにより、前記不足料金に対する精算処理を行なう精
    算手段と、この精算手段による精算処理が終了すると、
    前記無線通信手段を介して前記定期券に対して精算済を
    示す情報を記録する精算済情報記録手段とからなる精算
    装置と、 を具備したことを特徴とする定期券処理装置。
JP5215669A 1993-08-31 1993-08-31 定期券処理装置 Pending JPH0765211A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001512262A (ja) * 1997-07-31 2001-08-21 スプリング テクノロジーズ,インコーポレイティド イベントおよび交通システムへのアクセスを制御するためにバイオメトリックス識別を使用するためのシステムおよび方法
JP2003099821A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Toshiba Corp 自動改札装置、改札処理システム、及び改札処理方法

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