JP3417760B2 - 鉄道利用料金管理装置 - Google Patents
鉄道利用料金管理装置Info
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- JP3417760B2 JP3417760B2 JP14616696A JP14616696A JP3417760B2 JP 3417760 B2 JP3417760 B2 JP 3417760B2 JP 14616696 A JP14616696 A JP 14616696A JP 14616696 A JP14616696 A JP 14616696A JP 3417760 B2 JP3417760 B2 JP 3417760B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道利用料金管理装
置に係り、特に、非接触ICカード等の記憶媒体を利用
した料金前払い方式の鉄道利用料金管理装置に関する。
置に係り、特に、非接触ICカード等の記憶媒体を利用
した料金前払い方式の鉄道利用料金管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道利用料金管理装置では、例え
ば、利用者が予め購入した磁気式の切符、定期券やスト
アードフェア(SF)カード等の記憶媒体を自動改札機
や精算機等の記憶媒体処理手段に通すことによって、記
憶媒体に記憶された乗車区間や料金などのデータが読取
られ、読取られたデータを演算処理して、利用料金の徴
収処理が行われる。料金不足などのため利用者の入出場
が認められない場合には、例えば、自動改札機に設けら
れたドアを閉じ、入出場できないことを表示し、また、
チャイムや音声等で案内を行うなどして利用者の通過が
阻止される。
ば、利用者が予め購入した磁気式の切符、定期券やスト
アードフェア(SF)カード等の記憶媒体を自動改札機
や精算機等の記憶媒体処理手段に通すことによって、記
憶媒体に記憶された乗車区間や料金などのデータが読取
られ、読取られたデータを演算処理して、利用料金の徴
収処理が行われる。料金不足などのため利用者の入出場
が認められない場合には、例えば、自動改札機に設けら
れたドアを閉じ、入出場できないことを表示し、また、
チャイムや音声等で案内を行うなどして利用者の通過が
阻止される。
【0003】また、近年、記憶媒体として非接触ICカ
ード等を用いた鉄道利用料金管理装置も考えられてい
る。この装置では、例えば、利用者によって料金前払い
された利用可能金額及び個人情報などを非接触ICカー
ドに記憶させ、その非接触ICカードを自動改札機等で
使用することによって利用料金の精算が行われる。非接
触ICカードに記憶された利用可能金額が不足する場合
には、利用者は利用可能金額の積み増し処理を行って、
その非接触ICカードを繰り返し使用する。
ード等を用いた鉄道利用料金管理装置も考えられてい
る。この装置では、例えば、利用者によって料金前払い
された利用可能金額及び個人情報などを非接触ICカー
ドに記憶させ、その非接触ICカードを自動改札機等で
使用することによって利用料金の精算が行われる。非接
触ICカードに記憶された利用可能金額が不足する場合
には、利用者は利用可能金額の積み増し処理を行って、
その非接触ICカードを繰り返し使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の鉄道
利用料金管理装置において、入出場が認められなかった
利用者は、入場の際には、有効な切符等を購入するため
に一旦改札から引き返し券売機や出札窓口などへ行く必
要があった。また、出場の際には、運賃の精算処理を行
うために入場時と同様に改札から引き返して精算機や精
算窓口などへ行かなければならなかった。従って、この
ような利用者は、上記の処理を行うために多くの時間を
費やすことになり、不便さを感じる者も多かった。
利用料金管理装置において、入出場が認められなかった
利用者は、入場の際には、有効な切符等を購入するため
に一旦改札から引き返し券売機や出札窓口などへ行く必
要があった。また、出場の際には、運賃の精算処理を行
うために入場時と同様に改札から引き返して精算機や精
算窓口などへ行かなければならなかった。従って、この
ような利用者は、上記の処理を行うために多くの時間を
費やすことになり、不便さを感じる者も多かった。
【0005】また、非接触ICカード等を用いた装置で
は、非接触ICカードの利用可能金額が不足すると、非
接触ICカードによって個人が特定されるのでクレジッ
ト払い等を利用することにより利用者が入出場できる場
合もあるが、基本的には、利用者は駅窓口など金額の積
み増し処理が可能な特定の場所へ行って積み増し処理す
る必要があるため、利用者にとって不便であった。
は、非接触ICカードの利用可能金額が不足すると、非
接触ICカードによって個人が特定されるのでクレジッ
ト払い等を利用することにより利用者が入出場できる場
合もあるが、基本的には、利用者は駅窓口など金額の積
み増し処理が可能な特定の場所へ行って積み増し処理す
る必要があるため、利用者にとって不便であった。
【0006】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、記憶媒体を利用した料金前払い方式において、記憶
媒体に記憶された利用可能金額が不足する場合でも、利
用者の都合の良い時に記憶媒体への金額の積み増し処理
ができる利便性の優れた鉄道利用料金管理装置を提供す
ることを目的とする。
で、記憶媒体を利用した料金前払い方式において、記憶
媒体に記憶された利用可能金額が不足する場合でも、利
用者の都合の良い時に記憶媒体への金額の積み増し処理
ができる利便性の優れた鉄道利用料金管理装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明のうちの
請求項1に記載の鉄道利用料金管理装置では、利用者が
料金の前払いを行った利用可能金額を含む前記利用者に
関する情報を記憶させた記憶媒体を通して利用料金の徴
収処理を行うと共に、前記記憶媒体に記憶させた利用可
能金額の積み増し処理を行う積み増し処理部を含んだ記
憶媒体処理手段を備えて構成された鉄道利用料金管理装
置において、前記記憶媒体処理手段が異なる駅および列
車内の複数の場所に設けられる場合に、それぞれの記憶
媒体処理手段で行われた処理内容を一括して管理する管
理手段を備えて構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の鉄道利用料金管理装置では、利用者が
料金の前払いを行った利用可能金額を含む前記利用者に
関する情報を記憶させた記憶媒体を通して利用料金の徴
収処理を行うと共に、前記記憶媒体に記憶させた利用可
能金額の積み増し処理を行う積み増し処理部を含んだ記
憶媒体処理手段を備えて構成された鉄道利用料金管理装
置において、前記記憶媒体処理手段が異なる駅および列
車内の複数の場所に設けられる場合に、それぞれの記憶
媒体処理手段で行われた処理内容を一括して管理する管
理手段を備えて構成されたことを特徴とする。
【0008】かかる構成によれば、利用者は、記憶媒体
の使用を通して記憶媒体処理手段で利用料金の支払いを
行い、記憶媒体に記憶された利用可能金額が不足する場
合には、異なる駅および列車内の複数の場所に設けられ
た記憶媒体処理手段のうちのいずれかで利用可能金額の
積み増しを行って鉄道を利用する。そして、各記憶媒体
処理手段で行われた処理内容は、管理手段によって一括
して管理されるようになる。
の使用を通して記憶媒体処理手段で利用料金の支払いを
行い、記憶媒体に記憶された利用可能金額が不足する場
合には、異なる駅および列車内の複数の場所に設けられ
た記憶媒体処理手段のうちのいずれかで利用可能金額の
積み増しを行って鉄道を利用する。そして、各記憶媒体
処理手段で行われた処理内容は、管理手段によって一括
して管理されるようになる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記複数の場所に設けられる記憶媒
体処理手段の少なくとも1つは利用者の入出場を管理す
る自動改札機であり、該自動改札機は、改札通路に沿っ
て設けられ上から見たときに中央部分で屈曲した形状を
持つ筐体と、該筐体の退出側上面から突出して設けられ
改札通路を進む利用者の前方位置に利用案内を表示する
表示部とを備え、利用者の入出場を阻止する手段が設け
られていないドアレス型の構成であることを特徴とす
る。かかる構成によれば、改札通路を進む利用者の前方
の見易い位置に自動改札機における利用案内が表示され
るようになり、自動改札機を通過する際に利用可能金額
が不足する場合であっても、利用者は自動改札機で入出
場を直接阻止されることがなく、その場で金額の積み増
し処理を行うか否かを判断して鉄道を利用できるように
なる。
載の発明において、前記複数の場所に設けられる記憶媒
体処理手段の少なくとも1つは利用者の入出場を管理す
る自動改札機であり、該自動改札機は、改札通路に沿っ
て設けられ上から見たときに中央部分で屈曲した形状を
持つ筐体と、該筐体の退出側上面から突出して設けられ
改札通路を進む利用者の前方位置に利用案内を表示する
表示部とを備え、利用者の入出場を阻止する手段が設け
られていないドアレス型の構成であることを特徴とす
る。かかる構成によれば、改札通路を進む利用者の前方
の見易い位置に自動改札機における利用案内が表示され
るようになり、自動改札機を通過する際に利用可能金額
が不足する場合であっても、利用者は自動改札機で入出
場を直接阻止されることがなく、その場で金額の積み増
し処理を行うか否かを判断して鉄道を利用できるように
なる。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の発明の具体的な構成として、前記記憶媒体
処理手段が、前記記憶媒体に記憶された情報を読取る記
憶媒体読取り部と、該記憶媒体読取り部で得た情報に基
づいて、利用料金を算出し前記利用可能金額から前記利
用料金を引いた金額を演算する演算部と、該演算部の演
算結果を前記利用者に知らせる出力部と、前記利用者の
希望する情報を入力する情報入力部と、前記記憶媒体に
記憶された利用可能金額の書換えを行う記憶媒体書換え
部と、を備え、前記積み増し処理部が、前記演算部の演
算結果において、前記利用可能金額が前記利用料金に対
して不足する場合に、前記情報入力部の入力情報に応じ
て前記利用可能金額の積み増し処理を行い、前記記憶媒
体書換え部が、前記演算部の演算結果及び前記積み増し
処理部の処理結果に基づいて利用可能金額の書換えを行
う構成であることを特徴とする。
は2に記載の発明の具体的な構成として、前記記憶媒体
処理手段が、前記記憶媒体に記憶された情報を読取る記
憶媒体読取り部と、該記憶媒体読取り部で得た情報に基
づいて、利用料金を算出し前記利用可能金額から前記利
用料金を引いた金額を演算する演算部と、該演算部の演
算結果を前記利用者に知らせる出力部と、前記利用者の
希望する情報を入力する情報入力部と、前記記憶媒体に
記憶された利用可能金額の書換えを行う記憶媒体書換え
部と、を備え、前記積み増し処理部が、前記演算部の演
算結果において、前記利用可能金額が前記利用料金に対
して不足する場合に、前記情報入力部の入力情報に応じ
て前記利用可能金額の積み増し処理を行い、前記記憶媒
体書換え部が、前記演算部の演算結果及び前記積み増し
処理部の処理結果に基づいて利用可能金額の書換えを行
う構成であることを特徴とする。
【0011】かかる構成によれば、利用者は、鉄道を利
用する際に記憶媒体処理手段の記憶媒体読取り部に記憶
媒体の情報を読取らせ、前払いした利用可能金額や個人
情報等を記憶媒体処理手段に伝える。記憶媒体処理手段
は、読取った情報を基に演算部で利用料金を算出し利用
可能金額から利用料金を引いた残額を演算する。利用料
金に対して利用可能金額が足りている場合には、出力部
を介して鉄道の利用を認める旨を利用者に知らせると共
に、記憶媒体書換え部により、記憶媒体に記憶された利
用可能金額が利用後の残額に書換えられる。一方、利用
料金に対して利用可能金額が不足する場合には、出力部
を介して利用可能金額の不足を利用者に知らせ、利用者
が情報入力部で積み増し金額等の情報を入力するのに応
じて、積み増し処理部で利用可能金額の積み増し処理が
行われ、記憶媒体書換え部により、記憶媒体に記憶され
た利用可能金額が処理後の残額に書換えられる。
用する際に記憶媒体処理手段の記憶媒体読取り部に記憶
媒体の情報を読取らせ、前払いした利用可能金額や個人
情報等を記憶媒体処理手段に伝える。記憶媒体処理手段
は、読取った情報を基に演算部で利用料金を算出し利用
可能金額から利用料金を引いた残額を演算する。利用料
金に対して利用可能金額が足りている場合には、出力部
を介して鉄道の利用を認める旨を利用者に知らせると共
に、記憶媒体書換え部により、記憶媒体に記憶された利
用可能金額が利用後の残額に書換えられる。一方、利用
料金に対して利用可能金額が不足する場合には、出力部
を介して利用可能金額の不足を利用者に知らせ、利用者
が情報入力部で積み増し金額等の情報を入力するのに応
じて、積み増し処理部で利用可能金額の積み増し処理が
行われ、記憶媒体書換え部により、記憶媒体に記憶され
た利用可能金額が処理後の残額に書換えられる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか1つに記載の発明の具体的な構成として、前
記記憶媒体が、記憶した情報を外部に発信し且つ外部か
らの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカード
であることを特徴とする。かかる構成によれば、非接触
ICカードと記憶媒体処理手段との間の情報の伝送が非
接触で行われるようになる。
のいずれか1つに記載の発明の具体的な構成として、前
記記憶媒体が、記憶した情報を外部に発信し且つ外部か
らの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカード
であることを特徴とする。かかる構成によれば、非接触
ICカードと記憶媒体処理手段との間の情報の伝送が非
接触で行われるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。本実施の形態では、利用可能金
額や利用者の個人情報等を記憶させた記憶媒体として
の、例えば、非接触ICカードを各利用者が所持し、こ
の非接触ICカードの使用を通して鉄道利用料金の徴収
を管理する鉄道利用料金管理装置について説明する。
面に基づいて説明する。本実施の形態では、利用可能金
額や利用者の個人情報等を記憶させた記憶媒体として
の、例えば、非接触ICカードを各利用者が所持し、こ
の非接触ICカードの使用を通して鉄道利用料金の徴収
を管理する鉄道利用料金管理装置について説明する。
【0014】図1は、本鉄道利用料金管理装置の概略を
示すブロック図である。図1に示すように、この鉄道利
用料金管理装置は、中央データ処理装置1を中心とし
て、各駅毎に設置された駅データ処理装置40、中継局3
及び銀行センタ2等との間を通信回線で接続して構成さ
れる。各駅には、非接触ICカードの処理を行う自動改
札機10、券売機20及び精算機30が設置され、それぞれの
機器で処理されたデータが駅データ処理装置40に送られ
る。また、列車内にも非接触ICカードの処理を行う列
車内機器4が設けられ処理データが中継局3に送られ
る。各駅の駅データ処理装置40及び中継局3に送られた
処理データは、中央データ処理装置1に集められ、中央
データ処理装置1によって各機器からのデータが集中管
理される。また、各駅の自動改札機10、券売機20、精算
機30及び中継局3は、それぞれ銀行センタ2と通信回線
で結ばれ、相互にデータを交信して後述する非接触IC
カードの利用可能金額の積み増し手続き(口座振替等)
を行い、その結果が銀行センタ2から中央データ処理装
置1に送られる。更に、中央データ処理装置1は、後述
するように非接触ICカードの使用状況に応じて各利用
者に通知・請求等を発する。
示すブロック図である。図1に示すように、この鉄道利
用料金管理装置は、中央データ処理装置1を中心とし
て、各駅毎に設置された駅データ処理装置40、中継局3
及び銀行センタ2等との間を通信回線で接続して構成さ
れる。各駅には、非接触ICカードの処理を行う自動改
札機10、券売機20及び精算機30が設置され、それぞれの
機器で処理されたデータが駅データ処理装置40に送られ
る。また、列車内にも非接触ICカードの処理を行う列
車内機器4が設けられ処理データが中継局3に送られ
る。各駅の駅データ処理装置40及び中継局3に送られた
処理データは、中央データ処理装置1に集められ、中央
データ処理装置1によって各機器からのデータが集中管
理される。また、各駅の自動改札機10、券売機20、精算
機30及び中継局3は、それぞれ銀行センタ2と通信回線
で結ばれ、相互にデータを交信して後述する非接触IC
カードの利用可能金額の積み増し手続き(口座振替等)
を行い、その結果が銀行センタ2から中央データ処理装
置1に送られる。更に、中央データ処理装置1は、後述
するように非接触ICカードの使用状況に応じて各利用
者に通知・請求等を発する。
【0015】従って、自動改札機10、券売機20、精算機
30及び列車内機器4が記憶媒体処理手段として機能し、
また、中央データ処理装置1、銀行センタ2、中継局3
及び各駅データ処理装置40が管理手段として機能する。
尚、中央データ処理装置1と自動改札機10等の各記憶媒
体処理手段との間は、駅データ処理装置40や中継局3を
介すことなく直接接続されても構わない。
30及び列車内機器4が記憶媒体処理手段として機能し、
また、中央データ処理装置1、銀行センタ2、中継局3
及び各駅データ処理装置40が管理手段として機能する。
尚、中央データ処理装置1と自動改札機10等の各記憶媒
体処理手段との間は、駅データ処理装置40や中継局3を
介すことなく直接接続されても構わない。
【0016】このように構成された鉄道利用料金管理装
置で使用される非接触ICカードは、情報を記憶するメ
モリ及びデータ通信機能を備える。メモリには、利用者
の個人情報(例えば、氏名、生年月日、性別、住所、電
話番号等)、カード番号、銀行口座番号などが予め記憶
され、また、利用者のカード使用に関する情報(利用可
能金額、有効期限、セキュリティ情報等)も使用状況に
応じて記憶、更新される。これらメモリに記憶されたデ
ータは、無線信号等によって外部に発信され、非接触I
Cカードと駅や列車に設けられた各種機器との間でデー
タの交信が行われる。更に、好ましくは、非接触ICカ
ードの表面に所有者の顔写真が添付される。この非接触
ICカードは、基本的には、利用者個人の銀行口座から
鉄道会社の銀行口座に口座振替が完了した金額(利用可
能金額)がメモリに記憶(入金)され、その金額内で鉄
道の利用が可能となる。ただし、後で説明するように非
接触ICカードによって利用者個人が特定できるため、
残高不足の場合であっても一定期間、一定金額まではク
レジット(後払い)で利用できるものとする。
置で使用される非接触ICカードは、情報を記憶するメ
モリ及びデータ通信機能を備える。メモリには、利用者
の個人情報(例えば、氏名、生年月日、性別、住所、電
話番号等)、カード番号、銀行口座番号などが予め記憶
され、また、利用者のカード使用に関する情報(利用可
能金額、有効期限、セキュリティ情報等)も使用状況に
応じて記憶、更新される。これらメモリに記憶されたデ
ータは、無線信号等によって外部に発信され、非接触I
Cカードと駅や列車に設けられた各種機器との間でデー
タの交信が行われる。更に、好ましくは、非接触ICカ
ードの表面に所有者の顔写真が添付される。この非接触
ICカードは、基本的には、利用者個人の銀行口座から
鉄道会社の銀行口座に口座振替が完了した金額(利用可
能金額)がメモリに記憶(入金)され、その金額内で鉄
道の利用が可能となる。ただし、後で説明するように非
接触ICカードによって利用者個人が特定できるため、
残高不足の場合であっても一定期間、一定金額まではク
レジット(後払い)で利用できるものとする。
【0017】次に、このような非接触ICカードを利用
した前払い方式の鉄道利用料金管理装置を構成する記憶
媒体処理手段うちの、例えば、自動改札機10の構成につ
いて具体的に説明する。図2は、自動改札機10の外観を
示す斜視図である。図2において、自動改札機10は、改
札通路Pに沿い所定の間隔を保って設けられた一対の筐
体11a,11bと、一方の筐体11aの改札通路Pの進入側
上面に設けられたアンテナ部12と、筐体11aの改札通路
Pの退出側上面から突出して設けられた表示部13と、表
示部13の下方で筐体11aの側面に設けられたスピーカー
14と、一対の筐体11a,11b間に設けられた人間検知セ
ンサ15とを備え、また、内部には、図3に示すように、
自動改札機10の動作を制御する制御部16と、外部の駅デ
ータ処理装置40及び銀行センタ2とのデータの交信を制
御する通信部17と、を備えて構成される。この本自動改
札機10は、利用者の改札通過(入出場)を直接阻止する
手段としてのドア等が設けられてないドアレス型の従来
の自動改札機に、後述するような積み増し処理機能が付
加されたものである。
した前払い方式の鉄道利用料金管理装置を構成する記憶
媒体処理手段うちの、例えば、自動改札機10の構成につ
いて具体的に説明する。図2は、自動改札機10の外観を
示す斜視図である。図2において、自動改札機10は、改
札通路Pに沿い所定の間隔を保って設けられた一対の筐
体11a,11bと、一方の筐体11aの改札通路Pの進入側
上面に設けられたアンテナ部12と、筐体11aの改札通路
Pの退出側上面から突出して設けられた表示部13と、表
示部13の下方で筐体11aの側面に設けられたスピーカー
14と、一対の筐体11a,11b間に設けられた人間検知セ
ンサ15とを備え、また、内部には、図3に示すように、
自動改札機10の動作を制御する制御部16と、外部の駅デ
ータ処理装置40及び銀行センタ2とのデータの交信を制
御する通信部17と、を備えて構成される。この本自動改
札機10は、利用者の改札通過(入出場)を直接阻止する
手段としてのドア等が設けられてないドアレス型の従来
の自動改札機に、後述するような積み増し処理機能が付
加されたものである。
【0018】一対の筐体11a,11bは、上から見たとき
に、例えば、中央部分で屈曲した「く」の字形等の形状
とする。このような形状とすることによって、改札通路
Pを矢印の方向に向かって進む利用者の前方に表示部13
が位置するようになるため、表示部13の表示内容が利用
者に確認され易くなる。アンテナ部12は、利用者の所持
する非接触ICカードから発信される無線信号を受信し
て制御部16に送ると共に、制御部16からの信号を非接触
ICカードに送信する。このアンテナ部12と非接触IC
カードとの間の信号の送受信は、利用者が非接触ICカ
ードをアンテナ部12に近づけることによって行われる。
に、例えば、中央部分で屈曲した「く」の字形等の形状
とする。このような形状とすることによって、改札通路
Pを矢印の方向に向かって進む利用者の前方に表示部13
が位置するようになるため、表示部13の表示内容が利用
者に確認され易くなる。アンテナ部12は、利用者の所持
する非接触ICカードから発信される無線信号を受信し
て制御部16に送ると共に、制御部16からの信号を非接触
ICカードに送信する。このアンテナ部12と非接触IC
カードとの間の信号の送受信は、利用者が非接触ICカ
ードをアンテナ部12に近づけることによって行われる。
【0019】表示部13は、改札通路Pを進む利用者の前
方位置に利用案内を表示する大型の表示画面13aを有
し、この表示画面13aの表面は、タッチパネル13bとな
っていて、利用者が希望する表示部分に触れることによ
って、その表示部分に対応する入力信号が制御部16に送
られる。スピーカー14は、後述するような制御部16で行
われた処理の結果を利用者に対して音声で案内する。
方位置に利用案内を表示する大型の表示画面13aを有
し、この表示画面13aの表面は、タッチパネル13bとな
っていて、利用者が希望する表示部分に触れることによ
って、その表示部分に対応する入力信号が制御部16に送
られる。スピーカー14は、後述するような制御部16で行
われた処理の結果を利用者に対して音声で案内する。
【0020】人間検知センサ15は、例えば、ホトセンサ
等を筐体11a,11bの向かい合う側面に配置し、改札通
路P内の利用者を検知して制御部16に検知信号を送る。
ここで、自動改札機10内部の電気的な構成について、図
3のブロック図を用いて説明する。図3において、制御
部16は、自動改札機10の動作を制御するマイクロコンピ
ュータ16aを中心に形成され、そのマイクロコンピュー
タ16aには、アンテナ部12を介して非接触ICカードと
データの交信を行うトランスミッタ16bと、表示画面13
aの表示内容を駆動制御しタッチパネル13bからの入力
信号を取入れる表示ドライバ16cと、スピーカ14から出
力させる音声案内を駆動制御する音声ドライバ16dと、
人間検知センサ15からの検知信号を入力して増幅するセ
ンサアンプ16eとが接続される。
等を筐体11a,11bの向かい合う側面に配置し、改札通
路P内の利用者を検知して制御部16に検知信号を送る。
ここで、自動改札機10内部の電気的な構成について、図
3のブロック図を用いて説明する。図3において、制御
部16は、自動改札機10の動作を制御するマイクロコンピ
ュータ16aを中心に形成され、そのマイクロコンピュー
タ16aには、アンテナ部12を介して非接触ICカードと
データの交信を行うトランスミッタ16bと、表示画面13
aの表示内容を駆動制御しタッチパネル13bからの入力
信号を取入れる表示ドライバ16cと、スピーカ14から出
力させる音声案内を駆動制御する音声ドライバ16dと、
人間検知センサ15からの検知信号を入力して増幅するセ
ンサアンプ16eとが接続される。
【0021】通信部17は、制御部16のマイクロコンピュ
ータ16aに接続し、また、駅データ処理装置40及び銀行
センタ2と通信回線で結ばれて、自動改札機10と駅デー
タ処理装置40の間、及び自動改札機10と銀行センタ2の
間のデータの送受信を制御する。このように、アンテナ
部12及びトランスミッタ16bが記憶媒体読取り部及び記
憶媒体書換え部として機能する。また、表示部13、表示
ドライバ16c、スピーカ14及び音声ドライバ16dが出力
部として機能し、表示部13及び表示ドライバ16cは情報
入力部としても機能する。更に、マイクロコンピュータ
16aは演算部及び積み増し処理部として機能する。
ータ16aに接続し、また、駅データ処理装置40及び銀行
センタ2と通信回線で結ばれて、自動改札機10と駅デー
タ処理装置40の間、及び自動改札機10と銀行センタ2の
間のデータの送受信を制御する。このように、アンテナ
部12及びトランスミッタ16bが記憶媒体読取り部及び記
憶媒体書換え部として機能する。また、表示部13、表示
ドライバ16c、スピーカ14及び音声ドライバ16dが出力
部として機能し、表示部13及び表示ドライバ16cは情報
入力部としても機能する。更に、マイクロコンピュータ
16aは演算部及び積み増し処理部として機能する。
【0022】尚、上記自動改札機10が、従来の自動改札
機に積み増し処理機能を付加させた構成であるのと同様
にして、自動改札機10以外の他の記憶媒体処理手段、即
ち、券売機20、精算機30及び列車内機器4も、それぞれ
従来機器に積み増し処理機能を付加させた構成であるた
めここでは説明を省略する。次に、本鉄道利用料金管理
装置の動作を自動改札機10を中心に説明する。
機に積み増し処理機能を付加させた構成であるのと同様
にして、自動改札機10以外の他の記憶媒体処理手段、即
ち、券売機20、精算機30及び列車内機器4も、それぞれ
従来機器に積み増し処理機能を付加させた構成であるた
めここでは説明を省略する。次に、本鉄道利用料金管理
装置の動作を自動改札機10を中心に説明する。
【0023】この鉄道利用料金管理装置では、利用者
は、鉄道を利用するとき従来のように駅に設置された券
売機で所定の乗車券等を予め購入する必要がなく、各自
が所持する非接触ICカードを使用することで列車を利
用できる。非接触ICカードを使用するにあたって、前
述したように、利用者は、基本的には個人の銀行口座か
ら鉄道会社の銀行口座に一定の金額を口座振替して、そ
の金額を非接触ICカードのメモリに記憶させる処理が
必要となる。利用者はこの処理を、例えば、駅窓口や銀
行等で予め済ませておけば、記憶された金額内で自由に
鉄道の利用が可能となる。
は、鉄道を利用するとき従来のように駅に設置された券
売機で所定の乗車券等を予め購入する必要がなく、各自
が所持する非接触ICカードを使用することで列車を利
用できる。非接触ICカードを使用するにあたって、前
述したように、利用者は、基本的には個人の銀行口座か
ら鉄道会社の銀行口座に一定の金額を口座振替して、そ
の金額を非接触ICカードのメモリに記憶させる処理が
必要となる。利用者はこの処理を、例えば、駅窓口や銀
行等で予め済ませておけば、記憶された金額内で自由に
鉄道の利用が可能となる。
【0024】まず、非接触ICカードに記憶された利用
可能金額が、乗車区間の運賃以上残っている場合の一連
の動作を説明する。例えば、乗車駅Aに来た利用者は、
入口側の改札に行き自動改札機10が備えられた改札通路
Pを進む。このとき自動改札機10の人間検知センサ15に
よって利用者が検知されて、検知信号がセンサアンプ16
eを介してマイクロコンピュータ16aに出力される。検
知信号を受けたマイクロコンピュータ16aは、トランス
ミッタ16bを駆動して利用者の非接触ICカードから発
信される信号をアンテナ部12で受信可能な状態とする。
また、表示ドライバ16c及び音声ドライバ16dを駆動し
て、利用者に非接触ICカードをアンテナ部12に近づけ
る旨の表示及び音声案内を行う。
可能金額が、乗車区間の運賃以上残っている場合の一連
の動作を説明する。例えば、乗車駅Aに来た利用者は、
入口側の改札に行き自動改札機10が備えられた改札通路
Pを進む。このとき自動改札機10の人間検知センサ15に
よって利用者が検知されて、検知信号がセンサアンプ16
eを介してマイクロコンピュータ16aに出力される。検
知信号を受けたマイクロコンピュータ16aは、トランス
ミッタ16bを駆動して利用者の非接触ICカードから発
信される信号をアンテナ部12で受信可能な状態とする。
また、表示ドライバ16c及び音声ドライバ16dを駆動し
て、利用者に非接触ICカードをアンテナ部12に近づけ
る旨の表示及び音声案内を行う。
【0025】利用者は、アンテナ部12付近に来たとき
に、所持する非接触ICカードをアンテナ部12の上方に
近づける。非接触ICカードからは、メモリに記憶され
たデータが無線信号として発信され、この無線信号がア
ンテナ部12で受信されてトランスミッタ16bを介して利
用者に関するデータがマイクロコンピュータ16aに送ら
れる。
に、所持する非接触ICカードをアンテナ部12の上方に
近づける。非接触ICカードからは、メモリに記憶され
たデータが無線信号として発信され、この無線信号がア
ンテナ部12で受信されてトランスミッタ16bを介して利
用者に関するデータがマイクロコンピュータ16aに送ら
れる。
【0026】マイクロコンピュータ16aは、受信したデ
ータに基づいて、利用者の入場を許可するか否かを判定
する。この判定は、例えば、利用者のカードが有効かど
うかや、利用可能金額が最低(初乗り)運賃に足りてい
るかなどによって行われる。有効期限切れ等で入場が許
可されない場合には(利用可能金額が不足する場合につ
いては後述する)、マイクロコンピュータ16aは、表示
ドライバ16cを介して表示画面13aに利用者の通過を認
めない表示を行い、且つ、音声ドライバ16dを介してス
ピーカー14からその旨の音声案内を行う。入場が許可さ
れる場合には、マイクロコンピュータ16aは、表示ドラ
イバ16cを介して表示画面13aに、利用者の通過を認め
る表示及び非接触ICカードに記憶された利用可能な金
額の表示を行う。また、これと同時に、トランスミッタ
16bを介してアンテナ部12から乗車駅、乗車日時等のデ
ータを示す無線信号を発信して利用者の非接触ICカー
ドに前記データを記憶させる。
ータに基づいて、利用者の入場を許可するか否かを判定
する。この判定は、例えば、利用者のカードが有効かど
うかや、利用可能金額が最低(初乗り)運賃に足りてい
るかなどによって行われる。有効期限切れ等で入場が許
可されない場合には(利用可能金額が不足する場合につ
いては後述する)、マイクロコンピュータ16aは、表示
ドライバ16cを介して表示画面13aに利用者の通過を認
めない表示を行い、且つ、音声ドライバ16dを介してス
ピーカー14からその旨の音声案内を行う。入場が許可さ
れる場合には、マイクロコンピュータ16aは、表示ドラ
イバ16cを介して表示画面13aに、利用者の通過を認め
る表示及び非接触ICカードに記憶された利用可能な金
額の表示を行う。また、これと同時に、トランスミッタ
16bを介してアンテナ部12から乗車駅、乗車日時等のデ
ータを示す無線信号を発信して利用者の非接触ICカー
ドに前記データを記憶させる。
【0027】利用者は、表示画面13aに表示された利用
可能金額を確認して改札通路Pを通過する。そして、列
車に乗車して、例えば、降車駅Bまで移動する。降車駅
Bに到着した利用者は、出口側の改札に行き自動改札機
10が備えられた改札通路Pを通る。乗車時と同様の動作
により、利用者が非接触ICカードをアンテナ部12に近
づけることで、非接触ICカードに記憶されたデータが
マイクロコンピュータ16aに送られる。
可能金額を確認して改札通路Pを通過する。そして、列
車に乗車して、例えば、降車駅Bまで移動する。降車駅
Bに到着した利用者は、出口側の改札に行き自動改札機
10が備えられた改札通路Pを通る。乗車時と同様の動作
により、利用者が非接触ICカードをアンテナ部12に近
づけることで、非接触ICカードに記憶されたデータが
マイクロコンピュータ16aに送られる。
【0028】マイクロコンピュータ16aは、受信したデ
ータに基づいて、A駅からB駅までの間の運賃を計算
し、非接触ICカードに記憶された利用可能金額から運
賃を引いた金額を計算する。計算された運賃及び残りの
利用可能金額は、表示ドライバ16cを介して表示画面13
aに表示され、これと同時に、非接触ICカードに記憶
された利用可能金額を書換える無線信号がトランスミッ
タ16bを介してアンテナ部12から発信されて、利用者の
所持する非接触ICカードの利用可能金額が書換えられ
る。
ータに基づいて、A駅からB駅までの間の運賃を計算
し、非接触ICカードに記憶された利用可能金額から運
賃を引いた金額を計算する。計算された運賃及び残りの
利用可能金額は、表示ドライバ16cを介して表示画面13
aに表示され、これと同時に、非接触ICカードに記憶
された利用可能金額を書換える無線信号がトランスミッ
タ16bを介してアンテナ部12から発信されて、利用者の
所持する非接触ICカードの利用可能金額が書換えられ
る。
【0029】このようにして処理が終わると、表示画面
13aにその旨を示す表示が行われ、利用者は改札通路P
を通過して降車が完了する。次に、非接触ICカードに
記憶された利用可能金額が不足する場合の動作を説明す
る。ただし、上述したように、非接触ICカードによっ
て個人が特定できるため、一定期間、一定金額まではク
レジットで利用できるものとする。
13aにその旨を示す表示が行われ、利用者は改札通路P
を通過して降車が完了する。次に、非接触ICカードに
記憶された利用可能金額が不足する場合の動作を説明す
る。ただし、上述したように、非接触ICカードによっ
て個人が特定できるため、一定期間、一定金額まではク
レジットで利用できるものとする。
【0030】まず、乗車駅Aに来た利用者は、前述の場
合と同様にして、入口側の改札通路Pを通り、自動改札
機10のアンテナ部12に非接触ICカードを近づける。非
接触ICカードから発信された無線信号はアンテナ部12
で受信されマイクロコンピュータ16aに送られる。マイ
クロコンピュータ16aは、受信したデータに基づいて、
利用者の入場を許可するか否かを判定する。ここでは最
低運賃に対して利用可能金額が不足すると判定され、マ
イクロコンピュータ16aは、表示画面13aに現在の利用
可能金額を表示して金額不足であることを利用者に知ら
せる。
合と同様にして、入口側の改札通路Pを通り、自動改札
機10のアンテナ部12に非接触ICカードを近づける。非
接触ICカードから発信された無線信号はアンテナ部12
で受信されマイクロコンピュータ16aに送られる。マイ
クロコンピュータ16aは、受信したデータに基づいて、
利用者の入場を許可するか否かを判定する。ここでは最
低運賃に対して利用可能金額が不足すると判定され、マ
イクロコンピュータ16aは、表示画面13aに現在の利用
可能金額を表示して金額不足であることを利用者に知ら
せる。
【0031】表示画面13aで利用可能金額が不足してい
ることを認識した利用者は、利用可能金額の積み増し処
理を行うか否かの選択をする。この金額の積み増し処理
は、自動改札機10の他、各駅の券売機20、精算機30や列
車内機器4でも行うことが可能であって、ここで金額の
積み増し処理を行うか否かは利用者の任意である。本実
施形態では降車駅Bの自動改札機10で金額の積み増し処
理を行う場合を考え、ここではそのまま改札通路Pを通
過するものとする。尚、通過の際にアンテナ部12から乗
車駅、乗車日時等のデータを示す無線信号が発信されて
利用者の非接触ICカードに前記データが記憶される。
そして、利用者は列車に乗車して降車駅Bまで移動す
る。
ることを認識した利用者は、利用可能金額の積み増し処
理を行うか否かの選択をする。この金額の積み増し処理
は、自動改札機10の他、各駅の券売機20、精算機30や列
車内機器4でも行うことが可能であって、ここで金額の
積み増し処理を行うか否かは利用者の任意である。本実
施形態では降車駅Bの自動改札機10で金額の積み増し処
理を行う場合を考え、ここではそのまま改札通路Pを通
過するものとする。尚、通過の際にアンテナ部12から乗
車駅、乗車日時等のデータを示す無線信号が発信されて
利用者の非接触ICカードに前記データが記憶される。
そして、利用者は列車に乗車して降車駅Bまで移動す
る。
【0032】降車駅Bに到着した利用者は、出口側の改
札に行き自動改札機10が備えられた改札通路Pを通る。
乗車時と同様の動作により、利用者が非接触ICカード
をアンテナ部12に近づけることで、非接触ICカードに
記憶されたデータがマイクロコンピュータ16aに送られ
る。マイクロコンピュータ16aは、受信したデータに基
づいて、A駅からB駅までの間の運賃を計算し、非接触
ICカードに記憶された利用可能金額から運賃を引いた
金額を計算する。ここでは利用可能金額が不足するため
に、改札通路Pを通過して出場できないことが表示画面
13aに表示される(ただし、出場が直接阻止されること
はない)。また、この表示と共に金額の積み増し処理を
行うかを尋ねる表示も行われる。この時の表示画面13a
の一例を図4(a)に示す。加えて、スピーカー14から
もその旨が音声案内される。
札に行き自動改札機10が備えられた改札通路Pを通る。
乗車時と同様の動作により、利用者が非接触ICカード
をアンテナ部12に近づけることで、非接触ICカードに
記憶されたデータがマイクロコンピュータ16aに送られ
る。マイクロコンピュータ16aは、受信したデータに基
づいて、A駅からB駅までの間の運賃を計算し、非接触
ICカードに記憶された利用可能金額から運賃を引いた
金額を計算する。ここでは利用可能金額が不足するため
に、改札通路Pを通過して出場できないことが表示画面
13aに表示される(ただし、出場が直接阻止されること
はない)。また、この表示と共に金額の積み増し処理を
行うかを尋ねる表示も行われる。この時の表示画面13a
の一例を図4(a)に示す。加えて、スピーカー14から
もその旨が音声案内される。
【0033】ここで、利用者は、図4(a)の表示画面
13aで「はい」が表示された部分に触れて、金額の積み
増し処理を行う選択をする。表示画面13aの表面はタッ
チパネル13bになっているので、タッチパネル13bから
表示ドライバ16cを通してマイクロコンピュータ16a
に、金額の積み増し処理を行うことを示す信号が送られ
る。
13aで「はい」が表示された部分に触れて、金額の積み
増し処理を行う選択をする。表示画面13aの表面はタッ
チパネル13bになっているので、タッチパネル13bから
表示ドライバ16cを通してマイクロコンピュータ16a
に、金額の積み増し処理を行うことを示す信号が送られ
る。
【0034】この信号を受けたマイクロコンピュータ16
aは、利用者に暗証番号を入力させる表示を表示画面13
aに行う。この時の表示画面13aの一例を図4(b)に
示す。利用者はタッチパネル13b上で暗証番号を入力す
る。入力された暗証番号はマイクロコンピュータ16aに
送られ確認される。暗証番号の確認完了後、マイクロコ
ンピュータ16aは、利用者に積み増しする金額を入力さ
せる表示を表示画面13aに行う。この時の表示画面13a
の一例を図4(c)に示す。利用者はタッチパネル13b
上で積み増しする金額を入力して、その金額がマイクロ
コンピュータ16aに送られる。
aは、利用者に暗証番号を入力させる表示を表示画面13
aに行う。この時の表示画面13aの一例を図4(b)に
示す。利用者はタッチパネル13b上で暗証番号を入力す
る。入力された暗証番号はマイクロコンピュータ16aに
送られ確認される。暗証番号の確認完了後、マイクロコ
ンピュータ16aは、利用者に積み増しする金額を入力さ
せる表示を表示画面13aに行う。この時の表示画面13a
の一例を図4(c)に示す。利用者はタッチパネル13b
上で積み増しする金額を入力して、その金額がマイクロ
コンピュータ16aに送られる。
【0035】積み増しする金額を受けたマイクロコンピ
ュータ16aは、その金額を利用可能金額に加えた金額を
計算し、また、加算後の利用可能金額から運賃を引いた
金額を計算する。これらの計算結果が表示画面13aに表
示され、利用者の確認が行われる。この時の表示画面13
aの一例を図4(d)に示す。利用者が表示内容を確認
すると、非接触ICカードに記憶されたデータの書換え
を行う旨の表示が表示画面13aに行われ、利用者は所持
する非接触ICカードをアンテナ部12に近づける。この
時の表示画面13aの一例を図4(e)に示す。データの
書換えが終わると、金額の積み増し処理を完了したこと
が表示画面13aに表示される。この時の表示画面13aの
一例を図4(f)に示す。
ュータ16aは、その金額を利用可能金額に加えた金額を
計算し、また、加算後の利用可能金額から運賃を引いた
金額を計算する。これらの計算結果が表示画面13aに表
示され、利用者の確認が行われる。この時の表示画面13
aの一例を図4(d)に示す。利用者が表示内容を確認
すると、非接触ICカードに記憶されたデータの書換え
を行う旨の表示が表示画面13aに行われ、利用者は所持
する非接触ICカードをアンテナ部12に近づける。この
時の表示画面13aの一例を図4(e)に示す。データの
書換えが終わると、金額の積み増し処理を完了したこと
が表示画面13aに表示される。この時の表示画面13aの
一例を図4(f)に示す。
【0036】また、上記の金額の積み増し処理の内容
は、マイクロコンピュータ16aより通信部17を介して駅
データ処理装置40から中央データ処理装置1に送信さ
れ、中央データ処理装置1で利用者毎の非接触ICカー
ドの使用状態が集計される。更に、自動改札機10で処理
された積み増し金額は、口座振替を行うためにマイクロ
コンピュータ16aより通信部17を介して銀行センタ2に
も送信される。口座振替が完了するとその結果が銀行セ
ンタ2から中央データ処理装置1に通知され、中央デー
タ処理装置1では、自動改札機10で行われた処理内容と
口座振替された金額との整合性が確認される。
は、マイクロコンピュータ16aより通信部17を介して駅
データ処理装置40から中央データ処理装置1に送信さ
れ、中央データ処理装置1で利用者毎の非接触ICカー
ドの使用状態が集計される。更に、自動改札機10で処理
された積み増し金額は、口座振替を行うためにマイクロ
コンピュータ16aより通信部17を介して銀行センタ2に
も送信される。口座振替が完了するとその結果が銀行セ
ンタ2から中央データ処理装置1に通知され、中央デー
タ処理装置1では、自動改札機10で行われた処理内容と
口座振替された金額との整合性が確認される。
【0037】このように、本実施形態によれば、利用者
は、非接触ICカードの利用可能金額が不足する場合で
あっても自動改札機10を通る際に金額の積み増し処理を
行うことができるようになる。また、上記の説明では、
降車駅Bの自動改札機10で積み増し処理を行う場合を考
えたが、これと同様にして、乗車時にA駅の自動改札機
10で積み増し処理を行うことも勿論可能である。従来の
管理装置の自動改札機では、利用可能金額が不足すれ
ば、その時点でドアを閉じることによって利用者の入場
または出場が阻止され、利用者は一旦改札から引き返し
て、券売機、精算機や窓口等を使用してカードへの積み
増し処理を行わなければならない。しかし、本実施形態
の自動改札機10によれば、利用可能金額が不足しても、
改札の通過が直接阻止されることなく、その場で金額の
積み増し処理をして入出場することができるため、改札
の通過が円滑に行われ利用者の利便性が向上する。ま
た、記憶媒体に非接触ICカードを用いることによっ
て、自動改札機10と非接触ICカードとの情報の交信が
容易且つ高速に行われ、また、非接触ICカードに様々
な情報を記憶させることが可能となるため、利便性がよ
り向上できる。
は、非接触ICカードの利用可能金額が不足する場合で
あっても自動改札機10を通る際に金額の積み増し処理を
行うことができるようになる。また、上記の説明では、
降車駅Bの自動改札機10で積み増し処理を行う場合を考
えたが、これと同様にして、乗車時にA駅の自動改札機
10で積み増し処理を行うことも勿論可能である。従来の
管理装置の自動改札機では、利用可能金額が不足すれ
ば、その時点でドアを閉じることによって利用者の入場
または出場が阻止され、利用者は一旦改札から引き返し
て、券売機、精算機や窓口等を使用してカードへの積み
増し処理を行わなければならない。しかし、本実施形態
の自動改札機10によれば、利用可能金額が不足しても、
改札の通過が直接阻止されることなく、その場で金額の
積み増し処理をして入出場することができるため、改札
の通過が円滑に行われ利用者の利便性が向上する。ま
た、記憶媒体に非接触ICカードを用いることによっ
て、自動改札機10と非接触ICカードとの情報の交信が
容易且つ高速に行われ、また、非接触ICカードに様々
な情報を記憶させることが可能となるため、利便性がよ
り向上できる。
【0038】ところで、本実施形態では、上述のように
降車駅Bの自動改札機10において利用可能金額の不足の
ために出場できない旨が表示されても、金額の積み増し
処理を行うことなく、そのままクレジットを利用して出
場することも可能である。クレジットを利用した場合に
は、利用日時及び不足金額のデータが自動改札機10から
駅データ処理装置40を通って中央データ処理装置1に送
信される。中央データ処理装置1では、利用者毎にクレ
ジットの利用状況が記録・累計され、クレジットの利用
が予め定めた一定期間または一定限度額を超えると、そ
の利用者に対して、未決済利用金額の通知・請求が直接
行われる。通知・請求を受けても故意に入金しないよう
な特に悪質な利用者に対しては、例えば、違約金の徴
収、カード契約の解約等が実施される。
降車駅Bの自動改札機10において利用可能金額の不足の
ために出場できない旨が表示されても、金額の積み増し
処理を行うことなく、そのままクレジットを利用して出
場することも可能である。クレジットを利用した場合に
は、利用日時及び不足金額のデータが自動改札機10から
駅データ処理装置40を通って中央データ処理装置1に送
信される。中央データ処理装置1では、利用者毎にクレ
ジットの利用状況が記録・累計され、クレジットの利用
が予め定めた一定期間または一定限度額を超えると、そ
の利用者に対して、未決済利用金額の通知・請求が直接
行われる。通知・請求を受けても故意に入金しないよう
な特に悪質な利用者に対しては、例えば、違約金の徴
収、カード契約の解約等が実施される。
【0039】また、本鉄道利用料金管理装置において、
非接触ICカードへの金額の積み増し処理は、各駅の自
動改札機10だけでなく、券売機20、精算機30や列車内機
器4によっても、上述の自動改札機10における処理動作
と同様にして行うことが可能である。このため、利用者
は、自動改札機10の通過時に限らず都合の良い時に金額
の積み増し処理が可能な多くの機会が提供される。次の
表1には、自動改札機で利用可能金額不足と判定され場
合の金額の積み増し処理が可能な機器について、従来の
通過が阻止される自動改札機を用いた管理装置と本実施
形態とを比較した結果を示す。
非接触ICカードへの金額の積み増し処理は、各駅の自
動改札機10だけでなく、券売機20、精算機30や列車内機
器4によっても、上述の自動改札機10における処理動作
と同様にして行うことが可能である。このため、利用者
は、自動改札機10の通過時に限らず都合の良い時に金額
の積み増し処理が可能な多くの機会が提供される。次の
表1には、自動改札機で利用可能金額不足と判定され場
合の金額の積み増し処理が可能な機器について、従来の
通過が阻止される自動改札機を用いた管理装置と本実施
形態とを比較した結果を示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1において、パターン1は、非接触IC
カードの利用可能金額が最低運賃より多く乗車区間の運
賃には足りない時、即ち、乗車の際には自動改札機を通
過でき、降車の際に金額不足となる場合を示す。この場
合の積み増し処理が可能な機器は、従来の管理装置では
降車駅の精算機だけであり、本管理装置では降車駅の券
売機、自動改札機、精算機のいずれかである。また、パ
ターン2は、利用可能金額が最低運賃に足りない時、即
ち、乗車の際に自動改札機で金額不足となる場合を示
す。この場合、従来の管理装置では乗車駅の券売機だけ
で積み増し処理が可能であり、本管理装置では乗車駅の
券売機、自動改札機、精算機、列車内機器、及び降車駅
の精算機で積み増し処理が可能であって、このいずれか
の機器で処理を行えば降車の際の自動改札機で金額不足
になることはない。また、前記いずれかの機器で処理を
行わなかった場合には、降車の際の自動改札機で金額不
足となり(パターン3)、この場合、降車駅の自動改札
機、精算機で積み増し処理が可能である。尚、従来の管
理装置で乗車時に金額不足となった場合には、乗車駅の
券売機で処理を行わない限り入場が阻止されるためパタ
ーン3となることはない。
カードの利用可能金額が最低運賃より多く乗車区間の運
賃には足りない時、即ち、乗車の際には自動改札機を通
過でき、降車の際に金額不足となる場合を示す。この場
合の積み増し処理が可能な機器は、従来の管理装置では
降車駅の精算機だけであり、本管理装置では降車駅の券
売機、自動改札機、精算機のいずれかである。また、パ
ターン2は、利用可能金額が最低運賃に足りない時、即
ち、乗車の際に自動改札機で金額不足となる場合を示
す。この場合、従来の管理装置では乗車駅の券売機だけ
で積み増し処理が可能であり、本管理装置では乗車駅の
券売機、自動改札機、精算機、列車内機器、及び降車駅
の精算機で積み増し処理が可能であって、このいずれか
の機器で処理を行えば降車の際の自動改札機で金額不足
になることはない。また、前記いずれかの機器で処理を
行わなかった場合には、降車の際の自動改札機で金額不
足となり(パターン3)、この場合、降車駅の自動改札
機、精算機で積み増し処理が可能である。尚、従来の管
理装置で乗車時に金額不足となった場合には、乗車駅の
券売機で処理を行わない限り入場が阻止されるためパタ
ーン3となることはない。
【0042】このように、本実施形態の鉄道利用料金管
理装置によれば、非接触ICカードへの金額の積み増し
処理のできる機会がより多くなるため、利用者の利便性
を一層向上させることが可能である。
理装置によれば、非接触ICカードへの金額の積み増し
処理のできる機会がより多くなるため、利用者の利便性
を一層向上させることが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
または3に記載の発明は、記憶媒体処理手段が積み増し
処理部を備えると共に、複数の場所に設けられた記憶媒
体処理手段で行われる処理内容を一括して管理する管理
手段を備えたことによって、記憶媒体に記憶された利用
可能金額が利用料金に対して不足する場合であっても、
利用者は、いずれかの場所の記憶媒体処理手段で都合の
良い時に金額の積み増し処理を行って鉄道を利用するこ
とができるため、利用者の利便性の向上を図ることがで
きる。
または3に記載の発明は、記憶媒体処理手段が積み増し
処理部を備えると共に、複数の場所に設けられた記憶媒
体処理手段で行われる処理内容を一括して管理する管理
手段を備えたことによって、記憶媒体に記憶された利用
可能金額が利用料金に対して不足する場合であっても、
利用者は、いずれかの場所の記憶媒体処理手段で都合の
良い時に金額の積み増し処理を行って鉄道を利用するこ
とができるため、利用者の利便性の向上を図ることがで
きる。
【0044】また、請求項2に記載の発明は、上記の効
果に加えて、記憶媒体処理手段を自動改札機とし、該自
動改札機は改札通路を進む利用者の前方位置に利用案内
を表示する表示部を設けると共に、利用者の入出場を阻
止する手段を設けないドアレス型としたことによって、
利用者は自動改札機を通過する時に前方の見易い位置に
表示される利用案内を確認しながら金額の積み増し処理
を行うことができ、また、自動改札機において入出場を
直接阻止されることがないので、例えば、その場では利
用可能金額の積み増し処理を行わず、後で積み増し処理
を行う時などでもそのまま入出場できるため、利用者の
改札の通過が円滑に行われるようになり、より利便性の
優れた装置が提供できる。
果に加えて、記憶媒体処理手段を自動改札機とし、該自
動改札機は改札通路を進む利用者の前方位置に利用案内
を表示する表示部を設けると共に、利用者の入出場を阻
止する手段を設けないドアレス型としたことによって、
利用者は自動改札機を通過する時に前方の見易い位置に
表示される利用案内を確認しながら金額の積み増し処理
を行うことができ、また、自動改札機において入出場を
直接阻止されることがないので、例えば、その場では利
用可能金額の積み増し処理を行わず、後で積み増し処理
を行う時などでもそのまま入出場できるため、利用者の
改札の通過が円滑に行われるようになり、より利便性の
優れた装置が提供できる。
【0045】更に、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1つに記載の発明の効果に加えて、記憶
媒体を非接触ICカードとしたことによって、記憶媒体
処理手段と非接触ICカードとの情報の交信が容易且つ
高速に行われ、また、非接触ICカードに様々な情報を
記憶させることが可能となるため、利用者の利便性を一
層向上できる。
〜3のいずれか1つに記載の発明の効果に加えて、記憶
媒体を非接触ICカードとしたことによって、記憶媒体
処理手段と非接触ICカードとの情報の交信が容易且つ
高速に行われ、また、非接触ICカードに様々な情報を
記憶させることが可能となるため、利用者の利便性を一
層向上できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る鉄道利用料金管理装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図2】同上実施形態に係る自動改札機の外観を示す斜
視図
視図
【図3】同上実施形態に係る自動改札機の電気的構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図4】同上実施形態における積み増し処理時の表示画
面の一例を示す図
面の一例を示す図
1 中央データ処理装置
2 銀行センタ
4 列車内機器
10 自動改札機
11a,11b 筐体
12 アンテナ部
13 表示部
13a 表示画面
13b タッチパネル
14 スピーカー
16 制御部
16a マイクロコンピュータ
16b トランスミッタ
16c 表示ドライバ
16d 音声ドライバ
17 通信部
20 券売機
30 精算機
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−93601(JP,A)
特開 平1−250187(JP,A)
特開 平9−16820(JP,A)
特開 平1−258195(JP,A)
特開 平7−29037(JP,A)
特開 平6−333111(JP,A)
特開 平6−176225(JP,A)
特開 平5−73743(JP,A)
特開 昭48−65000(JP,A)
特開 昭52−145300(JP,A)
特開 平7−296206(JP,A)
特開 平6−89381(JP,A)
実開 平7−41660(JP,U)
実開 平3−74073(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G07B 15/00
Claims (4)
- 【請求項1】利用者が料金の前払いを行った利用可能金
額を含む前記利用者に関する情報を記憶させた記憶媒体
を通して利用料金の徴収処理を行うと共に、前記記憶媒
体に記憶させた利用可能金額の積み増し処理を行う積み
増し処理部を含んだ記憶媒体処理手段を備えて構成され
た鉄道利用料金管理装置において、 前記記憶媒体処理手段が異なる駅および列車内の複数の
場所に設けられる場合に、それぞれの記憶媒体処理手段
で行われた処理内容を一括して管理する管理手段を備え
て構成されたことを特徴とする鉄道利用料金管理装置。 - 【請求項2】前記複数の場所に設けられる記憶媒体処理
手段の少なくとも1つは利用者の入出場を管理する自動
改札機であり、 該自動改札機は、改札通路に沿って設けられ上から見た
ときに中央部分で屈曲した形状を持つ筐体と、該筐体の
退出側上面から突出して設けられ改札通路を進む利用者
の前方位置に利用案内を表示する表示部とを備え、利用
者の入出場を阻止する手段が設けられていないドアレス
型の構成である ことを特徴とする請求項1記載の鉄道利
用料金管理装置。 - 【請求項3】前記記憶媒体処理手段が、前記記憶媒体に
記憶された情報を読取る記憶媒体読取り部と、 該記憶媒体読取り部で得た情報に基づいて、利用料金を
算出し前記利用可能金額から前記利用料金を引いた金額
を演算する演算部と、 該演算部の演算結果を前記利用者に知らせる出力部と、 前記利用者の希望する情報を入力する情報入力部と、 前記記憶媒体に記憶された利用可能金額の書換えを行う
記憶媒体書換え部と、を備え、 前記積み増し処理部が、前記演算部の演算結果におい
て、前記利用可能金額が前記利用料金に対して不足する
場合に、前記情報入力部の入力情報に応じて前記利用可
能金額の積み増し処理を行い、 前記記憶媒体書換え部が、前記演算部の演算結果及び前
記積み増し処理部の処理結果に基づいて利用可能金額の
書換えを行う構成であることを特徴とする請求項1また
は2に記載の鉄道利用料金管理装置。 - 【請求項4】前記記憶媒体が、記憶した情報を外部に発
信し且つ外部からの信号を受信する通信機能を備えた非
接触ICカードであることを特徴とする請求項1〜3の
いずれか1つに記載の鉄道利用料金管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14616696A JP3417760B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 鉄道利用料金管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14616696A JP3417760B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 鉄道利用料金管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09330437A JPH09330437A (ja) | 1997-12-22 |
JP3417760B2 true JP3417760B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=15401631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14616696A Expired - Fee Related JP3417760B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 鉄道利用料金管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3417760B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003058610A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非接触icカードを利用した車内精算システムと端末装置 |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP14616696A patent/JP3417760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09330437A (ja) | 1997-12-22 |
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