JP3325178B2 - 情報記録媒体及びそれを用いた自動改札機 - Google Patents
情報記録媒体及びそれを用いた自動改札機Info
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- JP3325178B2 JP3325178B2 JP8750296A JP8750296A JP3325178B2 JP 3325178 B2 JP3325178 B2 JP 3325178B2 JP 8750296 A JP8750296 A JP 8750296A JP 8750296 A JP8750296 A JP 8750296A JP 3325178 B2 JP3325178 B2 JP 3325178B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体及び
その情報記録媒体を用いた自動改札機に関する。
その情報記録媒体を用いた自動改札機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動改札機は、普通乗車券や定期
券などの磁気券に記録されているデータを演算処理して
入出場の演算処理を行い、その演算結果に基づいて入出
場を許可又は阻止するようにしている。
券などの磁気券に記録されているデータを演算処理して
入出場の演算処理を行い、その演算結果に基づいて入出
場を許可又は阻止するようにしている。
【０００３】上述の磁気券は、自動改札機に挿入しなけ
ればならないという不便を有しているので、これを解決
するために、情報記録媒体と自動改札機とを非接触式に
することが提案されている（例えば特開平１−２４６６
８７号公報等）。
ればならないという不便を有しているので、これを解決
するために、情報記録媒体と自動改札機とを非接触式に
することが提案されている（例えば特開平１−２４６６
８７号公報等）。
【０００４】上記提案に係る情報記録媒体は、無線通信
機能を備えたＩＣカードからなる非接触式カードであっ
て、その非接触式カードと自動改札機に設けられている
トランスミタとの間でデータ授受が行われるように構成
されている。したがって、利用者は、非接触式カードを
自動改札機にかざすだけで入出場できるという利便を得
ることができる。
機能を備えたＩＣカードからなる非接触式カードであっ
て、その非接触式カードと自動改札機に設けられている
トランスミタとの間でデータ授受が行われるように構成
されている。したがって、利用者は、非接触式カードを
自動改札機にかざすだけで入出場できるという利便を得
ることができる。
【０００５】また、この非接触式カードは、磁気券に比
べて格段に記憶容量が大きいので、その非接触式カード
に定期券データ以外に、ストアードフェアデータ（以
下、「ＳＦデータ」という）を持たせ、そのＳＦデータ
を利用して駅売店における買物や、定期券有効区間（以
下、「定期券区間」という。）外で入出場するときの不
足料金（乗越料金）を精算できるようにすることが提案
されている（特開平７−６５２１２号公報）。
べて格段に記憶容量が大きいので、その非接触式カード
に定期券データ以外に、ストアードフェアデータ（以
下、「ＳＦデータ」という）を持たせ、そのＳＦデータ
を利用して駅売店における買物や、定期券有効区間（以
下、「定期券区間」という。）外で入出場するときの不
足料金（乗越料金）を精算できるようにすることが提案
されている（特開平７−６５２１２号公報）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、非接触式カ
ードに定期券とＳＦカードとの両機能を持たせた複合カ
ードとした場合、自動改札機でＳＦカードから不足料金
を減額するときは、自動改札機の処理時間が長くなると
いう不都合が生じてしまう。
ードに定期券とＳＦカードとの両機能を持たせた複合カ
ードとした場合、自動改札機でＳＦカードから不足料金
を減額するときは、自動改札機の処理時間が長くなると
いう不都合が生じてしまう。
【０００７】図４の路線図を用いて具体的に説明する
と、今、上述の複合カードの定期券区間がＢ駅、Ｃ駅、
Ｄ駅及びＥ駅を中間に有するＡ駅及びＦ駅間とし、そし
て、その定期券区間外のイ駅から入場し、定期券区間内
のＡ駅で下車するものとする。
と、今、上述の複合カードの定期券区間がＢ駅、Ｃ駅、
Ｄ駅及びＥ駅を中間に有するＡ駅及びＦ駅間とし、そし
て、その定期券区間外のイ駅から入場し、定期券区間内
のＡ駅で下車するものとする。
【０００８】イ駅入場時に、複合カードには、イ駅の入
場データが書込まれるとともに、Ａ駅から出場する際
に、イ駅の入場データを基にイ駅から定期券区間までの
最短距離に対応する不足料金がＳＦデータから減額処理
される。
場データが書込まれるとともに、Ａ駅から出場する際
に、イ駅の入場データを基にイ駅から定期券区間までの
最短距離に対応する不足料金がＳＦデータから減額処理
される。
【０００９】Ａ駅に設置されている自動改札機が上述の
減額処理を行うには、先ず、その自動改札機の制御器の
メモリに、列車時刻表に掲載されている三角表式の料金
表に対応した料金データのテーブルを用意しておき、Ａ
駅からＦ駅までの定期券区間の各駅からイ駅までの乗車
料金が算出される。そして、その算出された乗車料金の
うち、最も乗車料金の安い乗車料金が選択される。図４
の例では、最も乗車区間の短い乗車ルートＬ1 のイ駅か
らＣ駅までの乗車料金が選択され、その乗車料金が複合
カードのＳＦデータから減額処理される。
減額処理を行うには、先ず、その自動改札機の制御器の
メモリに、列車時刻表に掲載されている三角表式の料金
表に対応した料金データのテーブルを用意しておき、Ａ
駅からＦ駅までの定期券区間の各駅からイ駅までの乗車
料金が算出される。そして、その算出された乗車料金の
うち、最も乗車料金の安い乗車料金が選択される。図４
の例では、最も乗車区間の短い乗車ルートＬ1 のイ駅か
らＣ駅までの乗車料金が選択され、その乗車料金が複合
カードのＳＦデータから減額処理される。
【００１０】以上のように、定期券区間外の乗車料金を
複合カードのＳＦデータから減額処理するには、定期券
区間内の各駅に対する乗車料金を算出しながら処理する
ので、改札処理時間が長くなるという欠点があった。
複合カードのＳＦデータから減額処理するには、定期券
区間内の各駅に対する乗車料金を算出しながら処理する
ので、改札処理時間が長くなるという欠点があった。
【００１１】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、定期券区間外
の乗車料金を減額処理する際の処理時間を短縮すること
のできる情報記録媒体、及びその情報記録媒体を用いた
自動改札機を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、定期券区間外
の乗車料金を減額処理する際の処理時間を短縮すること
のできる情報記録媒体、及びその情報記録媒体を用いた
自動改札機を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報記録媒
体は、上記目的を達成するために、自動改札機における
定期券用入出場処理で用いられる定期券データを記憶す
る定期券データ記憶部と、定期券区間外の駅から入場又
は出場してその定期券区間内の駅から出場又は入場する
ときの不足料金を精算できるＳＦデータを記憶するＳＦ
データ記憶部と、定期券区間内における他の路線への乗
継可能な交差駅の交差駅データを記憶する交差駅データ
記憶部と、を有することを特徴としている。本発明に係
る自動改札機は、上記目的を達成するために、情報記録
媒体に記憶されている定期券有効区間外の駅から入場し
てその定期券有効区間内の駅から出場するときの不足料
金をその情報記録媒体に記憶されているストアードフェ
アデータに基づいて精算処理を行うときのその出場駅に
設置される自動改札機において、前記情報記録媒体に記
憶されている定期券有効区間内における他の路線への乗
継可能な交差駅を抽出する交差駅抽出手段と、抽出され
た各交差駅と定期券有効区間外の入場駅までの乗車料金
をそれぞれ算出する算出する算出手段と、算出された乗
車料金のうち、最も乗車料金の安い乗車料金を選択する
選択手段と、前記情報記録媒体に記憶されているストア
ードフェアカードに基づいて選択された乗車料金の精算
処理を行う精算制御手段と、を有することを特徴として
いる。本発明に係る自動改札機は、上記目的を達成する
ために、情報記録媒体に記憶されている定期券有効区間
内の駅から入場してその定期券有効区間外の駅から出場
するときの不足料金をその情報記録媒体に記憶されてい
るストアードフェアデータに基づいて精算処理を行うと
きのその出場駅に設置される自動改札機において、前記
情報記録媒体に記憶されている定期券有効区間内におけ
る他の路線への乗継可能な交差駅を抽出する交差駅抽出
手段と、抽出された各交差駅と定期券有効区間外の出場
駅までの乗車料金をそれぞれ算出する算出する算出手段
と、算出された乗車料金のうち、最も乗車料金の安い乗
車料金を選択する選択手段と、前記情報記録媒体に記憶
されているストアードフェアカードに基づいて選択され
た乗車料金の精算処理を行う精算制御手段と、を有する
ことを特徴としている。
体は、上記目的を達成するために、自動改札機における
定期券用入出場処理で用いられる定期券データを記憶す
る定期券データ記憶部と、定期券区間外の駅から入場又
は出場してその定期券区間内の駅から出場又は入場する
ときの不足料金を精算できるＳＦデータを記憶するＳＦ
データ記憶部と、定期券区間内における他の路線への乗
継可能な交差駅の交差駅データを記憶する交差駅データ
記憶部と、を有することを特徴としている。本発明に係
る自動改札機は、上記目的を達成するために、情報記録
媒体に記憶されている定期券有効区間外の駅から入場し
てその定期券有効区間内の駅から出場するときの不足料
金をその情報記録媒体に記憶されているストアードフェ
アデータに基づいて精算処理を行うときのその出場駅に
設置される自動改札機において、前記情報記録媒体に記
憶されている定期券有効区間内における他の路線への乗
継可能な交差駅を抽出する交差駅抽出手段と、抽出され
た各交差駅と定期券有効区間外の入場駅までの乗車料金
をそれぞれ算出する算出する算出手段と、算出された乗
車料金のうち、最も乗車料金の安い乗車料金を選択する
選択手段と、前記情報記録媒体に記憶されているストア
ードフェアカードに基づいて選択された乗車料金の精算
処理を行う精算制御手段と、を有することを特徴として
いる。本発明に係る自動改札機は、上記目的を達成する
ために、情報記録媒体に記憶されている定期券有効区間
内の駅から入場してその定期券有効区間外の駅から出場
するときの不足料金をその情報記録媒体に記憶されてい
るストアードフェアデータに基づいて精算処理を行うと
きのその出場駅に設置される自動改札機において、前記
情報記録媒体に記憶されている定期券有効区間内におけ
る他の路線への乗継可能な交差駅を抽出する交差駅抽出
手段と、抽出された各交差駅と定期券有効区間外の出場
駅までの乗車料金をそれぞれ算出する算出する算出手段
と、算出された乗車料金のうち、最も乗車料金の安い乗
車料金を選択する選択手段と、前記情報記録媒体に記憶
されているストアードフェアカードに基づいて選択され
た乗車料金の精算処理を行う精算制御手段と、を有する
ことを特徴としている。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る非接
触式の自動改札機１０及び定期券機能及びＳＦカード機
能を有する本発明の情報記録媒体に当る非接触式カード
（以下、「カード」という。）Ｃを示している。
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る非接
触式の自動改札機１０及び定期券機能及びＳＦカード機
能を有する本発明の情報記録媒体に当る非接触式カード
（以下、「カード」という。）Ｃを示している。
【００１４】自動改札機１０の筐体Ｈの改札通路の入口
側には、自動改札機１０の使用状態、つまり改札通路を
通過できるか否かを利用者に表示するための表示部１１
が設けられている。また、筐体Ｈの前部の上部には、利
用者イが所持するカードＣとの間で無線通信によりデー
タを送受するための通信エリア１２が設けられている。
この通信エリア１２には、トランスミッタ１３に接続さ
れたアンテナ１４が臨ませてある。
側には、自動改札機１０の使用状態、つまり改札通路を
通過できるか否かを利用者に表示するための表示部１１
が設けられている。また、筐体Ｈの前部の上部には、利
用者イが所持するカードＣとの間で無線通信によりデー
タを送受するための通信エリア１２が設けられている。
この通信エリア１２には、トランスミッタ１３に接続さ
れたアンテナ１４が臨ませてある。
【００１５】Ｓ，Ｓ…は、改札通路への利用者の進入又
は改札通路からの退出、あるいは通過を検知するための
光電式の人間検知器であり、筐体Ｈの側面及びアーム１
５に取付けられている。また、筐体Ｈの側面には、利用
者イに対して所定の案内を放送するためのスピーカ１６
が取付けられている。
は改札通路からの退出、あるいは通過を検知するための
光電式の人間検知器であり、筐体Ｈの側面及びアーム１
５に取付けられている。また、筐体Ｈの側面には、利用
者イに対して所定の案内を放送するためのスピーカ１６
が取付けられている。
【００１６】１７は、自動改札機１０の動作を司どる制
御器であり、マイクロコンピュータを中心に構成されて
いる。そして、この制御器１７には、カードＣとの間で
データの授受を行う上述したトランスミッタ１３が接続
されている。このトランスミッタ１３は、アンテナ１４
を介して、カードＣ側からの送信信号を受信する機能を
有している。
御器であり、マイクロコンピュータを中心に構成されて
いる。そして、この制御器１７には、カードＣとの間で
データの授受を行う上述したトランスミッタ１３が接続
されている。このトランスミッタ１３は、アンテナ１４
を介して、カードＣ側からの送信信号を受信する機能を
有している。
【００１７】図２は、上述の自動改札機１０及びカード
Ｃの電気的構成を示すブロック図である。自動改札機１
０の制御器１７は、上述したトランスミッタ１３の他
に、ドアＤを駆動するためのドア駆動ユニット１８が接
続されている。なお、この制御器１７には、センサＳ等
の各種のアンプ等が接続されているが、ここでは省略さ
れている。
Ｃの電気的構成を示すブロック図である。自動改札機１
０の制御器１７は、上述したトランスミッタ１３の他
に、ドアＤを駆動するためのドア駆動ユニット１８が接
続されている。なお、この制御器１７には、センサＳ等
の各種のアンプ等が接続されているが、ここでは省略さ
れている。
【００１８】カードＣは、無線通信機能を有する通常の
ＩＣカードと同様に、自動改札機１０からの信号を受信
するとともに、その受信した信号を自動改札機１０に送
出するデータで位相変調した反射信号を送出するアンテ
ナ３０と、そのアンテナ３０の受信した信号を処理する
受信部３１と、自動改札機１０からのデータを記憶する
とともに、定期券区間データ等のカードデータを記憶す
るメモリＭを有するＣＰＵ３２と、カードデータで反射
信号の位相を変調するため位相変調部３３と、カードＣ
を駆動するための電池Ｅが設けられている。
ＩＣカードと同様に、自動改札機１０からの信号を受信
するとともに、その受信した信号を自動改札機１０に送
出するデータで位相変調した反射信号を送出するアンテ
ナ３０と、そのアンテナ３０の受信した信号を処理する
受信部３１と、自動改札機１０からのデータを記憶する
とともに、定期券区間データ等のカードデータを記憶す
るメモリＭを有するＣＰＵ３２と、カードデータで反射
信号の位相を変調するため位相変調部３３と、カードＣ
を駆動するための電池Ｅが設けられている。
【００１９】図２の右側には、メモリＭのマップが示さ
れていて、ここにはカードデータのうちの定期券の乗車
区間や有効期間等の定期券データを記憶する定期券デー
タ記憶部Ｍ1 と、ＳＦデータを記憶するＳＦデータ記憶
部Ｍ2 と、後述する交差駅を記憶する交差駅データ記憶
部Ｍ3 とが設けられている。
れていて、ここにはカードデータのうちの定期券の乗車
区間や有効期間等の定期券データを記憶する定期券デー
タ記憶部Ｍ1 と、ＳＦデータを記憶するＳＦデータ記憶
部Ｍ2 と、後述する交差駅を記憶する交差駅データ記憶
部Ｍ3 とが設けられている。
【００２０】ここで、カードＣと自動改札機１０とのデ
ータ授受について説明すると、アンテナ１４から送出さ
れた送信信号をアンテナ３０で受信すると、検波回路や
復調回路等を備えた受信部３１で自動改札機１０側から
の送信データが抽出されて、ＣＰＵ３２のメモリＭに記
憶される。そして、このＣＰＵ３２は、自動改札機１０
に送出するためのカードデータ（ディジタル信号）をシ
リアルにして位相変調部３３に出力している。
ータ授受について説明すると、アンテナ１４から送出さ
れた送信信号をアンテナ３０で受信すると、検波回路や
復調回路等を備えた受信部３１で自動改札機１０側から
の送信データが抽出されて、ＣＰＵ３２のメモリＭに記
憶される。そして、このＣＰＵ３２は、自動改札機１０
に送出するためのカードデータ（ディジタル信号）をシ
リアルにして位相変調部３３に出力している。
【００２１】トランスミッタ１３のアンテナ１４は、ア
ンテナ３０で反射された反射信号を受信すると、図示し
ない受信回路で、検波処理、フィルタ処理及び増幅処理
してカードＣ側からのデータを抽出する。そして、抽出
されたカードデータは、自動改札機１０の制御器１７へ
送出されて自動改札の演算処理に用いられる。
ンテナ３０で反射された反射信号を受信すると、図示し
ない受信回路で、検波処理、フィルタ処理及び増幅処理
してカードＣ側からのデータを抽出する。そして、抽出
されたカードデータは、自動改札機１０の制御器１７へ
送出されて自動改札の演算処理に用いられる。
【００２２】イ駅から入場する際には、利用者イの所持
するカードＣが自動改札機（図示せず）のアンテナにか
ざされると、そのカードＣのメモリＭの図示しない入場
駅データ記憶部に、イ駅入場を示すデータが記憶されて
入場が許可される。
するカードＣが自動改札機（図示せず）のアンテナにか
ざされると、そのカードＣのメモリＭの図示しない入場
駅データ記憶部に、イ駅入場を示すデータが記憶されて
入場が許可される。
【００２３】図３は、イ駅から入場した上述のカードＣ
を用いて、Ａ駅から出場するときのフローチャートであ
る。
を用いて、Ａ駅から出場するときのフローチャートであ
る。
【００２４】利用者イの所持するカードＣがＡ駅の自動
改札機１０のアンテナ１４にかざされ、自動改札機１０
とカードＣとの間で交信が行われると、カードＣのカー
ドデータを用いた出場用の演算処理が行われる（ステッ
プ１００肯定、ステップ１０２。以下、ステップをＳと
する。）。
改札機１０のアンテナ１４にかざされ、自動改札機１０
とカードＣとの間で交信が行われると、カードＣのカー
ドデータを用いた出場用の演算処理が行われる（ステッ
プ１００肯定、ステップ１０２。以下、ステップをＳと
する。）。
【００２５】カードＣにとって、Ａ駅が定期券区間外で
あれば乗越しの精算処理を必要とするが（Ｓ１０２否
定）、Ａ駅は、カードＣの定期券区間内であるので、乗
越し精算は行われない（Ｓ１０２肯定）。
あれば乗越しの精算処理を必要とするが（Ｓ１０２否
定）、Ａ駅は、カードＣの定期券区間内であるので、乗
越し精算は行われない（Ｓ１０２肯定）。
【００２６】自動改札機１０の制御器１７は、カードＣ
と交信して得られたカードデータの中から入場駅を示す
データ及び交差駅を示すデータの抽出を行い、これによ
り入場駅イ及び交差駅Ｃ駅，Ｄ駅が抽出される。（Ｓ１
０４）。そして、イ駅とＣ駅との間の乗車ルートＬ1 に
対応する不足料金、及びイ駅とロ駅経由のＤ駅に対応す
る乗車ルートＬ2 に対応する不足料金の算出が行われる
（Ｓ１０６）。
と交信して得られたカードデータの中から入場駅を示す
データ及び交差駅を示すデータの抽出を行い、これによ
り入場駅イ及び交差駅Ｃ駅，Ｄ駅が抽出される。（Ｓ１
０４）。そして、イ駅とＣ駅との間の乗車ルートＬ1 に
対応する不足料金、及びイ駅とロ駅経由のＤ駅に対応す
る乗車ルートＬ2 に対応する不足料金の算出が行われる
（Ｓ１０６）。
【００２７】次いで、算出された乗車ルートＬ1 ，Ｌ2
のうち最も安い乗車料金（不足料金）が選択され（Ｓ１
０８）、制御器１７は、その不足料金に見合う金額をカ
ードＣのＳＦデータから減算し、その新たな残額に対応
したＳＦデータがカードＣのＳＦデータ記憶部Ｍ2 に書
込まれる（Ｓ２０８）。そして、ドアＤが開かれて利用
者イの出場が許可される（Ｓ２１０）。以上のように、
Ａ駅から出場する際は、交差駅Ｃ，Ｄを中心とした乗車
料金を算出するだけで足りるので、出場処理時間を短縮
することができる。
のうち最も安い乗車料金（不足料金）が選択され（Ｓ１
０８）、制御器１７は、その不足料金に見合う金額をカ
ードＣのＳＦデータから減算し、その新たな残額に対応
したＳＦデータがカードＣのＳＦデータ記憶部Ｍ2 に書
込まれる（Ｓ２０８）。そして、ドアＤが開かれて利用
者イの出場が許可される（Ｓ２１０）。以上のように、
Ａ駅から出場する際は、交差駅Ｃ，Ｄを中心とした乗車
料金を算出するだけで足りるので、出場処理時間を短縮
することができる。
【００２８】なお、上述の例では、情報記録媒体として
非接触式カードを用い、また自動改札機として非接触式
の自動改札機としたが、非接触式カードを磁気券とする
とともに、非接触式の自動改札機を挿入式の自動改札機
としてもよい。この場合、磁気券は定期券とＳＦカード
の２枚組とし、自動改札機は２枚一括挿入して処理でき
る一括挿入型となる。
非接触式カードを用い、また自動改札機として非接触式
の自動改札機としたが、非接触式カードを磁気券とする
とともに、非接触式の自動改札機を挿入式の自動改札機
としてもよい。この場合、磁気券は定期券とＳＦカード
の２枚組とし、自動改札機は２枚一括挿入して処理でき
る一括挿入型となる。
【００２９】
【発明の効果】本発明に係る情報記録媒体は、自動改札
機における定期券用入出場処理で用いられる定期券デー
タを記憶する定期券データ記憶部と、定期券区間外の駅
から入場又は出場してその定期券区間内の駅から出場又
は入場するときの不足料金を精算できるＳＦデータを記
憶するＳＦデータ記憶部と、定期券区間内における他の
路線への乗継可能な交差駅の交差駅データを記憶する交
差駅データ記憶部とからなるので、交差駅データを用い
て出場処理時間を短縮することができる。
機における定期券用入出場処理で用いられる定期券デー
タを記憶する定期券データ記憶部と、定期券区間外の駅
から入場又は出場してその定期券区間内の駅から出場又
は入場するときの不足料金を精算できるＳＦデータを記
憶するＳＦデータ記憶部と、定期券区間内における他の
路線への乗継可能な交差駅の交差駅データを記憶する交
差駅データ記憶部とからなるので、交差駅データを用い
て出場処理時間を短縮することができる。
【００３０】本発明に係る自動改札機は、情報記録媒体
に記憶されている定期券区間外の駅から入場してその定
期券区間内の駅から出場するときの不足料金をその情報
記録媒体に記憶されているＳＦデータに基づいて精算処
理を行うときのその出場駅に設置される自動改札機にお
いて、前記情報記録媒体に記憶されている定期券区間内
における他の路線への乗継可能な交差駅を抽出する交差
駅抽出手段と、抽出された各交差駅と定期券区間外の入
場駅までの乗車料金をそれぞれ算出する算出する算出手
段と、算出された乗車料金のうち、最も乗車料金の安い
乗車料金を選択する選択手段と、前記情報記録媒体に記
憶されているＳＦカードに基づいて選択された乗車料金
の精算処理を行う精算制御手段とからなるので、交差駅
データを用いて出場処理時間を短縮することができる。
本発明に係る自動改札機は、情報記録媒体に記憶されて
いる定期券有効区間内の駅から入場してその定期券有効
区間外の駅から出場するときの不足料金をその情報記録
媒体に記憶されているストアードフェアデータに基づい
て精算処理を行うときのその出場駅に設置される自動改
札機において、前記情報記録媒体に記憶されている定期
券有効区間内における他の路線への乗継可能な交差駅を
抽出する交差駅抽出手段と、抽出された各交差駅と定期
券有効区間外の出場駅までの乗車料金をそれぞれ算出す
る算出する算出手段と、算出された乗車料金のうち、最
も乗車料金の安い乗車料金を選択する選択手段と、前記
情報記録媒体に記憶されているストアードフェアカード
に基づいて選択された乗車料金の精算処理を行う精算制
御手段とからなるので、交差駅データを用いて出場処理
時間を短縮することができる。
に記憶されている定期券区間外の駅から入場してその定
期券区間内の駅から出場するときの不足料金をその情報
記録媒体に記憶されているＳＦデータに基づいて精算処
理を行うときのその出場駅に設置される自動改札機にお
いて、前記情報記録媒体に記憶されている定期券区間内
における他の路線への乗継可能な交差駅を抽出する交差
駅抽出手段と、抽出された各交差駅と定期券区間外の入
場駅までの乗車料金をそれぞれ算出する算出する算出手
段と、算出された乗車料金のうち、最も乗車料金の安い
乗車料金を選択する選択手段と、前記情報記録媒体に記
憶されているＳＦカードに基づいて選択された乗車料金
の精算処理を行う精算制御手段とからなるので、交差駅
データを用いて出場処理時間を短縮することができる。
本発明に係る自動改札機は、情報記録媒体に記憶されて
いる定期券有効区間内の駅から入場してその定期券有効
区間外の駅から出場するときの不足料金をその情報記録
媒体に記憶されているストアードフェアデータに基づい
て精算処理を行うときのその出場駅に設置される自動改
札機において、前記情報記録媒体に記憶されている定期
券有効区間内における他の路線への乗継可能な交差駅を
抽出する交差駅抽出手段と、抽出された各交差駅と定期
券有効区間外の出場駅までの乗車料金をそれぞれ算出す
る算出する算出手段と、算出された乗車料金のうち、最
も乗車料金の安い乗車料金を選択する選択手段と、前記
情報記録媒体に記憶されているストアードフェアカード
に基づいて選択された乗車料金の精算処理を行う精算制
御手段とからなるので、交差駅データを用いて出場処理
時間を短縮することができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る自動改札機及び情
報記録媒体（カード）の斜視図である。
報記録媒体（カード）の斜視図である。
【図２】電気的構成を示すブロック図である。
【図３】制御動作を示すフローチャートである。
【図４】路線図である。
１０ 自動改札機 １３ トランスミッタ １４ アンテナ １７ 制御器 ３０ アンテナ ３１ 受信部 ３２ ＣＰＵ ３３ 位相変調部 Ｃ 情報記録媒体（カード） Ｍ メモリ Ｍ1 定期券データ記憶部 Ｍ2 ストアードフェアデータ記憶部（ＳＦデータ
記憶部） Ｍ3 不足料金データ記憶部
記憶部） Ｍ3 不足料金データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−65212（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−65211（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−59700（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−136990（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−15895（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07B 15/00
Claims (3)
- 【請求項１】 自動改札機における定期券用入出場処理
で用いられる定期券データを記憶する定期券データ記憶
部と、 定期券有効区間外の駅から入場又は出場してその定期券
有効区間内の駅から出場又は入場するときの不足料金を
精算できるストアードフェアデータを記憶するストアー
ドフェアデータ記憶部と、 定期券有効区間内における他の路線への乗継可能な交差
駅の交差駅データを記憶する交差駅データ記憶部と、 を有することを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項２】 情報記録媒体に記憶されている定期券有
効区間外の駅から入場してその定期券有効区間内の駅か
ら出場するときの不足料金をその情報記録媒体に記憶さ
れているストアードフェアデータに基づいて精算処理を
行うときのその出場駅に設置される自動改札機におい
て、 前記情報記録媒体に記憶されている定期券有効区間内に
おける他の路線への乗継可能な交差駅を抽出する交差駅
抽出手段と、 抽出された各交差駅と定期券有効区間外の入場駅までの
乗車料金をそれぞれ算出する算出する算出手段と、 算出された乗車料金のうち、最も乗車料金の安い乗車料
金を選択する選択手段と、 前記情報記録媒体に記憶されているストアードフェアカ
ードに基づいて選択された乗車料金の精算処理を行う精
算制御手段と、 を有することを特徴とする自動改札機。 - 【請求項３】 情報記録媒体に記憶されている定期券有
効区間内の駅から入場してその定期券有効区間外の駅か
ら出場するときの不足料金をその情報記録媒体に記憶さ
れているストアードフェアデータに基づいて精算処理を
行うときのその出場駅に設置される自動改札機におい
て、 前記情報記録媒体に記憶されている定期券有効区間内に
おける他の路線への乗継可能な交差駅を抽出する交差駅
抽出手段と、 抽出された各交差駅と定期券有効区間外の出場駅までの
乗車料金をそれぞれ算 出する算出する算出手段と、 算出された乗車料金のうち、最も乗車料金の安い乗車料
金を選択する選択手段と、 前記情報記録媒体に記憶されているストアードフェアカ
ードに基づいて選択された乗車料金の精算処理を行う精
算制御手段と、 を有することを特徴とする自動改札機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8750296A JP3325178B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 情報記録媒体及びそれを用いた自動改札機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8750296A JP3325178B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 情報記録媒体及びそれを用いた自動改札機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09251556A JPH09251556A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3325178B2 true JP3325178B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=13916767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8750296A Expired - Lifetime JP3325178B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 情報記録媒体及びそれを用いた自動改札機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3325178B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8750296A patent/JP3325178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09251556A (ja) | 1997-09-22 |
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Legal Events
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