JPH076365Y2 - コンクリート型枠の止め金具 - Google Patents
コンクリート型枠の止め金具Info
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- JPH076365Y2 JPH076365Y2 JP3894690U JP3894690U JPH076365Y2 JP H076365 Y2 JPH076365 Y2 JP H076365Y2 JP 3894690 U JP3894690 U JP 3894690U JP 3894690 U JP3894690 U JP 3894690U JP H076365 Y2 JPH076365 Y2 JP H076365Y2
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- concrete formwork
- shaped
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はコンクリート型枠の止め金具に関し、主とし
て、ビルやマンションなどの建物の水平な梁の上側に設
けられるコンクリートの型枠を保持するのに用いられ
る。
て、ビルやマンションなどの建物の水平な梁の上側に設
けられるコンクリートの型枠を保持するのに用いられ
る。
従来、鉄筋コンクリート製の建物を建てるときには、水
平な梁となるH形鋼の上面に、外側に向けて設定された
寸法だけ突出される外壁保持用のL形部材を固着し、こ
のL形部材の垂直部から例えば、20〜30mm内側の水平部
に、適当な間隔をあけて垂直部と平行な鉄筋を溶接する
とともに、これらの鉄筋の内側に鉄筋に保持された垂直
なコンクリートの型枠が設けられていた。
平な梁となるH形鋼の上面に、外側に向けて設定された
寸法だけ突出される外壁保持用のL形部材を固着し、こ
のL形部材の垂直部から例えば、20〜30mm内側の水平部
に、適当な間隔をあけて垂直部と平行な鉄筋を溶接する
とともに、これらの鉄筋の内側に鉄筋に保持された垂直
なコンクリートの型枠が設けられていた。
そして、コンクリート型枠の内側の梁に保持されたデッ
キプレートの上側に、床となるコンクリートを打ち、こ
のコンクリートの固化した後にコンクリートの型枠を取
り外し、コンクリートの端面とL形部材の垂直部との間
にモルタルが充填されていた。
キプレートの上側に、床となるコンクリートを打ち、こ
のコンクリートの固化した後にコンクリートの型枠を取
り外し、コンクリートの端面とL形部材の垂直部との間
にモルタルが充填されていた。
コンクリート型枠を上面に保持する従来のやり方では、
H形鋼に固着されたL形部材の上面に、適当な間隔をあ
けて複数個の鉄筋をL形部材の垂直部と平行に溶接しな
ければならなくなるが、この溶接は高さが高くて足場が
悪い上層階まで溶接機を引き上げて行なわれるため、溶
接に要する工数が多くなって費用が割高になっていた。
H形鋼に固着されたL形部材の上面に、適当な間隔をあ
けて複数個の鉄筋をL形部材の垂直部と平行に溶接しな
ければならなくなるが、この溶接は高さが高くて足場が
悪い上層階まで溶接機を引き上げて行なわれるため、溶
接に要する工数が多くなって費用が割高になっていた。
その上、鉄筋をL形部材に溶接する作業上の必要性か
ら、鉄筋はL形部材の垂直部から20〜30mm離して溶接さ
れるため、コンクリート型枠を取り外した後に、コンク
リートの端面とL形部材の垂直部との空間部にモルタル
を充填するという工数が必要になっていた。
ら、鉄筋はL形部材の垂直部から20〜30mm離して溶接さ
れるため、コンクリート型枠を取り外した後に、コンク
リートの端面とL形部材の垂直部との空間部にモルタル
を充填するという工数が必要になっていた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、コンクリート型枠を建物用壁板支
持部材に着脱可能な止め金具を用いて保持することがで
きるようにするとともに、コンクリート型枠を取り外し
たときに、その内側に固化しているコンクリートの端面
側にモルタルを充填しなくてもよいコンクリート型枠の
止め金具を提供しようとするものである。
目的とするところは、コンクリート型枠を建物用壁板支
持部材に着脱可能な止め金具を用いて保持することがで
きるようにするとともに、コンクリート型枠を取り外し
たときに、その内側に固化しているコンクリートの端面
側にモルタルを充填しなくてもよいコンクリート型枠の
止め金具を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、この考案では、設定された
幅寸法を有するL形部材は水平部の先端側の下側に、入
口側が若干狭くなる弾性把持部が折り返しの形で設けら
れ、弾性把持部の入口案内片は、一旦狭くなった把持部
から入口側開口に向かってL形部材の水平部との間隔が
拡げられ、L形部材の水平部上面に、垂直部と平行な型
枠保持部材が垂直部から設定された距離に設けられて、
コンクリート型枠の止め金具が構成されている。
幅寸法を有するL形部材は水平部の先端側の下側に、入
口側が若干狭くなる弾性把持部が折り返しの形で設けら
れ、弾性把持部の入口案内片は、一旦狭くなった把持部
から入口側開口に向かってL形部材の水平部との間隔が
拡げられ、L形部材の水平部上面に、垂直部と平行な型
枠保持部材が垂直部から設定された距離に設けられて、
コンクリート型枠の止め金具が構成されている。
上記型枠保持部材はL形で、その水平部分がL形部材の
垂直部と反対方向に向けられる構成とするのがよい。
垂直部と反対方向に向けられる構成とするのがよい。
そして、コンクリート型枠を取り外した後に、L形部材
の垂直部を水平部から除去し易くするために、L形部材
は垂直部と型枠保持部材との間の水平部にノッチが設け
られている構成とすることが好ましい。
の垂直部を水平部から除去し易くするために、L形部材
は垂直部と型枠保持部材との間の水平部にノッチが設け
られている構成とすることが好ましい。
止め金具はL形部材の水平端部の下側に弾性把持部が取
り返しの形で設けられているから、この弾性把持部を梁
部材のH形鋼の上面から離して保持された逆L形部材の
水平部の先端側から押圧すると、逆L形部材の水平部に
よって押しひろげられた弾性把持部は、止め金具の垂直
部と型枠保持部材とを垂直状態に保って逆L形部材にし
っかりと保持する。それ故、逆L形部材の長さ方向に適
当な間隔で複数個の止め金具をその弾性把持作用を利用
して保持させると、各止め金具は垂直部と型枠保持部材
との間の空間部に挿入されたコンクリート型枠を垂直状
態に保持する。
り返しの形で設けられているから、この弾性把持部を梁
部材のH形鋼の上面から離して保持された逆L形部材の
水平部の先端側から押圧すると、逆L形部材の水平部に
よって押しひろげられた弾性把持部は、止め金具の垂直
部と型枠保持部材とを垂直状態に保って逆L形部材にし
っかりと保持する。それ故、逆L形部材の長さ方向に適
当な間隔で複数個の止め金具をその弾性把持作用を利用
して保持させると、各止め金具は垂直部と型枠保持部材
との間の空間部に挿入されたコンクリート型枠を垂直状
態に保持する。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、コンクリート型枠の止め
金具1は、設定された幅寸法を有する金属製板材を折り
曲げて形成したL形部材2と、このL形部材2の水平部
2aにL形部材2の垂直部2bと平行に固定されるL形の型
枠保持部材3とから構成されている。
金具1は、設定された幅寸法を有する金属製板材を折り
曲げて形成したL形部材2と、このL形部材2の水平部
2aにL形部材2の垂直部2bと平行に固定されるL形の型
枠保持部材3とから構成されている。
L形部材2は、水平部2aの先端側の下側に、入口側が若
干狭くなるつの字形の弾性把持部2cが折り返しにより形
成されている。この弾性把持部2cは、水平部2aとの間隔
が一旦狭くなった位置から折り返し先端側に、入口側が
拡げられた入口案内片2dが設けられている。L形部材2
は、垂直部2bと型枠保持部材3との間の水平部2aの上面
に、型枠保持部材3から、例えば3〜4mm位の所にノッ
チ2eが設けられている。
干狭くなるつの字形の弾性把持部2cが折り返しにより形
成されている。この弾性把持部2cは、水平部2aとの間隔
が一旦狭くなった位置から折り返し先端側に、入口側が
拡げられた入口案内片2dが設けられている。L形部材2
は、垂直部2bと型枠保持部材3との間の水平部2aの上面
に、型枠保持部材3から、例えば3〜4mm位の所にノッ
チ2eが設けられている。
型枠保持部材3は、L形部材2の垂直部2bとの間隔Lが
コンクリート型枠4(第3図、第4図参照)の厚さと等
しいか、それよりわずかに大きくなるように決められ、
L形部材2の垂直部2bと反対の方向に向けられた水平部
3aを、L形部材2の水平部2aにスポット溶接その他の手
段により固定されている。この型枠保持部材3にはL形
部材2と幅は同じであるが、高さは1/2以下で、板厚
は、L形部材2の厚さが例えば3mm程度のときに、2mm程
度のものが用いられるが、その他の寸法を組み合わせた
ものを用いてもよい。
コンクリート型枠4(第3図、第4図参照)の厚さと等
しいか、それよりわずかに大きくなるように決められ、
L形部材2の垂直部2bと反対の方向に向けられた水平部
3aを、L形部材2の水平部2aにスポット溶接その他の手
段により固定されている。この型枠保持部材3にはL形
部材2と幅は同じであるが、高さは1/2以下で、板厚
は、L形部材2の厚さが例えば3mm程度のときに、2mm程
度のものが用いられるが、その他の寸法を組み合わせた
ものを用いてもよい。
止め金具1を構成するL形部材2および型枠保持部材3
の材質としては、例えば、一般構造用圧延鋼材2種(SS
41)が用いられ、クロームメッキ仕上げが施されるが、
その他の材質を用いてもよいことは勿論である。
の材質としては、例えば、一般構造用圧延鋼材2種(SS
41)が用いられ、クロームメッキ仕上げが施されるが、
その他の材質を用いてもよいことは勿論である。
次に、この実施例の止め金具を用いたコンクリート型枠
の保持について説明する。
の保持について説明する。
第3図および第4図において、6はビルやマンションな
どの梁となるH形鋼5の上面に垂直に固定された取り付
け板で、この取り付け板6の上部に形成された外向きの
水平な取り込み溝6aに、図示しない壁板を支持する逆L
形の壁板支持部材7の水平部7aが挿入・保持されてい
る。H形鋼5の上面と壁板支持部材7の水平部7aとの間
には、各取り付け板6と対応する部分にそれぞれ切り欠
き8aが形成されたデッキプレート8が、各階を仕切る方
向に固定されている。
どの梁となるH形鋼5の上面に垂直に固定された取り付
け板で、この取り付け板6の上部に形成された外向きの
水平な取り込み溝6aに、図示しない壁板を支持する逆L
形の壁板支持部材7の水平部7aが挿入・保持されてい
る。H形鋼5の上面と壁板支持部材7の水平部7aとの間
には、各取り付け板6と対応する部分にそれぞれ切り欠
き8aが形成されたデッキプレート8が、各階を仕切る方
向に固定されている。
この実施例の止め金具1は、デッキプレート8の凹部の
上方を横切る壁板支持部材7の水平部7aの先端側から、
型枠保持部材3の垂直部3bの外面が壁板支持部材7の垂
直部7bから2〜3mm内側に位置するように、型枠保持部
材3を上にして装着される。この装着は、弾性把持部2c
の入口案内片2dがL形部材2の水平部2aとの間隔が一旦
狭くなった位置から入口側開口に向かって拡げられてい
るため、止め金具1の弾性把持部2cの開口側を壁板支持
部材7の水平部7aの先端側から押圧するだけで簡単に行
なわれ、止め金具1は、壁板支持部材7の水平部7aによ
って拡げられた弾性把持部2cの元の状態に戻ろうとする
復元力により、壁板支持部材7にしっかりと保持され
る。
上方を横切る壁板支持部材7の水平部7aの先端側から、
型枠保持部材3の垂直部3bの外面が壁板支持部材7の垂
直部7bから2〜3mm内側に位置するように、型枠保持部
材3を上にして装着される。この装着は、弾性把持部2c
の入口案内片2dがL形部材2の水平部2aとの間隔が一旦
狭くなった位置から入口側開口に向かって拡げられてい
るため、止め金具1の弾性把持部2cの開口側を壁板支持
部材7の水平部7aの先端側から押圧するだけで簡単に行
なわれ、止め金具1は、壁板支持部材7の水平部7aによ
って拡げられた弾性把持部2cの元の状態に戻ろうとする
復元力により、壁板支持部材7にしっかりと保持され
る。
したがって、壁板支持部材7の長さ方向に複数個の止め
金具1を適当な間隔で弾性装着すると、止め金具1にお
けるL形部材2の垂直部2bと型枠保持部材3とが、壁板
支持部材7の水平部7aの先端側から設定された位置で垂
直状態になるため、これらの複数個の空間部にコンクリ
ート型枠4を上側から挿入するだけで、壁板支持部材7
の上側にコンクリート型枠4をきわめて容易に垂直状態
に保持することができる。それ故、デッキプレート8と
コンクリート型枠4とによって仕切られた空間部に、コ
ンクリート9の打設を能率良く行なうことができる。
金具1を適当な間隔で弾性装着すると、止め金具1にお
けるL形部材2の垂直部2bと型枠保持部材3とが、壁板
支持部材7の水平部7aの先端側から設定された位置で垂
直状態になるため、これらの複数個の空間部にコンクリ
ート型枠4を上側から挿入するだけで、壁板支持部材7
の上側にコンクリート型枠4をきわめて容易に垂直状態
に保持することができる。それ故、デッキプレート8と
コンクリート型枠4とによって仕切られた空間部に、コ
ンクリート9の打設を能率良く行なうことができる。
しかも、コンクリート型枠4は、壁板支持部材7でなく
止め金具1に保持されているため、コンクリート型枠4
内に打設されたコンクリート9が固化した後に、コンク
リート型枠4を取り外し、壁板支持部材7の垂直部7bか
ら外側に突出している止め金具1のL形部材2をコンク
リート9の端面側に金槌等で叩くと、L形部材2の垂直
部2bは、水平部2aに設けられたノッチ2eの部分で折れて
水平部2aと分離され(ノッチ2eを設けずにL形部材2の
垂直部2bをコンクリート9の端面側に折り曲げるだけで
もよい)、壁板支持部材7に保持される外壁とコンクリ
ート9の端面側との間隔を設定された3mm程度に保って
モルタルを打つのを省略できるから、コンクリート型枠
4を壁板支持部材7に取り付けていた従来の場合に比べ
て、モルタルを打つに要する手数がかからず、材料費を
節約することができる。
止め金具1に保持されているため、コンクリート型枠4
内に打設されたコンクリート9が固化した後に、コンク
リート型枠4を取り外し、壁板支持部材7の垂直部7bか
ら外側に突出している止め金具1のL形部材2をコンク
リート9の端面側に金槌等で叩くと、L形部材2の垂直
部2bは、水平部2aに設けられたノッチ2eの部分で折れて
水平部2aと分離され(ノッチ2eを設けずにL形部材2の
垂直部2bをコンクリート9の端面側に折り曲げるだけで
もよい)、壁板支持部材7に保持される外壁とコンクリ
ート9の端面側との間隔を設定された3mm程度に保って
モルタルを打つのを省略できるから、コンクリート型枠
4を壁板支持部材7に取り付けていた従来の場合に比べ
て、モルタルを打つに要する手数がかからず、材料費を
節約することができる。
第5図はこの考案の他の実施例を示したもので、前記実
施例において、つの字形に折り返す形で形成されていた
弾性把持部2cを、L形部材2の水平部2aの先端で一旦下
側へ直角に折り曲げ、この垂直な折り曲げ部の下端から
水平部2a側に斜め上向きに折り曲げて弾性把持部2cを形
成するとともに、弾性把持部2cの開口側先端に水平部2a
との間隔を拡げる入口案内片2dを設けた場合である。
施例において、つの字形に折り返す形で形成されていた
弾性把持部2cを、L形部材2の水平部2aの先端で一旦下
側へ直角に折り曲げ、この垂直な折り曲げ部の下端から
水平部2a側に斜め上向きに折り曲げて弾性把持部2cを形
成するとともに、弾性把持部2cの開口側先端に水平部2a
との間隔を拡げる入口案内片2dを設けた場合である。
この構成の場合、止め金具1の垂直部2bまたは型枠保持
部材3の垂直部3bと、弾性把持部2cの垂直な折り曲げ部
との距離の設定が、前記実施例のつの字形の弾性把持部
2cの場合より明確にできるから、コンクリート型枠4の
位置決めがより正確になるだけでなく、止め金具1の弾
性把持部2cも形成が容易となる。
部材3の垂直部3bと、弾性把持部2cの垂直な折り曲げ部
との距離の設定が、前記実施例のつの字形の弾性把持部
2cの場合より明確にできるから、コンクリート型枠4の
位置決めがより正確になるだけでなく、止め金具1の弾
性把持部2cも形成が容易となる。
この考案は上述の通り構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
る効果を奏する。
請求項1のコンクリート型枠の止め金具においては、L
形部材の水平部の先端下側に折り返しにより弾性把持部
が形成されるとともに、型枠保持部材がL形部材の垂直
部から設定された距離に垂直部と平行に設けられている
から、複数個の止め金具を適当な間隔をあけて壁板支持
部材の水平部に弾性装着するだけで、コンクリート型枠
を挿入・保持する空間部を、壁板支持部材の水平部と垂
直な方向に、溶接などの手数をかけることなく少ない工
数により、きわめて能率良く形成することができる。
形部材の水平部の先端下側に折り返しにより弾性把持部
が形成されるとともに、型枠保持部材がL形部材の垂直
部から設定された距離に垂直部と平行に設けられている
から、複数個の止め金具を適当な間隔をあけて壁板支持
部材の水平部に弾性装着するだけで、コンクリート型枠
を挿入・保持する空間部を、壁板支持部材の水平部と垂
直な方向に、溶接などの手数をかけることなく少ない工
数により、きわめて能率良く形成することができる。
しかも、この止め金具は、弾性把持部が入口案内片とと
もに折り曲げによって形成され、型枠保持部材は使用に
先立って溶接されているため、きわめて簡単に安価に生
産することができる。
もに折り曲げによって形成され、型枠保持部材は使用に
先立って溶接されているため、きわめて簡単に安価に生
産することができる。
請求項2のコンクリート型枠の止め金具においては、型
枠保持部材はL形で、その水平部分がL形部材の垂直部
と反対方向に向けられているから、止め金具の型枠保持
部材とL形部材の垂直部との距離の設定が自由になるだ
けなく、コンクリートを打設して固化した後に、壁板支
持部材の垂直面から外側に突出している止め金具をコン
クリート端面側に折り曲げることができる。このため、
コンクリート型枠が壁板支持部材に取り付けられていた
従来の場合と異なり、壁板支持部材の垂直面とコンクリ
ート端面側とのわずかな段落部にモルタルを打たなくて
もよくなるから、モルタルを打つ場合に比べて工数を少
なくし、材料費を節約してコストを引き下げることがで
きる。
枠保持部材はL形で、その水平部分がL形部材の垂直部
と反対方向に向けられているから、止め金具の型枠保持
部材とL形部材の垂直部との距離の設定が自由になるだ
けなく、コンクリートを打設して固化した後に、壁板支
持部材の垂直面から外側に突出している止め金具をコン
クリート端面側に折り曲げることができる。このため、
コンクリート型枠が壁板支持部材に取り付けられていた
従来の場合と異なり、壁板支持部材の垂直面とコンクリ
ート端面側とのわずかな段落部にモルタルを打たなくて
もよくなるから、モルタルを打つ場合に比べて工数を少
なくし、材料費を節約してコストを引き下げることがで
きる。
請求項3のコンクリート型枠の止め金具においては、L
形部材は垂直部と型枠保持部材との間の水平部にノッチ
が設けられているから、コンクリート型枠を取り外した
後に、L形部材の垂直部を水平部からきわめて容易に除
去することができる。
形部材は垂直部と型枠保持部材との間の水平部にノッチ
が設けられているから、コンクリート型枠を取り外した
後に、L形部材の垂直部を水平部からきわめて容易に除
去することができる。
第1図はこの考案の一実施例の正面図、第2図は同平面
図、第3図はコンクリート型枠を保持した状態の一例を
示す斜視図、第4図は第3図を止め金具の部分で切断し
た縦断面図、第5図は他の実施例の正面図である。 1…止め金具、2…L形部材 2a…水平部、2b…垂直部 2c…弾性把持部、2d…入口案内片 2e…ノッチ、3…型枠保持部材 3a…水平部
図、第3図はコンクリート型枠を保持した状態の一例を
示す斜視図、第4図は第3図を止め金具の部分で切断し
た縦断面図、第5図は他の実施例の正面図である。 1…止め金具、2…L形部材 2a…水平部、2b…垂直部 2c…弾性把持部、2d…入口案内片 2e…ノッチ、3…型枠保持部材 3a…水平部
Claims (3)
- 【請求項1】設定された幅寸法を有するL形部材は水平
部の先端側の下側に、入口側が若干狭くなる弾性把持部
が折り返しの形で設けられ、 弾性把持部の入口案内片は、一旦狭くなった把持部から
入口側開口に向かってL形部材の水平部との間隔が拡げ
られ、 L形部材の水平部上面に、垂直部と平行な型枠保持部材
が垂直部から設定された距離に設けられていることを特
徴とする コンクリート型枠の止め金具。 - 【請求項2】型枠保持部材はL形で、その水平部分がL
形部材の垂直部と反対方向に向けられている実用新案登
録請求の範囲第1項記載のコンクリート型枠の止め金
具。 - 【請求項3】L形部材は垂直部と型枠保持部材との間の
水平部にノッチが設けられている実用新案登録請求の範
囲第1項または第2項記載のコンクリート型枠の止め金
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3894690U JPH076365Y2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | コンクリート型枠の止め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3894690U JPH076365Y2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | コンクリート型枠の止め金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03129652U JPH03129652U (ja) | 1991-12-26 |
JPH076365Y2 true JPH076365Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31547407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3894690U Expired - Lifetime JPH076365Y2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | コンクリート型枠の止め金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076365Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-11 JP JP3894690U patent/JPH076365Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03129652U (ja) | 1991-12-26 |
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