JP2534769Y2 - コンクリートの型わく固定具 - Google Patents

コンクリートの型わく固定具

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JP2534769Y2
JP2534769Y2 JP11432391U JP11432391U JP2534769Y2 JP 2534769 Y2 JP2534769 Y2 JP 2534769Y2 JP 11432391 U JP11432391 U JP 11432391U JP 11432391 U JP11432391 U JP 11432391U JP 2534769 Y2 JP2534769 Y2 JP 2534769Y2
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magnet
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metal plate
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fixing
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繁樹 長谷
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Nichilaymagnet Co Ltd
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Nichilaymagnet Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案によるコンクリートの型わ
く固定具はH型鋼の端縁に沿ってアングルが設けられて
いる現場で、床等の平坦部のコンクリート打ち込み作業
をするときに人的、物的に効率良く、正確で迅速性に富
んだ型わく形成を行うために用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、H型鋼及びその他の鉄筋等を組み
立てた上に平坦なコンクリート床面を形成する場合は図
3に示すようにアングル11に沿って直径9mm程度の
鉄筋12を間隔をあけて多数溶接し、アングル11に沿
って立設した枠板13の上端に釘14を打ち、この釘1
4と鉄筋12とを針金で結び付けて固定していた。コン
クリートを流し乾燥し、枠板13を外すときはアングル
11に溶接した鉄筋12を金づちでたたいて外してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の型
わく固定の方法は工事現場毎に多数の鉄筋等を必要と
し、1度使用した後は再利用率が低く、また型わくの組
み立て作業は正確さを要求され、高度の技術が必要であ
ると共に鉄筋の固定あるいは取り外し作業が繁雑であっ
た。
【0004】本考案は従来工事現場で使い捨てられてい
た多くの鉄筋を用いる必要がなく、型わく形成のための
時間短縮と共に枠板の固定及び取り外し作業を容易に行
えるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するために、断面U字形の短冊状金属板の一方端部の
両側壁を先細りのテーパー状に形成し、側壁がテーパー
状でない短冊状板面中央に、側壁と平行に長穴を設け、
前記テーパー状側壁に挟まれた金属板面に磁石を貼着
し、この磁石表面と小間隔を隔てて磁石を覆う屈曲金具
を金属板に固定することにより、コンクリートの型わく
固定具を構成したもので、アングルに型わく固定具を引
っ掛けるだけで固定具を止めることができる。
【0006】
【作 用】本考案は上記のような構成を採ったので、金
属板側壁のテーパー部とアングル側面とが当接すること
により、磁石の吸着力で型わく固定具をH型鋼のフラン
ジ上面に対して傾斜してアングル側面に固定でき、次に
枠板を金属板に沿わせて治具により固定できる。すなわ
ち、型わく固定具は屈曲金具と磁石との間にアングルを
さしこむだけで磁力によって固定でき、ネジ止め等の必
要がない。枠板は型わく固定具が固定された後に止める
ため確実な作業を行うことができる。アングルから固定
具を外すときは金属板上部を磁力に抗する方向へ押すと
テコの作用により容易に外れる。
【0007】
【実施例】以下本考案によるコンクリートの型わく固定
具の実施例について、図1及び図2に従って説明する。
図1はコンクリートの型わく固定具の正面図、図2は同
使用状態を示した断面図である。
【0008】1は断面U字形の短冊状金属板で、幅約5
cm長さ18cmである。2は金属板1の側壁、3は金
属板の一方端の両側に形成したテーパー状側壁で、端部
側が先細りとなるように形成されている。4は磁石で、
テーパー状側壁で挟まれた金属板面に貼着されている。
5は磁石4表面との間に間隔を隔てて覆うように形成し
た屈曲金具で、磁石4と隣接した金属板1表面にスポッ
ト溶接されている。6は金属板1に設けた長穴で、両側
壁2と平行に金属板1中央に形成されている。7は枠板
8固定用の治具で、長穴6を摺動自在に設けられてい
る。9はH型鋼の上フランジ、10は上フランジ9の端
部に固定したアングルである。
【0009】上記の型わく固定具を使用するときは、ア
ングル10を屈曲金具5と磁石4との間にさし入れ、テ
ーパー状側壁3をアングル10に沿わせると磁石4の吸
着力によって金属板1はアングル10に斜めに固定され
る。金属板1に沿わせて枠板8を立て長穴6を摺動する
治具7の位置及び厚さを枠板8に合わせて固定すること
ができる。
【0010】したがって、あらかじめ必要な数の型わく
固定具を適当な間隔でアングル10にさしこみ、その
後、枠板を治具で止めれば作業を円滑に進めることがで
きる。1枚の枠板に対して必要な型わく固定具の数は、
枠板の厚さ、長さによって異なるが、長さ1間程度の枠
板は両端に型わく固定具を取り付ければ固定することが
できる。板の厚さが薄い場合や長い場合は中間部にも型
わく固定具を取り付ける。型わく固定具はアングル10
に屈曲金具5を引っ掛けると同時に磁石4の吸着力で固
定されるので固定作業が簡単であり、また、固定具はそ
の上部をアングル10から離脱する方向に押すと磁力に
抗して簡単に外れ、任意の位置に変えることができる。
【0011】上記実施例において、コンクリートの型わ
く固定具は金属製であるが、金属に限らずプラスチック
ス等、他の材料でも良い。また屈曲金具に蝶ネジ等の調
整金具を設け、屈曲金具とアングルとの間隔を調整する
構成にしても良い。枠板固定用の治具としては蝶ネジあ
るいはコイルバネにより、止め具の突出寸法をかえるも
の等が用いられるが、枠板の厚さが特に厚い場合は治具
を外し、釘で止めても良い。
【0012】
【考案の効果】本考案は上記のような構成を採ったの
で、コンクリートの型わく固定を行うときに鉄筋や角材
等の使い捨て材料が必要でなく、型わく固定具はどの現
場でも共通利用できると共に、何度も利用することがで
き、しかも、H型鋼に固定したアングルに数本の型わく
固定具を動かないように固定した後に型わく固定具に沿
って枠板を固定するため、正確な作業が行い易く、作業
時間を短縮できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコンクリートの型わく固定具の実
施例を示した正面図である。
【図2】同使用状態を示した断面図である。
【図3】鉄筋を溶接した従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…金属板 2…側壁 3…テーパー状側壁 4…磁石 5…屈曲金具 6…長穴 7…治具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面U字形の短冊状金属板の一方端部の
    両側壁を先細りのテーパー状に形成し、側壁がテーパー
    状でない短冊状板面中央に、側壁と平行に長穴を設け、
    前記テーパー状側壁に挟まれた金属板面に磁石を貼着
    し、この磁石表面と小間隔を隔てて磁石を覆う屈曲金具
    を金属板に固定したことを特徴とするコンクリートの型
    わく固定具。
JP11432391U 1991-12-20 1991-12-20 コンクリートの型わく固定具 Expired - Lifetime JP2534769Y2 (ja)

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JPH0735642U JPH0735642U (ja) 1995-07-04
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