JPH0763389A - ダクト用換気扇のシール部材 - Google Patents
ダクト用換気扇のシール部材Info
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- JPH0763389A JPH0763389A JP20919593A JP20919593A JPH0763389A JP H0763389 A JPH0763389 A JP H0763389A JP 20919593 A JP20919593 A JP 20919593A JP 20919593 A JP20919593 A JP 20919593A JP H0763389 A JPH0763389 A JP H0763389A
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Abstract
備えたダクト用換気扇のシール部材を提供すること。 【構成】 シール部材18は、筒部19とシール部20
とを軟質材により一体成形したものであり、筒部19を
ダクト用換気扇の排気口体16の外周に圧入し、筒部1
9内にダクト17を挿入すると、ダクト17の外面によ
りシール部20が押し拡げられ、シール部20は、その
弾性復帰力によりダクト17の外周に十分に密着し、排
気口体16およびダクト17間を確実にシールする。
Description
口体と該排気口体に接続されるダクトとの間をシールす
るためのダクト用換気扇のシール部材に関する。
本体ケース1に送風機2を設け、本体ケース1の下面に
吸入口1aを形成すると共に側面に排気口体3を取付け
た構成で、排気口体3にはダクト4が接続されている。
そして、送風機2が作動すると、矢印で示すように、空
気が本体ケース1内に吸引されダクト4を介して外部に
排出される。
排気口体3およびダクト4間に隙間があると、空気吸引
時に空気漏れが生じ、換気能力が低下する。従って、従
来では、通常排気口体3およびダクト4間に跨がるよう
にシール部材としてのテープ5を巻き付けたり、あるい
は、シール部材としてのコーキング材(図示せず)によ
りコーキングを行う等して、排気口体3およびダクト4
間をシールしていた。しかしながら、この場合、テープ
5の巻回作業およびコーキング作業の繁雑さから、作業
性が低下するという問題があった。
ング作業を廃止するため、さらに従来では、図10に示
すように、円筒状をなす筒部6aと外方へ突出する環状
のシール部6bとからなるシール部材6を用いることが
考えられている。而して、このシール部材6により排気
口体3とダクト4とをシールするには、まず、筒部6a
を排気口体3の外周に圧入し、次に、筒部6aの外周に
ダクト4を挿入する。すると、ダクト4の内面によりシ
ール部6bが押し縮められ、シール部6bは、その弾性
復帰力によりダクト4の内面に密着し、排気口体3およ
びダクト4間をシールする。
来のシール部材6においては、シール部6bがダクト4
の内面により押し縮められるため、図11に示すよう
に、シール部6bに皺が生じ、このため、シール部6b
がダクト4の内面に十分には密着せず、確実なシール性
が得られないという不具合があった。
あり、その目的は、作業性が良好で、しかも、確実なシ
ール性を備えたダクト用換気扇のシール部材を提供する
ことにある。
を有し且つ側面に排気口体が設けられたダクト用換気扇
に用いられ、前記排気口体と該排気口体に接続されるダ
クトとの間をシールするためのダクト用換気扇のシール
部材において、前記排気口体に被着され、内径寸法が最
大ダクト外径寸法より大に設定された筒部と、この筒部
にその内方に突出するように設けられ、内径寸法が最小
ダクト外径寸法より小に設定された伸縮自在な環状のシ
ール部とを備えたところに特徴を有する(請求項1)。
材からなる別体のシール部を取付けてシール部材を構成
したり(請求項2)、シール部を複数列設けたり(請求
項3)、シール部をその内周側がダクトの挿入方向へ指
向する傾斜状に形成したり(請求項4)すると良い。
の排気口体にダクトを接続するにあたっては、まず、シ
ール部材の筒部を排気口体に被着し、次に、ダクトを筒
部の内方に挿入する。すると、ダクトの外面によりシー
ル部が押し拡げられ、シール部は、その弾性復帰力によ
りダクトの外面に十分に密着し、排気口体およびダクト
の間を確実にシールする。従って、シール部材としてテ
ープまたはコーキング材を用いていた従来に比べ、作業
性が向上するのは勿論のこと、ダクトの内面によりシー
ル部を押し縮めていた従来とは異なり、シール部に皺が
生じることを防止でき、シール性も向上する。
を介して筒部にこれを変形させようとする力が作用する
ので、請求項2記載の手段のように、筒部を硬質部材か
ら形成して筒部の剛性を高めれば、筒部の変形を防止で
きる。しかも、請求項3記載の手段のように、シール部
を複数列設ければ、ダクトとシール部との密着面積が増
えるので、シール性がさらに向上する。さらに、請求項
4記載の手段のように、シール部をその内周側がダクト
の挿入方向へ指向する傾斜状に形成すれば、ダクトを筒
部の内方に挿入する際の抵抗が減少し、ダクトの挿入作
業を行い易くなる。
に基づいて説明する。まず、図3において、部屋11の
天井板11aに設けられた取付枠11bには、天井裏1
2側に位置するようにダクト用換気扇13が取付けられ
ている。このダクト用換気扇13は本体ケース14内に
送風機15等を収容してなるものであり、本体ケース1
4の下面には、部屋11内に開口する吸入口14aが形
成され、側面には排気口14bが形成され、排気口14
bには排気口体16が取付けられている。この場合、排
気口体16は、基端部から先端側に向かうに従って順次
径小となる截頭円錐状をなしており、先端部は短円筒状
をなしている。そして、この排気口体16には外径寸法
Rのダクト17がシール部材18を介して接続されてい
る。
り、実際の外径寸法には製造誤差等に伴うばらつきがあ
るため、規格値Rは次のように設定されている。 (基準値R0 −α1)≦規格値R≦(基準値R0 +α2
) 上記シール部材18は、図1に示すように、円筒状をな
す筒部19と筒部19の内方に突出する環状のシール部
20とを軟質部材により一体成形したものであり、筒部
19の内径寸法R1 は最大ダクト外径寸法(基準値R0
+α2 )より大きく設定され、シール部20の内径寸法
R2 は最小ダクト外径寸法(基準値R0−α1)より小
さく設定されている。しかも、シール部20は、その内
周側が排気口14b方向へ指向する傾斜状に形成されて
いる。
る手順について説明する。まず、排気口体16の基部外
周にシール部材18の筒部19を圧入することにより、
シール部材18を排気口体16に被着する。そして、筒
部19内に右側からダクト17を挿入すれば、図2に示
すように、ダクト17によりシール部20が押し拡げら
れ、シール部20は、その弾性復帰力によりダクト17
の外周に密着し、排気口体16およびダクト17間をシ
ールする。
ール部20を押し拡げるようにしているので、ダクトに
よりシール部を押し縮める構成であった従来とは異な
り、シール部20に皺が生じることを防止できる。その
結果、シール部20の外周がダクト17に十分に密着す
るようになり、シール部20によるシール性が向上す
る。しかも、排気口体16とダクト17とをシールする
にあたっては、筒部19内にダクト17を挿入するだけ
で良く、テープの巻回またはコーキング等の面倒な作業
を行う必要がないので、作業性が向上する。
クト外径寸法(基準値R0 +α2 )より大きく設定した
ので、規格品のダクト17であれば、筒部19内に支障
なく挿入できる。しかも、シール部20の内径寸法R2
を最小ダクト外径寸法(基準値R0 −α1)より小さく
設定したので、規格品のダクト17であれば、シール部
20はダクト17の外周に十分に密着し、総じて、規格
品のダクト17全てに対応して、シール性の向上および
シール作業の簡単化を図り得る。
口14b方向(ダクト17の挿入方向)へ指向する傾斜
状に形成したので、ダクト17を筒部19に挿入する際
の抵抗が少なくなり、ダクト17の挿入作業を行い易く
なる。しかも、筒部19とシール部20とを一体成形し
たので、シール部材18を比較的コスト安に製造でき
る。
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部分について
は、同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部
分についてのみ説明を行う。この場合、ダクト用換気扇
13の排気口14bには、径大な円筒部21aおよび径
小な円筒部21bを組合わせた形態の排気口体21が取
付けられている。そして、排気口体21にダクト17を
接続するにあたっては、まず、排気口体21の円筒部2
1aの外周にシール部材18の筒部19を嵌合し、筒部
19をバンド22により締付け固定する。そして、第1
実施例と同様、筒部19内にダクト17を挿入する。
ダクト用換気扇13を天井裏12に設置する以前に行わ
れるので比較的作業を行い易く、作業の困難な天井裏1
2内では、筒部19内にダクト17を挿入するだけで良
い。これに対し、従来のテープ巻回作業およびコーキン
グ作業は天井裏で行われる。従って、本実施例はバンド
22締め作業分だけ工数が多いものの、その作業性とし
てはテープ巻回およびコーキングを行っていた従来より
良好である。従って、本実施例によれば、上記第1実施
例と同様、シール性の向上を図り得るのは勿論のこと、
作業性の向上も図り得る。しかも、排気口体21に筒部
19がバンド締めされているので、シール部材18が排
気口体21から外れてしまう虞れがない。
に基づいて説明する。尚、上記第2実施例と同一の部分
については、同一の符号を付して説明を省略し、以下、
異なる部分についてのみ説明を行う。
2列の環状のシール部24,24とを軟質部材により一
体成形することから形成され、各シール部24は、筒部
19の内方へ真っ直ぐに指向している。尚、この場合に
も、各シール部24の内径寸法は最小ダクト外径寸法
(基準値R0 −α1)より小さいR2 に設定されてい
る。而して、排気口体21にダクト17を接続するにあ
たっては、第2実施例と同様、排気口体21の円筒部2
1aの外周に筒部19を嵌合し、筒部19をバンド22
により締付け、筒部19内にダクト17を挿入する。
の弾性復帰力によりダクト17の外周に密着し、排気口
体16およびダクト17間をシールする。従って、上記
第2実施例と同様の効果を奏するのは勿論のこと、シー
ル部24が2個あるので、図6に示すように、ダクト1
7とシール部24との密着面積が増え、シール性がさら
に向上する。
説明する。尚、上記第2実施例と同一の部分について
は、同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部
分についてのみ説明を行う。
短円筒状をなす取付部27と取付部27に設けられたシ
ール部28とから構成されており、筒部26は硬質材か
らなり、取付部27およびシール部28は軟質材から一
体成形されている。そして、シール部28は、取付部2
7を筒部26の外周面に圧入接着することにより固定さ
れている。尚、筒部26の内径寸法は最大ダクト外径寸
法(基準値R0 +α2)より大きいR1 に設定され、シ
ール部28の内径寸法は最小ダクト外径寸法(基準値R
0 −α1)より小さいR2 に設定されている。
17を接続するにあたっては、排気口体21の円筒部2
1aの外周にシール部材25の筒部26を嵌合し、筒部
26をバンド22により締付け固定する。そして、筒部
26内にダクト17を挿入する。このダクト17の挿入
時においては、シール部28を介して筒部26に矢印方
向への引込み力が作用するが、筒部26は硬質材から形
成され剛性が比較的高いので、その引込み力による筒部
26の変形を防止できる。従って、筒部26の変形によ
りダクト17が挿入し難くなることはなく、その結果、
作業性が一層向上する。
説明する。尚、上記第4実施例と同一の部分について
は、同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部
分についてのみ説明を行う。この場合、シール部材29
は、筒部26と取付部30と2列の環状のシール部3
1,31とから構成されており、取付部30およびシー
ル部31,31は軟質材から一体成形されている。そし
て、各シール部31は、筒部26の内方へ真っ直ぐに指
向し、その内径寸法が最小ダクト外径寸法(基準値R0
−α1)より小さいR2 に設定されている。
部26内にダクト17を挿入すると、各シール部31
が、その弾性復帰力によりダクト17の外周に密着し、
排気口体21およびダクト17間をシールする。従っ
て、ダクト17とシール部31との密着面積が増え、シ
ール性がさらに向上する。
24を2列設け、第5実施例においては、シール部31
を2列設けたが、シール部24および31の数は3列以
上設けても良く、要は複数列であれば良い。さらに、上
記第3および第5実施例においては各シール部23およ
び31を、筒部19および26の内方へ真っ直ぐに指向
させたが、その内周側がダクト17の挿入方向(排気口
14b方向)へ指向する傾斜状に形成しても良く、この
場合、ダクト17の挿入作業を行い易くなる。また、上
記第2ないし第5実施例においては、筒部19および2
6を排気口体16にバンド22締めする構成としたが、
第1実施例のように、圧入する構成としても良い。
のダクト用換気扇のシール部材によれば次のような優れ
た効果を奏する。
シール部の弾性復帰力により筒部およびダクト間をシー
ルできるので、シール部に皺が生じることを防止でき
る。その結果、シール部がダクトに十分に密着するよう
になり、シール性が向上する。しかも、排気口体とダク
トとのシールは、ダクトをシール部材の筒部内に挿入す
るだけでなされるので、作業性が向上する。さらに、筒
部の内径寸法を最大ダクト外径寸法より大きくし、シー
ル部の内径寸法を最小ダクト外径寸法より小さく設定し
たので、規格品のダクト全てに対応して、シール性の向
上およびシール作業の簡単化を図り得る。
を高めることができるので、筒部が変形してしまうこと
を防止できる。このため、筒部の変形によりダクトが挿
入し難くなることはなく、その結果、作業性が一層向上
する。
ール部との密着面積を増加することができるので、シー
ル性がさらに向上する。
部に挿入する際の抵抗を減少することができるので、ダ
クトを筒部に挿入する挿入作業を行い易くなる。
体、17はダクト、18はシール部材、19は筒部、2
0はシール部、21は排気口体、23はシール部材、2
4はシール部、25はシール部材、26は筒部、28は
シール部、29はシール部材、31はシール部を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に送風機を有し且つ側面に排気口体
が設けられたダクト用換気扇に用いられ、前記排気口体
と該排気口体に接続されるダクトとの間をシールするた
めのものであって、 前記排気口体に被着され、内径寸法が最大ダクト外径寸
法より大に設定された筒部と、 この筒部にその内方に突出するように設けられ、内径寸
法が最小ダクト外径寸法より小に設定された伸縮自在な
環状のシール部とを備えたことを特徴とするダクト用換
気扇のシール部材。 - 【請求項2】 硬質部材からなる筒部に軟質部材からな
る別体のシール部を取付けて構成されたことを特徴とす
る請求項1記載のダクト用換気扇のシール部材。 - 【請求項3】 シール部を複数列設けたことを特徴とす
る請求項1または2記載のダクト用換気扇のシール部
材。 - 【請求項4】 シール部は、その内周側がダクトの挿入
方向へ指向する傾斜状に形成されていることを特徴とす
る請求項1ないし3のいずれかに記載のダクト用換気扇
のシール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05209195A JP3108254B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | ダクト用換気扇のシール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05209195A JP3108254B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | ダクト用換気扇のシール部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763389A true JPH0763389A (ja) | 1995-03-07 |
JP3108254B2 JP3108254B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=16568933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05209195A Expired - Fee Related JP3108254B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | ダクト用換気扇のシール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108254B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021133002A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | クリフ株式会社 | 排煙ダクトに対する排煙口の取付部に於けるシール方法とそのシール方法に使用する排煙口 |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP05209195A patent/JP3108254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021133002A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | クリフ株式会社 | 排煙ダクトに対する排煙口の取付部に於けるシール方法とそのシール方法に使用する排煙口 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3108254B2 (ja) | 2000-11-13 |
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