JPH0762398A - 水洗トイレ用洗浄剤 - Google Patents
水洗トイレ用洗浄剤Info
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- JPH0762398A JPH0762398A JP23740793A JP23740793A JPH0762398A JP H0762398 A JPH0762398 A JP H0762398A JP 23740793 A JP23740793 A JP 23740793A JP 23740793 A JP23740793 A JP 23740793A JP H0762398 A JPH0762398 A JP H0762398A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 アクリル酸及び/又はメタクリル酸とアクリ
ル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルとの共重
合体であって、アクリル酸及び/又はメタクリル酸部分
の一部が中和された、水に対して溶解又は分散性を有
し、かつ中性塩水溶液に対して不溶性を有する塩感応性
ポリマーと、水溶性中性塩とが組み合わされてなり、か
つ上記塩感応性ポリマーと有効成分とが固化されてなる
ことを特徴とする水洗トイレ用洗浄剤。 【効果】 本発明の水洗トイレ用洗浄剤によれば、水洗
水タンク中に投入後浸漬放置された場合、連続使用時や
長期未使用時のいずれの場合にも均一に有効成分が溶解
し、一定の洗浄効果を持続することができる。
ル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルとの共重
合体であって、アクリル酸及び/又はメタクリル酸部分
の一部が中和された、水に対して溶解又は分散性を有
し、かつ中性塩水溶液に対して不溶性を有する塩感応性
ポリマーと、水溶性中性塩とが組み合わされてなり、か
つ上記塩感応性ポリマーと有効成分とが固化されてなる
ことを特徴とする水洗トイレ用洗浄剤。 【効果】 本発明の水洗トイレ用洗浄剤によれば、水洗
水タンク中に投入後浸漬放置された場合、連続使用時や
長期未使用時のいずれの場合にも均一に有効成分が溶解
し、一定の洗浄効果を持続することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有効成分の均一徐溶解
性に優れた水洗トイレ用洗浄剤に関する。
性に優れた水洗トイレ用洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
水洗トイレ用芳香洗浄剤としては、容器を用いた吊下げ
式インタンクタイプ、投入式インタンクタイプ(インタ
ンクタイプ固形)とオンタンクタイプのものがあり、近
年容器を用いないインタンクタイプ固形が簡便性、経済
性の観点からよく利用されるようになり、種々のインタ
ンクタイプ固形芳香洗浄剤組成物が開発されている(特
開昭57−179298号、特開昭58−168699
号、特公昭5−12942号、特公昭3−44119号
公報)。
水洗トイレ用芳香洗浄剤としては、容器を用いた吊下げ
式インタンクタイプ、投入式インタンクタイプ(インタ
ンクタイプ固形)とオンタンクタイプのものがあり、近
年容器を用いないインタンクタイプ固形が簡便性、経済
性の観点からよく利用されるようになり、種々のインタ
ンクタイプ固形芳香洗浄剤組成物が開発されている(特
開昭57−179298号、特開昭58−168699
号、特公昭5−12942号、特公昭3−44119号
公報)。
【0003】このインタンクタイプ固形芳香洗浄剤は、
水洗水タンクに投入後、水中に浸漬して使用されるた
め、本質的に水溶性が良すぎるものは持続性が十分でな
い。
水洗水タンクに投入後、水中に浸漬して使用されるた
め、本質的に水溶性が良すぎるものは持続性が十分でな
い。
【0004】即ち、インタンクタイプ固形芳香洗浄剤の
欠点は、水洗トイレを連続使用した場合や使用間隔が開
いた場合の溶解量が調節できないという均一徐溶解性に
劣る点である。徐溶性を高めると持続性は向上するが水
洗トイレの連続使用時や使用間隔が短い場合には有効成
分の溶解量が少ないという欠点があり、一方徐溶性を低
下させると使用期間が開くと有効成分が過剰に溶解し、
不経済であるばかりでなく、液色が濃くなって使用者に
不快感を与えたり、着色料が便器に染着したりするケー
スも見受けられる。
欠点は、水洗トイレを連続使用した場合や使用間隔が開
いた場合の溶解量が調節できないという均一徐溶解性に
劣る点である。徐溶性を高めると持続性は向上するが水
洗トイレの連続使用時や使用間隔が短い場合には有効成
分の溶解量が少ないという欠点があり、一方徐溶性を低
下させると使用期間が開くと有効成分が過剰に溶解し、
不経済であるばかりでなく、液色が濃くなって使用者に
不快感を与えたり、着色料が便器に染着したりするケー
スも見受けられる。
【0005】このため、親水性の高い単量体と水に難溶
又は不溶性の単量体との共重合体を徐溶化剤として持続
性の向上を図った水洗トイレ用芳香洗浄剤用徐溶化剤や
その組成物も開発されている(特開昭63−31759
7号公報)。
又は不溶性の単量体との共重合体を徐溶化剤として持続
性の向上を図った水洗トイレ用芳香洗浄剤用徐溶化剤や
その組成物も開発されている(特開昭63−31759
7号公報)。
【0006】しかし、この特開昭63−317597号
公報の徐溶化剤は、カルボキシル基含有単量体及び3級
アミン塩基もしくは4級アンモニウム塩基含有単量体か
らなる群より選ばれる親水性の単量体(A)とアルキル
(メタ)アクリレートである水に難溶又は不溶性の単量
体(B)と必要により他の単量体(C)との共重合体か
らなるものであるが、本発明者の検討によると、その効
果はなお十分ではない。
公報の徐溶化剤は、カルボキシル基含有単量体及び3級
アミン塩基もしくは4級アンモニウム塩基含有単量体か
らなる群より選ばれる親水性の単量体(A)とアルキル
(メタ)アクリレートである水に難溶又は不溶性の単量
体(B)と必要により他の単量体(C)との共重合体か
らなるものであるが、本発明者の検討によると、その効
果はなお十分ではない。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、有効成分の均一徐溶解性に優れ、水洗トイレが連続
的に使用されたり、使用間隔が短かかったりした場合に
も、一定量の有効成分を溶出させ、逆に使用間隔が開い
た場合、例えば一晩未使用時には、有効成分の過剰な溶
出が抑制できる水洗トイレ用洗浄剤を提供することを目
的とする。
で、有効成分の均一徐溶解性に優れ、水洗トイレが連続
的に使用されたり、使用間隔が短かかったりした場合に
も、一定量の有効成分を溶出させ、逆に使用間隔が開い
た場合、例えば一晩未使用時には、有効成分の過剰な溶
出が抑制できる水洗トイレ用洗浄剤を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、アクリル
酸及び/又はメタクリル酸とアクリル酸エステル及び/
又はメタクリル酸エステルとの共重合体であって、アク
リル酸及び/又はメタクリル酸部分の一部が中和され
た、水に対して溶解又は分散性を有し、かつ中性塩水溶
液に対して不溶性を有する塩感応性ポリマーを用い、こ
れを水溶性中性塩と組み合わせることにより、塩感応性
ポリマーの担体(バインダー)としての機能が水洗トイ
レの水洗水中の塩濃度に応じて変化し、使用間隔の長短
に依存することなく上記塩感応性ポリマーと固化された
有効成分の均一徐溶解性を向上させることができること
を知見し、本発明をなすに至ったものである。
記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、アクリル
酸及び/又はメタクリル酸とアクリル酸エステル及び/
又はメタクリル酸エステルとの共重合体であって、アク
リル酸及び/又はメタクリル酸部分の一部が中和され
た、水に対して溶解又は分散性を有し、かつ中性塩水溶
液に対して不溶性を有する塩感応性ポリマーを用い、こ
れを水溶性中性塩と組み合わせることにより、塩感応性
ポリマーの担体(バインダー)としての機能が水洗トイ
レの水洗水中の塩濃度に応じて変化し、使用間隔の長短
に依存することなく上記塩感応性ポリマーと固化された
有効成分の均一徐溶解性を向上させることができること
を知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0009】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の水洗トイレ用洗浄剤は、アクリル酸及び/又はメタ
クリル酸とアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸
エステルとの共重合体であって、アクリル酸及び/又は
メタクリル酸部分の一部が中和された、水道水等の水に
対して溶解又は分散性を有し、かつ中性塩水溶液、特に
水溶性無機塩の0.5重量%以上の濃度の水溶液に対し
て不溶性を有する塩感応性ポリマーと、水溶性中性塩と
が組み合わされてなり、かつ上記塩感応性ポリマーと有
効成分とが固化されてなるものである。
明の水洗トイレ用洗浄剤は、アクリル酸及び/又はメタ
クリル酸とアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸
エステルとの共重合体であって、アクリル酸及び/又は
メタクリル酸部分の一部が中和された、水道水等の水に
対して溶解又は分散性を有し、かつ中性塩水溶液、特に
水溶性無機塩の0.5重量%以上の濃度の水溶液に対し
て不溶性を有する塩感応性ポリマーと、水溶性中性塩と
が組み合わされてなり、かつ上記塩感応性ポリマーと有
効成分とが固化されてなるものである。
【0010】ここで、この塩感応性ポリマーに用いられ
るアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル
としては、炭素数1〜18のアルキル基、シクロアルキ
ル基或いはアルケニル基を有するアクリル酸エステル及
び/又はメタクリル酸エステルから選ばれる1種或いは
2種以上の混合物が挙げられ、これらのうちで好ましい
ものは、炭素数8〜18のアルキル基、シクロアルキル
基或いはアルケニル基を有するエステルであり、特に好
ましいものは、炭素数12〜18のアルキル基を有する
エステルである。
るアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル
としては、炭素数1〜18のアルキル基、シクロアルキ
ル基或いはアルケニル基を有するアクリル酸エステル及
び/又はメタクリル酸エステルから選ばれる1種或いは
2種以上の混合物が挙げられ、これらのうちで好ましい
ものは、炭素数8〜18のアルキル基、シクロアルキル
基或いはアルケニル基を有するエステルであり、特に好
ましいものは、炭素数12〜18のアルキル基を有する
エステルである。
【0011】この場合、アクリル酸及び/又はメタクリ
ル酸とアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エス
テルの共重合比率は、アクリル酸及び/又はメタクリル
酸が好ましくは60〜95重量%、より好ましくは75
〜95重量%、更に好ましくは80〜90重量%、従っ
て、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステ
ルが好ましくは5〜40重量%、より好ましくは5〜2
5重量%、更に好ましくは10〜20重量%である。ア
クリル酸及び/又はメタクリル酸の量が60重量%より
も少ないと、得られるポリマーは水道水に対しても溶解
せず、また、95重量%よりも多いと、0.5重量%以
上の中性無機塩を含む水に対しても溶解する場合が生じ
る。
ル酸とアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エス
テルの共重合比率は、アクリル酸及び/又はメタクリル
酸が好ましくは60〜95重量%、より好ましくは75
〜95重量%、更に好ましくは80〜90重量%、従っ
て、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステ
ルが好ましくは5〜40重量%、より好ましくは5〜2
5重量%、更に好ましくは10〜20重量%である。ア
クリル酸及び/又はメタクリル酸の量が60重量%より
も少ないと、得られるポリマーは水道水に対しても溶解
せず、また、95重量%よりも多いと、0.5重量%以
上の中性無機塩を含む水に対しても溶解する場合が生じ
る。
【0012】また、この塩感応性ポリマーにおいては、
更に、共重合体中の構成アクリル酸及び/又はメタクリ
ル酸の一部を中和して塩の形態にすることが必須であ
り、その中和率は、好ましくは5〜30モル%、より好
ましくは10〜25モル%、更に好ましくは15〜20
モル%である。中和率が5モル%未満の場合には水道水
に対しても溶解せず、また、中和率が30モル%を越え
ると、中性無機塩を0.5重量%以上含む水に対しても
溶解する場合が生じる。
更に、共重合体中の構成アクリル酸及び/又はメタクリ
ル酸の一部を中和して塩の形態にすることが必須であ
り、その中和率は、好ましくは5〜30モル%、より好
ましくは10〜25モル%、更に好ましくは15〜20
モル%である。中和率が5モル%未満の場合には水道水
に対しても溶解せず、また、中和率が30モル%を越え
ると、中性無機塩を0.5重量%以上含む水に対しても
溶解する場合が生じる。
【0013】なお、中和の方法は特に限定されず、重合
後中和してもよいし、モノマーを中和してから重合させ
てもよいが、モノマーを中和してから重合させる場合に
は、重合溶媒の選択範囲が限られるので、重合後に中和
する方が好ましい。
後中和してもよいし、モノマーを中和してから重合させ
てもよいが、モノマーを中和してから重合させる場合に
は、重合溶媒の選択範囲が限られるので、重合後に中和
する方が好ましい。
【0014】中和に使用するアルカリとしては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナ
トリウム等の無機塩、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミ
ノエタノール、アンモニア、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリプロピルアミン、モルホリン等のアミ
ン類が挙げられるが、水酸化ナトリウム又は水酸化カリ
ウムの使用が好適である。
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナ
トリウム等の無機塩、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミ
ノエタノール、アンモニア、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリプロピルアミン、モルホリン等のアミ
ン類が挙げられるが、水酸化ナトリウム又は水酸化カリ
ウムの使用が好適である。
【0015】上記塩感応性ポリマーとしては、その効果
の点から平均分子量が5,000〜500,000、特
に10,000〜100,000のものが好ましい。
の点から平均分子量が5,000〜500,000、特
に10,000〜100,000のものが好ましい。
【0016】上記アクリル酸及び/又はメタクリル酸と
アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルと
は、公知の種々の方法で共重合できるが、特に溶液重合
法で行うのがよい。この場合、重合溶媒としては、メタ
ノール,エタノール,2−プロパノール等の低級アルコ
ール、これらの低級アルコールと水の混合溶媒、アセト
ン,メチルエチルケトン等の低級ケトンと水の混合溶媒
などが用いられる。なお、水を含む混合溶媒を用いる場
合、溶媒中の水の量は好ましくは10〜50%、より好
ましくは20〜35%である。また、重合開始剤として
は、使用する溶媒に溶解するものであれば特に限定され
ず、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)2
塩酸塩、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイ
ソブチルアミジン)等が挙げられ、その使用量は、モノ
マーに対し0.02〜5%が好ましい。重合温度は、用
いる重合溶媒により異なるが、通常50〜80℃であ
り、重合時間は通常3〜8時間である。
アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルと
は、公知の種々の方法で共重合できるが、特に溶液重合
法で行うのがよい。この場合、重合溶媒としては、メタ
ノール,エタノール,2−プロパノール等の低級アルコ
ール、これらの低級アルコールと水の混合溶媒、アセト
ン,メチルエチルケトン等の低級ケトンと水の混合溶媒
などが用いられる。なお、水を含む混合溶媒を用いる場
合、溶媒中の水の量は好ましくは10〜50%、より好
ましくは20〜35%である。また、重合開始剤として
は、使用する溶媒に溶解するものであれば特に限定され
ず、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)2
塩酸塩、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイ
ソブチルアミジン)等が挙げられ、その使用量は、モノ
マーに対し0.02〜5%が好ましい。重合温度は、用
いる重合溶媒により異なるが、通常50〜80℃であ
り、重合時間は通常3〜8時間である。
【0017】一方、上記塩感応性ポリマーと組み合わさ
れる水溶性中性塩としては、特に限定されるものではな
いが、カチオン部分が1価の中性無機塩が望ましい。水
溶液がアルカリ性や酸性を示すものは塩感応性ポリマー
の中和率に変化を及ぼし、カチオン部分の価数が2価以
上のものは塩感応性ポリマーを不溶化し易いからであ
る。カチオン部分が1価の中性無機塩としては、塩化ナ
トリウム,塩化カリウム,硫酸ナトリウム,硫酸カリウ
ムなどが挙げられるが、水洗トイレ用インタンクタイプ
芳香洗浄剤に使用する水溶性中性無機塩としては、保形
性の高い無水硫酸ナトリウムが特に望ましい。
れる水溶性中性塩としては、特に限定されるものではな
いが、カチオン部分が1価の中性無機塩が望ましい。水
溶液がアルカリ性や酸性を示すものは塩感応性ポリマー
の中和率に変化を及ぼし、カチオン部分の価数が2価以
上のものは塩感応性ポリマーを不溶化し易いからであ
る。カチオン部分が1価の中性無機塩としては、塩化ナ
トリウム,塩化カリウム,硫酸ナトリウム,硫酸カリウ
ムなどが挙げられるが、水洗トイレ用インタンクタイプ
芳香洗浄剤に使用する水溶性中性無機塩としては、保形
性の高い無水硫酸ナトリウムが特に望ましい。
【0018】また、有効成分としては、香料、着色剤、
界面活性剤、キレート剤、酵素などを挙げることができ
る。即ち、香料を含有すれば使用後に芳香が漂い清爽感
を与え、着色量を含有すれば、水洗水が着色して爽明感
を与えると共に、洗浄剤が未だ水洗タンク中に残存して
いることを示し、色調もブルーだけでなく、黄色系染料
を加えてグリーンとすればブルーに比べてフラッシュ時
に生じる濃淡の差異を視覚的に緩和することもできる。
また、界面活性剤,キレート剤,酵素を含有すれば洗浄
効果が得られる。
界面活性剤、キレート剤、酵素などを挙げることができ
る。即ち、香料を含有すれば使用後に芳香が漂い清爽感
を与え、着色量を含有すれば、水洗水が着色して爽明感
を与えると共に、洗浄剤が未だ水洗タンク中に残存して
いることを示し、色調もブルーだけでなく、黄色系染料
を加えてグリーンとすればブルーに比べてフラッシュ時
に生じる濃淡の差異を視覚的に緩和することもできる。
また、界面活性剤,キレート剤,酵素を含有すれば洗浄
効果が得られる。
【0019】本発明の洗浄剤は、上記塩感応性ポリマー
と有効成分とに更に水溶性中性塩を加えて固化した一個
の固化物としての形態としてもよく、また水溶性中性塩
を塩感応性ポリマーと有効成分との固化物とは別個にし
た形態としてもよく、その使用時に水溶性中性塩が水洗
トイレの水洗水中に溶解して塩感応性ポリマーの水溶解
性を制御し、従って有効成分の水洗水への溶解もしくは
分散移行を制御し得る種々の形態とすることができる。
と有効成分とに更に水溶性中性塩を加えて固化した一個
の固化物としての形態としてもよく、また水溶性中性塩
を塩感応性ポリマーと有効成分との固化物とは別個にし
た形態としてもよく、その使用時に水溶性中性塩が水洗
トイレの水洗水中に溶解して塩感応性ポリマーの水溶解
性を制御し、従って有効成分の水洗水への溶解もしくは
分散移行を制御し得る種々の形態とすることができる。
【0020】この場合、上記塩感応性ポリマーと有効成
分との固化物には、徐溶解性を示す賦形剤を更に加えて
一緒に固化することが好適である。
分との固化物には、徐溶解性を示す賦形剤を更に加えて
一緒に固化することが好適である。
【0021】このような賦形剤としては、特に下記一般
式(1)で示される化合物が好適に用いられる。
式(1)で示される化合物が好適に用いられる。
【0022】
【化2】 (式中、R1及びR2は炭素数が8〜22のアシル基もし
くはアルキル基又はアルキル基の炭素数が2〜12のア
ルキルフェニル基であり、R1とR2とは互に同一であっ
ても異なっていてもよい。R3は水素原子又はメチル基
であるが、同一分子中で全て同じ基をとることもできる
し、水素原子とメチル基との双方をとることもできる。
また、nは30〜300の整数である。)
くはアルキル基又はアルキル基の炭素数が2〜12のア
ルキルフェニル基であり、R1とR2とは互に同一であっ
ても異なっていてもよい。R3は水素原子又はメチル基
であるが、同一分子中で全て同じ基をとることもできる
し、水素原子とメチル基との双方をとることもできる。
また、nは30〜300の整数である。)
【0023】このような一般式(1)で示される化合物
の具体例としては以下のものが例示できる。なお、以下
PEGはポリエチレングリコールを、PPGはポリプロ
ピレングリコールを、pは平均重合度を表わす。 (1)PEG(p=33)ジステアレート (2)PEG(p=70)ジパルミテート (3)PEG(p=205)ジパルミテート (4)PEG(p=70)ジステアレート (5)PEG(p=186)ジラウレート (6)PEG(p=205)ジステアレート (7)PEG(p=186)ジステアリルエーテル (8)PEG(p=186)ノニルフェニルエーテルモ
ノステアレート (9)PPG(p=34.5)オクチルフェニルエーテ
ルモノパルミテート (10)PPG(p=103)ジラウレート (11)PEG(p=33)・PPG(p=25)共重
合体ジラウレート (12)PEG(p=45)・PPG(p=30)共重
合ジパルミテート これらの化合物の中で特に好ましい物はPEG(p=7
0)ジステアレート、PEG(p=186)ジステアレ
ート、PEG(p=205)ジステアレートなどのポリ
エチレングリコールのジステアレートである。
の具体例としては以下のものが例示できる。なお、以下
PEGはポリエチレングリコールを、PPGはポリプロ
ピレングリコールを、pは平均重合度を表わす。 (1)PEG(p=33)ジステアレート (2)PEG(p=70)ジパルミテート (3)PEG(p=205)ジパルミテート (4)PEG(p=70)ジステアレート (5)PEG(p=186)ジラウレート (6)PEG(p=205)ジステアレート (7)PEG(p=186)ジステアリルエーテル (8)PEG(p=186)ノニルフェニルエーテルモ
ノステアレート (9)PPG(p=34.5)オクチルフェニルエーテ
ルモノパルミテート (10)PPG(p=103)ジラウレート (11)PEG(p=33)・PPG(p=25)共重
合体ジラウレート (12)PEG(p=45)・PPG(p=30)共重
合ジパルミテート これらの化合物の中で特に好ましい物はPEG(p=7
0)ジステアレート、PEG(p=186)ジステアレ
ート、PEG(p=205)ジステアレートなどのポリ
エチレングリコールのジステアレートである。
【0024】なお、塩感応性ポリマー、水溶性中性塩、
有効成分、賦形剤の使用量は適宜選定されるが、これら
の成分を一緒に固化する場合、塩感応性ポリマーの含有
量は、通常0.5〜20重量%で、特に好ましくは1〜
5重量%である。0.5重量%未満では塩感応性ポリマ
ーの効果が発揮されにくく、20重量%以上ではフラッ
シュ時に一時的に浮遊物が目立つようになる場合が生じ
る。また、水溶性中性無機塩の含有量は通常5重量%以
上必要であり、好ましくは10〜20重量%である。水
溶性中性無機塩が5重量%未満では、塩感応性ポリマー
を不溶化するには不十分であり、20重量%以上であっ
ても均一徐溶性に対する効果が変わらないだけでなく、
一般的に保形性が低下する場合が生じる。賦形剤の含有
量は特に限定されるものではないが、通常40〜90重
量%である。また、有効成分の含有量は、通常1〜50
重量%である。
有効成分、賦形剤の使用量は適宜選定されるが、これら
の成分を一緒に固化する場合、塩感応性ポリマーの含有
量は、通常0.5〜20重量%で、特に好ましくは1〜
5重量%である。0.5重量%未満では塩感応性ポリマ
ーの効果が発揮されにくく、20重量%以上ではフラッ
シュ時に一時的に浮遊物が目立つようになる場合が生じ
る。また、水溶性中性無機塩の含有量は通常5重量%以
上必要であり、好ましくは10〜20重量%である。水
溶性中性無機塩が5重量%未満では、塩感応性ポリマー
を不溶化するには不十分であり、20重量%以上であっ
ても均一徐溶性に対する効果が変わらないだけでなく、
一般的に保形性が低下する場合が生じる。賦形剤の含有
量は特に限定されるものではないが、通常40〜90重
量%である。また、有効成分の含有量は、通常1〜50
重量%である。
【0025】なお、上記固化物中には、必要に応じ、水
洗タンク内の保形性を向上させる目的で12−ヒドロキ
システアリン酸などの保形剤を含有させることができ
る。
洗タンク内の保形性を向上させる目的で12−ヒドロキ
システアリン酸などの保形剤を含有させることができ
る。
【0026】本発明の水洗トイレ用洗浄剤は、特にイン
タンクタイプ固形芳香洗浄剤として有効であり、この場
合、上記各成分を混合して適当な形状、例えば20〜1
50g、好ましくは30〜70gのタブレット状に成型
すればよい。また、取り扱いを容易にするために水に浸
漬した時に溶解する水溶性物質、例えばポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、オブラートなどの保護膜で本
発明品を包むこともできる。
タンクタイプ固形芳香洗浄剤として有効であり、この場
合、上記各成分を混合して適当な形状、例えば20〜1
50g、好ましくは30〜70gのタブレット状に成型
すればよい。また、取り扱いを容易にするために水に浸
漬した時に溶解する水溶性物質、例えばポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、オブラートなどの保護膜で本
発明品を包むこともできる。
【0027】
【発明の効果】本発明の水洗トイレ用洗浄剤によれば、
水洗水タンク中に投入後浸漬放置された場合、連続使用
時や長期未使用時のいずれの場合にも均一に有効成分が
溶解し、一定の洗浄効果を持続することができる。
水洗水タンク中に投入後浸漬放置された場合、連続使用
時や長期未使用時のいずれの場合にも均一に有効成分が
溶解し、一定の洗浄効果を持続することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を更に
具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限され
るものではない。まず、実施例,比較例に用いたポリマ
ーにつき説明する。 〔参考例〕塩感応性ポリマー(A) 撹拌機、還流冷却管及び窒素導入管を取り付けた500
mlの4つ口セパラブルフラスコに、アクリル酸45
g、アクリル酸ステアリル5g、エタノール120gを
入れ、均一に溶解した後、撹拌しながら窒素導入管より
窒素ガスを導入した。20分後、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.25gをエタ
ノール30gに溶解した開始剤溶液を加え、80℃の湯
浴で加温し、重合反応を開始した。窒素を導入しながら
80℃で5時間重合させた後、室温まで冷却し、48%
の水酸化ナトリウム7.8g(中和率15モル%対アク
リル酸)をイオン交換水100gに溶解した溶液を加
え、中和した。
具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限され
るものではない。まず、実施例,比較例に用いたポリマ
ーにつき説明する。 〔参考例〕塩感応性ポリマー(A) 撹拌機、還流冷却管及び窒素導入管を取り付けた500
mlの4つ口セパラブルフラスコに、アクリル酸45
g、アクリル酸ステアリル5g、エタノール120gを
入れ、均一に溶解した後、撹拌しながら窒素導入管より
窒素ガスを導入した。20分後、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.25gをエタ
ノール30gに溶解した開始剤溶液を加え、80℃の湯
浴で加温し、重合反応を開始した。窒素を導入しながら
80℃で5時間重合させた後、室温まで冷却し、48%
の水酸化ナトリウム7.8g(中和率15モル%対アク
リル酸)をイオン交換水100gに溶解した溶液を加
え、中和した。
【0029】得られたポリマー溶液をステンレス製のバ
ットに流し込み、減圧乾燥機を用いて乾燥後、粉砕し、
篩いを用いて32メッシュを通過するポリマー粉末(重
量平均分子量18,000)47gを得た。塩感応性ポリマー(B) 撹拌機、還流冷却管及び窒素導入管を取り付けた4つ口
セパラブルフラスコに、アクリル酸40g、メタクリル
酸ラウリル10g、エタノール130g及びイオン交換
水20gを入れ、均一に溶解した後、撹拌しながら窒素
導入管より窒素ガスを導入した。20分後、2,2’−
アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩0.3gを
イオン交換水10gに溶解した開始剤溶液を加え、80
℃で5時間重合させた。室温まで冷却後、50%水酸化
カリウム12.4g(中和率20モル%対アクリル酸)
をイオン交換水100gに溶解した溶液を加え、中和し
た。以下、塩感応性ポリマー(A)と同様にしてポリマ
ー粉末(重量平均分子量45,000)50gを得た。ポリマー(C) 中和剤として48%水酸化ナトリウム26g(中和率5
0モル%対アクリル酸)を用いる以外は、塩感応性ポリ
マー(A)と同様にしてポリマー粉末(重量平均分子量
20,000)52gを得た。ポリマー(D) 中和剤として48%水酸化ナトリウム1.0g(中和率
2モル%対アクリル酸)を用いる以外は、塩感応性ポリ
マー(A)と同様にしてポリマー粉末(重量平均分子量
18,000)49gを得た。ポリマー(E) メタクリル酸30g、アクリル酸エチル20gを用いる
以外は、塩感応性ポリマー(A)と同様にして重合を行
った。重合終了後、中和を行わずに重合後の溶液をステ
ンレス製のバットに流し込み、減圧乾燥機を用いて乾燥
後、粉砕し、篩いを用いて32メッシュを通過するポリ
マー粉末(重量平均分子量23,000)46gを得
た。
ットに流し込み、減圧乾燥機を用いて乾燥後、粉砕し、
篩いを用いて32メッシュを通過するポリマー粉末(重
量平均分子量18,000)47gを得た。塩感応性ポリマー(B) 撹拌機、還流冷却管及び窒素導入管を取り付けた4つ口
セパラブルフラスコに、アクリル酸40g、メタクリル
酸ラウリル10g、エタノール130g及びイオン交換
水20gを入れ、均一に溶解した後、撹拌しながら窒素
導入管より窒素ガスを導入した。20分後、2,2’−
アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩0.3gを
イオン交換水10gに溶解した開始剤溶液を加え、80
℃で5時間重合させた。室温まで冷却後、50%水酸化
カリウム12.4g(中和率20モル%対アクリル酸)
をイオン交換水100gに溶解した溶液を加え、中和し
た。以下、塩感応性ポリマー(A)と同様にしてポリマ
ー粉末(重量平均分子量45,000)50gを得た。ポリマー(C) 中和剤として48%水酸化ナトリウム26g(中和率5
0モル%対アクリル酸)を用いる以外は、塩感応性ポリ
マー(A)と同様にしてポリマー粉末(重量平均分子量
20,000)52gを得た。ポリマー(D) 中和剤として48%水酸化ナトリウム1.0g(中和率
2モル%対アクリル酸)を用いる以外は、塩感応性ポリ
マー(A)と同様にしてポリマー粉末(重量平均分子量
18,000)49gを得た。ポリマー(E) メタクリル酸30g、アクリル酸エチル20gを用いる
以外は、塩感応性ポリマー(A)と同様にして重合を行
った。重合終了後、中和を行わずに重合後の溶液をステ
ンレス製のバットに流し込み、減圧乾燥機を用いて乾燥
後、粉砕し、篩いを用いて32メッシュを通過するポリ
マー粉末(重量平均分子量23,000)46gを得
た。
【0030】次に、以上のポリマーA〜Eの塩感応性を
下記のように評価した。 〔評価法〕100mlのビーカーにイオン交換水50m
l或いは0.5重量%食塩水50mlをそれぞれ入れ、
25℃の浴中で、スターラーで撹拌しながら塩感応性ポ
リマーの粉末0.1gを添加した。1時間撹拌を続けた
後、ポリマー粉末の状態を肉眼で観察し、粉末が完全に
消失している場合を溶解(○)、液を含んで透明ゲル状
に膨潤している場合を分散(△)、外観上の変化が認め
られない場合を不溶(×)とした。結果を表1に示す。
下記のように評価した。 〔評価法〕100mlのビーカーにイオン交換水50m
l或いは0.5重量%食塩水50mlをそれぞれ入れ、
25℃の浴中で、スターラーで撹拌しながら塩感応性ポ
リマーの粉末0.1gを添加した。1時間撹拌を続けた
後、ポリマー粉末の状態を肉眼で観察し、粉末が完全に
消失している場合を溶解(○)、液を含んで透明ゲル状
に膨潤している場合を分散(△)、外観上の変化が認め
られない場合を不溶(×)とした。結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】〔実施例1〜5,比較例1〜6〕上記ポリ
マーA〜Eを用い、表2に示す処方でトイレ用洗浄剤を
製造した。この場合、各組成物をそれぞれ60gとり、
これを溶融した後、直径6cmの円筒の型に流し込み、
固化させた。
マーA〜Eを用い、表2に示す処方でトイレ用洗浄剤を
製造した。この場合、各組成物をそれぞれ60gとり、
これを溶融した後、直径6cmの円筒の型に流し込み、
固化させた。
【0033】次いで、得られた製品につき、下記流水試
験を行った。 流水試験 家庭用水洗トイレの水洗水タンク(貯水量:12リット
ル,東陶製器(株)製TOTO S−676)内の底部
に製品を投入後、便器内に流出した洗浄液の青色の濃さ
(吸光度)を比色計を用い、波長620nmで調べた。
また、水洗水タンク内の水及び注入水の温度は20℃に
維持し、それぞれ1回/5分を4回、1回/10分を4
回、1回/1時間を14回、1回/8時間半の順にフラ
ッシュ(流水)するように設定した。各製品の効果を示
す指標値としては、連続使用時の吸光度(I)(1回/
5分の吸光度の平均値)、一晩放置後の吸光度(II)
(1回/8時間半の吸光度の平均値)、均一徐溶値
((II)と(I)との差で、その値が小さいもの程均
一徐溶性が良好であると判断される)とした。また、1
回/8時間半後に便器内に最後にたまった水の吸光度が
0.001以下になる日数を使用可能日数として示し
た。
験を行った。 流水試験 家庭用水洗トイレの水洗水タンク(貯水量:12リット
ル,東陶製器(株)製TOTO S−676)内の底部
に製品を投入後、便器内に流出した洗浄液の青色の濃さ
(吸光度)を比色計を用い、波長620nmで調べた。
また、水洗水タンク内の水及び注入水の温度は20℃に
維持し、それぞれ1回/5分を4回、1回/10分を4
回、1回/1時間を14回、1回/8時間半の順にフラ
ッシュ(流水)するように設定した。各製品の効果を示
す指標値としては、連続使用時の吸光度(I)(1回/
5分の吸光度の平均値)、一晩放置後の吸光度(II)
(1回/8時間半の吸光度の平均値)、均一徐溶値
((II)と(I)との差で、その値が小さいもの程均
一徐溶性が良好であると判断される)とした。また、1
回/8時間半後に便器内に最後にたまった水の吸光度が
0.001以下になる日数を使用可能日数として示し
た。
【0034】更に、連続使用時の呈色性及び均一性を下
記基準に基づいて評価した。 連続使用時の呈色性判定 ◎:非常に良好(吸光度0.05〜0.20) ○:良好(吸光度0.02〜0.05又は0.20〜
1.00) ×:不良(吸光度0.02未満又は1.00超) なお、吸光度が0.05以上で消臭・洗浄効果を示し
た。均一性判定 ◎:フラッシュ間の色の均一性が非常に良好 ○:フラッシュ間の色の均一性が良好 ×:フラッシュ間の色の均一性が不良 以上の結果を表2に示すが、表2の結果より本発明の洗
浄剤が有効成分の均一徐溶解性に優れていることが認め
られる。
記基準に基づいて評価した。 連続使用時の呈色性判定 ◎:非常に良好(吸光度0.05〜0.20) ○:良好(吸光度0.02〜0.05又は0.20〜
1.00) ×:不良(吸光度0.02未満又は1.00超) なお、吸光度が0.05以上で消臭・洗浄効果を示し
た。均一性判定 ◎:フラッシュ間の色の均一性が非常に良好 ○:フラッシュ間の色の均一性が良好 ×:フラッシュ間の色の均一性が不良 以上の結果を表2に示すが、表2の結果より本発明の洗
浄剤が有効成分の均一徐溶解性に優れていることが認め
られる。
【0035】
【表2】 注: 水溶性中性無機塩: a.無水硫酸ナトリウム(四国化成工業(株)製,中性
無水芒硝A12) b.塩化ナトリウム(関東化学(株)製,塩化ナトリウ
ム試薬1級) 賦形剤:ポリエチレングリコールジステアレート(ライ
オン(株)製,リオノンDT600S) 界面活性剤:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(日
本触媒(株)製,ソフタノール90) 着色剤:青色1号(日本化薬(株)製,TC Blue
302) 香料:シトラスF9229(塩野香料(株)製)
無水芒硝A12) b.塩化ナトリウム(関東化学(株)製,塩化ナトリウ
ム試薬1級) 賦形剤:ポリエチレングリコールジステアレート(ライ
オン(株)製,リオノンDT600S) 界面活性剤:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(日
本触媒(株)製,ソフタノール90) 着色剤:青色1号(日本化薬(株)製,TC Blue
302) 香料:シトラスF9229(塩野香料(株)製)
Claims (4)
- 【請求項1】 アクリル酸及び/又はメタクリル酸とア
クリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルとの
共重合体であって、アクリル酸及び/又はメタクリル酸
部分の一部が中和された、水に対して溶解又は分散性を
有し、かつ中性塩水溶液に対して不溶性を有する塩感応
性ポリマーと、水溶性中性塩とが組み合わされてなり、
かつ上記塩感応性ポリマーと有効成分とが固化されてな
ることを特徴とする水洗トイレ用洗浄剤。 - 【請求項2】 塩感応性ポリマーが、アクリル酸及び/
又はメタクリル酸とアクリル酸エステル及び/又はメタ
クリル酸エステルとの重量比60〜95:5〜40の共
重合体であり、かつアクリル酸及び/又はメタクリル酸
部分の5〜30モル%が中和されたものである請求項1
記載の洗浄剤。 - 【請求項3】 塩感応性ポリマーと有効成分との固化物
が、更に下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は炭素数が8〜22のアシル基もし
くはアルキル基又はアルキル基の炭素数が2〜12のア
ルキルフェニル基であり、R1とR2とは互に同一であっ
ても異なっていてもよい。R3は水素原子又はメチル基
であるが、同一分子中で全て同じ基をとることもできる
し、水素原子とメチル基との双方をとることもできる。
また、nは30〜300の整数である。)で示される化
合物を徐溶解性賦形剤として含有する請求項1又は2記
載の洗浄剤。 - 【請求項4】 水溶性中性塩が塩感応性ポリマーと有効
成分との固化物中に含有された請求項1乃至3のいずれ
か1項記載の洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23740793A JPH0762398A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 水洗トイレ用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23740793A JPH0762398A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 水洗トイレ用洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762398A true JPH0762398A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17014931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23740793A Pending JPH0762398A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 水洗トイレ用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762398A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1180800A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-26 | Nippon Soda Co Ltd | 難水溶性固形組成物及びその製造方法 |
JP2008106077A (ja) * | 2005-09-30 | 2008-05-08 | Nippon Shokubai Co Ltd | 感イオン性吸水性樹脂 |
JP2010241881A (ja) * | 2009-04-02 | 2010-10-28 | Nippon Shokubai Co Ltd | 重合体組成物およびその製造方法 |
CN106190605A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-12-07 | 中山市海泓日用品有限公司 | 一种马桶清洁球及其制备方法 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23740793A patent/JPH0762398A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1180800A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-26 | Nippon Soda Co Ltd | 難水溶性固形組成物及びその製造方法 |
JP2008106077A (ja) * | 2005-09-30 | 2008-05-08 | Nippon Shokubai Co Ltd | 感イオン性吸水性樹脂 |
JP2010241881A (ja) * | 2009-04-02 | 2010-10-28 | Nippon Shokubai Co Ltd | 重合体組成物およびその製造方法 |
CN106190605A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-12-07 | 中山市海泓日用品有限公司 | 一种马桶清洁球及其制备方法 |
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