JP2000273388A - 硬質表面用防汚剤組成物 - Google Patents

硬質表面用防汚剤組成物

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JP2000273388A
JP2000273388A JP11082394A JP8239499A JP2000273388A JP 2000273388 A JP2000273388 A JP 2000273388A JP 11082394 A JP11082394 A JP 11082394A JP 8239499 A JP8239499 A JP 8239499A JP 2000273388 A JP2000273388 A JP 2000273388A
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Hisao Takahashi
久雄 高橋
Hiroshi Miyake
博 三宅
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水系の住居用洗剤に簡単に使用でき、かつ十
分な汚れの付着防止、帯電防止効果及びつや・光沢を付
与することが可能な硬質表面用防汚剤組成物を提供す
る。 【解決手段】 両親媒性グラフト共重合体及び水溶性溶
剤を含有することを特徴とする硬質表面用防汚剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶器表面、樹脂成
形表面、人工大理石、流し台等に付着する水垢(ケイ酸
スケール、炭酸スケール)、排泄物等に起因する汚れ
(黄ばみ、黒ずみ、便付着等)、および浴槽、桶、壁に
付着する石鹸糟、皮脂、手垢等の住居用洗剤分野の汚れ
付着を防止するとともに、つや、光沢をそれらに付与す
る硬質表面用防汚剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】住居用洗浄剤、特に水廻り用の洗浄剤が
対象とする被洗物は、常に水との接触、乾燥を繰り返し
知らず知らずの間に非常に強固な水垢を形成する。初期
の水垢は、こまめな掃除により比較的容易に除去可能で
あるが、水垢が長期にわたって積み重なることにより、
水垢はガラスや陶器表面等と化学結合して強固となるば
かりでなく、汚れと共にカビや雑菌の温床となり易く、
衛生的にも問題がある。このように強固に固着した水垢
の汚れは、研磨剤等の物理力によって擦り落とさなくて
は除去できなくなる。しかしながら、このようなことを
繰り返すと表面を傷つけ、つや・光沢の消失等、被洗物
表面の美観を損ねるばかりでなく、この傷付きが原因と
なり、新たな水垢や汚れがつき易くなるといった弊害が
生じる。
【0003】従来、上記したような汚れの除去を対象と
した液体クレンザー、強力な洗浄剤(強酸、次亜塩素酸
系洗剤)が提案されている。しかしながら、汚れや被洗
物表面の傷付き等の劣化の進行を止めることはできず、
掃除の労力を軽減することはできない。また、強力な洗
浄剤は、使用する際に注意が必要であり、被洗物の材質
への影響、飛びちりや皮膚への付着等、安全面での配慮
が必要となり、消費者の掃除行動を起こす妨げになって
いる。
【0004】そこで、上記したような問題点を解決する
ために、被洗物の表面に保護皮膜を形成させるという、
撥水性、防汚性等に優れた被覆材料が提案されている
(特開昭58-154766号公報、特開昭59-20360号公報、特
開昭59-126478号公報、特開昭61-151272号公報、特開昭
62-156172号公報、特開平3-197596号公報、特開平5-230
161号公報等)。これらは、主にポリオルガノシロキサ
ン系重合体又はシリコン系グラフト共重合体による被膜
を形成させ、汚れの付着を防止するものである。しかし
ながら、この様な被覆材料は、水溶性が低く、水溶性の
住居用洗浄剤に配合しようとした場合、該材料を分散や
可溶化するのために、非水系の有機溶剤や多量の界面活
性剤を必要とするため、製剤化しにくいという課題を有
している。
【0005】また、固体表面に対して滑り性、光沢性、
離型性、防汚性等を付与するためにシリコーンオイルを
含有する化粧料やコーティング剤が提案されている。こ
の様な化粧料やコーティング剤を固体表面に塗布した場
合、塗布膜中に含まれるシリコンオイルがその塗布膜表
面上にブリードアウトしてくるため、その表面がべたつ
きを生じるという課題を生じる。一方、上記シリコーン
オイルは、被洗物表面に吸着して撥水性の皮膜を形成す
ることにより、主に水垢由来の汚れ付着の抑制が可能で
ある。しかしながら、このようなシリコーンオイルを含
有した化粧料やコーティング剤は、強い撥水性を示し、
一時的につや・光沢の回復が認められるが、シリコーン
オイルの撥水性が強すぎる場合、このようなシリコーン
オイルを含有する化粧料やコーティング剤は、これを塗
布等して表面に適用したもの、特に被洗物表面が30°
程度の緩やかな傾斜面では、流した水が十分流れ落ちず
水滴状に多数残ってしまい、見栄えが悪いという課題を
有している。更に、この様に表面に残った水滴は、経時
で蒸発し、水道水由来のケイ酸分によるケイ酸スケール
や金属分が大気中の炭酸ガスと作用して形成される炭酸
スケールにより水垢として濃縮され、それが乾燥すると
白いウォータースポット汚れを発生する。このウォータ
ースポット部分は、撥水性の低下を起こし、被洗物表面
に濡れやすい部分や濡れにくい部分を生じ、見栄えが悪
くなる。更にまた、このウォータースポット汚れが新た
な汚れが付着する原因となり、光沢性の低下を生じる。
このような問題点を解消するためには、上記化粧料やコ
ーティング剤等を適用した部分について、再度表面を清
掃する必要があるが、一般にシリコーンオイルやシリコ
ン系重合体は、粘着性が高く、且つ自身の撥水性のため
水や界面活性剤水溶液で洗浄しても容易に除去すること
ができない。その結果、シリコーンオイルやシリコン系
重合体の膜を除去するためには、強い物理力や研磨力が
必要となり、洗浄のために更に傷付きの進行や再汚染を
促進してしまう、という逆効果を生じてしまう。
【0006】更に、プラスチック等の樹脂類の表面は疎
水性で静電気を帯び(帯電)やすく、空気中に浮遊する
ほこりや排ガス由来のスス汚れを吸着して、黒スス汚れ
を発生する。しかしながら、前記したような問題点を解
決するために、シリコン系グラフト共重合体を用いた表
面保護剤が知られているが、従来のシリコン系グラフト
重合体は、製造する際にグラフト共重合を行っているの
で、該重合体の主鎖にはビニル系重合体由来の単位を有
し、側鎖には疎水性のオルガノシロキサンを有している
だけである。そのため、このようなシリコン系グラフト
重合体を主成分とする表面保護剤は、シリコンオイル同
様に帯電防止性能に劣るという課題を有している。
【0007】このような課題を解決するために、各種変
性剤によりオルガノシロキサン系重合体を修飾したり、
側鎖に親水性基を導入する等によって、上記シリコン系
グラフト重合体の水溶性を向上させたものが提案されて
いる。例えば、ポリエーテル変性シリコーンオイルは、
水溶性が高く水系洗浄剤への製剤化が容易であり、帯電
防止効果のある被膜が得られるものである。しかしなが
ら、ポリエーテル変性シリコーンオイルは、陶器、ガラ
ス、樹脂面への吸着力が低いために、水洗によって容易
に被膜が脱着してしまい、十分な耐久性が得られない。
また、アミノ変性シリコーンオイルは、撥水性の被膿を
形成するが、シリコーンオイルに比べると耐久性の点で
劣るという課題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題に鑑みなされたものであり、水系の住居用洗剤に簡
単に使用でき、かつ十分な汚れの付着防止、帯電防止効
果及びつや・光沢を付与することが可能な硬質表面用防
汚剤組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、オルガノポリ
シロキサン単位を側鎖に有するビニル系アルコールと水
溶性及び/又はアルコール可溶性基を有するビニル系モ
ノマーとを特定の比率でグラフト重合することにより得
られる構成単位を含む両親媒性シリコングラフト共重合
体を用いることにより、各種硬質表面への汚れ付着防
止、帯電防止効果およびつや、光沢を付与できる硬質表
面用防汚剤組成物が得られることを見い出し、本発明を
完成するに至ったのである。
【0010】即ち、本発明の硬質表面用防汚剤組成物
は、両親媒性グラフト共重合体及び水溶性溶剤を含有す
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明で用いられる両親媒性グラフト共重
合体としては、例えば一般式〔I〕
【0012】
【化1】
【0013】{式中、R1は水素原子又は低級アルキル
基を表し、R2は水素原子又は低級アルキル基を表し、
3は水素原子、低級アルキル基又はカルボキシル基を
表し、R4は水素原子、低級アルキル基又はカルボキシ
ル基を表し、R14は水素原子又はアルキルオキシカルボ
ニル基を表し、Xは一般式〔III〕
【0014】
【化2】
【0015】(式中、R5は同一又は異なって、低級ア
ルキル基又はアリール基を表し、nは1〜5の整数を表
し、hは1又は2を表し、jは1〜200の整数を表
す。)で示される基を表し、Yはアルコキシ基、ヒドロ
キシアルコキシ基、脂肪族ヘテロ環基、アミノ基又は一
般式〔V〕
【0016】
【化3】
【0017】(式中、R6はアクリル酸エステル又はメ
タクリル酸エステルから誘導される基を表し、kは1〜
100の整数を表す。)で示される基又は一般式〔V
I〕
【0018】
【化4】
【0019】(式中、R7及びR8は夫々独立して、アル
キレン基を表し、R9は水素原子又はアルキル基を表
し、l及びmは夫々独立して、0〜23の整数を表す。
但し、l=0のときは、mは1〜23の整数を表し、m
=0のときは、lは1〜23の整数を表す。)で示され
る基を表し、Zはカルボキシル基、スルホン酸基、置換
基を有していても良いアリール基、芳香族ヘテロ環基、
ホスホリル基、アシルオキシ基、ジアルキルアミノアル
コキシカルボニル基又は−NHR11SO3H(R11はア
ルキレン基を表す。)を表し、p,q及びrは夫々独立
して、1〜200の整数を表す。}で示される構成単位
を含むものが挙げられる。また、前記一般式〔I〕で示
される構成単位は、構成単位(A),(B)及び(C)
を含んでなるものである。更に、上記一般式〔I〕にお
ける各構成単位(A),(B)及び(C)は、夫々1種
でも2種以上の組み合わせからなるものでも良い。
【0020】一般式〔I〕における構成単位(A)は、
一般式〔II〕
【0021】
【化5】
【0022】(式中、R1及びXは前記と同じ。)で示
されるオルガノポリシロキサン単位を側鎖に有するビニ
ル系モノマーから誘導されるものである。
【0023】一般式〔I〕及び〔II〕において、R1
で表される低級アルキル基としては、直鎖状でも分枝状
でも良く、例えば炭素数1〜4のアルキル基が挙げら
れ、具体的にはメチル基、エチル基、n-プロピル基、
イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、tert-ブ
チル基等が挙げられる。また、一般式〔III〕におい
て、R5で表される低級アルキル基としては、例えば炭
素数1〜3のアルキル基が挙げられ、具体的にはメチル
基、エチル基、プロピル基等が挙げられる。アリール基
としては、例えばフェニル基、トリル基、キシリル基等
が挙げられる。jは1〜200の整数、好ましくは10
〜200の整数を表す。
【0024】一般式〔II〕で示されるオルガノポリシ
ロキサン単位を側鎖に有するビニル系モノマーは、夫々
単独で用いても二種以上適宜組み合わせて用いても良
い。
【0025】一般式〔II〕で示される、本発明で用い
られるオルガノポリシロキサン単位を側鎖に有するビニ
ル系モノマーと共重合させるモノマーは、酸性基含有ビ
ニル系モノマー、塩基性基含有ビニル系モノマー、非イ
オン性ビニル系モノマー等と重合反応させることによ
り、上記一般式〔I〕で示される構成単位を含む両親媒
性グラフト共重合体が得られる。
【0026】一般式〔I〕における構成単位(B)は、
一般式〔IV〕
【0027】
【化6】
【0028】(式中、R2、R14及びYは前記と同
じ。)で示されるビニル系モノマーから誘導されるもの
であり、親水性及び/又はアルコール可溶性の基を有す
るモノマーである。
【0029】一般式〔I〕及び〔IV〕において、R2
で表される低級アルキル基としては、直鎖状でも分枝状
でも良く、例えば炭素数1〜4のアルキル基が挙げら
れ、具体的にはメチル基、エチル基、n-プロピル基、
イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、tert-ブ
チル基等が挙げられる。R14で表されるアルキルオキシ
カルボニル基としては、直鎖状でも分枝状でも良く、例
えば炭素数2〜4のアルキルオキシカルボニル基が挙げ
られ、具体的にはメチルオキシカルボニル基、エチルオ
キシカルボニル基、プロピルオキシカルボニル基、ブチ
ルオキシカルボニル基、tert-ブチルオキシカルボニル
基等が挙げられる。Yで表されるアルコキシ基として
は、直鎖状でも分枝状でも良く、例えば炭素数1〜18
のアルコキシ基が挙げられ、具体的にはメトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ
基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオ
キシ基、ノニルオキシ基、デシルオキシ基、ドデシルオ
キシ基、オクタデシルオキシ基、tert-ブトキシ基、2-
エチルヘキシルオキシ基等が挙げられる。ヒドロキシア
ルコキシ基としては、前記アルコキシ基の水素原子がヒ
ドロキシ基に置換された炭素数1〜18のヒドロキシア
ルコキシ基が挙げられ、具体的にはヒドロキシメチルオ
キシ基、ヒドロキシエチルオキシ基、ヒドロキシプロピ
ルオキシ基、ヒドロキシブチルオキシ基、ヒドロキシペ
ンチルオキシ基、ヒドロキシヘキシルオキシ基、ヒドロ
キシヘプチルオキシ基、ヒドロキシオクチルオキシ基、
ヒドロキシノニルオキシ基、ヒドロキシデシルオキシ
基、ヒドロキシドデシルオキシ基、ヒドロキシオクタデ
シルオキシ基等が挙げられる。脂肪族ヘテロ環基として
は、例えば5員又は6員の脂肪族ヘテロ環基が好まし
く、異性原子として1〜3個の例えば窒素原子、酸素原
子等のヘテロ原子を含んでいるものが挙げられ、その具
体例としては、例えばピロリジル-2-オン基、ピペリジ
ノ基、ピペラジニル基、モルホリノ基等が挙げられる。
一般式〔V〕において、R6で表されるアクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルから誘導される基として
は、例えば一般式〔VIII〕
【0030】
【化7】
【0031】(式中、R12は水素原子又はメチル基を表
し、R13はアルキル基を表す。)で示される基が挙げら
れる。一般式〔VIII〕において、R13で表されるア
ルキル基としては、直鎖状でも分枝状でも良く、例えば
炭素数1〜8のアルキル基が挙げられ、具体的にはメチ
ル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-
ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2-エチルヘ
キシル基等が挙げられる。
【0032】一般式〔VI〕において、R7及びR8で表
されるアルキレン基としては、直鎖状でも分枝状でも良
く、低級アルキレン基、例えば炭素数1〜4のアルキレ
ン基が挙げられ、具体的にはメチレン基、エチレン基、
プロピレン基、ブチレン基、1-メチルエチレン基、2-メ
チルプロピレン基、1,1-ジメチルエチレン基等が挙げら
れる。
【0033】一般式〔IV〕で示されるビニル系モノマ
ーの具体例としては、例えばN-ビニルピロリドン、ア
クリルアミド、メタクリルアミド等のビニル系アミド化
合物、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸2-エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メ
タクリル酸ステアリル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、イタ
コン酸ジメチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエ
チル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、クロトン
酸メチル等のエチレン性カルボン酸エステル類、例えば
メタクリル酸2-ヒドロキシエチル、メタクリル酸3-ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸2-ヒドロキシプロピル、
アクリル酸2-ヒドロキシエチル、アクリル酸3-ヒドロキ
シプロピル、アクリル酸2-ヒドロキシプロピル等のエチ
レン性カルボン酸ヒドロキシエステル類、例えばポリエ
チレングリコールアクリレート(平均重合度1〜2
3)、ポリエチレングリコールメチルエーテルアクリレ
ート(平均重合度1〜23)、ポリエチレングリコール
エチルエーテルアクリレート(平均重合度1〜23)、
ポリプロピレングリコールアクリレート(平均重合度1
〜23)、ポリプロピレングリコールメチルエーテルア
クリレート(平均垂合度1〜23)、ポリエチレングリ
コールメタクリレート(平均重合度1〜23)、ポリエ
チレングリコールメチルエーテルメタクリレート(平均
重合度1〜23)、ポリエチレングリコールエチルエー
テルメタクリレート(平均重合度1〜23)、ポリプロ
ピレングリコールメタクリレート(平均重合度1〜2
3)、ポリプロピレングリコールメチルエーテルメタク
リレート(平均垂合度1〜23)等のエチレン性カルボ
ン酸ポリアルキレングリコールエステル等が挙げられ
る。これら一般式〔IV〕で示されるビニル系モノマー
は、夫々単独で用いても二種以上適宜組み合わせて用い
ても良い。
【0034】一般式〔I〕における構成単位(C)は、
一般式〔VII〕
【0035】
【化8】
【0036】(式中、R3,R4及びZは前記と同じ。)
で示されるアクリル酸、メタクリル酸等のビニル系モノ
マーから誘導される単位である。また、前記構成単位
(C)は、アリル酢酸等のアリル系モノマーから誘導さ
れる単位であっても良い。
【0037】一般式〔I〕及び〔VII〕において、R
3及びR4で表される低級アルキル基としては、直鎖状で
も分枝状でも良く、例えば炭素数1〜4のアルキル基が
挙げられ、具体的にはメチル基、エチル基、n-プロピ
ル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、t
ert-ブチル基等が挙げられる。Zで表される置換基を有
していても良いアリール基のアリール基としては、例え
ば炭素数6〜15のアリール基が挙げられ、具体的には
フェニル基等が挙げられ、また、該置換基としては、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭
素数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基、スルホン
酸基、アミノ基等が挙げられる。置換基を有するアリー
ル基の具体例としては、フェニルスルホン酸基、トリル
基、キシリル基、4-アミノフェニル基等が挙げられる。
芳香族ヘテロ環基としては、例えば5員又は6員の芳香
族ヘテロ環基が好ましく、異性原子として1〜3個の例
えば窒素原子、酸素原子等のヘテロ原子を含んでいるも
のが挙げられ、その具体例としては、例えばピリジル
基、メチルピリジル基、イミダゾリル基、フラニル基、
ピラニル基等が挙げられる。アシルオキシ基としては、
カルボン酸由来の例えば炭素数2〜4のアシルオキシ基
が挙げられ、具体的にはアセチルオキシ基、プロピオニ
ルオキシ基、ブチリルオキシ基等が挙げられる。ジアル
キルアミノアルコキシカルボニル基のアルキル基として
は、同一又は異なって、直鎖状でも分枝状でも良く、低
級アルキル基、例えば炭素数1〜6のアルキル基が挙げ
られ、具体的にはメチル基、エチル基、n-プロピル
基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、ter
t-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
ジアルキルアミノアルコキシカルボニル基のアルコキシ
カルボニル基としては、直鎖状でも分枝状でも良く、低
級アルコキシカルボニル基、例えば炭素数1〜5のアル
コキシカルボニル基が挙げられ、具体的にはメトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボ
ニル基、ブトキシカルボニル基等が挙げられる。ジアル
キルアミノアルコキシカルボニル基としては、前記アル
コキシカルボニル基の水素原子がジアルキルアミノ基に
置換された炭素数4〜31のジアルキルアミノアルコキ
シ基が挙げられ、具体的にはジメチルアミノメチルオキ
シカルボニル基、エチルメチルアミノエチルオキシカル
ボニル基、ジメチルアミノエチルオキシカルボニル基、
ジメチルアミノプロピルオキシカルボニル基、ジメチル
アミノブチルオキシカルボニル基、ジエチルアミノエチ
ルオキシカルボニル基等が挙げられる。また、Zにおけ
る、−NHR11SO3Hにおいて、R11で表されるアル
キレン基としては、直鎖状でも分枝状でも良く、低級ア
ルキレン基、例えば炭素数1〜4のアルキレン基が挙げ
られ、具体的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基、1-ジメチルエチレン基、2-メチルプロ
ピレン基、1,1-ジメチルエチレン基等が挙げられる。
【0038】一般式〔VII〕で示されるビニル系モノ
マーの具体例としては、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、
シトラコン酸、メサコン酸、ビニル酢酸等のビニル系カ
ルボン酸類(これらカルボン酸類は、例えばナトリウ
ム,カリウム等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩等、
塩の形になっているものや、或いは無水物となっている
ものでも良い。)、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル等のビニル系エステル類、例えばビニルスルホン
酸、4-ビニルベンゼンスルホン酸、アリルスルホン酸、
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸等のビ
ニル系スルホン酸類(これらスルホン酸類は、例えばナ
トリウム,カリウム等のアルカリ金属塩等、塩の形にな
っているものでも良い。)、例えばビニルホスホン酸等
のビニル系ホスホン酸類、例えばビニルピリジン,2-ビ
ニル-5-ビニルピリジン等のビニル系芳香族ヘテロ環状
アミン類、例えばメタクリル酸ジメチルアミノエチル、
メタクリル酸エチルメチルアミノエチル、メタクリル酸
ジメチルアミノプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノ
ブチル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸
エチルメチルアミノエチル、アクリル酸ジメチルアミノ
メチル等のカルボン酸アルキルアミノエステル等が挙げ
られる。また、前記カルボン酸アルキルアミノエステル
は、四級塩化剤と反応させて四級塩化した第4級アンモ
ニウム塩としたものを用いても良い。四級塩化剤として
は、例えばヨウ化メチル、ヨウ化エチル、臭化メチル、
臭化エチル、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、
塩化ブチル等のハロゲン化アルキル類、例えば臭化ベン
ジル、塩化ベンジル等のハロゲン化アリール類、例えば
ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等のジアルキル硫酸類、例
えばモノクロロ酢酸エチル、モノクロロプロピオン酸メ
チル等のハロゲン化カルボン酸エステル類等が挙げられ
る。カルボン酸アルキルアミノエステルを四級塩化した
第4級アンモニウム塩の具体例としては、例えばメタク
リル酸エチルトリメチルアンモニウムクロライド、メタ
クリル酸エチルジメチルエチルアンモニウム硫酸塩、メ
タクリル酸プロピルジメチルエチルアンモニウム硝酸
塩、メタクリル酸ブチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、アクリル酸エチルトリメチルアンモニウム硫酸
塩、アクリル酸エチルジメチルエチルアンモニウムブロ
マイド等のビニル系カルボン酸エステルアンモニウム塩
等が挙げられる。更に、前記カルボン酸アルキルアミノ
エステルは、両性化剤と反応させて両性化した両性ビニ
ル系モノマーを用いても良い。両性化剤としては、例え
ばモノクロロ酢酸ナトリウム、モノクロロ酢酸カリウ
ム、モノブロモ酢酸ナトリウム、モノブロモ酢酸カリウ
ム、モノクロロプロピオン酸リチウム、モノヨードプロ
ピオン酸ナトリウム、モノヨード酪酸ナトリウム等のハ
ロゲン化脂肪酸アルカリ金属塩類、例えば4-クロロメチ
ル安息香酸カリウム等のハロゲン化芳香族カルボン酸ア
ルカリ金属塩類、例えばクロロエタンスルホン酸ナトリ
ウム、ブロモエタンスルホン酸ナトリウム等のハロゲン
化スルホン酸アルカリ金属塩類等が挙げられる。カルボ
ン酸アルキルアミノエステルを両性化した両性ビニル系
モノマーの具体例としては、例えばメタクリル酸エチル
ジメチルアンモニオアセテート、メタクリル酸エチルジ
メチルアンモニオプロピオネート、メタクリル酸プロピ
ルジメチルアンモニオプロピオネート、メタクリル酸ブ
チルジメチルアンモニオアセテート、アクリル酸エチル
ジメチルアンモニオアセテート、アクリル酸エチルジメ
チルアンモニオプロピオネート、アクリル酸メチルジメ
チルアンモニオアセテート等のビニル系カルボキシベタ
イン化合物、例えばメタクリル酸エチルジメチルアンモ
ニオエチルスルホネート、アクリル酸エチルジメチルア
ンモニオエチルスルホネート等のスルホベタイン化合物
等が挙げられる。これら一般式〔VII〕で示されるビ
ニル系モノマーは、夫々単独で用いても二種以上適宜組
み合わせて用いても良い。
【0039】本発明で用いられる上記一般式〔I〕で示
される両親媒性グラフト共重合体における、上記一般式
〔II〕,〔IV〕及び〔VII〕から夫々誘導される
構成単位(A),(B)及び(C)の含有率は特に限定
されないが、一般式〔II〕で示されるオルガノポリシ
ロキサン単位を側鎖に有するビニル系モノマーから誘導
される構成単位(A)の含有率は、0.1〜90重量
%、好ましくは1〜30重量%、一般式〔IV〕で示さ
れるビニル系モノマーから誘導される構成単位(B)の
含有率は、0.1〜90重量%、好ましくは1〜70重
量%、一般式〔VII〕で示されるビニル系モノマーか
ら誘導される構成単位(C)の含有率は、10〜60重
量%、好ましくは30〜50重量%の範囲から夫々適宜
選択される。
【0040】本発明で用いられる上記一般式〔I〕で示
される両親媒性グラフト共重合体の分子量は特に限定さ
れないが、平均分子量が1万〜500万の範囲から適宜
選択される。
【0041】本発明で用いられる水溶性溶剤としては、
例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール
等の1価アルコール、エチレングリコール、プロピレン
グリコール等のアルキレングリコール、グリセリン、ポ
リグリセリン等の多価アルコール等のアルコール類、例
えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレン
グリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジ
プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレング
リコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチ
ルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテル、
トリプロピレングリコールジメチルエーテル等のアルキ
レングリコール(モノ、ジ)アルキルエーテル等のグリ
コールエーテル類、例えばエチレングリコールメチルエ
ーテルアセテート、エチレングリコールエチルエーテル
アセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテー
ト、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート等のグ
リコールエーテルアセテート類、例えばアセトン、ジエ
チルケトン、メチルエチルケトン等のケトン類、例えば
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類等が挙
げられ、夫々単独で用いても二種以上適宜組み合わせて
用いても良い。これら水溶性溶剤の中でも、炭素数1〜
5の低級アルコール、グリコールエーテル類等が好まし
い。
【0042】本発明の硬質表面用防汚剤組成物における
両親媒性グラフト共重合体の含有量は、硬質表面用防汚
剤組成物全量に対して0.01〜50重量%、好ましく
は0.1〜30重量%の範囲から適宜選択される。尚、
含有量が0.01重量%未満であると、防汚性能や帯電
防止性能が低下し、また、50重量%を越えると、つや
・光沢の低下や拭き取り性が低下する。
【0043】水溶性溶剤の含有量は、硬質表面用防汚剤
組成物全量に対して0.01〜70重量%、好ましくは
1〜40重量%の範囲から適宜選択される。尚、含有量
が0.01重量%未満であると、グラフト共重合体が粘
稠となり取り扱い性が低下し、また、70重量%を越え
ると、製品形態での泡性能(泡立ち性)を低下させる。
【0044】本発明の硬質表面用防汚剤組成物には、必
要に応じて該組成物の性質を損なわない範囲で上記以外
の成分を含有させても良い。本発明の硬質表面用防汚剤
組成物に含有可能なその他の成分としては、例えば界面
活性剤、pH調整剤、ハイドロトロープ剤、抗酸化剤、
防腐剤、防菌剤、色素、香料、紫外線吸収剤、塩類、増
粘剤、減粘剤等が挙げられる。
【0045】界面活性剤としては、非イオン性界面活性
剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両
性界面活性剤等が挙げられる。非イオン性界面活性剤と
しては、例えば、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレンヒマ
シ油又は硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルモノイ
ソステアレート、ポリオキシエチレングリセリルトリイ
ソステアレート等のポリオキシエチレングリコール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル等のポリ
オキシエチレン付加型界面活性剤、ポリグリセリンアル
キルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル等が挙げられる。陰イオン性界面活性剤
としては、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアル
キル硫酸類、例えばラウロイルサルコシンナトリウム、
ラウロイルメチルアラニンナトリウム等のN−アシルア
ミノ酸類、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル
リン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテル
リン酸ナトリウム、ジポリオキシエチレンアルキルエー
テルリン酸、トリポリオキシエチレンアルキルエーテル
リン酸、ジポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
リン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナ
トリウム、ジポリオキシエチレンラウリルエーテルリン
酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル
リン酸類等が挙げられる。また、前記陰イオン性界面活
性剤の対イオンとしては、例えばナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属イオン、アンモニア、例えばモノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン等のアルカノールアミン等が挙げられる。両性界面
活性剤としては、例えばアルキル酢酸ベタイン、アルキ
ルアミド酢酸型ベタイン、アルキルスルホベタイン、ア
ルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドヒド
ロキシスルホベタイン、アルキルイミダゾリン型ベタイ
ン、アルキルアミンオキサイド等が挙げられ、具体的に
は、ドデシル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ミリス
チリル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ドデシルアミ
ドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ミリスチ
リルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、
ヤシ油脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベ
タイン、ドデシル−N,N−ジメチルプロピルスルホベ
タイン、パルミチル−N,N−ジメチル−2−ヒドロキ
シプロピルスルホベタイン、1−ヤシアルキル−2−ヒ
ドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリウム
ベタイン、N,N−ジメチルドデシルアミンオキシド等
が挙げられる。陽イオン性界面活性剤としては、例えば
ジ長鎖アルキル四級アンモニウム塩、モノ長鎖アルキル
四級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキルポリオキシエチレ
ン四級アンモニウム塩、ビス(ヒドロキシアルキル)四
級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0046】pH調整剤としては、脂肪属アミン、モル
ホリン、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、苛性ソーダ、苛性
カリ、ケイ酸ソーダ、炭酸ソーダ等のアルカリ性物質等
が挙げられる。
【0047】ハイドロトロープ剤としては、p−トルエ
ンスルホン酸ソーダ等の低級アルキルベンゼンスルホン
酸塩等が挙げられる。
【0048】抗酸化剤としては、BHT(2,6−ジ第
3ブチル−p−クレゾール)、BHA(ブチルヒドロキ
シアニソール)、α−トコフェロール等が挙げられる。
【0049】本発明の硬質表面用防汚剤組成物のpHは
特に限定されないが、3〜11の弱酸から弱アルカリ性
の範囲が好ましく、より好ましくは中性の6〜8の範囲
から適宜選択される。尚、pHが3未満で、11を越え
ると、本発明の硬質表面用防汚剤組成物に用いる上記両
親媒性グラフト共重合体中のエステル結合の加水分解が
進行し、経時保存での安定性、性能の維持に問題が生じ
る。
【0050】本発明で用いれらる両親媒性グラフト共重
合体を製造するには、例えば下記のようにして行えば良
い。具体的には、特開平7-243173号公報、特開平7-6982
8号公報、特開平8−183826号公報、特願平8−
354124号公報等に記載されている重合方法により
製造される両親媒性グラフト共重合体を本発明で用いれ
ば良い。
【0051】・両親媒性グラフト共重合体の製造例上記
一般式〔II〕,〔IV〕及び〔VII〕で示されるビ
ニル系モノマーを、適当な有機溶媒中、重合開始剤の存
在下、必要であれば不活性ガス雰囲気下で常法に従って
重合反応を行えば良い。反応後の後処理等は通常行われ
る後処理法に準じて行えばよく、例えば上記のようにし
て得られたグラフト共重合体溶液に、必要に応じてpH
調整剤を添加し、これに更に水を添加した後、有機溶剤
を留去することにより得られたものを用いても、また、
水溶性溶剤を有機溶剤として用いた場合には、上記のよ
うにして得られたグラフト共重合体を精製及び/又は単
離することなく、そのまま次の操作に付してもよい。
【0052】一般式〔II〕,〔IV〕及び〔VII〕
で示されるビニル系モノマーの使用量は特に限定されな
いが、これらのモノマー全量に対して、一般式〔II〕
で示されるビニル系モノマーが0.1〜90重量%、一
般式〔IV〕で示されるビニル系モノマーが0.1〜9
0重量%、該一般式〔IV〕で示されるビニル系モノマ
ーであって、親水性ビニル系モノマーの内の非イオン性
基を有するモノマーが0.1〜90垂量%、一般式〔V
II〕で示されるビニル系モノマーが10〜50重量%
の範囲から夫々適宜選択される。
【0053】上記重合反応の方法としては、例えば懸濁
重合、溶液重合、バルク重合又は乳化重合等が挙げられ
る。
【0054】重合開始剤としては、例えばアゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニ
トリル)、2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオン酸メチ
ル)、4,4'-アゾビス(4-シアノペンタン酸)、2,2'-アゾ
ビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩等のアゾ系重合開始
剤、例えばラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオ
キシド、メチルエチルケトンパーオキシド等の過酸化物
系重合開始剤等のラジカル重合開始剤が挙げられる。
【0055】有機溶媒としては、上記水溶性溶剤を用い
ることができ、また、上記水溶性溶剤の他に、例えばト
ルエン、キシレン、ベンゼン、シクロヘキサン、n-ヘ
キサン等の炭化水素類、例えばジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、例えば
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n-ブチル等のエステル
類、アセトニトリル、N-メチルピロリドン、N,N-ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げられ
る。これら有機溶媒は、夫々単独で用いても二種以上適
宜組み合わせて用いても良い。
【0056】重合反応は、必要に応じて不活性ガス雰囲
気下で行っても良い。不活性ガスとしては、例えば窒素
ガス、アルゴンガス等が挙げられる。
【0057】反応温度は特に限定されないが、50〜1
00℃の範囲から適宜選択される。
【0058】反応時間としては、反応温度や反応させる
モノマーの種類や濃度等の反応条件により異なるが、2
〜10時間の範囲から適宜選択される。
【0059】尚、重合反応を行う際に、必要に応じて連
鎖移動剤を添加して重合反応を行っても良い。連鎖移動
剤としては、例えばラウリルメルカプタン、オクチルメ
ルカプタン、2-メルカプトエタノール、チオグリコール
酸ブチル等が挙げられる。
【0060】本発明の硬質表面用防汚剤組成物を製造す
るには特に制限はないが、特別な撹拌装置やミキサーは
必要なく、必要に応じて適宜用いれば良く、例えば、両
親媒性グラフト共重合体、水溶性溶剤、及び必要に応じ
てその他の成分を混合し、常温又は使用する水溶性溶剤
の沸点以下に加熱し、通常の撹拌装置を使用して各成分
を混合配合することにより製造することができる。
【0061】本発明の硬質表面用防汚剤組成物の剤型
は、水溶液状、固形状、水性分散液、エアゾール、スプ
レーヤーなどの各種剤型で用いることができる。
【0062】本発明の硬質表面用防汚剤組成物は、各種
の硬質表面に適用することができる。それにより、その
硬質表面の固有の特性を変化させることができる。硬質
表面としては陶器、ガラス、金属、石材、コンクリー
ト、繊維、木材、紙、毛髪、皮膚、爪等の表面が挙げら
れる。
【0063】本発明の硬質表面用防汚剤組成物を用いる
ことが可能な具体的な使用方法としては、おふろ用洗
剤、トイレ用洗剤、洗面所用洗剤、台所用洗剤、床用洗
剤、窓ガラス用洗剤、自動車用洗剤等の住居用洗剤、衣
類用洗剤、洗髪剤、洗顔剤、入浴剤等に好適に用いるこ
とができる。
【0064】
【実施例】以下に、実施例、比較例及び試験例等を挙げ
て本発明を更に詳細に説明するが、本発明は実施例によ
って何ら限定されるものではない。
【0065】合成例1〜8.一般式〔I〕で示される構
成単位を含む両親媒性グラフト共重合体の各構成単位
(A),(B)及び(C)が、表1で示される組成とな
るように、一般式〔II〕,〔IV〕及び〔VII〕で
示される各ビニル系モノマーを用いて、下記反応条件で
重合反応を行った。使用した一般式〔II〕,〔IV〕
及び〔VII〕で示される各ビニル系モノマーを以下に
示す。 ・反応条件 反応温度:78℃、溶媒:エタノール、重合開始剤:ア
ゾビスイソブチロニトリル、反応時間:5〜10時間。
【0066】(1)一般式〔II〕で示されるビニル系
モノマー:(A)の構成単位を誘導するオルガノポリシ
ロキサン単位を側鎖に有するビニル系モノマー〔IX〕
【0067】
【化9】
【0068】モノマーa:末端ビニル型ポリジメチル
シロキサンマクロマー 一般式〔IX〕において、R1=CH3、R5=CH3、n
=3、h=2、j=130のもの。平均分子量;100
00。 モノマーa’:末端ビニル型ポリジメチルシロキサン
マクロマー 一般式〔IX〕において、R1=CH3、R5=CH3、n
=3、h=2、j=13のもの。平均分子量;100
0。
【0069】(2)一般式〔IV〕で示されるビニル系
モノマー:(B)の構成単位を誘導するビニル系モノマ
ー モノマーb:末端ビニル型ポリアクリル酸ブチルマク
ロマー〔X〕
【0070】
【化10】
【0071】式中、R14=H、R2=CH3、R6=−C
2−CH(CO249)−、k=47である。平均分
子量;6000。 モノマーb’:メトキシポリエチレングリコールメタ
クリレート〔XI〕
【0072】
【化11】
【0073】式中、R14=H、R2=R9=CH3、R7
8=−(C24O)−、l+m=23である。 (3)一般式〔VII〕で示されるビニル系モノマー:
(C)の構成単位を誘導するビニル系モノマー ・モノマーc
【0074】
【化12】
【0075】式中、R3=H、R4=CH3、Z=COO
Hであるモノマー。
【0076】
【表1】
【0077】実施例1〜10.合成例1〜8で得られた
両親媒性グラフト共重合体を用いて硬質表面用防汚剤組
成物を調製した。配合成分及びその配合の割合を以下に
示す。また、両親媒性グラフト共重合体の配合量を表2
に示す。 両親媒性グラフト共重合体 ドデシル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン 1.0重量% エタノール 5.0重量% 精製水 バランス
【0078】比較例1〜6.下記成分を下記割合で配合
し、硬質表面用防汚剤組成物を得た。 ドデシル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン 1.0重量% エタノール 5.0重量% 表面改質剤 0.1重量% 精製水 バランス 尚、比較例1〜6で用いた表面改質剤は、以下の通りで
ある。 比較例1:シリコーンオイル〔TSF451、東芝シリ
コーン(株)〕 比較例2:アミノ変性シリコーン〔TSF4703、東
芝シリコーン(株)〕 比較例3:ポリエーテル変性シリコーン〔TSF444
0、東芝シリコーン(株)〕 比較例4:イソアミレン−マレイン酸共重合体〔クイン
フロー、日本ゼオン(株)〕 比較例5:ポリアクリル酸〔ハイビスワコー105、和
光純薬工業(株)〕 比較例6:カチオン化セルロース〔レオガードMLP、
ライオン(株)〕
【0079】試験例1.実施例1〜10及び比較例1〜
6で得られた硬質表面用防汚剤組成物を試料として下記
評価試験を行った。結果を表2に示す。
【0080】(1)防汚性評価試験 水垢(スケール)形成抑制試験 清浄なタイル(10cm×10cm。INAX製。)に試料
0.4mlを塗布し、次いで、水道水(流速:5L/
分)で10秒間軽くすすいだ。風乾後、水道水を入れた
試験槽の中に、試料を塗布したタイルをその約半分が浸
漬するように立てかけた。これを室温で20時間放置
し、喫水面に水垢(スケール)が形成されるか否かにつ
いて目視で観察して評価した。尚、評価基準は以下の通
りである。また、比較例7として、上記試料を塗布しな
いタイルについても同様の評価試験を行った。 ・評価基準 〇:水垢(スケール)は形成されなかった。 △:水垢(スケール)がわずかに形成された。 ×:水垢(スケール)が形成された。
【0081】石鹸糟 ・石鹸糟汚垢調製 I液:化粧石鹸〔エメロン石鹸。ライオン(株)製〕 2
g及びカーボンブラック〔#3750。三菱化学(株)
製〕 0.5gを精製水 100mlに分散溶解した。 II液:20%塩化カルシウム水溶液を調製した。 ・試験方法 精製水 250mlを40℃に加温した試験槽の中に、試
料を塗布したPP(ポリプロピレン樹脂)製の樹脂板の
約半分が浸漬するように立てかけた。次いで、この試験
槽の中に、I液及びII液各0.2mlをI液、II液
の順に添加し、1分間撹拌した。撹拌後、浸漬させてい
た樹脂板をゆっくりと引き上げて、汚垢の付着の程度を
目視で判定した。その判定の評価基準は、下記の通りで
ある。また、比較例7として、上記試料を塗布しない樹
脂板についても同様の評価試験を行った。 ・評価基準 〇:石鹸糟が付着しなかった。 △:石鹸糟が僅かに付着した。 ×:喫水面全面に石鹸糟が付着した。
【0082】糞便付着、黄ばみ・黒ずみ汚れ(陶器製
便器)及び黒スス付着(樹脂製便座)抑制試験 実際に家庭で使われている便器及び便座で、日常的に使
用された状態で糞便、黄ばみ・黒ずみ汚れ及び黒ススの
付着のしにくさを評価した。即ち、10名のパネラーに
より、各々のパネラーが実際に家庭で使用している陶器
製便器及び樹脂〔ABS(アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、ア
クリル樹脂〕製便座に試料をスプレーして、1ヶ月の使
用テストを行い、便器の糞便付着、黄ばみ・黒ずみ汚
れ、及び樹脂製便座の黒スス汚れ付着について評価を行
った。尚、評価基準は以下の通りである。また、比較例
7として、上記試料を適用しない便器及び便座について
も同様の評価試験を行った。 ・評価基準 ◎:便器の便付着、黄ばみ・黒ずみ汚れ、又は便座の黒
スス汚れの付着は何れも全く起こらなかった。 ○:試験開始前と比較して、便器の糞便付着又は黄ばみ
・黒ずみ汚れ、または便座の黒スス汚れの付着が何れも
大幅に減少した。 △:試験開始前と比較して、便器の便付着又は黄ばみ・
黒ずみ汚れ、または便座の黒スス汚れ付着が何れもやや
減少した。 ×:試験開始前と比較して、便器の便付着又は黄ばみ・
黒ずみ汚れ、または便座の黒スス汚れ付着が何れも変わ
らず起こった。
【0083】(2)つや・光沢評価試験 10cm×10cmの陶器タイル(INAX製)に、試料
0.4mlを塗布した。水洗後、10名のパネラーによ
り、試料を塗布した陶器タイルの表面状態を観察し、試
料の塗布前と塗布後の表面状態を評価した。尚、評価基
準は以下の通りである。また、上記試料を塗布しないタ
イルについても同様の評価試験を行った(比較例7)。 ・評価基準 ○:つや・光沢が大いに付与された。 △:つや・光沢がやや付与された。 ×:試料塗布前に比べてつや・光沢に変化なし。
【0084】(3)帯電防止能評価試験(比表面抵抗値
測定) 10cm×10cmの各種樹脂板〔軟質塩化ビニル製、ポリ
プロプロピレン製、アクリル製、ABS製、FRP(繊
維強化プラスチック)〕に試料 0.4mlを塗布し、塗
布した試料をティッシュペーパーで拭き取った後、夫々
の樹脂板を25℃、湿度40%の環境下の恒温恒湿室
で、比表面抵抗値を測定し、下記評価基準により評価し
た。ここで、比表面抵抗値はHiresta Mosel HT-210〔三
菱油化(株)製〕を用いた。また、未処理板の比表面抵抗
値は、何れも1014Ω以上であった。尚、評価基準は以
下の通りである。また、比較例7として、上記試料を塗
布しない樹脂板についても同様の評価試験を行った。 ・評価基準 ◎:各樹脂板の比表面抵抗値が何れも108Ω以下。 ○:各樹脂板の比表面抵抗値が何れも109〜10
10Ω。 △:各樹脂板の比表面抵抗値が何れも1011〜10
12Ω。 ×:各樹脂板の比表面抵抗値が何れも1013Ω以上。
【0085】
【表2】
【0086】(表2の考察)表2の結果からも明らかな
ように、比較例1〜6で得られた硬質表面用防汚剤組成
物を適用したもの及び比較例7の硬質表面用防汚剤組成
物を適用しなかったものに比べ、実施例1〜10で得ら
れた、両親媒性グラフト共重合体を用いた本発明の硬質
表面用防汚剤組成物は、何れも良好な結果が得られたこ
とからも本発明の硬質表面用防汚剤組成物が明らかに優
れたものであることが判る。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の硬質表面用
防汚剤組成物は、各種硬質表面への汚れ付着防止、帯電
防止効果およびつや、光沢を付与できる、という効果を
奏するものであり、斯業に貢献するところ大なる発明で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両親媒性グラフト共重合体及び水溶性溶
    剤を含有することを特徴とする硬質表面用防汚剤組成
    物。
JP11082394A 1999-03-25 1999-03-25 硬質表面用防汚剤組成物 Pending JP2000273388A (ja)

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