JPH0761756A - 車椅子兼用エスカレータの制御装置 - Google Patents

車椅子兼用エスカレータの制御装置

Info

Publication number
JPH0761756A
JPH0761756A JP21602293A JP21602293A JPH0761756A JP H0761756 A JPH0761756 A JP H0761756A JP 21602293 A JP21602293 A JP 21602293A JP 21602293 A JP21602293 A JP 21602293A JP H0761756 A JPH0761756 A JP H0761756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
escalator
control device
notification
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21602293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Yamamoto
喜一 山本
Yutaka Ogawa
豊 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21602293A priority Critical patent/JPH0761756A/ja
Publication of JPH0761756A publication Critical patent/JPH0761756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車椅子付添人が正しく車椅子運転操作を行な
えるようにする。 【構成】 この発明の車椅子兼用エスカレータの制御装
置は、車椅子運転モード時に報知装置によって操作案内
を報知する際に、繰り返し報知制御装置によって必要な
操作がなされたことを確認するまで同じ操作案内を繰り
返し報知することにより、操作者が正しく適切な操作を
行なえるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車椅子兼用エスカレー
タの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車椅子使用者が車椅子を使用した
状態で乗り込みを可能とする車椅子兼用エスカレータ
が、鉄道駅構内の階段などに設置されるようになって来
ている。この車椅子兼用エスカレータの中には、車椅子
使用者の心理的負担を軽減し、運転効率の向上、および
一般利用者に対するサービスの向上を考慮して、通常運
転しているエスカレータを停止することなく車椅子運転
に切り替え、車椅子使用者の利用後には再度停止するこ
となく通常運転に復帰するものがある。
【0003】図4はこのような種類の車椅子兼用エスカ
レータの機械的な構成を示している。エスカレータ1
は、複数の踏段2を無端に連結し、下階の乗降口3と上
階の乗降口4との間に傾斜して設置され、通常運転モー
ドでは各踏段2によって段差が形成されて運転される。
【0004】上下階の各乗降口3,4には付勢装置5,
6が設けられている。これらの付勢装置5,6は、車椅
子運転モード時に2つの踏段2,2を互いの上面が面一
となるようにして車椅子用踏段に変形し、かつ通常運転
モード時にはその踏段2,2を復帰させる機能を有して
いる。図4において、7a,7b,7cは車椅子用に変
形された踏段を示している。また8はトラス、9はエス
カレータ1を運転動作させる三相誘導電動機である。
【0005】下階の乗降口3には、付添人10を呼び出
すための付添人呼出ボタン11、エスカレータ1の欄干
に設けられた車椅子切替スイッチ12、運転乗込確認ボ
タン13、降り確認ボタン14、車椅子運転停止ボタン
15および再起動ボタン16が設けられている。これに
対して、上階の乗降口4には、運転乗込確認運転ボタン
17、降り確認ボタン18、車椅子運転停止ボタン19
および再起動ボタン20が設けられている。なお、これ
らの各ボタン13〜20は車椅子運転モード時に有効と
なるものである。
【0006】エスカレータ1の上下階端近くの位置それ
ぞれに減速開始リミットスイッチ21,22が設けら
れ、また下階側乗降口3には乗込オーバーランリミット
スイッチ24および降りオーバーランリミットスイッチ
25が設けられ、上階側乗降口4には同様に、乗込オー
バーランリミットスイッチ26および降りオーバーラン
リミットスイッチ27が設けられている。なお、これら
のスイッチ21〜27は車椅子運転モード時に車椅子用
踏段7a,7b,7cに設けられた突出片(図示せず)
が係合して動作するようになっている。
【0007】上記の減速開始リミットスイッチ21,2
2それぞれは各車椅子用踏段7a,7b,7cを各乗降
口3、4において減速させるための減速開始位置を検出
するものであり、また乗込オーバーランリミットスイッ
チ24,26それぞれは、車椅子Qの乗込時に各乗降口
3,4にて微速走行している各車椅子用踏段7a,7
b,7cが所定の位置、例えば乗込完了すべき位置を越
えてもなお微速走行を続けていることを検出するもので
ある。
【0008】さらに降りオーバーランリミットスイッチ
25,27それぞれは、車椅子Qの降り動作時に各乗降
口3,4にて微速走行している各車椅子用踏段7a,7
b,7cが所定の位置、例えば降り動作の完了すべき位
置を越えてもなお微速走行を続けていることを検出する
ものである。
【0009】このような構成の車椅子兼用エスカレータ
の運転動作を図5に示すタイミングチャートを参照して
説明する。まず一般乗客の輸送が完全に終わったことを
確認した上で、車椅子運転切替スイッチ12が操作され
ると、エスカレータ1は車椅子運転モードによる運転を
開始する。この車椅子運転モードが開始され、車椅子用
踏段7aが下階の乗降口3に近づくと、減速開始リミッ
トスイッチ21が動作し、エスカレータ1は減速され、
例えば3.5m/minの速度で運転されるようにな
る。この速度3.5m/minは車椅子Qがエスカレー
タ1に乗り込みやすく、かつ付添人10が余裕を持って
乗込操作できる程度の速度である。
【0010】この速度の時に、「車椅子をお乗せくださ
い」などの報知があり、車椅子Qをエスカレータ1に乗
り込ませると、「乗込確認ボタンを押してください」の
報知があり、付添人が乗込確認ボタン13を操作する
と、エスカレータ1は加速して規定速度30m/min
で運転されるようになる。
【0011】こうして既定速度で車椅子用踏段7aが上
階乗降口4側の減速開始リミットスイッチ22に到達す
ると、このスイッチ22が動作してエスカレータ1は再
び減速されて7.5m/minの速度で運転されるよう
になり、また「お降りください」などの報知がなされ
る。そしてこの速度でエスカレータ1が移動中に、車椅
子Qがエスカレータ1から降り、「降り確認ボタンを押
してください」の報知にしたがい、付添人が降り確認ボ
タン18を操作すると、エスカレータ1は通常運転モー
ドに復帰して30m/minの速度で運転されるように
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の車椅子兼用エスカレータの制御装置では、車椅子
運転モードで車椅子Qがエスカレータ1に乗込む作業、
乗込確認ボタン13または降り確認ボタン18を押す操
作、車椅子Qがエスカレータ1より降りる作業などを補
助するために操作手順を案内する操作案内の音声メッセ
ージを出力する報知装置を備え、その報知装置によって
操作案内を報知するようにしているが、各操作案内の音
声メッセージを一度だけ行なうようにしているため、付
添人が他のことに気を取られていたり、周囲の騒音が大
きかったりすれば聞き逃す可能性があり、車椅子Qをエ
スカレータ1に乗込ませたり降ろしたりする作業やボタ
ン操作に手間取ったり、場合によっては操作手順を誤っ
てしまったりする恐れがある問題点があった。
【0013】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、必要な操作がなされるまで音声案内
を繰り返し、あるいは音声案内を報知する前に音声案内
があることを示す警告音を出力することによって付添人
の注意を喚起するようにして、必要な操作手順の案内メ
ッセージを付添人が聞き逃すことがないようにした車椅
子兼用エスカレータの制御装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の踏段を無端に連結したエスカレータを上下階の各乗降
口の間に配置し、エスカレータを通常運転モードと所定
位置の適数個の踏段を車椅子用踏段に形成して運転する
車椅子運転モードとの間で切り替えて運転する車椅子兼
用エスカレータの制御装置において、車椅子運転モード
における各操作を案内する操作案内を報知する報知装置
と、報知装置が一つの操作案内をその操作がなされるま
で繰り返し報知する繰り返し報知制御装置とを備えたも
のである。
【0015】請求項2の発明は、複数の踏段を無端に連
結したエスカレータを上下階の各乗降口の間に配置し、
エスカレータを通常運転モードと所定位置の適数個の踏
段を車椅子用踏段に形成して運転する車椅子運転モード
との間で切り替えて運転する車椅子兼用エスカレータの
制御装置において、車椅子運転モードにおける各操作を
案内する操作案内を報知する報知装置と、報知装置が各
操作案内を報知する前に操作者の注意を喚起するための
警告音を出力する警告音出力装置とを備えたものであ
る。
【0016】請求項3の発明は、複数の踏段を無端に連
結したエスカレータを上下階の各乗降口の間に配置し、
エスカレータを通常運転モードと所定位置の適数個の踏
段を車椅子用踏段に形成して運転する車椅子運転モード
との間で切り替えて運転する車椅子兼用エスカレータの
制御装置において、車椅子運転モードにおける各操作を
案内する操作案内を報知する報知装置と、報知装置が一
つの操作案内をその操作がなされるまで繰り返し報知す
る繰り返し報知制御装置と、報知装置が各操作案内を報
知する前に操作者の注意を喚起するための警告音を出力
する警告音出力装置とを備えたものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明の車椅子兼用エスカレータの制
御装置では、車椅子運転モード時に報知装置によって操
作案内を報知する際に、繰り返し報知制御装置によって
必要な操作がなされたことを確認するまで同じ操作案内
を繰り返し報知することにより、操作者が正しく適切な
操作を行なえるようにする。
【0018】請求項2の発明の車椅子兼用エスカレータ
の制御装置では、車椅子運転モード時に報知装置によっ
て操作案内を報知する場合に、各操作案内の報知の前に
警告音出力装置によって警告音を出力することによって
操作者の注意を喚起し、その次に発せられる操作手順の
音声案内を正確に聞き取るようにして操作者が正しい操
作を行なえるようにする。
【0019】請求項3の発明の車椅子兼用エスカレータ
の制御装置では、車椅子運転モード時に報知装置によっ
て操作案内を報知する際に、各操作案内の報知の前に警
告音出力装置によって警告音を出力することによって操
作者の注意を喚起し、また繰り返し報知制御装置によっ
て必要な操作がなされたことを確認するまで同じ操作案
内を繰り返し報知することにより、操作者が正しく適切
な操作を行なえるようにする。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は請求項1の発明の一実施例の回路ブロック
図であり、図4に示した車椅子兼用エスカレータ1の駆
動制御を行なう制御装置の回路構成を示している。この
実施例の制御装置における運転制御回路30にはコンバ
ータ装置31とインバータ装置32、および音声合成装
置40が接続されている。
【0021】これらのコンバータ装置31とインバータ
装置32とは、直流母線33を介して接続されており、
またコンバータ装置31には三相交流電源34が接続さ
れ、インバータ装置32には三相誘導電動機9が接続さ
れている。なお、コンバータ装置31とインバータ装置
32との間において、直流平滑コンデンサ35が直流母
線33に接続されている。
【0022】コンバータ装置31は、エスカレータ1の
力行運転時に三相交流電源34の三相交流電力を直流に
変換し、エスカレータ1の回生運転時には回生電力を交
流に変換して直流母線33に回生する機能を有し、通
常、自己消弧可能な主回路素子、例えばGTR、IGB
Tによって構成される。
【0023】インバータ装置32は、車椅子運転モード
または通常運転モードへの切替時などに三相誘導電動機
9を可変速運転する機能を有し、コンバータ装置31と
同じように自己消弧可能な主回路素子、例えばGTR、
IGBTによって構成される。
【0024】音声合成装置40は、車椅子運転モードで
運転中に操作手順を案内する音声メッセージを出力する
機能を有している。
【0025】そして運転制御回路30は、車椅子運転切
替スイッチ12からの信号h、各確認ボタン13〜1
6,17〜20からの信号i、各リミットスイッチ21
〜27からの信号jを取り込み、音声メッセージ出力信
号s0を音声合成装置40に出力し、通常運転モードま
たは車椅子運転モード時の運転信号s1をインバータ装
置31に出力すると共に運転信号s2をインバータ装置
32に出力し、かつそれらのフィードバック信号f1,
f2を受けて三相誘導電動機9を可変速制御する機能を
有している。
【0026】そしてこの運転制御回路30は、具体的に
は、マイクロコンピュータ36を備えていて、これに出
力信号インタフェース37、入力信号インタフェース3
8、ROM39が接続された構成である。なお、このR
OM39には、通常運転モードおよび車椅子運転モード
の各運転プログラムが格納されており、このプログラム
にしたがってマイクロコンピュータ36は各運転モード
でのエスカレータ1の運転を制御することになる。
【0027】次に、上記構成の車椅子兼用エスカレータ
の制御装置の動作について説明する。図2および図3は
運転制御のフローチャートを示しており、マイクロコン
ピュータ36は入力信号h,i,jに応答し、ROM3
9に格納されているプログラムにしたがって通常運転お
よび車椅子運転モードの運転制御を行なう。
【0028】すなわち、運転開始に際してまず、通常運
転モードか車椅子運転モードかのモード判断を行ない
(ステップ#1)、車椅子運転切替スイッチ12が操作
されていなければ通常運転モードであると判断し、通常
運転を実行し(ステップ#2)、車椅子運転切替スイッ
チ12が操作されていれば車椅子運転切替スイッチ12
からの信号hを入力信号インタフェース38を通して受
け取り、車椅子運転モードであると判断して車椅子運転
に移行する(ステップ#3)。
【0029】そこで運転制御回路30のマイクロコンピ
ュータ36は車椅子運転ードによってエスカレータ1を
運転し、車椅子用踏段7aが下階の乗降口3に近づいて
減速開始リミットスイッチ21に係止すると、この減速
開始リミットスイッチ21からの信号jが入力信号イン
タフェース38を通してマイクロコンピュータ36に入
力される(ステップ#4)。
【0030】そこでマイクロコンピュータ36は信号j
を受けて運転信号s2をインバータ装置32に出力して
エスカレータ1を3.5m/minの速度に減速して運
転すると共に、音声メッセージ出力信号s0を音声合成
装置40に出力して、音声メッセージ「車椅子をお乗せ
ください」を出力させて付添人10に報知する(ステッ
プ#5)。
【0031】この音声出力と共にタイマを起動させ(ス
テップ#6)、車椅子Qがエスカレータ1に乗込むため
に必要とする十分な時間、例えば5秒の時間をおいた
後、次の案内メッセージ「乗込確認ボタンを押してくだ
さい」を出力させて付添人に報知する(ステップ#
7)。
【0032】そしてこの操作手順を指示する音声メッセ
ージを出力した後、タイマを起動させ(ステップ#
8)、付添人10が乗込確認ボタン13を操作するため
に必要とする十分な時間、例えば3秒の時間をおいた
後、乗込確認ボタン13が操作されたかどうかをマイク
ロコンピュータ36が入力信号iの有無によって確認し
(ステップ#9)、乗込確認ボタン13の操作信号が入
力されていなければ未操作と判断して、再度乗込案内の
音声メッセージ「車椅子をお乗せください」、「乗込確
認ボタンを押してください」の音声案内メッセージを報
知させる(ステップ#5〜#9)。
【0033】ステップ#9で乗込確認ボタン13からの
信号iが入力されれば、乗込確認ボタン13が操作さ
れ、車椅子Qが安全に車椅子用踏段7aに乗り込んだも
のと判断し、次に、マイクロコンピュータ36は加速指
令の運転信号s2をインバータ装置32に出力してエス
カレータ1を加速して規定速度30m/minにして通
常運転を行なう(ステップ#10)。
【0034】この規定速度での運転によってエスカレー
タ1が上階の乗降口4に近づいて減速開始リミットスイ
ッチ22に係止すると、この減速開始リミットスイッチ
22からの信号jを入力信号インタフェース38を通し
てマイクロコンピュータ36が受け取り、エスカレータ
1を7.5m/minの速度に減速して運転する運転指
令s2をインバータ装置32に出力して減速運転を開始
する(ステップ#11)。そしてこの降り減速運転の開
始と共に、音声メッセージ出力信号s0を音声合成装置
40に出力して「お降りください」という音声メッセー
ジを出力させると共に(ステップ#12)、タイマを起
動する(ステップ#13)。
【0035】そして付添人10が車椅子Qを介護してエ
スカレータ1から降りるために必要な十分の時間、例え
ば3秒の時間をおいた後、次の案内メッセージ「降り確
認ボタンを押してください」を出力させる(ステップ#
14)。またこの音声メッセージによる案内と共に、タ
イマを起動させる(ステップ#15)。
【0036】このステップ#15のタイマの起動の後、
付添人10が降り確認ボタン18を操作するのに必要な
十分の時間、例えば3秒の時間をおいた後、降り確認ボ
タン18が操作されたかどうか判断する(ステップ#1
6)。
【0037】このステップ#16の判断で、降り確認ボ
タン18からの信号iが入力されていなければ、降り確
認ボタン18が操作されていないと判断し、再びステッ
プ#12に戻り、マイクロコンピュータ36は音声メッ
セージ出力信号s0を出力して音声合成装置40に音声
メッセージ「お降りください」、「降り確認ボタンを押
してください」を出力させる(ステップ#12〜#1
6)。
【0038】ステップ#16で降り確認ボタン18から
の信号iが入力されていれば、降り確認ボタン18が操
作されたものと判断し、通常運転モードに復帰するため
に、加速指令の運転信号s2をインバータ装置32に出
力し、エスカレータ1を加速して規定速度30m/mi
nにして通常運転を行なうようにする(ステップ#1
7)。
【0039】このようにしてこの実施例の車椅子兼用エ
スカレータの制御装置では、音声案内メッセージを、そ
れによって案内されている操作がなされたことを確認す
るまで繰り返し出力することによって、車椅子Qの付添
人10が確実に音声案内メッセージを聞き取って正しい
手順で必要な操作ができ、車椅子の乗り降りを間違いな
くスムーズに行なえるようになる。
【0040】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはなく、請求項2の発明の実施例として、同じ音
声メッセージを繰り返し出力する代わりに、各音声案内
メッセージを報知する前に、これから音声案内が行なわ
れることを示す警告音、例えばチャイムのような音を音
声合成装置40が出力するようにして、付添人10の注
意を喚起させるようにした構成とすることができる。
【0041】また請求項3の発明の実施例として、同じ
音声メッセージを、それに該当する操作がなされるまで
繰り返し出力すると共に、各音声メッセージの出力前に
チャイムのような警告音を出力する機能を付加する構成
とすることもできる。
【0042】さらに、請求項1〜請求項3の発明は上記
の実施例に限定されることはなく、例えば、車椅子救出
運転モードにおけるエスカレータ1の運転速度は7.5
m/minに限定されず、車椅子Qを安全に運んで乗降
口3,4で降ろすことができる速度であればそれよりも
少し速くし、また設置場所によってはさらに遅くしても
よい。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
車椅子運転モード時に報知装置によって操作案内を報知
する際に、繰り返し報知制御装置によって必要な操作が
なされたことを確認するまで同じ操作案内を繰り返し報
知するので、操作者が正しく適切な操作を行なえるよう
になり、また必要な操作手順を間違えて手間取ることも
なくなる。
【0044】請求項2の発明によれば、車椅子運転モー
ド時に報知装置によって操作案内を報知する場合に、各
操作案内の報知の前に警告音出力装置によって警告音を
出力するようにしているので、操作者は車椅子運転時に
必要となる各操作の指示がいつ案内されるかを警告音出
力装置の警告音出力から容易に知ることができ、次に発
せられる操作手順の音声案内が正確に聞き取って正しい
操作を間違いなく行なえるようになる。
【0045】請求項3の発明によれば、車椅子運転モー
ド時に報知装置によって操作案内を報知する際に、各操
作案内の報知の前に警告音出力装置によって警告音を出
力するようにしているので、警告音によって操作者の注
意を喚起し、また繰り返し報知制御装置によって必要な
操作がなされたことを確認するまで同じ操作案内を繰り
返し報知することができ、操作者が正しく適切な操作を
行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例の回路ブロック図。
【図2】上記実施例の運転動作の制御手順を示すフロー
チャート。
【図3】上記実施例の運転動作の制御手順を示すフロー
チャート。
【図4】一般的な車椅子兼用エスカレータの斜視図。
【図5】上記エスカレータの動作を示すタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
1 エスカレータ 2 踏段 3,4 乗降口 5,6 付勢装置 7a,7b,7c 車椅子用踏段 9 三相交流誘導電動機 12 車椅子運転切替スイッチ 13,17 運転乗込確認運転ボタン 21,22 減速開始リミットスイッチ 30 運転制御回路 31 コンバータ装置 32 インバータ装置 34 三相交流電源 36 マイクロコンピュータ 37 出力信号インタフェース 38 入力信号インタフェース 39 ROM 40 音声合成装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の踏段を無端に連結したエスカレー
    タを上下階の各乗降口の間に配置し、前記エスカレータ
    を通常運転モードと所定位置の適数個の踏段を車椅子用
    踏段に形成して運転する車椅子運転モードとの間で切り
    替えて運転する車椅子兼用エスカレータの制御装置にお
    いて、 車椅子運転モードにおける各操作を案内する操作案内を
    報知する報知装置と、 前記報知装置が一つの操作案内をその操作がなされるま
    で繰り返し報知する繰り返し報知制御装置とを備えて成
    る車椅子兼用エスカレータの制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の踏段を無端に連結したエスカレー
    タを上下階の各乗降口の間に配置し、前記エスカレータ
    を通常運転モードと所定位置の適数個の踏段を車椅子用
    踏段に形成して運転する車椅子運転モードとの間で切り
    替えて運転する車椅子兼用エスカレータの制御装置にお
    いて、 車椅子運転モードにおける各操作を案内する操作案内を
    報知する報知装置と、 前記報知装置が各操作案内を報知する前に操作者の注意
    を喚起するための警告音を出力する警告音出力装置とを
    備えて成る車椅子兼用エスカレータの制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の踏段を無端に連結したエスカレー
    タを上下階の各乗降口の間に配置し、前記エスカレータ
    を通常運転モードと所定位置の適数個の踏段を車椅子用
    踏段に形成して運転する車椅子運転モードとの間で切り
    替えて運転する車椅子兼用エスカレータの制御装置にお
    いて、 車椅子運転モードにおける各操作を案内する操作案内を
    報知する報知装置と、 前記報知装置が一つの操作案内をその操作がなされるま
    で繰り返し報知する繰り返し報知制御装置と、 前記報知装置が各操作案内を報知する前に操作者の注意
    を喚起するための警告音を出力する警告音出力装置とを
    備えて成る車椅子兼用エスカレータの制御装置。
JP21602293A 1993-08-31 1993-08-31 車椅子兼用エスカレータの制御装置 Pending JPH0761756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21602293A JPH0761756A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 車椅子兼用エスカレータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21602293A JPH0761756A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 車椅子兼用エスカレータの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0761756A true JPH0761756A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16682075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21602293A Pending JPH0761756A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 車椅子兼用エスカレータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0761756A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008020203A1 (de) 2008-04-22 2009-10-29 Catena Additives Gmbh & Co. Kg Lösemittelfreie High Solids (One-Pack)-Stabilisatoren für halogenhaltige Polymere
WO2011101274A1 (de) 2010-02-22 2011-08-25 Ika Innovative Kunststoffaufbereitung Gmbh & Co. Kg Stabilisatorsystem für verschäumbare halogenhaltige polymere
DE102010020486A1 (de) 2010-05-14 2011-11-17 Catena Additives Gmbh & Co. Kg Flammgeschützte halogenhaltige Polymere mit verbesserter Thermostabilität

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008020203A1 (de) 2008-04-22 2009-10-29 Catena Additives Gmbh & Co. Kg Lösemittelfreie High Solids (One-Pack)-Stabilisatoren für halogenhaltige Polymere
WO2011101274A1 (de) 2010-02-22 2011-08-25 Ika Innovative Kunststoffaufbereitung Gmbh & Co. Kg Stabilisatorsystem für verschäumbare halogenhaltige polymere
DE102010020486A1 (de) 2010-05-14 2011-11-17 Catena Additives Gmbh & Co. Kg Flammgeschützte halogenhaltige Polymere mit verbesserter Thermostabilität
EP2392612A1 (de) 2010-05-14 2011-12-07 CATENA Additives GmbH & Co. KG Flammgeschützte halogenhaltige Polymere mit verbesserter Thermostabilität

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002154759A (ja) エレベーターの非常電力制御装置
JPH0761756A (ja) 車椅子兼用エスカレータの制御装置
JP3372126B2 (ja) エスカレータ制御装置及びマンコンベア制御装置
JP2005029309A (ja) 速度切換え式乗客コンベア
JPH0859162A (ja) 車椅子用ステップ付きエスカレータの制御装置
JPH0873164A (ja) 車椅子用ステップ付エスカレータの制御装置
JPH07101665A (ja) 車椅子用踏段付きエスカレータ制御装置
JP3015600B2 (ja) 車椅子兼用エスカレータの制御装置
JPH05105381A (ja) 乗客コンベア
JP3004500B2 (ja) 車椅子兼用エスカレータの制御装置
JP3917255B2 (ja) 車いす用踏段付きエスカレータの制御装置
JPH07125964A (ja) 車椅子兼用エスカレータの制御装置
JP2004224539A (ja) 多段速度対応乗客コンベアの運転操作方法
JP2922063B2 (ja) 車椅子兼用エスカレータの制御方法及びその装置
JP7327552B1 (ja) 乗客コンベア
JP2000198653A (ja) 乗客コンベア
JPH0781865A (ja) 車椅子兼用エスカレータ
JP2001080864A (ja) 車いす用ステップ付きエスカレータの制御装置
JPH07247089A (ja) 車椅子ステップ付エスカレータの制御装置
JP3291197B2 (ja) エスカレータの地震時制御装置
JP3507290B2 (ja) 車いす用踏段付きエスカレータの制御装置
JPH09240978A (ja) エスカレータの制御装置
JP3468933B2 (ja) 車椅子兼用エスカレータ
CN111108052A (zh) 电梯以及电梯的层站引导装置
JP3045890B2 (ja) 車いす用踏段付エスカレータ