JPH076154U - 蓋体の回転停止装置 - Google Patents

蓋体の回転停止装置

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Publication number
JPH076154U
JPH076154U JP3606793U JP3606793U JPH076154U JP H076154 U JPH076154 U JP H076154U JP 3606793 U JP3606793 U JP 3606793U JP 3606793 U JP3606793 U JP 3606793U JP H076154 U JPH076154 U JP H076154U
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JP
Japan
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lid
container
protrusion
elastic wall
cap
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Pending
Application number
JP3606793U
Other languages
English (en)
Inventor
幸作 山田
勉 小林
次男 荒井
Original Assignee
株式会社吉野工業所
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Application filed by 株式会社吉野工業所 filed Critical 株式会社吉野工業所
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Publication of JPH076154U publication Critical patent/JPH076154U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期繰り返し使用しても、キャップの乗り越
え突部が潰れないようにする。 【構成】 キャップ1の頭部1の底面5から外側スカー
ト部4と内側スカート部6を下延する。内側スカート部
6は、ねじ孔3と同心状に形成された円弧部7と、平面
視が円弧部7と反対側に膨出する凸曲線状をなす弾性壁
部8とから構成する。円弧部7の内面であって弾性壁部
8との接続部にストッパ部9を突設し、弾性壁部8の長
手方向中央の突面側に乗り越え突部10を突設する。キ
ャップ1を閉方向に回転すると、乗り越え突部10が容
器の係合突部にぶつかり、更に閉方向に回転すると、弾
性壁部8が外方に弾性変形して、乗り越え突部10が係
合突部を乗り越えることができるようになる。乗り越え
突部10が係合突部を乗り越えた後、ストッパ部9が係
合突部に突き当り、キャップ1は回転を停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蓋体を閉位置あるいは開位置に停止するための蓋体の回転停止装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器の出口部に回動可能に取り付けられて出口部を開閉する樹脂製の蓋体には 、使用者が蓋体が閉位置あるいは開位置に位置したことを触感で確認できるよう に、併せて、蓋体が不用意に閉位置あるいは開位置から動かないように、回転停 止装置を備えたものがある。
【0003】 図4は閉位置停止用の回転停止装置を備えた従来のキャップ(蓋体)を下方か ら見た底面図である。このキャップ90においては、中央に、容器の出口部に螺 合するねじ孔91が形成されており、このねじ孔91の外側に筒状の外側スカー ト部92と内側スカート部93が突設されている。内側スカート部93は略円筒 状をなし、この内側スカート部93の内周面に、一対のストッパ部94が互いに 対向して突設されており、このストッパ部94から若干開方向側に離間した位置 に乗り越え突部95が突設されている。
【0004】 これらストッパ部94と乗り越え突部95は、容器に設けられた係合突部に係 合可能になっていて、キャップ90を閉方向に回転すると、乗り越え突部95が 容器の係合突部を乗り越え、ストッパ部94が前記係合突部に突き当たって、係 合突部がストッパ部94と乗り越え突部95との間に位置するようになり、これ によって蓋体が閉位置に停止するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の蓋体の回転停止装置においては、キャップの開閉を繰り返している 間に、乗り越え突部95が徐々に潰れていき、容器の係合突部との引っ掛かりが 弱くなって、キャップ90が閉位置から不用意に回転する虞があった。容器がガ ラス製の場合には、特にその傾向が強かった。
【0006】 本考案はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、繰り返 し使用していても蓋体を所定の停止位置に確実に停止させることができる蓋体の 回転停止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決するために、以下の構成を採用した。 容器にはその出口部の近傍に係合突部を設ける。係合突部は出口部に直接設け てもよいし、出口部から若干離れた部位に設けてもよい。 この容器の出口部に回動可能に取り付けられる樹脂製の蓋体には、ストッパ部 と弾性壁部と乗り越え突部を設ける。
【0008】 蓋体は容器に対して回動可能に取り付けられていれば、容器から取り外せるよ うになっていてもよいし、容器から外せないか外れないようになっていても構わ ない。蓋体の容器への回動可能取付手段の代表例にはねじ機構があるが、これに 限るものではなく、種々の手段が採用可能である。ねじ機構を用いた場合には、 蓋体を回転すると蓋体は容器に対して上下動するが、このように蓋体を上下動さ せずに回動可能に取り付けても構わない。
【0009】 蓋体に設けるストッパ部は、前記容器の係合突部の外側に位置するようにし、 蓋体を回転した時に前記係合突部に突き当たって蓋体の回転を停止するように配 置する。 蓋体に設ける弾性壁部はストッパ部に隣接して配し、弾性壁部の平面形状を蓋 体の回転中心に接近する方向に膨出する凸曲線状にする。弾性壁部は、前記容器 の係合突部に対して接近離反する方向へ弾性変形できるようにしておく。
【0010】 この弾性壁部の途中(好ましくは略中央)の凸面側に乗り越え突部を設ける。 そして、蓋体を回転した時に、蓋体の乗り越え突部が前記容器の係合突部の外側 を回転して、この係合突部にぶつかるように配置する。 前記容器の出口部を筒状にし、この筒状出口部の外側に蓋体を取り付けるのが 一般的であるが、これに限るものではなく、例えば容器の出口部が平坦面になっ ていて、ここに設けた出口孔に蓋体を取り付けた構造になっていてもよい。
【0011】 又、前記蓋体に、筒状の外側スカート部と、外側スカート部の内側に配された 内側スカート部とを設け、この内側スカート部の一部を弾性壁部にして、ここに 乗り越え突部を設けてもよい。 この蓋体の回転停止装置は、蓋体を閉位置に停止させる場合にも、開位置に停 止させる場合にも適用可能である。
【0012】
【作用】
蓋体を回転して蓋体の乗り越え突部を容器の係合突部に突き当てる。この状態 から更に蓋体を回転すると、係合突部に押されて弾性壁部が係合突部から離反す る方向へ弾性変形し、これによって蓋体の乗り越え突部が容器の係合突部を乗り 越える。乗り越え突部が係合突部を乗り越えると、弾性壁部は変形前の形状に復 帰し、蓋体のストッパ部が係合突部に突き当り、蓋体は停止する。この時、容器 の係合突部は蓋体のストッパ部と乗り越え突部との間に位置し、前記とは逆の方 向へ力を入れて蓋体を回転しない限り、容器の係合突部の蓋体に対する位置は変 わらない。
【0013】 弾性壁部は、その平面形状が蓋体の回転中心に接近する方向に膨出する凸曲線 状になっているので弾性変形し易く、したがって、乗り越え突起が潰れ難くなる 。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1から図3の図面に基いて説明する。図1は蓋体と してのキャップ1の底面図であり、図2はこのキャップ1を容器20に装着した 状態を示す要部断面図であり、図3は容器20の平面図である。 容器20はガラス製であり、容器本体21の上端から円筒状の出口部22が上 方に突き出ている。出口部22の上部外周面には雄ねじ部23が形成されており 、この雄ねじ部23にキャップ1が螺合するようになっている。出口部22の付 け根部分には、径方向に対向して2つの係合突部24が突設されている。
【0015】 キャップ1は樹脂製で、頭部2を有している。頭部2の中央には前記容器20 の雄ねじ部23が螺合するねじ孔3が形成されている。頭部2の下部外周縁から はトラック形をなす筒状の外側スカート部4が下方に延びている。 又、ねじ孔3と外側スカート部4の間には、頭部2の底面5から下延する左右 2つの内側スカート部6が設けられている。図1に示すように、各内側スカート 部6は、ねじ孔3と同心状に形成された円弧部7と、平面視が円弧部7と反対側 (即ち、ねじ孔3側)に膨出する凸曲線状をなす弾性壁部8とから構成されてい る。弾性壁部8は円弧部7よりも開方向側に配置されている。弾性壁部8の肉厚 は円弧部7の肉厚よりも薄くされていて、図1において二点鎖線で示すように弾 性変形し易くなっている。
【0016】 円弧部7の内面であって弾性壁部8との接続部には、ストッパ部9が内方に向 かって突設されている。弾性壁部8の長手方向中央の突面側には乗り越え突部1 0が内方に向かって突設されている。乗り越え突部10の先端は突曲面に形成さ れている。 容器20の係合突部24と、キャップ1のストッパ部9及び乗り越え突部10 との相対位置関係は、容器20にキャップ1を装着した時に、ストッパ部9及び 乗り越え突部10が係合突部24の外側に位置するようになっている。
【0017】 そして、キャップ1を閉方向に回転すると、閉栓状態になる手前でキャップ1 の乗り越え突部10が容器20の係合突起24にぶつかる。この状態から更にキ ャップ1を閉方向に回転すると、キャップ1の弾性壁部8が係合突部24によっ て外方へ押し広げられ、図1の二点鎖線で示すように弾性変形して、キャップ1 の乗り越え突部10が容器20の係合突部24を乗り越えるようになる。そして 、キャップ1のストッパ部9が前記係合突部24に突き当たることによって、キ ャップ9は回転を阻止され、停止する。
【0018】 乗り越え突部10が係合突部24を乗り越えた後、弾性壁部8は自身の弾性に よって変形前の形状に復帰し、係合突部24はストッパ部9と乗り越え突部10 との間に位置するようになる。この状態で、容器20の出口部22はキャップ1 によって完全に閉ざされるようになる。 乗り越え突部10は、弾性壁部8を弾性変形させない限り係合突部24を乗り 越えることができないので、キャップ1に意識的に回転力を加えない限り、閉栓 状態が維持され、不用意に容器20の出口部22が開くことはない。
【0019】 尚、この閉栓状態からキャップ1を開方向へ180度弱回転させた時には、キ ャップ1のストッパ部9及び乗り越え突部10と容器20の係合突部24とが干 渉しないように、容器20における出口部22の雄ねじ部23のリードが設定さ れている。したがって、キャップ1を開方向に回転すればキャップ1を容器20 から取り外せるようになっている。
【0020】 この回転停止装置では、乗り越え突部10が弾性壁部8に設けられており、こ の弾性壁部は平面視がねじ孔3側に膨出する凸曲線状に形成されていて弾性変形 し易くなっているので、長期間に亙ってキャップ1の開閉を繰り返しても、乗り 越え突部10が潰れにくい。したがって、長期に亙って、キャップ1の閉位置を 触感で確認することが可能であり、不用意な開栓を防ぐことが可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、蓋体に弾性壁部を設け、この弾性壁部 の平面形状を係合突部に接近する方向に膨出する凸曲線状にし、この弾性壁部の 途中の凸面側に乗り越え突部を設けたので、乗り越え突部が潰れにくくなり、長 期繰り返し使用の間も、蓋体の停止位置を触感で確実に知ることができるととも に、蓋体が不用意に回転するのを防止することができるという優れた効果が奏さ れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転停止装置の一部を構成する蓋体の
底面図である。
【図2】本考案の回転停止装置の断面図である。
【図3】本考案の回転停止装置の一部を構成する容器の
平面図である。
【図4】従来の回転停止装置の一部を構成する蓋体の底
面図である。
【符号の説明】
1 キャップ(蓋体) 3 ねじ孔 4 外側スカート部 6 内側スカート部 8 弾性壁部 9 ストッパ部 10 乗り越え突部 20 容器 22 出口部 23 雄ねじ部 24 係合突部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)容器の出口部の近傍に設けられた
    係合突部と、 (ロ)前記容器の出口部に回動可能に取り付けられる樹
    脂製の蓋体に設けられ、前記容器の係合突部の外側に配
    され、蓋体を回転すると前記容器の係合突部に突き当た
    るストッパ部と、 (ハ)前記ストッパ部に隣接して前記蓋体に設けられ、
    蓋体を回転すると前記容器の係合突部の外側を回転して
    この係合突部を乗り越える乗り越え突部、 とを具備し、前記容器の係合突部を蓋体のストッパ部と
    乗り越え突部との間に位置させて蓋体の回転を停止せし
    める蓋体の回転停止装置において、 前記蓋体に、前記容器の係合突部に対して接近離反する
    方向へ弾性変形可能な弾性壁部が設けられ、この弾性壁
    部の平面形状は蓋体の回転中心に接近する方向に膨出す
    る凸曲線状をなし、この弾性壁部の途中の凸面側に前記
    乗り越え突部が設けられていることを特徴とす蓋体の回
    転停止装置。
  2. 【請求項2】 前記容器の出口部は筒状をなし、この出
    口部の外側に蓋体が回動可能に取り付けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の蓋体の回転停止装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体がねじ機構によって容器の出口
    部に取り付けられていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の蓋体の回転停止装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋体は、下部に筒状の外側スカート
    部と、外側スカート部の内側に設けられた内側スカート
    部とを具備し、この内側スカート部の一部が前記弾性壁
    部にされていることを特徴とする請求項1から3に記載
    の蓋体の回転停止装置。
JP3606793U 1993-06-30 1993-06-30 蓋体の回転停止装置 Pending JPH076154U (ja)

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JP3606793U JPH076154U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 蓋体の回転停止装置

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JP3606793U JPH076154U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 蓋体の回転停止装置

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JPH076154U true JPH076154U (ja) 1995-01-27

Family

ID=12459386

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JP3606793U Pending JPH076154U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 蓋体の回転停止装置

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