JPH0761542A - ラック装置 - Google Patents
ラック装置Info
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- JPH0761542A JPH0761542A JP22798593A JP22798593A JPH0761542A JP H0761542 A JPH0761542 A JP H0761542A JP 22798593 A JP22798593 A JP 22798593A JP 22798593 A JP22798593 A JP 22798593A JP H0761542 A JPH0761542 A JP H0761542A
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- Japan
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- vertical frame
- shelf
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右の支柱間に上部及び下部の水平桟を掛け
渡した前後一対の基枠に対し、前後一対の縦枠材間で上
下方向に複数の棚部材を保持した棚構成体を吊り下げる
ようにしたラック装置において、地震等が発生しても棚
構成体が揺れることがないようにして、物品の落下等が
起こらないようにする。 【構成】 縦枠材12の下部を嵌めることができる受具
41を、下部の水平桟4に対応させて設け、この受具4
1に設けた突起42を縦枠材12の下部に形成させた切
欠43に係合させるようにした。なお、縦枠材12を上
下に連結する場合であれば、下の縦枠材12の上部に受
具41を設けることもできる。
渡した前後一対の基枠に対し、前後一対の縦枠材間で上
下方向に複数の棚部材を保持した棚構成体を吊り下げる
ようにしたラック装置において、地震等が発生しても棚
構成体が揺れることがないようにして、物品の落下等が
起こらないようにする。 【構成】 縦枠材12の下部を嵌めることができる受具
41を、下部の水平桟4に対応させて設け、この受具4
1に設けた突起42を縦枠材12の下部に形成させた切
欠43に係合させるようにした。なお、縦枠材12を上
下に連結する場合であれば、下の縦枠材12の上部に受
具41を設けることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動倉庫等のラック装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ラック装置として以下の如
きものは知られている。即ち、所定間隔で左右に並ぶ前
側の多数の支柱と、これら前側の支柱の後方にそれとの
間に所定間隔をあけて並ぶ後側の支柱と、これら前後の
支柱に高さ方向に所定間隔で設けられた多数の棚部材と
を有したラック装置である。このラック装置において、
物品は、支柱を介することなく対向する左右の物品支承
片に跨がるようにして載置される。
きものは知られている。即ち、所定間隔で左右に並ぶ前
側の多数の支柱と、これら前側の支柱の後方にそれとの
間に所定間隔をあけて並ぶ後側の支柱と、これら前後の
支柱に高さ方向に所定間隔で設けられた多数の棚部材と
を有したラック装置である。このラック装置において、
物品は、支柱を介することなく対向する左右の物品支承
片に跨がるようにして載置される。
【0003】
【ラック装置の構築】前記ラック装置を構築するには以
下のようにしていた。即ち、予め製作工場において、棚
部材の所要数を互いに所定間隔で平行保持させつつ、そ
れらの前後面中央に支柱を当接させて溶接することで、
ユニットとして一体化したものを多数製作しておく。そ
して、このユニットの必要数を施工現場へ運搬し、前及
び後へ配されるべき各々の支柱が左右方向に所定間隔
で、かつ一列に揃うように位置決めしつつ、各ユニット
ごとに前後の支柱を床面にアンカー固定し、更に必要に
応じて各ユニット同士を、それらの後面又は上面相互に
わたって水平バーやラチスバー等で連結固定するという
ものであった。
下のようにしていた。即ち、予め製作工場において、棚
部材の所要数を互いに所定間隔で平行保持させつつ、そ
れらの前後面中央に支柱を当接させて溶接することで、
ユニットとして一体化したものを多数製作しておく。そ
して、このユニットの必要数を施工現場へ運搬し、前及
び後へ配されるべき各々の支柱が左右方向に所定間隔
で、かつ一列に揃うように位置決めしつつ、各ユニット
ごとに前後の支柱を床面にアンカー固定し、更に必要に
応じて各ユニット同士を、それらの後面又は上面相互に
わたって水平バーやラチスバー等で連結固定するという
ものであった。
【0004】
【従来技術の欠点】前記従来のラック装置には以下の如
き欠点があった。前記ユニットは大きくて重いため、運
搬及び施工現場での位置合わせ等が重労働になると共に
困難であった。また位置決め後には、全ユニットの全支
柱をアンカー固定しなければならず、面倒であり作業効
率に劣るという欠点があった。
き欠点があった。前記ユニットは大きくて重いため、運
搬及び施工現場での位置合わせ等が重労働になると共に
困難であった。また位置決め後には、全ユニットの全支
柱をアンカー固定しなければならず、面倒であり作業効
率に劣るという欠点があった。
【0005】
【前記欠点を解決するための手段】この発明は前記欠点
を解決するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、前後の基枠と、両基枠間に設けられる左右複数の棚
構成体とを有し、基枠は左右の支柱と、両支柱を繋ぐ上
下水平桟とを有し、棚構成体は上下の水平桟に渡る前後
の縦枠材と、両縦枠材間に設けられる上下複数の棚部材
とを有し、下水平桟に対応して縦枠材の下部を嵌める受
具が設けられ、縦枠材の下部・受具の一方に突起が、同
他方に突起係合切欠が設けられているものである。
を解決するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、前後の基枠と、両基枠間に設けられる左右複数の棚
構成体とを有し、基枠は左右の支柱と、両支柱を繋ぐ上
下水平桟とを有し、棚構成体は上下の水平桟に渡る前後
の縦枠材と、両縦枠材間に設けられる上下複数の棚部材
とを有し、下水平桟に対応して縦枠材の下部を嵌める受
具が設けられ、縦枠材の下部・受具の一方に突起が、同
他方に突起係合切欠が設けられているものである。
【0006】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。前後・左右にそれぞれ所定間隔をおいて支柱を立
て、各支柱を床面にアンカー固定してから、左右の支柱
相互を上下一対の水平桟で連結して、前後の基枠を組み
立てる。これとは別に、一対の縦枠材と複数の棚部材と
によって棚構成体を組み立てる。棚構成体を複数組み立
てた後、これら棚構成体を、縦枠材が前後となり、かつ
左右方向で互いに所定間隔となるようにして、前後の基
枠の水平桟に保持させてゆく。このとき、下側の水平桟
に対応して直接的又は間接的に設けられている受具に縦
枠材の下部を嵌め入れることで、これら受具と縦枠材の
下部とが突起と突起係合切欠とで互いに係合するように
なって縦枠材が下降しない状態に支持されるため、縦枠
材に揺れが生じることがなくなる。
ある。前後・左右にそれぞれ所定間隔をおいて支柱を立
て、各支柱を床面にアンカー固定してから、左右の支柱
相互を上下一対の水平桟で連結して、前後の基枠を組み
立てる。これとは別に、一対の縦枠材と複数の棚部材と
によって棚構成体を組み立てる。棚構成体を複数組み立
てた後、これら棚構成体を、縦枠材が前後となり、かつ
左右方向で互いに所定間隔となるようにして、前後の基
枠の水平桟に保持させてゆく。このとき、下側の水平桟
に対応して直接的又は間接的に設けられている受具に縦
枠材の下部を嵌め入れることで、これら受具と縦枠材の
下部とが突起と突起係合切欠とで互いに係合するように
なって縦枠材が下降しない状態に支持されるため、縦枠
材に揺れが生じることがなくなる。
【0007】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1紙
面表側を、後とは同裏側を言い、左とは図1左側を、右
とは同図右側を言う。図1及び図2の如く、ラック装置
1は、前後一対の基枠2と、これら基枠2の前後間にお
いて、その上部及び下部で各々左右方向に沿って互いに
所定間隔で設けられる複数(図面では6個)の棚構成体
11とを有している。
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1紙
面表側を、後とは同裏側を言い、左とは図1左側を、右
とは同図右側を言う。図1及び図2の如く、ラック装置
1は、前後一対の基枠2と、これら基枠2の前後間にお
いて、その上部及び下部で各々左右方向に沿って互いに
所定間隔で設けられる複数(図面では6個)の棚構成体
11とを有している。
【0008】上記基枠2は、左右一対の支柱3と、これ
ら支柱3相互を下部、中間部及び上部で連結する左右方
向に長い3本の水平桟4とを有している。前後の基枠2
は、各々の支柱3や水平桟4を互いに対向させて配され
ている。基枠2相互の前後間隔は、前後で対向する各水
平桟4の相互間隔と、後述する棚構成体11の、前後の
縦枠材12の相互間隔とが等しくなる関係に保持されて
いる。水平桟4にはC形鋼が用いられており、前後の基
枠2ではそれらの向きが反対(水平スリット部が対向す
る関係)になっている。各水平桟4は、支柱3に溶接等
によって固定されたブラケット5に対し、ボルト及びナ
ット等により取り付けられている。
ら支柱3相互を下部、中間部及び上部で連結する左右方
向に長い3本の水平桟4とを有している。前後の基枠2
は、各々の支柱3や水平桟4を互いに対向させて配され
ている。基枠2相互の前後間隔は、前後で対向する各水
平桟4の相互間隔と、後述する棚構成体11の、前後の
縦枠材12の相互間隔とが等しくなる関係に保持されて
いる。水平桟4にはC形鋼が用いられており、前後の基
枠2ではそれらの向きが反対(水平スリット部が対向す
る関係)になっている。各水平桟4は、支柱3に溶接等
によって固定されたブラケット5に対し、ボルト及びナ
ット等により取り付けられている。
【0009】上記下部の棚構成体11は、前後の基枠2
の下部水平桟4と中間部水平桟4との間に設けられる上
下に長い前後一対の縦枠材12と、これら縦枠材12の
前後間に高さ方向に所定間隔で設けられる複数の棚部材
20とを有している。また上部の棚構成体11は、前後
の基枠2の中間部水平桟4と上部水平桟4との間に設け
られる上下に長い前後一対の縦枠材12と、これら縦枠
材12の前後間に上下方向に所定間隔で設けられる複数
の棚部材20とを有している。
の下部水平桟4と中間部水平桟4との間に設けられる上
下に長い前後一対の縦枠材12と、これら縦枠材12の
前後間に高さ方向に所定間隔で設けられる複数の棚部材
20とを有している。また上部の棚構成体11は、前後
の基枠2の中間部水平桟4と上部水平桟4との間に設け
られる上下に長い前後一対の縦枠材12と、これら縦枠
材12の前後間に上下方向に所定間隔で設けられる複数
の棚部材20とを有している。
【0010】上記縦枠材12と棚部材20との結合は、
棚部材20の前・後壁22における左右中央部を縦枠材
12に当接させ、これら両者に後述するような結合具3
0等を貫通状に設けることで行う。棚部材20におい
て、縦枠材12の左右両外側へ突出する上面には複数の
滑り止め突起26及びストッパー片27が設けられてい
る。従って、棚構成体11が左右に並べられた状態で縦
枠材12を介することなく対向する左右の(棚部材20
の)上面突出部分相互により、物品W用の物品収納棚7
が構成される。
棚部材20の前・後壁22における左右中央部を縦枠材
12に当接させ、これら両者に後述するような結合具3
0等を貫通状に設けることで行う。棚部材20におい
て、縦枠材12の左右両外側へ突出する上面には複数の
滑り止め突起26及びストッパー片27が設けられてい
る。従って、棚構成体11が左右に並べられた状態で縦
枠材12を介することなく対向する左右の(棚部材20
の)上面突出部分相互により、物品W用の物品収納棚7
が構成される。
【0011】図3及び図4の如く、縦枠材12の上端部
には、短く切断した角パイプ40がその上部を縦枠材1
2よりも上方へ突出させるように嵌められ、これら縦枠
材12と角パイプ40とを前後方向へ貫通するように取
り付けられた結合具30により縦枠材12に固定されて
いる。角パイプ40において縦枠材12よりも上方へ突
出する部分が、その上位側に配される縦枠材12の下部
を受けるための受具41とされている。この受具41の
前面部には、コ字状の切れ込みを入れてできた横開き状
の舌片を、その左縁側が受具41の内方へ直角に突出す
るように折り曲げて形成した突起42が設けられてい
る。このような受具41を有する角パイプ40は、上部
及び下部に配される各縦枠材12の各上部だけでなく、
基枠2の下部水平桟4に対しても、各縦枠材12の下部
に対応する位置付けで取り付けられている(図1及び図
2参照)。一方、縦枠材12の下部には、その前面部
に、前記受具41に嵌められた状態で突起42と係合す
るように下端を開放した突起係合切欠43が形成されて
いる。この係合状態では、突起42の上縁部で突起係合
切欠43の開口部上縁が支承されるようになっている。
縦枠材12の下端外周部は、受具41に嵌まり易くする
ためにテーパ状に絞られている。
には、短く切断した角パイプ40がその上部を縦枠材1
2よりも上方へ突出させるように嵌められ、これら縦枠
材12と角パイプ40とを前後方向へ貫通するように取
り付けられた結合具30により縦枠材12に固定されて
いる。角パイプ40において縦枠材12よりも上方へ突
出する部分が、その上位側に配される縦枠材12の下部
を受けるための受具41とされている。この受具41の
前面部には、コ字状の切れ込みを入れてできた横開き状
の舌片を、その左縁側が受具41の内方へ直角に突出す
るように折り曲げて形成した突起42が設けられてい
る。このような受具41を有する角パイプ40は、上部
及び下部に配される各縦枠材12の各上部だけでなく、
基枠2の下部水平桟4に対しても、各縦枠材12の下部
に対応する位置付けで取り付けられている(図1及び図
2参照)。一方、縦枠材12の下部には、その前面部
に、前記受具41に嵌められた状態で突起42と係合す
るように下端を開放した突起係合切欠43が形成されて
いる。この係合状態では、突起42の上縁部で突起係合
切欠43の開口部上縁が支承されるようになっている。
縦枠材12の下端外周部は、受具41に嵌まり易くする
ためにテーパ状に絞られている。
【0012】上記結合具30は、一端部に鋸歯状の多条
歯31を有し他端部に大径頭部33を有したカシメ基軸
32と、このカシメ基軸32の多条歯31側端部に挿通
可能で外周部を潰し変形させることが可能なソケット具
34との組み合わせによって成るものを用いた。勿論、
ボルト及びナットの組み合わせより成るものでもよい。
この結合具30において、上記の如く縦枠材12と角パ
イプ40との結合に用いられる場合には、カシメ基軸3
2の大径頭部33寄りに、この大径頭部33より外径の
小さなカラー47が嵌められており、縦枠材12の後部
へ大径頭部33が突出した状態を保持できるようになっ
ている。これに対して、図5の如く、前側基枠2におけ
る中間部及び上部の水平桟4には、その前壁(C形鋼と
してのウエブ部)に、カシメ基軸32の大径頭部33を
挿通可能な大径孔15と、この大径孔15からカラー4
7の直径に相当する幅、即ち大径頭部33をその軸心に
沿って通過させることはできない寸法で真下へ延びるフ
ック孔16とを有する吊持孔17が形成されている。ま
た図6の如く、後側基枠2における中間部及び上部の水
平桟4には、その(C形鋼としての)水平スリット部を
上下方向に跨ぐような吊持板14が溶接等により取り付
けられ、この吊持板14に上記と同様な吊持孔17が形
成されている。なお、上記カラー47は、カシメ基軸3
2の軸心に沿った寸法が、吊持孔41の形成される部分
の肉厚よりも僅かに大きくなるように形成されている。
歯31を有し他端部に大径頭部33を有したカシメ基軸
32と、このカシメ基軸32の多条歯31側端部に挿通
可能で外周部を潰し変形させることが可能なソケット具
34との組み合わせによって成るものを用いた。勿論、
ボルト及びナットの組み合わせより成るものでもよい。
この結合具30において、上記の如く縦枠材12と角パ
イプ40との結合に用いられる場合には、カシメ基軸3
2の大径頭部33寄りに、この大径頭部33より外径の
小さなカラー47が嵌められており、縦枠材12の後部
へ大径頭部33が突出した状態を保持できるようになっ
ている。これに対して、図5の如く、前側基枠2におけ
る中間部及び上部の水平桟4には、その前壁(C形鋼と
してのウエブ部)に、カシメ基軸32の大径頭部33を
挿通可能な大径孔15と、この大径孔15からカラー4
7の直径に相当する幅、即ち大径頭部33をその軸心に
沿って通過させることはできない寸法で真下へ延びるフ
ック孔16とを有する吊持孔17が形成されている。ま
た図6の如く、後側基枠2における中間部及び上部の水
平桟4には、その(C形鋼としての)水平スリット部を
上下方向に跨ぐような吊持板14が溶接等により取り付
けられ、この吊持板14に上記と同様な吊持孔17が形
成されている。なお、上記カラー47は、カシメ基軸3
2の軸心に沿った寸法が、吊持孔41の形成される部分
の肉厚よりも僅かに大きくなるように形成されている。
【0013】図1の如く、前後の支柱3間には、棚構成
体11の各棚部材20と同一レベルとなるように、多数
の物品支承片50が前記結合具30や溶接等により取り
付けられている。これら物品支承片50と、その右又は
左で対向する棚部材20の約半部とによっても、物品収
納棚7が構成されている。
体11の各棚部材20と同一レベルとなるように、多数
の物品支承片50が前記結合具30や溶接等により取り
付けられている。これら物品支承片50と、その右又は
左で対向する棚部材20の約半部とによっても、物品収
納棚7が構成されている。
【0014】
【実施例の構築方法】次に実施例の構築方法を説明す
る。施工現場には、基枠2としての支柱3や水平桟4、
棚構成体11としての棚部材20や縦枠材12等をバラ
バラの状態で搬入する。床面の所定位置で、4本の支柱
3をそれぞれ前後・左右に所定間隔をおくようにしてア
ンカー固定する。また左右の支柱3相互間を水平桟4で
連結して前後の基枠2を組み立てる。必要に応じて、基
枠2相互をそれらの側面にわたって水平バーやラチスバ
ー等の連結材51(図2参照)で連結固定する。
る。施工現場には、基枠2としての支柱3や水平桟4、
棚構成体11としての棚部材20や縦枠材12等をバラ
バラの状態で搬入する。床面の所定位置で、4本の支柱
3をそれぞれ前後・左右に所定間隔をおくようにしてア
ンカー固定する。また左右の支柱3相互間を水平桟4で
連結して前後の基枠2を組み立てる。必要に応じて、基
枠2相互をそれらの側面にわたって水平バーやラチスバ
ー等の連結材51(図2参照)で連結固定する。
【0015】次に、上部の縦枠材12及び下部の縦枠材
12に各々所要数の棚部材20を連結して、上・下の棚
構成体11を組み立てる。そして下部の棚構成体11に
つき、前後の縦枠材12の上部から各々後方へ突出した
大径頭部33を前後の中間部水平桟4に設けられた吊持
孔17の大径孔15に嵌めると共に、前後の縦枠材12
の下部が下部水平桟4の受具11上に臨む状態にして、
その全体を真っ直ぐに降ろす。このとき、受具41に設
けられた突起42が縦枠材12の下部に設けられた突起
係合切欠43に入り込んで、その開口部上縁を支承する
ようになる。そのため、その後の使用状態で棚部材20
に物品Wが載せられることになっても、縦枠材12が下
降したり揺れたりすることはない。このような作業を左
右方向に所定数繰り返し、更に上部の棚構成体11につ
いても同様な作業を行う。必要に応じて、前後の支柱3
に物品支承片50を各棚部材20と同じレベルで取り付
けて、その構築作業の全部を完了させる。
12に各々所要数の棚部材20を連結して、上・下の棚
構成体11を組み立てる。そして下部の棚構成体11に
つき、前後の縦枠材12の上部から各々後方へ突出した
大径頭部33を前後の中間部水平桟4に設けられた吊持
孔17の大径孔15に嵌めると共に、前後の縦枠材12
の下部が下部水平桟4の受具11上に臨む状態にして、
その全体を真っ直ぐに降ろす。このとき、受具41に設
けられた突起42が縦枠材12の下部に設けられた突起
係合切欠43に入り込んで、その開口部上縁を支承する
ようになる。そのため、その後の使用状態で棚部材20
に物品Wが載せられることになっても、縦枠材12が下
降したり揺れたりすることはない。このような作業を左
右方向に所定数繰り返し、更に上部の棚構成体11につ
いても同様な作業を行う。必要に応じて、前後の支柱3
に物品支承片50を各棚部材20と同じレベルで取り付
けて、その構築作業の全部を完了させる。
【0016】図示は省略するが、縦枠材12の下部側
に、外向きに突出する突起42を設け、受具41側に、
上記突起42を嵌め入れるための上端を開放した突起係
合切欠43を設けるようにすることも可能である。前記
実施例では、棚構成体11を上下に設けるようにしてあ
るが、基本的には下部側だけでよい。従ってこの場合は
当然に、水平桟4は棚構成体11の上下に一対のもので
よいものである。これとは異なり、前後の基枠2の右側
(又は左側)の支柱3に対してそれらの右(又は左)の
端面に、水平桟4を取り付けるためのブラケット5や物
品支承片50等を取り付けて、その後、上記と同様な構
築作業を繰り返して、大型のラック装置1を構築するこ
とも可能である。
に、外向きに突出する突起42を設け、受具41側に、
上記突起42を嵌め入れるための上端を開放した突起係
合切欠43を設けるようにすることも可能である。前記
実施例では、棚構成体11を上下に設けるようにしてあ
るが、基本的には下部側だけでよい。従ってこの場合は
当然に、水平桟4は棚構成体11の上下に一対のもので
よいものである。これとは異なり、前後の基枠2の右側
(又は左側)の支柱3に対してそれらの右(又は左)の
端面に、水平桟4を取り付けるためのブラケット5や物
品支承片50等を取り付けて、その後、上記と同様な構
築作業を繰り返して、大型のラック装置1を構築するこ
とも可能である。
【0017】
【発明の効果】この発明は前記した如き構成によって以
下の如き効果を奏するものである。施工現場の床面に対
して、支柱単体でその位置決めをし、アンカー固定を
し、基枠を組み立ててから、別に組み立てた棚構成体を
基枠における上下の水平桟に保持させる構造であるか
ら、各棚構成体の縦枠材をアンカー固定する必要がなく
なる。そのため作業全般にわたって容易化、効率化及び
安全化が図られる。また上記縦枠材は、その下部が受具
に嵌められ、且つ突起と突起係合切欠との係合関係によ
って下降しない状態に支持されるため、地震の発生時等
にも揺れることがなく、物品の落下等が防止され、安全
となる。
下の如き効果を奏するものである。施工現場の床面に対
して、支柱単体でその位置決めをし、アンカー固定を
し、基枠を組み立ててから、別に組み立てた棚構成体を
基枠における上下の水平桟に保持させる構造であるか
ら、各棚構成体の縦枠材をアンカー固定する必要がなく
なる。そのため作業全般にわたって容易化、効率化及び
安全化が図られる。また上記縦枠材は、その下部が受具
に嵌められ、且つ突起と突起係合切欠との係合関係によ
って下降しない状態に支持されるため、地震の発生時等
にも揺れることがなく、物品の落下等が防止され、安全
となる。
【図1】この発明の実施例を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図2のIII部を拡大して示す一部破砕図であ
る。
る。
【図4】受具と縦枠材との結合状況を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図5】図2のV−V線拡大断面図である。
【図6】図2のVI−VI線拡大断面図である。
1 ラック装置 2 基枠 3 支柱 4 水平桟 11 棚構成体 12 縦枠材 20 棚部材 41 受具 42 突起 43 突起係合切欠
Claims (1)
- 【請求項1】 前後の基枠と、両基枠間に設けられる左
右複数の棚構成体とを有し、基枠は左右の支柱と、両支
柱を繋ぐ上下水平桟とを有し、棚構成体は上下の水平桟
に渡る前後の縦枠材と、両縦枠材間に設けられる上下複
数の棚部材とを有し、下水平桟に対応して縦枠材の下部
を嵌める受具が設けられ、縦枠材の下部・受具の一方に
突起が、同他方に突起係合切欠が設けられているラック
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5227985A JP2541468B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | ラック装置 |
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JP5227985A JP2541468B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | ラック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0761542A true JPH0761542A (ja) | 1995-03-07 |
JP2541468B2 JP2541468B2 (ja) | 1996-10-09 |
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JP5227985A Expired - Fee Related JP2541468B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | ラック装置 |
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JP (1) | JP2541468B2 (ja) |
Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPS6399540U (ja) * | 1986-12-19 | 1988-06-28 | ||
JPH01102507U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP5227985A patent/JP2541468B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6399540U (ja) * | 1986-12-19 | 1988-06-28 | ||
JPH01102507U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 |
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Publication number | Publication date |
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