JPH0761378A - 装軌式車両の下部走行体 - Google Patents

装軌式車両の下部走行体

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Publication number
JPH0761378A
JPH0761378A JP23424093A JP23424093A JPH0761378A JP H0761378 A JPH0761378 A JP H0761378A JP 23424093 A JP23424093 A JP 23424093A JP 23424093 A JP23424093 A JP 23424093A JP H0761378 A JPH0761378 A JP H0761378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler
plate
mounting bracket
crawler belt
rubber crawler
Prior art date
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Pending
Application number
JP23424093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Gomyo
廣志 後明
Kiyoshi Namiki
清 並木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砕石等が取付ブラケットの下側と履帯との間
に挟まるのを防止して、履帯の破損を防止する。 【構成】 取付ブラケット31には、下板34の傾斜部
34A下側面からゴムクローラ18に向けて下向きに突
出する排石板35を設け、該排石板35を基端側から先
端側にかけて幅方向外向きに傾斜させるようにした。こ
れにより、ゴムクローラ18上に載った砕石Sはゴムク
ローラ18上を矢示A方向に移動しつつ、取付ブラケッ
ト31の下側で排石板35に衝突し、該排石板35によ
って矢示B方向に押し出されるようにゴムクローラ18
外に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル、
油圧クレーン、ブルドーザ等の装軌式車両の下部走行体
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3ないし図5に従来技術による装軌式
車両の下部走行体を油圧ショベルの下部走行体に用いた
場合を例に挙げて述べる。
【0003】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、
該上部旋回体2は、旋回フレーム3上に設けられた運転
室4、機械室5およびカウンタウェイト6から構成さ
れ、旋回フレーム3の前部中央には土砂等の掘削作業を
行う作業装置7が設けられている。
【0004】8は下部走行体1の本体を構成するトラッ
クフレームを示し、該トラックフレーム8は、その上側
中央部に上部旋回体2の旋回フレーム3が旋回可能に取
付けられたセンタフレーム(図示せず)と、該センタフ
レームの左,右両側に設けられ、前,後方向に伸長する
一対のサイドフレーム9(片側のみ図示)とから構成さ
れている。
【0005】10はサイドフレーム9に設けられた取付
ブラケットを示し、該取付ブラケット10は図4に示す
ように、サイドフレーム9の端部に固着され、中央部に
取付穴11Aが形成された多角形状の取付ブラケット本
体11と、該取付ブラケット本体11の上端側に位置
し、幅方向に延在する上板12と、前記取付ブラケット
本体11の下端側に位置し、該上板12と同様に幅方向
に延在する下板13とを溶接によって固着することによ
って高剛性を得るように構成されている。また、該下板
13の基端側から先端側近傍にかけては、前記取付ブラ
ケット本体11の外形に沿うように先端側に向けて漸次
下向きに傾斜する傾斜部13Aとなっている。
【0006】14は取付ブラケット本体11の内側に設
けられた走行用モータ、15は取付ブラケット本体11
の取付穴11A内に位置して該走行用モータ14と対向
して設けられ、遊星歯車減速機構(図示せず)を備えた
減速装置をそれぞれ示し、該減速装置15の外周側には
駆動輪としてのスプロケット16が取付けられ、該スプ
ロケット16は、後述するゴムクローラ18と噛合する
ようになっている。そして、前記走行用モータ14が回
転すると、この回転は減速装置15で減速された後、ス
プロケット16を介してゴムクローラ18に伝達され、
ゴムクローラ18を周回動作させ、下部走行体1を走行
させるようになっている。
【0007】17はスプロケット16に対向してサイド
フレーム9の他端側に設けられた遊動輪としてのアイド
ラを示し、該アイドラ17は下部走行体1の走行時にゴ
ムクローラ18の周回動作に追従して回転するようにな
っている。
【0008】18はスプロケット16とアイドラ17と
に亘って巻装された履帯としてのゴムクローラを示し、
該ゴムクローラ18は強化ゴム等の弾性材料により帯状
に形成された履帯本体としてのクローラ本体19と、該
クローラ本体19内に埋設され、ゴムクローラ18の骨
組みを構成している芯金20とから構成され、該芯金2
0はクローラ本体19内を幅方向に延在するように設け
られている。また、該芯金20の幅方向中間部はクロー
ラ本体19から内周側に向けて突出したリンク部20A
となっており、該リンク部20Aは、スプロケット16
の外周側に噛合するようになっている。
【0009】21,21,…はスプロケット16とアイ
ドラ17との間に位置し、サイドフレーム9の下側面に
複数個列設された下側ローラ、22,22はサイドフレ
ーム9の上側面中央寄りに回転可能に設けられた上側ロ
ーラをそれぞれ示し、該各ローラ21,22はゴムクロ
ーラ18の周回動作時に該ゴムクローラ18を周回方向
に案内するものである。
【0010】従来技術による油圧ショベルは上述のよう
な構成を有するのもで、走行用モータ14を駆動する
と、該走行用モータ14の駆動回転は減速装置15によ
り減速された後、スプロケット16を介してゴムクロー
ラ18に伝達される。これにより、該ゴムクローラ18
は周回動作され、下部走行体1を走行させるようになっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、下部走行体1の走行時に、周回
動作するゴムクローラ18上に、砕石S等が巻き上げら
れ、ゴムクローラ18の内周面上に載ってしまうと、こ
の砕石Sは周回動作するゴムクローラ18によって取付
ブラケット10側に向けて図4中の矢示A方向に移動さ
れてゆき、ゴムクローラ18の内周面と取付ブラケット
10の下板13の傾斜部13Aとの間に挟まってしま
う。この結果、ゴムクローラ18の内周面と下板13の
傾斜部13Aとの間に挟まった砕石S等がクローラ本体
19に食い込んで、該クローラ本体19を損傷させるば
かりか、ゴムクローラ18を損傷させ、下部走行体1を
走行不能にしてしまうという問題がある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、砕石等が取付ブラケットの下側と履帯と
の間に挟まるのを防止して、履帯の破損を防止できるよ
うにした装軌式車両の下部走行体を提供することを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による装軌式車両の下部走行体は、左,
右両側にサイドフレームを有するトラックフレームと、
該トラックフレームの各サイドフレームの端部に設けら
れた取付ブラケットと、該各取付ブラケットに走行用モ
ータと共に取付けられ、該走行用モータにより駆動され
る駆動輪と、前記サイドフレームの他端側に設けられた
遊動輪と、前記駆動輪と遊動輪との間に巻装された履帯
とから構成されている。
【0014】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記各取付ブラケットの下端側には、前記履帯に向けて
下向きに突出する排石板を設け、該排石板は、その基端
側から先端側にかけて幅方向外向きに傾斜するように配
置したことにある。
【0015】また、前記履帯は弾性材料により帯状に形
成された履帯本体と、該履帯本体の内部に埋設され、履
帯の骨組みをなす芯金とから構成してもよい。
【0016】
【作用】上記構成により、下部走行体の走行時に履帯上
に砕石等が載ると、この砕石等は周回動作する履帯と共
に移動してゆき、取付ブラケットの下端側に設けられた
排石板に衝突し、幅方向外向きに傾斜する該排石板によ
って、取付ブラケットの下側と履帯との間に挟まること
なく外部に排出される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2に基
づき説明する。なお、本実施例では、図3ないし図5に
示した従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0018】図において、31はサイドフレーム9の端
部に設けられた本実施例による取付ブラケットを示し、
該取付ブラケット31は、従来技術で述べた取付ブラケ
ット10とほぼ同様に、その基端側がサイドフレーム9
に固着され、中央部に取付穴32Aを有する取付ブラケ
ット本体32と、該取付ブラケット本体32の上端側に
設けられた上板33と、前記取付ブラケット本体32の
下端側に位置し、基端側から先端側にかけて下向きに傾
斜する傾斜部34Aを有する下板34とから構成されて
いるものの、該取付ブラケット31は、該下板34に後
述する排石板35が設けられている点で従来技術による
取付ブラケット10と相違している。
【0019】35は下板34の傾斜部34Aの下側面に
溶接等の手段により固着された排石板を示し、該排石板
35はゴムクローラ18に向けて下向き突出し、その下
端面がゴムクローラ18に沿って水平方向に延びる底辺
35Aとなった三角形状に形成されている。また、該排
石板35は図2に示す如く、その基端側がゴムクローラ
18の中央寄り(芯金20のリンク部20A近傍)に位
置し、先端側が幅方向外向きに漸次傾斜するように配設
されている。そして、該排石板35は、ゴムクローラ1
8上に矢示A方向に移動する砕石Sに衝突し、該砕石S
を幅方向外向きに案内するものである。
【0020】本実施例による油圧ショベルは上述のよう
な構成を有するもので、その基本的な動作については、
従来技術と格別差異はない。
【0021】然るに、本実施例では、取付ブラケット3
1には、下板34の傾斜部34A下側に位置し、ゴムク
ローラ18に向けて下向きに突出する排石板35を設
け、該排石板35をその基端側から先端側にかけて幅方
向外向きに傾斜するように配設している。これにより、
下部走行体1の走行時にゴムクローラ18上に砕石Sが
載っても、この砕石Sは、該ゴムクローラ18上を矢示
A方向に移動しつつ、取付ブラケット31の下側で排石
板35に衝突し、該排石板35により矢示B方向に押し
出されるようにして、下板34とゴムクローラ18との
間から外部に排出されるようになる。
【0022】かくして、本実施例では、取付ブラケット
31には、下板34の傾斜部34A下側に排石板35を
設け、該排石板35によって、ゴムクローラ18上に載
った砕石S等を下板34の傾斜部34Aの下側から外部
に排出することができるから、下部走行体1の走行時に
砕石S等が、ゴムクローラ18の内周面と下板13の傾
斜部13Aとの間に挟まって、ゴムクローラ18がこの
砕石等により破損して走行不能となるのを確実に防止す
ることができ、ゴムクローラ18の寿命を大幅に延ばす
ことができる。
【0023】なお、前記実施例では、履帯としてゴムク
ローラ18を用いた場合を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、鉄クローラを用いた場合にも適用す
ることができる。
【0024】また、前記実施例では、油圧ショベルの下
部走行体1を例に挙げて述べたが、本発明はこれに限ら
ず、油圧クレーン,ブルドーザ等の他の装軌式車両の下
部走行体にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、各
取付ブラケットの下端側に、履帯に向けて下向きに突出
する排石板を設け、該排石板をその基端側から先端側に
かけて幅方向外向きに傾斜するように配設しているか
ら、履帯の内側面上に砕石等が載っても、排石板に砕石
等を衝突させることによって砕石等を押し出すようにし
て外部へ排出することができ、砕石等により履帯等が破
損するのを確実に防止して履帯等の寿命を大幅に延ばす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による装軌式車両の下部走行体
の要部を示す一部破断の側面図である。
【図2】図1中の装軌式車両の下部走行体を矢示II−II
方向から示す断面図である。
【図3】従来技術による油圧ショベルを示す斜視図であ
る。
【図4】図3中の下部走行体の要部を拡大して示す図1
と同様の側面図である。
【図5】図4中の装軌式車両の下部走行体を矢示V−V
方向から示す断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 8 トラックフレーム 9 サイドフレーム 14 走行用モータ 16 スプロケット(駆動輪) 17 アイドラ(遊動輪) 18 ゴムクローラ(履帯) 19 クローラ本体(履帯本体) 20 芯金 31 取付ブラケット 32 取付ブラケット本体 34 下板 34A 傾斜部 35 排石板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左,右両側にサイドフレームを有するト
    ラックフレームと、該トラックフレームの各サイドフレ
    ームの端部に設けられた取付ブラケットと、該各取付ブ
    ラケットに走行用モータと共に取付けられ、該走行用モ
    ータにより駆動される駆動輪と、前記サイドフレームの
    他端側に設けられた遊動輪と、前記駆動輪と遊動輪との
    間に巻装された履帯とからなる装軌式車両の下部走行体
    において、前記各取付ブラケットの下端側には、前記履
    帯に向けて下向きに突出する排石板を設け、該排石板
    は、その基端側から先端側にかけて幅方向外向きに傾斜
    するように配置したことを特徴とする装軌式車両の下部
    走行体。
  2. 【請求項2】 前記履帯は弾性材料により帯状に形成さ
    れた履帯本体と、該履帯本体の内部に埋設され、履帯の
    骨組みをなす芯金とから構成してなる請求項1に記載の
    装軌式車両の下部走行体。
JP23424093A 1993-08-26 1993-08-26 装軌式車両の下部走行体 Pending JPH0761378A (ja)

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JP23424093A JPH0761378A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 装軌式車両の下部走行体

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JP23424093A JPH0761378A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 装軌式車両の下部走行体

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JPH0761378A true JPH0761378A (ja) 1995-03-07

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JP (1) JPH0761378A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012179926A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Komatsu Ltd 履帯式走行車両の終減速装置およびこれを備えた履帯式走行車両
CN114027749A (zh) * 2021-11-16 2022-02-11 深圳甲壳虫智能有限公司 清洁用具及扫地机器人

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