JPH0760248B2 - 映像回転装置を有するオーバーヘッド映写機 - Google Patents
映像回転装置を有するオーバーヘッド映写機Info
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- JPH0760248B2 JPH0760248B2 JP4080835A JP8083592A JPH0760248B2 JP H0760248 B2 JPH0760248 B2 JP H0760248B2 JP 4080835 A JP4080835 A JP 4080835A JP 8083592 A JP8083592 A JP 8083592A JP H0760248 B2 JPH0760248 B2 JP H0760248B2
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- JP
- Japan
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- overhead projector
- condenser lens
- upper plate
- lens
- lower plate
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/132—Overhead projectors, i.e. capable of projecting hand-writing or drawing during action
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S353/00—Optics: image projectors
- Y10S353/03—Transparent
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーヘッド映写
機、とくに投影される映像を回転させる映像回転装置を
有するオーバーヘッド映写機に関する。
機、とくに投影される映像を回転させる映像回転装置を
有するオーバーヘッド映写機に関する。
【０００２】
【従来技術】一列に並んだ複数のこまのそれぞれに画像
が記録された長尺のポジフィルムを複数枚並べて透明な
ジャケットに収納し、そのままの状態でオーバーヘッド
映写機により各こまごとに投影できるようにすること
は、特公平２−１９７９８号公報によりすでに提案され
ている。このジャケットは、２枚の透明な樹脂シートを
重ねて配置し、これらシートを３辺で互いに接合し、１
辺で開放した構成を有する。２枚のシートの間には、長
尺のフィルムを開放辺から挿入するためのポケットが形
成される。ジャケットは透明であるため、フィルムを収
納したままでオーバーヘッド映写機のプラテン上に載
せ、所望のこまを投影窓に置いて投影を行うことができ
る。
が記録された長尺のポジフィルムを複数枚並べて透明な
ジャケットに収納し、そのままの状態でオーバーヘッド
映写機により各こまごとに投影できるようにすること
は、特公平２−１９７９８号公報によりすでに提案され
ている。このジャケットは、２枚の透明な樹脂シートを
重ねて配置し、これらシートを３辺で互いに接合し、１
辺で開放した構成を有する。２枚のシートの間には、長
尺のフィルムを開放辺から挿入するためのポケットが形
成される。ジャケットは透明であるため、フィルムを収
納したままでオーバーヘッド映写機のプラテン上に載
せ、所望のこまを投影窓に置いて投影を行うことができ
る。
【０００３】ところで、この種のフィルムは、複数のこ
まのそれぞれに向きの異なる画像が記録されることが多
く、投影される画像のこまがオーバーヘッド映写機のプ
ラテン上で正確な方向に位置決めされないと、投影され
る画像が横向きになったり倒立した状態となる。この問
題を解決するオーバーヘッド映写機の構成が、特開昭５
６−４７０３０号公報に開示されている。この公報に開
示された映写機は、投影レンズからの光束を投影スクリ
ーンに向けて反射するための反射手段の位置をそのまま
にして、フィルムジャケットを載せた映写機本体を回転
させることができる構成である。このオーバーヘッド映
写機の構成は、回転部分が大きく、かつ回転のために大
きなスペースを必要とする。
まのそれぞれに向きの異なる画像が記録されることが多
く、投影される画像のこまがオーバーヘッド映写機のプ
ラテン上で正確な方向に位置決めされないと、投影され
る画像が横向きになったり倒立した状態となる。この問
題を解決するオーバーヘッド映写機の構成が、特開昭５
６−４７０３０号公報に開示されている。この公報に開
示された映写機は、投影レンズからの光束を投影スクリ
ーンに向けて反射するための反射手段の位置をそのまま
にして、フィルムジャケットを載せた映写機本体を回転
させることができる構成である。このオーバーヘッド映
写機の構成は、回転部分が大きく、かつ回転のために大
きなスペースを必要とする。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フィルムジ
ャケットに収納された長尺のフィルムの各こまに記録さ
れた画像を個別に投影する場合に、各こまの投影画像を
任意に回転させることができる従来のオーバーヘッド映
写機は、回転のための機構が大きく、かつ回転のために
大きなスペースを必要とする、という上述の問題を解決
することを課題とする。
ャケットに収納された長尺のフィルムの各こまに記録さ
れた画像を個別に投影する場合に、各こまの投影画像を
任意に回転させることができる従来のオーバーヘッド映
写機は、回転のための機構が大きく、かつ回転のために
大きなスペースを必要とする、という上述の問題を解決
することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるオーバーヘッド映写機は、映写機本体
のハウジングに設けたコンデンサレンズの光軸を中心に
回転自在なように、該ハウジングの上面に下板を設け
る。この下板は、少なくともコンデンサレンズに対応す
る部分が透明に構成される。コンデンサレンズの上方に
は投影レンズが支持され、この投影レンズの下方に上板
が設けられる。上板は、投影レンズに対して上下方向に
弾性的に支持され、少なくともコンデンサレンズに対応
する部分が透明で、しかもコンデンサレンズの光軸を中
心に回転自在である。被映写体は下板と上板との間に弾
性的に挟持され、両板とともに回転させられる。
め、本発明によるオーバーヘッド映写機は、映写機本体
のハウジングに設けたコンデンサレンズの光軸を中心に
回転自在なように、該ハウジングの上面に下板を設け
る。この下板は、少なくともコンデンサレンズに対応す
る部分が透明に構成される。コンデンサレンズの上方に
は投影レンズが支持され、この投影レンズの下方に上板
が設けられる。上板は、投影レンズに対して上下方向に
弾性的に支持され、少なくともコンデンサレンズに対応
する部分が透明で、しかもコンデンサレンズの光軸を中
心に回転自在である。被映写体は下板と上板との間に弾
性的に挟持され、両板とともに回転させられる。
【０００６】本発明の一つの好ましい態様においては、
下板は円形の輪郭を有し、ハウジングの上面に形成した
円形の開口内に配置され、コンデンサレンズの鏡胴によ
り回転自在に支持される。また、オーバーヘッド映写機
には、投影レンズの鏡胴に回転自在に設けられた回転部
材と、該回転部材から下方に延びる複数の支持柱と、該
支持柱に上下方向摺動自在に嵌合する摺動柱と、投影レ
ンズの鏡胴と摺動柱との間に設けられ該摺動柱を下方に
付勢する付勢手段とにより上板の支持機構を形成するこ
とができ、この場合には、上板を摺動柱に支持する。下
板と上板の周辺部には滑り止め面を形成することが好ま
しく、回転の際にフィルムジャケットが擦れるのを防止
するためには、下板の上面に、コンデンサレンズに対応
する部分に開口を有するシートを載せることが好まし
い。本発明のさらに好ましい態様においては、支持腕が
ハウジングに取り付けられる根元部の、コンデンサレン
ズに面する側に、被映写体を支持するジャケットが下板
および上板に挟まれて回転するときに該ジャケットの端
部を案内する湾曲案内面を形成する。
下板は円形の輪郭を有し、ハウジングの上面に形成した
円形の開口内に配置され、コンデンサレンズの鏡胴によ
り回転自在に支持される。また、オーバーヘッド映写機
には、投影レンズの鏡胴に回転自在に設けられた回転部
材と、該回転部材から下方に延びる複数の支持柱と、該
支持柱に上下方向摺動自在に嵌合する摺動柱と、投影レ
ンズの鏡胴と摺動柱との間に設けられ該摺動柱を下方に
付勢する付勢手段とにより上板の支持機構を形成するこ
とができ、この場合には、上板を摺動柱に支持する。下
板と上板の周辺部には滑り止め面を形成することが好ま
しく、回転の際にフィルムジャケットが擦れるのを防止
するためには、下板の上面に、コンデンサレンズに対応
する部分に開口を有するシートを載せることが好まし
い。本発明のさらに好ましい態様においては、支持腕が
ハウジングに取り付けられる根元部の、コンデンサレン
ズに面する側に、被映写体を支持するジャケットが下板
および上板に挟まれて回転するときに該ジャケットの端
部を案内する湾曲案内面を形成する。
【０００７】
【作用】本発明によるオーバーヘッド映写機の上記した
構成においては、上板を持ち上げて、フィルムを収納し
たジャケットを下板の上に載せ、所望のフィルムこまが
コンデンサレンズの真上に来るように位置決めする。次
いで、電源を投入してフィルムこま上の画像を投影す
る。スクリーン上の投影画像が横向きであったり倒立状
態であれば、上板または該上板を支持する部分を手で操
作して、上板を回転させる。フィルムジャケットは上板
と下板との間に弾性的に挟まれているので、上板の回転
に伴ってフィルムジャケットと下板も回転する。したが
って、投影画像の姿勢を正立状態に修正することができ
る。
構成においては、上板を持ち上げて、フィルムを収納し
たジャケットを下板の上に載せ、所望のフィルムこまが
コンデンサレンズの真上に来るように位置決めする。次
いで、電源を投入してフィルムこま上の画像を投影す
る。スクリーン上の投影画像が横向きであったり倒立状
態であれば、上板または該上板を支持する部分を手で操
作して、上板を回転させる。フィルムジャケットは上板
と下板との間に弾性的に挟まれているので、上板の回転
に伴ってフィルムジャケットと下板も回転する。したが
って、投影画像の姿勢を正立状態に修正することができ
る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図１ないし図３は、本発明の第１実施例を示すもの
である。図に示すオーバーヘッド映写機１は、箱形のハ
ウジング２を有し、該ハウジング２の上面には、平坦な
載置台３が形成されている。載置台３には、円形の開口
３ａが形成され、この開口の下方の位置に、コンデンサ
レンズ４の鏡胴４ａが配置されている。鏡胴４ａは、ハ
ウジング２により支持される。図１に示すように、ハウ
ジング２の１側部には支持腕５が取り付けられる。支持
腕５は、コンデンサレンズ４の上方の位置まで横方向に
延びて、その先端に投影レンズ６を有する鏡胴６ａを支
持する。コンデンサレンズ４と投影レンズ６は、光軸が
同軸となるように配置される。支持腕５の先端には、投
影レンズ６の上方に位置するように、反射鏡７が支持さ
れ、該投影レンズ６からの光束を横方向に反射する。図
３には、この反射鏡７は省略してある。
る。図１ないし図３は、本発明の第１実施例を示すもの
である。図に示すオーバーヘッド映写機１は、箱形のハ
ウジング２を有し、該ハウジング２の上面には、平坦な
載置台３が形成されている。載置台３には、円形の開口
３ａが形成され、この開口の下方の位置に、コンデンサ
レンズ４の鏡胴４ａが配置されている。鏡胴４ａは、ハ
ウジング２により支持される。図１に示すように、ハウ
ジング２の１側部には支持腕５が取り付けられる。支持
腕５は、コンデンサレンズ４の上方の位置まで横方向に
延びて、その先端に投影レンズ６を有する鏡胴６ａを支
持する。コンデンサレンズ４と投影レンズ６は、光軸が
同軸となるように配置される。支持腕５の先端には、投
影レンズ６の上方に位置するように、反射鏡７が支持さ
れ、該投影レンズ６からの光束を横方向に反射する。図
３には、この反射鏡７は省略してある。
【０００９】図２に示すように、ハウジング２の載置台
３に形成した開口３ａ内には円形の透明ガラス製下板８
が配置されている。この下板８は、コンデンサレンズ４
の光軸４ｂまわりに回転自在なように、玉軸受９により
鏡胴４ａの上面に支持されている。本実施例では、下板
８の全体が透明ガラスにより構成されているが、したい
た８の縁部を不透明材料により構成し、コンデンサレン
ズ４に対応する部分のみを透明ガラスとすることも可能
である。また、下板８の透明部分は、ガラス以外の材
料、たとえば透明樹脂材料により形成してもよい。
３に形成した開口３ａ内には円形の透明ガラス製下板８
が配置されている。この下板８は、コンデンサレンズ４
の光軸４ｂまわりに回転自在なように、玉軸受９により
鏡胴４ａの上面に支持されている。本実施例では、下板
８の全体が透明ガラスにより構成されているが、したい
た８の縁部を不透明材料により構成し、コンデンサレン
ズ４に対応する部分のみを透明ガラスとすることも可能
である。また、下板８の透明部分は、ガラス以外の材
料、たとえば透明樹脂材料により形成してもよい。
【００１０】投影レンズ鏡胴６ａの下端部には、回転リ
ング部材１０が、光軸４ｂまわりに回転自在なように玉
軸受１１を介して支持されている。リング部材１０に
は、下方に延びるように複数本の支持柱１２が形成さ
れ、この支持柱１２の各々に摺動自在に摺動柱１３が嵌
合している。嵌合柱１３は、上板１４に設けられてお
り、該上板１４は下板８と対向する位置に置かれる。上
板１４は透明ガラスにより形成されている。下板８の場
合と同様に、上板１４もコンデンサレンズ４に対応する
部分のみを透明材料により構成することができる。ま
た、ガラス材料の代わりに他の材料、たとえば樹脂材料
を使用することもできる。リング部材１０と摺動柱１３
との間には、支持柱１２を囲むように圧縮ばね１５が配
置されて、上板１４を下板８に向けて弾性的に付勢す
る。
ング部材１０が、光軸４ｂまわりに回転自在なように玉
軸受１１を介して支持されている。リング部材１０に
は、下方に延びるように複数本の支持柱１２が形成さ
れ、この支持柱１２の各々に摺動自在に摺動柱１３が嵌
合している。嵌合柱１３は、上板１４に設けられてお
り、該上板１４は下板８と対向する位置に置かれる。上
板１４は透明ガラスにより形成されている。下板８の場
合と同様に、上板１４もコンデンサレンズ４に対応する
部分のみを透明材料により構成することができる。ま
た、ガラス材料の代わりに他の材料、たとえば樹脂材料
を使用することもできる。リング部材１０と摺動柱１３
との間には、支持柱１２を囲むように圧縮ばね１５が配
置されて、上板１４を下板８に向けて弾性的に付勢す
る。
【００１１】図４は、オーバーヘッド映写機１に使用で
きるフィルムジャケットの一例を示すものである。ジャ
ケット１６は、２枚の透明な樹脂材料シートを重ねた構
成であり、樹脂材料シートは、３辺１６ａ、１６ｂ、１
６ｃで接合され、辺１６ｄが接合されずに開口してい
る。ジャケット１６には、辺１６ｄで開口する複数のポ
ケット１６ｅが形成され、各ポケット１６ｅに複数のこ
ま１７ａを有する長尺のフィルム１７が挿入される。
きるフィルムジャケットの一例を示すものである。ジャ
ケット１６は、２枚の透明な樹脂材料シートを重ねた構
成であり、樹脂材料シートは、３辺１６ａ、１６ｂ、１
６ｃで接合され、辺１６ｄが接合されずに開口してい
る。ジャケット１６には、辺１６ｄで開口する複数のポ
ケット１６ｅが形成され、各ポケット１６ｅに複数のこ
ま１７ａを有する長尺のフィルム１７が挿入される。
【００１２】図５は、オーバーヘッド映写機１の使用状
態を示すもので、下板８と上板１４との間にフィルムジ
ャケット１６を挟み、所望のフィルムこま１７ａがコン
デンサレンズ４の上に来るように位置決めする。この状
態で電源を投入してフィルムこま１７ａ上の画像をスク
リーン１８上に投影する。投影画像１８ａの向きが図５
(a) のように横向きであるか、あるいは倒立状態である
場合には、図３に示すように上板１４の摺動柱１３を把
持して上板１４を回転させる。この操作により、上板１
４は、下板８との間にフィルムジャケット１６を挟んだ
状態で、コンデンサレンズ４の光軸４ａまわりに回転す
る。このとき、フィルムジャケット１６および下板８も
同時に回転する。このようにして、投影画像１８ａを図
５(b) に示すように正立状態にすることができる。
態を示すもので、下板８と上板１４との間にフィルムジ
ャケット１６を挟み、所望のフィルムこま１７ａがコン
デンサレンズ４の上に来るように位置決めする。この状
態で電源を投入してフィルムこま１７ａ上の画像をスク
リーン１８上に投影する。投影画像１８ａの向きが図５
(a) のように横向きであるか、あるいは倒立状態である
場合には、図３に示すように上板１４の摺動柱１３を把
持して上板１４を回転させる。この操作により、上板１
４は、下板８との間にフィルムジャケット１６を挟んだ
状態で、コンデンサレンズ４の光軸４ａまわりに回転す
る。このとき、フィルムジャケット１６および下板８も
同時に回転する。このようにして、投影画像１８ａを図
５(b) に示すように正立状態にすることができる。
【００１３】図６および図７は本発明の他の実施例を示
すものである。この実施例では、支持柱１２に摺動自在
に嵌合する摺動柱１３は下端部がリング部材１３ａと一
体に形成されている。リング部材１３ａには、内周縁の
傾斜面１３ｂにより、図７に示すように４角形の開口１
３ｃが形成され、この傾斜面１３ｂにより形成される開
口１３ｃの位置に、透明ガラス製の上板１４が配置され
ている。上板１４は、縁部に傾斜面１４ａが形成され、
この傾斜面１４ａがリング部材１３ａの傾斜面１３ｂの
上に載るように配置される。リング部材１３ａには、複
数個の板ばね部材１９が設けられ、この板ばね部材１９
が上板１４をリング部材１３ａ上に保持する。リング部
材１３ａの下面と下板の周辺部の上面には、ゴム膜のよ
うな滑り防止被覆２０が形成されている。この被覆２０
によりフィルムジャケット１７がスリップするのを防止
することができる。
すものである。この実施例では、支持柱１２に摺動自在
に嵌合する摺動柱１３は下端部がリング部材１３ａと一
体に形成されている。リング部材１３ａには、内周縁の
傾斜面１３ｂにより、図７に示すように４角形の開口１
３ｃが形成され、この傾斜面１３ｂにより形成される開
口１３ｃの位置に、透明ガラス製の上板１４が配置され
ている。上板１４は、縁部に傾斜面１４ａが形成され、
この傾斜面１４ａがリング部材１３ａの傾斜面１３ｂの
上に載るように配置される。リング部材１３ａには、複
数個の板ばね部材１９が設けられ、この板ばね部材１９
が上板１４をリング部材１３ａ上に保持する。リング部
材１３ａの下面と下板の周辺部の上面には、ゴム膜のよ
うな滑り防止被覆２０が形成されている。この被覆２０
によりフィルムジャケット１７がスリップするのを防止
することができる。
【００１４】図８および図９は本発明のさらに他の実施
例を示すものである。この実施例では、ハウジング２の
上面の載置台３には、上板１４を囲む位置に、円盤状シ
ート２１が配置されている。このシート２１は、円形の
開口２１ａを有し、この開口２１ａ内に上板１４が位置
する。このシート２１は、フィルムジャケット１７が回
転するときに該ジャケット１７とともに回転することが
できるので、該ジャケット１７が載置台３の面との間で
摩擦を生じて擦れるのを防止する。また、支持腕５がハ
ウジング２に取り付けられる根元部では、湾曲案内面を
持つ案内部材２２が設けられている。この案内部材２２
は、図９に示すように、フィルムジャケット１７が回転
するときに、該ジャケット１７の縁部を円滑に案内し
て、ジャケット１７の縁部が支持腕の角部にあたって損
傷するのを防止する。
例を示すものである。この実施例では、ハウジング２の
上面の載置台３には、上板１４を囲む位置に、円盤状シ
ート２１が配置されている。このシート２１は、円形の
開口２１ａを有し、この開口２１ａ内に上板１４が位置
する。このシート２１は、フィルムジャケット１７が回
転するときに該ジャケット１７とともに回転することが
できるので、該ジャケット１７が載置台３の面との間で
摩擦を生じて擦れるのを防止する。また、支持腕５がハ
ウジング２に取り付けられる根元部では、湾曲案内面を
持つ案内部材２２が設けられている。この案内部材２２
は、図９に示すように、フィルムジャケット１７が回転
するときに、該ジャケット１７の縁部を円滑に案内し
て、ジャケット１７の縁部が支持腕の角部にあたって損
傷するのを防止する。
【００１５】
【効果】本発明においては、オーバーヘッド映写機に、
被映写体をコンデンサレンズの光軸まわりに回転自在に
挟持する下板と上板を設けたので、被映写体が横向きや
倒立状態のような正立でない状態にあるときに、容易に
投射映像を正立状態に矯正することができる。下板と上
板の周辺部に滑り止め面を形成した本発明の態様におい
ては、被映写体の支持をより確実にすることができる。
また、コンデンサレンズの上方に設けられる投影レンズ
の鏡胴に回転自在に回転部材を取り付け、この回転部材
に下方に延びる支柱を設け、この支柱の下方に上下方向
に弾性的に上板を取り付ける本発明の態様においては、
回転部材を回転させることにより被映写体の姿勢を矯正
することができ、操作が容易になる。下板の上面に該下
板とともに回転できるようにシートを載せた本発明の態
様においては、被映写体が映写機本体のハウジング上面
との間に摩擦を生じて擦れるのを防止することができ
る。また、オーバーヘッド映写機の支持腕の根元部に湾
曲案内面を形成した本発明の態様においては、被映写体
の縁部が支持腕の根元部に当たって損傷するのを防止す
ることができる。
被映写体をコンデンサレンズの光軸まわりに回転自在に
挟持する下板と上板を設けたので、被映写体が横向きや
倒立状態のような正立でない状態にあるときに、容易に
投射映像を正立状態に矯正することができる。下板と上
板の周辺部に滑り止め面を形成した本発明の態様におい
ては、被映写体の支持をより確実にすることができる。
また、コンデンサレンズの上方に設けられる投影レンズ
の鏡胴に回転自在に回転部材を取り付け、この回転部材
に下方に延びる支柱を設け、この支柱の下方に上下方向
に弾性的に上板を取り付ける本発明の態様においては、
回転部材を回転させることにより被映写体の姿勢を矯正
することができ、操作が容易になる。下板の上面に該下
板とともに回転できるようにシートを載せた本発明の態
様においては、被映写体が映写機本体のハウジング上面
との間に摩擦を生じて擦れるのを防止することができ
る。また、オーバーヘッド映写機の支持腕の根元部に湾
曲案内面を形成した本発明の態様においては、被映写体
の縁部が支持腕の根元部に当たって損傷するのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例を示すオーバーヘッド映写
機の斜視図。
機の斜視図。
【図２】 図１に示すオーバーヘッド映写機の一部を断
面で示す側面図。
面で示す側面図。
【図３】 図１に示すオーバーヘッド映写機の投影レン
ズ部の斜視図。
ズ部の斜視図。
【図４】 本発明の実施例のオーバーヘッド映写機に使
用できる被映写体の一例であるポジフィルムジャケット
を示す斜視図。
用できる被映写体の一例であるポジフィルムジャケット
を示す斜視図。
【図５】 本発明のオーバーヘッド映写機の実施例の使
用状態を示す斜視図であって、図５(a) は投影画像が横
向きの状態を示し、図５(b) は投影画像が正立状態を示
す。
用状態を示す斜視図であって、図５(a) は投影画像が横
向きの状態を示し、図５(b) は投影画像が正立状態を示
す。
【図６】 本発明の他の実施例におけるフィルムジャケ
ットの挟持状態を示す断面図。
ットの挟持状態を示す断面図。
【図７】 図６の実施例の水平断面図。
【図８】 本発明の他の実施例を示すオーバーヘッド映
写機の斜視図。
写機の斜視図。
【図９】 図８の実施例における支持腕の根元部の湾曲
案内面を示す部分斜視図。
案内面を示す部分斜視図。
１はオーバーヘッド映写機、２はハウジング、３は載置
台、４はコンデンサレンズ、５は支持腕、６は投影レン
ズ、６ａは投影レンズ鏡胴、７は反射鏡、８は下板、１
０は回転部材、１４は上板である。
台、４はコンデンサレンズ、５は支持腕、６は投影レン
ズ、６ａは投影レンズ鏡胴、７は反射鏡、８は下板、１
０は回転部材、１４は上板である。
Claims (7)
- 【請求項１】 ハウジングと前記ハウジング内に配置
された光源と前記光源からの光を上向きに投光するコン
デンサレンズとを備えた映写機本体と、前記映写機本体
の一側に設けられ前記コンデンサレンズの上方に延びる
支持腕と、前記支持腕により前記コンデンサレンズの上
方に支持された投影レンズと、前記投影レンズの上方に
設けられ前記投影レンズからの光を横方向に反射する反
射手段とからなるオーバーヘッド映写機において、前記
コンデンサレンズの光軸を中心に回転自在なように前記
ハウジングの上面に設けられ少なくとも前記コンデンサ
レンズに対応する部分が透明な下板と、前記投影レンズ
の下方に設けられ前記投影レンズに対して上下方向に弾
性的に支持された上板とを備え、前記上板は少なくとも
前記コンデンサレンズに対応する部分が透明で前記コン
デンサレンズの光軸を中心に回転自在であり、被映写体
を前記下板と前記上板との間に弾性的に挟持して回転さ
せ得ることを特徴とする、映像回転装置を有するオーバ
ーヘッド映写機。 - 【請求項２】 請求項１に記載したオーバーヘッド映
写機において、前記下板は、円形の輪郭を有し前記ハウ
ジングの上面に形成した円形の開口内に配置され、前記
コンデンサレンズの鏡胴により回転自在に支持されたこ
とを特徴とするオーバーヘッド映写機。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載したオーバー
ヘッド映写機において、前記投影レンズの鏡胴に回転自
在に設けられた回転部材と、前記回転部材から下方に延
びる複数の支持柱と、前記支持柱に上下方向摺動自在に
嵌合する摺動柱と、前記投影レンズの鏡胴と前記摺動柱
との間に設けられ前記摺動柱を下方に付勢する付勢手段
とを備え、前記上板は前記摺動柱に設けられたことを特
徴とするオーバーヘッド映写機。 - 【請求項４】 請求項１ないし３のいずれか１項に記
載したオーバーヘッド映写機において、前記下板と上板
の周辺部には滑り止め面が形成されたことを特徴とする
オーバーヘッド映写機。 - 【請求項５】 請求項４に記載したオーバーヘッド映
写機において、前記上板には中央部分に開口が形成さ
れ、前記開口の縁に傾斜面が形成され、前記傾斜面に係
合する傾斜面を縁部に有する透明ガラス板が前記開口に
配置され、前記透明ガラス板を下方に押圧する弾性手段
が設けられたことを特徴とするオーバーヘッド映写機。 - 【請求項６】 請求項１ないし４のいずれか１項に記
載したオーバーヘッド映写機において、前記下板の上面
には、前記コンデンサレンズに対応する部分に開口を有
するシートが載せられたことを特徴とするオーバーヘッ
ド映写機。 - 【請求項７】 請求項１ないし５のいずれか１項に記
載したオーバーヘッド映写機において、前記支持腕が前
記ハウジングに取り付けられる根元部には、前記コンデ
ンサレンズに面する側に、前記被映写体を支持するジャ
ケットが前記下板および前記上板に挟まれて回転すると
きに該ジャケットの端部を案内する湾曲案内面が形成さ
れたことを特徴とするオーバーヘッド映写機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4080835A JPH0760248B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 映像回転装置を有するオーバーヘッド映写機 |
| US07/949,604 US5223870A (en) | 1992-04-02 | 1992-09-23 | Overhead projector with image direction adjusting device |
| EP92308934A EP0563479B1 (en) | 1992-04-02 | 1992-09-30 | Overhead projector with image direction adjusting device |
| DE69219108T DE69219108T2 (de) | 1992-04-02 | 1992-09-30 | Overheadprojektor mit einer die Bildlage einstellbare Einrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4080835A JPH0760248B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 映像回転装置を有するオーバーヘッド映写機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05281611A JPH05281611A (ja) | 1993-10-29 |
| JPH0760248B2 true JPH0760248B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4080835A Expired - Fee Related JPH0760248B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 映像回転装置を有するオーバーヘッド映写機 |
Country Status (4)
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| JP (1) | JPH0760248B2 (ja) |
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-
1992
- 1992-04-02 JP JP4080835A patent/JPH0760248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1992-09-30 EP EP92308934A patent/EP0563479B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-30 DE DE69219108T patent/DE69219108T2/de not_active Expired - Fee Related
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