JPH0759391A - 温風暖房機等の送風モータ制御装置 - Google Patents

温風暖房機等の送風モータ制御装置

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JPH0759391A
JPH0759391A JP5197454A JP19745493A JPH0759391A JP H0759391 A JPH0759391 A JP H0759391A JP 5197454 A JP5197454 A JP 5197454A JP 19745493 A JP19745493 A JP 19745493A JP H0759391 A JPH0759391 A JP H0759391A
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cycle
blower motor
counter
microcomputer
cut
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JP5197454A
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Kenji Sekido
研司 関戸
Katsura Ikedo
桂 池戸
Toshio Kasada
利雄 笠田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/04Single phase motors, e.g. capacitor motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H3/00Air heaters
    • F24H3/02Air heaters with forced circulation
    • F24H3/04Air heaters with forced circulation the air being in direct contact with the heating medium, e.g. electric heating element
    • F24H3/0405Air heaters with forced circulation the air being in direct contact with the heating medium, e.g. electric heating element using electric energy supply, e.g. the heating medium being a resistive element; Heating by direct contact, i.e. with resistive elements, electrodes and fins being bonded together without additional element in-between
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H9/00Details
    • F24H9/20Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24H9/2064Arrangement or mounting of control or safety devices for air heaters
    • F24H9/2071Arrangement or mounting of control or safety devices for air heaters using electrical energy supply

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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温風暖房機等の送風モータの低速域での回転
数制御を良好に行うことを目的とする。 【構成】 送風モータ6に印加する交流電圧のサイクル
カットの割合として1/nと1/(n+1)を交互に行
うことによって回転数の制御を行う。前記制御はすべて
nをカウントするカウンタを備えたマイクロコンピュー
タ3のプログラムによて制御される。 【効果】 送風モータの低速域での速度変化がスムーズ
になり、冷風感を感じたり、燃焼状態が一時的に悪くな
ることもなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温風暖房機等に送風用
として使用されている送風モータの回転数を制御する送
風モータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、温風暖房機等の送風用モータの回
転数制御方式としてサイクルカット方式がある。図7は
特開昭58−58894号公報に示された電圧波形のタ
イミング図であり、cは方形波発振回路を用いて得られ
た出力信号、dは送風モータに印加される電圧波形であ
る。
【0003】一般に灯油等を燃焼させ、その燃焼熱を利
用して室内を暖房する温風暖房機等においては、発熱量
を多段に制御し、室内温度が設定温度に近づいてくる
と、発熱量を徐々に絞って室温を一定に保つように制御
している。このとき、各発熱量に合わせて送風モータの
設定回転数を変化させ、例えば、発熱量が弱の場合は、
温風の温度が下がって冷風にならないよう送風モータの
回転数を低下させ、低速域で運転させる。また送風モー
タによって送られる風は一部燃焼の際の2次空気として
も作用するため、燃焼量に合わせてきめ細かく送風モー
タの回転数を設定することが必要である。
【0004】従来の温風暖房機等の送風モータの回転数
制御は、送風モータへの供給電力を制御するサイリスタ
を交流電圧波形がゼロボルトを交差する点で点弧させる
とともに、前記サイリスタの点弧を制御することによ
り、送風モータへの供給電力を特定の時間間隔(nサイ
クル)で1サイクルを間引いて電力制御を行う方式であ
る。前記時間間隔(n値)を変えることにより、多段に
回転数制御を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の送風モータの回
転数制御方法は以上のような方式であるので、nの値が
小さくなったとき、nが1サイクル変っただけで、回転
数がステップ的に大きく変化するため、各ステップの中
間の回転数に設定することができず、低速域での制御性
が悪い。このため、弱燃焼時、最適な送風モータの回転
数で運転することができず、冷風感を感じたり、燃焼状
態が悪いなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、送風モータの低速域での制御性を
良くすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る送風モー
タ制御装置は、交流電源電圧がゼロボルトを交差する点
でパルスを発生するゼロクロスパルス発生回路と、この
ゼロクロスパルス発生出力回路からのパルスに基づいて
前記交流電源電圧のサイクルカウントするカウンタを備
え、該カウンタがカウントしたサイクルから1サイクル
を間引いた発振出力信号を出力するマイクロコンピュー
タと、送風モータと直列接続されたサイリスタの点弧回
路とを有し、前記マイクロコンピュータは、1/nと1
/(n+1)のサイクルカットの電圧を交互に送風モー
タに印加して送風モータの制御を行うものである。
【0008】また、第2の発明は、上記マイクロコンピ
ュータに1/nのサイクルカットと1/(n+1)のサ
イクルカットの回数をカウントする第2,第3のカウン
タを備え、これら第2,第3のカウンタが所定回数をカ
ウントする毎に前記サイクルカットを変更するようにし
たものである。
【0009】さらに第3の発明は、送風モータの設定回
転数を変更する際に、前記マイクロコンピュータは第
2,第3のカウンタの値を徐々に変化させながら設定回
転数に移行するようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明における送風モータ制御装置は、マイ
クロコンピュータにより回転数制御を行う際、1/nの
サイクルカットと1/(n+1)のサイクルカットの電
圧を交互に送風モータに印加することにより、低速域で
のきめ細かい回転数制御が行える。次に第2の発明にお
いては、第2,第3のカウンタが所定回数をカウントす
る毎にサイクルカットを変更することにより、更に低速
域での回転数制御がきめ細かく行える。第3の発明にお
いては、回転数の変更時に、前記第2,第3のカウンタ
の値を徐々に変化させることで、低速域での速度変化が
スムーズになり、過渡期においても冷風感を感じたり、
燃焼状態が一時的に悪くなることがない。
【0011】
【実施例】実施例1.図1はこの発明による送風モータ
制御装置を構成する回路図である。図1において、1は
絶縁トランス、2は入力電圧がゼロボルトになった時に
パルスを発生するゼロクロスパルス発生回路、3は回転
数を制御する手段としてのマイクロコンピュータで、ゼ
ロクロスパルス発生回路2からのパルスに基づいて交流
電源電圧のサイクルをカウントするカウンタA(図示せ
ず)を備えている。5はサイリスタ、4はこのサイリス
タを制御する点弧回路で、アンプ7とサイリスタトリガ
トランス8で構成され、6は送風モータである。
【0012】次に上記実施例1の動作を図2,図4を参
照しながら説明する。図2はマイクロコンピュータ3に
記憶された送風モータ6の回転数制御プログラムを示す
フローチャートである。先ず、図1において、交流電源
入力端子INの両端から絶縁トランス1を通して得られ
た交流電源電圧波形(図4のa)は、ゼロクロスパルス
発生回路2に入り、図4のbの様なパルス列に変換され
てマイクロコンピュータ3に入力される。マイクロコン
ピュータ3は前記パルスが入力する毎に、図2に示した
プログラムに従って処理を行う。
【0013】すなわち、図2において、前記パルスがマ
イクロコンピュータ3に入力されると、プログラムがス
タートし、送風モータ6の制御処理は1回おきに処理が
行われることになる(ステップ10)。つまり交流電源
電圧波形の1サイクルに1度の割合となる。
【0014】マイクロコンピュータ3はメモリに持って
いるカウンタAで、処理毎に交流電源電圧の波形サイク
ルの設定回数nをカウントしていく(ステップ11)、
そしてカウンタAの値が設定された回数かどうか判別す
る(ステップ12)。ここで設定回数でない場合、マイ
クロコンピュータ3はハイレベルの信号を出力する(ス
テップ19)。そしてカウンタAの値が設定回数になっ
た際に、前記カウンタAに新しい設定回数nをセット
(ステップ20)してマイクロコンピュータ3はロウレ
ベルの信号を出力する。以上の処理を繰り返すことで、
カウンタAに設定されたサイクルから1サイクル間引か
れた方形波信号が出力される。
【0015】ステップ20において、カウンタAに設定
回数をセットする際に、マイクロコンピュータ3のメモ
リに持っているフラグの状態を判別し(ステップ1
3)、フラグの内容が0であれば、フラグを1とし(ス
テップ14)、カウンタAにnをセットし(ステップ1
5)、フラグの内容が1であれば、フラグを0とし(ス
テップ16)、カウンタAに(n+1)をセットする
(ステップ17)。つまりnと(n+1)が交互にカウ
ンタAに設定回数としてセットされる。
【0016】以上に示したマイクロコンピュータ3のプ
ログラム処理によって、nサイクルから1サイクル間引
かれた波形(1/nのサイクルカット)と(n+1)の
サイクルから1サイクル間引かれた波形(1/(n+
1)のサイクルカット)が交互に繰り返された発振波形
(図4のC)がマイクロコンピュータ3から出力され
る。
【0017】前記発振波形が点弧回路4に入り、サイリ
スタ5を制御することにより、送風モータ6に印加され
る電圧は、図4のdの如き1/nと1/(n+1)のサ
イクルカットが交互に繰り返された交流電圧となる。こ
れによって、送風モータ6は1/nのサイクルカットの
ときの回転数と1/(n+1)のサイクルカットのとき
の回転数の略中間の回転数で運転することができ、燃焼
量に合わせたきめ細かい回転数の設定が可能になる。
【0018】実施例2.なお、上記実施例1では、送風
モータ6に印加される交流電圧波形を1/nと1/(n
+1)のサイクルカットを交互に繰り返して回転数制御
を行うものを示したが、マイクロコンピュータ3のメモ
リに1/nと1/(n+1)のサイクルカットの回数を
カウントする第2,第3のカウンタBとCを設けてもよ
い。
【0019】次に上記実施例2の動作を図3を参照しな
がら説明する。図3は、図2のステップ20のカウンタ
Aに設定回数をセットする処理部の上記実施例2におけ
るプログラムのフローチャートである。図3において、
カウンタAに設定回数をセットする際にマイクロコンピ
ュータ3のメモリに持っているフラグの状態を判別する
(ステップ30)。フラグの内容が0の場合、第2のカ
ウンタBをカウントし(ステップ31)、該カウンタB
の値が所定回数N1 かどうか判別し(ステップ32)、
所定回数N1 でないとそのままカウンタAにnがセット
され(ステップ35)、所定回数N1 となった時に前記
第2のカウンタBをクリアし(ステップ33)、フラグ
の内容を1とし(ステップ34)、カウンタAにnをセ
ットする。フラグの内容が1の場合も同様に、第3のカ
ウンタCをカウントし(ステップ36)、該カウンタC
が所定回数N2 かどうか判別し(ステップ36)、所定
回数N2 でなければ、そのままカウンタAに(n+1)
がセットされ(ステップ40)、所定回数N2 となった
時に第3のカウンタCをクリアし(ステップ39)、カ
ウンタAに(n+1)をセットする。
【0020】以上に示したマイクロコンピュータ3のプ
ログラム処理によって、所定回数N1 の1/nのサイク
ルカットと所定回数N2 の1/(n+1)のサイクルカ
ットが交互に繰り返された発振波形がマイクロコンピュ
ータ3から出力される。
【0021】図5はN1 =2,N2 =1とし、1/3の
サイクルカットと1/4のサイクルカットの場合のタイ
ミング図を示したものである。この場合N1 とN2 の値
を変更することにより、1/2のサイクルカットのとき
の送風モータ6の回転数と1/3のサイクルカットのと
きの回転数の中間の値を任意に設定することができ、さ
らにきめ細かい回転数制御が可能である。
【0022】実施例3.また、前記実施例では送風モー
タ6の制御において、従来設定できなかった回転数制御
領域での設定を可能にしたものを示したが、設定回転数
が低速域から中速域または、中速域から低速域に変化す
る際に、前記実施例2のカウンタB,Cを徐々に変化さ
せてもよい。例えば図6に示すように、発熱量を弱から
中へ変更する場合、燃焼炎は徐々に変化していくため、
送風モータ6の回転数もその変化に合わせて弱燃焼時の
設定値である1/3のサイクルカットから中燃焼時の設
定値の1/4のサイクルカットまで徐々に変化させてい
く。こうすることにより、発熱量の設定値を変化させる
際、その過渡期においても、冷風感を感じたり、燃焼状
態が一時的に悪くなることもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、送風
モータに印加する交流電源電圧に対して、1/nと1/
(n+1)のサイクルカットを交互に行うように構成し
たので、送風モータの低速域における制御性が著しく向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による送風モータ制御装置を構成する
回路図である。
【図2】この発明による送風モータ制御装置の実施例1
の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明による送風モータ制御装置の実施例2
の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明による送風モータ制御装置の実施例1
の動作説明用のタイミング図である。
【図5】この発明による送風モータ制御装置の実施例2
の動作説明用のタイミング図である。
【図6】この発明による送風モータ制御装置の実施例3
の動作説明用のタイミング図である。
【図7】従来の送風モータ制御装置における動作説明用
のタイミング図である。
【符号の説明】
2 ゼロクロスパルス発生回路 3 マイクロコンピュータ 4 点弧回路 6 送風モータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図5はN1 =2,N2 =1とし、1/3の
サイクルカットと1/4のサイクルカットの場合のタイ
ミング図を示したものである。この場合N1 とN2 の値
を変更することにより、1/のサイクルカットのとき
の送風モータ6の回転数と1/のサイクルカットのと
きの回転数の中間の値を任意に設定することができ、さ
らにきめ細かい回転数制御が可能である。
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 温風暖房機等の送風モータ制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温風暖房機等に送風用
として使用されている送風モータの回転数を制御する送
風モータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、温風暖房機等の送風用モータの回
転数制御方式としてサイクルカット方式がある。図7は
特開昭58−58894号公報に示された送風モータ制
御装置の電圧波形のタイミング図であり、cは方形波発
振回路を用いて得られた出力信号、dは送風モータに印
加される電圧波形である。
【0003】一般に灯油等を燃焼させ、その燃焼熱を利
用して室内を暖房する温風暖房機等においては、発熱量
を多段に制御し、室内温度が設定温度に近づいてくる
と、発熱量を徐々に絞って室温を一定に保つように制御
している。このとき、各発熱量に合わせて送風モータの
設定回転数を変化させ、例えば、発熱量が弱の場合は、
温風の温度が下がって冷風にならないよう送風モータの
回転数を低下させ、低速域で運転させる。また送風モー
タによって送られる風は一部燃焼の際の2次空気として
も作用するため、燃焼量に合わせてきめ細かく送風モー
タの回転数を設定することが必要である。
【0004】従来の温風暖房機等の送風モータの回転数
制御は、送風モータへの供給電力を制御するサイリスタ
を交流電圧波形がゼロボルトを交差する点で点弧させる
とともに、前記サイリスタの点弧を制御することによ
り、送風モータへの供給電力を特定の時間間隔(nサイ
クル)で1サイクルを間引いて電力制御を行う方式であ
り、前記時間間隔(n値)を変えることにより、多段に
回転数制御を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の温風暖房機等の
送風モータの回転数制御方法は以上のような方式である
ので、nの値が小さくなったとき、nが1サイクル変っ
ただけで、回転数がステップ的に大きく変化するため、
各ステップの中間の回転数に設定することができず、低
速域での制御性が悪い。このため、例えば弱燃焼時、そ
の燃焼量に合った最適な送風モータの回転数を整数nの
値によって設定することが難しく、最適な送風量からず
れるために冷風感を感じたり、燃焼状態が悪いなどの問
題点があった。また、燃焼量を変化させるときに、送風
モータの回転数もnの値を1つずつ変化させているが、
燃焼量が少なくなりnの値が少なくなると、nの値の変
わり目で燃焼状態が悪くなるなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、送風モータの低速域での制御性を
良くし、燃焼量に合わせた最適な送風量を得ることので
きる温風暖房機等の送風モータ制御装置を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る温風暖房
機等の送風モータ制御装置は、交流電源電圧がゼロボル
トを交差する点でパルスを発生するゼロクロスパルス発
生回路と、このゼロクロスパルス発生出力回路からのパ
ルスに基づいて前記交流電源電圧のサイクルカウントす
るカウンタを備え、該カウンタがカウントしたサイクル
から1サイクルを間引いた発振出力信号を出力するマイ
クロコンピュータと、送風モータと直列接続されたサイ
リスタの点弧回路とを有し、前記マイクロコンピュータ
は、1/nと1/(n+1)のサイクルカットの電圧を
交互に送風モータに印加して送風モータの制御を行うも
のである。
【0008】また、第2の発明は、上記マイクロコンピ
ュータに1/nのサイクルカットと1/(n+1)のサ
イクルカットの回数をカウントする第2,第3のカウン
タを備え、これら第2,第3のカウンタが所定回数をカ
ウントする毎に前記サイクルカットを変更するようにし
たものである。
【0009】さらに第3の発明は、送風モータの設定回
転数を変更する際に、前記マイクロコンピュータは第
2,第3のカウンタの値を徐々に変化させながら設定回
転数に移行するようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明における温風暖房機等の送風モータ制
御装置は、マイクロコンピュータにより回転数制御を行
う際、1/nのサイクルカットと1/(n+1)のサイ
クルカットの電圧を交互に送風モータに印加することに
より、1/nサイクルカットと時1/(n+1)サイク
ルカット時の中間の回転数を得ることができ、低速域で
のきめ細かい回転数制御が行える。次に第2の発明にお
いては、第2,第3のカウンタが所定回数をカウントす
る毎にサイクルカットを変更することにより、1/nサ
イクルカットと時1/(n+1)サイクルカット時の中
間の任意の回転数を得ることができ、更に低速域での回
転数制御がきめ細かく行える。第3の発明においては、
回転数の変更時に、前記第2,第3のカウンタの値を徐
々に変化させることで、低速域での回転数変化がきめ細
かくスムーズになり、過渡期においても冷風感を感じた
り、燃焼状態が一時的に悪くなることがない。
【0011】
【実施例】実施例1.図1はこの発明による温風暖房機
等の送風モータ制御装置を構成する回路図である。図1
において、1は絶縁トランス、2は入力電圧がゼロボル
トになった時にパルスを発生するゼロクロスパルス発生
回路、3は回転数を制御する手段としてのマイクロコン
ピュータで、ゼロクロスパルス発生回路2からのパルス
に基づいて交流電源電圧のサイクルをカウントするカウ
ンタA(図示せず)を備えている。5はサイリスタ、4
はこのサイリスタを制御する点弧回路で、アンプ7とサ
イリスタトリガトランス8で構成され、6は送風モータ
である。
【0012】次に上記実施例1の動作を図2,図4を参
照しながら説明する。図2はマイクロコンピュータ3に
記憶された送風モータ6の回転数制御プログラムを示す
フローチャートである。先ず、図1において、交流電源
入力端子INの両端から絶縁トランス1を通して得られ
た交流電源電圧波形(図4のa)は、ゼロクロスパルス
発生回路2に入り、図4のbの様なパルス列に変換され
てマイクロコンピュータ3に入力される。マイクロコン
ピュータ3は前記パルスが入力する毎に、図2に示した
プログラムに従って処理を行う。
【0013】すなわち、図2において、前記パルスがマ
イクロコンピュータ3に入力されると、プログラムがス
タートし、送風モータ6の制御処理は1回おきに処理が
行われることになる(ステップ10)。つまり交流電源
電圧波形の1サイクルに1度の割合となる。
【0014】マイクロコンピュータ3はメモリに持って
いるカウンタAで、処理毎に交流電源電圧の波形サイク
ルの設定回数nをカウントしていく(ステップ11)、
そしてカウンタAの値が設定された回数かどうか判別す
る(ステップ12)。ここで設定回数でない場合、マイ
クロコンピュータ3はハイレベルの信号を出力する(ス
テップ19)。そしてカウンタAの値が設定回数になっ
た際に、前記カウンタAに新しい設定回数nをセット
(ステップ20)してマイクロコンピュータ3はロウレ
ベルの信号を出力する。以上の処理を繰り返すことで、
カウンタAに設定されたサイクルから1サイクル間引か
れた方形波信号が出力される。
【0015】ステップ20において、カウンタAに設定
回数をセットする際に、マイクロコンピュータ3のメモ
リに持っているフラグの状態を判別し(ステップ1
3)、フラグの内容が0であれば、フラグを1とし(ス
テップ14)、カウンタAにnをセットし(ステップ1
5)、フラグの内容が1であれば、フラグを0とし(ス
テップ16)、カウンタAに(n+1)をセットする
(ステップ17)。つまりnと(n+1)が交互にカウ
ンタAに設定回数としてセットされる。
【0016】以上に示したマイクロコンピュータ3のプ
ログラム処理によって、nサイクルから1サイクル間引
かれた波形(1/nのサイクルカット)と(n+1)の
サイクルから1サイクル間引かれた波形(1/(n+
1)のサイクルカット)が交互に繰り返された発振波形
(図4のC)がマイクロコンピュータ3から出力され
る。
【0017】前記発振波形が点弧回路4に入り、サイリ
スタ5を制御することにより、送風モータ6に印加され
る電圧は、図4のdの如き1/nと1/(n+1)のサ
イクルカットが交互に繰り返された交流電圧となる。こ
れによって、送風モータ6は1/nのサイクルカットの
ときの回転数と1/(n+1)のサイクルカットのとき
の回転数の略中間の回転数で運転することができ、灯油
等を燃焼させ、その燃焼量を利用して室内を暖房する温
風暖房機等において、燃焼量に合わせたきめ細かい回転
数の設定が可能になる。例えば、弱燃焼のとき、1/3
サイクルカットでは送風量が少なすぎ、1/4サイクル
カットでは送風量が多すぎるという場合、1/3と1/
4サイクルカットを交互に繰り返すことにより、燃焼量
に合わせた最適な回転数に近い値に設定できる。
【0018】実施例2.なお、上記実施例1では、送風
モータ6に印加される交流電圧波形を1/nと1/(n
+1)のサイクルカットを交互に繰り返して回転数制御
を行うものを示したが、マイクロコンピュータ3のメモ
リに1/nと1/(n+1)のサイクルカットの回数を
カウントする第2,第3のカウンタBとCを設けてもよ
い。
【0019】次に上記実施例2の動作を図3を参照しな
がら説明する。図3は、図2のステップ20のカウンタ
Aに設定回数をセットする処理部の上記実施例2におけ
るプログラムのフローチャートである。図3において、
カウンタAに設定回数をセットする際にマイクロコンピ
ュータ3のメモリに持っているフラグの状態を判別する
(ステップ30)。フラグの内容が0の場合、第2のカ
ウンタBをカウントし(ステップ31)、該カウンタB
の値が所定回数N1 かどうか判別し(ステップ32)、
所定回数N1 でないとそのままカウンタAにnがセット
され(ステップ35)、所定回数N1 となった時に前記
第2のカウンタBをクリアし(ステップ33)、フラグ
の内容を1とし(ステップ34)、カウンタAにnをセ
ットする。フラグの内容が1の場合も同様に、第3のカ
ウンタCをカウントし(ステップ36)、該カウンタC
が所定回数N2 かどうか判別し(ステップ36)、所定
回数N2 でなければ、そのままカウンタAに(n+1)
がセットされ(ステップ40)、所定回数N2 となった
時に第3のカウンタCをクリアし(ステップ39)、カ
ウンタAに(n+1)をセットする。
【0020】以上に示したマイクロコンピュータ3のプ
ログラム処理によって、所定回数N1 の1/nのサイク
ルカットと所定回数N2 の1/(n+1)のサイクルカ
ットが交互に繰り返された発振波形がマイクロコンピュ
ータ3から出力される。
【0021】図5はN1 =2,N2 =1とし、1/3の
サイクルカットと1/4のサイクルカットの場合のタイ
ミング図を示したものである。この場合N1 とN2 の値
を変更することにより、1/3のサイクルカットのとき
の送風モータ6の回転数と1/4のサイクルカットのと
きの回転数の中間の値を任意に設定することができ、さ
らにきめ細かい回転数制御が可能である。これにより、
実施例1よりも一層燃焼量に合わせた最適な回転数に設
定することができ、弱燃焼においても極めて良好な燃焼
状態が得られる。
【0022】実施例3.また、前記実施例では送風モー
タ6の制御において、従来設定できなかった回転数制御
領域での設定を可能にしたものを示したが、設定回転数
が低速域から中速域または、中速域から低速域に変化す
る際に、前記実施例2のカウンタB,Cを徐々に変化さ
せてもよい。例えば図6に示すように、温風暖房機等で
発熱量を弱から中へ変更する場合、燃焼炎は徐々に変
化していくため、送風モータ6の回転数もその変化に合
わせて弱燃焼時の設定値である1/3のサイクルカット
から中燃焼時の設定値の1/4のサイクルカットまで徐
々に変化させていく。こうすることにより、発熱量の設
定値を変化させる際、その過渡期においても、冷風感を
感じたり、燃焼状態が一時的に悪くなることもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、送風
モータに印加する交流電源電圧に対して、1/nと1/
(n+1)のサイクルカットを交互に行うように構成し
たので、送風モータの低速域における制御性が著しく向
し、これにより、燃焼量に合わせた最適な回転数に設
定することができ、弱燃焼時においても極めて良好な燃
焼状態が得られる。また、第2の発明によれば、1/n
と1/(n+1)のサイクルカットの回数をカウントす
る第2,第3のカウンタを備え、これら第2,第3のカ
ウンタが所定回数をカウントする毎に、前記サイクルカ
ットを変更するようにしたので、送風モータの低速域に
おける制御性がさらに向上する。また、第3の発明によ
れば、送風モータの設定回転数を変更する際に、第2,
第3のカウンタの値を徐々に変化させながら設定回転数
に移行するようにしたので、低速域での回転数変化がき
め細かくスムーズになり、発熱量を変化させる過渡期に
おいても冷風感を感じたり、燃焼状態が一時的に悪くな
ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による温風暖房機等の送風モータ制御
装置を構成する回路図である。
【図2】この発明による送風モータ制御装置の実施例1
の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明による送風モータ制御装置の実施例2
の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明による送風モータ制御装置の実施例1
の動作説明用電圧波形のタイミング図である。
【図5】この発明による送風モータ制御装置の実施例2
の動作説明用電圧波形のタイミング図である。
【図6】この発明による送風モータ制御装置の実施例3
の動作説明用電圧波形のタイミング図である。
【図7】従来の送風モータ制御装置における動作説明用
電圧波形のタイミング図である
【符号の説明】 2 ゼロクロスパルス発生回路 3 マイクロコンピュータ 4 点弧回路 6 送風モータ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源電圧がゼロボルトを交差する点
    でパルスを発生するゼロクロスパルス発生回路と、この
    ゼロクロスパルス発生回路で発生したパルスに基づいて
    前記交流電源電圧の波形のサイクルをカウントするカウ
    ンタを備え、該カウンタがカウントするnサイクルのう
    ち1サイクルを間引いた発振出力信号を出力するマイク
    ロコンピュータと、前記発振出力信号に基づいて送風モ
    ータと前記交流電源との間に挿入接続されたサイリスタ
    を点弧する点弧回路とを有し、前記マイクロコンピュー
    タは低速域での送風モータの回転数制御を行う際、1/
    nのサイクルカットと1/(n+1)のサイクルカット
    の電圧を送風モータに交互に印加するよう発振出力信号
    を制御することを特徴とする送風モータ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記マイクロコンピュータは、1/nの
    サイクルカットと1/(n+1)のサイクルカットの回
    数を各々カウントする第2,第3のカウンタを備え、こ
    れらのカウンタが所定回数カウントする毎に前記サイク
    ルカットを変更することを特徴とする請求項1記載の送
    風モータ制御装置。
  3. 【請求項3】 送風モータの設定回転数を低速域から
    中,高速域、または中,高速域から低速域に変更する際
    に、前記第2,第3のカウンタの値を徐々に変化させな
    がら設定回転数に移行することを特徴とする請求項2記
    載の送風モータ制御装置。
JP5197454A 1993-08-09 1993-08-09 温風暖房機等の送風モータ制御装置 Pending JPH0759391A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197454A JPH0759391A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 温風暖房機等の送風モータ制御装置
CN94114801A CN1050894C (zh) 1993-08-09 1994-08-02 暖风取暖设备等的送风电机控制装置
KR1019940019093A KR0145172B1 (ko) 1993-08-09 1994-08-02 온풍난방기등의 송풍 모터제어장치

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JP5197454A JPH0759391A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 温風暖房機等の送風モータ制御装置

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ID=16374783

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JP5197454A Pending JPH0759391A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 温風暖房機等の送風モータ制御装置

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JP (1) JPH0759391A (ja)
KR (1) KR0145172B1 (ja)
CN (1) CN1050894C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0573141A2 (en) 1992-06-04 1993-12-08 Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo Externally-usable hair restorer containing pine extract

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193350A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Toshiba Corp テープ走行装置

Patent Citations (1)

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EP0573141A2 (en) 1992-06-04 1993-12-08 Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo Externally-usable hair restorer containing pine extract

Also Published As

Publication number Publication date
CN1050894C (zh) 2000-03-29
KR950006383A (ko) 1995-03-20
CN1103941A (zh) 1995-06-21
KR0145172B1 (ko) 1998-10-01

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