JP2573934Y2 - 温風暖房機のファンモータ制御装置 - Google Patents

温風暖房機のファンモータ制御装置

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JP2573934Y2
JP2573934Y2 JP1991003807U JP380791U JP2573934Y2 JP 2573934 Y2 JP2573934 Y2 JP 2573934Y2 JP 1991003807 U JP1991003807 U JP 1991003807U JP 380791 U JP380791 U JP 380791U JP 2573934 Y2 JP2573934 Y2 JP 2573934Y2
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久郎 原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は温風暖房機に係り、特
にサイクルセレクト方式により、温風を機外に排出させ
るファンモータの回転数を制御するファンモータ制御装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から石油ファンヒータに代表される
温風暖房機においては、小燃焼時における冷風の排出防
止ならびに送風音の低減等を図るために、燃焼量に応じ
てファンモータの回転数を変化させるファンモータ制御
装置が備えられている。その一例を、実開昭61−81
560号公報に開示された図4を用いて説明すると、燃
焼量出力手段1より燃焼量が回転制御部2に出力され
る。回転制御部2においては、大燃焼時にスイッチング
素子7を常時オンしてファンモータ5に商用電源3を連
続供給し、また、大燃焼でないときは、図5に示す如
く、商用電源3の特定サイクルTの電流を制限するサイ
クルセレクト方式に基づき、燃焼量の減少に応じてスイ
ッチング素子7のオフ割合を高めて、ファンモータ5へ
の平均供給電力を低下させる。
【0003】そして図5の特定サイクルTにおいて、完
全に通電を遮断すると、ファンモータ5が急激に脱力す
ることに伴って振動や騒音が容易に発生する。よってこ
れを防止するために、スイッチング素子7がオフのとき
は、セメント抵抗8で降圧した低電圧をファンモータ5
に供給するように構成されている。
【0004】またこの他、燃焼量に応じてスイッチング
素子7の導通角を変化させる位相制御も、前記と同様
に、ファンモータ5の回転数を変化させ得る方法として
広く知られているところである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記した温
風暖房機のファンモータ制御装置に関し、前者はセメン
ト抵抗8を要する分コストが高くつき、加えてセメント
抵抗8は発熱し高温となるために、基板等の取付板から
浮かせる必要があり、取付位置も他の電装部品に及ぼす
熱的影響を考慮して選定しなければならない等、種々の
点で設計をしづらくする欠点があった。他方後者は、フ
ァンモータ5への供給電力を半分程度まで減少させたと
きに、電圧変化が大きくノイズが発生することから、家
庭用の機器には採用しにくい。この考案は前記した課題
に鑑みなされたもので、サイクルセレクト方式と位相制
御を組合わせて、前記欠点を解消した温風暖房機のファ
ンモータ制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために本考案は、温風を機外に排出させるファンモータ
の通電路にスイッチング素子が介設すると共に、サイク
ルセレクト方式に基づく特定サイクル時の電流を制限し
てファンモータの回転数を変化させる回転制御部を備え
たものにおいて、無導通とする該特定サイクルのとき、
位相角90度並びに270度の最大振幅より小さい振幅
となる位相角から180度並びに360度の振幅0とな
る位相角までを導通し、且つこの導通角が80度より小
さく10度より大きい一定の導通角を有するように位相
制御することでファンモータに急激な脱力を防止できる
程度の小電力を供給する特定制御手段を前記回転制御部
に設けた構成としたものである。
【0007】
【作用】係る構成とすれば、特定サイクルは、位相制御
によりファンモータに低電力が供給されるので、ファン
モータが急激に脱力することを防止できて振動等を生じ
るようなことがなく、しかもセメント抵抗が不要となっ
て安価に構成できると共に、設計の自由度も向上する。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を添付図により詳
細に説明する。図1において、燃焼量出力手段1は、室
温と使用者により設定された設定温度とを用いて温風暖
房機の燃焼量を演算し、その結果を出力する。係る燃焼
量が入力する回転制御部2には、サイクルセレクト方式
により商用電源3の特定サイクルを決定する主制御手段
4、ならびに該特定サイクルのときに位相制御によりフ
ァンモータ5に小電力を供給する特定制御手段6等が構
成されている。そしてファンモータ5には、これと直列
に回転制御部2からの信号によりオンオフするスイッチ
ング素子としてのフォトトライアックカプラ7が接続し
ている。
【0009】前記した構成における動作を、商用電源3
のゼロクロス毎になされる図2のフローチャートを併用
して説明する。初めに、S1において、温風暖房機が最
大で燃焼しているか否かが調査される。そして大燃焼の
ときは、回転制御部2からの信号出力によりフォトトラ
イアックカプラ7がオンするので(S2)、ファンモー
タ5に商用電源3が連続供給される。一方、大燃焼でな
いときは、回転制御部2からの信号出力を停止して、ゼ
ロクロス時にフォトトライアックカプラ7をオフさせる
(S3)。そして、主制御手段4が後述するカウンタを
調査し(S4)、カウンタ≠0のときにカウントダウン
を実行し(S5)、再びカウンタを調査する(S6)。
さらに、係る再調査においてカウンタ≠0のときは、信
号出力がなされてフォトトライアックカプラ7がオンす
ることから(S2)、ファンモータ5に商用電源3が供
給される。
【0010】次に、前記したS5を介する一連のフロー
を繰り返してついにカウンタ=1になると、S5に続く
S6でカウンタ=0となるので、特定制御手段6が動作
する。即ち、タイマが始動すると共に(S7)、該タイ
マが一定時間を計測してタイムアップすると(S8)、
フォトトライアックカプラ7がオンし(S2)、図3の
T1間に示す位相制御により、小電力がファンモータ5
に供給されることとなる。なお、該位相制御における導
通角は、従来例で述べたセメント抵抗とほぼ同等な電力
量を確保し得るに足る一定値である。従って、フォトト
ライアックカプラ7がオンしたときの電圧変化が小であ
るために、位相制御に伴うノイズは無視できる程度に抑
制される。
【0011】さらに、次のゼロクロス時においてカウン
タ=0である。故にS4からS9へ制御が移行するた
め、回転制御部2への入力燃焼量に応じ、特定サイクル
の介挿割合を定めるサイクル数がカウンタにセットされ
る。そして、前述したS7、S8、S2の順に制御が進
行して、図3のT2間に示す小電力がファンモータ5に
供給される。
【0012】このように、カウンタが1および0のとき
に、サイクルセレクション方式により介挿される特定サ
イクル、即ちT1+T2間は、小電力の供給によりファ
ンモータ5が急激に脱力することが防止される。よっ
て、叙上の装置を備えた温風暖房機は、振動や騒音等を
生じることがなく、快適な暖房を行うことができるので
ある。
【0013】
【考案の効果】以上に説明したおとり、本考案の温風暖
房機のファンモータ制御装置は、サイクルセレクト方式
に基づく特定サイクルのときに、位相角90度並びに2
70度の最大振幅より小さい振幅となる位相角から18
0度並びに360度の振幅0となる位相角までを導通
し、且つこの導通角が80度より小さく10度より大き
い一定の導通角を有するように位相制御することでファ
ンモータに急激な脱力を防止できる程度の小電力を供給
する特定制御手段を回転制御部に設けてなる構成なの
で、回転数が低い大燃焼以外のときにファンモータから
振動や騒音等が発生せず、さらにセメント抵抗が不要な
ためコストが低減し、基板等を設計するときの自由度も
大幅に向上すると共に、位相制御に伴う電圧変化が小さ
くノイズも無視できる程度なので、一般家庭で支障なく
使用できるといった顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のファンモータ制御装置を説明
する要部の回路図である。
【図2】同装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】同装置がファンモータに供給する電圧の波形図
である。
【図4】従来のファンモータ制御装置を説明する図であ
る。
【図5】同装置がファンモータに供給する電圧の波形図
である。
【符号の説明】
2・・・・・・回転制御部 5・・・・・・ファンモータ 6・・・・・・特定制御手段 7・・・・・・スイッチング手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風を機外に排出させるファンモータの
    通電路にスイッチング素子が介設すると共に、サイクル
    セレクト方式に基づく特定サイクル時の電流を制限して
    ファンモータの回転数を変化させる回転制御部を備えた
    ものにおいて、無導通とする該特定サイクルのとき、位
    相角90度並びに270度の最大振幅より小さい振幅と
    なる位相角から180度並びに360度の振幅0となる
    位相角までを導通し、且つこの導通角が80度より小さ
    く10度より大きい一定の導通角を有するように位相制
    御することでファンモータに急激な脱力を防止できる程
    度の小電力を供給する特定制御手段を前記回転制御部に
    設けたことを特徴とする温風暖房機のファンモータ制御
    装置。
JP1991003807U 1991-01-14 1991-01-14 温風暖房機のファンモータ制御装置 Expired - Lifetime JP2573934Y2 (ja)

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JPH04114800U JPH04114800U (ja) 1992-10-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5765291A (en) * 1980-10-09 1982-04-20 Sharp Corp Controller for operation of blower

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