JPH0759156A - 電話交換装置および無線端末の位置情報登録方式 - Google Patents

電話交換装置および無線端末の位置情報登録方式

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JPH0759156A
JPH0759156A JP5217079A JP21707993A JPH0759156A JP H0759156 A JPH0759156 A JP H0759156A JP 5217079 A JP5217079 A JP 5217079A JP 21707993 A JP21707993 A JP 21707993A JP H0759156 A JPH0759156 A JP H0759156A
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Masatomo Ouchi
雅智 大内
Masashi Hamada
正志 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動機と固定機の管理更新を適正に行うこと
ができる電話交換装置を提供することを目的とする。 【構成】 無線にて通信を行う固定機と移動機からなる
コードレスシステムと、上記コードレスシステムを管理
して収容するコードレスシステム収容部と、専用電話機
や一般電話機を収容する電話機収容部と、運用データを
設定、保持するデータ記憶部とを有する電話交換装置に
おいて、上記各移動機と通信可能な固定機を所定の管理
方法で管理する管理部と、上記移動機のみが着信先とな
る場合に、上記管理方法を変更する管理方法変更部と、
移動機と固定機が通信不能の場合に、その旨を利用者に
通知するとともに、運用データを変更する運用データ変
更部とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレスシステムを
収容する電話交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術を、ボタン電話装置を例にして
説明する。ボタン電話装置は、複数の回線と内線端末を
収容し、種々のサービスを提供する。このサービスの中
に、内線不在転送と外線着信応答方式の選択がある。
【0003】ここで内線不在転送とは、内線からの通話
要求を他の内線端末に転送することである。また、外線
着信応答方式の選択とは、外線からの着信をどのうよう
に受けるかを利用者が設定することである。
【0004】これには、集中(特定の端末で受け
る)、ダイレクトインライン(外線と1対1対応の端
末で受ける)、ダイヤルイン(網から送られた指定番
号に対応した端末で受ける)、転送(他の外線へ回
す)、音声応答(音声蓄積装置などの応答装置が自動
応答して、用件を記録する)などがある。
【0005】また、ボタン電話装置の内線端末として、
固定機と移動機からなるコードレスを収容できるように
している。このとき、固定機が複数あると、移動機と通
信可能な固定機を主装置が把握しておいて、ひとつの移
動機への着信時に、通信可能な固定機を選択して、それ
に指示を与え移動機を制御している。
【0006】ところで、移動機が固定機からはなれた
り、電波の状態が悪くなると、通信ができなくなる。こ
の事態に備えて、システムの中には、固定機から移動機
に、周期的に電波を飛ばして、通信可能かどうかを確認
し、不可能な場合には、管理を他の固定機で行うように
する処理を行っているものもある。
【0007】しかし、この方法では、全ての移動機につ
いて制御のための電波が頻繁に飛び交うので、電波の利
用効率が悪くなったり、移動機の電力消費が多くなる。
そのため、この方法を用いず、利用者の操作で管理の更
新を行うようにしていることが多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、移動機と固定機の管理更新を利用者に任せて
いるので、利用者がそれを忘れたとき、通信ができな
い。特に、不在転送先を、移動機に設定したり、着信応
答方式の〜で、移動機をその着信先にすると、移動
機が唯一の着信先になる。このとき、固定機と移動機の
管理が正確でないと、着信があったこと自体が利用者に
伝わらないという状態になるが、このことについて考慮
がなされていない。
【0009】本発明は、移動機と固定機の管理更新を適
正に行うことができる電話交換装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線にて通信
を行う固定機と移動機からなるコードレスシステムと、
上記コードレスシステムを管理して収容するコードレス
システム収容手段と、専用電話機や一般電話機を収容す
る電話機収容手段と、運用データを設定、保持するデー
タ記憶手段とを有する電話交換装置において、上記各移
動機と通信可能な固定機を所定の管理方法で管理する管
理手段と、上記移動機のみが着信先となる場合に、上記
管理方法を変更する管理方法変更手段と、移動機と固定
機が通信不能の場合に、その旨を利用者に通知するとと
もに、運用データを変更する運用データ変更手段とを備
えたことを特徴とする。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例のシステム構成
を示すブロック図である。
【0012】図示のように、この実施例のボタン電話装
置の主装置11は、アナログ回線1とISDN回線2、
専用電話機31、アナログ一般電話機81、ISDN電
話機82、コードレス固定機51(a〜d)および移動
機61(a〜d)を収容している。
【0013】図2から図5までは、上記システムの各構
成要素を示すブロック図である。
【0014】まず、図2は、本実施例において、その制
御の中心となるボタン電話装置の主装置11を示してお
り、アナログ回線1にダイヤルを送出したり、回線1か
らの着信やPB信号を検出するアナログ回線インタフェ
ース12と、ISDN回線2のT点インタフェース13
と、専用電話機31を内線として収容するための専用電
話機インタフェース14と、ISDN回線2のS点イン
タフェース15と、アナログの一般電話機やファクシミ
リに呼出信号を送ったり、それからのダイヤルパルスや
PB信号を検出する一般電話機インタフェース16と、
コードレスシステムを収容するためのコードレスインタ
フェース17と、外線、内線間の通話路を交換/接続す
る通話路スイッチ18と、本ボタン電話装置の動作を制
御するマイクロプロセッサ等からなる制御装置19と、
システムの動作を記述したプログラム等を保持するRO
M20と、システムの運用データ、端末毎の設定データ
や課金情報を保持するRAM21と、保留音、ダイヤル
音、PB信号音、リオーダートーンを発生させるための
音源情報部22と、通話音声や応答メッセージを符号
化、復号化して録音、再生するための音声蓄積装置23
と、時間を計時し、制御装置19にタイムアウトのイベ
ントを通知するとともに、年月日、曜日などのカレンダ
ー機能も備えた計時装置24とを有する。
【0015】また、図3は、本ボタン電話装置に収容さ
れる専用電話機31の構成を示すブロック図である。
【0016】この専用電話機31は、主装置11との間
で制御チャネルと情報チャネルを確立する通信インタフ
ェース32と、専用電話機31の動作を制御する制御装
置33と、ダイヤル等の各種情報を表示する表示器34
と、拡声受話のためのスピーカ35と、ハンズフリー送
話のためのマイク36と、送受話器37と、スピーカ3
5、マイク36と送受話器37を切替えるスピーチネッ
トワーク38と、ダイヤルボタン39と、保留や各種デ
ータ設定時に使用する機能ボタン40と、外線捕捉、応
答に用いる外線ボタン41とを有する。
【0017】また、図4は、コードレスシステムの固定
機51を示すブロック図である。
【0018】この固定機51は、主装置11との間で制
御チャネルと情報チャネルを確立する通信インタフェー
ス52と、移動機と通信するために変調復調処理を行う
とともに、受信した信号のレベル検出も行う送受信部5
3と、移動機との間で電波を送受信するアンテナ54
と、インタフェース52と送受信部53との間で、音声
信号を伝送するための音声処理回路55と、音声処理回
路55の信号成分の内、特定部分をディジタル化し制御
部57に伝え、また、制御部57からの信号をアナログ
化して音声処理回路55に伝えるためのモデム56と、
時間を計時するタイマ機能も含み、固定機51の制御を
司る制御部57と、この制御部57が運用状態などを保
持するRAM58と、固定機51の制御動作を記述した
プログラムなどを保持するROM59とを有する。
【0019】また、図5は、コードレスシステムの移動
機61を示すブロック図である。
【0020】この移動機61は、固定機51と通信する
ために変調復調処理を行うとともに、受信した信号のレ
ベル検出も行う送受信部62と、固定機51との間で電
波を送受信するアンテナ63と、音声処理回路からの電
気信号を音声に変換するスピーカ64と、音声を電気信
号に変換するマイク65と、送受信部62とスピーカ6
4、マイク65との間で、音声信号を伝送するための音
声処理回路66と、移動機61全体の制御を司る制御部
67と、音声処理回路66の信号成分の内の特定部分を
ディジタル化して制御部67に伝え、また、制御部67
からの信号をアナログ化して音声処理回路66に伝える
ためのモデム68と、制御部67が運用状態などを保持
するRAM69と、移動機61の制御動作を記述したプ
ログラムなどを保持するROM70と、利用者が外線を
指定したり、保留等を行うときに使う機能キー71と、
ダイヤルキー72とを有する。
【0021】また、図6、図7は、本実施例におけるシ
ステムの運用データであり、図6は、内線用の運用デー
タ、図7は、外線用の運用データを示している。
【0022】このうち、自動追尾フラグとは、対応内線
が唯一の着信先になるような状態になったときにセット
する情報である。また、管理固定機とは、対応移動機と
通信する固定機を識別する情報である。
【0023】また、図8、図9のフローチャートを用い
て、本発明の特徴を最もよく表す制御装置19の処理の
流れを順を追って説明する。なお、図中、“略”とした
ところは、従来の動作と同じであることを示し、ここで
は、説明を省略する。
【0024】以下、場合分けとして、(1−1)内線不
在転送サービスにおいて、コードレスの移動機が転送先
に指定されたとき、(1−2)外線着信モードが変更さ
れ、着信先が移動機のみになったとき、(2)1分毎の
割り込みがかかったとき、および(3)不在転送を解除
したときについて説明する。
【0025】(1−1)内線不在転送サービスにおい
て、コードレスの移動機が転送先に指定されたとき。
【0026】この指定は、専用電話機から行うが、予め
機能ボタン40のひとつを内線不在転送サービス用とし
て使うように定義しておく。なお、機能ボタンの使い方
は、利用者毎に設定可能である。この設定、解除の方法
は、従来例と同じであるので説明を省略する。
【0027】次に、専用電話機31が全く使用されてい
ないS101のアイドル状態にて、利用者が内線不在転
送サービス用機能ボタン40を押下する。すると、専用
電話機31の制御装置33は、ボタン押下を検出して、
通信インタフェース32を介して主装置11の専用電話
機インタフェース14に通知する。なお、このときに通
知するのは、押下されたボタン位置情報である。
【0028】そうすると、専用電話機インタフェース1
4は、イベントとして制御装置19に通知する。イベン
ト発生を待っている(S102)制御装置19は、通知
されたボタン位置情報からボタンに割り付けられた使い
方に従って処理を行う。ここでは、内線不在転送の指定
である。
【0029】次に、運用データから、その転送先がコー
ドレスシステムかどうかを判断して(S103)、コー
ドレスであったら、転送先電話の運用データの自動追尾
フラグをセットする(S104)。
【0030】そして、転送のための制御情報(転送先内
線番号やメッセージ)をセットして(S105)、運用
を継続する。
【0031】利用者のボタン押下操作の情報は、上述し
たような形で、制御装置19に通知されるものとして、
以後の説明では、その部分を省略する。
【0032】(1−2)外線着信モードが変更され、着
信先が移動機のみになったとき。
【0033】S102で、イベントが着信モードの設定
であるとき、着信先がコードレスシステムの移動機のみ
になるかどうかを判断して(S121)、そうであれ
ば、対応する電話機の運用データ中の自動追尾フラグを
セットする(S122)。
【0034】また、S121で、着信先がコードレスシ
ステムの移動機のみではないときには、自動追尾フラグ
のクリアを行う(S123)。
【0035】以後は、従来と同様の動作となる。
【0036】(2)1分毎の割り込みがかかったとき。
【0037】従来のシステムと同様に、起動時に計時装
置24を動作させ、制御装置19に1分毎に割り込みが
かかるようにし、このタイミングで、電話の時刻表示を
更新している。
【0038】本実施例では、さらに、このとき、移動機
の管理を更新するもので、以下のように行う。
【0039】まず、S1002で、電話機台数分をカウ
ントするためのカウンタiを初期化し、電話機iについ
て、運用データの自動追尾フラグがセットされているか
を見る(S1003)。
【0040】セットされていれば、位置登録の処理を行
う(S1004)。これは、固定機から対応移動機に位
置登録用の制御信号を送り、応答があったら、その固定
機を管理固定機として、運用データを更新する処理であ
る。
【0041】このときの制御信号は、固定機51の制御
部57が、送受信部53を制御して信号を作成し、アン
テナ54から電波として送出する。移動機61では、ア
ンテナ63がそれを受信し、送受信部62が、その情報
を制御部67に通知する。
【0042】なお、固定機51と移動機61の通信プロ
トコルについては、従来のコードレスシステムと同じで
あるので説明を省略する。
【0043】もし、どの固定機に対しても応答がない場
合には、そのときの対処方法を見て(S1006)、利
用者に通知したり(S1007)、着信先を変更したり
する(S1008)。
【0044】なお、利用者に通知する方法とは、特定
電話機に、移動機と通信不能の旨を表示器34やスピー
カ35を制御して表示、表音する、特定電話機に、利
用可能な近くの端末番号を通知するなどであり、これら
は、システム運用データとして、利用者が選択可能であ
る。なお、この選択に関しては、従来と同様であるの
で、説明を省略する。
【0045】このようにして、全ての移動機について、
処理を行ったら(S1009、S1010)、他の1分
毎の処理(時刻表示など)を行う(S1011)。
【0046】(3)不在転送を解除したとき。
【0047】S102において、イベントが不在転送解
除のときは、転送先電話機の自動追尾フラグをクリアし
て(S111)、転送のための制御情報をクリアする
(S112)。
【0048】なお、本発明は、以上の第1実施例に限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0049】例えば、1分割り込み時に行っている管理
固定機の更新を、不在設定や着信モードという設定動作
時に行ってもよい。
【0050】また、利用者が手動で着信端末を設定する
場合だけではなく、システムが自動的に着信モードを変
更する場合に対応してもよい。
【0051】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0052】この第2実施例は、比較的低速で移動する
ことが想定される低出力無線端末の位置情報登録方式に
関するものである。
【0053】従来、低速での移動が想定されるマイクロ
セル方式の無線システム(システムコードレス電話等)
では、無線端末の移動に伴う位置情報の変化の検出、位
置情報の登録法として、以下のようなものが知られてい
る。
【0054】(1)無線端末の携帯者が、移動時に何ら
かの操作を行い、手動で位置情報の登録を行う。
【0055】(2)固定無線局からのポーリング信号
に、無線端末が受動的に応答することにより、自動で位
置情報の登録を行う。
【0056】しかしながら、上記(1)の方式では、位
置情報の変化の検出を人間の操作に頼っているため、移
動時に操作を忘れると、位置情報の信頼性が著しく低下
するとともに、登録済無線ゾーンの消失(登録対象固定
無線局が他の無線端末と接続状態になった場合)を無線
端末の携帯者が認知することは難しく、他の固定無線局
に対して登録操作を行うのが難しいという欠点があっ
た。
【0057】また、上記(2)の方式では、ポーリング
信号の管理を固定無線局や無線局を管理する制御装置で
行っているため、ポーリング信号を漏らさず受信する必
要があり、無線端末は常に受信状態で待機する必要があ
った。
【0058】そこで、この第2実施例では、無線端末に
おけるポーリング信号受信の負担を軽減して省電力化を
図り得るとともに、使用者に煩わしさを与えることな
く、確実な位置情報登録方式を提供するものである。
【0059】図10は、本実施例の概念を取り入れた位
置情報登録シーケンスチャートであり、図11は、図1
0のシーケンスチャートに示す登録変更が必要となるサ
ービスゾーン間移動の概念を示す説明図である。
【0060】図11に示すシステムは、制御装置(C
E)209の下に管理される固定無線局(BS1)21
0、固定無線局(BS2)211、無線端末(PT)2
12よりなるシステムにおいて、無線端末(PT)21
2が、固定無線局(BS2)211の形成するサービス
ゾーンから固定無線局(BS1)210の形成するサー
ビスゾーンへ移動した状況を示している。
【0061】また、図10において、信号201は、一
連の登録処理のトリガである“起動要求信号”であり、
信号202は、信号201のAckであるとともに、固
定無線局の内部タイマの状況(時刻など)を無線端末
(PT)212に通知する“起動応答信号”である。ま
た、信号203は、位置情報の登録を要求する“登録要
求信号”であり、信号204は、位置情報をCEに要求
する“登録要求コマンド”である。さらに、信号205
は、固定無線局の識別ID等を一定期間で無線端末(P
T)212に通知する“報知信号”である。
【0062】期間206は、信号205を受信するため
の“報知信号受信期間”であり、期間207は、受信処
理を休止する“静止期間”である。また、期間208
は、有効な位置登録情報が無線端末(PT)212に存
在しない“登録未確定待機期間”である。
【0063】本実施例における位置情報登録の流れは以
下のようになる。
【0064】1.登録未確定待機期間(電源投入時や移
動時等)において、無線端末(PT)212は、まず起
動要求信号を送信する。
【0065】2.起動要求信号を規定電界強度以上で受
信した固定無線局は、無線端末(PT)212に対して
起動要求応答信号を返送する。
【0066】なお、同信号には、固定無線局毎の識別I
D、固定無線局内部のタイマ状況、固定無線局が送出す
る報知信号の送出周期を、パラメータとして付加して通
知する。
【0067】3.起動要求応答信号を規定電界強度以上
で受信した無線端末(PT)212は、自己の内部タイ
マを当該固定無線局のタイマに同期させ、報知信号の送
出周期をもとに、無線端末(PT)212の静止期間と
報知信号受信期間の設置を行った後、当該固定無線局に
対して登録要求信号を送信した後、当該固定無線局から
の報知信号を待つ。
【0068】当該固定無線局からの報知信号の受信し、
上記信号に自己の識別情報が付加されていることを確認
することにより、無線端末(PT)212は有効位置情
報を持ったと判断するので、初回の報知信号を受信する
までは、報知信号受信期間、静止期間を用いた制御は行
わない。
【0069】4.登録要求信号を受信した固定無線局
は、制御装置(CE)209に対して登録要求コマンド
を送出して、当該無線端末(PT)212の接続が可能
であることを通知する。
【0070】5.登録要求コマンドを受け付けた制御装
置(CE)209は、無線端末(PT)212の接続対
象先として、コマンド送出元の固定無線局を登録する。
【0071】6.報知信号受信期間の間に固定無線局よ
りの報知信号が受信できている間は、有効位置情報を持
った状態を継続する。
【0072】報知信号受信期間の間に固定無線局よりの
報知信号が受信できなくなった際、有効位置登録情報が
無くなったと判断し、上記1.の位置登録未確定期間の
処理から再開される。
【0073】以上のような位置情報登録方式により、以
下のような効果が得られる。
【0074】(1)自動位置登録方式なので使用者は、
登録操作を意識することなく無線端末を使用できるの
で、使用者の利便性が向上する。(2)静止期間を設け
ているため、バッテリのセービング等が容易である。
【0075】次に、本発明の第3実施例として、上記図
11に示したゾーン移動の概念の他に、本位置登録方式
で対応可能なサービスゾーン消滅の概念を図12に示
す。
【0076】図12において、図11に示す制御装置
(CE)209、固定無線局(BS1)210、固定無
線局(BS2)211、無線端末(PT)212に加え
て、新たな無線端末(PT)213を有する。
【0077】そして、固定無線局(BS1)と固定無線
局(BS2)の形成するサービスゾーンがオーバーラッ
プしており、そのオーバーラップゾーンに無線端末(P
T)が存在し、固定無線局(BS2)211に対して位
置登録を完了している状況下で、無線端末(PT)21
3が固定無線局(BS2)211を通話などで占有する
ことで、登録対象先のサービスゾーンが消滅する事象を
示している。
【0078】この事象では、登録対象先の固定無線局
(BS2)211からの報知信号が、無線端末(PT)
213の占有に伴い消失する。無線端末(PT)212
は、上記報知信号の消失を感知し、有効位置登録が無く
なったと判断し、再登録処理を自律的に行うため、この
事象におけるシーケンスも図10に示したのと全く同じ
になる。
【0079】上記のように、同一ゾーン内に複数の固定
無線局が存在する場合に、本発明を用いることにより、
従来の使用者の操作に頼る方式では検知が困難であった
他の端末の占有に伴う接続対象固定無線局の変更(接続
ルート変更)も自動的に行うことが可能となる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、移動機と通信可能な固定機を所定の管理方法
で管理する管理手段と、上記移動機のみが着信先となる
場合に、上記管理方法を変更する管理方法変更手段と、
移動機と固定機が通信不能の場合に、その旨を利用者に
通知するとともに、運用データを変更する運用データ変
更手段とを備えたことにより、着信先に指定した移動機
の状態を気にすることなく、内線不在転送や外線着信モ
ードの変更を行うことができ、使い勝手を向上できる効
果がある。
【0081】また、本発明の請求項2によれば、無線端
末が、登録対象先固定無線局からの報知信号を正常なタ
イミングで受信している場合には、現在の位置登録情報
が有効であると判断して状態を継続し、上記報知信号を
受信できない場合と、上記登録対象先固定無線局の識別
情報をもたない場合、起動要求信号を送出し、再度タイ
マ同期処理を開始するようにしたことから、無線端末に
上記報知信号の受信処理を休止する静止期間を設定する
ことが可能であるので、無線端末の省電力化が容易とな
るという効果がある。
【0082】また、接続可能な固定無線局との関係の変
化を自動的に判定するので、使用者に手動操作の煩わし
さを与えないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記第1本実施例のボタン電話装置の主装置を
示すブロック図である。
【図3】上記第1本実施例のボタン電話装置に収容され
る専用電話機を示すブロック図である。
【図4】上記第1本実施例のコードレスシステムの固定
機を示すブロック図である。
【図5】上記第1本実施例のコードレスシステムの移動
機を示すブロック図である。
【図6】上記第1実施例における内線用の運用データを
示す説明図である。
【図7】上記第1実施例における外線用の運用データを
示す説明図である。
【図8】上記第1実施例における動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】上記第1実施例における動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】本発明の第2実施例の概念を取り入れた位置
情報登録シーケンスチャートである。
【図11】上記第2実施例において、登録変更が必要と
なるサービスゾーン間移動の概念を示す説明図である。
【図12】本発明の第3実施例において、登録対象先の
サービスゾーン消滅の概念を示す説明図である。
【符号の説明】
11…主装置、 31…専用電話機、 51…固定機、 61…移動機、 81…アナログ一般電話機、 82…ISDN電話機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線にて通信を行う固定機と移動機から
    なるコードレスシステムと、上記コードレスシステムを
    管理して収容するコードレスシステム収容手段と、専用
    電話機や一般電話機を収容する電話機収容手段と、運用
    データを設定、保持するデータ記憶手段とを有する電話
    交換装置において、 上記各移動機と通信可能な固定機を所定の管理方法で管
    理する管理手段と、上記移動機のみが着信先となる場合
    に、上記管理方法を変更する管理方法変更手段と、移動
    機と固定機が通信不能の場合に、その旨を利用者に通知
    するとともに、運用データを変更する運用データ変更手
    段とを備えたことを特徴とする電話交換装置。
  2. 【請求項2】 通信制御装置と、この通信制御装置と有
    線通信により接続される複数の固定無線局と、この固定
    無線局が統括するサービスゾーン内で無線回線によって
    接続される複数の無線端末で構成されるシステムにおい
    て、 上記固定無線局と無線端末は、内部に個別のタイマを有
    し、 上記固定無線局は、上記無線端末からの起動要求信号を
    受信すると、上記タイマに基づいて一定周期で自己の識
    別情報を報知する報知信号を送信する手段と、当該無線
    端末に対して上記報知信号の送信周期と内部のタイマの
    状態を通知する起動要求応答信号を間欠送信する手段
    と、上記無線端末からの登録要求信号を受信した際、上
    記通信制御装置に登録要求コマンドを送出する手段とを
    有し、 上記無線端末は、内部に登録対象先固定無線局の識別情
    報を記憶する手段と、上記固定無線局に対して報知信号
    の送信を促す起動要求信号を送信する手段と、上記起動
    要求応答信号にて通知される報知周期に上記内部タイマ
    を同期させる手段と、受信した報知信号から固定無線局
    の識別情報を認識する手段と、上記固定無線局に対して
    位置登録要求信号を送出する手段とを有し、 上記無線端末が、上記登録対象先固定無線局からの報知
    信号を正常なタイミングで受信している場合、現在の位
    置登録情報が有効であると判断して状態を継続し、上記
    報知信号を受信できない場合と、上記登録対象先固定無
    線局の識別情報をもたない場合、起動要求信号を送出
    し、再度タイマ同期処理を開始することを特徴とする位
    置情報登録方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU750793B2 (en) * 1999-08-11 2002-07-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of registering home-zone location in portable radio telephone

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU750793B2 (en) * 1999-08-11 2002-07-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of registering home-zone location in portable radio telephone

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