JP2887006B2 - コードレス通信システム - Google Patents

コードレス通信システム

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JP2887006B2 JP12372791A JP12372791A JP2887006B2 JP 2887006 B2 JP2887006 B2 JP 2887006B2 JP 12372791 A JP12372791 A JP 12372791A JP 12372791 A JP12372791 A JP 12372791A JP 2887006 B2 JP2887006 B2 JP 2887006B2
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實 尾方
真二 土田
雄一朗 筒井
俊次 荒井
茂 廣木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の内線、外線を収
容し、回線交換を行なう主装置と、前記主装置の内線に
接続される複数の固定機と、前記複数の固定機に無線回
線を介して接続される複数の移動機とにより構成される
コードレス通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コードレス電話構内交換機により
統括されているコードレス電話機の電源スイッチがオン
又はオフにされたとき、コードレス電話機は電源オン又
は電源オフの情報をコードレス構内交換機へ送信し、コ
ードレス電話構内交換機は電源オン又は電源オフの情報
を記憶し、コードレス電話機の呼び出し信号を受けたと
き、コードレス電話構内交換機は呼び出される当該コー
ドレス電話機に関する情報が電源オンの場合にだけ呼び
出し動作を行うことが知られていた。
【0003】また、従来、親機と子機とが無線通信によ
って接続されたコードレス電話機において、着信があっ
た時には子機を呼出し、子機の電源スイッチがオフ状態
であった場合には、子機からの応答がないために、親機
が子機の呼出しを中止し、自ら着信音を出力することが
知られていた。さらに、子機の電源スイッチがオフから
オンの切り換わった時、子機が親機にアクセスし、親機
が、子機を親機の現在のモードに対応したモードとする
ことが知られていた。この場合、親機が着信モードの場
合には、子機も着信モードとなり着信音を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、電
源がオフの場合にだけ呼び出し動作を行うようにする
と、コードレス電話機の使用者は、着信を知ることがで
きないので、応答することができなかった。
【0005】また、子機を呼び出してから子機からの応
答がなかった場合に、親機が着信音を出力するようにす
ると、子機と親機のどちらで着信音を出力するか決定す
るまでに時間がかかってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
内線、外線を収容し、回線交換を行なう主装置と、前記
主装置の内線に接続される複数の固定機と、前記複数の
固定機に無線回線を介して接続される複数の移動機とに
より構成されるコードレス通信システムにおいて、前記
移動機は、電源スイッチの操作により電源情報を前記固
定機に送信し、前記固定機は、前記移動機の電源がオン
かオフかを記憶する記憶手段を有し、前記主装置から着
信が通知された場合、前記記憶手段により前記移動機の
電源がオンであると該移動機に着信を通知し、一方、前
記記憶手段により前記移動機の電源がオフであると呼出
音を可聴出力し、さらに、前記電源がオンの移動機への
着信の通知が終了すると制御チャンネルの使用が終了し
たことを前記主装置へ通知し、前記主装置は、前記固定
機の1つに着信を通知した後に、該固定機から制御チャ
ネルの使用が終了したことの通知を受けると、前記固定
機の他の1つに着信を通知する様にしたものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明実施例のシステム構成図であ
る。図において、101は一般加入者回線、102は複
数の内線、外線を収容し、回線の交換制御機能を有する
主装置、103は内線、104は固定機、105は移動
機で、主装置102との固定機104は内線(有線)1
03で、移動機105と固定機104とは無線で接続さ
れている。106は内線、107は専用電話機で、主装
置102と専用電話機107とは内線(有線)106に
よって接続されている。
【0008】図2は主装置102の構成図で、101は
一般加入者回線、201は外線インターフエースで外線
からの着信、外線への発信処理を司る。202は内線イ
ンターフエースで、内線103、106に接続された専
用電話機107や固定機104に対して着信の報知をし
たり、該機器からの発信要求に対する処理を司る。20
3は交換部で外線、内線の通話路をスイツチにより接続
する。204は交換制御部で、前述の201、202、
203を監視、制御し、交換機としての機能を達成す
る。
【0009】図3は固定機の構成図である。図において
103は主装置102と接続するための内線、301は
主装置102と制御信号および音声信号の送信、受信を
するためのインターフエース部で、信号の伝送方式はア
ナログ又はデイジタル方式である。302は音声処理回
路、303は移動機105と無線で制御信号および音声
の送信、受信をするための無線回路を有する変復調部、
304はアンテナ、305は主装置102と制御信号の
授受をするための回線側制御信号送受信回路、306は
移動機と制御信号の授受をするための制御信号送受信回
路である。307は各種各部の状態等を記憶しておく為
のメモリー、308は前述各部の制御監視を司る制御
部、、309は電源部、310は設定キー等のキー入力
部、311は固定機の呼出符号を記憶しておく識別RO
M(リードオンリメモリ)、312は液晶表示器、LE
D等により構成される表示出力部、313は表示出力を
可聴出力するためのスピーカである。
【0010】図4は移動機の構成図であり、401は無
線信号を送信、受信するためのアンテナ、402はアン
テナを介して固定機と無線で制御信号及び音声の送信、
受信をするための変復調部、403は音声処理回路、4
04は受話器、405は送話器、406は変復調部を介
して固定機と制御信号の授受をする為の制御信号送受信
回路、407は各部の制御監視を司る制御部、408は
呼出符号を格納しておく識別ROM、409は液晶表示
器、発光ダイオード等により構成される表示出力部で、
410は表示出力を可聴出力する為のスピーカ、411
はダイヤル番号等を入力するためのキーパツド等により
構成されるキー入力部、412は電源部で、413の電
源スイツチ413のオンで立上る。電源の立下げは電源
スイツチ413をオフとすると制御部407からの制御
信号により実施されるものである。
【0011】以上、図1から図4で本発明実施例の構成
を説明した。
【0012】次に本発明実施例の動作についてフローチ
ヤートを用いて説明する。
【0013】図5は本発明実施例において外線からの着
信が有った場合の主装置102の動作を説明する為のフ
ローチヤートである。
【0014】主装置102の交換制御部204は通常、
外線からの着信信号が到来するのを監視している。着信
信号が検出されるとステツプS501へ進み、予め指定
されている特定の1つの固定機に対して着信の通知を行
う。一方固定機は制御チヤンネルを使用して移動機に着
信を通知する。
【0015】固定機は制御チヤンネルの使用を終了する
と主装置102にその旨通知する。
【0016】ステツプS502で主装置102の交換制
御部204は固定機から制御チヤンネル使用終了の通知
を受けると、ステツプS503へ進み、他に着信を通知
すべき固定機が有るか否か判断する。着信を通知すべき
他の固定機が有れば、ステツプS504で固定機を指定
し、再びステツプS501へ進む。
【0017】ステツプS503において着信の通知をす
べき固定機への通知が終了したら、交換制御部204は
ステツプS505へ進み、外線からの着信が終了してい
るか否かを監視する。ここで、主装置101への着信が
終了している場合には、ステツプS506で全ての固定
機に着信の終了を通知し、他の処理へ移行する。ステツ
プS505で主装置101への着信が継続している場合
には、ステツプS507へ進み、固定機から着信に対す
る応答が有るか否かを監視する。ここで応答が無い場合
には、ステツプS505、S507のループで着信継
続、応答の監視をする。
【0018】ステツプS507において応答が発生した
場合には、交換制御部204は応答した固定機に対して
ステツプS508で通話路を形成し、ステツプS509
で他の固定機に対して着信の終了を通知した後、他の処
理へと移行する。
【0019】図6は、前述図5の説明のステツプS50
2において主装置102が固定機から制御チヤンネル使
用終了の通知を待っている間の固定機の動作を説明する
為のフローチヤートである。
【0020】まずステツプS601で主装置102より
着信の通知が有ると制御部308はステツプS602へ
進み、着信を通知すべき移動機を指定して、ステツプS
603へ進む。ここで制御部308は固定機内のメモリ
307を参照し、指定した移動機の電源がオンであるか
オフであるかを確認し、オンであればステツプS604
へ進み、指定した移動機に対して制御チヤンネルを用い
て着信を通知する。一方、ステツプS603で移動機の
電源がオフであれば、ステツプS604を飛ばしてステ
ツプS605へ進む。
【0021】制御部308は、ステツプS605で他に
着信を通知すべき移動機の有無を判断し、ある場合は、
ステツプS606で着信の通知が済んでいない他の移動
機を指定し、再びステツプS603へ戻る。ステツプS
605で着信の通知をすべき他の移動機が無い場合に
は、ステツプS607へ進み、着信を通知すべき移動機
が全て電源オフの状態であった場合にはステツプS60
8で固定機104の有するスピーカ313で呼出音を出
力し、ステツプS609へ進む。これにより、全ても移
動機の電源がオフであっても、固定機の出力する呼出音
を聞いてから移動機の電源を投入して、移動機により着
信に対して応答をすることが可能である。
【0022】ステツプS609で、固定機の制御部30
8は主装置102へ制御チヤンネルの使用が終了したこ
とを通知する。これにより他の固定機が制御チヤンネル
を使用することが可能となる。そして、制御部308は
ステツプS610へ進み、いずれかの移動機で着信に対
する応答が発生したか否かの監視をする。応答が発生し
ない場合はステツプS611へ進み、主装置102から
着信終了の通知がきたか否かを監視する。ステツプS6
11において、他の固定機に属する移動機による応答、
あるいは主装置102に接続された有線式の専用電話機
107等による応答、或いは発呼側での途中放棄により
着信が終了した場合には、ステツプS612へ進み、本
固定機に属する全ての移動機に着信の終了を通知して他
の処理へ移行する。
【0023】又、ステツプS610において本固定機に
属する移動機から着信に対する応答が発生した場合に
は、ステツプS613で固定機の制御部308は主装置
102に対して応答の通知をする。そして、ステツプS
614で応答した移動機と主装置102の間に通話路を
設定し、応答した移動機以外に対して着信の終了をステ
ツプ615で通知し、他の処理へ移行する。
【0024】図7は移動機の電源を立上げ/立下げした
時の状態変化を固定機に通知する手順について説明をす
る為のフローチヤートである。
【0025】ステツプS701で移動機の電源がオペレ
ータの電源スイツチ413の操作により投入されると、
制御部407はステツプS702へ進み、制御チヤンネ
ルが他の固定機や移動機により使用されているか否かを
判断する。制御部407は制御チヤンネルが空いている
場合はステツプS703へ進み、制御チヤンネルを介し
て電源オン情報と識別情報(自機ID)を固定機に送信
する。そしてステツプS704で固定機より電源オン情
報登録確認信号を受信するとステツプS705へすす
む。
【0026】ステツプS705は通常の発信スタンバイ
状態であり、固定機に該移動機の電源オン状態が登録さ
れていれば、着信に関してもスタンバイ状態にある。該
固定機に電源オン状態が登録されたか否かはステツプS
704で確認できるので、もし確認の受信が失敗に終っ
た場合には適当な時間経過後にステツプS702に戻
る。
【0027】スタンバイ状態では、ステツプS706で
発信/着信の有無を監視している。移動機のキー入力等
により発信の要求が発生したり、固定機からの着信の通
知が到来した場合にはステツプS708へ進み、発信/
着信処理及びダイヤリング、通話をする。通話終了後再
びステツプ、S705、S706、S709のスタンバ
イ状態のループに戻る。
【0028】ステツプS709で、制御部407は電源
スイツチ413による電源オフを指示するキー入力の有
無を監視しており、指示が発生した場合にはステツプS
710へ進む。ステツプS710で制御チヤンネルが使
用可能か否か監視して、使用不可能である場合はステツ
プS711でタイムアウトが発生するか否かの判断をす
る。タイムアウトでない場合はステツプS710に戻
る。ステツプS711でタイムアウトの場合、制御部4
07はステツプS713へ進み、電源をオフして終了す
る。
【0029】ステツプS710において、制御チヤンネ
ルが使用可能である場合にはステツプS712へ進み、
主制御部407は電源オフ情報と識別情報を固定機へ送
信して、ステツプS713で電源をオフして終了する。
【0030】又、図7のステツプS704で固定機から
確認信号の受信に失敗した場合には、一定時間間隔でリ
トライを試み、一定回数以上失敗を繰りかえした場合
に、電波到達圏外である旨、表示する。
【0031】図1のシステム構成において、一の固定機
に属する移動機の数は複数でなく一台であってもよい。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、複数の内線、外線
を収容し、回線交換を行なう主装置と、前記主装置の内
線に接続される複数の固定機と、前記複数の固定機に無
線回線を介して接続される複数の移動機とにより構成さ
れるコードレス通信システムにおいて、前記移動機は、
電源スイッチの操作により電源情報を前記固定機に送信
し、前記固定機は、前記移動機の電源がオンかオフかを
記憶する記憶手段を有し、前記主装置から着信が通知さ
れた場合、前記記憶手段により前記移動機の電源がオン
であると該移動機に着信を通知し、一方、前記記憶手段
により前記移動機の電源がオフであると呼出音を可聴出
力し、さらに、前記電源がオンの移動機への着信の通知
が終了すると制御チャンネルの使用が終了したことを前
記主装置へ通知し、前記主装置は、前記固定機の1つに
着信を通知した後に、該固定機から制御チャネルの使用
が終了したことの通知を受けると、前記固定機の他の1
つに着信を通知することにより、前記固定機が、前記記
憶手段により前記移動機の電源がオフであると呼出音を
可聴出力するので、電源がオフの移動機に着信を通知す
るために無駄な手順を行なうことなく、移動機の使用者
に着信を知らせるための処理を短時間に終了することが
できる。本発明では、特に、前記主装置が、前記固定機
の1つに着信を通知した後に、該固定機から制御チャネ
ルの使用が終了したことの通知を受けると、前記固定機
の他の1つに着信を通知しているので、着信を通知する
ための処理を短時間に終了することができる本発明の効
果は、このような複数の移動機に着信を通知する場合に
特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシステム構成図である。
【図2】実施例の主装置の構成図である。
【図3】実施例の固定機の構成図である。
【図4】実施例の移動機の構成図である。
【図5】実施例の主装置の動作を説明する為のフローチ
ャート図である。
【図6】実施例の固定機の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
【図7】実施例の移動機の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
【符号の説明】
101 有線回線 102 主装置 104 固定機 105 移動機 204 交換制御部 306 制御信号送受信回路 307 メモリ 308 制御部 311 識別ROM 406 制御信号送受信回路 407 移動機制御部 408 識別ROM 412 電源部(バッテリー) 413 電源スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 筒井 雄一朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 荒井 俊次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 廣木 茂 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−232532(JP,A) 特開 平2−222223(JP,A) 特開 平2−26424(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/00 H04B 7/26 109 H04Q 3/58 107

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の内線、外線を収容し、回線交換を
    行なう主装置と、前記主装置の内線に接続される複数の
    固定機と、前記複数の固定機に無線回線を介して接続さ
    れる複数の移動機とにより構成されるコードレス通信シ
    ステムにおいて、 前記移動機は、電源スイッチの操作により電源情報を前
    記固定機に送信し、 前記固定機は、前記移動機の電源がオンかオフかを記憶
    する記憶手段を有し、前記主装置から着信が通知された
    場合、前記記憶手段により前記移動機の電源がオンであ
    ると該移動機に着信を通知し、一方、前記記憶手段によ
    り前記移動機の電源がオフであると呼出音を可聴出力
    し、さらに、前記電源がオンの移動機への着信の通知が
    終了すると制御チャンネルの使用が終了したことを前記
    主装置へ通知し、 前記主装置は、前記固定機の1つに着信を通知した後
    に、該固定機から制御チャネルの使用が終了したことの
    通知を受けると、前記固定機の他の1つに着信を通知す
    ることを特徴とするコードレス通信システム。
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US5706339A (en) * 1994-11-30 1998-01-06 At&T Technique for use in processing personal telephone calls

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