JP2532984B2

JP2532984B2 - 無線通信装置

Info

Publication number: JP2532984B2
Application number: JP2252224A
Authority: JP
Inventors: 慶宏佐々木
Original assignee: Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Denki Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Denki Co Ltd
Priority date: 1990-09-21
Filing date: 1990-09-21
Publication date: 1996-09-11
Anticipated expiration: 2011-09-11
Also published as: JPH04130832A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、親機を複数台の子機で共用するコードレス
電話機のような無線通信装置に関する。

（ロ）従来の技術近年、１台の親機を複数台の子機で共用するコードレ
ス電話機が注目をあびている。ところで、このようなコ
ードレス電話機にあっては、親機から夫々の子機を同時
に制御する場合、親機からの制御信号に対して夫々の子
機が同時に応答信号を送信すると、混信するため、例え
ば特開昭63−9239号公報に開示されているように、夫々
の子機のうちの１台の対応した制御信号を送信した後、
その子機から応答信号の返送があれば、その他の子機に
対応した制御信号を送信するようにしている。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかし、上記構成では、親機と特定の子機との制御信
号、応答信号の授受がなされた後に他の子機との通信を
開始するので、所定時間内（一般にコードレス電話機
は、制御信号に関する通信時間が定められている）に親
機から子機をアクセスできる回数が少なく、多数の子機
を有するものには好ましくなかった。

又、子機は、電池寿命を延ばすため、間欠的に親機か
らの信号をチェックしている。しかし、一回で送信され
る信号が短いと、休止時間を短くする必要があり、電池
寿命の延長が短いものとなった。

（ニ）課題を解決するための手段本発明の無線通信装置は、１台の親機と、夫々異なる
個別番号が割り当てられた複数台の子機とを有し、前記
親機から夫々の子機を制御する場合、前記親機は、夫々
の子機に対応した制御信号を連続的に送信し、夫々の子
機は、自己に対応する制御信号の受信後、次の制御信号
の送信が完了するまでに応答信号を親機に送信するもの
である。

（ホ）作用本発明は、上記の様に構成したものであるから、親機
と特定の子機との制御信号、応答信号の授受がなされる
か否かに拘らず、親機からは夫々の子機に対応した制御
信号が連続的に送信されることになる。

（ヘ）実施例本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図は
本発明のコードレス電話機のブロック図で、（１）は電
話回線（Ｌ）に接続された親機、（２−１）（２−２）
…（２−ｎ）は前記親機（１）と無線で接続される子機
で、夫々に個別番号（以下ID）が割り当てられている。

第２図は親機（１）のブロック図で、（３）は子機
（２−１）（２−２）…（２−ｎ）よりの信号を受信す
る受信回路で、受信信号がネットワーク回路（４）を介
して電話回線（Ｌ）に供給されている。（５）は電話回
線（Ｌ）よりの音声信号がネットワーク回路（４）を介
して供給される送信回路で、子機に向けて送信するよう
構成されている。（６）は外線からの呼出し時のベル信
号を検出するベル信号検出回路で、検出出力が制御回路
（７）に供給されている。（７）は親機全体の制御を行
なう制御回路で、受信回路（３）よりの受信信号に含ま
れている子機よりの回線接続要求信号及び電話番号デー
タの検出で、ネットワーク回路（４）内の図示されてい
ないスイッチ接点を閉成して電話回線を接続し、又電話
番号データに基づきダイヤル信号を発生しダイヤル発信
するよう制御する。

第３図は、子機（２−１）のブロック図で（他の子機
も構成は同一である）、（８）は親機（１）よりの信号
を受信する受信回路で、受信された信号はアンプ
（９）、受話用スピーカ（10）を介して拡声される。
尚、待機時、受信回路（８）は間欠的に親機（１）から
の信号をチェックするよう構成されている。（11）は子
機よりの信号を親機（１）に向けて送信する送信回路
で、送信用のマイクロホン（12）の出力信号と、制御回
路（15）よりの出力信号が供給されている。（13）は、
呼出し音を発生する呼出し音発生回路で、制御回路（1
5）の出力により作動する。（14）は呼出し用スピーカ
である。（15）は子機全体の制御を行なう制御回路で、
キーボード（16）よりのキー信号に基づき、親機（１）
に向けて制御信号並びにダイヤル信号を送信するよう制
御する。

上記構成において、親機（１）が制御チャンネルを使
用して各子機（２−１）（２−２）…（２−ｎ）に通話
チャンネルの指示を行ない、親子間で通信回線を形成す
る場合、第４図に示すように親機（１）は通話チャンネ
ルデータに各子機（２−１）（−２）…（２−ｎ）に対
応するIDデータを付加した制御信号（C₁,C₂…Cn）を連
続的に送信する。これに対して、各子機（２−１）（２
−２）…（２−ｎ）は自己に対応するIDデータを含む制
御信号を受信すると、その制御信号の送信終了後からそ
の次の制御信号の送信終了までに応答信号としてIDデー
タを返送することになる。当然ながら、応答信号は、制
御信号に比べ短い時間で送信完了できる構成となってい
る。

尚、親機（１）は、C₁〜Cnの制御信号を送信後、予め
定められた時間になっていない時は、再度C₁〜Cnの制御
信号を送信し、そしていずれかの子機から応答信号の返
送があれば予め定められた時間に達していなくとも所定
時間経過後に制御信号の送信を停止することになる。こ
れは、なるべく親機と子機の通話チャンネルによる通信
回線が接続されるまでの時間を短くしようとの配慮によ
るものである。

又、通話チャンネルによる通信回線の形成後、親機
（１）から夫々の子機（２−１）（２−２）…（２−
ｎ）に着信検出信号を含む制御信号を送信する場合も、
上記の場合と同様であるが、一旦通話チャンネルに入る
と子機からはIDデータを送信する必要がないので、子機
からは応答信号として搬送波のみを前述したタイミング
で送信し、親機（１）では電界の検出を行ない、応答信
号の検出を行なうようにしている。これは、データで応
答信号を構成した場合、外部要因によりデータが破壊さ
れると、子機が存在しないと判断されるが、電界検出で
はこのような自体は発生しないからである。

（ト）発明の効果本発明は、上記の様に、親機と特定の子機との制御信
号、応答信号の授受がなされるか否かに拘らず、親機か
らは夫々の子機に対応した制御信号を送信し、そして子
機は自己に対応する制御信号の受信後、次の制御信号の
送信が完了するまでに応答信号を親機に送信するように
したものであり、所定時間内における子機のアクセス回
数を増すことができ、従来より多数の子機を設けること
ができる。又、一回で送信する信号が従来に比べて非常
に長くなり、間欠駆動における休止時間を長くすること
ができ、電池寿命を従来に比べ長くすることができる。
更に、親機は応答可能な全ての子機からの応答信号を受
信する必要はないものとして、１台の子機からの応答信
号を受信すると応答信号の所定時間の待機を止める。こ
のために、親機は早く制御信号の送信を終了し子機を鳴
動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のコードレス電話機のブロック図、第
２図は、同じく親機のブロック図、第３図は、同じく子
機のブロック図、第４図は、同じく動作説明図である。（１）……親機、（２−１）（２−２）（２−ｎ）……
子機。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】１台の親機と、夫々異なる個別番号が割り
当てられた複数台の子機とを有し、前記親機から夫々の
子機を制御する場合、前記親機は、夫々の子機に対応し
た制御信号を連続的に送信し、夫々の子機は、自己に対
応する制御信号の受信後、次の制御信号の送信が完了す
るまでに応答信号を親機に送信し、前記親機は前記いず
れか１台の子機からの応答信号を受信するまで所定時間
待機することを特徴とする無線通信装置。