JPH0757734B2 - 鎮静用香料組成物および香粧品 - Google Patents

鎮静用香料組成物および香粧品

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JPH0757734B2 JP2270721A JP27072190A JPH0757734B2 JP H0757734 B2 JPH0757734 B2 JP H0757734B2 JP 2270721 A JP2270721 A JP 2270721A JP 27072190 A JP27072190 A JP 27072190A JP H0757734 B2 JPH0757734 B2 JP H0757734B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定の生理活性を有する精油とその生理活性
を増強する作用を有する精油とを組み合わせてなる香料
組成物、およびその香料組成物を含有する香粧品に関す
る。
[従来の技術] 古くから民間に伝わってきた芳香療法においては、例え
ばロバート・ティスランド著,高山林太郎訳「アロマテ
ラピー」(フレグランスジャーナル社,1985年)に記載
されているとおり、或る特定の症状に対して或る特定の
精油が有効であることが知られている。例えば、片頭痛
に対してはレモン油が効果があり、食欲不振にはバジル
油が有効であること等が知られている。更に、最近では
芳香療法の科学的分析が進められており、例えば、特開
昭61-267526号公報には或る種の精油について従来使用
されていた濃度よりもかなり低濃度で香気成分を投与す
るとストレス緩和効果があること、特開昭63-199293号
公報には或る種の天然精油が或る濃度以上で覚醒作用を
示すこと、そして特開平1-254628号および特開平1-2546
29号公報には或る種の天然精油からの特定蒸留分画成分
のみでも鎮静または覚醒作用を示すことなどが記載され
ている。しかしながら、これらの各公報に記載の発明
は、いずれも民間伝承として知られていた或る特定の精
油に関する或る特定の作用についての知識をもとにし
て、その有効濃度や有効分画を単に決定したものに過ぎ
ず、新たな生理・薬理作用を教示するものではない。
複数の精油を組み合わせて使用することは、例えばシャ
ーリー・プライス著,高山林太郎訳「実践アロマテラピ
ー」(フレグランスジャーナル社,1987年)に、特定の
効果を有する1群の精油の中からいくつかの好みにあっ
た芳香を有する精油を組み合わせて使用することができ
る旨の記載があるのみで、或る精油が有する生理活性の
作用を増強することのできる精油についての開示はな
い。
一方、近年の社会生活の複雑化にともない、感染や器質
病変などの具体的な病因が見当たらないにもかかわら
ず、頭痛、胃腸の不調、不眠などの症状を訴える人が増
えており、ストレスがその原因と思われるものが多い。
この様な症状に対して、香気物質を用いた所謂芳香療法
の適用を考えることができるが、従来の芳香療法では或
る特定の症状に対して経験的に定められた或る特定の精
油を用いるという限定的な対応が支配的であり、その効
果も必ずしも満足できるものではなかった。従って、ス
トレス病のような複雑な病像を持つ症状に対しても有効
な芳香療法が待ち望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] ストレスによって症状が発現する機構は、例えば田中正
敏著「ストレスそのときの脳は?」(講談社,1987年)
などによれば、精神的肉体的ストレッサの影響により脳
内のノルアドレナリンなどが増加し、視床下部−下垂体
−副腎系が刺激され、その結果として各種の生理活性物
質、例えば副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)、副
腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、副腎皮質ホルモン、また
は副腎髄質ホルモンが異常放出され、これが引き金にな
って生体のホメオスタシスが破綻することが原因である
と言われている。従って、ストレスにより発現した特定
の症状を軽減させるためには、その具体的症状を軽減さ
せることができると従来から言われている特定の精油を
用いるだけでは十分ではなく、その症状の根源である生
体のホメオスタシスを正常化させることが必要であると
思われる。
本発明者は、前記の点を考慮しつつ、各種の精油の組み
合わせについて鋭意検討した結果、特定の症状に有効で
あることが従来から知られている精油の生理活性を増強
することができる一群の精油が存在することを見い出し
た。これらは鎮静作用を有する精油として知られている
もので、一般に脳神経に作用してその意識水準(覚醒
度)を低下させるものであり、本発明においては前記の
ホメオスタシスの正常化に寄与するものと考えられる。
本発明はかかる知見に基づくものである。
[課題を解決するための手段] 従って、本発明は、 (a)頭痛軽減性精油、安眠促進性精油、便秘軽減解消
性精油および食欲抑制性精油からなる群から選んだ生理
活性精油の少なくとも1種と (b)アニス油、サイプレス油、シダーウッド油、ショ
ウノウ油、ジュニパー油、タイム油、ヒソップ油、ベル
ガモット油、ユーカリ油、安息香油、乳香油、ターペン
タイン油、パイン油、セージ油、オレガノ油、カミルレ
油、クラリセージ油、シナモン油、ゼラニウム油、バラ
油、マージョラム油、ラベンダー油および没薬油からな
る群から選んだ活性増強精油の少なくとも1種と を含有することを特徴とする鎮静用香料組成物に関す
る。
更に本発明は、前記の香料組成物を含有することを特徴
とする鎮静用香粧品にも関する。
本発明の香料組成物は、前記のとおり、生理活性精油
(a)の少なくとも1種と活性増強精油(b)の少なく
とも1種との組み合わせからなる。
本発明で用いる生理活性精油(a)は、或る特定の症状
に有効である任意の精油である。これらの具体例につい
ては後述する。
一方、本発明で用いる活性増強精油(b)は前記の群に
含まれる精油であるが、これらは鎮静作用を有する精油
である。しかし、これらの活性増強精油(b)のいずれ
かを前記の生理活性精油(a)と組み合わせて使用する
と、その生理活性精油(a)の活性を増強・向上するこ
とができることは本発明者が初めて見い出したものであ
る。
本発明において活性増強精油(b)として用いることの
できる各精油は、本明細書に記載の名称によって示され
るものであれば特に制限されるものではないが、これら
の各精油を簡単に説明すれば以下のとおりである。
アニス油は、例えば、セリ科に属するPimpinella anisu
mの果実を水蒸気蒸留して得ることができる。この精油
は一般に香辛料、リキュールまたは医薬用などに用いら
れている[吉田利男,香料の事典,362(1980),朝倉書
店]。
サイプレス油は、例えば、ヒノキ科に属するCypressus
sempervirens L.var.stricta Ait.の枝葉を水蒸気蒸留
して得ることができる。この精油は各種の調合香料に用
いられている[亀岡弘,エッセンシャルオイルの化学,1
15(1990),裳華房]。
シダーウッド油は、例えばレバノンセダー(Cedrus lib
ani Barr.)、アトラスセダー(Cedrus atlantica Mane
tti)、ヒマラヤスギ(Cedrus deodara Loud.)、サザ
ンレッドセダー(Juniperus virginiana L.)またはビ
ャクシン(Sabina chinensis Ant.)などの材を水蒸気
蒸気して得ることができる。この精油は、例えばオリス
ベース、アンバーベースまたはレザーベースの調合香料
として用いられている[日本香料協会編,香りの百科,2
50(1989),朝倉書店]。
ショウノウ油は、クスノキ科のCinnamomum camphora Si
eb.)の幹、枝、葉または根を水蒸気蒸留して得ること
ができ、主成分はしょう脳であり、工業原料、医薬品、
防虫剤または香料などに用いられる[亀岡弘,エッセン
シャルオイルの化学,73(1990),裳華房]。
ジュニパー油は、例えば、セイヨウネズ(Juniperus co
mmunis L.)の果実を水蒸気蒸留して得ることができ
る。また、このセイヨウネズの果実はジンタイプアルコ
ール飲料の製造時に香味付けに用いられており、その際
にも副産物としてジュニパー油を得ることができる。こ
の精油は、フレグランス、洋酒、口中清涼剤などのフレ
ーバーとして用いられている[日本香料協会編,香りの
百科,214(1989),朝倉書店]。
タイム油は、例えば、シソ科に属するタイム(Thymus v
ulgaris L.)を水蒸気蒸留して得ることができ、ジャス
ミン、ヒヤシンス、バイオレットなどの天然香料の変調
剤として用いられ、更に石鹸、トニック、ローション、
コロン、口中清涼剤、歯磨き用香料として用いられてい
る[日本香料協会編,香りの百科,260(1989),朝倉書
店]。
ヒソップ油は、例えば、シソ科に属するヤナギハッカ
(Hyssopus officinalis L.)の葉または花穂などを水
蒸気蒸留して得ることができ、飲料、菓子などのフレー
バーのほか、化粧品にも用いられている[日本香料協会
編,香りの百科,323(1989),朝倉書店]。
ベルガモット油は、例えば、Citrus bergamia Risso et
Poit,N.O.Rutaceaeの果実から圧搾法によって得ること
ができ、主にトップノートの香料として化粧品に用いら
れている[日本香料協会編,香りの百科,370(1989),
朝倉書店]。
ユーカリ油は、例えば、フトモモ科に属するEucalyptus
globulus Labill.、Eucalyptus dives Schauer Type、
Eucalyptus macarthuri H.Deane et J.H.Maiden、Eucal
yptus citriodora Hookおよびこれらの近縁植物の葉を
水蒸気蒸留して得ることができ、咳止め、うがい、歯磨
きなどの口腔剤、殺菌剤、殺虫剤などの薬用、香料原
料、浮遊選鉱剤などに用いられている[亀岡弘,エッセ
ンシャルオイルの化学,122(1990),裳華房]。
安息香油は、例えば、エゴノキ科に属するStyrax tonki
nensis Craib et Hortwick、またはStyrax benoides Cr
aibの樹幹に切り口を付け、滲出固化した樹脂を水蒸気
蒸留またはエタノール抽出することによって得ることが
でき、香料、特に石鹸用香料として用いられている[日
本香料協会編,香りの百科,376(1989),朝倉書店]。
乳香油は、例えばフウロソウ目カンラン科に属する植物
であるBoswellia carterii Birdw、Boswelliafrereana
Birdw、Boswellia thurifera、Boswellia papyrifera H
ochst、Boswellia bhaudarjiana Birdw、Boswellia sac
ra Flueckiger、Boswellia serrata、またはBoswellia
glabraの樹皮より滲出する樹脂を水蒸気蒸留することに
よって得ることができ、フレグランス調合香料として用
いられている[日本香料協会編,香りの百科,65(198
9),朝倉書店]。
ターペンタイン油は、例えば、マツ科マツ属に属する植
物であるダイオウマツ(Pinus palustris Mill.)、カ
リバエマツ(Pinus caribaea Morelet)、フランスカイ
ガンマツ(Pinus pinaster Sol.)、オオシュウアカマ
ツ(Pinus silvestris L.)、アカマツ(Pinus densifl
ora Sieb.et Zucc.)またはクロマツ(Pinus thunbergi
i Parl.)などの樹幹または根に傷を与えると滲出する
樹脂を水蒸気蒸留することによって得ることができ、溶
剤、医薬、塗料、選鉱用起泡剤などの製造原料として、
あるいはテルペン系化合物の合成原料として利用されて
いる[日本香料協会編,香りの百科,291(1989),朝倉
書店]。
パイン油は、ダイオウマツ(Pinus palustris Mill.)
その他のマツ属植物の材のチップ状加工物を水蒸気蒸留
し、更に分別蒸留したもの、あるいは水蒸気蒸留後の廃
チップを溶剤抽出することによって得ることができ、香
料、製紙工業のサイズ剤などとして用いられている[日
本香料協会編,香りの百科,291(1989),朝倉書店]。
セージ油(サルビア油と称されることもある)は、例え
ば、シソ科に属するSalvia officinalis L.の乾燥した
葉を水蒸気蒸留することによって得ることができる。こ
の精油はフレーバーのほか、コロン水、ローションなど
の付香料として用いられている[亀岡弘,エッセンシャ
ルオイルの化学,84(1990),裳華房]。
オレガノ油は、例えば、シソ科のOriganum vulgare
L.、クマツズラ科のLippa graveolens HBK.またはLippa
berlandieri S.の開花中の生葉または乾燥葉を水蒸気
蒸留することによって得ることができる。この精油はフ
レーバーとして用いられている[日本香料協会編,香り
の百科,71(1989),朝倉書店]。
カミルレ油は、例えば、キク科に属するMatricaria cha
momilla L.、またはAnthemis nobilis L.の乾燥した花
を水蒸気蒸留することによって得ることができる。この
精油はシャンプー、石鹸または香水用の香料として用い
られている[日本香料協会編,香りの百科,111(198
9),朝倉書店]。
クラリセージ油は、例えば、シソ科のSalvia sclarea
L.の花穂または全草を水蒸気蒸留することによって得る
ことができ、調合香料または食品用香料として用いられ
ている[亀岡弘,エッセンシャルオイルの化学,83(199
0),裳華房]。
シナモン油は、例えば、クスノキ科のCinnamomum zeyla
nicum Neesの樹皮および葉を水蒸気蒸留することによっ
て得ることができ、食品用香料のほか、石鹸、香粧品ま
たは工業原料に用いられている[亀岡弘,エッセンシャ
ルオイルの化学,77(1990),裳華房]。
ゼラニウム油は、例えば、フウロソウ科のPelargonium
graveolens、Pelargonium radula、Pelargonium roseu
m、Pelargonium capitatum、Pelargonium odoratissimu
m、またはPelargonium denticulatum等の枝葉を水蒸気
蒸留することによって得ることができる。この精油は調
合香料として用いられている[日本香料協会編,香りの
百科,254(1989),朝倉書店]。
バラ油は、例えば、Rosa centifolia L.、Rosa damasce
na Mill.、Rosa alva L.、またはRosa gallica L.の花
を水蒸気蒸留することによって得ることができる。この
精油は調合香料として用いられている[日本香料協会
編,香りの百科,453(1989),朝倉書店]。
マージョラム油は、例えば、Origanum majorana(Major
ana hotensis)、またはThymus mastichina(Majorana
silvestre Lzaro、Majorana silvestre Tomillo blan
co)の全草を水蒸気蒸留することによって得ることがで
きる。この精油はフレーバーのほか、フレグランス原料
として用いられている[日本香料協会編,香りの百科,3
87(1989),朝倉書店]。
ラベンダー油は、例えば、シソ科のLavandula officina
lis Chaix.の花を水蒸気蒸留することによって得ること
ができ、香水、化粧水、オーデコロンまたは石鹸などの
香粧品用香料として用いられている[亀岡弘,エッセン
シャルオイルの化学,92(1990),裳華房]。
没薬油は、例えば、フウロソウ目カンラン科ミラルノキ
属に属するGeraniales Burseraceae Commiphora、Commi
phora abyssinica Engler、Commiphora schimperi Engl
er、Commiphora myrrha Engler var.molmol、Commiphor
a playfairii Engler、Commiphora serrulata Engler、
Commiphora hildebrandtii Englerなどの樹皮から滲出
する樹脂を水蒸気蒸留することによって得ることができ
る。この精油は調合香料およびフレーバーとして用いら
れている[日本香料協会編,香りの百科,402(1989),
朝倉書店]。
本発明においては、前記の活性増強精油(b)を1種ま
たは2種以上の組み合わせで使用することができる。
本発明では、生理活性精油(a)として頭痛軽減性精
油、安眠促進性精油、便秘軽減解消性精油および/また
は食欲抑制性精油を用いる。
頭痛軽減性精油、即ち、頭痛を軽減することのできる精
油としては、例えばメントール、レモン油、ペパーミン
ト油、カルダモン油、ペニロイヤル油、ローズマリー油
またはバジル油がある。これらの頭痛軽減性精油(a)
と前記の活性増強精油(b)とを組み合わせると頭痛軽
減性香料組成物が得られる。
安眠促進性精油、即ち、安眠を促進する精油あるいは催
眠性の精油は、例えば、サンダルウッド油、バジル油、
ネロリ油、メリッサ油、イランイラン油、クローブ油、
セーボリー油、ペパーミント油、ボルネオール、コリア
ンダー油、カルダモン油、ジャスミン油、オレンジ油ま
たはレモン油である。これらの安眠促進性(または催眠
性)精油(a)と前記の活性増強精油(b)とを組み合
わせると安眠促進性(または催眠性)香料組成物が得ら
れる。更に、この香料組成物は不安解消にも効果的を有
する。
便秘軽減解消性精油、即ち、便秘に有効な精油は、例え
ば、クローブ油、フェンネル油、レモン油、ローズマリ
ー油、ペパーミント油またはブラックペッパー油であ
る。これらの便秘軽減・解消性精油(a)と前記の活性
増強精油(b)とを組み合わせると便秘軽減・解消性香
料組成物が得られる。
食欲抑制性精油、即ち、食欲抑制に有効な精油は例えば
パチュリー油である。この食欲抑制性精油(a)と前記
の活性増強精油(b)とを組み合わせると食欲抑制性香
料組成物が得られる。
本発明において生理活性精油(a)として用いることが
できる各精油は、本明細書に記載の名称によって示され
るものであれば特に制限されるものではないが、これら
の各精油を簡単に説明すれば以下のとおりである。
メントールとしては、例えばハッカ油の主成分であるl
体を用いることができる。合成香料の原料、化粧品、歯
磨き、食品および飲料などの調合香料として、または医
薬品にも用いられている[赤星亮一著,香料の化学,132
(1988年)大日本図書]。
レモン油は、例えば、ミカン科に属するレモン(Citrus
limone(L.)Burum f.)の果皮を圧搾することによっ
て得ることができ、あらゆる種類の食品用フレーバー、
香水等の香粧品、または石鹸用の香料として用いられて
いる[亀岡弘,エッセンシャルオイルの化学,137(199
0),裳華房]。
ペパーミント油は、例えば、シソ科のセイヨウハッカ
(Menta piperita var.vulgaris L.)の全草を水蒸気蒸
留することによって得ることができ、各種フレーバーま
たは香粧品用の香料として用いられている[亀岡弘,エ
ッセンシャルオイルの化学,87(1990),裳華房]。
カルダモン油は、例えば、Elettaria cardamomum Maton
var.minuscula Burk.)の果実を水蒸気蒸留することに
よって得ることができ、フレーバーとして菓子またはソ
ースなどのほか、リキュール酒に添加されている[亀岡
弘,エッセンシャルオイルの化学,94(1990),裳華
房]。
ペニロイヤル油は、例えば、Mentha pulegium L.var.er
ianthaまたはMentha pulegium L.var.villosa Benth.を
水蒸気蒸留して得ることができ、トイレタリー製品に用
いられている[日本香料協会編,香りの百科,358(198
9),朝倉書店]。
ローズマリー油は、例えば、シソ科のマンネンロウ(Ro
smarinus officinalis L.)の花、葉または全草を水蒸
気蒸留することによって得ることができ、石鹸若しくは
香粧品用香料、またはスプレー用香料として用いられて
いる[亀岡弘,エッセンシャルオイルの化学,90(199
0),裳華房]。
バジル油は、例えば、シソ科のメボウキ(Ocimum basil
icum L.)の花または全草を水蒸気蒸留することによっ
て得ることができ、食品のフレーバーとして用いられる
ほか、石鹸用香料としても用いられている[亀岡弘,エ
ッセンシャルオイルの化学,90(1990),裳華房]。
サンダルウッド油は、通常、東インド産のSantalum alb
um、オーストラリア産のEucarya spicata(またはSanta
lum spicatum)、Santalum lanceolatum、Eremophila m
itchelliまたは東アフリカ産のOsyris tenuifolia等の
材と根を細断して水蒸気蒸留することによって得ること
ができる。この精油は香料素材として重要なものの1つ
である[日本香料協会編,香りの百科,198(1989),朝
倉書店]。
ネロリ油は、例えば、ダイダイ(Citrus aurantium)の
花を水蒸気蒸留することによって得ることができる。こ
の精油は香水の原料として重要である[日本香料協会
編,香りの百科,77(1989),朝倉書店]。
メリッサ油は、例えば、シソ科に属するMelissa offici
nalis Linnの茎または葉を水蒸気蒸留して得ることが
でき、飲料に用いられている[日本香料工業会編,食品
香料ハンドブック,383(1990),食品化学新聞社]。
イランイラン油は、例えば、バンレイシ科に属するCana
nga odorata forma genuinaの花を水蒸気蒸留あるいは
溶剤抽出することによって得ることができ、調合香料と
して用いられている[亀岡弘,エッセンシャルオイルの
化学,112(1990),裳華房]。
クローブ油は、例えば、フトモモ科に属するEugenia ca
ryophyllata(またはSyzygium aromaticum)の花蕾、花
茎、葉または小枝を水蒸気蒸留して得ることができ、香
粧品用調合香料、フレーバー若しくは医薬品のほか、合
成原料の供給源としても用いられている[日本香料協会
編,香りの百科,165(1989),朝倉書店]。
セーボリー油は、例えば、シソ科に属するSatureia hor
tensis L.またはSatureia montana L.の穂先または全草
を陰干しし、乾燥した後で水蒸気蒸留して得ることがで
き、フレーバーまたは化粧品用香料として用いられてい
る[日本香料協会編,香りの百科,245(1989),朝倉書
店]。
ボルネオールは、各種の精油に香気成分として含まれて
いる光学活性化合物であり、リュウノウ樹、ローズマリ
ーまたはラベンダーなどにはd体が、リュウノウ菊また
はレモングラスなどにはl体が含まれている。弱いショ
ウノウ様香気を有し、調合香料、香粧品若しくは医薬品
のほか、食品用フレーバーとしても用いられている[赤
星亮一著,香料の化学,133(1988年)大日本図書]。
コリアンダー油は、例えば、セリ科に属するCoriandrum
sativum L.の葉または茎を水蒸気蒸留して得ることが
でき、食品フレーバーとして、あるいは薬剤の好ましく
ない匂いを消すために用いられている[日本香料協会
編,香りの百科,185(1989),朝倉書店]。
ジャスミン油は、例えば、モクセイ科に属するソケイ
(Jasminum officinale L.)およびタイワンソケイ(Ja
sminum officinale L.var.grandiflorum)の花を溶剤抽
出して得たコンクリートをアルコール処理するとアブソ
リュートとして得ることができる。この精油は高級調合
香料または食品用香料として用いられている[亀岡弘,
エッセンシャルオイルの化学,139(1990),裳華房]。
オレンジ油は、例えば、ミカン科ミカン亜科に属する植
物であるCitrus sinensisの果実を圧搾することによっ
て得ることができ、飲料もしくは食品用のフレーバーの
他、化粧品、石鹸または医薬品などに利用されている
[日本香料協会編,香りの百科,73(1989),朝倉書
店]。
フェンネル油は、例えば、セリ科に属するFoeniculum v
ulgare Millの果実を水蒸気蒸留して得ることができ
る。この精油は一般に歯磨き用香料または食品用フレー
バーのほか、防腐剤または健胃駆風薬として用いられて
いる[日本香料協会編,香りの百科,234(1989),朝倉
書店]。
ブラックペッパー油は、例えば、コショウ科に属するPi
per nigrum L.の未熟果を粉砕し、水蒸気蒸留して得る
ことができる。この精油は一般に香辛料として用いられ
ている[日本香料協会編,香りの百科,361(1989),朝
倉書店]。
パチェリー油は、例えば、シソ科に属するPogostemon c
ablin Benth.の葉を水蒸気蒸留することによって得るこ
とができ、化粧品または石鹸用香料として用いられてい
る[亀岡弘,エッセンシャルオイルの化学,89(199
0),裳華房]。
本発明においては、生理活性精油(a)および活性増強
精油(b)をそぞれぞ1種または2種以上の組み合わせ
で使用することができる。以下、本発明の香料組成物に
おいて生理活性精油(a)および活性増強精油(b)の
1種または2種以上の組み合わせからなる成分を、それ
ぞれ生理活性精油成分(a)および活性増強精油成分
(b)と称することがある。
本発明の香料組成物は、生理活性精油成分(a)と活性
増強精油成分(b)とを任意の量で含有することができ
る。成分(a)および成分(b)の各精油を各種の観点
から混合して含有することができるが、各精油をそれら
が有する香気の観点から混合・含有するのが好ましく、
各精油の香気が同程度になる量で含有するのが特に好ま
しい。即ち、本発明においては、香料組成物に含有され
ている各精油の香気がそれぞれ嗅覚を刺激することが重
要であるので、生理活性精油成分(a)が強いにおいを
もち、活性増強精油成分(b)が弱いにおいをもつ場合
には、活性増強精油成分(b)の量を相対的に多くし、
その逆の場合には、生理活性精油成分(a)の量を相対
的に多くすることができる。
芳香療法に用いる天然精油のにおいの強さについては、
例えば、ロバート・ティスランド著,高山林太郎訳「ア
ロマテラピー」(フレグランスジャーナル社,1985年)
に記載がある。即ち、においの強さ4の精油としては安
息香油、イトスギ油(サイプレス油)、シダーウッド
油、ベルガモット油、メリッサ油、またはラベンダー
油;においの強さ5の精油としてはネロリ油、クラリー
セージ油、ショウノウ油、ジュニパー油、パチュリー
油、ビャクダン油(サンダルウッド油)、マージョラム
油;においの強さ6の精油としてはイランイラン油、ウ
イキョウ油(フェンネル油)、ゼラニウム油、ヒソップ
油、ローズマリー油;においの強さ7の精油としてはブ
ラックペッパー油、ジャスミン油、乳香油、バジリコ油
(バジル油)、バラ油、ペニロイヤル油、ペパーミント
油、没薬油;においの強さ8の精油としてはユーカリ
油;においの強さ9の精油としてはカミルレ油、カルダ
モン油が挙げられている。
これらのにおいの強さは、L.Appelの方法[例えば、赤
星亮一著,香料の化学,46(1988年)大日本図書]によ
って決定されたものである。即ち、L.Appelの方法で
は、無臭のジエチルフタレートに溶解した1%シトラー
ルのにおいの強さを0、100%シトラールのにおいの強
さを5として、この間を5段階に対数配分し、シトラー
ルの濃度が (即ち約2.5)倍上昇する毎ににおいの強さが1増える
ものと定義し、においの強さ0、1、2、3、4、およ
び5の標準シトラール液を調製し、これと比較して他の
有香物質のにおいの強さを決める。
例えば、においの強さが9の生理活性精油(a)(例え
ば、カルダモン油)とにおいの強さが4の活性増強精油
(b)(例えば、安息香油)とを配合して双方の精油の
香気が同程度に感じられるようにする場合は、前者の精
油(a)1重量部と後者の精油(b)約100重量部とを
混合する。3種類以上の精油を混合する場合も、各精油
のにおいの強さが同じになるように調整するのが好まし
いが、任意の量で混合することもできる。なお、L.Appe
lらのにおいの強さは相互干渉のない理想溶液の場合で
あるので、本発明で用いる天然精油のように様々な成分
からなるものを混合する場合には、においの強さのデー
タを参考にして感応試験を実施し、その結果によって配
合比を決定するのが好ましい。また、配合する精油間の
相互作用が強く、いずれかのにおいが極端に弱くなって
しまう場合には、それぞれの精油を別々の容器に独立し
て入れるか、別々の基材(例えば、ゲル材料)に含浸さ
せるなどの方法で、香気成分を独立して発生させること
もできる。
本発明の香料組成物として好ましい配合比は、生理活性
精油成分(a)1〜99重量%に対し活性増強精油成分
(b)99〜1重量%である。
本発明の頭痛軽減性香料組成物は、生理活性精油成分
(a)としてのメントール、レモン油、ペパーミント
油、カルダモン油、ペニロイヤル油、ローズマリー油お
よび/またはバジル油と、活性増強精油成分(b)とし
ての前記の群からなる鎮静作用を有する精油の1種また
はそれ以上とを含有する。
本発明の安眠促進性(または催眠性)香料組成物は、生
理活性精油成分(a)としてのサンダルウッド油、バジ
ル油、ネロリ油、メリッサ油、イランイラン油、クロー
ブ油、セーボリー油、ペパーミント油、ボルネオール、
コリアンダー油、カルダモン油、ジャスミン油、オレン
ジ油および/またはレモン油と、活性増強精油成分
(b)としての前記の群からなる鎮静作用を有する精油
の1種またはそれ以上とを含有する。
本発明の便秘軽減性香料組成物は、生理活性精油成分
(a)としてのクローブ油、フェンネル油、レモン油、
ローズマリー油、ペパーミント油および/またはブラッ
クペッパー油と、活性増強精油成分(b)としての前記
の群からなる鎮静作用を有する精油の1種またはそれ以
上とを含有する。
本発明の食欲抑制性香料組成物は、生理活性精油成分
(a)としてのパチュリー油と、活性増強精油成分
(b)としての前記の群からなる鎮静作用を有する精油
の1種またはそれ以上とを含有する。
本発明の香料組成物は、従来の香料組成物と同様の方法
で、呼吸器系から与えることができる。例えば、ガラス
ビンにいれ、その香気を吸入する方法、入浴剤として調
製して浴槽湯中に溶解させ、その香気を吸入する方法、
更に、室内用スプレーとして調製して室内に噴霧し、そ
の香気を吸入する方法などを用いることができる。
本発明の香料組成物は、それぞれ、香料組成物を0.1〜1
00(w/w)%の量で含有し、香料組成物として1μg〜1
0gを含有する付香製品または香粧品などから常温で揮散
する香気を吸入させることによって投与する。ただし、
本発明の香料組成物の効果は、年令、性別、心理状態、
身体状態、個人差などにより影響を受けるので、0.1(w
/w)%以下の香料組成物を含有する付香製品または香粧
品を用いることもある。
本発明の香料組成物の投与は、特に制限されるわけでは
ないが、1回当たり5〜60秒で1日1〜10回行なうのが
好ましい。
本発明の香料組成物は、各種の形態で用いることができ
る。
例えば、本発明による香料組成物を付香製品形態で用い
ることができる。付香製品としては、例えば、固体若し
くは液体状の陰イオン性、陽イオン性、非イオン性若し
くは両性イオン性の洗剤、繊維製品柔軟剤、繊維製品柔
軟用製品、ドライヤー用繊維柔軟剤製品、クリーム、乳
液、化粧パウダー、タルク、ボディーローション、整髪
製品、石鹸、シャンプー、リンス、デオドラントスティ
ック、フレグランス、室内芳香剤、入浴剤、歯磨き、エ
アーゾール製品などを挙げることができる。付香製品と
しては、更に、本発明の香料組成物にその他の調香料を
加えた配合物を含有する固体ポリマー製品(例えば、ポ
リスチレン、ポリプロピレン成形品)を挙げることもで
きる。この固体ポリマー製品は公知の方法で調製するこ
とができる。
本発明による香料組成物は、そのまま単独で何も加えず
に使用するか、あるいはコロンの形態でも使用すること
ができる。ここで「コロン」とは、アルコール(例え
ば、エチルアルコール)または水性アルコールに本発明
の香料組成物を溶解したものである。コロンは、本発明
の香料組成物1〜99重量%を含有する。水とアルコール
との配合比は、50:50から0:100の範囲である。コロン
は、溶解剤、柔軟化剤、ヒューメクタン、濃化剤、静菌
剤、またはその他化粧品に通常用いられる材料を含有す
ることができる。通常の調香手段を用いて、本発明の香
料組成物に調和する香料成分を更に添加して変調し、保
留性やこくなどを加えて仕上げたり、あるいはトップノ
ート、ミドルノート、ラストノートを適当に組み合わせ
て経時的にも魅力的な芳香を発する配合物を調製するこ
とができる。
本発明の香料組成物と、それと調和する香粧品基剤とか
ら香粧品を調製することができる。香粧品としては、基
礎化粧品、頭髪化粧品、仕上化粧品、トイレタリー製
品、芳香剤などを挙げることができる。香粧品基剤とし
ては、柔軟剤、タルク、固体または液体の陰イオン剤、
陽イオン剤、非イオン剤または両性イオン剤、高分子
剤、油脂、ガム類(例えば、グァーガム、キサンタンガ
ムまたはアラビアガム)、ゼラチン、またはマイクロカ
プセル化が可能な担体(例えば、尿素−ホルムアルデヒ
ド共重合体)などを挙げることができる。
本発明の香料組成物を、単独または他の成分(アルコー
ル溶媒、調香料または香粧品基剤など)と、多孔質ポリ
マー構造体中に吸収させた形態で用いることもできる。
本発明の香料組成物は、担体としての調香料、アルコー
ル溶媒(コロン)、または香粧品基剤などに対して約0.
1重量%以上の割合で混合するのが好ましい。
前記の香粧品を用いることにより、通常の生活環境下で
自然に本発明の効果を実現させることができる。
[作用] 本発明の香料組成物においては、生理活性を有する精油
(a)と、その活性を向上増強する作用を有する精油
(b)とを組み合わせて用いることにより、精油(a)
の本来の生理活性を相乗的に著しく向上させることがで
きる。このメカニズムは現在のところ明らかになってい
ないが、例えば、以下のように考えることもできる(も
っとも、本発明は以下の説明によって制限されるもので
はない)。
即ち、前記の精油(b)は鎮静作用を有するものであ
る。従って、ストレスにより崩れた生体のバランスが、
精油(b)の鎮静作用によって回復され生体全体が正常
化されるので、同時に投与されている生理活性精油
(a)の作用が増強されるものと思われる。
ところで、個人差により、或る同一ストレスに対して異
なる症状が発現することがある。こうした現象を説明す
るため、交感神経系優位の反応性を主に示して循環器系
に疾患が起きる人をタイプAとし、副交感神経系優位の
反応性を主に示して消化器系に疾患が起きる人をタイプ
Bとして両者を分ける考え方がある。この考え方に従え
ば、覚醒作用を有する精油は一般に交感神経刺激作用お
よび/または副交感神経抑制作用をもつと考えられるの
で、覚醒作用を有する精油を用いるとタイプBの疾患に
有効であると思われる。逆に、鎮静作用を有する精油は
一般に交感神経抑制作用および/または副交感神経刺激
作用を示すと考えられるので、鎮静作用を有する精油
(b)を用いるとタイプAの疾患に有効であると思われ
る。もっとも、一般の人はタイプAの傾向とタイプBの
傾向とを同時に備えていると考えるのが妥当であるか
ら、鎮静作用を有する精油(b)で有効な効果が得られ
ない人に対しては、覚醒作用を有する精油を与えると有
効な効果が得られることも十分考えられる。
以上のような本発明の原理に従えば、本発明の香料組成
物により、以下の症状に対しても十分な効果を期待する
ことができる。
即ち、ストレスが原因で起こる疾患は、消化器系疾患、
循環器系疾患、呼吸器系疾患、神経系疾患、内分泌・代
謝系疾患、骨・筋肉系疾患、皮膚系疾患、生殖器系疾
患、泌尿器系疾患、聴覚器系疾患、その他外科的・整形
外科的疾患等広範囲に及んでいる。更に、ストレスによ
り、生体の免疫能に異常が起こり感染防御力または治癒
能力の低下またはアレルギーなどが起きることもある。
これらの具体的な症状は、例えば、消化性潰瘍、神経性
嘔吐症、過呼吸症候群、本態性高血圧、本態性低血圧、
気管支喘息、片頭痛、自律神経失調症、甲状腺機能亢進
症、糖尿病、書痙、顔面痙攣、アトピー性皮膚炎、多汗
症、月経困難症、不妊症、神経性頻尿、インポテンツ、
耳鳴り、心因性難聴、脈管癒着症、腰痛等がある。
本発明の香料組成物によれば、前記の症状に対しても活
性増強精油(b)と後述する適切な生理活性精油(a)
との組み合わせにより、十分な効果を期待することがで
きる。
例えば、消化器系の疾患に有効な精油としては、胃腸炎
にレモングラス油またはバジル油など、胃潰瘍にマリー
ゴールド油またはレモン油など、胃痛にフェンネル油な
ど、鼓張にフェンネル油またはペパーミント油など、消
化不良にレモングラス油またはバジル油など、食中毒に
ブラックペッパー油など、疝痛にブラックペッパー油な
ど、大腸炎若しくは小腸炎にレモングラス油など、吐き
気・悪心にフェンネル油またはペパーミント油など、胸
やけにブラックペッパー油など、肝硬変にローズマリー
油など、肝臓障害にローズマリー油など、下痢にローズ
マリー油またはクローブ油など、胆石にローズマリー油
など、胆嚢障害にペパーミント油など、糖尿病にローズ
マリー油など、乗り物酔にペパーミント油などを挙げる
ことができる。
呼吸器系の疾患に有効な精油としては、しゃっくりにフ
ェンネル油またはバジル油など、咳にブラックペッパー
油など、カタルにレモン油など、気管支炎にバジル油な
ど、喘息にローズマリー油など、肺気腫にバジル油な
ど、流感にレモン油など、そして流感予防にフェンネル
油などを挙げることができる。
循環器系の疾患に有効な精油としては、痔疾にマリーゴ
ールド油など、しもやけにマリーゴールド油など、循環
不全にバラ油またはレモン油など、静脈瘤にマリーゴー
ルド油またはレモン油など、高血圧にレモン油など、低
血圧にローズマリー油など、貧血にレモン油など、そし
てリンパ球の滞留にローズマリー油などを挙げることで
きる。
神経系の疾患に有効な精油としては、異常緊張にバラ油
またはバジル油など、神経衰弱にマリーゴールド油また
はバジル油など、ストレスにバラ油またはネロリ油な
ど、異常興奮にレモン油など、過敏症にネロリ油など、
感情鈍麻にローズマリー油など、顔面神経痛にペパーミ
ント油など、ショックにネロリ油など、そして抑うつ症
にバジル油などを挙げることができる。
生理上の疾患に有効な精油としては、更年期障害にマリ
ーゴールド油またはフェンネル油など、生理痛にマリー
ゴールド油またはペパーミント油など、生理不順にフェ
ンネル油またはバジル油など、そして白帯下にローズマ
リー油などを挙げることができる。
排泄系の疾患に有効な精油としては、結石にフェンネル
油またはレモン油など、腎臓病にフェンネル油またはレ
モン油など、膀胱炎にブラックペッパー油など、そして
利尿にフェンネル油などを挙げることができる。
肥満に対して有効な精油としては、水分の停滞にフェン
ネル油など、蜂巣織炎にフェンネル油など、そして滞留
にレモン油などを挙げることができる。
そのほか、時差ボケ時のリフレッシュにゼラニウム油、
時差ボケ時の安眠にローズマリー油、催淫にバラ油、二
日酔にフェンネル油、そして制汗にセージ油を挙げるこ
とができる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明する
が、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
以下の実施例において、単独精油または混合精油の吸入
は以下のとおりに実施した。
即ち、精油のジエチルフタレート溶液をガラスビン中に
調製する。におい紙(8mm×135mm)をガラスビン中の精
油溶液に浸し、におい紙の1端から約10mmのところまで
精油溶液を含浸させてから、直ちに被験者の鼻腔前約2
〜5cmのところに置き、その香気を通常の吸気として吸
入する。
実施例1 頭痛を訴えている22才から45才の成人のべ68人(17群×
4人)に対し、芳香療法実施用の精油を吸入させ、頭痛
に対する影響を検討した。芳香療法実施用の精油として
は、生理活性精油(a)として頭痛軽減効果を有するロ
ーズマリー油(ローズマリー;サンファーム商事)の5
(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用い、8種の活性
増強精油(b)としては、ベルガモット油(ベルガモッ
ト;サンファーム商事)、クラリセージ油(クラリセー
ジ;サンファーム商事)、ラベンダー油(ラベンダー;
サンファーム商事)、バラ油(ローズブルガリア;サン
ファーム商事)、カミルレ油(ローマンカモマイル;サ
ンファーム商事)、アニス油(アニス;サンファーム商
事)、パイン油(パイン油;栄香料)またはゼラニウム
油(ゼラニウム;サンファーム商事)の5(v/v)%ジ
エチルフタレート溶液を用い、更に、生理活性精油
(a)と活性増強精油(b)との配合精油としては、前
記のローズマリー油の5(v/v)%ジエチルフタレート
溶液5容量部と、前記の各8種の活性増強精油(b)の
5(v/v)%ジエチルフタレート溶液5容量部との混合
物を用いた。
芳香療法実施用精油1mlを蓋付きガラスビンに入れた。
各17群の被験者(各群4名)はガラスビン内の精油に含
浸して調製したにおい紙から常温にて揮散する香気を約
30秒間を限度として吸入した。頭痛軽減の効果を芳香療
法実施前と比較して以下の3段階で評価した。
I:変化なし(効果なし); II:多少頭痛が軽減した; III:かなり頭痛が軽減した。
結果を以下の第1表に示す。第1表の数値は評価を下し
た被験者数である。
第1表から明らかな様に、本発明による配合精油によれ
ば顕著な頭痛軽減効果が認められる。
頭痛軽減効果を有する生理活性精油(a)としてペニロ
イヤル油(ペニロイヤル;サンファーム商事)、ペパー
ミント油(ペパーミント;サンファーム商事)またはバ
ジル油(バジル;サンファーム商事)の5(v/v)%ジ
エチルフタレート溶液を用い、活性増強精油(b)とし
て前記ベルガモット油、カミルレ油またはラベンダー油
の5(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用い、そして
配合精油として生理活性精油(a)溶液5容量部と活性
増強精油(b)溶液5容量部とからなる混合物を用い
て、6群(各群4名)の頭痛を訴える被験者に対し前記
と同様の芳香療法を実施したところ、以下の第2表に示
すとおりの結果が得られた。
実施例2 寝付きが悪いとか、熟睡感が無いとか等の不眠傾向があ
る24才から45才の成人のべ68人(17群×4人)に対し、
芳香療法実施用の精油を吸入させ、睡眠に対する影響を
検討した。芳香療法実施用の精油としては、生理活性精
油(a)として安眠促進効果を有するジャスミン油(ジ
ャスミン;サンファーム商事)の5(v/v)%ジエチル
フタレート溶液を用い、活性増強精油(b)として前記
実施例1で用いた8種の精油の5(v/v)%ジエチルフ
タレート溶液を用い、更に、生理活性精油(a)と活性
増強精油(b)との配合精油としては、前記のジャスミ
ン油溶液7容量部と、前記の各8種の活性増強精油
(b)溶液3容量部との混合物を用いた。
芳香療法実施用精油1mlを蓋付きガラスビンに入れた。
各17群の被験者(各群4名)は、毎晩の就寝前に、ガラ
スビン内の精油に含浸して調製したにおい紙から常温に
て揮散する香気を約15〜25秒間吸入した。この芳香療法
を連続3日間(吸入合計3回)を限度として実施した
(途中で自覚症状の改善が見られた場合はその時点で中
止した)。安眠促進を芳香療法実施前と比較して以下の
3段階で評価した。
I:変化なし(効果なし); II:多少安眠できた; III:かなり安眠できた。
結果を以下の第3表に示す。第3表の数値は評価を下し
た被験者数である。
第3表から明らかな様に、本発明による配合精油によれ
ば顕著な安眠促進効果が認められる。
安眠促進効果を有する生理活性精油(a)としてオレン
ジ油(オレンジ油;栄香料)、バジル油(バジル;サン
ファーム商事)、ペパーミント油(ペパーミント;サン
ファーム商事)、サンダルウッド油(サンダルウッド;
サンファーム商事)、ネロリ油(ネロリ;サンファーム
商事)またはイランイラン油(イランイラン;サンファ
ーム商事)の5(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用
い、活性増強精油(b)として、実施例1で用いたクラ
リセージ油、ラベンダー油、アニス油、パイン油、ゼラ
ニウム油またはバラ油の5(v/v)%ジエチルフタレー
ト溶液を用い、そして配合精油として生理活性精油
(a)溶液7容量部と活性増強精油(b)溶液3容量部
とからなる混合物を用いて、12群(各群4名)の不眠を
訴えている被験者に対し前記と同様の芳香療法を実施し
たところ、以下の第4表に示すとおりの結果が得られ
た。
実施例3 過食傾向若しくは肥満傾向のある25才から48才の成人の
べ68人(17群×4人)に対し、芳香療法実施用の精油を
吸入させ、食欲抑制に対する影響を検討した。芳香療法
実施用の精油としては、生理活性精油(a)として食欲
抑制効果を有するパチュリー油(パチュリー;サンファ
ーム商事)の5(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用
い、活性増強精油(b)として前記実施例1で用いた8
種の精油の5(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用
い、更に、生理活性精油(a)と活性増強精油(b)と
の配合精油としては、前記のパチュリー油溶液5容量部
と、前記の各8種の活性増強精油(b)溶液5容量部と
の混合物を用いた。
芳香療法実施用精油1mlを蓋付きガラスビンに入れた。
各17群の被験者(各群4名)は、毎日3回(朝食前、昼
食前および夕食前)、ガラスビン内の精油に含浸して調
製したにおい紙から常温にて揮散する香気を約30秒間吸
入した。この芳香療法を連続3日間(吸入合計9回)を
限度として実施した(途中で自覚症状の改善が見られた
場合はその時点で中止した)。食欲抑制を芳香療法実施
前と比較して以下の3段階で評価した。
I:変化なし(効果なし); II:多少食事の量が減少した; III:かなり食事の量が減少した。
結果を以下の第5表に示す。第5表の数値は評価を下し
た被験者数である。
第5表から明らかな様に、本発明による配合精油によれ
ば顕著な食欲減少効果が認められる。
実施例4 便秘ぎみであることを訴えている20才から49才の成人の
べ68人(17群×4人)に対し、芳香療法実施用の精油を
吸入させ、便秘に対する影響を検討した。芳香療法実施
用の精油としては、生理活性精油(a)として便秘軽減
効果を有するペパーミント油(ペパーミント;サンファ
ーム商事)の5(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用
い、活性増強精油(b)として前記実施例1で用いた8
種の精油の5(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用
い、更に、生理活性精油(a)と活性増強精油(b)と
の配合精油としては、前記のペパーミント油溶液6容量
部と、前記の各8種の活性増強精油(b)溶液4容量部
との混合物を用いた。
芳香療法実施用精油1mlを蓋付きガラスビンに入れた。
各17群の被験者(各群4名)は、毎日4回、ガラスビン
内の精油に含浸して調製したにおい紙から常温にて揮散
する香気を約10〜15秒間吸入した。この芳香療法を連続
5日間(吸入合計20回)を限度として実施した(途中で
自覚症状の改善が見られた場合はその時点で中止し
た)。便秘軽減を芳香療法実施前と比較して以下の3段
階で評価した。
I:変化なし(効果なし); II:便秘の不快感が減少し、便通が見られた; III:便秘の不快感が解消し、便通が増えた。
結果を以下の第6表に示す。第6表の数値は評価を下し
た被験者数である。
第6表から明らかな様に、本発明による配合精油によれ
ば顕著な便秘軽減効果が認められる。
便秘軽減効果を有する生理活性精油(a)としてローズ
マリー油(ローズマリー;サンファーム商事)またはク
ローブ油(クローブ;サンファーム商事)の5(v/v)
%ジエチルフタレート溶液を用い、活性増強精油(b)
として、実施例1で用いたクラリセージ油またはカミル
レ油の5(v/v)%ジエチルフタレート溶液を用い、そ
して配合精油として生理活性精油(a)溶液6容量部と
活性増強精油(b)溶液4容量部とからなる混合物を用
いて、4群(各群4名)の便秘気味であると訴えている
被験者に対し前記と同様の芳香療法を実施したところ、
以下の第7表に示すとおりの結果が得られた。
実施例5 以下のとおり、室内用スプレーを調製した。
前記の各配合成分からなる混合物100gに、前記実施例1
で調製したローズマリー油の5(v/v)%ジエチルフタ
レート溶液とクラリセージ油の5(v/v)%ジエチルフ
タレート溶液との配合精油1.0gを溶かして、頭痛軽減用
の室内用スプレーを調製した。
前記の配合精油1.0gを用いる替わりに、実施例2で調製
したジャスミン油の5(v/v)%ジエチルフタレート溶
液とゼラニウム油の5(v/v)%ジエチルフタレート溶
液との配合精油1.0gを溶かして、安眠促進用の室内用ス
プレーを調製し、実施例3で調製したパチュリー油の5
(v/v)%ジエチルフタレート溶液とラベンダー油の5
(v/v)%ジエチルフタレート溶液との配合精油1.0gを
溶かして、食欲抑制用の室内用スプレーを調製し、実施
例4で調製したペパーミント油の5(v/v)%ジエチル
フタレート溶液とラベンダー油の5(v/v)%ジエチル
フタレート溶液との配合精油1.0gを溶かして、便秘軽減
用の室内用スプレーを調製した。
実施例6 以下のとおり、入浴剤を調製した。
乳化機に上記蒸留水を取り、攪拌下に前記の配合成分を
順次添加して混合し、85℃まで加熱し、この温度で均一
にした。45℃まで徐々に冷却して得られた混合物100g
に、前記実施例2で調製したジャスミン油とベルガモッ
ト油との配合精油5.0gを添加し、攪拌して全体を均一に
して安眠促進用の入浴剤を調製した。この入浴剤を家庭
用の風呂で使用する場合には、浴湯100ml当たり約10ml
の量で添加するのが好ましい。
[発明の効果] 本発明によれば、鎮静作用を有する精油と組み合わせて
用いることにより、頭痛軽減作用、安眠促進作用、便秘
軽減作用および食欲抑制作用を有する精油の生理活性を
相乗的に向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−149135(JP,A) フレグランスジャーナル第77号 第56− 61頁(フレグランスジャーナル社1986年3 月発行) 「香粧品の植物科学(植物成分の開発と 有効利用)」第241−46頁(フレグランス ジャーナル臨時増刊No.6(1986年))

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)頭痛軽減性精油、安眠促進性精油、
    便秘軽減解消性精油および食欲抑制性精油からなる群か
    ら選んだ生理活性精油の少なくとも1種と (b)アニス油、サイプレス油、シダーウッド油、ショ
    ウノウ油、ジュニパー油、タイム油、ヒソップ油、ベル
    ガモット油、ユーカリ油、安息香油、乳香油、ターペン
    タイン油、パイン油、セージ油、オレガノ油、カミルレ
    油、クラリセージ油、シナモン油、ゼラニウム油、バラ
    油、マージョラム油、ラベンダー油および没薬油からな
    る群から選んだ活性増強精油の少なくとも1種と を含有することを特徴とする鎮静用香料組成物。
  2. 【請求項2】頭痛軽減性精油がメントール、レモン油、
    ペパーミント油、カルダモン油、ペニロイヤル油、ロー
    ズマリー油またはバジル油である請求項1記載の香料組
    成物。
  3. 【請求項3】安眠促進性精油がサンダルウッド油、バジ
    ル油、ネロリ油、メリッサ油、イランイラン油、クロー
    ブ油、セーボリー油、ペパーミント油、ボルネオール、
    コリアンダー油、カルダモン油、ジャスミン油、オレン
    ジ油またはレモン油である請求項1記載の香料組成物。
  4. 【請求項4】便秘軽減解消性精油がクローブ油、フェン
    ネル油、レモン油、ローズマリー油、ペパーミント油ま
    たはブラックペッパー油である請求項1記載の香料組成
    物。
  5. 【請求項5】食欲抑制性精油がパチュリー油である請求
    項1記載の香料組成物。
  6. 【請求項6】頭痛軽減用である請求項1記載の香料組成
    物。
  7. 【請求項7】安眠促進用である請求項1記載の香料組成
    物。
  8. 【請求項8】便秘軽減解消用である請求項1記載の香料
    組成物。
  9. 【請求項9】食欲抑制用である請求項1記載の香料組成
    物。
  10. 【請求項10】請求項1記載の香料組成物を含有するこ
    とを特徴とする鎮静用香粧品。
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