JPS63199293A - 香料組成物及び該香料組成物を含む香粧品 - Google Patents

香料組成物及び該香料組成物を含む香粧品

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JPS63199293A
JPS63199293A JP2951087A JP2951087A JPS63199293A JP S63199293 A JPS63199293 A JP S63199293A JP 2951087 A JP2951087 A JP 2951087A JP 2951087 A JP2951087 A JP 2951087A JP S63199293 A JPS63199293 A JP S63199293A
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JP
Japan
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oil
ylang
fragrance
cnv
weight
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JP2951087A
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English (en)
Inventor
川崎 通昭
緒方 茂樹
印藤 元一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago International Corp
Takasago Corp
Original Assignee
Takasago Perfumery Industry Co
Takasago Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は香料組成物及び香料組成物で付香した香粧品に
関する。更に詳細には、本発明は香料中にローズ油、イ
ランイラン油、バジル油より選ばれた1種又は2種以上
の活性精油を含有する香料組成物及び当該組成物で付香
した香粧品に関する。
〈従来の技術〉 従来、ヨーロッパでは「薬草療法」がら出発して含有成
分の全てを作用物質として把握し、それらの複合体の治
療効果を使う「植物療法」 「フィトテラビー」が民間
療法として伝わってきているが、フランスの比較病理学
者R,M、Gattefossaは芳香性生薬中の精油
や呈味物質、香辛料、ハーブ類の香味成分を使い、治療
に応用することを[アロマテラピー」と命名した。その
方法としては、アロマ製剤の塗擦、11法、散布、点滴
或いは吸入、咀嗜などであり、その効能は覚醒、催眠1
食欲抑制、食欲促進、嫌煙、制吐、抗失神、催淫性、無
性欲化等が掲げられている。そして興奮ないし覚醒(睡
気さまし)用精油としては、はっが、ユーカリ、レモン
、ベルベナ、シトロネラ、カヤブチ、サルビア、タイム
、クローブ、ローズマリー、ヒソツブ、ベージル、エキ
スとしてはオニオン、ガーリック等が掲げられている。
鎮静効実用としてはアロエ、カミツレ、サルビア、ジャ
スミン、ホロ1ハローズ、ベルガモツト、カンファー、
ゼラニウム、サンダルウツド、イランイラン、ラベンダ
ー、はっか、メリッサ、バジル、パチュリ、ジュニパー
、セージ、レモン、ユーカリ、タイム等がリストされて
いる(奥田、香料& 140.19. (1983))
(第8巻、フレグランスジャーナル臨時増刊&6゜24
1(1986))。
香気のもつ、精神心理に及ぼす影響については以上のよ
うに昔から多くの人によって語られているが、それはい
ずれもそれぞれの人が個々に感じたこと、言い伝えを記
したり語ったりしているものであり、現代科学の手法で
証明したものはほとんど見当らない、そのために、前記
の経験的な分類にみられるようにレモン、はつか、ユー
カリ、タイムなどは鎮静にも、興奮にも分類されている
アンバランスが認められる。
科学的な証明がこの心的効果についてされた例としでは
長谷用らによる心身症療法(耳鼻展望旦。
(6)、753.(1973)) 、挿出らの森林療法
(環境情報゛科学、10−3. (1981))が知ら
れているが、まだまだ暗中模索である。しかしながら、
最近ローウェル・ポンチによれば香りで人間の行動は左
右されているとまで言われ、急激にその効果が注目され
ている(リーダースダイジェスト、久、117.(19
83)) 。
香りの及ぼす精神的効果の利用として人間のスト、レス
を解消するのにナツメッグ油、メイスエキス。
ネロリ油及び吉草油、ミリスチシン、ニレミシン及びイ
ソニレミシンから選ばれた物質に係る特許出願がある(
特願昭6l−267526)。効果を客観的に調べるた
めに、注意1期待、予期といった心的過程、さらに意識
レベルの変動と関連する脳の緩徐な電位変動(Cont
ingent NegativeVariation 
: CN V :随伴性陰性変動)が効果の有効な指標
となり得ることが報告されている。それはAshton
 H,らが興奮又は覚醒として知られているカフェイン
投与においてCNVの振幅の増大を、鎮静剤のニトラゼ
パムを投与した場合には、逆にCNVの振幅の低下を認
めている(Neuroophysiol、37,59.
(1971)) 。
これと同様な効果が眠気がある仮眠前と仮眠に続いてコ
ーヒーを飲んだ後のCNVの振幅の差が認められる。経
験的に興奮効果と認められているジャスミン油を嗅いだ
際も同様CNVの振幅の増大を、経験的に鎮静と知られ
ているラベンダー系の調合品ラバンドではCNVの振幅
の低下を認めている(鳥居ら、味とにおいのシンポジウ
ム抄録集、ss、(1895))。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、これら従来技術では単に経験的に種々の
精油等を鎮静とか興奮の目的に合わせて選択しているに
すぎず、何をどの程度使うことによりいかなる効果がど
の程度得られるかは予測することすらできなかった。
それ故、従来から経験的に予測されていた香料の効果を
測定する手段と、それによって確定した効果をもたらす
物質をみつけ調合して特定な効果、例えば興奮や鎮静を
もたらす香料組成物を創製し、現代社会で問題となって
いる精神的、心理的なトラブルを香料組成物又は香粧品
を嗅ぐことにより解消することが望まれていた。
〈発明の目的〉 従って1本発明の目的は種々の精油から興奮又は覚醒の
確定した効果を発現させる活性精油を選択し、活性精油
及び香料を含有する香料組成物及び前記香料組成物を含
有する香粧品を提供することである。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、前記の可能性を実現すべく、鋭意研究を
重ねた結果、鳥居らの随伴性陰性変動(以下CNVと略
記する)を使い種々の精油及びそれらの各濃度における
効果を研究した結果、従来香料素材として使われている
精油であるローズ油、イランイラン油、バジル油(以下
、活性精油と称する)において通常使用する濃度より高
濃度(高含有量)で吸入することにより従来は鎮静か興
奮かわからなかった又は両面で使われていたものが人に
軽い興奮又は覚醒効果をもたらすことを見出し本発明を
完成したものである。
即ち、本発明によればローズ油、イランイラン油、バジ
ル油より選ばれた1種又は2種以上の活性精油と香料と
を含“み、前記活性精油を5重量%含有させて吸入によ
る興奮又は覚醒効果を発現させることを特徴とする香料
組成物が提供される。
また、本発明によれば前記香料組成物にて付番した香粧
品が提供される。
本発明に用いられるローズ油は従来から調合に使用して
いるバラ特有の香りを持ったローズ油でよく、その品質
はキャベジ・ローズ(RosaCcntifolia 
L、)、ダマスフ・ローズ(RosaDamascan
a、 MilL)、ロサ・アルバ(Rosa alba
、L、)。
ロサ・ガリカ(Rosa Ca1ica L、)であっ
てこれらの変種も用いることができ、ローズの花を石油
エーテルで処理して得るコンクリート、コンクリートを
アルコールで抽出して得るアブソリュートが使用される
。このローズアブソリュートはかなり広範囲に、高価な
ものから中間の価格まで特にフローラルなベース、シブ
レー、オリエンタルなベース等に良く用いられている。
又、調合香料の鋭角的なところや粗い香りを丸くする為
の仕上げとしても普通便われているものである(広山、
香料翫124.71. (1979)) 。
本発明に使用できるイランイラン油を得るイランイラン
ツキはバンレイシ科(Anonacaae)に属する植
物で学名Cananga 0dorateで古くから知
られた最も重要な香料植物の1つである。精油は蒸気蒸
留、水蒸気蒸留により得られるものと溶剤抽出により得
られるものと両方あるが、蒸気蒸留又は水蒸気蒸留の方
式が好ましく使用できる。留出順序によってエキストラ
、ファースト、セカンド。
サードとあるが本発明では各留分をそれぞれ併用して使
うことができ各区分による差は認められない、イランイ
ラン油は主としてジャスミン、ライラック、ガーデニア
、ミューゲ、リリー等の花香調、調合香料の調和剤とし
て使用されるが、その他にもカーネーション、スィート
ピー、ハネ−サラクル、オボポナックス等の変調剤とし
ても用いられ、ベルガモツト、ローズ、ベチバー、サル
チル酸アミル、サルチル酸フェニルエチル、リナロール
等とよくブレンドすることが知られているものである(
真下、香料&124,22.(1979))。
本発明に使用できるバジル油はメボウキ属(Ocimu
m)のfaslicuw+ L、の精油である。これに
は種々の変種があり精油成分からおよそ3種に分類され
る。ヨーロッパタイプ、ルニョン(エキシチック)タイ
プ、ジャワタイプがあるが主にヨーロッパタイプが好ま
しく使うことができる。この生薬は鎮咳、通経薬として
、また香辛料としても使用されているものである。バジ
ル油は口腔清涼剤。
歯磨、菓子類、パン類の他にリキュール、ソース、ケチ
ャツプ、ピクルス、酢などの食品付香料として賞月され
ており、ときとしてオリガン型の香水や石ケンの調合に
使用されているものである(奥III 、香料科学総覧
(1) 、334. (1972) 、広角書店)。
上記3種の「活性精油」は単独又は混合物として5重量
%以上、好ましくは10〜20重量%以上の通常の香料
としての使用範囲からはずれた範囲で有効である。5重
量%未満では興奮又は覚醒効果が余り発現せず使用でき
ない、上限については特に臨界的ではないが、20重量
%を越えて用いても効果が高まらないので、50重量%
を上限として通常は使用するが、100重量%を用いて
もよい0通常の調香手段でこれに調和する香料成分を加
えて変調し、保留性やこくなどを加えて仕上げをしてト
ップノート、ミドルノート、ボディーノート、ラストノ
ートをうまく組合せて経時的にも魅力ある香りとしてロ
ーズ、カーネーション、ジャスミン等の花香、ブーケ、
モダン、シブレー。
レーザー、オリエンタル、シト5ル、ウツディ、アルデ
ヒド等の特徴を持った調合香料組成物を組立てる。この
調合香料組成物は、そのまま(100%)、又はコロン
として使用することができる。
「活性精油Jの有効量を確実にする為には、使用量、使
用回数、例えば夏用、冬用といった処方の種類等も考慮
に入れることが好ましい。本発明においてコロンとはア
ルコール、又は水性アルコールに入れられた調合香料を
いう、コロンは調合香料が1〜99%で、残りがアルコ
ール又は水性アルコールである。水性アルコール中の水
とアルコールの量はアルコールが50重量%以上であれ
ばよい、このコロン製品には溶化剤、柔軟剤、濃化剤、
静菌剤その他の化粧品に用いられる基材等を加えても良
い0通常、この「活性精油」を含んだ調合香料又はコロ
ンを吸入することによりこの「活性精油」を嗅覚部位に
もたらし効果を示す。
「活性精油」を含んだ調合香料組成物と調和する香粧品
基材と前記調合香料組成物とを一緒に用いて香粧品とし
て本発明を実施することができる。
香粧品としては基礎化粧品、頭髪化粧品、仕上化粧品、
トイレタリー製品、芳香剤等が例示される。
香粧品に使われる基材としては柔軟剤、タルク、固体又
は液体の陰イオン性、陽イオン性、非イオン活性剤、高
分子剤、油脂、グアーガム、キサンタンガム、アラビヤ
ガム、ゼラチン等が例としてあげられる。調合香料と香
粧品基材の重量比は0.5 : 99.5から100:
1、好ましくは1:100から20280の範囲で使用
されるのが望ましい(岩崎1.香料の事典、54.19
80年朝倉書店)。
このようにして調製された香料組成物及び香粧品の弱い
興奮又は覚醒効果は、香粧品として皮膚や頭髪に適用さ
れ、又は衣類、浴剤、芳香剤や他人の使っている香粧品
を嗅ぐことにより、「活性精油」は吸入されて鼻腔にも
た。らされ、鼻腔中の嗅覚受容体を刺激して受容体から
のパルスが脳に達してにおいとして感することがわかっ
ており、その際に軽い興奮又は覚醒効果を示すものと考
えられる。この弱い効果を測定するためにWaiter
+11.G、らの方法(Nature、 203,38
0.(i964))を基本とし、山水らによる部分的断
眠のCNVに及ぼす影響(臨床脳波24,252;(1
982))からヒントを得て、本発明者らは脳の緩徐な
電位変動が注意。
期待、予期などの心的過程、あるいは意識水準の変動と
して示されると考えた。
CNV記録のための脳波電極は前頭、中心、頭頂の各部
位に装着し、左右の耳垂を直結した不関電極と、時定数
10.0ないし5秒で単極誘導を記録した。脳波への眼
球運動のアーチファクト混入の状態を知るために、左眼
球の上下方向の記録を行い、呼吸のモニターとして鼻腔
の下に呼吸の流量センサーを両面テープで装着し記録す
る。
被験者の光刺激(LED)に対する反応は母指球に筋電
図電極を装着し記録する。CNVパラダイムは「吸って
、吐いて」という指示を3回行う。
この実験者の指示に合せて被験者に呼吸するようにさせ
て最後の3回目の吸期に合せて臭気ビンを被験者の鼻腔
の前に近付けて嗅がせる。被験者が臭いを嗅いでから約
1抄機音刺激を呈示する(この時ブザーが鳴る: S、
)、続いて約2〜3秒後に発光ダイオードがつき(si
) 、被験者は直ちに利き手で持っているボタンを押し
てLEDをできるだけ早く消す運動反応(MR)をさせ
る、脳波の基線のドリフトが収まるのを待って、記録を
開始し、臭いのないものを嗅がせるブランク刺激を用い
る練習試行で被験者がCNVのパラダイムに十分に慣れ
た後、試料を用いて20〜40回試行間隔20〜30秒
で記録する。20〜40分の仮眠の前と仮眠の後コーヒ
ーを飲ませた後に行ったCNV記録をそれぞれブランク
■、ブランク■とし、その後の試料測定時と比較検討を
する。
データの解析は日本電気(株)製マイクロコンピュータ
PC−9801F2でA−D変換(サンプリング周波数
100Hz)L各刺激臭について10〜16回ずつ加算
してCNVの平均加算波形を得る。加算に際して、眼球
運動、筋電活動によるアーチファクトおよび脳波基線の
ドリフトの無い試行についてのみ加算する。CNVの基
線(ベースライン)は、S1前400 +osecの平
均電圧から求める。得られたCNVの平均加算波形を各
種精油について検討すると81呈示後400〜1000
 m5ecのいわゆる前期成分の振幅の緩和に着目する
とブランクに比べて振幅の増加が特定の濃度のローズ油
、イランイラン油、バジル油につき認められる。その濃
度は被験者の自覚するアンケート結果からも支持され、
前述の通り5重量%以上であり、10〜20重量%が好
ましい。イランイラン油に関しては特に10重量%以上
で用いるのが望ましい。鼻腔内に滞留する濃度について
はマリハナの煙の吸入でδ−9−テトラヒドロカナピノ
ールの場合と同様に考えて被験者の平均的吸入速度は1
0Q/l1inであり、蒸発した物質の50%が吸入さ
れ、吸入された50%がはきだされると考えて鼻腔内に
保留する量は゛試量の蒸発量の25%と考える。
〈実施例〉 次に、実施例及び試験例により本発明を説明する0本実
施例及び試験例に使用した試量は以下のものである。
ローズ油 プルガリャン(ブルガリヤ産)植物はRO!
111 damOscena Mill、でRosa 
Bulgaraとして知られている花精油である。最初
の水蒸気蒸留で得られた油と再留によって得た2番目の
油を混合したものである。
比重: dzll=0.848〜0.860屈折率: 
n”=1.453〜1.462イランイラン油 プルボ
ンEX(カミリ社製)植物はCananga odor
ataの花から採取されたもの。
S 比重:d工、=0.912〜0.961屈折率: n 
” = 1.500〜1,506バジル油 スパニッシ
ュ(ポルダム社製)植物はOumum fasilic
um L、の花から水蒸気蒸留で得たもの。
比重: d、、=0.912〜0.961屈折率: n
”−1,512〜1.519ラバンド(Lavande
) フランス国 ロシャーガッレー社製うベンダー系調合香
料 香料分 5〜10% ジャスミン(Jas脂in) 米国ジョバン社のrNight blooming J
asminJスプレィコロン 香料分 5〜10% 失直五上 活性精油及び活性精油混合物の調製 前記精油のローズ油、イランイラン油、バジル油を各々
又は2種又は3種混合したものの4段階濃度(0,1,
1,10,100重量%)をジエチルフタレート(和光
純薬製)に溶かして調製し、その0.2gを広口ビン(
6(21φX7as)中の下底に置いた7紙に吸収させ
てすぐに試験に供した。
去】111 調合香料の調製 活性精油混合物を10%以上を含有する各種調合香料(
芳香剤用、中性クリーム用、オーデコロン用、浴剤用1
石けん用)を処方例1のごとく常法の調合手段を用いて
調製した。
処方例1                (重量部)
イランイラン油           130ローズ油
                5゜バジル油   
            50クマリン       
        100エチルバニリン       
      5オークモスアブソリユート      
  5バニラレジノイド           2゜ム
スクケトン             90ムスクモス
ケン            40ドデカナールメチル
ノニルアセタール   5ウンデシレニツクアルデヒド
       5ベルガモツト油          
  3゜サンダルウツド油           10
オイゲノール            2゜メチルヨノ
ン            130リナロール    
          io。
ジャスミンベース Nα1      12゜ローズベ
ース Nα1          20ミユーゲベース
 &1        40カーネーシ1ンベース &
l      30去】011 芳香剤の調製 d−リモネン87.0 g 、アミノ酸系油ゲル化剤N
−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアシド(「CP−1
」味の素株式会社31り 2.0g、1.2−ポリブタ
ジェン(rJSRRB−840J日本合成ゴム株式会社
1り’0.5gおよびBHT 0.5gを200mQビ
ーカーに入れ、135℃で15分間加熱攪拌溶解させ、
次いで95〜100”Cに保ちながら「実施例2」の調
合香料Logを加えて均一になるまで15分間攪拌した
。しがる後、ガラス製透明容器に充填し密閉した後、放
冷した。この際、急冷するとゲル形成に歪みが生じ好ま
しくなかった。かくして固い安定なゲル状の芳香剤を調
製した。
失庭且土 オーデコロンの調製 実施例2で得た調合香料(ロリナ・FG−1高砂香料工
業(株)製)5gとブルシン変性アルコール75g、水
20gをよく混和し、約10”Cの冷暗所に4日間放置
Cたる後、P紙で濾過してオードトワレを得た。
叉に鼠旦 中性クリームの調製 下記の処方に従い乳化機に蒸留水を取り、A成分を順次
添加し、攪拌しつつ85℃まで加温し、この温度で均一
にした後、徐々に冷却した。50℃に至った時、B成分
を添加した。そして十分均一になった時にC成分を少量
づつ添加してpHを4に調節した後、約40℃で所定の
容器に流し込み、冷却して中性クリームを得た。
処方例2                   (重
量部)A成分:モノステアリン酸グリセライド    
 3.0〔花王アトラス株式会社製′″アラセル165
”〕セタノール                3.
5ステアリン酸             1.0白色
ワセリン              5.0グリセリ
ン             5.0モノステアリン酸
グリセライド     3.0〔日光ケミカル株式会社
製″ニッコールMGS−BSE”〕パラアミノ安息香酸
ブチル及びメチルエステル各0.1 蒸留水           全量を100とする量B
成分:実施例2で得た調合香料       1o、O
C成分:クエン酸及びクエン酸ソーダ(50:50)水
溶液0.5 ヌ」11釘 浴剤の調製 下記の処方例3に従い、先ず加熱及び冷却装置を備えた
攪拌機付乳化釜に蒸留水を取り、これにA成分を順次添
加混合し、攪拌しつつ85℃まで加温し、この温度で充
分均一にした後徐冷した。
50℃に至った時にこれにB成分を添加し攪拌し続けた
。そして全体を均一にして浴剤を得た。
この浴剤の使用量としては普通家族風呂(−入用)15
0flの浴湯に10g前後を添加するのが適当であった
処方例3                  (重量
部)A成分:モノステアリン酸グリセライド     
1.0〔日光ケミカル株式会社製“ニラコールMGS−
BSE”〕モノステアリン酸グリセライド     1
.5〔花王アトラス株式会社製11アラセル165” 
]セタノール               0.5非
イオン型界面活性剤         3.0〔日本エ
マルジゴン株式会社製“エマレックス5EP−4”〕グ
リセリン            10.0デヒドロ酢
酸              0.2蒸留水    
        全量を100とする量B成分:実施例
2で調製した浴剤用調合香料   5.0スffi 機械練り透明石けんの調製 牛脂70部と、椰子油20部、ヒマシ油10部よりなる
混合油脂を35.36%苛性ソーダ水溶液42.48部
及び水2部よりなる混合液で鹸化し、過剰の遊離アルカ
リを椰子油脂肪酸0.6部を用いて中和し、得られた石
鹸膠を冷却ロールを用いて冷却固化し、リボン状石鹸片
(固状体)を得た。これを常法によりロールミリング処
理を反復して繰返して、水分の蒸発と共に透明化させた
次いで、このリボンに実施例2で得たフローラルブーケ
香料を1.5重量%添加混合した後、ロールミリング及
びリファイナー処理を行い、最終真空圧出機へ送付して
そこより押出し、石鹸バーを調製した。
く試験例〉 K1友茎 方法及び手続は以下の通りである。
1)被験者:5名の調査師(38〜45才)と5名の健
康成人(女性、23〜35才)を対象とした。
2)使用試量:使用した試量は表1及び表2に示す通り
であり、無臭刺激であるブランクをコントロールして用
意した。
3)CNVの記録:脳波電極の装着部位は、正中線上の
前頭部(F 2 )、に限り、耳朶を不関電極として時
定数3.0秒で単極導出した。また、左眼球の垂直方向
の眼球運動の記録もあわせて行なった。
4)CNVパラダイム: CNVパラダイムはsl(ブ
ザーによる音刺激)−82(LEDによる光刺激)間隔
2.3秒であり、S2後ボタン押しによる運動反応(M
R)を行なわせた。香料の呈示は、S1前1〜2秒に、
被験者の吸気相に合わせて臭気ビンを鼻腔の前に近付け
て行った。
去IJ11艷 練習試行後、被験者の意識水準を一定にすることを目的
として、20〜30分間の仮眠をとらせ、覚醒後にコー
ヒーを飲ませた。その後15〜20分間の休憩をおき、
まずブランクについて、試行間隔10〜20秒として2
5試行の記録を行った。
ブランクに続いて試験例1では各試量につき3〜4名づ
つ記録し、被験者1名に対し2〜3種の試量を測定した
試験例2ではローズ油、イランイラン油、バジル油それ
ぞれ又は混合物について4段階の濃度(0,1,1,5
,10,100%)を呈示し、各種の試量について3名
づつ記録した。
資料の解析: CNVの平均加算波形は、マイクロコン
ピュータ(日本電気■製PC−9801)を使用し眼球
運動等のアーチファクトを除き、刺激臭について10〜
18回加算することによって求めた。また、CNVの基
線(ベースライン)は、Sl前400 m5ec平均圧
力から求めた。
ヌ1j12 各種試量についてのCNV前期前期成分総量算量実施例
2方例1で得られた調合香料及び実施例3〜7で得られ
た試量を広口ビン(6(!lφ×71)に一定量取り、
CNVの測定に供した。1試量につき被験者は3名で行
った。試量でのCNV前期前期成分総量算量準状態での
CNV前期前期成分総量算量にした百分率(CNV振幅
振幅量サンプリング量を第1表に示す。
2 イランイラン油 10%DEP*   0.2g 
 180 190 1953 バジル油 10%DEP
傘     0.2g  151 159 1654 
処方例1の調合香料償施例2)   0.2g  14
0 152 1775 芳香剤侠施例3)      
   2g   145 153 1686 オーデ:
IO:/CR施例4)      2g   1301
451567 中性クリーム鵡例5)       2
g   121 131 1408 浴剤鵡例6)  
        2g   118 132 1529
 機械練り透明画ケン0睡順列7)   2g   1
08 127 13510  ジャスミン(ロジャーガ
ッレー模 0.2g  117 140 151傘DE
Pはシエナルフタレートなス本9に1−る。
なお、試料とCNV振幅振幅量関係を第1図に示す。
X簾五主 ローズ油、イランイラン油、バジル油の個々又は混合物
の各種濃度をジエチルフタレート(DEP)で希釈して
調製し試験例1に従い試験に供し、CNVを測定した。
1試量につき3名測定しCNV前期前期成分総量算量準
状態での値を基にして百分率を求め(CNV振幅振幅量
の3回の平均を求めた(平均振幅%)、各試量における
各濃度での平均振幅%とアンケート結果を第2表に示す
0.1  110         30.1  10
5         30.1   110     
        30.1   110       
     30.1   110          
   30.1   105            
 30.1   110             3
第2表の結果より「活性精油」の濃度とCNV、平均振
幅%との関係をグラフにて示すと第2図の通りである。
表12表2に示されたCNVの測定結果と被験者の各試
量を嗅いだ後での興奮あるいは覚醒に関する7段階スケ
ールアンケート結果を総合するといずれも5重量%以上
で興奮又は覚醒効果が発現され、特にローズ油は5重量
%以上、イランイラン油は10重量%以上、バジル油で
は5重量%以上の場合に顕著な興奮あるいは覚醒効果を
示すことがわかった。
〈発明の効果〉 以上の如き本発明の香料組成物及び該香料組成物にて付
番した香粧品は吸入することにより人に軽い興奮又は覚
醒効果をもたらすので、覚醒効果が必要な外出等の際に
本発明の香料組成物及び香粧品を使用する等広い用途に
利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験例1による試料とCNV振幅%との関係を
示すグラフである。第2図は試験例2による活性精油の
濃度とCNV平均振幅%との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ローズ油、イランイラン油、バジル油より選ばれた
    1種又は2種以上の活性精油と香料とを含み、前記活性
    精油を5重量%以上含有させて吸入による興奮又は覚醒
    効果を発現させることを特徴とする香料組成物。 2)ローズ油、イランイラン油、バジル油より選ばれた
    1種又は2種以上の活性精油と香料とを含み、前記活性
    精油を5重量%以上含有させて吸入による興奮又は覚醒
    効果を発現させる香料組成物にて付香したことを特徴と
    する香粧品。 3)当該香料組成物と担体としての香粧品基材の重量比
    が0.5:99.5から100:1である特許請求の範
    囲第2項記載の香粧品。
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