JPH0757543A - オーディオ機器接続用ケーブル - Google Patents

オーディオ機器接続用ケーブル

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JPH0757543A
JPH0757543A JP21793293A JP21793293A JPH0757543A JP H0757543 A JPH0757543 A JP H0757543A JP 21793293 A JP21793293 A JP 21793293A JP 21793293 A JP21793293 A JP 21793293A JP H0757543 A JPH0757543 A JP H0757543A
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JP
Japan
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wire
conductor portion
conductor
copper
tensile strength
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Application number
JP21793293A
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English (en)
Inventor
Kunio Negishi
邦夫 根岸
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導体が内部導体部7とその外周を覆う外層導
体部9とからなり、内部導体部7は引張強さ300MP
a以下の銅素線6の撚線で構成され、外層導体部9は引
張強さ360MPa以上の銅素線8の撚線層で構成され
ているオーディオ機器接続用ケーブル。 【効果】 引張強さ300MPa以下の銅素線6は低音
域に適し、引張強さ360MPa以上の銅素線8は高音
域に適している。表皮効果により高音域の高周波信号は
外層導体部を伝わる。このため、高音域における音の高
解像度と低音域の充実感とを兼ね備えた、従来よりすぐ
れた音質、音場感を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ機器のアン
プとスピーカーの間、アンプ相互間またはアンプとCD
プレーヤーの間等を接続するケーブルの、特に導体の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器接続用ケーブルについて
は従来から、導体の結晶粒の大きさに関する改良、純度
に関する改良、撚線構造に関する改良などがなされてい
る(実公昭59−177120号公報、特開昭59−1
67904号公報、特開昭60−203339号公報
等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のオーディ
オ機器接続用ケーブルは、低音域に適する導体材質、高
音域に適する導体材質の検討がなされていない。このた
め、まだ音質に改良の余地が残されている。
【0004】本発明の目的は、低音域、高音域に合った
導体の材質を究明し、さらに音質の優れたオーディオ機
器接続用ケーブルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段とその作用】低音域用の導
体には、充実した低音を出すためソフトな音が得られる
材質が好ましく、高音域用の導体には高解像度の音が得
られる材質が好ましい。そこで、導体の材質による音質
傾向を評価するため、次に示す各種の銅素線を用いてそ
れぞれ図1の構造のスピーカー用ケーブルを試作し、比
較試聴した。
【0006】 6N−OFC(A):高純度(99.999
9 %)無酸素銅線(軟銅線)引張強さ170〜240M
Pa OFC(A) :無酸素銅線(軟銅線)引張強
さ180〜300MPa TPC(A) :タフピッチ銅線(軟銅線)引
張強さ180〜300MPa OFC(H) :無酸素銅線(硬銅線)引張強
さ360〜480MPa Sn入り銅(H) :0.15%錫入り銅合金線
(硬銅線)引張強さ560〜680MPa GC−OFC(H):過焼鈍無酸素銅線(硬銅線)
引張強さ440〜560MPa PCOCC(H) :加熱鋳型鋳造法による無酸素
銅線(硬銅線)引張強さ500〜600MPa 引張強さはJIS−C−3002に規定された試験方法
による。
【0007】図1のケーブル構造は、0.18mmφの銅
素線80本を同心撚りした撚線導体1に、厚さ0.5mm
の絶縁体2を被覆して絶縁心線3とし、この絶縁心線3
を2本、介在4と共に対撚りして、さらに厚さ約1mmの
ポリ塩化ビニルシース5を被覆したものである。撚線導
体1には〜の銅素線を使用し、絶縁体2には各ケー
ブルともポリプロピレンを使用して、7種類のケーブル
を試作した。
【0008】試聴の判定基準は、例えばオーケストラの
奏でる曲では、各楽器の音がクリアーに明快に分離して
聞こえるかどうか、この解像度を主眼にした。この理由
は高音域の音には解像度が不可欠であり、これが損なわ
れると音質全体がぼけてしまう傾向があるからである。
また低音域の判定は、ほぼ500Hz以下の音の音量の
多少を充実感として評価した。試作した7種類のケーブ
ルの試聴結果は表1のとおりであった。
【0009】
【表1】
【0010】表1における音質傾向の記号は次のとおり
である。 □:解像度より低音の充実感が優先する音 ○:良好な解像度の音 ◎:きわめて良好な解像度の音
【0011】また銅素線の引張強さと、音の解像度およ
び低音域の充実感との関係をグラフに表すと、図2のよ
うになる。以上の結果によれば、軟銅線と硬銅線の間に
は明確な差があり、軟銅線は低音域用に適しており、硬
銅線は高音域用に適していることが分かる。
【0012】一方、導体を伝わる信号電流は、周波数が
高くなると表皮効果の影響が出てくることが知られてい
る。表皮効果の影響が出るかどうかの指標として、表皮
深さδが定義されている。δの定義は、導体表面の電流
密度の1/e(e:自然対数の底)となる箇所の表面か
らの距離である。この表皮深さδと周波数との関係を図
3に示す。
【0013】人間の可聴周波数帯域の上限は正弦波で2
0kHzとされているが、図3によると導体が銅線の場
合は、外径がほぼ1mm以上になると表皮効果の影響を受
けることになり、それより外径が大きくなるに従い、表
皮効果の影響が大きくなる。一方、20kHz以上の信
号を可聴周波数帯域外という理由で、例えばフィルター
等を用いてカットしてしまうと、音楽はメリハリのな
い、解像度の悪い音になってしまうことが知られてい
る。このことは100kHz程度まで高調波成分をきち
んと伝送しないと、忠実な再生音が得られないと解釈さ
れている。このように、高解像度を得るための高周波信
号は、表皮効果の影響で導体の表面近傍を伝わることが
分かる。
【0014】そこで、請求項1の発明は、オーディオ機
器接続用ケーブルの導体を内部導体部とその周囲を覆う
外層導体部とに分け、内部導体部は引張強さ300MP
a以下の銅素線の撚線または単線で構成し、外層導体部
は引張強さ360MPa以上の銅素線の撚線層で構成す
ることとしたものである。
【0015】これにより、高音域の信号は表皮効果によ
り外層導体部の高音域に適した材質を伝わるようにな
り、高解像度の音が得られる。また低音域の信号は、内
部導体部の断面積を十分確保することにより(内部導体
部の導体抵抗を十分小さくすることにより)、低音域に
適した材質を伝わるようになり、低音域の充実感が得ら
れる。
【0016】以上は銅素線の硬軟と音質の関係を究明し
た結果であるが、次に銅素線の結晶粒の大きさと音質の
関係について説明する。銅素線の結晶粒の大きさによる
音質傾向を評価するため、次の(イ)〜(ト)に示す各
種の銅素線を用いてそれぞれ図1の構造のスピーカー用
ケーブルを試作し、比較試聴した。
【0017】(イ)6N−OFC(A):高純度(99.9
999 %)無酸素銅線(軟銅線)結晶粒の平均長1.0mm
以下 (ロ)OFC(A) :無酸素銅線(軟銅線)結晶
粒の平均長0.1mm以下 (ハ)TPC(A) :タフピッチ銅線(軟銅線)
結晶粒の平均長0.1mm以下 (ニ)OFC(H) :無酸素銅線(硬銅線)結晶
粒の平均長50mm以下 (ホ)Sn入り銅(H) :0.15%錫入り銅合金線
(硬銅線)結晶粒の平均長20mm以下 (ヘ)GC−OFC(H):過焼鈍無酸素銅線(硬銅
線)結晶粒の平均長60mm以上 (ト)PCOCC(H) :加熱鋳型鋳造法による無酸
素銅線(硬銅線)結晶粒の平均長20,000mm以上
【0018】ここで「結晶粒の平均長」とは、銅線の長
手方向で測定した結晶粒の大きさの平均値をいう(加工
法により差が出ることがある)。ただしGC−OFC
(H)とPCOCC(H)は結晶粒の長さが長すぎて測
定できないので、線引前の母材の結晶粒の大きさから推
定した理論値である。
【0019】図1のケーブル構造は前述のとおりであ
る。撚線導体1には(イ)〜(ト)の各銅素線(0.1
8mmφ)を使用し、絶縁体2には各ケーブルともポリプ
ロピレンを使用して、7種類のケーブルを試作した。試
聴の判定基準も前述のとおりである。試作した7種類の
ケーブルの試聴結果は表2のとおりであった。
【0020】
【表2】
【0021】表1における音質傾向の記号は次のとおり
である。 □:解像度より低音の充実感が優先する音 △:中程度の解像度の音 ◎:きわめて良好な解像度の音
【0022】また、結晶粒の素線長手方向の平均長の素
線径に対する倍率と、音質傾向との関係をグラフに表す
と図4のようになる。以上の結果によると、低音域用に
は結晶粒の素線長手方向の平均長が素線径の300倍以
下の銅素線が適しており、高音域用には結晶粒の素線長
手方向の平均長が素線径の350倍以上の銅素線が適し
ていることが分かる。また前述のように、高解像度を得
るための高周波信号は表皮効果の影響で導体の表面近傍
を伝わる。
【0023】そこで請求項2の発明は、オーディオ機器
接続用ケーブルの導体を内部導体部とその周囲を覆う外
層導体部とに分け、内部導体部は結晶粒の素線長手方向
の平均長が素線径の300倍以下の銅素線の撚線または
単線で構成し、外層導体部は結晶粒の素線長手方向の平
均長が素線径の350倍以上の銅素線の撚線層で構成す
ることとしたものである。
【0024】これにより、高音域の信号は表皮効果によ
り外層導体部の高音域に適した材質を伝わるようにな
り、高解像度の音が得られる。また低音域の信号は、内
部導体部の断面積を十分確保することにより(内部導体
部の導体抵抗を十分小さくすることにより)、低音域に
適した材質を伝わるようになり、低音域の充実感が得ら
れる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0026】実施例1 図5に示すように、0.20mmφのOFC(A)の素線
6を3層撚り合わせて内部導体部7を形成し、その外周
に0.20mmφのOFC(H)の素線8を1層撚り合わ
せて外層導体部9を形成して、1本の撚線導体とした。
OFC(A)の素線6の引張強さは180〜300MP
a、OFC(H)の素線8の引張強さは360〜480
MPaである。各層の撚り方向は最外層を右撚りとし、
各層交互撚りとした。内部導体部7の断面積は0.94
mm2 、外層導体部9の断面積は0.69mm2 であり、全
断面積に占める内部導体部7の割合は58%である。
【0027】この導体を用いて図1のようなスピーカー
用ケーブルを製造し、音質の評価試験を行った。その結
果、このケーブルは、OFC(A)の素線のみを使用し
たケーブル及びOFC(H)の素線のみを使用したケー
ブルと比較して、高解像度と低音部の充実感とを兼ね備
えた良好な音質を得ることができた。
【0028】実施例2 図6に示すように、1.5mmφの6N−OFC(A)の
単線11で内部導体部7を構成し、その外周に0.18
mmφのPCOCC(H)の素線12を2層撚り合わせて
外層導体部9を形成して、1本の撚線導体とした。6N
−OFC(A)の素線11の引張強さは170〜240
MPa、PCOCC(H)の素線12の引張強さは50
0〜600MPaである。内部導体部7の断面積は1.
76mm2、外層導体部9の断面積は1.47mm2 であ
り、全断面積に占める内部導体部7の割合は55%であ
る。この導体を用いて図1のようなスピーカー用ケーブ
ルを製造し、音質の評価試験を行った結果、実施例1よ
り良好な音質を得ることができた。
【0029】実施例3 太径導体対応として図7のような撚線導体を製造した。
すなわち、0.32mmφのOFC(A)の素線13を7
コ撚りして子撚線14とし、この子撚線14を7本ロー
プ状に撚り合わせて内部導体部7を形成し、その外周
に、0.2mmφのPCOCC(H)の素線15を3コ撚
りした子撚線16を1層撚りして外層導体部9を形成し
た。OFC(A)の素線13の引張強さは180〜30
0MPa、PCOCC(H)の素線15の引張強さは5
00〜600MPaである。この導体の外径は3.5m
m、内部導体部7の断面積は3.94mm2 、外層導体部
9の断面積は2.26mm2 であり、全断面積に占める内
部導体部7の割合は64%である。この導体を用いて図
1のようなスピーカー用ケーブルを製造し、音質の評価
試験を行った結果、実施例1と同等の音質を得ることが
できた。
【0030】以上は請求項1の発明の実施例であり、こ
れ以外にも、内部導体部に引張強さ300MPa以下の
軟銅素線を使用し、外層導体部に引張強さ360MPa
以上の硬銅素線を使用した、他の素線の組み合わせで
も、また他の撚線構造ても、同様の結果が得られた。
【0031】なお表1に掲げた銅素線のうちでは、内部
導体部に6N−OFC(A)を、外層導体部にPCOC
C(H)を使用した場合に、最も良好な低音域の充実と
高音域の分離性が得られた。ただし銅素線の選択は必ず
しも表1記載のものに限定されることはなく、ケーブル
全体の音質設計を考慮して、内部導体部は引張強さ30
0MPa以下の銅素線の中から、外層導体部に引張強さ
360MPa以上の銅素線の中から任意に選択すること
ができる。
【0032】次に請求項2の発明の実施例を説明する。 実施例4 図8に示すように、0.20mmφのOFC(A)の素線
21を3層撚り合わせて内部導体部7を形成し、その外
周に0.20mmφのGC−OFC(H)の素線22を1
層撚り合わせて外層導体部9を形成して、1本の撚線導
体とした。OFC(A)の素線21の結晶粒の素線長手
方向平均長は素線径の0.6倍以下、GC−OFC
(H)の素線22の結晶粒の素線長手方向平均長は素線
径の350〜8000倍である。各層の撚り方向は最外
層を右撚りとし、各層交互撚りとした。内部導体部7の
断面積は0.94mm2 、外層導体部9の断面積は0.6
9mm2であり、全断面積に占める内部導体部7の割合は
58%である。
【0033】この導体を用いて図1のようなスピーカー
用ケーブルを製造し、音質の評価試験を行った。その結
果、このケーブルは、OFC(A)の素線のみを使用し
たケーブル及びGC−OFC(H)の素線のみを使用し
たケーブルと比較して、高解像度と低音部の充実感とを
兼ね備えた良好な音質を得ることができた。
【0034】実施例5 図9に示すように、1.5mmφの6N−OFC(A)の
単線23で内部導体部7を構成し、その外周に0.18
mmφのPCOCC(H)の素線24を2層撚り合わせて
外層導体部9を形成して、1本の撚線導体とした。6N
−OFC(A)の素線23の結晶粒の素線長手方向平均
長は素線径の1.0倍以下、PCOCC(H)の素線2
4の結晶粒の素線長手方向平均長は素線径の1万倍以上
である。内部導体部7の断面積は1.76mm2 、外層導
体部9の断面積は1.47mm2 であり、全断面積に占め
る内部導体部7の割合は55%である。この導体を用い
て図1のようなスピーカー用ケーブルを製造し、音質の
評価試験を行った結果、実施例4より良好な音質を得る
ことができた。
【0035】実施例6 太径導体対応として図10のような撚線導体を製造し
た。すなわち、0.32mmφのOFC(A)の素線25
を7コ撚りして子撚線26とし、この子撚線26を7本
ロープ状に撚り合わせて内部導体部7を形成し、その外
周に、0.2mmφのPCOCC(H)の素線27を3コ
撚りした子撚線28を1層撚り合わせて外層導体部9を
形成した。OFC(A)の素線25の結晶粒の素線長手
方向平均長は素線径の0.6倍以下、PCOCC(H)
の素線27の結晶粒の素線長手方向平均長は素線径の1
万倍以上である。この導体の外径は3.5mm、内部導体
部7の断面積は3.94mm2 、外層導体部9の断面積は
2.26mm2 であり、全断面積に占める内部導体部7の
割合は64%である。この導体を用いて図1のようなス
ピーカー用ケーブルを製造し、音質の評価試験を行った
結果、実施例4と同等の音質を得ることができた。
【0036】以上は請求項2の発明の実施例であり、こ
れ以外にも、内部導体部に結晶粒の素線長手方向平均長
が素線径の300倍以下の銅素線を使用し、外層導体部
に結晶粒の素線長手方向平均長が素線径の350倍以上
の銅素線を使用した、他の素線の組み合わせでも、また
他の撚線構造でも、同様の結果が得られた。
【0037】なお表2に掲げた銅素線のうちでは、内部
導体部に6N−OFC(A)を、外層導体部にPCOC
C(H)を使用した場合に、最も良好な低音域の充実と
高音域の分離性が得られた。ただし銅素線の選択は必ず
しも表2記載のものに限定されることはなく、ケーブル
全体の音質設計を考慮して、内部導体部は結晶粒の素線
長手方向平均長が素線径の300倍以下の銅素線の中か
ら、外層導体部は結晶粒の素線長手方向平均長が素線径
の350倍以上の銅素線の中から任意に選択することが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ーディオ機器接続用ケーブルの導体を内部導体部と外層
導体部に分け、内部導体部には低音域に適した材質を、
外層導体部には高音域に適した材質を使用したことによ
り、高音域における音の高解像度と低音域の充実感とを
兼ね備えた、従来よりすぐれた音質、音場感を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のために試作、試験に供したケーブル
の構造を示す断面図。
【図2】 オーディオ機器接続用ケーブルに使用される
各種銅素線の、引張強さと音質傾向との関係を示すグラ
フ。
【図3】 周波数と表皮深さの関係を示すグラフ。
【図4】 オーディオ機器接続用ケーブルに使用される
各種銅素線の、結晶粒の平均長と音質傾向との関係を示
すグラフ。
【図5】 請求項1の発明の一実施例に係るケーブルの
導体の断面図。
【図6】 請求項1の発明の他の実施例に係るケーブル
の導体の断面図。
【図7】 請求項1の発明のさらに他の実施例に係るケ
ーブルの導体の断面図。
【図8】 請求項2の発明の一実施例に係るケーブルの
導体の断面図。
【図9】 請求項2の発明の他の実施例に係るケーブル
の導体の断面図。
【図10】 請求項2の発明のさらに他の実施例に係る
ケーブルの導体の断面図。
【符号の説明】
6:OFC(A)の素線(引張強さ180〜300MP
a) 7:内部導体部 8:OFC(H)の素線(引張強さ360〜480MP
a) 9:外層導体部 11:6N−OFC(A)の素線(引張強さ170〜2
40MPa) 12:PCOCC(H)の素線(引張強さ500〜60
0MPa) 13:OFC(A)の素線(引張強さ180〜300M
Pa) 14:子撚線 15:PCOCC(H)の素線(引張強さ500〜60
0MPa) 16:子撚線 21:OFC(A)の素線(結晶粒の平均長が素線径の
0.6倍以下) 22:GC−OFC(H)の素線(結晶粒の平均長が素
線径の350〜8000倍) 23:6N−OFC(A)の素線(結晶粒の平均長が素
線径の1.0倍以下) 24:PCOCC(H)の素線(結晶粒の平均長が素線
径の1万倍以上) 25:OFC(A)の素線(結晶粒の平均長が素線径の
0.6倍以下) 26:子撚線 27:PCOCC(H)の素線(結晶粒の平均長が素線
径の1万倍以上) 28:子撚線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体が内部導体部とその外周を覆う外層導
    体部とからなり、内部導体部は引張強さ300MPa以
    下の銅素線の撚線または単線で構成され、外層導体部は
    引張強さ360MPa以上の銅素線の撚線層で構成され
    ていることを特徴とするオーディオ機器接続用ケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】導体が内部導体部とその外周を覆う外層導
    体部とからなり、内部導体部は結晶粒の素線長手方向の
    平均長が素線径の300倍以下の銅素線の撚線または単
    線で構成され、外層導体部は結晶粒の素線長手方向の平
    均長が素線径の350倍以上の銅素線の撚線層で構成さ
    れていることを特徴とするオーディオ機器接続用ケーブ
    ル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012111831A1 (ja) * 2011-02-17 2012-08-23 矢崎総業株式会社 高屈曲絶縁電線

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WO2012111831A1 (ja) * 2011-02-17 2012-08-23 矢崎総業株式会社 高屈曲絶縁電線
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