JPS6114096Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6114096Y2 JPS6114096Y2 JP9736881U JP9736881U JPS6114096Y2 JP S6114096 Y2 JPS6114096 Y2 JP S6114096Y2 JP 9736881 U JP9736881 U JP 9736881U JP 9736881 U JP9736881 U JP 9736881U JP S6114096 Y2 JPS6114096 Y2 JP S6114096Y2
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- Japan
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- conductor
- sound quality
- audio
- cord
- insulating layer
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は音質改善効果のある、オーデイオ用コ
ードの改良に関するものである。
ードの改良に関するものである。
オーデイオ用コードの代表例はアンプとスピー
カを接続するスピーカコード、プリアンプとメイ
ンアンプ間、プレーヤとアンプ間の連絡用の中継
コードがある。
カを接続するスピーカコード、プリアンプとメイ
ンアンプ間、プレーヤとアンプ間の連絡用の中継
コードがある。
最近のオーデイオの機器の発達には目ざましい
ものがあり、雑音や歪の少いよりクリアーな音質
の実現へ向けて次々と新しい機種が誕生してい
る。又、レコーデイング技術にしてもデイジタル
レコーデイングに代表される高品質な音作りが進
められている。これらの高品質音質の実現に伴い
従来余り重視されていなかつた、オーデイオ用コ
ードによる音質改善効果がクローズアツプされて
来ている。
ものがあり、雑音や歪の少いよりクリアーな音質
の実現へ向けて次々と新しい機種が誕生してい
る。又、レコーデイング技術にしてもデイジタル
レコーデイングに代表される高品質な音作りが進
められている。これらの高品質音質の実現に伴い
従来余り重視されていなかつた、オーデイオ用コ
ードによる音質改善効果がクローズアツプされて
来ている。
これらオーデイオコードの違いによる音質の変
化について、聴感による比較評価テストを実施し
て見ると導体に高純度無酸素銅を使用し、その上
に硬い絶縁体を導体に密着するよう施したもの
程、高品質の音質が得られることが判明した。即
ち高純度無酸素銅と硬い絶縁体からなるオーデイ
オ用コードが高品質オーデイオコードという事に
なるので、例えば無酸素銅導体上に高密度ポリエ
チレンなどの硬い絶縁体を押出被覆したオーデイ
オコードが実用化され音質的には好効果が得られ
ている。
化について、聴感による比較評価テストを実施し
て見ると導体に高純度無酸素銅を使用し、その上
に硬い絶縁体を導体に密着するよう施したもの
程、高品質の音質が得られることが判明した。即
ち高純度無酸素銅と硬い絶縁体からなるオーデイ
オ用コードが高品質オーデイオコードという事に
なるので、例えば無酸素銅導体上に高密度ポリエ
チレンなどの硬い絶縁体を押出被覆したオーデイ
オコードが実用化され音質的には好効果が得られ
ている。
しかしながら硬い絶縁体を使用する関係上、可
とう性が損われ取り扱いにくくなるのが欠点であ
つた。これらオーデイオ用コードは機器の裏側な
ど配線スペースが制限される場合が多く限られた
スペースになじみ良く配線できる事が望ましい。
さらにこれらをマイクロフオン用コードなど移動
用に使用する場合には、可とう性の付与は重要な
ポイントとなる。
とう性が損われ取り扱いにくくなるのが欠点であ
つた。これらオーデイオ用コードは機器の裏側な
ど配線スペースが制限される場合が多く限られた
スペースになじみ良く配線できる事が望ましい。
さらにこれらをマイクロフオン用コードなど移動
用に使用する場合には、可とう性の付与は重要な
ポイントとなる。
本考案の目的は前述の欠点を解消し、可とう性
にすぐれ取り扱い性が大巾に改善されしかも音質
改善効果のあるオーデイオコードを提供すること
にある。
にすぐれ取り扱い性が大巾に改善されしかも音質
改善効果のあるオーデイオコードを提供すること
にある。
すなわち本考案の要旨は、無酸素導体とその上
に施した必要最小限の比較的硬いプラスチツクの
薄肉絶縁層とさらにその上に密着するようにやわ
らかく弾性のある熱可とう性エラストマーを施し
た事にある。
に施した必要最小限の比較的硬いプラスチツクの
薄肉絶縁層とさらにその上に密着するようにやわ
らかく弾性のある熱可とう性エラストマーを施し
た事にある。
つぎに本考案の一実施例を添付図面を参照して
さらに説明するに、第1図は同軸型スピーカーコ
ードである。1は内部導体で純度99.99%以上の
無酸素銅撚線であるが、導体1は同一断面積の場
合でも素線径を細くし撚本数を多くした方が音質
には好結果が得られる。
さらに説明するに、第1図は同軸型スピーカーコ
ードである。1は内部導体で純度99.99%以上の
無酸素銅撚線であるが、導体1は同一断面積の場
合でも素線径を細くし撚本数を多くした方が音質
には好結果が得られる。
この上に比較的硬いプラスチツクの薄肉絶縁層
2を導体1との密着性を充分保つように施す。
2を導体1との密着性を充分保つように施す。
この絶縁層としては硬度(シヨアD)65以上の
比較的硬い材料、例えば、昭和電工KK製の高密
度ポリエチレン、シヨウレツクス5003(硬度70)
が適当である。導体1上に硬い材料を密着させる
ことは音質改善上重要なポイントであり、高純度
無酸素銅を使用した場合でも、絶縁層2の硬度と
密着性により聴感テストでは明らかに差が認めら
れた。これは硬く、密着した薄肉層2が信号電流
による電磁力で導体1が振動し、信号エネルギー
の一部が振動ロスとして失なわれることを抑制し
ているものと考えられる。
比較的硬い材料、例えば、昭和電工KK製の高密
度ポリエチレン、シヨウレツクス5003(硬度70)
が適当である。導体1上に硬い材料を密着させる
ことは音質改善上重要なポイントであり、高純度
無酸素銅を使用した場合でも、絶縁層2の硬度と
密着性により聴感テストでは明らかに差が認めら
れた。これは硬く、密着した薄肉層2が信号電流
による電磁力で導体1が振動し、信号エネルギー
の一部が振動ロスとして失なわれることを抑制し
ているものと考えられる。
介在層3は前述した音質改善効果を維持しつつ
さらにケーブルに可とう性を付与するために設け
たもので、比較的やわらかく弾性のある材質を絶
縁層2に密着するように施すと効果的ある。種々
実験結果では、表面硬度40(シヨアD)以下の可
塑性エラストマー例えば三井石油化学工業製オレ
フイン系熱可塑性エラストマーミラストマ7520
(硬度28)が適当である。オレフイン系エラスト
マ3は、通常の電線押出と同様に押出加工が可能
であり、かつ誘電率もポリエチレンとほぼ同じで
あるので、高密度ポリエチレンを薄肉化し、代り
にこのオレフイン系熱可塑性エラストマ3を施し
た場合でも同一外径で同じ特性を実現できる。
さらにケーブルに可とう性を付与するために設け
たもので、比較的やわらかく弾性のある材質を絶
縁層2に密着するように施すと効果的ある。種々
実験結果では、表面硬度40(シヨアD)以下の可
塑性エラストマー例えば三井石油化学工業製オレ
フイン系熱可塑性エラストマーミラストマ7520
(硬度28)が適当である。オレフイン系エラスト
マ3は、通常の電線押出と同様に押出加工が可能
であり、かつ誘電率もポリエチレンとほぼ同じで
あるので、高密度ポリエチレンを薄肉化し、代り
にこのオレフイン系熱可塑性エラストマ3を施し
た場合でも同一外径で同じ特性を実現できる。
さらに熱可塑性エラストマ3はゴム弾性を有し
ており、硬い薄肉絶縁層2上にこれを施すことに
より、全部を硬い絶縁層2にした場合に比べて可
とう性、取り扱い性が大巾に向上する。
ており、硬い薄肉絶縁層2上にこれを施すことに
より、全部を硬い絶縁層2にした場合に比べて可
とう性、取り扱い性が大巾に向上する。
さらに重要なことは絶縁層2を薄くしてこれが
硬く導体1に密着しており、その上の介在層3が
やはり密着して施されている限り、音質改善効果
はそのまま保持されているという事である。
硬く導体1に密着しており、その上の介在層3が
やはり密着して施されている限り、音質改善効果
はそのまま保持されているという事である。
即ち本考案によつて音質改善効果にすぐれ、か
つ取り扱い性が大巾に向上したオーデイオコード
が実現された訳である。
つ取り扱い性が大巾に向上したオーデイオコード
が実現された訳である。
特にその取り扱い性の向上はマイクロフオンコ
ードなどの移動用途に用いられる場合、又は移動
用オーデイオ設備に用いられるコードの場合には
大きな利点となり工業上利用価値は大である。
ードなどの移動用途に用いられる場合、又は移動
用オーデイオ設備に用いられるコードの場合には
大きな利点となり工業上利用価値は大である。
尚、4は外部導体、5はジヤケツトである。
第2図は本考案2心タイプの中継コードに適用
した実施例を示すものである。この場合介在層3
は2本の絶縁導体を固く保持しているので、ギヤ
ツプタイヤケーブルと同様の効果も有しており機
械的なケーブルの補強役目を果している。
した実施例を示すものである。この場合介在層3
は2本の絶縁導体を固く保持しているので、ギヤ
ツプタイヤケーブルと同様の効果も有しており機
械的なケーブルの補強役目を果している。
介在層3として熱可塑性エラストマーが最適で
はあるが、硬度40以下でほぼ同等の弾性を有する
ものであれば、塩化ビニル、ゴムなどでも良い。
はあるが、硬度40以下でほぼ同等の弾性を有する
ものであれば、塩化ビニル、ゴムなどでも良い。
以上の様にして成る本考案によれば、音質改善
効果にすぐれ、かつ可撓性に優れたオーデイオ用
コードの提供を可能としたものであり、その実用
的価値は大なるものがある。
効果にすぐれ、かつ可撓性に優れたオーデイオ用
コードの提供を可能としたものであり、その実用
的価値は大なるものがある。
添付図面は本考案ケーブルの実施例を示すもの
で、第1図は同軸型スピーカコード、第2図は2
心タイプの中継コードの横断面説明図である。 1:無酸素銅導体、2:硬い絶縁体、3:柔ら
かい介在物、4:外部導体(シールド層)、5:
ジヤケツト。
で、第1図は同軸型スピーカコード、第2図は2
心タイプの中継コードの横断面説明図である。 1:無酸素銅導体、2:硬い絶縁体、3:柔ら
かい介在物、4:外部導体(シールド層)、5:
ジヤケツト。
Claims (1)
- 純度99.99%以上の無酸素銅より成る導体と、
該導体上に施された表面硬度(シヨアD)65以上
の比較的硬いプラスチツク薄肉絶縁層とさられそ
の上に施された表面硬度(シヨアD)40以下の熱
可塑性エラストマーとより構成されたことを特徴
とするオーデイオ用コード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9736881U JPS582809U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | オ−デイオ用コ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9736881U JPS582809U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | オ−デイオ用コ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS582809U JPS582809U (ja) | 1983-01-10 |
JPS6114096Y2 true JPS6114096Y2 (ja) | 1986-05-01 |
Family
ID=29892178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9736881U Granted JPS582809U (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | オ−デイオ用コ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582809U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8864898B2 (en) | 2011-05-31 | 2014-10-21 | Honeywell International Inc. | Coating formulations for optical elements |
US8992806B2 (en) | 2003-11-18 | 2015-03-31 | Honeywell International Inc. | Antireflective coatings for via fill and photolithography applications and methods of preparation thereof |
-
1981
- 1981-06-29 JP JP9736881U patent/JPS582809U/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8992806B2 (en) | 2003-11-18 | 2015-03-31 | Honeywell International Inc. | Antireflective coatings for via fill and photolithography applications and methods of preparation thereof |
US8864898B2 (en) | 2011-05-31 | 2014-10-21 | Honeywell International Inc. | Coating formulations for optical elements |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS582809U (ja) | 1983-01-10 |
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