JPH0756352A - 平版印刷版 - Google Patents

平版印刷版

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Publication number
JPH0756352A
JPH0756352A JP20548493A JP20548493A JPH0756352A JP H0756352 A JPH0756352 A JP H0756352A JP 20548493 A JP20548493 A JP 20548493A JP 20548493 A JP20548493 A JP 20548493A JP H0756352 A JPH0756352 A JP H0756352A
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JP
Japan
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silver halide
halide emulsion
printing plate
silver
lithographic printing
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Pending
Application number
JP20548493A
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English (en)
Inventor
Akio Yoshida
章男 吉田
Masahiko Saikawa
正彦 斉川
Keisuke Iguchi
恵介 井口
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0756352A publication Critical patent/JPH0756352A/ja
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】銀錯塩拡散転写法を利用し、露光不可部の銀析
出が無く、画質、及び、耐刷力に優れた、アルミニウム
板を支持体とするネガ・タイプの平版印刷版を提供す
る。 【構成】アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間
に物理現像核を有する平版印刷版において、 a.該ハロゲン化銀乳剤層が予めカブラされた直接ポジ
用ハロゲン化銀乳剤を塗布されたものであり b.該ハロゲン化銀乳剤が85モル%以上の塩化物を含
むハロゲン化銀乳剤粒子からなり、 c.該ハロゲン化銀乳剤粒子の表面は、増感色素を吸着
せしめ、且つ、臭化物により置換させたものであること
を特徴とする平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム板を支持
体とする平版印刷版、特に銀錯塩拡散転写法を用いる平
版印刷版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた
平版印刷版については、フォーカル・プレス、ロンドン
ニューヨーク(1972年)発行、アンドレ ロット
及びエディス ワイデ著、「フォトグラフィック・シル
バー・ハライド・ディヒュージョン・プロセシズ」、第
101頁〜第130頁に幾つかの例が記載されている。
【0003】その中で述べられているように、DTR法
を用いた平版印刷版には、転写材料と受像材料を別々に
したツーシートタイプ、あるいはそれらを一枚の支持体
上に設けたモノシートタイプの二方式が知られている。
ツーシートタイプの平版印刷版については、特開昭57
−158844号公報に詳しく記載されている。又、モ
ノシートタイプについては、特公昭48−30562
号、同51−15765号、特開昭51−111103
号、同52−150105号などの各公報に詳しく記載
されている。
【0004】紙を支持体とした平版印刷版は、印刷中の
版伸びや水分のしみ込みなどのため耐刷性を含め高品質
の印刷は困難である。これらの問題点を改良し印刷性能
を向上する目的でフィルム支持体が用いられる。例え
ば、酢酸セルロースフィルム、ポリビニルアセタールフ
ィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、或はポリエ
ステル、ポリプロピレン、又はポリスチレンフィルムな
どをポリエチレンフィルムで被覆した複合フィルム等が
支持体として利用できる。
【0005】しかしながら、フィルムを支持体とした平
版印刷版は紙ベースの印刷版と比べ、版伸び性や水分の
しみ込みなどの点で改良されたものの、耐刷性、保水
性、更には印刷機への版掛け性等の点で問題を残してい
る。
【0006】そこで、上に述べた紙やフィルムを支持体
とした平版印刷版の種々の問題点を解決するために、金
属特にアルミニウム板を支持体とした銀塩方式の平版印
刷版が知られており、特開昭57−118244号、同
57−158844号、同63−260491号、特開
平3−116151号、同4−282295号などの各
公報に詳しく記載されている。
【0007】特開昭63−260491号、特開平3−
116151号、同4−282295号などの各公報に
は、粗面化され陽極酸化されたアルミニウム板を支持体
とし、その上に物理現像核を担持し、更にその上に感光
性ハロゲン化銀乳剤層を設けたモノシートタイプでDT
R法を利用する平版印刷版が詳述されている。それによ
れば、上記平版印刷版を像露光し、DTR現像した後、
ハロゲン化銀乳剤層を温水で洗浄して除去し印刷版を作
製する。しかしこれらの特許は、ハロゲン化銀乳剤とア
ルミニウム板とが接触することにより生じるアルミニウ
ム板の腐食を防止することに向けられた技術であり、転
写銀画像の画質、インキ受理性、耐刷力の点では十分と
はいえないものであった。
【0008】一般に、平版印刷版に用いられるアルミニ
ウム支持体は、印刷時における湿し水に対する濡れ(保
水性)を良くするため、また感光層との密着を良くする
ため、その表面を粗面化することが行われる。この粗面
化処理(いわゆるグレイニング)には、ボールグレイニ
ング、ワイヤグレイニング、ブラシグレイニング等の機
械的粗面化処理、塩化物、フッ化物等で化学的にアルミ
ニウムを溶解することにより行う化学的粗面化処理、及
び電気化学的にアルミニウムを溶解することにより行う
電解粗面化処理、及びこれらの方法を併用した粗面化方
法が知られている。例えば特開昭48−28123号、
同53−123204号、同54−146234号、同
55−25381、同55−132294号、同56−
55291号、同56−150593号、同56−28
893号、同58−167196号、米国特許第2,3
44,510号、同第3,861,917号、同第4,
301,229号などがある。アルミ板の表面形状につ
いても、米国特許第2,344,510号は機械的粗面
化と電解粗面化を行い重畳的に複合した砂目構造、米国
特許第4,301,229号はピット径の累積度数分布
と中心線平均粗さ、米国特許第3,861,917号は
粗面の深さ、カナダ特許第955449号は粗面の山の
高さと直径、西ドイツ特許第1,813,443号は粗
面の高低差についてそれぞれ記載されている。
【0009】このような粗面化処理を行なった後、硫
酸、燐酸、硝酸あるいはそれらの混合液などの電解液中
で陽極酸化処理が施される。
【0010】このように印刷版用アルミニウム板の表面
処理は、平版印刷版の種類、印刷用途などによって、粗
面の形状、構造等の異なる極めて多くの粗面化アルミ板
が提案されている。しかし、本発明が対象とする平版印
刷版では、上記の印刷時における湿し水に対する濡れ
(保水性)を良くするため、また感光層との密着を良く
するためという機能に加えて、ハロゲン化銀の拡散転写
現像により、該アルミ表面上に形成される銀膜の印刷機
能に影響を与えること、具体的には、どのような表面形
状のアルミ板がインキ受理性、耐刷力の点で好ましいの
かについては知られていなかった。また、ハロゲン化銀
の拡散転写現像をコントロールして、高画質で、耐刷力
の点で好ましい銀画像を該アルミ表面上に形成させるた
めの諸因子についても、明らかにされていなかった。
【0011】マイクロフィルムから直接印刷版に出力す
るシステムでは、高感度のネガ・タイプの平版印刷版が
必要である。また、近年のエレクトロニクスの発達に伴
い、文字と画像の統合処理により、中間の製版フィルム
を介さずに、イメージセッターを通して、直接、印刷版
に出力しようとする試みがなされてきた。この際に、用
いられるイメージセッターは、アルゴン・レーザー、ヘ
リウム=ネオン・レーザー、赤色発光ダイオード(赤色
LED)、赤色半導体レーザー(赤色LD)、赤外半導
体レーザー(赤外LD)、等の走査型露光光源を用いて
いる。特開昭63−260491号、特開平3−116
151号、同4−282295号などの各公報に記載さ
れた、粗面化し陽極酸化したアルミニウム板を支持体と
し、その上に物理現像核を担持し、更にその上に感光性
ハロゲン化銀乳剤層を設けたモノシートタイプでDTR
法を利用する平版印刷版は、これらのイメージセッター
では、通常、露光された部分が、非画像部となるため、
出力の際に、画像反転出力を行う必要がある。また、装
置によっては、例えば、外型ドラムの場合のくわえの部
分などのように、露光できない部分が発生することもあ
る。従って、露光された部分が、画像部となる、ネガ・
タイプの平版印刷版が好ましい。しかしながら、このよ
うなネガ・タイプの平版印刷版については、特開平3−
116151号において、レーザー露光に有利との記載
はあるものの、その好ましい具体的態様については、明
らかにされてはいなかった。
【0012】本発明者等は、この目的を達成するため、
直径0.03〜0.30μmのピットを100μm2 当
たり500個以上有する粗面を有する特定のアルミニウ
ム板を支持体とし、物理現像核層と予めカブラされた直
接ポジ用ハロゲン化銀乳剤が順次塗布された平版印刷版
を提案した。しかしながら、上記の用途には、更に、高
感度で、且つ、画質に優れたものが要求されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解決し、高感度で、画質、及び、耐刷力の改善さ
れたネガ・タイプの平版印刷版を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ア
ルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像
核を有する平版印刷版において、 a.該ハロゲン化銀乳剤層が予めカブラされた直接ポジ
用ハロゲン化銀乳剤を塗布されたものであり b.該ハロゲン化銀乳剤が85モル%以上の塩化物を含
むハロゲン化銀乳剤粒子からなり、 c.該ハロゲン化銀乳剤粒子の表面は、増感色素を吸着
せしめ、且つ、臭化物により置換させたものであること
を特徴とする平版印刷版によって達成された。
【0015】本発明のハロゲン化銀乳剤は、予めカブラ
された直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤である。本発明にい
う、予めカブラされた直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤と
は、例えば、米国特許第3,501,307号に開示さ
れているように、該ハロゲン化銀乳剤粒子表面上が、予
め還元増感プラス金増感によりカブラされており、電子
受容性化合物を含むハロゲン化銀乳剤のことである。
【0016】本発明において用いられるハロゲン化銀乳
剤は、ハロゲン化銀粒子表面に適当なカブリを賦与され
たものであるが、これはハロゲン化銀乳剤にたいして、
還元剤と金化合物を併用してカブリを賦与される。還元
剤を用いる代わりに、乳剤の化学熟成時のpAgを低く
して金化合物を作用させることにより、カブラせること
もできる。
【0017】本発明で、ハロゲン化銀にカブリを賦与す
るために用いられる還元剤としては、ホルマリンの如き
アルデヒド化合物、ヒドラジン、トリエチレンテトラミ
ン、チオ尿素ジオキサイド、イミノ−アミノ−メタンス
ルフィン酸の如き無機還元剤、又はアミンボランの様な
還元剤等が好適に用いられる。
【0018】本発明で、ハロゲン化銀にカブリを賦与す
るために用いられる金化合物としては、例えば、塩化金
酸カリウム、塩化金酸、チオシアン酸金、等が好適に用
いられる。
【0019】本発明の直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤は、
上記の方法と、含硫黄化合物(例えば、チオ硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸カリウム、アリルチオ尿素、等)、又は
チオシアン酸化合物(例えば、チオシアン酸カリウム、
チオ硫酸アンモニウム等)と組み合わせることによって
も、カブらされることができる。
【0020】本発明において用いられる電子受容体は、
そのポーラログラフ半波電位、即ち、ポーラログラフィ
ーで決定されるその酸化還元電位によって特徴づけられ
る。本発明に有用な電子受容体は、ポーラログラフ陽極
電位とポーラログラフ陰極電位の和が正であるものであ
る。これらの酸化還元電位の測定法については、例えば
米国特許第3,501,307号明細書に記載されてい
る。
【0021】本発明において用いられる特に有効な電子
受容体は、ベルギー特許第660,253号明細書に記
載された、イミダゾ[4,5−b]キノキサリン・シア
ニン色素である。また、別の特に有効な電子受容体は、
米国特許第3,314,796号、同第3,505,0
70号等の各明細書に記載された、2位が芳香族置換さ
れたインドール・シアニン色素である。
【0022】本発明において、電子受容体は、ハロゲン
化銀1モル当り、0.1g〜2.0gの範囲の濃度で用
いられることが好ましい。更に好ましくは、0.2g〜
0.6gの範囲の濃度である。本発明において用いられ
る電子受容体の具体例としては、1,1’−ジメチル−
2,2’−ジフェニル−3,3’−インドロカルボシア
ニン・ブロマイド、2,2’−ジ−p−メトキシフェニ
ル−1,1’−ジメチル−3,3’−インドロカルボシ
アニン・ブロマイド、1,1’−ジメチル−2,2’,
8−トリフェニル−3,3’−インドロカルボシアニン
・パークロレート、1,3−ジアリル−2−[2−(9
−メチル−3−カルバゾリル)ビニル]イミダゾ[4,
5−b]キノキサリウム・p−トルエンスルホネート、
1,3−ジエチル−1’−2’フェニル・イミダゾ
[4,5−b]キノキサリノ−3’−インドロカルボシ
アニン・アイオダイド、1,1’,3,3’−テトラエ
チルイミダゾ[4,5−b]キノキサリノカルボシアニ
ン・クロライド、1,1’,3,3’−2−フェニル−
3−インドロピロロ[2,3−b]ピリドカルボシアニ
ン・アイオダイド、1,1’,3,3,3’,3’−ヘ
キサメチルピロロ[2,3−b]ピリドカルボシアニン
・パークロレート、1,1’,3,3−テトラメチル−
5−ニトロ−2’−フェニルインド−3’−インドカル
ボシアニン・アイオダイド、1,1’,3,3,3’,
3’−ヘキサメチル−5,5’−ジニトロインドカルボ
シアニン・p−トルエンスルホネート、3’−エチル−
1−メチル−2−フェニル−6’−ニトロ−3−インド
ロチアカルボシアニン・p−トルエンスルホネート、ピ
ナクリプトール・イエロー、5−m−ニトロベンジリデ
ンローダニン、5−m−ニトロベンジリデン−3−フェ
ニルローダニン、1,3−ジエチル−6−ニトロチア−
2’−シアニン・アイオダイドのヨウ化物、等が挙げら
れる。
【0023】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀乳
剤の種類としては、85%以上の塩化銀からなる塩化
銀、塩臭化銀、塩ヨウ化銀、塩ヨウ臭化銀等から選択さ
れる。塩化銀が85%未満になると、画質が劣化し、耐
刷力が低下する。
【0024】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は8
5%以上の塩化物を含むハロゲン化銀粒子から成るもの
であり、該ハロゲン化銀粒子の表面は、増感色素を吸着
せしめ、且つ、臭化物により置換させたものである。
【0025】本発明に用いられる増感色素は、直接ポジ
ハロゲン化銀乳剤を増感するために用いられる公知の増
感色素である。その増感され得る波長域に特に制限はな
いが、走査型露光光源の発光波長領域で感光するよう
に、増感されうる。従って、アルゴン・レーザー用増
感、赤色半導体レーザー(赤色LD)用増感、赤外半導
体レーザー(赤外LD)用増感、ヘリウム=ネオン・レ
ーザー用増感、赤色発光ダイオード(赤色LED)用増
感もなし得る。その中では、特公昭47−9307号明
細書に記載されている光学電子受容体であることが好ま
しい。
【0026】本発明に用いられる増感色素は、化1の一
般式で表される化合物であることが好ましい。
【0027】
【化1】
【0028】ここに、R1、R2及びR3 は各々アルキル
基(例えば、メチル、エチル、プロピル、又はブチ
ル)、を表し、Xはアニオン(例えば、クロライド、ア
イオダイド、ブロマイド、p−トルエンスルホネート、
メチル・サルフェート、パークロレート、チオシアネー
ト、スルホネート、ブロマイド等)、Qは6−ニトロベ
ンゾチアゾール核、イミダゾ[4・5−b]−キノキサ
リン核又はピロロ[2・3−b]ピリデン核、例えば、
化2の一般式で表される核の如きトリメチン・シアニン
色素を作るべき核を完成するに必要な原子群を表す。こ
の種の有用な色素の代表的なものは1・1・3・3・
3’・3’−ヘキサメチルピロロ[2・3−b]ピリド
カルボシアニン塩(例えばパークロレート)である。
【0029】
【化2】
【0030】また、本発明に用いられる増感色素は、2
−芳香族置換インドール核を有するトリメチンシアニン
色素であり、化3の一般式で表される化合物であること
が好ましい。
【0031】
【化3】
【0032】ここに、Xはアニオンであり、Aはアリー
ル置換基、例えば、フェニル、であり、R11及びR12
それぞれアルキル基、好ましくは炭素数1〜8のアルキ
ル基を表わし、Yは水素またはアリール基を表わす。
【0033】更に、本発明に用いられる増感色素は、対
称形のイミダゾ[4・5−b]−キノキサリン・トリメ
チン・シアニン色素であり、化4の一般式で表される化
合物であることが好ましい。
【0034】
【化4】
【0035】ここに、Xはアニオンであり、R7,R8
9 及びR10はそれぞれアルキル基(例えばメチル、エ
チル、プロピル又はブチル)の如き置換基を表わす。
【0036】本発明に用いられる増感色素は、ブルーカ
ー及びヴァンレアーのベルギー特許第660,253号
明細書に記載されたものである。
【0037】本発明において用いられる臭化物は、臭化
ナトリウム、臭化カリウム等の水溶性臭化物である。
【0038】本発明において用いられる臭化物の添加量
は、添加された際、ハロゲン化銀乳剤のEAgが60m
V以下になるように設定されるのが好ましく、ハロゲン
化銀1モル当り、0.03〜0.2モルの範囲が好まし
い。
【0039】他のハロゲン化物、例えば、塩化物、フッ
化物では、EAg60mV以下とすることは実質上困難
であり、ヨウ化物では高照度での感度アップが生じな
い。
【0040】EAgは、比較電極として、塩化銀電極を
用いた場合の銀電位で表わす。EAgが60mVを越え
ると、高照度で感度低下が生じる。
【0041】本発明に用いられるアルミニウム支持体
は、印刷用として用いられる表面処理されたアルミニウ
ム版であり、一般的に行われる粗面化処理(いわゆるグ
レイニング)がなされたものである。その粗面化には、
前述のごとく、機械的粗面化処理、化学的粗面化処理、
及び電解粗面化処理、及びこれらの方法を併用した粗面
化方法が用いられる。本発明においては、直径0.03
〜0.30μmのピットを100μm2 当たり500個
以上有し、且つそれらのピットの平均直径が0.05〜
0.20μmである粗面のアルミニウム板が好ましい。
【0042】本発明者等は、本発明が対象とする平版印
刷版において、画質、インキ受理性、耐刷力を支配する
転写現像銀の出来方がアルミ板の粗面状態及びハロゲン
化銀のハロゲン組成に関係しているのではないかとの考
えに基づいて鋭意検討した結果、極めて微小なピット
(孔)が多数存在する粗面化され陽極酸化されたアルミ
板を用いること、及び、塩化銀主体のハロゲン化銀乳剤
を用いて拡散転写をコントロールすることにより、画質
に優れ、印刷に対して非常に強固な転写銀を形成するこ
とを見出だした。即ち、前述した特定の粗面アルミニウ
ム板を用いている本発明の平版印刷版は、塩化銀主体の
ハロゲン化銀乳剤層中で、拡散転写現像液に含まれるハ
ロゲン化銀溶剤により、速やかに溶解され、該アルミ表
面上に拡散され、多数の微小ピットの存在により好まし
い拡散コントロールが生じ、高画質につながるものと推
定している。即ち、塩化銀主体乳剤は、臭化銀主体乳剤
と比べ、臭素イオンの放出による強烈な現像抑制が生じ
ることがなく、画像再現性を劣化させることがない。ま
た、好ましい拡散転写現像により、転写銀が多数の微小
ピットの中に形成されて投錨的効果を有し、しかもその
転写銀が連続した緻密な親油性の層を形成してアルミ板
に接着しているため、長い印刷でも転写銀が欠落せず、
高耐刷力を示すものと考えられる。
【0043】本発明に用いられる粗面化され陽極酸化さ
れたアルミ板は、走査型電子顕微鏡を用い50,000
倍位の拡大倍率の写真により、容易に確認することがで
きる。ピットは0.03〜0.30μmの直径を有する
ものが100μm2 当たり500個、好ましくは約1,
000個以上存在する。上限は約15,000個までが
好ましい。0.03〜0.30μmの直径を有するピッ
トの平均直径は0.05〜0.20μm、好ましくは
0.05〜0.15μmである。ピットの直径は、円形
以外の形状のものについてはその直径は円形と見做した
ときの寸法である。このピットの中心深さは、ピットの
直径に対して1/3(0.01〜0.10μm)以上、
好ましくは1/2(0.015〜0.15μm)〜3
(0.03〜0.90μm)くらいが望ましい。
【0044】前記の特開昭56−28893号公報には
機械的粗面化と化学的エッチングおよび電解粗面化を併
用することによりアルミニウム表面にプラトー(第1次
構造)とピット(プラトーの表面に出来る第2次構造)
からなる複合構造の砂目が記載されている。本発明の微
小ピットは、平均直径3〜15μmの大きなピット(プ
ラトー)の上に存在する複合構造を有するものが好まし
い。微小ピットの投影面積は5〜40%程度が好まし
く、前記の大きなピット(プラトー)の投影面積は50
〜95%程度が好ましい。中心線平均粗さ(Ra)は
0.3〜1.0μmの範囲が好ましい。このような本発
明の表面形状を有するアルミ板は、機械的粗面化処理、
化学的粗面化処理、電解粗面化処理の条件、陽極酸化処
理する方法によって比較的容易に見出すことができる。
前記の微小ピットが500個より少いか若しくは前記の
微小ピットが無く大きなピット(プラトー)のみの場
合、さらに平均直径0.30μmのピットが100μm
2 当たり500個以上の場合であっても本発明の平版印
刷版に比べて劣ったインキ受理性と耐刷力しか得られな
い。
【0045】本発明に用いられる粗面化され陽極酸化さ
れたアルミ板の陽極酸化層の厚みは約0.3〜3.0μ
mの範囲が好ましい。尚、陽極酸化処理に先立ってデス
マット処理を施すことが好ましい。すなわち、粗面化処
理したアルミニウム基板を、10〜50%の熱硫酸(4
0〜60℃)や希薄なアルカリ(水酸化ナトリウム等)
で処理することにより表面に付着したスマットが除去さ
れる。
【0046】また、陽極酸化処理を行なった後、必要に
応じて後処理を行うことが出来る。例えば、英国特許第
1,230,447号に開示されたポリビニルホスホン
酸の水溶液中に浸漬処理する方法が用いられる。また、
必要に応じて、親水性高分子の下塗層を設けることも可
能であるが、その上に設ける感光層の性質により取捨選
択される。
【0047】本発明の印刷版の感光性ハロゲン化銀乳剤
層には保護コロイドとして各種親水性コロイドを用いる
ことができる。即ち、酸処理ゼラチン、アルカリ処理ゼ
ラチン、ゼラチン誘導体、グラフト化ゼラチン等各種ゼ
ラチンを用いることが出来る他、ポリビニルピロリド
ン、各種でんぷん、アルブミン、ポリビニルアルコー
ル、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、等の
親水性高分子化合物を含有させることが出来る。用いら
れる親水性コロイドとしては、ゼラチン、ゼラチン誘導
体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が
挙げられるが、好ましくは、物理現像後の親水性コロイ
ド層の剥離性を容易にするために実質的に硬膜剤を含ま
ない親水性コロイド層を用いることが望ましい。
【0048】ハロゲン化銀結晶は、ロジウム塩、イリジ
ウム塩、パラジウム塩、ルテニウム塩、ニッケル塩、白
金塩等の重金属塩を含んでいてもよく、添加量はハロゲ
ン化銀1モル当り10-8〜10-3モルである。ハロゲン
化銀の結晶形態に特に制限はなく、立方体ないし14面
体粒子、さらにはコアシェル型、平板状粒子でもよい。
ハロゲン化銀結晶は、単分散、多分散結晶であってもよ
く、その平均粒径は0.2〜0.8μmの範囲である。
【0049】物理現像核層の物理現像核としては、公知
の銀錯塩拡散転写法に用いられるものでよく、例えば
金、銀等のコロイド、パラジウム、亜鉛等の水溶性塩と
硫化物を混合した金属硫化物などが使用できる。保護コ
ロイドとして各種親水性コロイドを用いることもでき
る。これらの詳細及び製法については、例えば、フォー
カル・プレス、ロンドン ニューヨーク(1972年)
発行、アンドレ ロット及びエディス ワイデ著、「フ
ォトグラフィック・シルバー・ハライド・ディヒュージ
ョン・プロセシズ」を参照し得る。
【0050】本発明で用いられる現像液には、現像主
薬、例えばポリヒドロキシベンゼン類、3-ピラゾリジノ
ン類、アルカリ性物質、例えば水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化リチウム、第3燐酸ナトリウム、あ
るいはアミン化合物、保恒剤、例えば亜硫酸ナトリウ
ム、粘稠剤、例えばカルボキシメチルセスロース、カブ
リ防止剤、例えば臭化カリウム、1−フェニル−5−メ
ルカプトテトラゾール、現像変成剤、例えばポリオキシ
アルキレン化合物等の添加剤等を含ませることが出来
る。
【0051】現像液のpHとして通常約10〜14、好
ましくは約12〜14であるが、使用する平版印刷版の
アルミニウム支持体の前処理(例えば陽極酸化)条件、
写真要素、所望の像、現像液中の各種化合物の種類及び
量、現像条件等によって異なる。
【0052】ゼラチン層を除去するためのウォッシュオ
フは、温度20〜30℃程度の流水で洗い流すことによ
って行なうことが出来る。
【0053】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。
【0054】実施例1 電解粗面化処理と陽極酸化によって、平均直径約5μm
のプラトー上に直径0.03〜0.30μmのピットを
100μm2 当たり約5,600個有し、且つそれらの
ピットの平均直径が0.08μmである厚さ0.30mmのア
ルミニウム板(A)を得た。このアルミ板は粗面化処理
後に陽極酸化したものであり、平均粗さ(Ra)は0.
5〜0.6μmであった。このアルミ支持体上にカレー
・レー(Carey Lea )法により作成された銀ゾルからな
る物理現像核液を塗布した。
【0055】不活性ゼラチンの水溶液を60゜Cに保
ち、強く攪拌しながら、塩化ナトリウム水溶液を同時に
4ml/min の添加速度で加えることにより、塩化銀乳剤
を調整した。これらの乳剤粒子は平均サイズが0.3μ
であり、晶癖は立方体であり、全粒子の90重量%以上
が平均粒子サイズの±30%以内に含まれていた。こう
して得られた乳剤を通常の方法で、沈澱、水洗処理を行
った後、再溶解し、ゼラチン溶液を加えて、ゼラチン対
銀の重量比を1:1にした。(原乳剤A)
【0056】次に、0.01mole/mole Ag となるよう
にヨウ化カリウム水溶液を加え、pH6.5、EAg2
30mVに調整して、二酸化チオ尿素及び塩化金酸カリ
ウムを加え、60゜Cで90分熟成して、カブらせた。
この後、pHを5.5とし、化5の色素300mg/mole
Ag 及び、ピナクリプトール・イエロー200mg/mole
Ag を加え、8.5モル%/mole Ag に相当する臭化カ
リウム水溶液を加えて、EAgを5mVとした。EAg
は、40゜Cで測定した。次に、硬膜剤及び界面活性剤
を加え、pH=6.5に調整して、直接ポジ用ハロゲン
化銀乳剤を作成し、上記の処理を施し、物理現像核液を
塗布したアルミ支持体上に塗布した。(A−1)
【0057】
【化5】
【0058】比較として、8.5モル%/mole Ag に相
当する臭化カリウム水溶液を加えることを除き、EAg
を120mVとすること以外同様にして、直接ポジ用ハ
ロゲン化銀乳剤を作成し、上記の処理を施し、物理現像
核液を塗布したアルミ支持体上に塗布した。(A−2)
【0059】このようにして得られた平版印刷版に外型
ドラムのアルゴン・レーザー出力機を用いて画像出力を
行い、特開平4−282295号公報の実施例1に記載
の拡散転写現像液に、N−メチルエタノールアミン10
ml/l加えた現像液で現像を行なった後、直ちに流水
でゼラチン層を洗い流し(ウォッシュオフ)した。
【0060】比較の平版印刷版A−2と比べ、本発明の
平版印刷版A−1は、レーザーパワーが1/20であ
り、本発明の目的である高感度化が達成されている。ま
た、出力機の感材のくわえ部分に銀の析出が無く、印刷
に好ましい状態となっている。この様にして作成した平
版印刷板を、印刷機ハイデルベルグTOK(Heidelberg
社製オフセット印刷機の商標)にかけ印刷したところ、
5万枚の印刷ができた。また、画質は良好であった。
【0061】本発明であるネガ・タイプの印刷版A−1
は高感度で、且つ、高画質であり、また、耐刷力に優
れ、外型ドラムタイプの出力機でも、露光不可部の銀析
出が無く、本発明の目的に適したものである。
【0062】実施例2 電解粗面化処理の違いと陽極酸化によって、以下の表1
に示す表面形状の厚さ0.30mmのアルミニウム板を得た。
【0063】
【表1】
【0064】表1において、ピット数は平均直径約5μ
mのプラトー上に存在する直径0.03〜0.30μm
のピットを100μm2 当たりの個数であり、平均直径
はそれらのピットの直径の平均値である。これらのアル
ミ板の平均粗さ(Ra)は0.5〜0.6μmであっ
た。
【0065】これらのアルミ支持体上にカレー・レー
(Carey Lea )法により作成された銀ゾルからなる物理
現像核液を塗布した。以下、実施例1と同様にして、平
版印刷版A−1、B−1、C−1、D−1、及びE−1
を作製した。
【0066】このようにして得られた平版印刷版に像露
光を行った後、特開平4−282295号公報の実施例
1に記載の拡散転写現像液に、N−メチルエタノールア
ミン10ml/l加えた現像液で現像を行なった後、直
ちに流水でゼラチン層を洗い流し( ウォッシュオフ) し
た。版面が乾かないうちに版面保護液を脱脂綿等で塗布
し乾燥させる。この様にして作成した平版印刷板を、印
刷機ハイデルベルグTOK(Heidelberg社製オフセット
印刷機の商標)にかけ、画質及び耐刷力を評価した。
【0067】画質については、密着原稿を通して露光さ
れ、現像された印刷版面上で、10μmのネガ罫線及び
ポジ罫線が同時に再現できるものを○とし、15μmの
ネガ罫線及びポジ罫線が同時に再現できるものを△と
し、20μmのネガ罫線及びポジ罫線が同時に再現でき
るものを×とした。インキは、大日本インキ社製ニュー
チャンピオンFグロス墨Nを用い、耐刷力は版圧を5ミ
リに設定して画像部のインキ乗りの不良、あるいは線飛
びが生じる時のいずれかにより印刷が不可能となったと
きの印刷枚数で評価した。結果を表2に示す。
【0068】
【表2】
【0069】表2の結果より明かなように、直径0.0
3〜0.30μmのピットを100μm2 当たり500
個以上有し、且つそれらのピットの平均直径が0.05
〜0.20μmであるアルミ板を用いた平版印刷版A−
1、B−1、及び、C−1は画質、及び、耐刷力に優れ
たものであることが判った。一方、ピットの平均直径が
0.20μm以上のアルミ板を用いた平版印刷版D−
1、及び、E−1は、これらの点で、本発明に劣る。
【0070】実施例3 実施例1のアルミニウム板(A)にカレー・レー(Care
y Lea )法により作成された銀ゾルからなる物理現像核
液を塗布した。さらに乾燥後、表2に示されたハロゲン
組成で平均粒子サイズ約0.3μmのハロゲン化銀乳剤
粒子を含む乳剤を用いること以外、実施例1と同様にし
て、直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤を作成し、乳剤層を塗
布乾燥し感光性平版印刷版を作成した。
【0071】このようにして得られた平版印刷版に実施
例2と同様にして、露光・現像処理を行い、直ちに流水
でゼラチン層を洗い流し( ウォッシュオフ) した。版面
が乾かないうちに版面保護液を脱脂綿等で塗布し乾燥さ
せる。以下、実施例2と同様にして、印刷評価を行い、
表3の結果を得た。
【0072】
【表3】
【0073】表3の結果より明かなように、塩化銀含有
量は画質、及び、耐刷力に影響を与えることが判った。
【0074】
【発明の効果】露光不可部の銀析出が無く、画質に優
れ、且つ、極めて高い耐刷性能を有するネガ・タイプの
平版印刷版を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤
    層の間に物理現像核を有する平版印刷版において、 a.該ハロゲン化銀乳剤層が予めカブラされた直接ポジ
    用ハロゲン化銀乳剤を塗布されたものであり b.該ハロゲン化銀乳剤が85モル%以上の塩化物を含
    むハロゲン化銀乳剤粒子からなり、 c.該ハロゲン化銀乳剤粒子の表面は、増感色素を吸着
    せしめ、且つ、臭化物により置換させたものであること
    を特徴とする平版印刷版。
  2. 【請求項2】 直径0.03〜0.30μmのピットを
    100μm2 当たり500個以上有し、且つそれらのピ
    ットの平均直径が0.05〜0.20μmである粗面の
    アルミニウム板を支持体とする請求項1記載の平版印刷
    版。
  3. 【請求項3】 ピットの深さが直径の1/3以上である
    請求項2記載の平版印刷版。
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