JPH0756319B2 - Vベルト - Google Patents

Vベルト

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JPH0756319B2
JPH0756319B2 JP61100394A JP10039486A JPH0756319B2 JP H0756319 B2 JPH0756319 B2 JP H0756319B2 JP 61100394 A JP61100394 A JP 61100394A JP 10039486 A JP10039486 A JP 10039486A JP H0756319 B2 JPH0756319 B2 JP H0756319B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の無段変速機等に用いられるVベルト
に関する。
(従来の技術) 従来のVベルトとしては、例えば、特開昭57−22442号
公報に記載されているようなものが知られている。
この従来のVベルトは、相互に重ね合せたリンクプレー
ト100から成る複数のリンクプレート100の組と、前記リ
ンクプレート100の関節作用を可能となす様に各個のリ
ンクプレート100の組を相隣るリンクプレート100の組に
連結するピン101と、各相隣るピン101,101の間に配置さ
れ、駆動装置と接触する様に附形された側縁を有する荷
重ブロック102とより構成されたものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のVベルトにあっては、
リンクプレート100とピン101とによって構成されるチェ
ーンが単列であり、荷重ブロック102はリンクプレート1
00に支持される(以下リンクマウントという)構造であ
ったため、従来のVベルトがプーリに巻き付く時には、
第14図に示すように、相隣るピン1011,1012を結ぶ線
(ピッチ線pl′)を一辺とする多角形的な巻き付け方で
あり、プーリに最初に接触噛み合い始めるリンクプレー
ト1001のピン1011位置p1′は、半ピッチ(ピッチ=ピン
間距離)進むとp2′の位置となり、半径方向に変位して
振幅ΔL′による弦振動が発生する。
ここで振幅ΔL′は、 R;走行半径 θ;半ピッチ回転角 であらわされる。
従って、大きな振幅ΔL′による弦振動が発生すること
になり、接触噛み合い時にプーリと荷重ブロックとが衝
突する衝突音が発生したり、また、Vベルトの全長が一
定であるため振幅ΔL′の弦振動によりVベルトが伸び
たり、プーリの入力軸間距離が変化して軸振動が発生
し、ケースを共鳴箱として外部に騒音を発生してしまう
という問題点があった。
特に、ピッチが一定なためベルトピッチ1次に相当する
周波数の騒音が異常に大きくなる。
一方、ピッチが長ければ長い程、弦振動の振幅ΔLも大
きく音の発生エネルギも大きくなることが知られてい
る。
例えば、Vベルト走行半径R=50mm,Pich=8mm,4mmにつ
いて振幅ΔLを計算すると、 ΔL8=0.16mm ΔL4=0.04mm となり、Pichの2乗に比例して振幅ΔLが大きくなるこ
とがわかる。
以上のことから騒音低域には、半径方向の運動成分が減
少するようにピッチを短かくすることが有効であるが、
現状のチェーンではピッチを短かくすると、ピン径,リ
ンクプレート幅が小さくなり、強度が低下する。このた
め、排気量2程度の自動車に適用するにはPich9.5mm
〜8mm程度が限界である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、第1の発
明である特許請求の範囲第1項記載のVベルトでは、多
数のリンク要素と、該リンク要素を関節作用が可能に連
結させるピンと、で構成されるチェーン単位と、前記チ
ェーン単位を複数用意し、少なくとも一対の隣接するチ
ェーン単位のピン位置をピッチ方向に互いにずらして並
列に複数配列させたチェーンと、前記チェーンを構成す
るチェーン単位の数に対応する複数のチェーン窓とピン
接触部とを有し、複数のチェーン単位をまとめて包囲す
る荷重ブロックと、を備えていることを特徴とする。
第2の発明である特許請求の範囲第2項記載のVベルト
では、多数のリンク要素と、該リンク要素を関節作用が
可能に連結させるピンと、で構成されるチェーン単位
と、前記チェーン単位を複数用意し、少なくとも一対の
隣接するチェーン単位のピン位置をピッチ方向に互いに
ずらして並列に複数配列させたチェーンと、前記チェー
ンを構成するチェーン単位の数に対応する複数のチェー
ン窓とピン接触部とを有し、複数のチェーン単位をまと
めて包囲すると共に、チェーン窓のうちピンに接触する
チェーン窓の外面両側位置に、ピンのほぼ半円筒部分を
収納するピン収納凹部が形成されている荷重ブロック
と、を備えていることを特徴とする。
(作 用) 第1の発明の作用を説明する。
第1の発明のVベルトでは、チェーン単位を複数用意
し、少なくとも一対の隣接するチェーン単位のピン位置
をピッチ方向に互いにずらして並列に複数配列させたチ
ェーンと、チェーンを構成するチェーン単位の数に対応
する複数のチェーン窓とピン接触部とを有し、複数のチ
ェーン単位をまとめて包囲する荷重ブロックとによると
構成としていることで、各チェーン単位のピンピッチは
所定のピッチ長のままであっても、ピン位置のピッチ方
向のずれにより、各チェーン単位で発生する弦振動は位
相がずれて振幅を小さくするように作用し、チェーン全
体としてのピンピッチが実質的に短くなったのと同様な
弦振動を示す。
このように、各チェーン単位は所定のピッチ長を保持で
きることで、高チェーン強度が確保されると同時に、弦
振動の振幅が小さくなるので、プーリへの接触噛み合い
時の騒音が低減される。
第2の発明の作用を説明する。
駆動側と従動側のプーリにVベルトを掛け渡しての動力
の伝達は、リンク要素に作用する2つのベルト張力の差
で行なわれるが、プーリと接触するのは荷重ブロックの
みであり、動力はピンを介してリンク要素に伝わる。従
って、動力の伝達は、駆動プーリ→駆動プーリに巻き付
いた荷重ブロック→ピン→リンク要素→ピン→リンク要
素→…→リンク要素→ピン→従動プーリに巻き付いた荷
重ブロック→従動プーリとなる。このように、荷重ブロ
ックとピンとが接触しないと動力は伝達されない。
ここで、ピンを収納するピン収納凹部がないと、荷重ブ
ロックとピンとは接触面積の小さい線接触状態となり、
ピンの安定性が悪く、弦振動の要因となるし、荷重ブロ
ックが薄くなるし面圧が大となることで耐久性が低下す
る。
また、荷重ブロックにピンを貫通状態で設けると、荷重
ブロックとピンとの接触面積が大きくなるし、ピンの安
定性は高まるものの、本願発明のように、ピン位置をず
らして配置した場合、荷重ブロックの形状がプランビュ
ーでみた場合、段差形状となり、しかもピンを貫通でき
るだけの十分な厚みを要することで、プレス加工等が適
用できず、加工性や生産性や組み付け性が悪化する。
これに対し、第2の発明では、荷重ブロックのチェーン
窓のうちピンに接触するチェーン窓の外面両側位置に、
ピンのほぼ半円筒部分を収納するピン収納凹部が形成さ
れているため、荷重ブロックとピンとの接触面積が十分
確保されるし、ピン位置がずれていても荷重ブロックを
平板形状とすることができ、動力伝達時の安定性とベル
ト耐久性の向上と良好な加工性・生産性・組み付け性を
図ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。尚、この
実施例を述べるにあたって、自動車用無段変速機に用い
られるVベルトを例にとる。
まず、第1実施例の構成を説明する。
第1実施例のVベルトA1は、第3図に示すように、駆動
側プーリ1のV溝1aと従動側プーリ2のV溝2aとに掛け
渡されるもので、駆動側プーリ1は駆動側固定プーリ10
1と駆動側可動プーリ102とから構成され、従動側プーリ
2は従動側固定プーリ201と従動側可動プーリ202とから
構成されている。
尚、両可動プーリ102,202が外力(油圧力やバネ力や遠
心力等)により回転方向は一体回転し、かつ、軸方向に
移動し、VベルトA1の回転半径を変えることで無段変速
比が得られる。
VベルトA1は、第1図,第2図及び第4図,第5図に示
すように、第1チェーン3(特許請求の範囲に記載のチ
ェーン単位に相当)、第2チェーン4(特許請求の範囲
に記載のチェーン単位に相当)、荷重ブロック5によっ
て構成されているもので、以下各構成要素を具体的に述
べる。
前記第1チェーン3及び第2チェーン4は、前記駆動側
プーリ1及び従動側プーリ2から加わるVベルトA1への
引張力を受ける部材で、同構造の第1チェーン3と第2
チェーン4は、ピン位置を半ピッチ(1/2l)だけベルト
長さ方向にずらして並列に配列されている。
そして、第1チェーン3は、第1リンクプレート31と第
1ピン32により構成され、第2チェーン4は第2リンク
プレート41と第2ピン42により構成されている。
尚、前記第1リンクプレート31及び第2リンクプレート
41は、長円板状の金属材により形成され、ベルト幅方向
に9枚配列され、ベルト長さ方向に交互に重ね合せ状態
で配列されている。
前記第1ピン32及び第2ピン42は、関節作用を可能とな
すように前記第1リンクプレート31及び第2リンクプレ
ート41を連結させる部材で、この第1ピン32及び第2ピ
ン42は第1リンクプレート31及び第2リンクプレート41
のピン穴31a,41aに差し込まれる。
前記荷重ブロック5は、前記駆動側プーリ1及び従動側
プーリ2から加わるVベルトA1への面圧力(プーリ推
力)を主に受ける部材で、ベルト長さ方向に隣接する第
1ピン32と第2ピン42との各ピン間位置に配置され、第
1チェーン3及び第2チェーン4を取り囲む形状に成形
された鍛造品で形成されている。
この荷重ブロック5には、第1図に示すように、両プー
リ1,2のV溝1a,2aに対応する傾斜面によるプーリ接触面
51,51と、前記第1チェーン3及び第2チェーン4に対
応する第1チェーン窓52及び第2チェーン窓53と、両チ
ェーン窓52,53の窓外面両側位置であって、一方は第1
ピン32に接触する位置に、他方は第2ピン42に接触する
位置に形成されるピン収納凹部54,55と、を備えてい
る。
尚、前記プーリ接触面51,51は、耐摩耗性を高めるため
に熱処理及び表面加工が施されている。
前記第1チェーン窓52及び第2チェーン窓53は、支柱部
56を中心として左右対称位置に開穴され、第1チェーン
3及び第2チェーン4に対して図面上下方向及び左右方
向にわずかの隙間t1,t2をもたせた窓形状としている。
前記ピン収納凹部54,55は、第1ピン32及び第2ピン42
のほぼ半円筒部分を収納する形状、すなわち対向する2
つのピン収納凹部54,54または55,55により第1ピン32ま
たは第2ピン42を挾持するように形成され、第1ピン32
と第2ピン42との間に配置する場合にはピン収納部54,5
5の位置が交互に異なるが、これは同形状の荷重ブロッ
ク5を組付け時に支柱部56を中心として交互に反転させ
た状態で組付けることで対応させている。
尚、支柱部56側のピン収納凹部54は、支柱部56の強度確
保のために袋穴形状であり、両側部57,57側のピン収納
凹部55は、開放穴形状である。
また、荷重ブロック5…同士が接触する両面には、両プ
ーリ1,2に巻き付く時の接触干渉を防止するため逃げ傾
斜面58,58が形成されている。
次に、第1実施例の作用を説明する。
(イ)VベルトA1の組付け時 VベルトA1の組付け時には、第1リンクプレート31及び
第2リンクプレート41に対する荷重ブロック5の組付け
を先行させながら、隣接する荷重ブロック5のピン収納
凹部54,55で形成される円筒状空間とピン穴31a,41aとに
外側から各ピン32,42を差し込み、圧入やカシメ等で各
ピン32,42を荷重ブロック5側に固定して組付けが行な
われる。
尚、各ピン32,42と荷重ブロック5との固定は、ピン収
納凹部55の開放端に段差を形成しておいて、荷重ブロッ
ク5の上下方向ガタを利用し、荷重ブロック5を持ち上
げたり、逆に押し下げたりして段差内に各ピン32,42を
押し込み、使用時には段差により各ピン32,42が抜けな
いようにしてもよい。
(ロ)VベルトA1の使用時 第3図に示すように、VベルトA1を駆動側プーリ1と従
動側プーリ2とに掛け渡しての使用時で、VベルトA1が
プーリに巻き付く時には、第6図に示すように、相隣る
第1ピン32と第2ピン42とを結ぶピッチ線plを一辺とす
る多角形的な巻き付き方となり、プーリに最初に接触噛
み合いを始めるリンクプレート311の第1ピン321位置p1
は、半ピッチ進むとp2の位置となり振幅ΔLによる弦振
動が発生する。
しかしながら、実施例では、両チェーン3,4のピン位置
を1/2ピッチだけずらして配列させていることで、各チ
ェーン3,4で発生する弦振動の位相ずれにより、両リン
クプレート31,41及び荷重ブロック5を介して互いに半
径方向のリンク変位量を小さくするように、すなわち振
幅ΔLを小さくするように作用する。
つまり、第1チェーン3の第1ピン321が関節作用で半
径方向に離れようとするのに対し、この第1ピン321
前後位置に配置される第2ピン420,421は第1ピン321
中心Oに向かって近づけるように作用し、また逆に、第
2ピン421に対しても第1ピン321,322が同様に作用し、
VベルトA1の走行軌跡Dをほぼ内接円とする1/2lの長さ
のピッチ線plによる多角形が形成されることになる。
従って、各チェーン3,4のピッチはlであっても、チェ
ーン全体としては、ほぼ1/2ピッチ(1/2l)のチェーン
に近い振幅ΔLによる弦振動を示す。
以上説明してきたように、第1実施例のVベルトA1にあ
っては、第1チェーン3と第2チェーン4との第1ピン
32と第2ピン42とのピン位置を1/2ピッチずらして並列
に配列させたため、各チェーン3,4は所定のピッチ長l
を保持したままで、チェーン全体としては小さな振幅Δ
Lとなり、高いチェーン強度の確保と両プーリ1,2への
接触噛み合い時の騒音低減とが同時に達成される。
さらに、実施例では、各ピン32,42の1ピッチ間に2枚
の荷重リング5,5を配置するようにしていることで、荷
重リング5が両プーリ1,2へ接触するときの接触音の周
波数を可聴周波数より高い周波数に設定でき、この点か
らも騒音の低減を図ることができる。
次に、第7図〜第10図に示す第2実施例のVベルトA2に
ついて説明する。
この第2実施例のVベルトA2は、荷重ブロック6を、鋼
板材をプレス成形したプレス成形品による荷重ブロック
とした例である。
尚、第1チェーン3及び第2チェーン4については、第
1実施例と同様であるので図面に同一符号を付して説明
を省略し、また、荷重ブロック6についての説明も第1
実施例の荷重ブロック5における51〜57に対応する部分
に61〜67の符号を付すことで説明を省略する。
また、第2実施例のVベルトA2の作用効果は、第1実施
例と同様であり、加えて、前述のように、荷重ブロック
6をプレス成形品としたことで、鍛造品の荷重ブロック
に比べて、成形容易で、軽量で、コスト的にも有利であ
る。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、本発明のVベルトの適用分野としては、自動車
の無段変速機に限られず、動力伝達用ベルトとして実施
例以外のものに適用してもよい。
また、実施例ではチェーンが2列のものを示したが、3
列や4列に配列してもよいし、ピン位置も1/2ピッチの
ずらし方に限られず、1/3ピッチや1/4ピッチや、さらに
は荷重ブロックの厚みを変えることで不等ピッチにして
もよい。
具体例としては、第11図に示すように、ピン位置を互い
に1/2ピッチずらした3列のチェーンCa,Cb,Ca(チェー
ン幅b≒a+a)と荷重ブロックB1によるVベルトA3で
あってもよいし、第12図に示すように、ピン位置を1/3
ピッチずらした同じチェーン幅による3列のチェーンC
c,Cc,Ccと荷重ブロックB2によるVベルトA4であっても
よいし、第13図に示すように、ピン位置を互いに不等長
ピッチずらした2列のチェーンCd,Cdと厚みの異なる荷
重ブロックB3,B4によるVベルトA5であってもよい。
また、ピンとして、第14図〜第16図に示すように、互い
に背中合せのピン要素01,02により構成されるサイレン
トピン03を用いてもよく、この場合はサイレントピン03
を介しての駆動伝達が転がり伝達になるので、駆動ロス
を小さくすることができる。
尚、このサイレントピン03が用いられる場合は、ピン要
素01,02にピン回り止め用溝01a,02aが形成されると共
に、リンクプレート04にピン係止部04aとピン回り止め
用段差04bが形成されている。
(発明の効果) 以上説明してきたように、第1の発明のVベルトにあっ
ては、多数のリンク要素と、該リンク要素を関節作用が
可能に連結させるピンと、で構成されるチェーン単位
と、前記チェーン単位を複数用意し、少なくとも一対の
隣接するチェーン単位のピン位置をピッチ方向に互いに
ずらして並列に複数配列させたチェーンと、前記チェー
ンを構成するチェーン単位の数に対応する複数のチェー
ン窓とピン接触部とを有し、複数のチェーン単位をまと
めて包囲する荷重ブロックと、を備えている構成とした
ため、高いチェーン強度の確保と、プーリへの接触噛み
合い時の騒音の低減を同時に達成できるという効果が得
られる。
第2の発明のVベルトにあっては、多数のリンク要素
と、該リンク要素を関節作用が可能に連結させるピン
と、で構成されるチェーン単位と、前記チェーン単位を
複数用意し、少なくとも一対の隣接するチェーン単位の
ピン位置をピッチ方向に互いにずらして並列に複数配列
させたチェーンと、前記チェーンを構成するチェーン単
位の数に対応する複数のチェーン窓とピン接触部とを有
し、複数のチェーン単位をまとめて包囲すると共に、チ
ェーン窓のうちピンに接触するチェーン窓の外面両側位
置に、ピンのほぼ半円筒部分を収納するピン収納凹部が
形成されている荷重ブロックと、を備えている構成とし
たため、上記第1の発明の効果に加え、動力伝達時の安
定性とベルト耐久性の向上と良好な加工性・生産性・組
み付け性を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例のVベルトを示す図、第2図
は第1図に示すVベルトの右側面図、第3図は第1実施
例のVベルトを適用した無段変速機を示す概略図、第4
図は第1実施例のVベルトを示す平面図、第5図は第1
実施例のVベルトを示す側面図、第6図は第1実施例の
Vベルトの作用説明図、第7図は第2実施例のVベルト
を示す図、第8図は第7図に示すVベルトの右側面図、
第9図は第2実施例のVベルトを示す平面図、第10図は
第2実施例のVベルトを示す側面図、第11図,第12図,
第13図はVベルトの他例を示す概略平面図、第14図はサ
イレントピンを用いた実施例を示す図、第15図は第14図
I−I線による断面図、第16図は第14図II−II線による
断面図、第17図は従来のVベルトの作用説明図である。 3……第1チェーン 31……第1リンクプレート 32……第1ピン 4……第2チェーン 41……第2リンクプレート 42……第2ピン 5……荷重ブロック 52……第1チェーン窓 53……第2チェーン窓 54,55……ピン収納凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のリンク要素と、該リンク要素を関節
    作用が可能に連結させるピンと、 で構成されるチェーン単位と、 前記チェーン単位を複数用意し、少なくとも一対の隣接
    するチェーン単位のピン位置をピッチ方向に互いにずら
    して並列に複数配列させたチェーンと、 前記チェーンを構成するチェーン単位の数に対応する複
    数のチェーン窓とピン接触部とを有し、複数のチェーン
    単位をまとめて包囲する荷重ブロックと、 を備えていることを特徴とするVベルト。
  2. 【請求項2】多数のリンク要素と、該リンク要素を関節
    作用が可能に連結させるピンと、 で構成されるチェーン単位と、 前記チェーン単位を複数用意し、少なくとも一対の隣接
    するチェーン単位のピン位置をピッチ方向に互いにずら
    して並列に複数配列させたチェーンと、 前記チェーンを構成するチェーン単位の数に対応する複
    数のチェーン窓とピン接触部とを有し、複数のチェーン
    単位をまとめて包囲すると共に、チェーン窓のうちピン
    に接触するチェーン窓の外面両側位置に、ピンのほぼ半
    円筒部分を収納するピン収納凹部が形成されている荷重
    ブロックと、 を備えていることを特徴とするVベルト。
JP61100394A 1986-04-30 1986-04-30 Vベルト Expired - Lifetime JPH0756319B2 (ja)

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